JPH0750199Y2 - 印刷機の給水装置 - Google Patents

印刷機の給水装置

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JPH0750199Y2
JPH0750199Y2 JP1989055262U JP5526289U JPH0750199Y2 JP H0750199 Y2 JPH0750199 Y2 JP H0750199Y2 JP 1989055262 U JP1989055262 U JP 1989055262U JP 5526289 U JP5526289 U JP 5526289U JP H0750199 Y2 JPH0750199 Y2 JP H0750199Y2
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JP
Japan
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roller
swimsuit
water
water supply
gear
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JP1989055262U
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JPH02146028U (ja
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信明 斉藤
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Komori Corp
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Komori Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は印刷機において、版胴に装着された版の表面に
湿し水を供給する給水装置に関するものである。
〔従来の技術〕
平版印刷機において版胴に装着された版にはインキ装置
と給水装置とでインキと湿し水(以下水という)とがそ
れぞれ供給されて画像が形成され、この画像は直接また
はゴム胴を介し紙に転写されて印刷が施される。上記給
水装置は、水舟内に蓄えられた水を次のローラへの連続
的に供給するか間欠的に供給するかによって連続給水装
置と間欠給水装置とに分類され、このうち連続給水装置
は例えば3本ローラ式の場合従来一般に次のように構成
されている。すなわち水舟内に蓄えられた水内には水元
ローラが浸漬されて回転しており、この水元ローラに
は、調量ローラが対接されている。調量ローラには、版
面へ着脱自在に対接される水着ローラが対接されてお
り、水着ローラにはライダローラが対接されている。こ
のように構成されていることにより、水舟内の水は、回
転する水元ローラで引上げられることによりその表面に
皮膜となって付着し、調量ローラに転移して調量された
のち、水着ローラで版面に供給される。この場合、水着
ローラ上に付着している水の膜厚は、ライダローラによ
って各方向へ均一に均されて版面に供給されることによ
り、印刷物の品質向上が計れる。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、このような給水装置においては、版胴の表面
に設けられた版装着用の切欠きに水着ローラが対応する
ときだけ水の供給が中段されることによりその分だけ水
着ローラに水膜が厚く残り、水着ローラの1回転後に版
胴有効面へ供給される水膜が厚くなるが、従来の給水装
置ではライダローラを設けたりローラ間のニップ圧を変
えるだけでこの水膜が厚くなるのを防止しようとしてい
るために、満足すべき効果が得られず、水目と呼ばれる
縞目状の印刷障害が発生するのを完全に防ぐことがでな
いという問題があった。
〔課題を解決するための手段〕
このような課題を解決するために本考案では、水着ロー
ラとこれに対接するライダローラとをギアで駆動連結す
るとともに、これら水着ローラとライダローラとの周速
度が互いに異速度となるように前記ギアの歯数比を設定
した。
〔作用〕
上流側のローラから水着ローラに転移して版面に供給さ
れる水は、水着ローラとライダローラとが周速度差によ
りスリップするので、版胴の切欠きに対接することによ
り水着ローラに残った厚い水膜は、スリップするライダ
ローラで均され、版面へ均一に供給される。
〔実施例〕
第1図において第2図は本考案に係る印刷機の給水装置
の実施例を示し、第1図は原動フレーム側の側面図、第
2図は操作フレーム側の縦断面図である。図において、
左右のフレーム1には、周面に版2が装着された版胴3
が図に矢印Aで示す方向に回転駆動されて軸支されてお
り、その斜め下方には、水4が蓄えられた水舟5が左右
のフレーム1間に支架されている。水舟5内の水4に
は、水元ローラ6が浸漬されて図に矢印Bで示す方向に
回転駆動されており、この水元ローラ6の上方には、図
に矢印Cで示す方向に回転駆動される調量ローラ7が左
右のフレーム側に軸支されている。調量ローラ7の両端
軸を軸支する軸受のボスには、ほゞV字状に形成された
左右一対の揺動アーム8が揺動自在に支持されており、
これら各揺動アーム8の一方の遊端部には、三叉状に形
成されたローラアーム9が、ピン10を中心にして揺動自
在に枢支されている。ローラアーム9の版胴3側端部に
形成された軸受部9aには、調量ローラ7と版2の表面と
に対接する水着ローラ11が蓋体12で脱落を規制された軸
受13を介して回転自在に軸支されている。そして、第1
図では図示を省略したが、ローラアーム9は第2図に示
す軸受部9aと同軸上のレバー14と、フレーム1側のスタ
ッド15との間に介装されたばね力が調整自在なばね部材
(図示せず)により水着ローラ11を版2の表面に圧接さ
せる方向の回動力を付与されている。また、ローラアー
ム9の遊端部と、揺動アーム8の遊端部との間を連結す
る摺動自在なばね軸16上には、ダブルナット17によりば
ね力を調整自在に形成された圧縮コイルばね18が、弾発
力を蓄積されて介装されている。19は揺動アーム8の時
計方向への回動限を規制する調整自在なストッパであ
り、また、20は揺動アーム8の反時計方向への回動限を
規制する調整自在なストッパである。
ローラアーム9に形成された別の軸受部9bには、水着ロ
ーラ11に対接するライダローラ21が、押え板22に螺入さ
れた進退調節自在なボルト23により脱落を規制されて回
転自在に軸支されており、水着ローラ11とライダローラ
21とは、調量ローラ7側からギア駆動されている。すな
わち、第2図では図示しない原動フレーム側には、原動
側から回転駆動されるギア24が調量ローラ7の軸端部に
軸着されており、また揺動アーム8にはギア24と噛合う
中間ギア25が回動自在に枢着されている。さらに、ロー
ラアーム9のピン10には、中間ギア25と噛合う別の中間
ギア26が回動自在に嵌装されており、水着ローラ11の原
動側軸端部には、中間ギア26に隣接する中間ギア27(第
1図では中間ギア26と重なって図示)と噛合うローラギ
ア28が軸着されている。以上は原動フレーム側である
が、第2図に示す操作側のフレーム1側には、ギア29が
水着ローラ11の操作側軸端部に軸着されており、ライダ
ローラ21の操作側軸端部には、ギア29と噛合うギア30が
軸着されている。こうすることにより水着ローラ11とラ
イダローラ21とは水元ローラ7側から駆動されて図に矢
印D,Eで示すように互いに逆方向に回転するが、ギア29
とギア30との歯数比は、水着ローラ11とライダローラ21
との周速度が互いに異速度となってスリップするように
設定されている。
ローラアーム9の遊端部には他端を図示しないローラ着
脱用のシリンダ側に連結されたロッド31が枢着されてお
り、図示の状態からシリンダでロッド31を図の左方へ引
っ張ることにより、ローラアーム9と揺動アーム8とが
一体的に揺動し水着ローラ11が版2の表面から離れて脱
状態になるとともに、両アーム9,8がさらに揺動して揺
動アーム8がストッパ20に当接してからのちは、ローラ
アーム9のみが圧縮コイルばね18の弾発力に抗して揺動
し、水着ローラ11が調量ローラ7から離れて脱状態とな
るように構成されている。
以上のように構成された給水装置の動作を説明する。図
示のように各ローラ6,7,11,21を着状態にして印刷作業
を開始すると、ギヤ24,25,26,27,28,29,30の噛合によ
り、各ローラ6,7,11,21が回転するので、水舟5内の水
4は、水元ローラ6で引上げられて調量ローラ7に転移
したのちさらに水着ローラ11に転移し、水着ローラ11か
ら版2の表面に供給される。この場合、ライダローラ21
が水着ローラ11に対接して回転していることにより、水
着ローラ11上の水が各方向に均されるが、ギア29,30の
歯数比の設定により水着ローラ11とライダローラ21とが
異なった周速度で回転して互いにスリップしているの
で、水着ローラ11が版胴3の切欠きに対接することによ
り水着ローラ11に残った厚い水膜はスリップするライダ
ローラ21で均され、版面へ均一に供給される。
印刷作業が中断されてシリンダが作動し、ロッド31が引
っ張られると、ローラアーム9と揺動アーム8とが一体
的に揺動し水着ローラ11が版2の表面から離れて脱状態
になるとともに、両アーム9,8がさらに揺動して揺動ア
ーム8がストッパ20に当接してからのちは、ローラアー
ム9のみが圧縮コイルばね18の弾発力に抗して揺動し、
水着ローラ11が調量ローラ7から離れて脱状態となる。
この状態から印刷作業が再開されてシリンダが先程とは
逆方向に作動し、ロッド31が押されると、圧縮コイルば
ね18の弾発力によりローラアーム9のみが揺動して水着
ローラ11が設定ニップ圧で調量ローラ7に圧接されると
ともに、このあとはローラアーム9と揺動アーム8とが
一体的に揺動し、水着ローラ11が設定ニップ圧で版面に
圧接される。
なお、本実施例は本考案を3本ローラ式連続給水装置に
適用した例を示したが、4本ローラ式連続給水装置や間
欠給水装置にも同様に適用でき、同様の作用効果が得ら
れる。
〔考案の効果〕
以上の説明により明らかなように本考案によれば印刷機
の給水装置において、水着ローラとこれに対接するライ
ダローラとをギアで駆動連結するとともに、これら水着
ローラとライダローラとの周速度が互いに異速度となる
ように前記ギアの歯数比を設定したことにより、水着ロ
ーラとライダローラとがスリップし、水着ローラが版胴
の切欠きに対接することにより水着ローラに残った厚い
水膜はスリップするライダローラで均され、版面へ均一
に供給されるので、水目などの印刷障害が発生せず、印
刷物の品質が向上するとともに、損紙の発生量が減少す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案に係る印刷機の給水装置の
実施例を示し、第1図は原動フレーム側の側面図、第2
図は操作フレーム側の縦断面図である。 11……水着ローラ、21……ライダローラ、29,30……ギ
ア。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水着ローラとこれに対接するライダローラ
    とをギアで駆動連結するとともに、これら水着ローラと
    ライダローラとの周速度が互いに異速度となるように前
    記ギアの歯数比を設定したことを特徴とする印刷機の給
    水装置。
JP1989055262U 1989-05-16 1989-05-16 印刷機の給水装置 Expired - Lifetime JPH0750199Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989055262U JPH0750199Y2 (ja) 1989-05-16 1989-05-16 印刷機の給水装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989055262U JPH0750199Y2 (ja) 1989-05-16 1989-05-16 印刷機の給水装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02146028U JPH02146028U (ja) 1990-12-11
JPH0750199Y2 true JPH0750199Y2 (ja) 1995-11-15

Family

ID=31578053

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JP1989055262U Expired - Lifetime JPH0750199Y2 (ja) 1989-05-16 1989-05-16 印刷機の給水装置

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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT390032B (de) * 1982-06-03 1990-03-12 Heidelberger Druckmasch Ag Feuchtwerk fuer offsetdruckmaschinen, insbesondere fuer kleinoffsetmaschinen
JPS602364A (ja) * 1983-06-20 1985-01-08 Dainippon Printing Co Ltd オフセツト印刷機の湿し水装置
JPS6015157A (ja) * 1983-07-07 1985-01-25 Akiyama Insatsuki Seizo Kk 印刷機の給水機構

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JPH02146028U (ja) 1990-12-11

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