JPH0749126B2 - 帯鋼のスキンパスミル - Google Patents

帯鋼のスキンパスミル

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JPH0749126B2
JPH0749126B2 JP61266680A JP26668086A JPH0749126B2 JP H0749126 B2 JPH0749126 B2 JP H0749126B2 JP 61266680 A JP61266680 A JP 61266680A JP 26668086 A JP26668086 A JP 26668086A JP H0749126 B2 JPH0749126 B2 JP H0749126B2
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JP
Japan
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skin pass
work roll
pass mill
strip steel
strip
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JP61266680A
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俊博 武政
信行 谷口
哲雄 梶原
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、熱延帯鋼の酸洗処理に先立ちその前処理を行
なうスキンパスミルに関するものである。
<従来の技術> 熱間圧延された熱延帯鋼(以下「帯鋼」とする。)は、
圧延時に生じた表面のスケールを除去するため、通常酸
洗装置に送り酸洗処理を行なうようになっている。前記
スキンパスミルは、上記酸洗装置の手前側に配置され酸
洗に先立つ前処理を帯鋼に施こす装置である。かかるス
キンパスミルの構成を第3図に示す。図に示すようにス
キンパスミル100は、枠体102の内部にワークロール104
とバックアップロール106を帯鋼10を挾んで上下に一対
それぞれ回転自在かつ昇降可能に収納し、そしてこのス
キンパスミル100の帯鋼10の入側(すなわち上流側)及
び出側(すなわち下流側)の各々にテンションブライド
ル108,及び110設置して構成されている。尚、図中112は
ジャッキ、Zは帯鋼10の搬送方向であり、帯鋼10は前記
テンションブライドル108及び110で張力が付与された状
態でワークロール104間を通過し、このワークロール104
で挾圧されるようになっている。
前記スキンパスミル100の目的及びその作用は、まず第
1に帯鋼10のスケール層に歪みを生じさせて、スケール
層に亀裂を入れることで酸洗液の浸透を早めスケールの
溶解を促進させて酸洗処理時間の短縮を図ることであ
り、第2の点は、帯鋼10の降伏点伸びを除去して腰折れ
を防止する材質特性の改善であり、第3の点は帯鋼10の
形状の矯正などである。
<発明が解決しようとする問題点> ところが従来のスキンパスミル100では前記目的のうち
第2の点、つまり材質特性の改善という観点からはその
目的を十分はたしていると言えるが、第1の点及び第3
の点では問題点を有している。それは第1の点における
スケールブレイキングに関しては、巻取温度の高い通常
の帯鋼(HCT)や低温巻取帯鋼(LCT)の場合は問題がな
いが、例えば巻取温度の高い極低炭素鋼板(HCT)等の
離脱スケール鋼板の場合には十分にその目的を達成でき
ない。且つ第3の点、すなわち帯鋼10の形状矯正に関し
ては、近年酸洗装置のライン速度が生産性向上のため高
速化(例えばば300m/min)されるに伴ない、帯鋼10の形
状不良を原因とする蛇行等トラッキング不良が問題とさ
れてきており、そのためスキンパスミルにおける形状矯
正が重要となってきているが、従来のスキンパスミル10
0の場合では良くとも急峻度λ=1.0%程度の形状矯正能
力であり、前述したような高速搬送ではトラッキング不
良を発生させてしまう。従って以上のような点から、酸
洗装置におけるライン速度を、殊に前記極低炭素鋼板の
HCT材の場合には高くできず、従来のスキンパスミルで
はせいぜい150m/minが限度となっていた。
<問題点を解決するための手段> そこで、本発明では、極低炭素鋼板の高温巻取材(HC
T)等の離脱スケール材に対しても、効果的にスケール
層にクラックを発生させ、かつ、高速酸洗(例えば300m
/min)下でも円滑なトラッキングを可能とする形状矯正
能力を具備したスキンパスミルを提供することを目的と
して、スキンパスミルを以下の如く構成したのである。
すなわち酸洗ライン入側に設置され帯鋼の入側と出側に
それぞれテンションブライドルを有するスキンパスミル
において、当該スキンパスミルに近接して前記帯鋼の出
側に、前記帯鋼を挾んでワークロールを該帯鋼の下流側
のワークロールが上流側のワークロールより大径に形成
して備えるとともに前記ワークロールの少なくとも一方
に該ワークロールを上下動させるインタメッシュ調整装
置を有する伸長ユニットを設置して帯鋼のスキンパスミ
ルを構成したのである。
<実 施 例> 以下、本発明にかかるスキンパスミル2の一実施例を第
1図に基づき説明する。
このスキンパスミル2は、従来例において述べたと同様
酸洗装置(図示せず)手前側に設けられたもので、枠体
4の内部にワークロール6とバックアップロール8を帯
鋼10を挾んで上下に一対それぞれ回転自在且つ下方に設
けた押上装置12により昇降自在に取り付けこれを本体5
とし、帯鋼10を上記ワークロール6間に挾持させ、この
帯鋼10の上流側(すなわち図中右側)に入側テンション
ブライドル14を及び下流側に出側テンションブライドル
16を備えて構成されている。そして入側テンションブラ
イドル14と出側テンションブライドル16とは、内部に2
本1組のロール18をそれぞれ平行に有し、帯鋼10をこれ
らロール18に僚略S字状となるよう通して、前記本体5
を通過する帯鋼10に張力を付与するようになっている。
本実施例にかかるスキンパスミル2の特徴とするところ
は、上記本体5に近接させて帯鋼10の出側に伸長ユニッ
ト20を設置したことである。この伸長ユニット20は、枠
体26内に第1ワークロールユニット22,及び第2ワーク
ロールユニット24を各々前記帯鋼10の上下に該帯鋼10を
挾持するように備え、かかる状態で該枠体26を前記枠体
4に一体に固着させてある。前記第1ワークロールユニ
ット22、すなわち帯鋼10の上方に備えられたものは2本
のバックアップロール28とワークロール30とからなり、
一方帯鋼10の下方に備えられた第2ワークロールユニッ
ト24は、上記第1ワークロールユニット22より帯鋼10の
上流側に配置されており、前記ワークロール30より小径
のワークロール32を2本のバックアップロール34で支持
するように構成してある。更にこの第2ワークロールユ
ニット24の下方には該第2ワークロールユニット24を上
下方向に移動させるインタメッシュ調整装置36が設けら
れている。
本実施例のスキンパスミル2は上記のような構成である
ことから、矢印Z方向に進行する帯鋼10は、入側テンシ
ョンブライドル14と出側テンションブライドル16とその
所要の張力が付与され、この状態で本体5のワークロー
ル6により圧延されて降伏点伸びが消去され腰折れが防
止されると同時にスケール層にクラックが発生し伸長ユ
ニット20に送られる。この伸長ユニット20で帯鋼10は、
ワークロール32及びワークロール30とで順曲げ及び逆曲
げがなされて伸長されることにより部分伸びが矯正され
るとともに本体5で発生せしめられたスケール層のクラ
ックがさらに一層増大され、かつ脱スケールが図られ
る。さらに伸長ユニット20は、下流側に配されたワーク
ロール30が上流側に配されたワークロール32により適宜
大径に形成してあることから帯鋼10は該帯鋼10に生じた
C反りも矯正されるため、形状の良好な平坦な板(例え
ば急峻度λ≒0.1〜0.2)に矯正され後続の連続酸洗装置
(図示せず)へ送られる。
尚、上記実施例では伸長ユニット20におけるワークロー
ルユニットを一組設けこの一組により帯鋼10を挾持する
ようにしたが、本発明はこれに限らずワークロールユニ
ットを1組以上設定したものでもよい。又インタメッシ
ュ調整装置36は、上下に配された第1ワークロールユニ
ット22および第2ワークロールユニット24のいずれの側
に設けてもよく、更に上下それぞれに設置したものでも
よい。
<発明の効果> 以上述べたように本発明にかかるスキンパスミルによれ
ば、帯鋼を挾むようにワークロールを配してなる伸長ユ
ニットをスキンパスミル本体に近接して前記帯鋼の出側
に設け、且つ上記ワークロールのうち該帯鋼の下流側に
備えたワークロールを上流側に備えたワークロールより
も大径に形成したことにより、スキンパスミル本体によ
る帯鋼のスケール層へのクラック発生に加え、より一層
クラックを増大させることができるとともに部分伸びな
らびにC反りによる形状不良矯正でき、かつ脱スケール
が図れる。従って極低炭素鋼板の高温巻取材(HCT)等
の脱離スケール材の場合でも酸洗時間の大幅短縮と良好
なトラッキングを可能とし、酸洗ラインを高速化(例え
ば300m/min)できるとともに腰折れ防止による品質の向
上が可能となり生産能率を大幅に向上させることができ
る。更に本発明によれば既存のスキンパスミル本体及び
テンションブライドルをそのまま流用でき、且つ既存の
スペース内に設置できることから少ない設備費で設定が
可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかるスキンパスミルの第1実施例の
正面図、第2図は従来例を示す正面図である。 図面中、 2はスキンパスミル、 5は本体、 6はワークロール、 8バックアップロール、 10は帯鋼、 14は入側テンションブライドル、 16は出側テンションブライドル、 20は伸長ユニット、 30,32はワークロール、 36はインタメッシュ調整装置である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】酸洗ライン入側に設置され帯鋼の入側と出
    側にそれぞれテンションブライドルを有するスキンパス
    ミルにおいて、当該スキンパスミルに近接して前記帯鋼
    の出側に、前記帯鋼を挾んでワークロールを該帯鋼の下
    流側のワークロールが上流側のワークロールより大径に
    形成して備えるとともに前記ワークロールの少なくとも
    一方に該ワークロールを上下動させるインタメッシュ調
    整装置を有する伸長ユニットを設置したことを特徴とす
    る帯鋼のスキンパスミル。
JP61266680A 1986-11-11 1986-11-11 帯鋼のスキンパスミル Expired - Lifetime JPH0749126B2 (ja)

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JPS63123501A JPS63123501A (ja) 1988-05-27
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JPS5144550A (ja) * 1974-10-16 1976-04-16 Hitachi Ltd Tenshonreberaa
JPS5747519A (en) * 1980-08-01 1982-03-18 Sumitomo Heavy Ind Ltd Descaling method for hot rolled steel sheet
JPS61212410A (ja) * 1985-03-18 1986-09-20 Sumitomo Metal Ind Ltd スキンパス・ミル

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JPS63123501A (ja) 1988-05-27

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