JP3483391B2 - シート給送装置及び記録装置 - Google Patents

シート給送装置及び記録装置

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JP3483391B2
JP3483391B2 JP6769796A JP6769796A JP3483391B2 JP 3483391 B2 JP3483391 B2 JP 3483391B2 JP 6769796 A JP6769796 A JP 6769796A JP 6769796 A JP6769796 A JP 6769796A JP 3483391 B2 JP3483391 B2 JP 3483391B2
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sheet feeding
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のシート供給
口からシートを供給して画像を記録する記録装置に装備
されるシート給送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数のシート供給口からシートを供給し
て画像を記録する従来の記録装置について図6〜図9を
用いて説明する。先ず、図6、図7を用いて第1のカセ
ット101aから記録シートSが給送される場合について説
明する。第1のカセット101aに載置収容された記録シー
トSはシート有無センサ102aにより記録シートSの有無
が検知され(ステップS101 )、第1のカセット101a内
に記録シートSが有る場合には、給送ローラ103aを一回
転駆動して分離爪104aとの協働により最上位の記録シー
トSを一枚ずつ分離,給送する(ステップS102 )。
【0003】給送ローラ103aにより繰り出された記録シ
ートSは、搬送ローラ対105 により搬送され(ステップ
S103 )、給送ローラ103aの回転開始時刻から所定の時
間T 1 内にシートセンサ106 により検知され(ステップ
S104 )、更に搬送ローラ対105 により記録シートSを
所定量搬送して(ステップS105 )、記録シートSの先
端が停止状態に保持された送りローラ対107 のニップ部
に突き当たり該記録シートSに適度なループが形成され
て、記録シートSの斜行が矯正されると共に、記録シー
トSの頭出しを行った後(ステップS106 )、搬送ロー
ラ対105 による搬送を停止する(ステップS107 )。
【0004】次に、送りローラ対107 が回転駆動して記
録シートSをインクジェット記録ヘッド108 が対向する
記録領域へと搬送し(ステップS108 )。送りローラ対
107により搬送される記録シートSの記録開始位置が記
録領域に到達して(ステップS109 )記録ヘッド108 に
より画像情報に応じてインクが吐出されて画像が記録さ
れた記録シートSは(ステップS110 )、排出ローラ対
109 により搬送されて(ステップS111 )、機外に配置
された排出トレイ110 上に排出,載置され、記録動作が
終了する(ステップS112 )。
【0005】また、前記ステップS101 において、シー
ト有無センサ102aが第1のカセット101a内の記録シート
Sを検知しなかった場合には、第1のカセット101a内に
記録シートSが無いと認識して図示しない操作パネル上
にシート無しエラー表示をして(ステップS113 )、給
送動作を終了する(ステップS114 )。
【0006】また、前記ステップS104 において、給送
ローラ103aの回転開始時刻から所定時間T1 内に記録シ
ートSがシートセンサ106 により検知されなかった場合
には、ジャムが発生したと認識して搬送ローラ対105 を
停止して(ステップS115 )、図示しない操作パネル上
にジャムエラー表示をして(ステップS116 )、給送動
作を終了する(ステップS117 )。
【0007】次に、図6、図8を用いて第2のカセット
101bから記録シートSが給送される場合について説明す
る。第2のカセット101bに載置収容された記録シートS
はシート有無センサ102bにより記録シートSの有無が検
知され(ステップS121 )、第2のカセット101b内に記
録シートSが有る場合には、給送ローラ103bを一回転駆
動して分離爪104bとの協働により最上位の記録シートS
を一枚ずつ分離,給送する(ステップS122 )。
【0008】給送ローラ103bにより繰り出された記録シ
ートSは、搬送ローラ対111 により搬送され(ステップ
S123 )、更に搬送ローラ対105 により搬送され(ステ
ップS124 )、給送ローラ103bの回転開始時刻から所定
の時間T2 内にシートセンサ106 により検知され(ステ
ップS125 )、更に搬送ローラ対105 ,111 により記録
シートSを所定量搬送して(ステップS126 )、記録シ
ートSの先端が停止状態に保持された送りローラ対107
のニップ部に突き当たり該記録シートSに適度なループ
が形成されて、記録シートSの斜行が矯正されると共
に、記録シートSの頭出しを行った後(ステップS127
)、搬送ローラ対105 ,111 による搬送を停止する
(ステップS128 )。
【0009】次に、送りローラ対107 が回転駆動して記
録シートSをインクジェット記録ヘッド108 が対向する
記録領域へと搬送し(ステップS129 )。送りローラ対
107により搬送される記録シートSの記録開始位置が記
録領域に到達して(ステップS130 )記録ヘッド108 に
より画像情報に応じてインクが吐出されて画像が記録さ
れた記録シートSは(ステップS131 )、排出ローラ対
109 により搬送されて(ステップS132 )、機外に配置
された排出トレイ110 上に排出,載置され、記録動作が
終了する(ステップS133 )。
【0010】また、前記ステップS121 において、シー
ト有無センサ102bが第2のカセット101b内の記録シート
Sを検知しなかった場合には、第2のカセット101b内に
記録シートSが無いと認識して図示しない操作パネル上
にシート無しエラー表示をして(ステップS134 )、給
送動作を終了する(ステップS135 )。
【0011】また、前記ステップS125 において、給送
ローラ103bの回転開始時刻から所定時間T2 内に記録シ
ートSがシートセンサ106 により検知されなかった場合
には、ジャムが発生したと認識して搬送ローラ対105 ,
111 を停止して(ステップS136 )、図示しない操作パ
ネル上にジャムエラー表示をして(ステップS137 )、
給送動作を終了する(ステップS138 )。
【0012】上記の構成において、第1のカセット101a
と第2のカセット101bとに同じサイズの記録シートSを
収容した場合で、一方のカセット内の記録シートSが無
くなった場合には、記録シートSが有る方のカセットに
切り換えて記録シートSを給送するように構成してい
る。
【0013】例えば、図9に示すように、ステップS10
1 において、シート有無センサ102aにより第1のカセッ
ト101a内に記録シートSが無いことが検知された場合に
は、ステップS121 に進み、該ステップS121 におい
て、シート有無センサ102bにより第2のカセット101b内
の記録シートSの有無を検知する。
【0014】それ以降は、図7、図8を用いて前述した
と同様に制御され、例えば、シート有無センサ102aによ
り第1のカセット101a内の記録シートSが無いことが検
知された状態で、第1のカセット101aからの記録シート
Sの給送開始が指定された場合には、装置本体の制御部
は第1のカセット101aからの記録シートSの給送動作を
行わずに、第2のカセット101bからの記録シートSの給
送動作を開始するようになっている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来の技術では、第1、第2のカセット101a,101bのよ
うに複数のカセットの数に対応して個々にシート有無セ
ンサ102a,102bのように複数のセンサを設ける必要があ
り、部品点数及び組み付け工数が増大してコストアップ
になっていた。
【0016】本発明は前記課題を解決するものであり、
その目的とするところは、従来例のように複数のシート
供給口に個々に設けるシート有無センサを省略し、処理
手段(記録手段)近傍上流側に設けたシートセンサの検
知情報により、複数のシート供給口の内の一つのシート
が無くなった時に複数のシート供給口の内の他のシート
供給口からシートの給送を開始することが出来るシート
給送装置及びこれを備えた記録装置を提供することを可
能にするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、シートを供給する複数
のシート供給口と、シートに対して所定の処理を行う処
理手段と、前記複数のシート供給口に接続された夫々の
給送経路が合流点で合流し、シートを前記処理手段に給
送する給送経路と、前記合流点よりもシート給送方向下
流側で、且つ、前記処理手段よりもシート給送方向上流
側に配置され、シートを検知するシートセンサと、前記
複数のシート供給口の一つからシートの給送が開始され
た後、所定時間内に前記シートセンサによりシートが検
知されない場合には、前記複数のシート供給口の他のシ
ート供給口からシートの給送を開始するように制御する
制御手段とを有することを特徴とするシート給送装置で
ある。
【0018】本発明は、上述の如く構成したので、例え
ば、複数のシート供給口が複数のシートカセットで構成
される場合であって、該複数のシートカセットに同一サ
イズのシートがセットされている場合には、複数のシー
トカセットの一つからシートの給送が開始された後、所
定時間内に処理手段の近傍上流側に設けたシートセンサ
によりシートが検知されない場合には、複数のシートカ
セットの他のシートカセットからシートの給送を開始す
ることが出来る。
【0019】
【発明の実施の形態】図により本発明に係るシート給送
装置及びこれを備えた記録装置の一例としてインクジェ
ットプリンタに適用した場合の一実施形態を具体的に説
明する。図1は本発明に係るシート給送装置を備えた記
録装置の構成を示す断面説明図、図2は本発明に係るシ
ート給送装置の制御系を示すブロック図、図3は第1の
カセットに載置収容された記録シートの給送,記録動作
を示すフローチャート、図4は第2のカセットに載置収
容された記録シートの給送,記録動作を示すフローチャ
ート、図5は第1、第2のカセットに夫々載置収容され
た記録シートを連携して給送し、記録動作を行う様子を
示すフローチャートである。
【0020】本実施形態では、複数のシート供給口とし
て二つのシートカセットを備えた場合について説明する
が、本発明は、これに限定されるものではなく、他の複
数のシートカセットを備えた場合や、シートカセットの
代わりに複数のシートデッキを備えた場合や、複数の手
差し供給口を備えた場合や、これ等を組み合わせた場合
など種々の複数のシート供給口を備えた構成に適宜応用
できるものである。
【0021】図1において、1a,1bは、紙や合成樹
脂等で構成された記録シートSを載置収容するシート供
給口となる第1、第2のシートカセットであり、図示し
ない圧板上に載置された記録シートSが昇降するように
なっている。本実施形態では、カセット1a,1b内に
同一のサイズの記録シートSが載置収容されている。
【0022】3a,3bは、シート給送手段となる断面
半月状の給送ローラであり、図2に示して詳しくは後述
する制御部12によりモータドライバ13を介して制御され
る給送モータ14,15により一給送動作毎に夫々一回転駆
動される。給送ローラ3a,3bは、図1に示すように
平面部が記録シートSに対向した待機状態から一回転し
て元の図1に示す待機状態に復帰するようになってい
る。
【0023】そして、図示しない圧板が上昇して記録シ
ートSが給送ローラ3a,3bに圧接され、カセット1
a,1bの夫々の上部先端側に設けられた分離爪4a,
4bにより先端角隅部が規制された記録シートSが給送
方向(図1の矢印方向)に適宜回転駆動される給送ロー
ラ3a,3bにより繰り出され、最上位の記録シートS
から順次一枚ずつ給送される。
【0024】第1のシートカセット1aに接続された給
送経路16aは、前記制御部12によりモータドライバ13を
介して制御される搬送モータ17により回転駆動される搬
送ローラ対5の近傍で、シート給送方向上流側(以下、
単に「上流側」という)に設けられた合流点Aに接続さ
れている。
【0025】また、第2のシートカセット1bに接続さ
れた給送経路16bは、制御部12によりモータドライバ13
を介して制御される搬送モータ18により回転駆動される
搬送ローラ対11を介して前記合流点Aに接続されてい
る。
【0026】搬送ローラ対5のシート給送方向下流側
(以下、単に「下流側」という)には、記録シートSの
先後端及び有無を検知するシートセンサ6が配置されて
いる。シートセンサ6は制御部12に接続されており、記
録シートSの先後端及び有無の検知情報を制御部12に伝
達するようになっている。
【0027】シートセンサ6の下流側には、制御部12に
よりモータドライバ13を介して制御される送りモータ19
により回転駆動される送りローラ対7が配置されてお
り、シートセンサ6の検知情報に基づいて送りローラ対
7と搬送ローラ対5,11との協働により記録シートSの
先端を停止状態に保持された送りローラ対7のニップ部
に突き当てて係止すると共に、搬送ローラ対5,11によ
り該記録シートSを一定量搬送して該記録シートSにル
ープを形成させて斜行を矯正した後、所定のタイミング
で送りローラ対7を回転駆動させて記録シートSを記録
ヘッド8が対向する記録領域に搬送する。
【0028】送りローラ対7の下流側には、シート面に
平行で、且つシート搬送方向と直交する方向(以下、
「シート幅方向」という)に配置されたガイドシャフト
20に移動可能に支持されたキャリッジに搭載されたイン
クジェット記録ヘッド8が設けられている。
【0029】前記インクジェット記録ヘッド8は、シー
トに対して所定の処理を行う処理手段の一例として記録
シートSに画像情報に応じて画像を記録する記録手段と
して構成されたものであり、該記録ヘッド8に対向する
位置には送りローラ対7によりシート搬送方向(副走査
方向)に搬送される記録シートSの裏面を平面状に支持
するプラテン21が配置されている。
【0030】前記記録ヘッド8を搭載したキャリッジ
は、制御部12によりキャリッジモータドライバ22を介し
て制御されるキャリッジモータ23により駆動されてガイ
ドシャフト20に沿ってシート幅方向(主走査方向)に移
動する。
【0031】記録ヘッド8の下流側には、制御部12によ
りモータドライバ13を介して制御される排出モータ24に
より回転駆動される排出ローラ対9が配置されており、
記録シートSは送りローラ対7と排出ローラ対9とによ
って挟持されて支持されると共に、プラテン21により裏
面を支持されて、ヘッドドライバ25を介して制御部12か
ら送られた画像情報に応じて記録ヘッド8によりインク
を吐出して画像が記録され、排出ローラ対9により搬送
された記録シートSは機外に設けられた排出トレイ10上
に排出,載置される。
【0032】本実施形態における記録手段としては、記
録ヘッド8からインクを吐出して記録するインクジェッ
ト記録方式を用いている。即ち、この記録ヘッド8は微
細な液体吐出口(オリフィス)、液路及びこの液路の一
部に設けられるエネルギー作用部と、該作用部にある液
体に作用させる液滴形成エネルギーを発生するエネルギ
ー発生手段を備えている。
【0033】このようなエネルギーを発生するエネルギ
ー発生手段としてはピエゾ素子等の電気機械変換体を用
いた記録方法、レーザー等の電磁波を照射して発熱さ
せ、該発熱による作用で液滴を吐出させるエネルギー発
生手段を用いた記録方法、あるいは発熱抵抗体を有する
発熱素子等の電気熱変換体によって液体を加熱して液体
を吐出させるエネルギー発生手段を用いた記録方法等が
ある。
【0034】その中でも熱エネルギーによって液体を吐
出させるインクジェット記録方法に用いられる記録ヘッ
ドは、記録用の液滴を吐出して吐出用液滴を形成するた
めの液体吐出口(オリフィス)を高密度に配列すること
ができるために高解像度の記録をすることが可能であ
る。
【0035】その中でも電気熱変換体をエネルギー発生
手段として用いた記録ヘッドは、コンパクト化も容易で
あり、且つ最近の半導体分野における技術の進歩と信頼
性の向上が著しいIC技術やマイクロ加工技術の長所を
十二分に活用出来、高密度実装化が容易で、製造コスト
も安価なことから有利である。
【0036】また前述した実施形態では記録手段として
インクジェット記録方式を用いたが、記録信号に応じて
電気熱変換体に通電し、前記電気熱変換体によって印加
される熱エネルギーにより、インクに生ずる膜沸騰を利
用してインクに生ずる気泡の成長,収縮により、インク
を吐出口より吐出して記録を行うように構成すると更に
好ましい。
【0037】その代表的な構成や原理については、例え
ば米国特許第 4723129号明細書、同第 4740796号明細書
に開示されている基本的な原理を用いて行うものが好ま
しい。
【0038】また、図2に示す制御部12は、中央情報処
理部であるCPUや読出専用メモリであるROM、随時
読み書き可能なメモリであるRAM等から構成される。
前記CPUは中央演算処理装置であり、後述のROMや
図示しない入力装置等の外部機器等からのプログラムや
各種データを読み出し、必要な演算や判断を行い、各種
制御を行うものである。
【0039】また、前記CPUは、シートセンサ6から
の検知情報に基づいてモータドライバ13を介して前述し
た各種モータを制御して各種ローラの回転駆動動作を行
うことで記録シートSを所定のタイミングで搬送するよ
うになっている。
【0040】また、前記CPUには、カウンタ部が装備
されており、第1、第2のシートカセット1a,1bか
らシートセンサ6までの夫々の給送経路において、給送
ローラ3a,3bが夫々回転動作を開始した時点から第
1、第2のシートカセット1a,1bに載置収容された
記録シートSが該給送ローラ3a,3bによって夫々繰
り出され、搬送ローラ対5,11により搬送されてシート
センサ6に検知されるまでに要する時間を夫々カウント
する。
【0041】そして、予め設計上或いは、実測して設定
された到達時間と、カウンタ部が測定した実際の到達時
間とを比較演算して、シート無しエラーか若しくはジャ
ムエラーを検知して図示しない操作パネルに設けられた
表示部26にエラー表示を行い、操作者に報知するように
なっている。
【0042】前記ROMは、給送動作及び記録動作に対
応した演算プログラムが記憶されていて、シートセンサ
6から伝達された検知信号を基に前記演算プログラムに
よって前記CPUが所定の演算を行って給送動作及び記
録動作を実行する。また、前記ROMはCPUが動作す
るための各種プログラムや給送動作及び記録動作等に必
要な各種データを格納している。
【0043】また、前記RAMは前記CPUが命令中の
データや演算結果を一時貯えておくワーキングエリア、
図示しない外部機器等から入力された各種データを格納
しておくバッファエリア等からなっている。
【0044】次に、上記の構成において、複数のシート
供給口である第1、第2のシートカセット1a,1bか
らシートを供給して画像を記録する動作について図3〜
図5を用いて説明する。先ず、図3を用いて第1のシー
トカセット1aから記録シートSが給送される場合につ
いて説明する。
【0045】第1のシートカセット1aに載置収容され
た記録シートSは、前述の従来例のようにシート有無セ
ンサにより記録シートSの有無を検知することなく、直
ちに、給送ローラ3aを一回転駆動して分離爪4aとの
協働により最上位の記録シートSを一枚ずつ分離,給送
する(ステップS1)。
【0046】給送ローラ3aにより繰り出された記録シ
ートSは、搬送ローラ対5により搬送され(ステップS
2)、給送ローラ3aの回転開始時刻から所定の時間
(第1のシートカセット1aからシートセンサ6までの
給送経路を給送ローラ3a及び搬送ローラ対5により搬
送される記録シートSの先端がシートセンサ6に到達す
る理論上の時間+α時間)T1 内にシートセンサ6によ
り検知され(ステップS3)、更にシートセンサ6によ
り先端が検知された時点から搬送ローラ対5により記録
シートSを所定量搬送して(ステップS4)、記録シー
トSの先端が停止状態に保持された送りローラ対7のニ
ップ部に突き当たり該記録シートSに適度なループが形
成されて、記録シートSの斜行が矯正されると共に、記
録シートSの頭出しを行った後(ステップS5)、搬送
ローラ対5による搬送を停止する(ステップS6)。
【0047】次に、送りローラ対7が回転駆動して記録
シートSを記録ヘッド8が対向する記録領域へと搬送し
(ステップS7)。送りローラ対7により搬送される記
録シートSの記録開始位置が記録領域に到達すると共に
(ステップS8)、記録ヘッド8を搭載したキャリッジ
がキャリッジモータ23により駆動されてガイドシャフト
20に沿って主走査方向に移動しながら搬送された記録シ
ートS上に記録ヘッド8により画像情報に応じてインク
が吐出され画像が記録される(ステップS9)。
【0048】画像が記録された記録シートSは、排出ロ
ーラ対9により搬送されて(ステップS10)、機外に配
置された排出トレイ10上に排出,載置され、記録動作が
終了する(ステップS11)。
【0049】また、前記ステップS3において、給送ロ
ーラ3aの回転開始時刻から所定時間T1 内に記録シー
トSがシートセンサ6により検知されなかった場合に
は、記録シートSがジャムしたか若しくは第1のシート
カセット1a内の記録シートSが無くなったと認識して
搬送ローラ対5を停止して(ステップS12)、図示しな
い操作パネル上の表示部26にエラー表示をして(ステッ
プS13)、給送動作を終了する(ステップS14)。
【0050】次に、図4を用いて第2のシートカセット
1bから記録シートSが給送される場合について説明す
る。
【0051】前述と同様に、第2のシートカセット1b
に載置収容された記録シートSは、前述の従来例のよう
にシート有無センサにより記録シートSの有無を検知す
ることなく、直ちに、給送ローラ3bを一回転駆動して
分離爪4bとの協働により最上位の記録シートSを一枚
ずつ分離,給送する(ステップS21)。
【0052】給送ローラ3bにより繰り出された記録シ
ートSは、搬送ローラ対11により搬送され(ステップS
22)、更に搬送ローラ対5により搬送され(ステップS
23)、給送ローラ3bの回転開始時刻から所定の時間
(第2のシートカセット1bからシートセンサ6までの
給送経路を給送ローラ3b及び搬送ローラ対5,11によ
り搬送される記録シートSの先端がシートセンサ6に到
達する理論上の時間+β時間)T2 内にシートセンサ6
により検知され(ステップS24)、更にシートセンサ6
により先端が検知された時点から搬送ローラ対5,11に
より記録シートSを所定量搬送して(ステップS25)、
記録シートSの先端が停止状態に保持された送りローラ
対7のニップ部に突き当たり該記録シートSに適度なル
ープが形成されて、記録シートSの斜行が矯正されると
共に、記録シートSの頭出しを行った後(ステップS2
6)、搬送ローラ対5,11による搬送を停止する(ステ
ップS27)。
【0053】次に、送りローラ対7が回転駆動して記録
シートSを記録ヘッド8が対向する記録領域へと搬送し
(ステップS28)。送りローラ対7により搬送される記
録シートSの記録開始位置が記録領域に到達して(ステ
ップS29)記録ヘッド8により画像情報に応じてインク
が吐出されて画像が記録された記録シートSは(ステッ
プS30)、排出ローラ対9により搬送されて(ステップ
S31)、機外に配置された排出トレイ10上に排出,載置
され、記録動作が終了する(ステップS32)。
【0054】また、前記ステップS24において、給送ロ
ーラ3bの回転開始時刻から所定時間T2 内に記録シー
トSがシートセンサ6により検知されなかった場合に
は、ジャムが発生したか或いは第2のシートカセット1
b内の記録シートSが無くなったと認識して搬送ローラ
対5,11を停止して(ステップS33)、図示しない操作
パネル上の表示部26にエラー表示をして(ステップS3
4)、給送動作を終了する(ステップS35)。
【0055】上記の構成において、第1のシートカセッ
ト1aと第2のシートカセット1bとに同じサイズの記
録シートSを収容した場合には、一方のカセット内の記
録シートSが無くなった場合に、記録シートSが有る方
のカセットに切り換えて記録シートSを給送するように
制御しても良い。
【0056】この制御は、第1、第2のシートカセット
1a,1b内の記録シートSが同じサイズであると判断
したら自動的に行われるようにしても良いし、ユーザの
操作によって、この制御を選択的に使用しても良い。
【0057】また、第1、第2のシートカセット1a,
1b内の記録シートSのサイズ検知は、サイズ検知手段
27により行なわれて制御部に入力されるか若しくは記録
装置と接続された図示しないパーソナルコンピュータか
ら各シートカセット1a,1bのサイズを制御部に入力
するようにする。尚、前述したユーザによる制御の選択
もパーソナルコンピュータから行なっても良い。
【0058】例えば、図5に示すように、ステップS3
において、給送ローラ3aの回転開始時刻から所定時間
1 内に記録シートSがシートセンサ6により検知され
なかった場合には、第1のシートカセット1a内の記録
シートSが無くなったと認識してステップS21に進み、
該ステップS21において、直ちに、給送ローラ3bを回
転駆動して、前述したと同様に、第2のシートカセット
1bから記録シートSを給送する動作に変更する。
【0059】また、図5のステップS24において、給送
ローラ3bの回転開始時刻から所定時間T2 内に記録シ
ートSがシートセンサ6により検知されなかった場合に
は、ジャムが発生したか或いは第2のシートカセット1
b内の記録シートSが無くなったと認識してステップS
33に進み、搬送ローラ対5,11を停止して、図示しない
操作パネル上の表示部26にエラー表示をして(ステップ
S34)、給送動作を終了する(ステップS35)。
【0060】それ以降は、図3、図4を用いて前述した
と同様に制御され、例えば、シートセンサ6により第1
のシートカセット1a内の記録シートSが無いことが検
知された状態で、第1のシートカセット1aからの記録
シートSの給送開始が指定された場合には、制御部12は
第1のシートカセット1aからの記録シートSの給送動
作を行わずに、第2のシートカセット1bからの記録シ
ートSの給送動作を開始するようになっている。
【0061】また逆に第2のシートカセット1bの記録
シートSを給送中に第2のシートカセット1b内の記録
シートSが無くなった時は、第1のシートカセット1a
から記録シートSを給送する動作に変更するように構成
することも同様に可能である。
【0062】また、前記実施形態では、二つのシート供
給口を有する場合について説明したが、三つ以上のシー
ト供給口を有する場合で、且つ、同一のサイズの記録シ
ートSが収容されている場合にも同様に記録シートSが
無くなった際に順次他のシート供給口から記録シートS
を給送するように切り換えるように構成することも可能
である。
【0063】また、前述したインクジェット記録装置の
形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出
力端末装置として用いられるものの他、リーダ等と組み
合わせた複写装置、更には送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態をとるもの等であっても良い。
【0064】尚、前述した記録手段としてインクジェッ
ト記録方式を用いた例を説明したが、本発明は記録方式
はインクジェット記録方式に限定する必要はなく、他に
も熱転写記録方式や感熱記録方式、更にはワイヤードッ
ト記録方式等のインパクト記録方式、或いはそれ以外の
記録方式であっても適用し得る。またシリアル記録方式
に限定する必要もなく、所謂ライン記録方式を用いても
良い。
【0065】また、前記実施形態では、処理手段として
シートに対して画像情報に応じて画像を記録する記録手
段で構成した場合について説明したが、他の構成として
処理手段をシート状原稿に記録された画像情報を読み取
る画像読取手段で構成し、前述したシート給送装置によ
り給送されるシート状原稿の画像情報を読み取る画像読
取装置に適用することも可能である。
【0066】
【発明の効果】本発明は、上述の如き構成と作用とを有
するので、従来のように複数のシート供給口に個々に設
けるシート有無センサを省略し、処理手段近傍上流側に
設けたシートセンサの検知情報により、複数のシート供
給口の内の一つのシートが無くなった時に複数のシート
供給口の内の他のシート供給口からシートの給送を開始
することが出来るので、部品点数及び組み付け工数を低
減してコストダウンを図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシート給送装置を備えた記録装置
の構成を示す断面説明図である。
【図2】本発明に係るシート給送装置の制御系を示すブ
ロック図である。
【図3】第1のカセットに載置収容された記録シートの
給送,記録動作を示すフローチャートである。
【図4】第2のカセットに載置収容された記録シートの
給送,記録動作を示すフローチャートである。
【図5】第1、第2のカセットに夫々載置収容された記
録シートを連携して給送し、記録動作を行う様子を示す
フローチャートである。
【図6】従来例を説明する図である。
【図7】従来例を説明する図である。
【図8】従来例を説明する図である。
【図9】従来例を説明する図である。
【符号の説明】
1a,1b…第1、第2のシートカセット、3a,3b
…給送ローラ、4a,4b…分離爪、5…搬送ローラ
対、6…シートセンサ、7…送りローラ対、8…記録ヘ
ッド、9…排出ローラ対、10…排出トレイ、11…搬送ロ
ーラ対、12…制御部、13…モータドライバ、14,15…給
送モータ、16a,16b…給送経路、17,18…搬送モー
タ、19…送りモータ、20…ガイドシャフト、21…プラテ
ン、22…キャリッジモータドライバ、23…キャリッジモ
ータ、24…排出モータ、25…ヘッドドライバ、26…表示
部、27…サイズ検知手段、A…合流点、S…記録シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 7/06 B41J 3/04 B41J 13/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを供給する複数のシート供給口
    と、 シートに対して所定の処理を行う処理手段と、 前記複数のシート供給口に接続された夫々の給送経路が
    合流点で合流し、シートを前記処理手段に給送する給送
    経路と、 前記合流点よりもシート給送方向下流側で、且つ、前記
    処理手段よりもシート給送方向上流側に配置され、シー
    トを検知するシートセンサと、 前記複数のシート供給口の一つからシートの給送が開始
    された後、所定時間内に前記シートセンサによりシート
    が検知されない場合には、前記複数のシート供給口の他
    のシート供給口からシートの給送を開始するように制御
    する制御手段と、を有することを特徴とするシート給送
    装置。
  2. 【請求項2】 前記所定時間は、少なくともシートがシ
    ート供給口からシートセンサまで搬送されるのに必要な
    時間であることを特徴とする請求項1に記載のシート給
    送装置。
  3. 【請求項3】 前記他のシート供給口から給送されるシ
    ートは前記一つのシート供給口から供給されるシートと
    同一のサイズであるように他のシート供給口が選択され
    ることを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
  4. 【請求項4】 シート供給口から給送されるシートのサ
    イズを検知して前記制御手段に入力する手段もしくは直
    接制御手段に入力する手段を有することを特徴とする請
    求項3に記載のシート給送装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載のシ
    ート給送装置を備え、前記処理手段をシートに対して画
    像情報に応じて画像を記録する記録手段で構成し、該記
    録手段は、信号に応じてインクを吐出して記録を行うイ
    ンクジェット記録方式であることを特徴とする記録装
    置。
  6. 【請求項6】 前記記録装置の記録手段は、電気熱変換
    体によって印加される熱エネルギーにより、インクに生
    ずる膜沸騰を利用して吐出口からインクを吐出させるこ
    とを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記複数のシート供給口の一つからのシ
    ートの給送は該シート供給口におけるシートの有無を検
    知せずに開始される請求項1乃至請求項4のいずれかに
    記載のシート給送装置、または請求項5、6のいずれか
    に記載の記録装置。
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