JPH0750178Y2 - 高粘度液の攪拌混合装置 - Google Patents

高粘度液の攪拌混合装置

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Publication number
JPH0750178Y2
JPH0750178Y2 JP1991000247U JP24791U JPH0750178Y2 JP H0750178 Y2 JPH0750178 Y2 JP H0750178Y2 JP 1991000247 U JP1991000247 U JP 1991000247U JP 24791 U JP24791 U JP 24791U JP H0750178 Y2 JPH0750178 Y2 JP H0750178Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
viscosity liquid
stirring
container
stirring plates
rotating
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1991000247U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0494612U (ja
Inventor
芳敬 梶村
秀太郎 森
隆文 嶋田
節男 大本
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、重縮合体を製造するプ
ロセスや高粘度液から揮発分を脱揮するプロセスに用い
られる高粘度液の攪拌混合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】容器内に互いに平行に配置され同一方向
に同一回転数で回転する回転軸を複数本設け、各回転軸
に複数の攪拌板を前記容器の内壁と前記攪拌板および前
記攪拌板同志を僅かな隙間を残して近接するように設
け、高粘度液を回転軸の軸方向へ送って攪拌混合する装
置が提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記の平行な複数の回
転軸の各々に複数の攪拌板を取付けた攪拌混合装置で
は、高粘度液が回転軸の軸方向に送られるために、従
来、高粘度液をシールするために、グランドパッキン等
のシールが使用されているが次の不具合があった。
【0004】(1) 高粘度液の特性から完全にシールす
ることができない。 (2) 使用中に度々、増締めをする必要がある。
【0005】(3) もし、高粘度液がシールから洩れた
場合には、固化して他装置の機能を弱める可能性があ
る。
【0006】本考案は、前記の高粘度液の漏洩を防止す
ることができる攪拌混合装置を提供しようとするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、容器内に互い
に平行に配置され同一方向に同一回転数で回転する回転
軸を複数本設け、各回転軸に複数の攪拌板を前記容器の
内壁と攪拌板および攪拌板同志が僅かな隙間を残して近
接するように設け、高粘度液を回転軸の軸方向へ送る攪
拌混合装置において、前記容器の高粘度液出口近傍に、
前記攪拌板を高粘度液の流れが逆方向になるように各回
転軸に複数個配置した。
【0008】
【作用】本考案では、複数の回転軸に設けられ、回転軸
と共に回転する攪拌板によって、容器内の高粘度液は容
器内で回転軸の軸方向に送られ、同時に攪拌板の回転に
よって高粘度液は攪拌混合される。高粘度液の出口近傍
には、高粘度液が逆方向へ流れるような複数の攪拌板が
各回転軸に設けられているために、高粘度液出口から容
器端部においては、前記回転軸の軸方向への送り作用が
作用せず、これによって、容器端部の回転軸と容器との
間のシール等からの高粘度液の漏洩が防止される。
【0009】
【実施例】以下、本考案の攪拌混合装置の一実施例を、
図1ないし図6によって説明する。図1は本考案の一実
施例に係る横型攪拌混合装置の横方向水平断面、図2は
図1中I−I線断面、図3は図1中II−II線断面、図4
は図1中III −III 線断面、図5は図1中IV−IV線断
面、図6は図1中V−V線断面である。
【0010】横型筒体状容器1外周には、熱媒体の出入
口2、3を有するジャケット4が備えられ、容器1の両
端部付近には処理物質の出入口5、6が設けられてい
る。また、容器1にはギランドパッキン7aを備えた軸
受7を介して2本の回転軸8、9が水平に互いに平行に
設けられ容器1に対して回転自在となっている。容器1
内の回転軸8、9には各々複数枚づつの円板状の攪拌板
10、11が串差し状に回転軸8、9の軸方向に対応し
て固定され、回転軸8、9は各々同一方向、同一回転速
度で回転するように図示しない駆動部に連結されてい
る。
【0011】攪拌板10、11の回転軸8、9の軸方向
に垂直の断面は回転軸中心間距離opにほぼ等しい直径
を有する円であり、各々の中心A1 、B1 、A2 、B2
…を中心として同一方向、同一回転角速度で回転した場
合に各対応する攪拌板10、11同志が干渉しないよう
に、かつ、容器1の内壁と僅かな隙間を残して各攪拌板
10、11が回転するように、各攪拌板10、11が回
転軸8、9に取付けられている。更に、対応する各攪拌
板10、11の中心A1 、B1 ;A2 、B2 ;…のそれ
ぞれは回転軸8、9の軸心O、Pから同一方向に同一距
離だけ離れて偏心するようになっている。
【0012】攪拌板10、11の偏心位置をずらした対
応する複数個の攪拌板は10a、11a;10b、11
b;10c、11c;…で示されており、各々対応する
攪拌板10a、11a;10b、11b;10c、11
c;…のそれぞれは互いに僅かな間隙をおくように構成
されている。また、互いに隣接する攪拌板10、11の
自転中心は、回転中心O、Pを中心としてA1 、B1
らA2 、B2 へと順次同自転中心O、Pまわりに同一の
方向に移動するように位置しており、攪拌板10、11
自体が断続的なスクリューを形成するようになってい
る。
【0013】以上のような構成の攪拌板においては、複
数の攪拌板10a、11b、…;11a、11b、…に
よって断続的なスクリューが形成され、攪拌板の回転に
よって、強力な処理物送り作用が生起され、容器1内へ
入口5から供給された高粘度液は、攪拌板10、11の
回転によって回転軸8、9の軸方向へ送られ、かつその
間に攪拌混合されて出口6から排出される。
【0014】本実施例では更に、出口6と容器1の出口
6側の端部との間において、回転軸8、9に複数の攪拌
板10w、10x、…;11w、11x、…を配置し
た。これらの攪拌板の形状、容器と相互の攪拌板との間
の関係は、前記攪拌板10a、10b、…;11a、1
1b、…と同様である。ただ互いに隣接する攪拌板10
w、11w;10x、11x;…の自転中心は、図5お
よび図6に示すように、回転中心O、Pを中心として順
次同回転中心まわりに同一の方向に移動するように位置
しているが、その自転中心の移動方向は前記攪拌板10
a、10b;11a、11b;…の移動方向とは逆方向
になっており、前記攪拌板10a、11a、…10b、
11b…で形成される断続的なスクリューに対して、攪
拌板10w、10x…;11w、11x…で形成される
断続的なスクリューは逆方向の送り作用を与えるように
なっている。
【0015】本実施例では、攪拌板10a、11a、
…;10b、11b、…で形成される断続的なスクリュ
ーによって、高粘度液に回転軸8、9の軸方向へ入口5
から出口6へ向う強力な送り作用が与えられるが、出口
6と容器1の一端部との間では攪拌板10w、10x、
…;11w、11x、…で形成される断続的なスクリュ
ーによって逆方向の送り作用が作用する。従って、容器
の端部の高粘度液には送り作用が作用せず、回転軸8、
9と容器1との間のグランドパッキン等に高粘度液が浸
入することがなく、高粘度液の漏洩を防止することがで
きる。
【0016】
【考案の効果】本考案では、高粘度液出口近傍に、入口
から出口へ向って高粘度液を送る攪拌板とは逆方向の送
りを与える複数の攪拌板を配置したことによって、簡単
な装置によって高粘度液の容器からの漏洩を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る攪拌装置の軸方向水平
断面図である。
【図2】図1のI−I線に沿う軸方向断面図である。
【図3】図1のII−II線に沿う縦断面図である。
【図4】図1のIII −III 線に沿う縦断面図である。
【図5】図1のIV−IV線に沿う縦断面図である。
【図6】図1のV−V線に沿う縦断面図である。
【符号の説明】
1 容器 5 入口 6 出口 7 軸受 8、9 回転軸 10a、10b、…10w、10x、…、10z、…1
1a、11b、…11w、11x、…、11z 攪拌板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 大本 節男 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内 (56)参考文献 実公 昭63−25127(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器内に互いに平行に配置され同一方向
    に同一回転数で回転する回転軸を複数本設け、各回転軸
    に複数の攪拌板を前記容器の内壁と攪拌板および攪拌板
    同志が僅かな隙間を残して近接するように設け、高粘度
    液を回転軸の軸方向へ送る攪拌混合装置において、前記
    容器の高粘度液出口近傍に、前記攪拌板を高粘度液の流
    れが逆の方向になるように複数個各回転軸に配置したこ
    とを特徴とする高粘度液の攪拌混合装置。
JP1991000247U 1991-01-09 1991-01-09 高粘度液の攪拌混合装置 Expired - Lifetime JPH0750178Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991000247U JPH0750178Y2 (ja) 1991-01-09 1991-01-09 高粘度液の攪拌混合装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991000247U JPH0750178Y2 (ja) 1991-01-09 1991-01-09 高粘度液の攪拌混合装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0494612U JPH0494612U (ja) 1992-08-17
JPH0750178Y2 true JPH0750178Y2 (ja) 1995-11-15

Family

ID=31726932

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991000247U Expired - Lifetime JPH0750178Y2 (ja) 1991-01-09 1991-01-09 高粘度液の攪拌混合装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5635047B2 (ja) * 2012-09-07 2014-12-03 株式会社日本製鋼所 二軸スクリュ押出機及び混練方法

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Publication number Publication date
JPH0494612U (ja) 1992-08-17

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Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960514