JPH0750306Y2 - キャブオーバ型車両の車体構造 - Google Patents

キャブオーバ型車両の車体構造

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JPH0750306Y2
JPH0750306Y2 JP1989077090U JP7709089U JPH0750306Y2 JP H0750306 Y2 JPH0750306 Y2 JP H0750306Y2 JP 1989077090 U JP1989077090 U JP 1989077090U JP 7709089 U JP7709089 U JP 7709089U JP H0750306 Y2 JPH0750306 Y2 JP H0750306Y2
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cab
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Description

【考案の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本考案は、運転席をエンジンの上部まで移動して荷台や
客室を広くするようにしたキャブオーバ型車両の車体構
造に関する。
b.従来の技術 キャブオーバ型車両としてはトラック(貨物自動車)や
ワンボックスバン等があるがトラックの場合には第6図
に示すように運転席1の後部にキャブバックパネル2が
配設され、ワンボックスバンの場合にはこのキャブバッ
クパネル2が配設されないようになっている。
従来のトラックの車体構造にあっては、第6図に示すよ
うに、所定形状に屈曲成形されたキャブバックアッパメ
ンバ3及びキャブバックロアメンバ4の前端縁3a,4aが
互いに重ね合されてスポット溶接にて結合されかつこれ
らの後端縁3b,4bがほぼ同一の垂直面において上方及び
下方にそれぞれ屈曲されて成るキャブバックメンバ5が
運転席1の後部に配設される。そして、前記後端縁3b,4
bにキャブバックパネル2がスポット溶接にて結合され
ると共に、キャブバックパネル2の下端縁2aにデッキフ
ロア6が取付けられる。
c.考案が解決しようとする課題 上述の如き、従来の車体構造では、キャブバックメンバ
5を構成するキャブバックアッパメンバ3及びキャブバ
ックロアメンバ4の後端縁3b,4bが開放端となっている
ため、これをワンボックスバン等の車体として兼用する
ことができないといった問題点があった。すなわち、ワ
ンボックスバン等の場合には、運転席1の後部にキャブ
バックパネル2を配設しないため、既述のキャブバック
メンバ5をワンボックスバン等にそのまま使用した場合
には、前記後端縁3b,4bが露出してしまうこととなる。
そこで、従来では、既述のキャブバックメンバ5に代え
て、第7図に示す如く、キャブバックアッパメンバ7と
キャブバックロアメンバ8とで閉断面形状部を構成する
ように結合して成るキャブバックメンバ9をバン専用部
品として別個に用いるようにしているのが実状である。
そのため、トラックやバン等にそれぞれ専用のキャブバ
ックメンバ5,9を必要とし、それに伴って型費及び設備
費がかかっていた。
なお、このような不都合を解消するために、第7図に示
す如きキャブバックメンバ9をトラックの車体に共用す
ることも考えられるが、その場合には、前記キャブバッ
クメンバ9へのキャブバックパネル2の溶接結合の仕方
を工夫する必要を生じる。
本考案は、このような実状に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、キャブバックパネルの有無に拘わら
ず、キャブバックメンバを共用でき、しかもキャブバッ
クメンバへのキャブバックパネルの溶接結合を作業性良
くかつ穴あき等を生じることなく確実に行ない得るよう
なキャブオーバ型車両の車体構造を提供することにあ
る。
d.課題を解決するための手段 上述の目的を達成するために、本考案においては、 (A) ほぼ水平面上に配置される前端縁7aと、この前
端縁7aに連設されかつ前記前端縁7aよりも上方側に屈曲
成形されたコ字状部7bと、このコ字状部7bに連設されか
つ前記コ字状部7bよりも下方に垂下された垂下部7cと、
この垂下部7cの下端において前記前端縁7aとは反対側に
屈曲された後端縁7dとから成るキャブバックアッパメン
バ7、及び (B) 前端部分が前記キャブバックアッパメンバ7の
前端縁7aに結合される前端縁8aと、この前端縁8aに対し
て下方に屈曲されかつ前記垂下部7cの上部箇所に結合さ
れる後端縁8bとから成るキャブバックロアメンバ8、 により、上部部分に閉断面形状部13を有するキャブバッ
クメンバ9を構成すると共に、前記キャブバックメンバ
9に取付けられるキャブバックパネル2に溶接用部材16
を取付け、前記キャブバックメンバ9の閉断面形状部13
に前記溶接用部材16を直接的に溶接する構成としてい
る。
以下、本考案の一実施例に付き第1図〜第5図を参照し
て説明する。なお、第1図〜第5図において第6図及び
第7図と共通する部分には同一の符号を付すこととす
る。
第1図はトラック(貨物自動車)10を示すものであっ
て、車両前部の運転室11と車両後部の荷台部12とが第2
図及び第3図に示す如くキャブバックメンバ9に結合さ
れたキャブバックパネル2にて区画されている。
上述のキャブバックメンバ9は、第3図に明示するよう
に、キャブバックアッパメンバ7とキャブバックロアメ
ンバ8とを互いに結合して成るものであり、その上部部
分に閉断面形状部13を有している。更に詳述すると、キ
ャブバックアッパメンバ7は、平坦状の前端縁7aと、こ
の前端縁7aに連設されたコ字状部7bと、このコ字状部7b
に連設された垂下部7cと、この垂下部7cの下端において
ほぼ直角に屈曲された後端縁7dとをそれぞれ有し、キャ
ブバックロアメンバ8は平坦状の前端縁8aと、この前端
縁8aに対してほぼ直角に屈曲された後端縁8bとをそれぞ
れ有している。そして、キャブバックアッパメンバ7及
びキャブバックロアメンバ8の前端縁7a,8aが互いに重
ね合されてスポット溶接にて結合されると共に、キャブ
バックアッパメンバ7の垂下部7cにキャブバックロアメ
ンバ8の後端縁8bが当てがわれてスポット溶接にて結合
されており、これにより上部部分に閉断面形状部13を有
するキャブバックメンバ9が構成されている。このよう
に構成されたキャブバックメンバ9は運転席1の後部に
おいて左右方向に沿ってクロスメンバとして張り渡され
ている。
一方、キャブバックパネル2の上部箇所には窓用開口14
が設けられると共に、その下部箇所には荷台部12側に突
出しかつ車両の左右方向に沿って延びる凹部15が形成さ
れている。そして、この凹部15内に鋼材等から成る板状
の溶接用部材16が収納状態の下でスポット溶接にてキャ
ブバックパネル2に結合されている。
しかして、キャブバックメンバ9の閉断面形状部13に対
向して前記キャブバックパネル2の凹部15ひいては溶接
用部材16が配置されるようになっている。そして、第3
図に明示するように、キャブバックアッパメンバ7の閉
断面形状部13、すなわち、キャブバックアッパメンバ7
のコ字状部7bの角部7eが溶接部材16の上下方向のほぼ中
央部分に溶接18にて一体に直接的に結合されている。
また、キャブバックパネル2の下端縁2aはキャブバック
アッパメンバ7の後端縁7dにスポット溶接され、この下
端縁2aにフロアデッキ6が取付けられている。ところ
で、トラック10の車体構造をこのように構成した場合に
は、上述の車体を第4図に示す如きワンボックスバン20
に適用するに当って、特別な部品を用いることなくトラ
ック車体をそのまま兼用することが可能となる。すなわ
ち、ワンボックスバン20の場合は、第5図に示すよう
に、キャブバックパネル2が省略されてキャブバックメ
ンバ9が車室内において露出されることとなるが、前記
キャブバックメンバ9自身に閉断面形状部13を形成する
ようにしているため、このメンバ9をそのままの状態で
共用することができる。なお、第5図において、21は運
転席の下部に配設されたエンジンルームである。
また、キャブバックパネル2に取付けたアーク溶接用部
材16を利用してキャブバックパネル2をキャブバックメ
ンバ9に溶接するようにしたので、溶接により前記パネ
ル2やメンバ9に穴をあけてしまう等の作業上の失敗を
防ぐことができる。
以上、本考案の一実施例に付き述べたが、本考案は既述
の実施例に限定されるものではなく、本考案の技術的思
想に基いて各種の変形及び変更が可能である。
例えば、キャブバックメンバ9の閉断面形状部13の形状
やキャブバックパネル2の凹部15の形状は必要に応じて
種々に変更可能である。
e.考案の効果 以上の如く、本考案は、既述のような特異な形状を有す
るキャブバックアッパメンバ7及びキャブバックロアメ
ンバ8を用いて上部部分に閉断面形状13を有するキャブ
バックメンバを構成するようにしたので、前記閉断面形
状部13の存在によってキャブバックメンバ9の剛性を充
分に確保することができ、キャブオーバ型車両のうちキ
ャブバックパネル2のある車両(トラック等)及びキャ
ブバックパネル2のない車両(ワンボックスバンやバス
等)の何れにもキャブバックメンバ9をそのまま共用で
き、別個に部品を用いる必要がない。
また、本考案によれば、キャブバックアッパメンバ7の
形状はキャブバックパネル2を適宜に取付けるのに好ま
しい形状であり、取付構造を簡素にすることが可能であ
る。
さらに、本考案によれば、キャブバックパネル2に溶接
部材16を取付けてキャブバックメンバ9の閉断面形状部
13を溶接するようにしたので、キャブバックパネル2に
穴あき等を生じてしまうような溶接の失敗を防止でき、
組付作業を容易かつ能率良く行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の一実施例を示すものであっ
て、第1図はキャブオーバ型車両の1種であるトラック
の側面図、第2図はトラックの運転席の斜視図、第3図
は第2図におけるIII-III線拡大断面図、第4図はキャ
ブオーバ型車両の1種であるワンボックスバンの側面
図、第5図はワンボックスバンの車体構造を示す概略断
面図、第6図は従来のトラックの車体構造を示す断面
図、第7図はワンボックスバン専用のキャブバックメン
バの拡大断面図である。 1……運転席、2……キャブバックパネル、7……キャ
ブバックアッパメンバ、7a……前端縁、7b……コ字状
部、7c……垂下部、7d……後端縁、8……キャブバック
ロアメンバ、8a……前端縁、8b……後端縁、9……キャ
ブバックメンバ、10……キャブオーバ型車両の1種であ
るトラック、13……閉断面形状部、15……凹部、16……
溶接用部材、18……溶接、20……キャブオーバ型車両の
1種であるワンボックスバン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A) ほぼ水平面上に配置される前端縁
    7aと、この前端縁7aに連設されかつ前記前端縁7aよりも
    上方側に屈曲成形されたコ字状部7bと、このコ字状部7b
    に連設されかつ前記コ字状部7bよりも下方に垂下された
    垂下部7cと、この垂下部7cの下端において前記前端縁7a
    とは反対側に屈曲された後端縁7dとから成るキャブバッ
    クアッパメンバ7、及び (B) 前端部分が前記キャブバックアッパメンバ7の
    前端縁7aに結合される前端縁8aと、この前端縁8aに対し
    て下方に屈曲されかつ前記垂下部7cの上部箇所に結合さ
    れる後端縁8bとから成るキャブバックロアメンバ8、 により、上部部分に閉断面形状部13を有するキャブバッ
    クメンバ9を構成すると共に、前記キャブバックメンバ
    9に取付けられるキャブバックパネル2に溶接用部材16
    を取付け、前記キャブバックメンバ9の閉断面形状部13
    に前記溶接用部材16を直接的に溶接する構成としたこと
    を特徴とするキャブオーバ型車両の車体構造。
JP1989077090U 1989-06-30 1989-06-30 キャブオーバ型車両の車体構造 Expired - Fee Related JPH0750306Y2 (ja)

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