JPH074455A - ディスクブレーキ - Google Patents

ディスクブレーキ

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JPH074455A
JPH074455A JP14811393A JP14811393A JPH074455A JP H074455 A JPH074455 A JP H074455A JP 14811393 A JP14811393 A JP 14811393A JP 14811393 A JP14811393 A JP 14811393A JP H074455 A JPH074455 A JP H074455A
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pad
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Kinzo Kobayashi
金蔵 小林
Shinji Suzuki
伸二 鈴木
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Tokico Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 アウタパッド7に設けられた摩耗センサ18
の、アウタパッド7の面部16への取付部17と、パッ
ド摩耗時にディスク3に接触して異音を発生させる接触
部24とを連結させる振動片部22を、略ディスク周方
向に沿わせている。 【効果】 摩耗センサ18の振動片部22が、略ディス
ク周方向に沿って延出しているため、アウタパッド7と
ディスクロータ4の円筒部2との隙間の大小に関係な
く、該摩耗センサ18の取り付けが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両等の制動用に用い
られるディスクブレーキに関する。
【0002】
【従来の技術】車両等の制動用に用いられるディスクブ
レーキには、ディスクを挟んで配置される一対のパッド
と、一方のパッドのディスクに対し反対側に配置される
とともにピストンがディスク軸線方向に沿って摺動自在
に嵌入されるシリンダ部および他方のパッドのディスク
に対し反対側に配置される爪部を有しピストンを爪部方
向に突出させることによりこれら爪部およびピストンで
両パッドを挟持押圧してディスクに接触させるキャリパ
とを有し、前記した他方のパッドに摩耗センサを設けた
ものがある(実開平5−12778号公報)。この摩耗
センサは、前記パッドの爪部側の面部の略中央に取り付
けられる取付部と、パッドの爪部側の面部に平行をな
し、取付部からパッドのディスク半径方向内方側の端面
まで略ハ字状をなして延在する振動片部と、該振動片部
の先端から、パッドのディスク半径方向内方側の端面と
ディスクロータの円筒部との間に位置してディスク方向
に突出する接触部とを有しており、パッドの摩耗時に前
記接触部がディスクに接触することにより異音を発生さ
せてパッドの摩耗を認識させるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このディスクブレーキ
においては、上述したように、摩耗センサの振動片部が
パッドのディスク半径方向内方側の端面まで延在し、そ
の先端から接触部が、この端面とディスクロータの円筒
部との間に位置してディスク方向に突出しているため、
パッドとディスクロータの円筒部との隙間が極めて狭い
ものには、摩耗センサの接触部をパッドの端面とディス
クロータの円筒部との間に介在させることができず、摩
耗センサ自体を取り付けることができないという問題が
あった。したがって、本発明の目的は、爪部側のパッド
に摩耗センサを設けるものにおいて、該摩耗センサを、
パッドとディスクロータの円筒部との隙間が極めて狭い
ものにも取り付け可能とするディスクブレーキを提供す
ることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載のディスクブレーキは、ディ
スクを挟んで配置される一対のパッドと、一方のパッド
のディスクに対し反対側に配置されるとともにピストン
がディスク軸線方向に沿って摺動自在に嵌入されるシリ
ンダ部および他方のパッドのディスクに対し反対側に配
置される爪部を有し、前記ピストンを前記爪部方向に突
出させることによりこれら爪部およびピストンで両パッ
ドを挟持押圧してディスクに接触させるキャリパとを具
備し、前記他方のパッドには、該パッドの前記爪部側の
面部に取り付けられる取付部と、該取付部から略ディス
ク周方向に沿って該パッドの側縁部まで延出する振動片
部と、該振動片部の先端からパッドの側縁部に沿ってデ
ィスク方向に突出する接触部とを有する摩耗センサが設
けられていることを特徴とするディスクブレーキ。
【0005】また、本発明の請求項2記載のディスクブ
レーキは、上記に加えて、前記摩耗センサの振動片部
を、前記取付部のディスク半径方向における内側位置か
ら、前記他方のパッドの面部に対し所定の角度をなすよ
う立設してなることを特徴としている。
【0006】
【作用】本発明の請求項1記載のディスクブレーキによ
れば、摩耗センサの振動片部が、取付部から略ディスク
周方向に沿ってパッドの側縁部まで延出し、その先端か
ら接触部がパッドの側縁部に沿ってディスク方向に突出
しているため、パッドとディスクロータの円筒部との隙
間の大小に関係なく、該摩耗センサの取り付けが可能と
なる。
【0007】また、本発明の請求項2記載のディスクブ
レーキによれば、上記に加えて、摩耗センサの振動片部
を、取付部のディスク半径方向における内側位置から、
パッドの面部に対し所定の角度をなすよう立設してなる
ため、振動片部の剛性が向上するとともに、振動片部の
面部に対する占有面積を小さくできることから、爪部を
大きくしたりする等設計の自由度が増す。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例によるディスクブレーキを
図1および図2を参照して以下に説明する。本実施例の
ディスクブレーキ1は、略円筒状のロータハット部(円
筒部)2と、該ロータハット部2の一側に設けられた有
孔円板状のディスク3とからなるディスクロータ4に対
し設けられるもので、車両の非回転部に固定されるキャ
リア6と、このキャリア6にディスク3を挾んだ状態で
ディスク軸線方向(図1における紙面に直交する方向)
に摺動自在となるよう支持されたアウタパッド7および
図示せぬインナパッドと、キャリア6のディスク周方向
(図1における左右方向)における両端部にディスク軸
線方向に摺動自在となるよう支持されたキャリパ8とか
ら主に構成されている。
【0009】キャリパ8は、図示せぬインナパッドのデ
ィスク3に対し反対側に対向配置される、ディスク軸線
方向に沿う図示せぬシリンダ部と、アウタパッド7のデ
ィスク3に対し反対側に対向配置される爪部(反作用
部)9と、ディスク3の径方向外側に位置してこれらシ
リンダ部と爪部9とを連結させる連結部10とを有して
いる。シリンダ部内には、図示せぬピストンが摺動自在
に嵌入されている。このピストンは、シリンダ部内に導
入されるブレーキ液の液圧によって爪部9方向に突出
し、これにより爪部9とでインナパッドおよびアウタパ
ッド7を挟持してこれらをディスク3方向に押圧するよ
うになっている。図2に示すように、アウタパッド7
は、裏金12と該裏金12の片面に固着された摩擦材1
3とを有しており、裏金12は、ディスク周方向(図2
における左右方向)における両端部が、図1に示すよう
に、パッドガイド14を介してキャリア6にディスク軸
線方向に沿って摺動自在となるよう支持されている。な
お、裏金12の摩擦材13に対し反対側には、シム15
が設けられている。
【0010】そして、本実施例においては、アウタパッ
ド7の裏金12の、摩擦材13に対し反対側の面部16
に、金属製の板材から一体成形されてなる摩耗センサ1
8が取り付けられている。この摩耗センサ18は、裏金
12の、ディスク周方向における中央かつディスク半径
方向内側(図2における手前側)の所定位置に設けられ
たカシメ部19にカシメ止めされる、ディスク半径方向
内側の辺が長い略等脚台形状をなす取付面部20と、該
取付面部20のディスク周方向における両端縁にそれぞ
れ面部16に対し所定の角度をなすよう起こされて設け
られるとともに該取付面部20とともに取付部17を構
成する基端部21と、該基端部21のディスク半径方向
内端位置から、ディスク周方向に略沿いかつ面部16に
対し所定の角度(例えば90゜)をなすよう立設され、
裏金12のディスク周方向における所定位置の側縁部2
3までそれぞれ延出する振動片部22と、各振動片部2
2の延出先端から裏金12の側縁部23に沿うよう所定
の角度で屈曲されて該側縁部23に係止するとともに裏
金12よりも摩擦材13側(ディスク3方向)に所定量
突出する接触部24とを有している。なお、この摩耗セ
ンサ18は、アウタパッド7すなわち摩擦材13の摩耗
時に接触部24がディスク3に接触することにより異音
を発生させてアウタパッド7の摩耗を認識させるもの
で、振動片部22は、接触部24の発生音を増大させる
ものである。
【0011】このような構成の本実施例のディスクブレ
ーキ1によれば、摩耗センサ18の振動片部22が、取
付部17から略ディスク周方向に沿ってアウタパッド7
の側縁部23まで延出し、その先端から接触部24がア
ウタパッド7の側縁部23に沿ってディスク方向に突出
しているため、アウタパッド7とディスク3のロータハ
ット部2との隙間の大小にかかわらず該摩耗センサ18
の取り付けが可能となる。そして、通常アウタパッド7
は、ディスク半径方向に比し周方向に関する長さの方が
大きな長方形形状であるため、前述の従来例の記載に比
べ取付部17から振動片部22までの長さを大きくと
れ、音の波長の調整の自由度が増える。また、摩耗セン
サ18の振動片部22を、取付部17のディスク半径方
向における内端位置から、アウタパッド7の面部16に
対し所定の角度をなすよう立設しているため、振動片部
22の剛性が向上する。したがって、ディスク接触時
に、摩耗センサ18により、より高周波の振動音を発生
させることができるため、車両から発生する他の雑音と
の明確な識別化が図れる。
【0012】さらに、同様の理由から、振動片部22
の、面部16に対する占有面積を小さくできる。したが
って、爪部9を大きくしたりする等設計の自由度が増す
とともに、この振動片部22との干渉を避けるべく設定
される爪部9の、アウタパッド7の面部16への押圧面
積が大きく確保できる。言い換えれば、爪部9の面部1
6に対する押圧面積を確保するため、爪部9のディスク
半径方向内方側の延出量を大きくすると、該爪部9の先
端部と、ロータハット部2あるいは爪部9のディスク半
径方向における内側に位置するようキャリア6に設けら
れる図示せぬアウタービームとの隙間が小さくなるが、
上記構成とすることにより、この小さな隙間に、摩耗セ
ンサ18の振動片部22を入れることができる。よっ
て、ブレーキ鳴きの発生、ジャダーの発生およびペダル
ストロークの増加等を防止することができる。そして、
パッド面積の小さい小型のキャリパを採用する場合であ
っても、アウタパッドにも摩耗センサを設けることがで
きる。また、このアウタパッド側に摩耗センサを設ける
ために、わざわざ他の部材を延在させたり設定させたり
する必要がないので、コストアップを極力抑えることが
できる。
【0013】なお、摩耗センサ18の形状は上記に限定
されることなく種々のものを採用することができる。例
えば、台形状の取付面部20の、ディスク周方向におけ
る両端縁に基端部を設けるのではなく、図3に示すよう
に、ディスク半径方向における内方側の辺部に、裏金1
2の面部16に対し所定の角度をなすよう起こされた基
端部26を設け、該基端部26のディスク周方向におけ
る両端から、裏金12のディスク周方向における側縁部
23までそれぞれ延出するよう振動片部22を一体に設
けることも可能である。また、振動片部および接触部は
必ずしも一対ある必要はなく、片側のみ設けてもよい。
【0014】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載のディスクブレーキによれば、摩耗センサの振動片
部が、取付部から略ディスク周方向に沿ってパッドの側
縁部まで延出し、その先端から接触部がパッドの側縁部
に沿ってディスク方向に突出しているため、該摩耗セン
サの取り付けが、パッドとディスクロータの円筒部との
隙間の大小にかかわらず可能となる。
【0015】また本発明の請求項2記載のディスクブレ
ーキによれば、上記に加えて、摩耗センサの振動片部
を、取付部のディスク半径方向における内側位置から、
パッドの面部に対し所定の角度をなすよう立設している
ため、以下の効果を奏することができる。摩耗センサの
振動片部の剛性が向上し、ディスク接触時に、より高周
波の振動音を発生させることができるため、車両から発
生する他の雑音との識別がより確実にできる。振動片部
の、面部に対する占有面積を小さくできることから、爪
部を大きくしたりする等設計の自由度が増すとともに、
この振動片部との干渉を避けるべく設定される爪部の、
パッドへの押圧面積が大きく確保できるため、ブレーキ
鳴きの発生、ジャダーの発生およびペダルストロークの
増加等を防止することができる。また、パッド面積の小
さい小型のキャリパを採用する場合であっても、爪部側
のパッドにも摩耗センサを設けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるディスクブレーキを示
す正面図である。
【図2】本発明の一実施例によるディスクブレーキの、
パッドおよび摩耗センサを示す斜視図である。
【図3】本発明の別の実施例によるディスクブレーキ
の、パッドおよび摩耗センサを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ディスクブレーキ 3 ディスク 7 アウタパッド 8 キャリパ 9 爪部 16 面部 17 取付部 18 摩耗センサ 22 振動片部 23 側縁部 24 接触部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクを挟んで配置される一対のパッ
    ドと、 一方のパッドのディスクに対し反対側に配置されるとと
    もにピストンがディスク軸線方向に沿って摺動自在に嵌
    入されるシリンダ部および他方のパッドのディスクに対
    し反対側に配置される爪部を有し、前記ピストンを前記
    爪部方向に突出させることによりこれら爪部およびピス
    トンで両パッドを挟持押圧してディスクに接触させるキ
    ャリパとを具備し、 前記他方のパッドには、該パッドの前記爪部側の面部に
    取り付けられる取付部と、該取付部から略ディスク周方
    向に沿って該パッドの側縁部まで延出する振動片部と、
    該振動片部の先端からパッドの側縁部に沿ってディスク
    方向に突出する接触部とを有する摩耗センサが設けられ
    ていることを特徴とするディスクブレーキ。
  2. 【請求項2】 前記摩耗センサの振動片部を、前記取付
    部のディスク半径方向における内側位置から、前記他方
    のパッドの面部に対し所定の角度をなすよう立設してな
    ることを特徴とする請求項1記載のディスクブレーキ。
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