JPH07507870A - 流量データ一致の改良されたシステムおよび方法 - Google Patents

流量データ一致の改良されたシステムおよび方法

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JPH07507870A
JPH07507870A JP6501605A JP50160594A JPH07507870A JP H07507870 A JPH07507870 A JP H07507870A JP 6501605 A JP6501605 A JP 6501605A JP 50160594 A JP50160594 A JP 50160594A JP H07507870 A JPH07507870 A JP H07507870A
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カードナー、デイビッド・ブイ
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イー・アイ・デュ・ポン・ドゥ・ヌムール・アンド・カンパニー(インコーポレーテッド)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 流量データ一致の改良されたシステムおよび方法係属中の特許出願に対する参照 本出願は、同時に提出され本出願の被譲渡人に譲渡されたDavid V、 C ardnerにヨル”SYSTEM AND METHOD FORIMPRO VED MODEL PRODLICT PROPERTY ESTIMAsE S”と 題する米国特許出願(弁護士ドケット1100.122000)に関連し、ここ での参照によりその出願の全体が本明細書に組み込まれる。
発明の背景 1、発明の分野 本発明は、流量データ一致(reconciliation)や、流量測定値か らの真の流量値の推定に関し、また、プロセス制御における流量データ一致の応 用に関する。
2、関連技術の説明 化学プロセスにおいて流量を測定するためにセンサが用いられるときいつでも、 得られたセンサ測定値は誤差を生じやすい。流量メータの精度は、流れ(str ea園)中の材料、流れの条件、および、センサに用いられる検知技術に依存し て変化し、流量メータの再現性は、付着物、使用経過または損傷により性能が劣 化するにつれ変化する。プラントは、保守の頻度によりセンサ性能を改善または 減少できる。
流量測定が化学プロセスにおいて臨界的な制御のため、または、タスクを監視す るために用いられるとき、いつでも、測定値に伴う不確定さのために、測定値よ りむしろ真の流量値を用いることが望ましい。特に、このことは、データの2つ の重要な用途(プロセスモデルへの入力、および、閉ループ制御に対する入力) に対して真実である。これらの用途において、不正確なデータは、誤った予測ま たは制御動作を生じることがあるので、プロセスの性能に悪く影響する。
プロセスの操作者は流量速度の完全な知識を持つことはできないけれども、より 正確な流量速度を得る複数の技法がある。多くの場合、単位操作での全流量が測 定される。質量保存の基本的技術原理を応用することにより、定常状態の材料バ ランスが単位操作に対して応用できるが、このことは、入る流量と出る流量との 差が0でなければならないことを述べている。
単位操作での全流量が測定されるとき、流量測定値は、この材料バランスの方程 式に代入できる。しかし、流量測定値の不正確さのために、これらの流量は、0 に等しくない。実際の和と正しいOの値との差は、その単位での誤差(または残 留誤差)である。そこで、各流量測定値は、バランス方程式の誤差をOに減少す るように調整できる。修正された流量値は、真の流量値の推定値である。通常の 技法が教えるところでは、ランダムな測定誤差を有するシステムにおいて、好ま しくは、各流量測定値と流量推定値との差の二乗の和を最小にすることにより流 量(複数)を調整する。
流量が単位において測定されないとき、残留誤差を計算する充分な情報がな(、 したがって、真の流量を推定する基礎がない。しかし、い(つかの場合には、失 われた値は、1つの単位から流出する流れであり、これは他の単位へ流入する流 れである。もしバランス方程式が両単位について記述されると、その流量値はバ ランスから消える。共通の流量値が、両単位についての唯一の失われた値ならば 、残留誤差は、両単位を合わせて計算でき、これにより、新しい流量推定値が作 成できる。次に、この失われた共通の流量値が、新しい流量推定値を用いたバラ ンスを完成することにより推定できる。通常の技法が教えるところでは、単一の 単位のバランスを作成して全流量を修正するには不十分な流量が測定されるとし ても、この方法は、単位(複数)のすべての組み合わせでのバランスを作成する ことにより、拡張できる。
各単位でのバランスを得るために質量保存を用いることに加え、現在の技術が示 唆するところでは、エネルギー保存の原理も適用できる。しかし、1つの単位で のエネルギー流量を計算するために、各法れのエンタルピーが計算されねばなら ず、さらに、直接のエネルギー流量(流れの加熱など)が推定されねばならない 。化学プロセスにおいて典型的である多成分の流れでは、流れの温度と成分の両 方が分かっている場合にのみ、流れエンタルピーが計算できる。通常は成分情報 はいくつかの流れにおいていくつかの成分についてのみ知られていて温度は失わ れているかもしれないので、この方法は、実用的には一般に有用ではない。
い(つかの通常の技法が教えるところでは、定常状態のバランスは、誤差を計算 するために構成される。しかし、これは、流量または残量(inventory )が変化するプロセスにこの技法が適用できないことを意味する。多くのプロセ スはダイナミックな流量または残量を有するので、これらの技法は、多くの重要 な状況に対処することができない。
さらに、いくつかの通常の技法が教えるところでは、各誤差が、修正された測定 値の大きさから生じる。このアプローチは、大きな流量における絶対的な誤差が 小さな流量に対して比較的大きな修正を起こしやすいという限界を有する。
原理的には、一致される流量の完全な1組が通常の方法により得られるであろう けれども、プラントは、典型的には、プラントにおける全単位でのバランスを構 成するのに充分な流量を測定しない。重要な流量測定値の欠除は、修正された推 定値を得る能力を厳しく制限することがある。
これを補償するために、追加のバランスが、2以上の単位を単独の材料バランス に組み合わせることにより構成できる。このことは、追加のバランスを構成する ことを可能にし、全流量が測定されるバランスを見いだす機会をさらに与える。
しかし、これらの技法は、自動的に実行することが非常に困難である。どの多重 単位のバランスが得られる推定値を完全にするかを同定することは複雑な探索手 順を要求する。したがって、十分なセンサデータがない場合、この技法の実行は 非常に困難である。特にこのアプローチの実行は、分析器が故障しかつプロセス においてランダムに点検される現実世界の情況では特に困難である。
さらに、いくつかの通常の技法が教えるところでは、生の流量データの修正値の 重み付は二乗誤差が加算され、その和が最小にされる。ここで、重みは、センサ 性能と流量の重要性についての従来の知識を基に選択される。しかし、このアプ ローチは、いくつかの流量センサが精度の大きな変化を起こし、または、起こす 可能性があるにもかかわらず、固定した重みを用いる。したがって、欠陥または 劣化により挙動が変化したセンサは、多くの関連するセンサに、不正確な修正推 定値を持たせるようになる。
他の技法(複数)は、全体の誤差の単純な最小化を教える。しかし、最小誤差を 見いだすために用いられるプロセスの結果が1以上のセンサの予測される修正値 と数倍異なった修正値に導く場合があり得る。これらの技法は、そのような問題 を検知することができない。
最後に、いくつかの通常の技法が教えるところでは、エンタルピーを計算するた めに流れの組成が分かっていなければならない。一般に組成はいくつかの流れで のいくつかの成分を除いては一般的には知られないので、通常の技法はエンタル ピーを計算するのに実用的でない。
発明の概要 本発明は、測定される真の流量をよりよく近似する流量データ出力信号を与える ための流量データ信号の改善された処理のためのシステムおよび方法である。
本発明が基礎とする一般的なアプローチは、一般に流量データー散性として知ら れている。
複数のセンサを、化学プロセスからの生の流量測定信号を発生するために用いる 。これらの信号は、そのプロセスにおける実際の流量速度を示す。これらの信号 を、コンピュータ用の形に変換し、測定される性質または組成とともに、流量デ ータ一致システムに人力する。化学プロセスの第1の原理のシミュレーションは 、できるだI:l多くのプロセス流量を定義するため、あらかじめ定義された流 量の推定値を出発値として用いて、コンピュータで実行する。測定されないプロ セス流量を、このシミュレーションにより予測し、予測した流量測定信号を生じ る。
この予測した流量測定信号は、生の流量測定信号と組み合わされて、流量測定信 号の完全な1組を形成する。
測定信号の完全な1組を、定常状態流量データ一致技法を用いて、コンピュータ で実行する流量データ一致モジュールにより処理する。このプロセスにおいて、 定常状態での全体の材料バランスを、各プロセス単位で構成する。1つの単位で の残留誤差がOでないときはいつでも、その単位での複数の流量の各々を、修正 因子により調整し、修正した流量信号を発生する。各々の生のまたは予測した流 量信号とその修正した流量信号との間の誤差を計算する。各々の生の流量測定信 号の誤差に、前もって定めた(a priori)重みを割り当てることができ 、この重みは、その信号からの誤差の影響を増加または減少する。バランス方程 式が満たすように、そして、二乗された誤差の和を最小にするように、修正因子 を選択する。
本発明のこの基本的な一致プロセスは、い(つかの方法で改善される。
第1に、ダイナミックなシミュレーションを使用でき、各プロセス単位について 、シミュレーションにより計算した蓄積項を、ダイナミック流量データ一致を実 行するために使用できる。このプロセスにおいて、残留誤差は、1単位での全流 量の和とその単位での蓄積との差である。ある場合には、蓄積の速度は直接に計 算できる。このことは、プロセスが定常状態でない場合でさえ、正確な修正され た流量信号を発生することを可能にする。
第2に、ダイナミックシミュレーションを、各流れ中の個々の成分の濃度(モル 分率、重量比など)を予測するために使用できる。この情報を、温度を示す信号 (複数)と単位からの直接の熱の入力/出力(複数)を組み合わせて、各流れに ついてエンタルピーを計算できる。これは、エンタルピーの一致の実行を可能に する。このプロセスにおいて、質量バランスよりはむしろエンタルピーバランス の誤差を、修正された流量信号推定値を完全にするために使用する。
第3に、1単位での種々の流量の中での残留誤差の分散を、修正した流量信号を 発生して改善するため、各々の生のまたは予測した流量測定値を、修正項と加算 するよりはむしろ修正因子と乗算し、次に、これらの1.0からの差の重み付け した二乗を最小にする。これにより、1単位での他の流量に対して小さい流量( 複数)について大きな調整をすることを防止する。
第4に、センサの欠陥と劣化を、2つの改善により、よりよく取り扱うことがで きる。信号の誤差についての重み付は因子を、誤差が大きいときに小さくできる 。これは、大きな誤差に伴うセンサの影響を減少する結果となる。また、生の流 量測定信号が大きな誤差を有するときに、各信号の誤差の統計的履歴を、決定値 を改善するために使用できる。これにより、ダイナミックなセンサ欠陥の影響を 減少し、また、一致した流量信号が一致プロセスにおいて計算誤差のために誤っ ている状況を同定する。
本発明の有用性は、本発明の信号処理を他の公知のまたは新規の機能と結合して 1つの全体のプロセス制御システムを作ることにより、さらによくなる。調節制 御器(PTLF制御器)、生産物性質制御器、統計的フィルタ、シミュレーショ ンモデル、調整(aligna+ent)機能、校正機能および比較機能を組み 合わせて、化学プロセスでの組成などの性質を制御するための本発明の強固で有 効な実施例を構成できる。
本発明の種々の観点は、個々に、または、組み合わせて使用できる。
図面の簡単な説明 本発明の以上の効果及び他の効果は、添付の図面を用いた以下の説明を参照する ことにより、さらによく理解される。ここに、第1図は、本発明の図式的な図を 示す。
第2図は、コンピュータを基にした流量一致システムおよび生産物性質制御シス テムとして実施される本発明の図である。
第3図は、モデル調整・生産物制御システムとして実施される本発明のブロック 図である。
第4図は、コンピュータを基にしたモデル校正・生産物性質修正・生産物性質制 御システムとして実施される本発明のブロック図である。
第5図は、コンピュータを基にしたプロセス流れ組成・生産物性質制御システム として実施される本発明の好ましい実施例のブロック図である。
発明の詳細な説明 本発明の好ましい実施例は、コンピュータを基にしたシステムであり、ここでは 「プロセス・オートパイロット」という。このプロセス・オートパイロットは、 液体、蒸気、気体、流動可能固体などの流動性材料を取り扱う生産方法における 組成・生産物性質の閉ループ制御を実行するためのシステムである。例として、 化学的生産プロセスプラント、精製装置または高分子処理プラントがある。
流れ組成または生産物性質の閉ループ制御が成功するためには、制御される各流 れ組成または生産物性質が、しばしば、正確に、かつ、高レベルの信頼性で、推 定されねばならない。本発明の種々の観点において、生の流量測定信号を処理し て、修正した流量測定信号を作成する。そして、この修正流量測定信号は、流れ 組成または生産物組成の要求される頻度の、正確で信頼できる推定値を与えるシ ミュレーションへの入力として使用できる。
好ましい実施例は、1以上の単位操作(operation)を備えるプラント において流れ組成または生産物性質の閉ループ制御を行うので、プロセス・オー トバイロフトと名付けられる。これは、通常の操作において操作者が介在するこ とを要求しないように、このプロセスを十分自動化する。
好ましい実施例は、多単位連続プロセス操作の制御において最もよく使用される 。しかし、このシステムは、バッチ操作にも適用できる。バッチ操作は、通常は 単一のプロセス単位で実行される連続的に変化する操作である。
ここで用いられるように、「生産物性質」は、任意のプロセス材料の物理的また は化学的特性の測定値または計算値である。性質は、材料に固有であることもあ り、最終用途の性能を示すこともある。「生産物性質」という用語は、化学工業 における液体または蒸気の流れに用いられるとき、一般に流れ組成を意味する。
成分の数と種類が定義するには多すぎる可能性がある石油精製操作において、生 産物性質は、カット(cut)ポイント温度、フラッシュ点、レイド(Reid )蒸気圧などの性質測定値により特徴づけることができる。固体の流れのための 生産物性質は、通常は、メルトインデックス、分子量分布、粒子径分布などの性 質をいう。
また、生産物性質は、塗料を作るために顔料が使用されるとき生じる光沢や、ガ ソリンのノッキング挙動などの、生産物の最終使用特性であってもよい。
圧力、温度、レベル、流量(PTLF変数という)の機器制御変数は、入力の変 動にもかかわらず、指定された定常状態で作動するプロセス機器を維持するため に制御される。また、あるPTLF変数は、操作者がプロセス機器を他の定常状 態に移すために(たとえば生産を増加するために)操作者により調節できるが、 他方、他のPTLF変数は、希望の流れ組成および/または生産物性質を維持す るために一定に保持される。
第1図は、流量データ一致(reconciliation)システム100を 示す。このシステム100は、プロセス104を操作する。本発明は、化学プロ セス、精製および高分子プロセスを含む任意のプロセス104に適用可能である 。しばしば、粘性高分子および微細固体を含む、プロセスにおける材料は、流体 として取り扱うことができる。この流体は、プロセスの中で、流れ中に流れる。
プロセスは、通常は1以上の単位からなり、各単位は、反応、蒸留または熱交換 などの特定の処理機能を実行する。これらの単位は、流れを介して相互に結合す る。
本発明の好ましい実施例では、プロセスシミュレーションモデルモジュール(複 数)110とデータ一致モジュール108は、デジタルコンピュータで実行され る。1つの解釈では、ブロック102は、これらの2つのモジュールが実行され るコンピュータプラットフォームとして見ることができる。さらに、第2図に示 すように、データ流量一致システム102は、生産物性質制御システム270と 組み合わせて使用する。この好ましい実施例では、生産物性質制御システム27 0は、生産物性質制御器240およびPTLF制御器250を含み、どちらも、 分散制御システム(DC3)において実行される。生産物性質制御器240およ びPTLF制御器250は、ともに従来から知られている。ブロック270は、 これらのモジュールのためのプラットフォームとしての分散制御システムを示す ものとして解釈できる。
第5図は、コンピュータを基にした流れ組成・生産物性質制御システムとしての 本発明の好ましい実施例(プロセス・オートパイロット)の図式的な図を示す。
このプロセス・オートパイロットにおいて、コンピュータを基にした全モジュー ル402.404.410.414.406.316.110.130.108 .308.312は、1台の共通のコンピュータPDO−11により実行される 。
しかし、本発明の信号(図では奇数が付される)をモジュールの間でアナログま たはデジタルの手段を介して通信できるかぎり、理解されるように、本発明は、 任意の数と性質のコンピュータプラットフォーム、および、それらにおける任意 のモジュールの分散を考慮する。
1、流量データ一致(reconciliation)以下の説明において、モ デル、シミュレーションおよびシミュレーションモデルという用語を用いる。こ れらの用語は、同じ意味であり、既知の値から希望の値を計算する技術的および 科学的原理を利用するコンピュータを基にした予測器110をさす。また、これ らのモデルは、第1原理のモデルともいう。
再び第1図を参照して、プロセスシミュレーションモデルモジュール110は、 予測された生産物性質117を計算する。この生産物性質117は、プロセス・ オートパイロット内における他の処理とともに、プロセスの生産物性質または組 成の閉ループ制御をおこなうために使用できる。また、プロセスシミュレーショ ンモデルモジュール110は、他のプロセスオート・パイロット機能により使用 されるPTLF変数の推定値を与えるために使用できる。予測された流量値11 3は、流量データ一致処理におけるバランスの計算において使用する。
シミュレーションモデルモジュール110への入力は、一致(修正)された流量 、温度、圧力およびレベル115と性質入力値からなる。性質入力値は、測定値 119または推定値(図示しない)であり、一致された組成値115を含んでい てもよい。さらに、プロセス・オートパイロットを初期化するため、前もって( a priori)推定した流量測定値を、初めのシミュレーション結果を発生 するために使用する。これは、プロセス・オートパイロットを使用するために用 いる第1ステツプである。
シミュレーションの好ましい方法は、プロセス中の各単位操作についてのダイナ ミックな、第1原理のモデルを用いる。化学プロセスの第1原理のシミュレーシ ョンは、当業界においてよく知られている。分析モデルであれ数値モデルであれ 、モデル化の任意の方法が使用できる。典型的には、数値的に解くモデルを、は るかに広範囲のプロセス単位をモデル化できるので、使用する。
シミュレーションは、プロセス応答時間よりずっと短い計算サイクルを使用する 。プロセスダイナミックスが可能な最速計算サイクルより速いとき、プロセスは 定常状態にあるようにみえ、定常状態第1原理モデルが十分である。この場合、 全残量(inventory)変化速度因子が0である。ダイナミ・ソクスシミ ュレーションのさらに一般的な場合を、次に説明する。
モデル110は、3種の入力を使用できる。第1に、圧力、温度、レベルおよび 流量の最も最近の測定信号115を用いねばならない。この流量値は、好ましく は、(生の信号109または推定値を使用するとき、初期化の場合を除L)て) 一致された信号115であり、好ましくは、圧力と温度は、限界値で検査するべ きである。
第2種の入力は、供給組成または供給性質]19である。これらは、実験室また は分析器112、または計算される資料から与えることができる。
第3に、シミュレーションモデル110は、希望であれば、モデル校正および調 整因子に対する調節を許容できる。モデル校正調節は、蒸留コラムのためのトレ ー効率、反応器のための触媒活性、バイアスモデル流量などのモデルパラメータ を変化する。これを行うのは、測定される生産物性質または流れ組成値をより正 確にモデルに再現させるためである。モデルの連続的な再校正は、モデルの挙動 に対するプロセスの挙動の変化を補償する。調整因子に対する調節は、設備のP TLF調節変数を一致することにより、モデルとプロセスとの同期を保つ。
モデル(複数)は、1つの固定周波数で実行する。ここで、各々の実行は、プラ ントの所定の時間間隔での操作をシミュレートする。たとえば、プラント操作の 5分間をシミュレートするために、モデルを5分ごとに実行できる。1プロセス は、いくつかのプロセスステップからなることがあり、流量に関して相互に独立 に実行できるいくつかのモデルで表わすこともある。各モデルは、プロセスから の一致した値を用いる各計算サイクルごとに、流量、温度および圧力に関して独 立に初期化する。流量値をモデル間で移送しないので、下流のモデルに影響せず に校正・調整機能により流量値を処理できる。通常、組成値のみをモデル間で移 送する。複数のモデルを切り離すこの方法は、多単位プロセスでの生産物性質値 を正確に信頼性高く追跡する性能を増大する。
妥当性検査モジュール130は、まず、(流量測定信号と圧力などの他の種類の センサからの信号を含む)生のセンサ測定信号109を入力する。これらの信号 は、全体の誤差を検出するために上限と下限で選別し、そのような場合はデフオ ールド値を代入する。これにより、(妥当化された生の流量測定信号を含む)妥 当化された生のセンサ測定信号111を生成し、これを、流量データ一致モジュ ール108が使用する。
流量データ一致モジュール108は、プロセスシミュレーションモデルモジュー ル110が使用する改善された流量測定信号を与える。これは重要である。なぜ なら、不正確な流量測定信号値は、生産物性質の計算値に大きな不正確さを起こ し得るからである。このため、不正確な制御では、規格外の生産物を生産し、成 分やエネルギーの無駄を生じ、生産の好機を失ってしまうことになる。
流量データ一致の多数の観点が、既知のプロセスにしたがって構成される。一致 において用いるバランス(複数)を、各プロセス単位に対するプロセス結合に一 致するように構成する。また、誤差の重みは、各流量測定信号について入力でき る。小さな重みは、信号が不正確であるという予想を示す。大きな重みは、信号 が正確であるという予想を示す。
流量データ一致モジュール108は、妥当化した生の流量測定信号111、シミ ュレートした(予測した)圧力、温度、レベルおよび流量の測定信号113、お よび、ダイナミックシミュレーションモジュール110からの残量信号113の 変化速度を使用する。流量データ一致モジュール108は、(プロセス104の )各単位でのエネルギーと材料のそれぞれの全体のバランスを記述する質量、エ ネルギーおよび/または組成のダイナミックなバランスを使用する。設備の残量 の変化速度が重要なプロセス結合について、残量の変化速度の妥当化した測定値 111または推定値113を、エネルギーと材料のバランスの関係式の中に組み 込む。
流量データ一致モジュール108は、まず、予測した圧力、温度、レベルおよび 流量の測定信号113と、希望ならば、−散性の全データ要求を十分病たす、プ ロセスノミュレ−7ヨンモジュール110からの予測した生産物性質信号117 を入力する。次に、利用可能なすべての妥当化した生の流量測定信号111を、 対応する予測しこ信号と置き換えるために使用する。さらに、測定されない流量 と他の測定されない変数を、プロセスシミュレーションモデル110が直接に推 定する。こうして、完全な1組の流量データ一致モデルデータを作成し、これを 、流量データ一致モジュール108が使用する。
さらに、流量データ一致モジュール108は、以下のステップを用いて、各単位 での質量バランスとエネルギーバランスを用いて流量値を修正する。まず、流量 と残量蓄積項とその修正因子との積のすべての和が0に等しい(すなわち、バラ ンスをその単位で満足する)ように、各流量信号と各残量蓄積項について、出発 修正因子(1,0に近い)を選択する。各流量信号についての修正因子を1.0 から差し引いて誤差信号を作り、二乗し、次に、2つの重みと乗算する。1つの 重みは、測定における信顆性の程度を反映し、他方の重みは、流量に必要な修正 の程度を反映する。重みづけた二乗誤差を合計して、重みづけた誤差値の和を得 る。
質量バランスとエネルギーバランスは、等号制約条件を構成し、重みづけた誤差 値の和は、各流量信号について修正因子を調整することにより最小にするべき対 象の関数である。解は、当業者に知られている二乗アルゴリズム、非線形プログ ラミングアルゴリズムまたは他の技法を用いて得ることができる。
もし、組成濃度への修正を伴う成分バランスを、追加のバランス条件として含め 、および/あるいは、修正因子を流れエンタルピーに適用するならば、等号制約 条件は、非線形になり、各単位でのバランス関係(等号制約条件)を満足しつつ 、非線形プログラミング技法または他の特殊な技法を、重みづけた誤差値の和を 最小にするために利用しなければならない。
好ましい実施例では、重みづけた誤差値の和を最小にするために、非線形プログ ラミングアルゴリズムを利用する。
収束した解を得たとき、統計的フィルタ404のために後で説明する手順を用い て、各修正因子を、その前の移動平均修正因子と比較する。もしこの比較が1以 上の修正因子の大きな変化を検知すると、重みづけた誤差値の和におけるこれら の項のために新しい可変の重みを発生する。そして、全修正因子が移動平均修正 因子の所定の範囲(普通は5のずれ)内に入るまで、または、最大反復回数に達 するまで、または、時間制限を越えるまで、この一致過程を繰り返す。
最終の収束した解を得たとき、指数関数的に重みづけたフィルタにおいて、古い 移動平均修正因子をこの新しい値と組み合わせて、移動平均修正因子の新しい推 定値を発生する。
もし流量信号が極端な修正因子を有していることが分かったなら、これは、流量 を大きく修正したことを意味し、重みづけた二乗誤差項についての可変重みを減 少する。これは、センサ信号を効果的に割り引き、他の修正因子をほとんど変化 せずに、その修正因子により多い修正を吸収させる。
一致を完了すると、各流量信号についての修正因子の新しい移動平均値と、新し い移動平均分散を計算し、重みづけ誤差値の和における項に適用する可変重みの ために更新した値と共に、保存する。
この手順は、プロセス・オートパイロットの各計算サイクルについて実行し、こ れは、1時間あたり数回であってもよい。頻度は、プロセスの性質のダイナミッ クスの時定数に依存し、この時定数に比べて頻繁でなければならない。たとえば 、時定数の1つの推定値は、(その性質に影響する)調節の設定点の段階的変化 に応答して、その新しい定常状態値に半分まで移動するのにかかる時間である。
流量データ一致モジュール108は、他のプロセス・オートパイロット過程への 入力として、圧力、温度および流量の信号115の修正した1組を発生する。
もし組成の一致も実行するならば、一致した入力組成値115も利用できる。
第2図を参照して、PTLF設備調節制御器250は、当業者により知られてい る単独ループ、カスケードまたは他の種類の制御器として作動する。流体取り扱 い設備は、比較的広範囲の圧力、温度、レベルおよび流量において作動する。
センサ信号109として測定されるこれらの変数は、修正した作動速度でプロセ ス設備の安定で予測可能な操作を与えるように、注意深く制御せねばならない。
通常は、自動制御器250に連続的信号を与える正確なセンサ106を利用でき ることを主な理由として、これらの変数の自動化した制御が容易に達成できる。
PTLF制御器250は、圧力、温度、レベルおよび流量を調節して、設定点値 245.247でプロセス設備の安定で予測可能な操作を与える。いくつかのP TLF制御器は、操作者からのみ制御器設定点調整値247を受け取り、他のP TLF制御器は、生産物性質制御器240からも設定点調整値245を受け取る ことができる。PTLF制御器250は、アクチュエータ260に出力信号(た とえば制御バルブへのバルブローディング)を送り、PTLF変数をできるだけ 設定点の近くに維持する。生産物性質に大きくは影響しないPTLF変数の例は 、凝縮物ポットレベル、貯蔵タンク圧力、凝縮器出口水温度である。生産物性質 にしばしば影響するPTLF変数の例は、固定床反応器入口温度、蒸留コラムへ のカランドリア(calandria)蒸気流量、蒸留コラムでの還流比である 。
好ましい実施例では、PTLF制御器250は、分散制御システムを用いて具体 化する。しかし、アナログ流体圧制御器などの任意のものが使用できる。
いくつかのPTLF制御器250についての設定点245は、プロセス分析器ま たは実験室分析112からの分析結果119の検査の後で操作者により調整でき る。
一方、自動的生産物性質制御は、測定した生産物性質信号119または予測した 生産物性質信号117または401を、PTLF制御器250の設定点245を 自動的に調節する生産物性質制御器240に与えることにより実行できる。効果 的な自動化は、プロセスの変化速度に相対的にしばしば発生する正確で信頼性の 高い生産物性質測定値119または生産物性質予測値117または401を必要 とする。参照番号235として示すように、操作者は、生産物性質設定点を調節 して、生産される生産物の生産物性質の仕様に一致させる。
好ましい実施例では、生産物性質制御器240は、分散制御システムを用いて実 行する。しかし、アナログ流体圧制御器などの任意の制御器やコンピュータを基 にした監視制御システムを使用できる。
■ 校正・調整(alignment)のシステムと方法本発明の1つの特徴は 、流れ組成、および、プロセス104と並行に実行するプロセスシミュレーショ ンモデルが発生する生産物性質推定値の正確さと精度を改善するためのシステム と方法である。本発明の一般的なアプローチは、各モデルおよび各生産物流れに ついて、適当ならば、各種の手順を単独でまたは組合せて使用することである。
1つの手順は、重要な調節変数の計算値と測定値の差を最小にすることにより、 モデルをプロセスと調整して保つことである。第2の手順は、出力性質信号の測 定値と計算値との差を最小にするようにモデルパラメータ、または、入力流量信 号または入力組成信号を一致することにより、モデルを校正する。第3の手順は 、モデル出力性質信号117を直接に調節する。第4の手順は、調整制御器31 6を調節する。全部で4つの手順の目的は、流れ組成および/または生産物性質 の測定値と計算値との誤差を最小にすることである。
A 校正 第4図は、モデル校正、生産物性質修正および生産物性質制御のコンピュータを 基にしたシステムのブロック図を示す。校正システム408は、流れ組成および /または生産物性質の計算値と測定値との比較に基づく。次に、この差に基づく 調節をモデル110、モデル推定値117および/または調整システム318に 適用する。
生産物性質信号119は、オンラインまたはインライン分析器112により、ま たは、プロセスから試料を抽出し、それを実験室で分析することにより作る(ま た112として示す)。2つの方法で、生産物性質信号119を作る。インライ ンの分析は、連続的測定値をつくる。オンラインの試料を基にした分析器からの 分析値は、典型的には、数分ごとから数時間ごとまで頻度が変わる。実験室分析 値は、典型的には、数時間ごとから1日1回まで頻度が変わる。
生産物性質信号119は、プロセス104の実際の流れ組成と生産物性質を示す 。アナログ生産物性質信号119は、デジタル信号を変換し、他のデジタル生産 物性質信号とともに校正・生産物性質修正システム408に入力する。本プロセ スの第1原理シミユレーシヨンモジユール110は、一致した流量と妥当化した 圧力、温度およびレベルの測定値115、および、信号119中の供給組成値を 用いて、コンピュータで実行する。このシミュレーションモジュール110は、 生産物性質比較モジュール410に導入する流れ組成および/または生産物性質 の推定値117をつくる。
いくつかのプロセス操作を伴うプロセスにおいて、各プロセス操作から出て行く 流れの一部が分析される。通常は、最終生産物流れ(主生産物と廃棄流れ)が分 析される。しばしば可能なのは、簡単な材料バランス計算を用いて、最終生産物 流れ分析に基づいて内部の流れの1つについての単独の成分の濃度を推定するこ とである。生産物性質変換モジュール414は、この機能を実行する。
生産物性質変換モジュール414は、生産物性質測定信号119を、一致した流 量と予測した生産物性質信号117と共に利用して、成分比、流量比および簡単 な材料バランス関係式を用いて通常は分析しない流れについての人工的(art ificial)分析値407を出力する。生産物性質比較モジュール410は 、これらの分析値407を、通常の分析値(生産物性質信号119)とともに処 理して、誤差推定値405を出力する。この誤差推定値405を用いて、近似モ デルを自動的に再校正できる。人工的分析値を用いることにより、校正において シミュレーションモデルを維持する可能性を大きく拡大する。
生産物性質比較モジュール410は、分析信号の測定値および/または人工的値 と、サンプルの時点でシミュレーションモデルモジュール110により計算した 生産物性質の予測値117との間の瞬間の生産物性質誤差405を計算する。
瞬間の生産物性質誤差405は、算術的差として、測定変数の範囲により除算し た算術的差として、計算値または測定値により除算した算術的差として、計算値 と測定値の自然対数として、または、これらの組み合わせとして、表現できる。
上記の比の自然対数は、誤差の対称性が計算値の付近で確立されているような流 れ成分の低濃度について好ましい。相対的誤差と上記の比の対数も、より高濃度 について利用できる。
誤差を表現するための方法の適当な選択は、誤差と修正作用に対する応答との間 の関係を数倍線形化できる。こうして、誤差のより広い範囲で修正作用をより正 確に実行できる。最良の方法は、しばしば、非現実的な生産物性質の推定値(た とえば負のモル分率)を作る可能性を除くことである。
統計的フィルタモジュール404は、瞬間の生産物性質誤差405を計算するた びに、対応する生産物性質の移動平均誤差403を計算する。瞬間の生産物性質 誤差の各々は、他のものと独立に取り扱う。
誤差405と移動平均誤差403との差は、二乗すると、瞬間での分散である。
平均分散の倍数で測定した、誤差の平均誤差からのずれを、計算し、通常の頻度 分布に適用して、指数関数的重みづけフィルタについての重みづけ因子を決定す る。このフィルタは、移動平均誤差を更新するために使用する。
上記のずれは、通常の頻度分布に適用すると、より大きなずれの発生の確率の推 定値を得ることができる。もしこのずれが大きいならば、さらにより大きな誤差 の発生の確率は低い。もしこのずれが非常に小さいならば、より大きなずれの発 生の確率は1.0に近付くかもしれず、信号は非常に正確であると考えられる。
より大きな値の発生の確率は、瞬間の生産物性質の誤差405の倍数として使用 し、より小さな値の発生の確率は、前の移動平均誤差403の倍数として使用す る。この2つの積を加算して、新しい移動平均誤差403を得る。
統計的フィルタモジュール404は、新しい移動平均誤差を計算するたびに、移 動平均分散を計算する。この新しい移動平均分散は、使用者が選択した固定重み 値を用いる指数関数的に重み付けしたフィルタにおいて、分散の現在の値を、分 散の前の移動平均値と組み合わせて得る。
しばしば、機器またはプロセスの変化により性質信号119または407が新し い実質的に異なる値に急速に変化する。これにより、誤差信号405もまた急に 変化させられる。通常の状況では、誤差信号405と移動平均誤差403の前の 値との間の突然の大きな差は、新しい誤差信号を誤りであるとして取り扱う原因 となり、新しい移動平均誤差403の生成においてほとんど重みを与えられない 。
瞬間の誤差信号405は、大きな誤差の反復の結果として移動平均誤差が増加す るまで、大きく割り引かれ続ける。通常は、このことは、移動平均誤差403が 真の誤差を反映するまで、多くのサイクルを必要とする。
この問題を克服するため、移動平均誤差から同じ方向にずれが1.0(または他 のしきい値)を越える連続的回数の計数を含む累積総和統計的手順を用いる。
この計数を上記のずれの除数として用いて、誤差405の現在値をより大きく前 の移動平均誤差403をより小さく重み付けする確率因子をつくる通常の頻度分 布に適用する人工的ずれを得る。この方法は、ずっと少ないステップで移動平均 誤差403を誤差の真の値の方に動かすが、移動平均分散は、比較的歪まないで 保つ。
しばしば、プロセス分析器または実験室分析値の規格化分散は大きく、大きな移 動平均分散を生じる。これが起こると、各々の新しい分析に伴う移動平均誤差4 03の大きな変化を防止するのに、フィルタリングはス十分である。これは、生 産物性質の推定値を修正するために用いると、プロセスの誤った制御を起こす。
この変化を防ぐために、使用者が設定した増幅因子を上記のずれに適用して、前 の移動平均誤差403をより大きく瞬間の誤差信号405をより小さく重み付け するフィルタ重みづけ因子を作るより大きな人工のずれを作る。これは、新しい 移動平均誤差403の変動を減少する。
好ましい実施例は、必要ならば、累積的総和と増幅因子との双方を用いて得た人 工のずれを利用する。
しばしば、計算は1つの理由または他の理由で失敗する。これは、通常の操作を 表さない極端に大きな誤差を生じるかもしれない。これらの誤差が移動平均分散 の異常な増加を起こさないように防止することが重要である。1つの極端に大き な誤差が生じる移動平均分散のひずみは、数週間続く可能性がある。
モデルの欠陥による移動平均分散のひずみを防止するために、ひずみがしきい値 より大きいならば、フィルタにおける分散の現在値に乗算する固定重みを、ずれ により除算する。好ましい実施例は、5の限界値を用いる。1からこの減少した 重みを引いた値を、フィルタ計算における前の移動平均分散と乗算する。
流量データ一致の場合、重みづけした二乗誤差の和における各項に適用する可変 重みづけ因子は、測定値の真の値に対する正確さを表わす。真値から離れるほど 、重みづけ因子は小さくなる。可変重み付は因子の機能は、欠陥のあるセンサま たは非常に不正確なセンサからの信号を正確な測定値に相対的に割り引くことを 可能にすることである。これにより、誤った信号についての修正因子が本質的に 全体の修正を吸収することを可能にし、これにより他の修正因子のひずみを防止 する。
好ましい実施例は、調節定数と誤差の積の二乗と1との和の逆数である可変重み づけ因子を利用する。調整可能な定数の適当な選択は、平均値の近くの1つの幅 の中で比較的大きく、その幅の外で急に小さくなる重みづけ因子を生じる。好ま しい実施例において、この調整可能な因子は4である。
この可変の重みづけ因子は、重みづけた誤差値の和を最小にする計算の前に設定 し、計算の間は変化しない。
移動平均可変重みづけ因子は、指数関数的に重みづけた移動平均フィルタと、移 動平均誤差の場合におけるように決定した重みづけ因子とともに用いて、累積和 の計数値または増幅因子を用いずに、瞬間の重みづけ因子から計算できる。しか し、この場合、重みづけ因子の使用は、大きなずれが移動平均値よりはむしろ現 在の値を大きく重みづけることになり、これにより、センサの突然の故障にただ ちに応答する。
フィルタ処理した差403を、シミュレーションモジュール110からの流れ組 成/生産物性質推定値117とともに生産物性質修正器402に導入して、流れ 組成/生産物性質の修正値401を生じる。生産物性質修正器モジュール402 は、生産物性質平均誤差403を導出した方法により生産物性質平均誤差403 を用いて、生産物性質信号117の予測値を修正する。この値は、次に、生産物 性質制御器240への入力として使用し、また、流量データ一致モジュール10 8によって使用する。
流れ組成/生産物性質推定値117に対応するフィルタ処理しない差403がな い場合は、この流れ組成/生産物性質推定値117は、性質推定値401として 、変化しないで生産物性質修正器402を通る。
校正モジュール406は、モデル校正因子411を調節して、生産物誤差405 ど生産物性質平均誤差403をOに近付ける。校正モジュール406は、また、 調整調節器316の設定点を調節するための設定点信号509を発生できる。
校正因子を調節するための好ましい方法は、標準PID制御手順を使用する。
この手順は、合理的なyji節速変速度つつ、プラントの操作をいちじるしく変 更する程度に生産物性質の計算値を変えることを防止するように、調節Qune )できる。
立ち上げの遅れと不感時間の補償などの他の種類の制御手順は、状況が適してい れば、使用できる。
制御手順は、2つの方法で開始できる。通常は、モデル校正パラメータは、新し い分析値を測定したときにのみ更新する。ある場合には、計算サイクルのたびに 制御手順を開始して、プロセスを乱すことな(、最近の測定値の方にモデルをさ らに急速に早く移動することが望ましいかもしれない。
B、調整(Alignment) 第3図は、モデル調整システム318と性質制御システム270のブロック図を 示す。調整システム318は、プロセス変数、通常は温度と圧力、の測定値と計 算値の間の比較を利用して、この差をOにするような修正動作を起こす。この修 正行動は、通常は、選択した流量またはモデルパラメータの調節を含む。
センサ106は、プロセス104から生の圧力、温度、レベルおよび流量の測定 値を得るために用いる。温度と圧力は、通常は、流れ組成および/または生産物 性質の変動に敏感な変数である。調整システム318は、圧力および/または温 度が組成に敏感であるときはいつでもモデルをプロセスと調整して保つ手段を与 える。分析値がしばしば得られず、または、存在しないときはいつでも、流量ま たは供給組成を偏らせることなどにより、温度をモデルにより維持するか、また は、調整機能が圧力を維持する。アナログPTLF信号は、デジタル信号を変換 し、デジタルPTLF信号とともに調整システム318に入力する。信号109 は、まず、限界を調べ、妥当性検査器130で範囲内に制限する。プロセスの第 1原理シミユレーシヨン110は、供給組成119の分析的決定値とともに、一 致した流量と、妥当化した温度、圧力およびレベルの測定値115を用いて、コ ンピュータで実行する。
プロセス変数比較モジュール312は、一致した圧力と温度の信号115と圧力 と温度の計算した調節信号113との差を、通常は算術的差、相対的差、または 、生のプロセス変数信号115の予測したプロセス変数信号に対する比の対数に 基づく相対的差として、決定する。この比較は、差信号315を生じる。
もし差信号315が大きく変化し得るならば、フィルタ308は、各計算サイク ルで差の移動平均値を維持し、更新する。もし差がかなり安定ならば、差は、変 化せずにフィルタ308を通り得る。
本発明の第2の実施例は、妥当化した信号111を、流量データ一致モジュール 108を完全にバイパスして、プロセス変数比較モジュール312への直接入力 として使用する。
統計的フィルタ308は、生産物性質統計的フィルタモジュール404と同じ方 法を用いて(すなわち、フィルタは、まず、現在の信号から前のフィルタ処理し た信号を差し引いて分散の尺度を生成し、これを平均分散と組み合わせてずれを 決定する)、処理する各変数について、各計算サイクルについての平均誤差値3 09と平均分散を更新する。平均誤差値309は、調整モジュール318により 決定される。統計的フィルタ308は、各計算サイクルで信号を受け取る。
フィルタ処理した差309は、次に、調整モジュール316により処理する。
調整モジュール316は、調節制御調整値313をシミュレーションモデルモジ ュール110に与えるので、プロセス変数の差315とフィルタ処理した差30 9をOの方に近付けることにより、プロセス操作との同期を保つ。もし適当なら ば、他の種類の制御手順も使用できるけれども、モデルを調節する上記の好まし い方法は、PID制御手順を用いる。
簡単な例を用いて、調整機能がどのように作用するかを説明できる。コラムの底 に2成分のほぼ等しいモルの混合物がある2元蒸留分離を考える。この2成分は 、沸点が大きく異なるので、一定圧力での成分変化は、温度変化として急速に検 知される。実際のコラムでは、底の圧力を一定に保持し、一方、制御器は、テー ル(tails)速度を調節して、一定の底の温度したがって一定組成を維持す る。
このコラムをシミュレートするモデルは、モデルの底の温度をプロセスの底の温 度に等しく設定する。次に、シミュレートした底の組成と圧力をンミュレーショ ンから決定する。もしシミュレートした組成が誤っていれば、底圧力の計算値は 、実際の底圧力に一致しない。底圧力、したがって底組成を維持するために、実 際のプロセスと一列に並べた調整制御器を使用して、モデルの底温度と実際のプ ロセスの底温度との差を0に近付けるようにモデルテールを調節する。
底温度測定が非常に雑音を含み大きな固定誤差を有するならば、統計的フィルタ を通して処理し、雑音を除去し、真の底圧力の信頼し得る推定値を得る。こうし て、プロセス条件に近いモデルの底温度と底圧力を用いて、推定したテール濃度 は、実際の濃度を密接に追跡する。
コラムの頂点で、高沸点成分の濃度が非常に低いので、濃度変化は、温度変化に より検出できない。モデルからのオーバーヘッド(overhead)流れ組成 値を、オーバーヘッド生産物性質(流れ組成)制御器に直接に与える。この場合 、調整機能性は存在せず、オーバーヘッド流れの周期的分析もないので、モデル を構成する方法、または、モデル組成推定値を直接に推定する方法はない。
しかし、もしオーバーヘッド流れと底流れが周期的に測定されるならば、校正機 能は、濃度の計算値と測定値との間の差をOに近付けるように、シミュレーシ冒 ンモデルの推定値の修正と、モデルの要素の調節とのために使用できる。
オーバーヘッド流れの場合に、高沸点成分の濃度推定値は、オーバーヘッド生産 物性質制御器に導入する前に、移動平均誤差項を用いて直接に調節できる。同じ 誤差項は、校正制御器への入力として利用でき、校正制御器は、オーバーヘッド 流れでの組成の測定値と計算値との差を一致させる方法として、コラムの供給点 の上でのトレー(tray)効率のモデル値を調節する。
同様に、テール組成の尺度は、計算値と比較でき、組成推定値を直接に推定する ために使用できる移動平均誤差を、組成推定値を底生産物性質(組成)制御に送 る前に決定する。また、同じ移動平均誤差は、校正制御器への入力として使用で き、校正制御器は、供給トレーの下でのトレー効率を調節して、移動平均誤差を 0に近付ける。
最後に、底の移動平均組成誤差は、調整制御器の設定点の調節のたぬに使用でき る。もしたとえば圧力の読みが大きな固定誤差を有するならば、校正制御器は、 その誤差を修正するために調整制御器の設定点にバイアスを置いて使用できる。
こうして、連続的であるが雑音の多い圧力測定は、固定した誤差を有し、プロセ スを調整してモデルを維持するために使用できる。コラムの底のサンプリングが しばしばでないため、サンプルが、分析の間のテール組成の追跡に成功するのに 必要な校正の程度を与えるには不十分であるならば、このアプローチは、特に有 用である。
この例は、校正機能と調整機能と結合したこのモデルが、流れ組成および/また は生産物性質制御器により与えられる生産物性質の推定値を改善するため種々の 組み合わせでどのように使用できるかを説明する。
調整システム318と校正・生産物性質修正器システム408の組み合わせは、 校正/生産物性質推定値をいくつかの方法で改善する。
第1に、調整関数316において、プロセス測定値は生産物性質および/または 流れ組成値と結合され、調整関数316は、組成分析値が得られないかしばしば は得られない場合に、モデルをプロセスと調整して保つ。
第2に、校正・生産物修正器システムは、人工的分析値を生成して、通常の分析 セットを増大する。これは、モデルを通して校正点の数を増加し、変化する条件 に自動的に適応するモデルの能力を増大する。
第3に、生産物性質比較は、誤差を決定するもう1つの方法を利用できる。異な った形で決定した誤差の使用は、校正制御器によりうまく扱われる誤差と、変数 またはパラメータに対するモデルの応答との間の関係を線形化するために使用で き、これにより、モデルをより正確で効果的に制御する。
第4に、統計的フィルタは、悪い分析結果の影響を検知し除去するため実験室と 分析器を効果的に利用する手段を提供する。モデルの結果に対して実験室の結果 を効果的に平滑にすることにより、最新のフィルタ処理した差は、悪い分析値に よるプロセス操作の狂いの危険をはるかに少なくして、修正中のモデルの出力に 対して直接に適用できる。
第5に、フィルタを備えることにより、変化を処理し大きな誤差に対してそれ自 体を保護する能力が、生産物性質の推定値の正確さと信頼性を大きく増大する。
第6に、校正制御器は、プラント操作への校正結果の影響を最小にするほど十分 遅くモデルを再校正するように調整できる。
本発明の種々の要素は、ここにまたは組み合わせて使用できる。
図示しないが、随意的に履歴データベースが用いられる。この履歴データベース は、生の流量センサ値109と分析値119の履歴を保持し、修正した流量値、 修正した生産物性質信号117、または、本発明の他の信号のいずれかの履歴を 随意的に格納できる。履歴データベースは、本発明にデータを供給するデータバ ッファとして役立つ。また、これは、種々の増大した信号処理タスクのために本 発明により使用できる履歴データを提供できる。履歴データベースは、好ましい 実施例で使用するが、しかし、主にデータバッファとして機能し、したがって、 本発明または好ましい実施例にとって必須ではない。
■、モジュールの連続 プロセス・オートパイロットは、固定時間間隔で設けた1サイクルでその全機能 を実行し、また、次のサイクルまで経過するアイドル(遊休)時間を有する。
各サイクル中で、種々のモジュールの処理を連続的に実行する。
第1のサイクルで、前の計算値が利用できないとき、プロセス・オートパイロッ トは、全センサ値についての前もって定義した推定値を用いてプロセスシミュレ ーションモデルモジュール110を実行することにより、初期化する。これは開 始点を与え、開始点から、シミュレーションがサイクルごとに収束してプロセス を調整するようになる。
次に、第1のサイクル又は後のサイクルかにより、妥当性検査器130を実行す る。次に、流量データ一致モジュール108を、前に決定した修正生産物性質信 号401を用いて妥当化した生のセンサ測定値111を用いて、実行し、調節変 数113を計算し、生産物性質信号117を予測し、こうして、修正流量信号を 生成する。
各サイクルで、新しい実験室又は分析器のデータがあるならば、または、流れ組 成値および/または生産物性質値が一致流量測定値から合成されるならば、生産 物性質変換モジュール414を実行する。次に、生産物比較モジュール410、 生産物性質のための統計的フィルタ404、および、校正モジュール406を実 行する。これは、生産物性質信号119から生産物性質信号の予測値のドリフト について修正する。
また、各サイクルで、プロセス変数比較モジュール312、プロセス変数のため の統計的フィルタ308および調整モジュール316を実行する。また、これは 、生産物性質信号119から生産物性質信号の予測値のドリフトについて修正す る。
次に、生産物性質修正器402を実行して、希望の修正した生産物性質信号40 1を生成する。次に、修正した生産物性質信号401を生産物性質制御器240 に入力する。次に、シミュレーションモデル110を実行して、次のサイクルの ための推定値を生成する。
生産物性質制御器240は、それ自身のサイクルで作動し、更新した予測生産物 性質信号の入力と同期できるか、または、最新の生産物性質信号401を用いて 同期して機能できる。必要ならば、これを繰り返す。PTLF制御器250は、 オートパイロットまたは生産物性質制御器240と独立に作動する。生産物性質 制御器240が新しい設定点245を出力するといつでも、PTLF制御器25 0は、新設定点を用いてその独立動作を続ける。
本発明を、その好ましい実施例を用いて特に示し説明したが、当業者が理解する ように、形または詳細の種々の変形が本発明の精神と範囲から離れずに可能であ る。
第1図 7 〜 3 第2区 第3図 第5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.コンピュータを基にした流量信号処理法であって、データー致を用い、(1 )1以上の単位と2以上の流れからなるプロセスにおいて、上記の2以上の流れ の流量速度および温度を測定して、生の流量信号を生成し、(2)ダイナミック シミュレーションを用いて、上記の流れの中の未測定の1以上の流れについての 流量信号を予測し、(3)上記の生の流量信号と上記の予測した流量信号を用い て、上記の単位の中の少なくとも1つの単位での完全な質量バランスを構成し、 (4)上記の完全な質量バランスを用いて上記の生の流量信号および/または上 記の予測した流量信号を修正し、質量の修正した流量信号を生成する処理法。 2.請求項1に記載した流量信号処理法であって、さらに、上記のダイナミック シミュレーションを用いて、上記の単位の中の1以上の単位において在庫の変化 速度の予測値を予測し、ダイナミックバランスを用いた上記のステップ(3)の 上記の完全な質量バランスを構成する処理法。 3.請求項1に記載した流量信号処理法であって、さらに、上記のダイナミック シミュレーションを用いて、上記の流れの中の1以上の流れにおいて組成の予測 値を予測し、 上記の質量で修正した流量信号、上記の組成の予測値および上記の生の温度信号 を用いて流れエンタルピーを計算して、上記の単位のなかの少なくとも1つの単 位での完全なエンタルピーバランスを構成し、上記の質量で修正した流量信号の なかの1以上の流量信号をさらに修正して、エンタルピーで修正した流量信号を 生成する処理法。 4.請求項1に記載した流量信号処理法であって、さらに、上記のプロセスを作 動して生産物を生産し、上記の質量で修正した流量信号を用いて、作動対象物に したがって上記のプロセスの最終制御要素の状態を直接または間接に変化する処 理法。 5.請求項1に記載した流量信号処理法であって、さらに、上記のプロセスを作 動して上記の流量速度を生成し、予測した生産物性質信号に従って、上記のプロ セスの最終制御要素の状態を変化し、 上記の予測ステップ(2)は、さらに、上記の予測する生産物性質信号を予測す る処理法。 6.(a)1以上の単位と2以上の流れからなるプロセスにおいて、2以上の流 れの流量速度を示す生の流量信号を生成する2以上のセンサ、(b)質量で修正 した流量信号と上記の生の流量信号を入力として用いるように結合され、上記の 流れの中の1以上の流れについての流量信号の予測値を生成するダイナミックシ ミュレーション部 (c)上記の予測した流量信号と上記の生の流量信号を入力として用いるように 結合され、上記の単位の中の少なくとも1つの単位での完全な質量バランスの質 量誤差の和を最小にするように、上記の生の流量信号を修正するコンピュータを 基にした流量データー致モジュール からなるコンピュータを基にしたデーター致システム。 7.上記のコンピュータを基にしたダイナミックシミュレーション部は、さらに 、上記の単位の中の1以上の単位において在庫の変化速度の予測値を生成し、上 記のコンピュータを基にした流量データー致モジュールは、さらに、在庫信号の 変化速度の予測値を用いるように結合され、ダイナミックな完全な質量バランス に従って上記の生の流量信号を修正する請求項6に記載したデーター致システム 。 8.上記のコンピュータを基にしたダイナミックシミュレーション部は、さらに 、上記の流れの中の1以上の流れにおいて組成信号の予測値を生成し、さらに、 上記の質量で修正した流量信号、上記の生の温度信号および上記の予測した組成 信号を入力として用いるように結合され、上記の単位の中の少なくとも1つの単 位での完全なエンタルビーバランスのエンタルピー誤差の和を最小にするように 、上記の質量で修正した流量信号をさらに修正するコンピュータを基にした流量 データー致モジュール を備える請求項6に記載したデーター致システム。 9.上記の修正した流量信号を入力として直接または間接に使用するように結合 され、操作対象に従って上記の状態を変化するように結合され、上記のプロセス の最終制御要素の状態を変化する制御器をさらに備える請求項6に記載したデー ター致システム。 10.上記のダイナミックシミュレーション部は、さらに、生産物性質信号の予 測値を生成し、さらに 上記の生産物性質信号の予測値を直接または間接に入力として使用するように結 合され、上記の入力と制御対象物とに従って制御器出力信号を生成する生産物生 成制御器、および 上記の制御器出力信号に従って上記の状態を変化するように結合され、プロセス の状態を変化するアクチュエータ をさらに備える請求項6に記載したデーター致システム。 11.コンピュータを基にした流量信号処理法であって、データー致法を用い、 (1)1以上の単位と2以上の流れからなるプロセスにおいて、上記の2以上の 流れの流量速度を測定して、生の流量信号を生成し、(2)上記の生の流量信号 を用いて、上記の単位の中の少なくとも1つの単位での完全な質量バランスを構 成し、 (3)各信号をそれぞれの定数で乗算して、上記の生の流量信号の各々を修正し 、 (4)上記のそれぞれの定数の値1からの差を示す値の和を最小にするように上 記のそれぞれの定数を調節する処理法。 12.請求項11に記載した流量信号処理法において、ステップ(4)の上記の 値を、上記のずれの各々をそれぞれの重みと乗算することにより計算し、さらに 、ステップ(4)の上記の値の各々を計算し、上記の値がしきい値を越えるとき はいつでも上記の値の各々の上記のそれぞれの値を減少する方法。 13.請求項11に記載した流量信号処理法において、ステップ(4)の上記の 値を、上記のずれの各々をそれぞれの重みと乗算することにより計算し、さらに 、 上記の値の統計的特定値を計算し、 ステップ(4)の上記の値の各々を計算し、上記の値が統計的特定値より大きい ときはいつでも上記の値の各々の上記のそれぞれの重みを減少する方法。 14.(a)1以上の単位からなるプロセスにおいて、2以上の流れの流量速度 を示す生の流量信号を生成する2以上のセンサ、および(b)上記の生の流量信 号を入力として用いるように結合され、各信号をそれぞれの定数と乗算すること により上記の生の流量信号を修正して質量で修正した流量信号を生成し、上記の それぞれの定数の値1からの差を示す各値の和を最小にするように上記のそれぞ れの定数を調節する、コンピュータを基にした流量データー致モジュールからな る コンピュータを基にしたデーター致システム。 15.請求項14に記載したデーター致システムにおいて、上記のコンピュータ を基にした流量データー致モジュールは、上記の差の各々をそれぞれの重みと乗 算し、上記の値がしきい値を越えるときはいつでも上記の値の各々の上記のそれ ぞれの重みを減少して、上記の生の流量データを修正するシステム。 16.請求項14に記載したデーター致システムにおいて、上記のコンピュータ を基にした流量データー致モジュールは、上記の差の統計的特性値を計算し、上 記の値が上記の統計的特性値を越えるときはいつでも上記の値の各々の上記のそ れぞれの重みを減少して、上記の生の流量データを修正するシステム。
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