JP4014696B2 - ディスクブレーキ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に用いて好適なディスクブレーキに関し、特にパッドが摩耗するとこれを音で警告するディスクブレーキに関する。
【0002】
【従来の技術】
ディスクを挟んで両側に配されるインナパッドおよびアウタパッドと、インナパッドのディスクに対し反対側に対向配置されるとともにピストンが摺動自在に嵌入されるシリンダ部およびアウタパッドのディスクに対し反対側に対向配置される爪部を有するキャリパとを具備するディスクブレーキにおいて、アウタパッド側に、これが摩耗すると音で警告する摩耗センサが設けられたものとして、例えば実開平5−12778号公報に記載されたものがある。
このディスクブレーキは、摩耗センサとして、アウタパッドの爪部側に取付部において取り付けられるとともに、該取付部からディスク半径方向内方側に二股に分れそれぞれ傾斜状態でアウタパッドのディスク半径方向における内側位置まで延在した後ディスク方向に延出するものを採用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のディスクブレーキでは、アウタパッドの摩耗により摩耗センサがディスク方向への延出先端の接触部においてディスクに接触しても、摩耗センサの取付部から接触部までの長さが十分ではないため、発生させる警告音の音圧レベルが低く安定しないという問題があった。特にキャリパの爪部間の隙間が狭いものにおいては、この隙間に配置される摩耗センサの傾斜角度を小さくせざるを得ず、さらにその長さが短くなって、発生させる警告音の音圧レベルがさらに低くなってしまうばかりか耐久性も低下することになる。
【0004】
したがって、本発明の目的は、取付部から接触部までの間の長さを十分に確保することにより、発生させる警告音の音圧レベルを高く安定させると同時に耐久性をも向上させることができる摩耗センサを有するディスクブレーキを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1記載のディスクブレーキは、ディスクを挟んで両側に配されるインナパッドおよびアウタパッドと、インナパッドのディスクに対し反対側に対向配置されるとともにピストンが摺動自在に嵌入されるシリンダ部、およびアウタパッドのディスクに対し反対側に対向配置される爪部を有するキャリパとを具備し、アウタパッドのディスクに対し反対側には、アウタパッドおよびインナパッドを支持するキャリアのアウタビームが配置されているディスクブレーキにおいて、アウタパッドには摩耗センサが設けられており、該摩耗センサは、前記アウタパッドの前記爪部の間に対応する位置に配置される取付部においてアウタパッドに取り付けられるとともに、該取付部からディスク半径方向外方側に向け前記アウタビームより外側位置まで延出し、前記アウタパッドに対し垂直に前記アウタビームの位置まで延出した後ディスク半径方向内方側に向くよう曲げ返され、アウタパッドとアウタビームとの間を通過しつつ、アウタパッドのディスク半径方向における内側位置まで前記アウタパッドと平行に間隔をあけて延在した後ディスク方向に延出し、該延出先端がアウタパッドの摩耗時にディスクに接触する接触部とされていることを特徴としている。
これにより、摩耗センサが、取付部からディスク半径方向外方側に向け延出した後ディスク半径方向内方側に向くよう曲げ返され、アウタパッドのディスク半径方向における内側位置まで延在した後ディスク方向に延出し、該延出先端がアウタパッドの摩耗時にディスクに接触する接触部とされた形状をなしているため、取付部から接触部までの長さを十分に確保できることになる。
【0006】
さらに、摩耗センサが取付部からディスク半径方向外方側に向けアウタビームより外側位置まで延出した後、アウタパッドに対し垂直に延出しディスク半径方向内方側曲げられてアウタビームより外側位置でアウタパッド方向に延出し、その後、アウタパッドとアウタビームとの間を通過しつつアウタパッドのディスク半径方向における内側位置まで延在した後ディスク方向に延出する形状をなしているため、アウタビームとの干渉を避けた上で、取付部から接触部までの長さを十分に確保できることになる。
本発明の請求項記載のディスクブレーキは、請求項記載のディスクブレーキに関して、前記キャリパは爪部を三ヵ所有し、一の爪部間に前記摩耗センサが配置されるとともに、前記アウタビームの他の爪部間に対応する位置にディスク半径方向外方側に突出する肉盛部が形成されていることを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明のディスクブレーキの一の実施の形態を図1〜図4を参照して以下に説明する。なお、以下の説明におけるディスク回転方向とは、車両前進時のディスク回転方向のことであり、図1においては反時計回り方向であるものとする。
この実施の形態のディスクブレーキ11は車両の非回転部に固定されるキャリア12と、このキャリア12にディスク13を挾むよう配設される一対のアウタパッド14およびインナパッド15と、キャリア12の二カ所の摺動案内部16,16にディスク13の軸線方向に摺動自在となるよう支持されたキャリパ17とで主に構成されている。
アウタパッド14は裏金14aと該裏金14aに固着された摩擦材14bとで、インナパッド15は裏金15aと該裏金15aに固着された摩擦材15bとで、それぞれ構成されている。
【0008】
キャリア12は、キャリパ17を支持する摺動案内部16,16と、これら摺動案内部16,16同士を連結させる連結部19とを有しており、摺動案内部16,16がキャリア12においてディスク周方向における両端位置となるようにディスク13に対し配置される。
そして、これら摺動案内部16,16の内側位置には相互に対向するように一対のパッドガイド20,20が設けられており、これらパッドガイド20,20により、アウタパッド14およびインナパッド15はそれぞれの摩擦材14b,15bを対向させた状態でディスク軸線方向へ摺動自在となるようにそれぞれの幅方向(図1における左右方向)の両端位置において支持されている。
なお、キャリア12には、アウタパッド14のディスク13に対し反対側となる位置に、摺動案内部16,16同士を連結させる略円弧状のアウタビーム21が設けられている。
【0009】
キャリパ17は、ディスク13の一面側に対向配置されたシリンダ部23と、該シリンダ部23の一側からディスク13の外周部を跨いで延出するディスクパス部24と、該ディスクパス部24のシリンダ部23に対し反対側からディスク13の他面側に対向するよう延出する三カ所の爪部25,26,27とを有しており、シリンダ部23を連結部19側に、爪部25〜27をアウタビーム21側に配置した状態でキャリア17の摺動案内部16,16に支持される。
【0010】
そして、シリンダ部23には、そのディスク13側に開口するよう、断面円形状をなす二つ(図2において一方のみ図示)のボア28が設けられている。これらのボア28は、ディスク13の周方向に沿って並列しかつ各軸線をディスク13の軸線に平行させて設けられている。
両ボア28には、有底円筒状をなすピストン29が、それぞれ底部側をディスク13に対し反対側に配置して摺動自在に嵌合されている(図2において一方のみ図示)。
これらピストン29は、インナパッド15の裏金15aに該裏金15aを覆うよう取り付けられたインナシム30及びカバー(シム)52に対向配置され、このインナシム30及びカバー(シム)52を介して裏金15aを押圧可能とされる。
【0011】
三カ所の爪部25〜27は、二つのピストン29の間位置と二つのピストン29それぞれの他方に対し反対位置とに対向するよう配置されている。
これら爪部25〜27は、アウタパッド14の裏金14aに該裏金14aを覆うよう取り付けられたアウタシム31に対向配置され、このアウタシム31を介して裏金14aを押圧可能とされる。
なお、裏金14aのアウタシム31には、爪部25,26の間の隙間部32の内側位置にディスク半径方向内方に抜ける切欠部33が形成されており、爪部26,27の間の隙間部34の内側位置にもディスク半径方向内方に切欠部35が形成されている。
【0012】
そして、この実施の形態においては、アウタパッド14の爪部25〜27側、具体的にはアウタシム31のディスク回転方向出口側の切欠部33によって外に剥き出されたアウタパッド14の裏金14aの部分に摩耗センサ37が取り付けられている。
この摩耗センサ37は、アウタパッド14の裏金14aのディスク半径方向における内端位置近傍に突出形成された突起部38に挿通される穴部(取付部)39を有しており、この穴部39を突起部38に挿通させた状態で突起部38を加締めることで裏金14aに取り付けられる。
【0013】
なお、ディスクブレーキ11の取り付けが左右異なることでディスク回転方向出口側に取り付けられる摩耗センサ37の取付位置が異なることになるが、いずれの側にも取り付けが可能となるよう(言い換えればアウタパッド14を左右で共用可能とするよう)突起部38はアウタパッド14の幅方向の左右二カ所に形成されている。これら突起部38,38は、裏金14aの逆側からプレスで突出形成される。
【0014】
摩耗センサ37は、穴部39からディスク半径方向外方側に向け延出した後ディスク半径方向内方側に向くようアウタパッド14に対し反対側に曲げ返されて、アウタパッド14のディスク半径方向における内側位置まで延在した後ディスク方向に延出する形状をなしており、一つの板部材から形成されている。
【0015】
詳しくは、摩耗センサ37は、アウタパッド14の裏金14aに穴部39において取り付けられた状態で、裏金14aのディスク半径方向における内端面41に当接して該摩耗センサ37の位置決めおよび回り止めを行う位置決め板部42と、穴部39が形成されるとともに該穴部39からディスク半径方向外方側に向けアウタパッド14の幅方向に直交して裏金14aに接触しつつ延出する第一板部43と、該第一板部43の延出先端からアウタパッド14の幅方向の外側(ディスク回転方向出口側)に向け裏金14aに接触しつつ延出する第二板部44と、該第二板部44の延出先端部からディスク半径方向外方側に向け延出しつつ湾曲しさらに裏金14aに対して垂直に裏金14aから離間するように延出する第三板部(突出板部)45と、該第三板部45の延出先端からディスク半径方向内方側に湾曲して該裏金14aに対して垂直をなすように裏金14a方向に延出する第四板部(突出板部)46と、該第四板部46の延出先端からディスク半径方向内方側に湾曲して第二板部44側からディスク半径方向内方側へアウタパッド14の幅方向に直交して裏金14aと平行に間隔をあけて裏金14aのディスク半径方向における内端面41の位置まで延出する第五板部47と、該第五板部47の延出先端から裏金14aの内端面41に沿って裏金14aよりさらにディスク13側まで延出するとともに延出先端が摩擦材14bの摩耗時にディスク13に接触する接触部48とされた第六板部49とを有している。ここで、この摩耗センサ37を形成する板部材としては、厚さ0.8〜1.0mmのものを用いるのが好ましいが、加工性の良い厚さ0.8mmのものを用いるのがより好ましい。
【0016】
ここで、裏金14aから略U字状をなして垂直に突出する第三板部45および第四板部46は、ディスク軸線方向においてはキャリア12のアウタビーム21の位置まで高さを有しているが、アウタビーム21のディスク半径方向外方側の隙間部32内に配置されることで該アウタビーム21に対する干渉が回避されている。また、第五板部47はアウタビーム21とアウタパッド14との間を通過している。
なお、第五板部47と裏金14bとの間隔を一定に保持するために、図3および図4に示すように、第五板部47の中間所定位置に裏金14a側に突出し該裏金14aに当接する突起部50が形成されている。この突起部50は形成しなくてもよい。
【0017】
他方、アウタビーム21のディスク回転方向入口側にはディスク半径方向外方側に突出する誤組防止用の肉盛り部51が形成されている。この肉盛り部51は、適正でないディスク回転方向入口側の突起部38に摩耗センサ37が取り付けられたアウタパッド14をキャリア12に組み込む場合に、該キャリア12にアウタパッド14を組もうとする際に摩耗センサ37の第四板部46に干渉して組み立てを阻害し、これにより誤組付を作業者に認識させるものである。
【0018】
以上に述べたこの実施の形態のディスクブレーキ11によれば、摩耗センサ37が、裏金14aに取り付けられる穴部39が形成された部位より裏金14aと平行にディスク半径方向外方に向け延出した後、湾曲されて裏金14aと垂直に裏金14aから離間するように延出し、さらにディスク半径方向内方側に湾曲して裏金14aと垂直に裏金14a方向に延出して湾曲して、ディスク半径方向内方側に曲げ返された後、アウタパッド14のディスク半径方向における内側位置まで裏金14aと平行に延在した後、ディスク13方向に屈曲して延出する形状をなしているため、アウタパッド14への取付部である穴部39から接触部48までの長さを十分に確保できることになる。
したがって、発生させる警告音の音圧レベルを高く安定させることができさらに耐久性も向上できる。
【0019】
また、上記摩耗センサ37は、上記のように二つずつのピストン29およびシリンダ部23と三カ所の爪部25〜27とを有するツインボアタイプのディスクブレーキ11にも構造上問題なく適用できる。すなわち、従来の取付部からディスク半径方向内方側に二股に分れそれぞれ傾斜してアウタパッドのディスク半径方向における内側位置まで延在する二つの振動部を有する摩耗センサを適用した場合には、爪部間に配置される摩耗センサの一方の振動部がアウタパッドの幅方向の中央付近に延出することになり、この位置にて最もキャリパ側に位置するディスクのハット部に干渉し取り付け不可能となってしまうことになるが、この実施の形態の摩耗センサ37は、上記のように構造上問題なく適用できるのである。
【0020】
さらに、摩耗センサ37の突出する第四板部46と、アウタビーム21のディスク回転方向入口側に形成されたディスク半径方向外方側に突出する肉盛り部51とにより、適正でないディスク回転方向入口側の突起部38に摩耗センサ37が取り付けられたアウタパッド14をキャリア12に組み込む場合に、肉盛り部51が第四板部46に接触してアウタパッド14の組み付けを阻害する。したがって、誤組付を防止することができる。
加えて、摩耗センサ37がアウタシム31の切欠部33内に位置するよう裏金14aに取り付けられていることで、アウタシム31の裏金14aへの係止用の爪に破損等が生じても摩耗センサ37に引っ掛かってその脱落を防止することができる。
また、アウタパッドに摩耗センサを持たないディスクブレーキに対し、上記摩耗センサ37を付加する変更を行う場合には、アウタパッドの裏金に突起部を形成するのみで対応でき大幅な変更を必要としない。
【0021】
なお、以上においては、アウタパッド14のディスク回転方向出口側に摩耗センサ37を設ける場合を例にとり説明したが、ディスク回転方向入口側に設けてもよい。しかしながら、アウタパッド14の摩擦材14bの摩耗は一般にディスク回転方向出口側の方が早いため、上記のようにアウタパッド14のディスク回転方向出口側に設ける方がより好ましい。
また、以上においては、裏金14aに形成された突起部38に摩耗センサ37の穴部39を挿入させて該突起部38を加締めて摩耗センサ37を裏金14aに取り付ける場合を例にとり説明したが、裏金14aにネジ穴を形成して摩耗センサ37をその穴部39に挿通されるネジ部材のネジ穴への螺合で取り付けるか、クリップ式でワンタッチで取り付けるか等、他の種々の取り付け構造を適用することができる。しかしながら、突起部38を加締める方が部品点数および加工工数を低減することができるため、より好ましい。
【0022】
さらに、以上においては、第五板部47とアウタパッド14の裏金14aとの間に隙間を設ける場合を例にとり説明したが、第五板部47を締め代をもって裏金14aに当接させてもよく、このように締め代をもたせる方が、より警報音発生時の音圧レベルを増大させることができる。
加えて、以上の摩耗センサ37は、キャリア12のアウタビーム21との干渉を避けつつ、裏金14aに取り付けられる穴部39が形成された部位から接触部48までの長さを確保するため上記の形状をなしているが、アウタビーム21との干渉が問題とならない場合は、単に、裏金14aに取り付けられる穴部39が形成された部位からディスク半径方向外方側に向け延出した後ディスク半径方向内方側に向くよう曲げ返されアウタパッド14のディスク半径方向における内側位置まで延在した後ディスク方向に延出する形状としてもよい。
【0023】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の請求項1記載のディスクブレーキによれば、摩耗センサが、取付部からディスク半径方向外方側に向け延出した後ディスク半径方向内方側に向くよう曲げ返され、アウタパッドのディスク半径方向における内側位置まで延在した後ディスク方向に延出し、該延出先端がアウタパッドの摩耗時にディスクに接触する接触部とされた形状をなしているため、取付部から接触部までの長さを十分に確保できることになる。
したがって、発生させる警告音の音圧レベルを高く安定させることができまた耐久性も向上できる。
【0024】
さらに、摩耗センサが、取付部からディスク半径方向外方側に向けアウタビームより外側位置まで延出した後、アウタパッドに対し垂直に延出しディスク半径方向内方側に曲げられてアウタビームより外側位置でアウタパッド方向に延出し、その後、アウタパッドとアウタビームとの間を通過しつつアウタパッドのディスク半径方向における内側位置まで延在した後ディスク方向に延出する形状をなしているため、アウタビームとの干渉を避けた上で、取付部から接触部までの長さを十分に確保できることになる。
したがって、アウタビームがあっても、発生させる警告音の音圧レベルを高く安定させることができまた耐久性も向上できる。
本発明の請求項記載のディスクブレーキによれば、一の爪部間に摩耗センサが配置されるとともに、アウタビームの他の爪部間に対応する位置にディスク半径方向外方側に突出する肉盛部が形成されているので、アウタパッドをキャリアに組み込む際にアウタパッドが適正でない場合に、肉盛部が摩耗センサに接触してアウタパッドの組み付けを阻害する。したがって、誤組付を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のディスクブレーキの一の実施の形態を示す正面図である。
【図2】 本発明のディスクブレーキの一の実施の形態を示す図1におけるA−A線に沿う断面矢視図である。
【図3】 本発明のディスクブレーキの一の実施の形態の摩耗センサおよびアウタパッドを示す斜視図である。
【図4】 本発明のディスクブレーキの一の実施の形態の摩耗センサおよびアウタパッドを示す図3におけるB矢視図である。
【符号の説明】
11 ディスクブレーキ
13 ディスク
14 アウタパッド
15 インナパッド
23 シリンダ部
25〜27 爪部
37 摩耗センサ
39 穴部(取付部)
48 接触部

Claims (2)

  1. ディスクを挟んで両側に配されるインナパッドおよびアウタパッドと、インナパッドのディスクに対し反対側に対向配置されるとともにピストンが摺動自在に嵌入されるシリンダ部、およびアウタパッドのディスクに対し反対側に対向配置される爪部を有するキャリパとを具備し、アウタパッドのディスクに対し反対側には、アウタパッドおよびインナパッドを支持するキャリアのアウタビームが配置されているディスクブレーキにおいて、
    アウタパッドには摩耗センサが設けられており、該摩耗センサは、前記アウタパッドの前記爪部の間に対応する位置に配置される取付部においてアウタパッドに取り付けられるとともに、該取付部からディスク半径方向外方側に向け前記アウタビームより外側位置まで延出し、前記アウタパッドに対し垂直に前記アウタビームの位置まで延出した後ディスク半径方向内方側に向くよう曲げ返され、アウタパッドとアウタビームとの間を通過しつつ、アウタパッドのディスク半径方向における内側位置まで前記アウタパッドと平行に間隔をあけて延在した後ディスク方向に延出し、該延出先端がアウタパッドの摩耗時にディスクに接触する接触部とされていることを特徴とするディスクブレーキ。
  2. 前記キャリパは爪部を三ヵ所有し、一の爪部間に前記摩耗センサが配置されるとともに、前記アウタビームの他の爪部間に対応する位置にディスク半径方向外方側に突出する肉盛部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のディスクブレーキ。
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