JPH0749825Y2 - チップ部品の半田付構造 - Google Patents

チップ部品の半田付構造

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JPH0749825Y2
JPH0749825Y2 JP15082689U JP15082689U JPH0749825Y2 JP H0749825 Y2 JPH0749825 Y2 JP H0749825Y2 JP 15082689 U JP15082689 U JP 15082689U JP 15082689 U JP15082689 U JP 15082689U JP H0749825 Y2 JPH0749825 Y2 JP H0749825Y2
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chip component
solder
wiring board
printed wiring
fillet
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曠 奥津
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電子機器に用いるプリント配線基板にあっ
て、自動半田付装置を用いて同プリント配線基板に実装
するチップ部品の半田付性の改良に関する。
〔従来の技術〕
従来のチップ部品の半田付構造においては、第2図に示
すようなものが用いられている。
第2図は従来例を示すチップ部品の半田付構造の一部省
略平面図である。
従来においては、表面実装を行う場合、レジストインク
等のマスキング24を施した銅箔パターン23および半田フ
ィレット25を形成したプリント配線基板22にチップ部品
21を搭載する順序は、プリント配線基板22に紫外線ある
いは熱硬化性の接着剤27を塗布し、前記チップ部品21の
中央において固定した後、前記プリント配線基板22の上
下を反転し、自動半田付装置によりフラックスを自動塗
布し、その後半田付を行っている。
この場合、自動半田付装置とプリント配線基板との相対
的な動きの関係から、チップ部品21の陰になる側の半田
フィレット25部分がチップ部品21の幅と同じか狭くなっ
ている関係から、前記フラックスによるガスが発生する
ことが合わせ、ガス抜用孔26があったとしても、半田が
チップ部品21の陰になる部分に入り込めない状況とな
り、この主な原因により、半田付が成されない箇所が多
く発生する。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来のチップ部品の半田付構造において、フラックスよ
りガスが発生して半田付を阻害することに対して、半田
付が成されてない箇所を無くすことが課題とされてい
た。
〔課題を解決するための手段〕
表面実装を行うプリント配線基板の半田フィレットにお
いて、少なくとも半田流れに対し影になる側のチップ部
品の半田フィレットに対し、同チップ部品の長軸方向の
前記半田フィレット内に少なくとも一つの孔のガス抜き
孔を設け、同長軸方向に対し同ガス抜き孔の両側の前記
フィレットの面積を異ならしめて、同二つの面積の大き
な方をチップ部品側に対応せしめることにより、フラッ
クスによるガスに抗して半田の濡れを良好に促進せんと
するものである。
〔作用〕
本考案のチップ部品の半田付構造は半田フィレットの形
状に特徴をもったものである。
すなわち、自動半田付する際の、自動半田付装置とプリ
ント配線基板との相対的な動きの関係から、チップ部品
の陰になる側の半田フィレット部品がガス抜用孔を中心
に面積が異なるようになっている関係から、前記フラッ
クスによるガスが発生することと合わせ、ガス抜用孔が
あったとしてもフラックスにより一瞬蓋されたごとくに
なって、ガス抜用孔の効果がうしなわれることがあった
場合でも、半田が前記チップ部品の陰になる部分に入り
込めない状況が避けられることとなり、傾斜配置した先
端からの前記孔のある基部(チップ部品側)へ半田を誘
導することができるので、傾斜した前記半田フィレット
と、自動半田付装置(図示せず)とプリント配線基板と
の相対的な方向および同半田付装置の半田憤流の流れ方
向との関係で半田フィレットの先端から同半田フィレッ
ト基部に対して前記ガスに抗して前記半田の流れ込が起
こる結果、前記チップ部品の陰になる部分に同半田が回
り込んで半田フィレット基部とチップ部品の片側の半田
付端子に確実に半田付が可能となる。
〔実施例〕
本考案の一実施例について図面を用いて詳細に説明す
る。
第1図は本実施例を示すプリント配線基板へチップ部品
を搭載したときの一部分を示す平面図である。1はチッ
プ部品、2はフェノール、エポキシ、ポリエステル等の
樹脂から成るプリント配線基板、3は同プリント配線基
板2上に写真製版やシルクスクリーン法により銅箔にて
配線された銅箔パターンであり、同銅箔パターン3上に
レジストインク等にてマスキング部分4を設けることに
より、余分は半田付がなされることがないようにすると
ともに、半田が半田フィレット5に対し平均に流れて非
対象な付着等のないように、必要な箇所に半田付できる
基本形状をもっている。
即ち、チップ部品1の幅aに対して、半田フィレット5
の同チップ部品1側の幅を広くし、また、ガス抜用孔6
を設けてほぼ同一幅となるようレジストインク4を施し
ている。
同半田フィレット5に連続したフィレットはチップ品1
の幅aから暫時細くしていく。このようにして、前記ガ
ス抜用孔6およびチップ部品1の長軸方向に対して異な
った面積の部分A5a,B5bをそれぞれ設けることにより、
アンバンランスの面積により半田フィレット5の非対象
に付着する性質を利用して、チップ部品1の片側の端子
と半田フィレット5との間での半田付を促進するもので
ある。
前記チップ部品1の幅aとほぼ同様に連続した同半田フ
ィレット5への延長線に対し直角とはならない方向に半
田フィレット5を傾斜して設け、半田流れに対し陰にな
らない部分を5c、陰になる部分を5dとする。なお、この
傾斜角度は図示の如くほぼ45度でもよいし、更に他の角
度でもよい。
〔考案の効果〕
本考案は、前述のとおり、自動半田付装置とプリント配
線基板の相対記方向の関係より、表面実装されるチップ
部品の陰においてフラックスによるガスが発生すること
と合わせ、半田が前記チップ部品の陰になる部分に入り
込めない状況から回避することができる半田フィレット
形状にできるため、半田付が成されない箇所の発生を防
止できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示すプリント配線基板へチッ
プ部品を搭載したときの一部分を示す平面図、第2図は
従来のプリント配線基板へチップ部品を搭載したときの
一部分を示す側面図である。 1……チップ部品、2……プリント配線基板、3……銅
箔パターン、4……レジストインク等のマスキング、5
……半田フィレット、5a……面積A、5b……面積B、5c
……半田流れに対し陰にならない部分、5d……半田流れ
に対し陰になる部分、6……ガス抜用孔、7……半田流
れ方向、21……チップ部品、22……プリント配線基板、
23……銅箔パターン、24……レジストインク等のマスキ
ング、25……半田フィレット、26……ガス抜用孔、27…
…接着剤、28……プリント配線基板の移動方向。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子機器に用い表面実装を行うプリント配
    線基板にあって、銅箔パターンおよびチップ部品を搭載
    するための半田フィレットをそれぞれ形成したプリント
    配線基板を設け、少なくとも半田流れに対し陰になる側
    で前記チップ部品の長軸方向の前記半田フィレット内に
    少なくとも一つのガス抜き用孔を設け、同長軸方向に対
    し同ガス抜き用孔の両側の前記フィレットの面積を異な
    らしめ、同二つの面積のうち大なる面積側を前記半田フ
    ィレット間に搭載する前記チップ部品側に対応せしめ、
    角形のチップ部品を設け同チップ部品を前記プリント配
    線基板の前記半田フィレット間に仮固着し噴流する半田
    を用いて同チップ部品を固着するようにしてなるチップ
    部品の半田付構造。
JP15082689U 1989-12-28 1989-12-28 チップ部品の半田付構造 Expired - Lifetime JPH0749825Y2 (ja)

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JPH0390473U JPH0390473U (ja) 1991-09-13
JPH0749825Y2 true JPH0749825Y2 (ja) 1995-11-13

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