JPH0747740A - シリアルプリンタ - Google Patents

シリアルプリンタ

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JPH0747740A
JPH0747740A JP19470793A JP19470793A JPH0747740A JP H0747740 A JPH0747740 A JP H0747740A JP 19470793 A JP19470793 A JP 19470793A JP 19470793 A JP19470793 A JP 19470793A JP H0747740 A JPH0747740 A JP H0747740A
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JP
Japan
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printing
band
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JP19470793A
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English (en)
Inventor
Makoto Kotani
誠 小谷
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】単票用紙を印字ヘッドによる1印字帯の幅より
短く搬送して最終印字帯の印字を行い、単票用紙を有効
に使用する。 【構成】用紙センサにより単票用紙の後端が検出されて
から算出された紙送りローラから単票用紙の後端までの
距離m−h−(x−t)が、ヘッドにより印字される1
行の印字幅Lより小さい時に、その時の紙送りローラか
ら単票用紙の後端までの距離K=m−h−(x−t)だ
け搬送し、プリントバッファの残りのドットデータを、
その搬送距離に対応する幅だけヘッドの後端のノズルN
o.nに対応する方にシフトして描画するとともに、こ
のシフト処理によりヘッドの前端のノズルNo.1に対
応する方に生じた未描画部分を無印字データで埋め、こ
のプリントバッファに描画されたドットデータで最終行
の印字を行うもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばワイヤドット
プリンタやインクジェットプリンタ等のように、印字ヘ
ッドを単票用紙の搬送方向に対して直交する方向に走査
して、単票用紙に印字を行うシリアルプリンタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、ワイヤドットプリンタやインク
ジェットプリンタ等において、印字ヘッドをキャリアに
搭載し、このキャリアを用紙の搬送方向に対して直交す
る方向に走査して、その搭載された印字ヘッドにより用
紙に印字を行うシリアルプリンタが知られている。
【0003】例えば、インクジェットプリンタでは、電
気信号によりインクを噴射して1ドットの印字を行うノ
ズル(ドット印字素子)を、搬送における用紙の搬送方
向に沿って、1列に配置して構成された印字ヘッドがキ
ャリアに搭載され、このキャリアはキャリアモータによ
り、用紙の搬送方向に対して直交する方向に走査され
る。キャリアに搭載された印字ヘッドには、印字データ
に基づいて電気信号が入力され、この電気信号により各
ノズルが制御されて、用紙への印字が行われる。
【0004】図8に、上述したインクジェットプリンタ
の要部構成の側面図を示す。
【0005】1は、単票用紙2の搬送方向Pに沿って1
列に配列された複数のノズルからなる印字ヘッドで、図
示しないキャリアに搭載されている。この印字ヘッド1
に対向してモールド材料により形成されたプラテン3が
配置され、印字時に前記単票用紙2にしわが生じるのを
防ぐための複数のリブ3aが、前記プラテン3に一体的
に形成されている。
【0006】4は、前記単票用紙2を前記印字ヘッド1
に供給するための紙送りローラであり、この紙送りロー
ラ4の周面の近傍には、印字時に前記単票用紙2を前記
紙送りローラ4と挟んで押圧し、前記単票用紙2を固定
するためのリーフプレート5が対向配置されている。6
及び7は、前記印字ヘッド1により印字された前記単票
用紙2を搬送すると共に、印字終了後、前記単票用紙2
を排出するためのスターホイ−ルである。
【0007】単票用紙2は、紙送りローラ4の回転によ
り、印字ヘッド1の印字位置まで搬送される。単票用紙
2が上記印字位置に到達すると、紙送りローラ4の回転
が停止し、リーフプレート5により単票用紙2が紙送り
ローラ4と挟まれて固定される。そこで、図示しないキ
ャリアモータにより、キャリアが単票用紙2の搬送方向
Pに対して直交する方向に走査され、従って、キャリア
に搭載された印字ヘッドが単票用紙2の搬送方向Pに対
して直交する方向に走査されて、単票用紙2に1行(1
印字帯)の印字が行われる。
【0008】この1行の印字が終了すると、紙送りロー
ラ4及びスターホイ−ル6,7が回転して、単票用紙2
がちょうど印字ヘッド1による1行の印字幅分搬送され
ると、再び紙送りローラ4及びスターホイ−ル6,7は
回転を停止し、リーフプレート5により単票用紙2が紙
送りローラ4と挟まれて固定される。そこで、キャリア
モータが駆動し、走査された印字ヘッド1により次の行
の印字が行われる。
【0009】同様にして、紙送りローラ4及びスターホ
イ−ル6,7による単票用紙2の搬送と、印字ヘッド1
による1行印字を繰り返して、単票用紙2の印字が行わ
れ、印字終了した単票用紙2は、スターホイ−ル6,7
の回転により排出される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のシリアルプリンタ、例えばインクジェットプリンタで
は、印字ヘッド1による1行の印字幅分ずつ搬送して、
1行印字を行い、1枚の単票用紙2を印字するようにな
っていた。
【0011】ところで、図9に示すように、単票用紙2
が印字ヘッド1による1行の印字幅分搬送されたとき
に、単票用紙2の後端が紙送りローラ4とリーフプレー
ト5との間を通り抜けて外れてしまうと、印字時に単票
用紙2が固定されず、印字精度が悪くなるという問題が
あった。
【0012】また、このように、単票用紙2の後端が通
り抜けて外れてしまった場合には、従来以降の印字を行
わないで余白とするようになっていたが、それでは印字
範囲が狭くなり、単票用紙を有効に使用できないという
問題があった。
【0013】そこでこの発明は、単票用紙を印字ヘッド
による1印字帯の幅より短く搬送して最終印字帯の印字
を行うことができ、単票用紙を有効に使用できるシリア
ルプリンタを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は、搬送される
単票用紙の前端方向から後端方向に沿って、列状に配置
された複数のドット印字素子からなる印字ヘッドを単票
用紙の搬送方向に対して直交する方向に走査し、印字ヘ
ッドにより単票用紙に印字を行うシリアルプリンタにお
いて、印字ヘッドの走査路の単票用紙の搬送供給側に配
置され、印字時に単票用紙を固定する固定部材と、この
固定部材の単票用紙の搬送供給側に配置され、単票用紙
の後端を検出する用紙検出センサと、用紙検出センサが
単票用紙の後端を検出した状態のときに単票用紙の後端
から固定部材までの距離を残搬送可能距離として算出
し、この算出された残搬送可能距離が印字ヘッドで印字
される1印字帯の幅より短いか否かを判断する残搬送可
能距離判断手段と、この残搬送可能距離判断手段により
残搬送可能距離が1印字帯の幅より短いと判断されたと
きには、残搬送可能距離の範囲で単票用紙を搬送する最
終印字帯搬送手段と、この最終印字帯搬送手段による搬
送距離に応じて、印字ヘッドにより印字する最終印字帯
の印字描画データを印字ヘッドの後端側に対応する方向
にシフトすると共にこのシフト処理により印字ヘッドの
前端側に対応した部分に生じた未描画部分に無印字デー
タを描画する最終印字帯描画手段と、この最終印字帯描
画手段により描画された描画データに基づいて、最終印
字帯搬送手段により搬送された単票用紙に最終印字帯の
印字を行う最終印字帯印字手段とを設けたものである。
【0015】
【作用】このような構成の本発明において、残搬送可能
距離判断手段により、用紙検出センサが単票用紙の後端
を検出した状態のときに、単票用紙の後端から固定部材
までの距離が残搬送可能距離として算出され、この算出
された残搬送可能距離が印字ヘッドで印字される1印字
帯の幅より短いか否かが判断される。
【0016】この残搬送可能距離判断手段により、残搬
送可能距離が1印字帯の幅より短いと判断されたときに
は、最終印字帯搬送手段により、残搬送可能距離の範囲
で単票用紙が搬送される。
【0017】この最終印字帯搬送手段による搬送距離に
応じて、最終印字帯描画手段により、印字ヘッドにより
印字する最終印字帯の印字描画データが印字ヘッドの後
端側に対応する方向にシフトされると共に、このシフト
処理により印字ヘッドの前端側に対応した部分に生じた
未描画部分に無印字データが描画される。
【0018】最終印字帯印字手段により、最終印字帯描
画手段により描画された描画データに基づいて、最終印
字帯搬送手段により搬送された単票用紙に最終印字帯の
印字が行われる。
【0019】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照して
説明する。
【0020】図1は、この発明を適用したインクジェッ
トプリンタの要部構成の側面図を示す。
【0021】11は、単票用紙12の搬送方向Pに沿っ
て1列に配列されたノズルNo.1〜ノズルNo.nの
n個のノズルからなるヘッドで、図示しないキャリアに
搭載されている。このヘッド11に対向してモールド材
料により形成されたプラテン13が配置され、印字時に
前記単票用紙12にしわが生じるのを防ぐための複数の
リブ13aが、前記プラテン13に一体的に形成されて
いる。なお、前記ノズルはドット印字素子を構成し、前
記ヘッド11は印字ヘッドを構成している。
【0022】14は、前記単票用紙12を前記ヘッド1
1に供給するための紙送りローラであり、この紙送りロ
ーラ14の周面の近傍には、印字時に前記単票用紙2を
前記紙送りローラ14と挟んで押圧し、前記単票用紙1
2を固定するためリーフプレート15が対向配置されて
いる。16及び17は、前記ヘッド11により印字され
た前記単票用紙12を搬送すると共に、印字終了後、前
記単票用紙12を排出するためのスターホイ−ルであ
る。
【0023】なお、前記紙送りローラ14及び前記リー
フプレート15により、固定部材が構成されている。
【0024】図2は、前記ヘッド11及び前記紙送りロ
ーラ14と、前記単票用紙の前端及び後端を検出する透
過形の光学式センサからなる用紙検出センサとしての用
紙センサ18と、印字位置に位置ぎめされた前記単票用
紙12との各位置関係を示す図である。なお、前記単票
用紙12は図2中においては破線で示されている。
【0025】前記用紙センサ18から前記ヘッド11の
ノズルNo.nのノズルの位置までの距離がmで、前記
紙送りローラ14から前記ヘッド11の最終ノズルN
o.nのノズル(後端)の位置までの距離はhである。
また前記ヘッド11が1走査されたときに印字される1
行(1印字帯)の印字幅、すなわち、前記ヘッド11の
ノズルNo.1のノズル(前端)の位置から前記ノズル
No.nのノズルの位置までの距離がLで、前記ヘッド
11のノズルNo.1のノズルの位置から印字位置に位
置決めされた前記単票用紙12の前端までの距離、すな
わち、前記単票用紙12の前端部の余白幅はiである。
【0026】なお、上述した各距離は全て、後述する紙
送りモータのステップ数で換算された数値として表され
る。
【0027】図3は、このインクジェットプリンタの要
部回路構成を示すブロック図である。 21は、制御部
本体を構成するCPU(central processing unit )で
ある。このCPU21が行う処理のプログラムデータが
記憶されたROM(read only memory)22、前記CP
U21が処理を行う時に使用する各種メモリのエリアが
形成されたRAM(random access memory)23、回線
を介して接続されたホストコンピュータから送信された
データ等を受信し、受信したデータを記憶する受信バッ
ファ24及び前記用紙センサ18から出力された検出信
号を入力するI/O(input/output)ポート25は、そ
れぞれシステムバス26を介して前記CPU21と接続
されている。
【0028】前記RAM23にはさらに、後述する用紙
を搬送するための紙送りモータの駆動ステップ数を計数
するためのカウンタx23aが形成されている。
【0029】また、前記ヘッド11を制御するヘッドコ
ントローラ27、前記ヘッド11により印字するドット
データ(イメージデータ)が描画されるプリントバッフ
ァ28及び、前記ヘッド11が搭載されたキャリア(図
示せず)を前記単票用紙12の搬送方向に対して直交す
る方向に走査するためのキャリアモータ29と前記単票
用紙12を搬送するため前記紙送りローラ14及び前記
スターホイ−ル16,17を回転駆動する紙送りモータ
30とをそれぞれ制御するモータコントローラ31も、
それぞれ前記システムバス26を介して前記CPU21
と接続されている。
【0030】なお、前記プリントバッファ28は、前記
ヘッドコントローラ27と接続されており、前記CPU
21の制御命令により、描画されたドットデータを直接
前記ヘッドコントローラ27に出力するようになってい
る。
【0031】図4に、前記CPU21が行う印字処理の
流れを示す。
【0032】まず、単票用紙12を吸入し、紙送りロー
ラ14等を回転駆動させて、単票用紙12を紙送りロー
ラ14を介してヘッド11の印字位置へ搬送する。
【0033】ここで、用紙センサ18がONするまでの
待機状態となり、用紙センサ18がONすると、単票用
紙12の前端が検出されたと判断して、RAM23に形
成されたカウンタx23aをスタートさせて、この時か
らの紙送りモータ30の駆動ステップ数をカウントす
る。
【0034】次に、カウンタx23aのカウント値が、
用紙センサ18からヘッド11のノズルNo.nのノズ
ルの位置までの距離mとヘッド11のノズルNo.1の
ノズルの位置からノズルNo.nのノズルの位置までの
距離Lと単票用紙12の前端部の余白幅iとを加算合計
した数値(m+L+i)以上になるまでの待機状態とな
る。
【0035】上記カウント値が上記加算合計数値以上に
なる(上記カウント値が上記加算合計数値に等しくな
る)と、ステップ1(ST1)の処理として、紙送りモ
ータ30の回転を停止させ、キャリアモータ29を回転
駆動してキャリアに搭載されたヘッド11を、単票用紙
12の搬送方向に対して直交する方向に1走査すると共
に、プリントバッファ28から1行(1印字帯)のドッ
トデータをヘッドコントローラ27を介してヘッド11
に出力して、1行印字を行う。
【0036】この1行印字が終了すると、紙送りモータ
30を回転駆動して、印字幅Lだけ単票用紙12を搬送
する。
【0037】単票用紙12を距離Lだけ搬送終了して、
紙送りモータ30の回転を停止させると、用紙センサ1
8がOFF状態か否か、すなわち単票用紙12の後端が
検出されたか否かを確認する。ここで用紙センサ18が
OFF状態の時にのみ、RAM23に形成され、初期化
により十分に大きい数値(常にカウンタx23aのカウ
ント値xより大きい数値)が設定される格納エリアt
に、この時のカウンタx23aのカウント値xを格納す
る。
【0038】次に、m−h−(x−t)の数値、すなわ
ち、単票用紙の後端から紙送りローラ14までの距離
(残搬送可能距離)が、印字幅Lより小さいか否かを判
断する(残搬送可能距離判断手段)。
【0039】ここで、m−h−(x−t)の数値が印字
幅L以上ならば、再び前述のステップ1の処理に戻るよ
うになっており、また、m−h−(x−t)の数値が印
字幅Lより小さいならば、上述したようにして次の1行
印字(最終行の1つ前の行の印字)を行う。
【0040】次にRAM23に形成された格納エリアK
に、この時のm−h−(x−t)の数値を格納し、この
格納エリアKに格納された数値(距離)K(=m−h−
(x−t))だけ、紙送りモータ30を回転駆動して、
単票用紙12を搬送する(最終印字帯搬送手段)。
【0041】この単票用紙12の搬送が終了し、紙送り
モータ30の回転が停止すると、プリントバッファ28
に描画されている残りのドットデータを、印字幅Lから
上記格納エリアKに格納された数値K=m−h−(x−
t)を引いた数値(L−K)分だけ、ヘッド11のノズ
ルNo.nに対応する方向にシフトし、そのシフトによ
り未描画領域になったヘッド11のノズルNo.1に対
応する領域を含む部分を、印字を行わないスペース(無
印字)データで埋めるように描画する(最終印字帯描画
手段)。
【0042】次に、プリントバッファ28に描画されて
いるドットデータに基づいて、キャリアモータ29を回
転駆動してキャリアに搭載されたヘッド11を、単票用
紙12の搬送方向に対して直交する方向に1走査すると
共に、プリントバッファ28から残りの1行のドットデ
ータをヘッドコントローラ27を介してヘッド11に出
力して、最終行印字を行う(最終印字帯印字手段)。
【0043】この最終行印字が終了すると、紙送りモー
タ30を回転駆動させて、単票用紙12を排出して、こ
の印字処理を終了するようになっている。
【0044】このような構成の本実施例においては、ま
ず単票用紙12を吸入して、この単票用紙12の前端が
用紙センサ18により検出されると、カウンタx23a
のカウントを開始して、単票用紙12の用紙センサ18
の検出位置からの搬送量が、紙送りモータ30の駆動ス
テップ数として計測される。単票用紙12は、紙送りロ
ーラ14に到達し、この紙送りローラ14の回転により
ヘッド11の印字位置へ搬送される。
【0045】カウンタx23aのカウント値xが距離m
+L+iになると、単票用紙12上の前端(上端)余白
を考慮した印字開始位置が、ヘッド11の印字位置に位
置決めされたとして、プリントバッファ28に描画され
た最初の1行のドットデータにより、最初の1行印字が
行われる。
【0046】この最初の1行印字が終了すると、単票用
紙12をヘッド11による1行印字の印字幅(印字帯の
幅)Lだけ搬送して、次の行の印字が行われる。
【0047】以上のようにして、単票用紙12の1行印
字幅Lの搬送と1行印字が繰り返して行われ、単票用紙
12の印字が行われていく。
【0048】そのうち、単票用紙12の後端が用紙セン
サ18により検出されると、その時のカウンタx23a
のカウンタ値xを格納エリアtに格納して、紙送りロー
ラ14から単票用紙12の後端までの距離m−h−(x
−t)が印字幅Lより小さくなるまで、上述した印字幅
Lの搬送と1行印字とを継続して繰返す。
【0049】そのうち、紙送りローラ14から単票用紙
12の後端までの距離m−h−(x−t)が印字幅Lよ
り小さくなると、1行印字を行った後、その時の紙送り
ローラ14から単票用紙12の後端までの距離(残搬送
可能距離)K=m−h−(x−t)だけ、単票用紙12
を搬送する。この時単票用紙12の後端は、まだ紙送り
ローラ14とリーフプレート15との間に位置している
ので、印字時にリーフプレート15により単票用紙12
を紙送りローラ14と挟んで固定することができる。
【0050】このとき、単票用紙12の印字範囲全体に
印字データを設定されている場合には、図5に示すよう
に、残っている最終行のドットデータは印字幅L分のド
ットデータではなく、その搬送距離Kを印字幅とするド
ットデータとなる。一方、この距離Kだけの搬送によ
り、ヘッド11の印字幅Lのうち、印字幅L−Kの幅だ
け前の1行印字で印字された部分と重なる。
【0051】残っている最終行のドットデータを印字す
るためには、図6に示すように、搬送距離幅Kに対応す
るノズルNo.k(kは2以上)からヘッド11のノズ
ルNo.n(後端)までのノズルのみを使用すれば印字
を行うことができる。一方、ヘッド11のそれ以外のノ
ズルNo.1(前端)からノズルNo.(k−1)のノ
ズルは、すでに印字された部分上を走査されるため、印
字に使用しないようにしなければならない。
【0052】従って、図7(a)に示すように、印字デ
ータによりプリントバッファ28に描画されたドットデ
ータの最終行のドットデータは、図7(b)に示すよう
に、ヘッド11のノズルNo.nの方に(下部の方に)
シフトされ、このシフト処理によりその上部に生じた未
描画部分Dは無印字データで埋められる。すなわち、ノ
ズルNo.1のドットデータをノズルNo.kのドット
データとし、ノズルNo.2のドットデータをノズルN
o.(k+1)のドットデータ、…、ノズルNo.(n
−k+1)のドットデータをノズルNo.nのドットデ
ータとし、ノズルNo.1〜ノズルNo.(k−1)に
は、スペース(無印字)データが描画される。
【0053】その結果、最終行印字では、ヘッド11の
ノズルNo.1からノズルNo.(k−1)までのノズ
ルは使用せず、ノズルNo.kからノズルNo.nまで
のノズルを使用して、最終行のドットデータが印字され
る。
【0054】このように本実施例によれば、用紙センサ
18により単票用紙12の後端が検出されてから計測さ
れた紙送りローラ14から単票用紙12の後端までの距
離m−h−(x−t)が、ヘッド11により印字される
1行の印字幅Lより小さい時に、その時の紙送りローラ
14から単票用紙12の後端までの距離K=m−h−
(x−t)だけ搬送し、プリントバッファ28の残りの
ドットデータを、その搬送距離に対応する幅だけヘッド
11の後端のノズルNo.nに対応する方にシフトして
描画するとともに、このシフト処理によりヘッド11の
前端のノズルNo.1に対応する方に生じた未描画部分
を無印字データで埋め、このプリントバッファ28に描
画されたドットデータで最終行の印字を行うことによ
り、単票用紙12をヘッド11による1行印字の幅より
短く搬送して、最終行をリーフプレート15により単票
用紙12を紙送りローラ14と挟んで固定して印字する
ことができる。従って、最終行印字においても精度の高
い印字を行うことができ、しかも単票用紙12の後端部
の余白を紙送りローラ14からヘッド11までの距離に
縮小することができ、単票用紙12を有効に使用するこ
とができる。
【0055】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
単票用紙を印字ヘッドによる1印字帯の幅より短く搬送
して最終印字帯の印字を行うことができ、単票用紙を有
効に使用できるシリアルプリンタを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の要部構成を示す側面図。
【図2】同実施例のヘッド、紙送りローラ、用紙センサ
及び単票用紙の位置関係を示す図。
【図3】同実施例の要部回路構成を示すブロック図。
【図4】同実施例の印字処理の流れを示す図。
【図5】同実施例を示す各1行印字の位置と幅及び最終
行の位置と幅を説明するための図。
【図6】同実施例を示すヘッドのノズルの最終行印字で
の使用状態を説明するための図。
【図7】同実施例をプリントバッファの描画状態を示す
図。
【図8】インクジェットプリンタの印字状態を説明する
ための側面図。
【図9】従来のインクジェットプリンタの最終行印字時
の状態を示す側面図。
【符号の説明】
11…ヘッド、12…単票用紙、14…紙送りローラ、
15…リーフプレート、18…用紙センサ、21…CP
U、23a…カウンタx、29…キャリアモータ、30
…紙送りモータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送される単票用紙の前端方向から後端
    方向に沿って、列状に配置された複数のドット印字素子
    からなる印字ヘッドを前記単票用紙の搬送方向に対して
    直交する方向に走査し、前記印字ヘッドにより前記単票
    用紙に印字を行うシリアルプリンタにおいて、前記印字
    ヘッドの走査路の前記単票用紙の搬送供給側に配置さ
    れ、印字時に前記単票用紙を固定する固定部材と、この
    固定部材の前記単票用紙の搬送供給側に配置され、前記
    単票用紙の後端を検出する用紙検出センサと、前記用紙
    検出センサが前記単票用紙の後端を検出した状態のとき
    に前記単票用紙の後端から前記固定部材までの距離を残
    搬送可能距離として算出し、この算出された残搬送可能
    距離が前記印字ヘッドで印字される1印字帯の幅より短
    いか否かを判断する残搬送可能距離判断手段と、この残
    搬送可能距離判断手段により前記残搬送可能距離が前記
    1印字帯の幅より短いと判断されたときには、前記残搬
    送可能距離の範囲で前記単票用紙を搬送する最終印字帯
    搬送手段と、この最終印字帯搬送手段による搬送距離に
    応じて、前記印字ヘッドにより印字する最終印字帯の印
    字描画データを前記印字ヘッドの後端側に対応する方向
    にシフトすると共にこのシフト処理により前記印字ヘッ
    ドの前端側に対応した部分に生じた未描画部分に無印字
    データを描画する最終印字帯描画手段と、この最終印字
    帯描画手段により描画された描画データに基づいて、前
    記最終印字帯搬送手段により搬送された前記単票用紙に
    最終印字帯の印字を行う最終印字帯印字手段とを設けた
    ことを特徴とするシリアルプリンタ。
JP19470793A 1993-08-05 1993-08-05 シリアルプリンタ Pending JPH0747740A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10226125A (ja) * 1997-02-14 1998-08-25 Brother Ind Ltd 印字装置
US6352326B1 (en) 1999-08-24 2002-03-05 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus and printing method
JP2017170679A (ja) * 2016-03-22 2017-09-28 セイコーエプソン株式会社 印刷装置および印刷方法
US10661583B2 (en) 2016-03-31 2020-05-26 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Printing apparatus

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