JPH074392A - 送風機 - Google Patents
送風機Info
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- JPH074392A JPH074392A JP14345593A JP14345593A JPH074392A JP H074392 A JPH074392 A JP H074392A JP 14345593 A JP14345593 A JP 14345593A JP 14345593 A JP14345593 A JP 14345593A JP H074392 A JPH074392 A JP H074392A
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- Japan
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- blade
- flow
- outer peripheral
- surface side
- pressure surface
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 羽根車の回転による遠心力により羽根車の吸
込み側から流入する気流の一部が、羽根外周部の圧力面
側近傍から、羽根車の外周に吹出し、また、羽根車の翼
間中央より吸い込まれる流れを防止し、送風性能の劣化
を抑え、かつ、羽根外周圧力面側の吐出側での流れの剥
離を抑え、発生する送風騒音の増加を抑える送風機を提
供するものである。 【構成】 羽根５の外周部５ｂの圧力面側５ｂ１に半径
方向断面形状が略三角形状の凸部８を設ける。
込み側から流入する気流の一部が、羽根外周部の圧力面
側近傍から、羽根車の外周に吹出し、また、羽根車の翼
間中央より吸い込まれる流れを防止し、送風性能の劣化
を抑え、かつ、羽根外周圧力面側の吐出側での流れの剥
離を抑え、発生する送風騒音の増加を抑える送風機を提
供するものである。 【構成】 羽根５の外周部５ｂの圧力面側５ｂ１に半径
方向断面形状が略三角形状の凸部８を設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機などに用い
られる送風機に関するものである。
られる送風機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、軸流送風機などの送風機は、セパ
レート型空気調和機などの送風機として、業務用から家
庭用まで幅広く使用されており、機器の小型化、機器の
設置条件の多様化に伴い、より高性能化・低騒音化が望
まれる傾向にある。
レート型空気調和機などの送風機として、業務用から家
庭用まで幅広く使用されており、機器の小型化、機器の
設置条件の多様化に伴い、より高性能化・低騒音化が望
まれる傾向にある。
【０００３】以下、図面を参照しながら、特開昭５７−
１９１４９５号公報などで提案されている従来の送風機
について説明する。
１９１４９５号公報などで提案されている従来の送風機
について説明する。
【０００４】図９〜図１０は従来の送風機の構造を示す
ものである。図において１は軸流型の送風機であり、２
はモータであり、３はモータ２に取り付けられたハブ４
と、ハブ４の周囲に設けられた複数の羽根５とから成る
羽根車であり、６は羽根５の吐出側５ｃの外周を囲むオ
リフィスである。７は羽根５の外周部５ｂに圧力面側の
外周部５ｂ１に取り付けられた板状のリブである。
ものである。図において１は軸流型の送風機であり、２
はモータであり、３はモータ２に取り付けられたハブ４
と、ハブ４の周囲に設けられた複数の羽根５とから成る
羽根車であり、６は羽根５の吐出側５ｃの外周を囲むオ
リフィスである。７は羽根５の外周部５ｂに圧力面側の
外周部５ｂ１に取り付けられた板状のリブである。
【０００５】以上のように構成された送風機について以
下その動作を説明する。まず、モータ２により羽根車３
が所定の回転方向に回転すると、空気が、羽根車３内に
流入し、羽根５の作用で静圧と動圧を付加されて羽根車
３外に吐出されて、送風作用を為す。
下その動作を説明する。まず、モータ２により羽根車３
が所定の回転方向に回転すると、空気が、羽根車３内に
流入し、羽根５の作用で静圧と動圧を付加されて羽根車
３外に吐出されて、送風作用を為す。
【０００６】ここで、羽根車３の回転による遠心力によ
り、半径方向速度成分が増加するため、外周側に傾いた
流れとなり、その一部が羽根５の外周部５ｂの圧力面側
５ｂ１近傍と負圧面側５ｂ２近傍から、各々、羽根５の
オリフィス６に囲まれていない外周に吹き出す。ここ
で、羽根５の外周部５ｂの圧力面側５ｂ１に板状のリブ
７を設け、半径方向成分の強い気流の流れを抑え込み、
外周部５ｂの圧力面側５ｂ１近傍から外周に吹き出す気
流Ｗ２を抑制し、圧力面側の気流Ｗ２が負圧面側５ｂ２
近傍からの気流の速度が速い気流Ｗ１を阻害するのを防
ぎ、羽根５のオリフィス６に囲まれていない外周部５ｂ
の負圧面側５ｂ２近傍の外周で流れが大きく乱れるのを
抑え、外周から翼間中央より吸い込まれる気流もスムー
ズに流入させる。
り、半径方向速度成分が増加するため、外周側に傾いた
流れとなり、その一部が羽根５の外周部５ｂの圧力面側
５ｂ１近傍と負圧面側５ｂ２近傍から、各々、羽根５の
オリフィス６に囲まれていない外周に吹き出す。ここ
で、羽根５の外周部５ｂの圧力面側５ｂ１に板状のリブ
７を設け、半径方向成分の強い気流の流れを抑え込み、
外周部５ｂの圧力面側５ｂ１近傍から外周に吹き出す気
流Ｗ２を抑制し、圧力面側の気流Ｗ２が負圧面側５ｂ２
近傍からの気流の速度が速い気流Ｗ１を阻害するのを防
ぎ、羽根５のオリフィス６に囲まれていない外周部５ｂ
の負圧面側５ｂ２近傍の外周で流れが大きく乱れるのを
抑え、外周から翼間中央より吸い込まれる気流もスムー
ズに流入させる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、図１１で示すように、羽根５の外周部
５ｂの圧力面側５ｂ１に設けたリブ７が板状であるた
め、羽根５と板状のリブの間のハブ側、外周側の角部７
ａ，７ｂに流れが及ばない死水域が発生し、羽根５の吐
出側５ｃでは羽根５の外周部５ｂの圧力面側５ｂ１のリ
ブ７の周囲で流れが剥離し、羽根５からの吐出流れが大
きく乱れる。従って、羽根車３で発生する送風騒音が増
加するという課題を有していた。
ような構成では、図１１で示すように、羽根５の外周部
５ｂの圧力面側５ｂ１に設けたリブ７が板状であるた
め、羽根５と板状のリブの間のハブ側、外周側の角部７
ａ，７ｂに流れが及ばない死水域が発生し、羽根５の吐
出側５ｃでは羽根５の外周部５ｂの圧力面側５ｂ１のリ
ブ７の周囲で流れが剥離し、羽根５からの吐出流れが大
きく乱れる。従って、羽根車３で発生する送風騒音が増
加するという課題を有していた。
【０００８】本発明は上記課題に鑑み、羽根車の回転に
よる遠心力により羽根外周部の圧力面側近傍から羽根車
の外周方向に流動する流れが発生する場合でも、外周部
の圧力面側近傍から、外周に吹き出す気流を抑制し、送
風性能の劣化を抑え、かつ、羽根外周圧力面側の吐出側
での流れの剥離を抑え、発生する送風騒音の増加を抑え
る送風機を提供するものである。
よる遠心力により羽根外周部の圧力面側近傍から羽根車
の外周方向に流動する流れが発生する場合でも、外周部
の圧力面側近傍から、外周に吹き出す気流を抑制し、送
風性能の劣化を抑え、かつ、羽根外周圧力面側の吐出側
での流れの剥離を抑え、発生する送風騒音の増加を抑え
る送風機を提供するものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の送風機は、モータと、前記モータに取り付
けられたハブと、前記ハブの周囲に設けられた複数の羽
根とで構成された羽根車と、前記羽根の外周を囲むオリ
フィスとで構成され、前記羽根の外周部の圧力面側の外
周部に半径方向断面形状が略三角形状、あるいは、略円
弧状の凸部を有したものである。
に、本発明の送風機は、モータと、前記モータに取り付
けられたハブと、前記ハブの周囲に設けられた複数の羽
根とで構成された羽根車と、前記羽根の外周を囲むオリ
フィスとで構成され、前記羽根の外周部の圧力面側の外
周部に半径方向断面形状が略三角形状、あるいは、略円
弧状の凸部を有したものである。
【００１０】さらに、他の送風機は、モータと、前記モ
ータに取り付けられたハブと、前記ハブの周囲に設けら
れた複数の羽根とで構成された羽根車と、前記羽根の吐
出側の外周を囲むオリフィスとで構成され、前記羽根の
外周部の圧力面側に半径方向断面形状が略三角形状、あ
るいは、略円弧状の凸部を有し、前記凸部の大きさがオ
リフィスに囲まれている羽根外周部では、吐出側に向か
うほど小さくした構成を備えるものである。
ータに取り付けられたハブと、前記ハブの周囲に設けら
れた複数の羽根とで構成された羽根車と、前記羽根の吐
出側の外周を囲むオリフィスとで構成され、前記羽根の
外周部の圧力面側に半径方向断面形状が略三角形状、あ
るいは、略円弧状の凸部を有し、前記凸部の大きさがオ
リフィスに囲まれている羽根外周部では、吐出側に向か
うほど小さくした構成を備えるものである。
【００１１】
【作用】本発明の送風機は、羽根の外周部の圧力面側に
半径方向断面形状が略三角形状、あるいは、略円弧状の
凸部を有することによって、羽根外周部において半径方
向成分の強い気流の流れを抑え込み、羽根の外周部の圧
力面側近傍から外周に吹き出す気流を抑制し、圧力面側
の気流が外周部の負圧面側近傍から外周に吹き出す気流
を阻害するのを防止し、外周から気流もスムーズに流入
させ、外周側での流れの乱れも抑え、かつ、リブと羽根
の間の角部がないため、死水域ができず、羽根外周の圧
力面側で流れが吐出方向にスムーズに流れ、吐出側での
流れの剥離を抑える。
半径方向断面形状が略三角形状、あるいは、略円弧状の
凸部を有することによって、羽根外周部において半径方
向成分の強い気流の流れを抑え込み、羽根の外周部の圧
力面側近傍から外周に吹き出す気流を抑制し、圧力面側
の気流が外周部の負圧面側近傍から外周に吹き出す気流
を阻害するのを防止し、外周から気流もスムーズに流入
させ、外周側での流れの乱れも抑え、かつ、リブと羽根
の間の角部がないため、死水域ができず、羽根外周の圧
力面側で流れが吐出方向にスムーズに流れ、吐出側での
流れの剥離を抑える。
【００１２】また、他の発明の送風機は、半径方向断面
形状が略三角形状、あるいは、略円弧状の凸部の大きさ
がオリフィスに囲まれている羽根外周部では、吐出側に
向かうほど滑らかに小さくなることにより、さらに、オ
リフィスに囲まれているため、羽根の外周部の圧力面側
近傍から外周に吹き出す気流ほとんどない羽根外周部に
おいて、圧力面側表面近傍の流れが、吐出方向に向かっ
て流れ、後縁から吐出する際、負圧面側からの流れとの
間の断差が小さくなり、羽根の後縁後の流れの剥離を抑
え、羽根車から吐出した気流が乱れるのを防ぐ。
形状が略三角形状、あるいは、略円弧状の凸部の大きさ
がオリフィスに囲まれている羽根外周部では、吐出側に
向かうほど滑らかに小さくなることにより、さらに、オ
リフィスに囲まれているため、羽根の外周部の圧力面側
近傍から外周に吹き出す気流ほとんどない羽根外周部に
おいて、圧力面側表面近傍の流れが、吐出方向に向かっ
て流れ、後縁から吐出する際、負圧面側からの流れとの
間の断差が小さくなり、羽根の後縁後の流れの剥離を抑
え、羽根車から吐出した気流が乱れるのを防ぐ。
【００１３】
【実施例】以下、本発明の送風機の第１の実施例につい
て図面を参照しながら説明する。尚、従来例と同一構成
の部分については重複を避ける為、同一の符号を付けて
説明を省略する。
て図面を参照しながら説明する。尚、従来例と同一構成
の部分については重複を避ける為、同一の符号を付けて
説明を省略する。
【００１４】図１、図２は本発明の第１の実施例におけ
る送風機の構造を示すものである。図において８は、羽
根５の外周部５ｂの圧力面側に設けられた半径方向断面
形状が略３角形状の凸部である。
る送風機の構造を示すものである。図において８は、羽
根５の外周部５ｂの圧力面側に設けられた半径方向断面
形状が略３角形状の凸部である。
【００１５】以上のように構成された送風機の羽根車に
ついて以下その動作を説明する。まず、モータ２により
羽根車３が所定の回転方向に回転すると、空気が、羽根
車３内に流入し、羽根５の作用で静圧と動圧を付加され
て羽根車３外に吐出されて送風作用を為す。
ついて以下その動作を説明する。まず、モータ２により
羽根車３が所定の回転方向に回転すると、空気が、羽根
車３内に流入し、羽根５の作用で静圧と動圧を付加され
て羽根車３外に吐出されて送風作用を為す。
【００１６】ここで、図３で示すように、羽根５の外周
部５ｂの圧力面側５ｂ１に半径方向断面形状が略３角形
状の凸部８を設けることにより、羽根５の外周部５ｂの
圧力面側５ｂ１近傍から外周に吹き出す気流Ｗ２を抑制
し、圧力面側の気流Ｗ２が負圧面側５ｂ２近傍からの気
流の速度が速い気流Ｗ１を阻害するのを防ぎ、羽根５の
オリフィス６に囲まれていない外周で流れが大きく乱れ
るのを抑え、外周から翼間中央より吸い込まれる気流も
スムーズに流入させ、かつ、凸部８と羽根５の間の角部
がなく半径方向に滑らかに連続した形状のため、死水域
ができず、羽根５の外周部５ｂの圧力面側５ｂ１で流れ
が吐出方向にスムーズに流れ、吐出側５ｃでの流れの剥
離を抑える。
部５ｂの圧力面側５ｂ１に半径方向断面形状が略３角形
状の凸部８を設けることにより、羽根５の外周部５ｂの
圧力面側５ｂ１近傍から外周に吹き出す気流Ｗ２を抑制
し、圧力面側の気流Ｗ２が負圧面側５ｂ２近傍からの気
流の速度が速い気流Ｗ１を阻害するのを防ぎ、羽根５の
オリフィス６に囲まれていない外周で流れが大きく乱れ
るのを抑え、外周から翼間中央より吸い込まれる気流も
スムーズに流入させ、かつ、凸部８と羽根５の間の角部
がなく半径方向に滑らかに連続した形状のため、死水域
ができず、羽根５の外周部５ｂの圧力面側５ｂ１で流れ
が吐出方向にスムーズに流れ、吐出側５ｃでの流れの剥
離を抑える。
【００１７】以上のように本発明の第１の実施例の送風
機は、羽根５の外周部５ｂの圧力面側５ｂ１に半径方向
断面形状が略３角形状の凸部８を設けることにより、外
周部５ｂの圧力面側５ｂ１近傍から外周に吹き出す気流
Ｗ２を抑制し、圧力面側の気流Ｗ２が負圧面側５ｂ２近
傍からの気流の速度が速い気流Ｗ１を阻害するのを防
ぎ、羽根５のオリフィス６に囲まれていない外周部５ｂ
の負圧面側５ｂ２近傍の外周で流れが大きく乱れるのを
抑え、送風性能の劣化を防ぐことができるとともに、羽
根５の外周部５ｂの圧力面側５ｂ１で死水域を生じさせ
ず、流れが吐出方向にスムーズに流れ、吐出側５ｃでの
流れの剥離を抑える。従って、羽根車３内で発生する送
風騒音の増加を抑えることができる。
機は、羽根５の外周部５ｂの圧力面側５ｂ１に半径方向
断面形状が略３角形状の凸部８を設けることにより、外
周部５ｂの圧力面側５ｂ１近傍から外周に吹き出す気流
Ｗ２を抑制し、圧力面側の気流Ｗ２が負圧面側５ｂ２近
傍からの気流の速度が速い気流Ｗ１を阻害するのを防
ぎ、羽根５のオリフィス６に囲まれていない外周部５ｂ
の負圧面側５ｂ２近傍の外周で流れが大きく乱れるのを
抑え、送風性能の劣化を防ぐことができるとともに、羽
根５の外周部５ｂの圧力面側５ｂ１で死水域を生じさせ
ず、流れが吐出方向にスムーズに流れ、吐出側５ｃでの
流れの剥離を抑える。従って、羽根車３内で発生する送
風騒音の増加を抑えることができる。
【００１８】以下、本発明の第２の実施例の送風機につ
いて図面を参照しながら説明する。図４、図５、図６は
本発明の第２の実施例における送風機の構造を示すもの
である。図において、第１の実施例の図１、図２と異な
るのは、図６に示すような羽根５の外周部５ｂの圧力面
側５ｂ１に設けられた半径方向断面形状が略三角形状の
凸部９の大きさがオリフィス６ａに囲まれている羽根５
の吐出側５ｃの外周部５ｃｂでは、吐出側に向かうほど
滑らかに小さくさせた点である。
いて図面を参照しながら説明する。図４、図５、図６は
本発明の第２の実施例における送風機の構造を示すもの
である。図において、第１の実施例の図１、図２と異な
るのは、図６に示すような羽根５の外周部５ｂの圧力面
側５ｂ１に設けられた半径方向断面形状が略三角形状の
凸部９の大きさがオリフィス６ａに囲まれている羽根５
の吐出側５ｃの外周部５ｃｂでは、吐出側に向かうほど
滑らかに小さくさせた点である。
【００１９】以上のように構成された送風機の羽根車に
ついて以下その動作を説明する。まず、モータ２により
羽根車３が所定の回転方向に回転すると、空気が、羽根
車３内に流入し、羽根５の作用で静圧と動圧を付加され
て羽根車３外に吐出されて送風作用を為す。
ついて以下その動作を説明する。まず、モータ２により
羽根車３が所定の回転方向に回転すると、空気が、羽根
車３内に流入し、羽根５の作用で静圧と動圧を付加され
て羽根車３外に吐出されて送風作用を為す。
【００２０】ここで、オリフィス６ａに囲まれていない
羽根５の外周部５ｂの圧力面側５ｂ１に半径方向断面形
状が略３角形状の凸部９を設けることにより、オリフィ
ス６に囲まれていない羽根５の外周側５ｂにおいて、外
周部５ｂの圧力面側５ｂ１近傍から外周に吹き出す気流
Ｗ２を抑制し、圧力面側の気流Ｗ２が負圧面側５ｂ２近
傍からの気流の速度が速い気流Ｗ１を阻害するのを防
ぎ、羽根５のオリフィス６に囲まれていない外周部５ｂ
の負圧面側５ｂ２近傍の外周で流れが大きく乱れるのを
抑え、かつ、羽根５の外周部５ｂの圧力面側５ｂ１で死
水域を生じさせず、流れが吐出側５ｃの外周部５ｃｂに
スムーズに流れ、吐出側５ｃの外周部５ｃｂでの流れの
剥離を抑える。
羽根５の外周部５ｂの圧力面側５ｂ１に半径方向断面形
状が略３角形状の凸部９を設けることにより、オリフィ
ス６に囲まれていない羽根５の外周側５ｂにおいて、外
周部５ｂの圧力面側５ｂ１近傍から外周に吹き出す気流
Ｗ２を抑制し、圧力面側の気流Ｗ２が負圧面側５ｂ２近
傍からの気流の速度が速い気流Ｗ１を阻害するのを防
ぎ、羽根５のオリフィス６に囲まれていない外周部５ｂ
の負圧面側５ｂ２近傍の外周で流れが大きく乱れるのを
抑え、かつ、羽根５の外周部５ｂの圧力面側５ｂ１で死
水域を生じさせず、流れが吐出側５ｃの外周部５ｃｂに
スムーズに流れ、吐出側５ｃの外周部５ｃｂでの流れの
剥離を抑える。
【００２１】さらに、図７、図８で示すように、略三角
形状のリブ９の大きさがオリフィス６ａに囲まれている
羽根５の吐出側５ｃの外周部５ｃｂでは、吐出側５ｃに
向かうほど滑らかに小さくすることにより、オリフィス
６ａに囲まれているため圧力面側５ｃｂ１近傍から外周
に吹き出す気流はほとんどない圧力面側５ｃｂ１表面近
傍の流れＷ４が吐出方向に向かって流れ、後縁５ｄから
吐出する際、負圧面側５ｃｂ２からの流れＷ３との間の
断差が小さくなり、羽根５の後縁５ｄ直後の流れの剥離
を抑える。
形状のリブ９の大きさがオリフィス６ａに囲まれている
羽根５の吐出側５ｃの外周部５ｃｂでは、吐出側５ｃに
向かうほど滑らかに小さくすることにより、オリフィス
６ａに囲まれているため圧力面側５ｃｂ１近傍から外周
に吹き出す気流はほとんどない圧力面側５ｃｂ１表面近
傍の流れＷ４が吐出方向に向かって流れ、後縁５ｄから
吐出する際、負圧面側５ｃｂ２からの流れＷ３との間の
断差が小さくなり、羽根５の後縁５ｄ直後の流れの剥離
を抑える。
【００２２】以上のように、本実施例の送風機は、オリ
フィス６ａに囲まれていない羽根５の外周部５ｂの圧力
面側５ｂ１に半径方向断面形状が略３角形状の凸部９を
設け、オリフィス６ａに囲まれている羽根５の吐出側５
ｃの外周部５ｃｂでは、略三角形状の凸部９の大きさを
吐出側に向かうほど滑らかに小さくすることにより、オ
リフィス６ａに囲まれていない羽根５の外周部５ｂで
は、圧力面側５ｂ１近傍から外周に吹き出す気流Ｗ２を
抑制し、圧力面側の気流Ｗ２が負圧面側５ｂ２近傍から
の気流の速度が速い気流Ｗ１を阻害するのを防ぎ、羽根
５のオリフィス６に囲まれていない外周部５ｂの負圧面
側５ｂ２近傍の外周で流れが大きく乱れるのを抑え、送
風性能の劣化を防ぐことができるとともに、羽根５の外
周部５ｂの圧力面側５ｂ１で死水域を生じさせず、流れ
が吐出方向にスムーズに流れ、吐出側５ｃの外周部５ｃ
ｂでの流れの剥離を抑え、羽根車３内で発生する送風騒
音の増加を抑えることができる。さらに、オリフィス６
ａに囲まれている圧力面側５ｃｂでは、オリフィス６ａ
に囲まれているため圧力面側５ｃｂ１近傍から外周に吹
き出す気流はほとんどない圧力面側５ｃｂ１表面近傍の
流れＷ４が、吐出方向に向かって流れ、後縁５ｄから吐
出する際、負圧面側５ｃｂ２からの流れＷ３との間の断
差が小さくなり、羽根５の後縁５ｄ直後の流れの剥離を
抑え、羽根車３から吐出した気流が乱れるのを防ぐ。従
って、羽根車３直後の流れの乱れで発生する送風騒音の
増加を抑えることができる。
フィス６ａに囲まれていない羽根５の外周部５ｂの圧力
面側５ｂ１に半径方向断面形状が略３角形状の凸部９を
設け、オリフィス６ａに囲まれている羽根５の吐出側５
ｃの外周部５ｃｂでは、略三角形状の凸部９の大きさを
吐出側に向かうほど滑らかに小さくすることにより、オ
リフィス６ａに囲まれていない羽根５の外周部５ｂで
は、圧力面側５ｂ１近傍から外周に吹き出す気流Ｗ２を
抑制し、圧力面側の気流Ｗ２が負圧面側５ｂ２近傍から
の気流の速度が速い気流Ｗ１を阻害するのを防ぎ、羽根
５のオリフィス６に囲まれていない外周部５ｂの負圧面
側５ｂ２近傍の外周で流れが大きく乱れるのを抑え、送
風性能の劣化を防ぐことができるとともに、羽根５の外
周部５ｂの圧力面側５ｂ１で死水域を生じさせず、流れ
が吐出方向にスムーズに流れ、吐出側５ｃの外周部５ｃ
ｂでの流れの剥離を抑え、羽根車３内で発生する送風騒
音の増加を抑えることができる。さらに、オリフィス６
ａに囲まれている圧力面側５ｃｂでは、オリフィス６ａ
に囲まれているため圧力面側５ｃｂ１近傍から外周に吹
き出す気流はほとんどない圧力面側５ｃｂ１表面近傍の
流れＷ４が、吐出方向に向かって流れ、後縁５ｄから吐
出する際、負圧面側５ｃｂ２からの流れＷ３との間の断
差が小さくなり、羽根５の後縁５ｄ直後の流れの剥離を
抑え、羽根車３から吐出した気流が乱れるのを防ぐ。従
って、羽根車３直後の流れの乱れで発生する送風騒音の
増加を抑えることができる。
【００２３】尚、第１の実施例及び第２の実施例では、
軸流型の送風機を例にあげ説明したが、斜流型の送風機
でも同様な効果を得ることができる。
軸流型の送風機を例にあげ説明したが、斜流型の送風機
でも同様な効果を得ることができる。
【００２４】
【発明の効果】以上のように本発明の送風機は、モータ
と、前記モータに取り付けられたハブと、前記ハブの周
囲に設けられた複数の羽根とで構成された羽根車と、前
記羽根の外周を囲むオリフィスとで構成され、前記羽根
の外周部の圧力面側の外周部に半径方向断面形状が略三
角形状、あるいは、略円弧状の凸部を有することによ
り、羽根外周部において半径方向成分の強い気流の流れ
を抑え込み、羽根の外周部の圧力面側近傍から外周に吹
き出す気流を抑制し、圧力面側の気流が外周部の負圧面
側近傍から外周に吹き出す気流を阻害するのを防止し、
外周側での流れの乱れも抑えることができ、かつ、凸部
と羽根の間の角部がないため、死水域ができず、羽根外
周の圧力面側で流れが吐出方向にスムーズに流れ、吐出
側での流れの剥離を抑え、従って、羽根車の送風性能の
劣化とともに羽根車内で発生する送風騒音の増加を抑え
ることができる。
と、前記モータに取り付けられたハブと、前記ハブの周
囲に設けられた複数の羽根とで構成された羽根車と、前
記羽根の外周を囲むオリフィスとで構成され、前記羽根
の外周部の圧力面側の外周部に半径方向断面形状が略三
角形状、あるいは、略円弧状の凸部を有することによ
り、羽根外周部において半径方向成分の強い気流の流れ
を抑え込み、羽根の外周部の圧力面側近傍から外周に吹
き出す気流を抑制し、圧力面側の気流が外周部の負圧面
側近傍から外周に吹き出す気流を阻害するのを防止し、
外周側での流れの乱れも抑えることができ、かつ、凸部
と羽根の間の角部がないため、死水域ができず、羽根外
周の圧力面側で流れが吐出方向にスムーズに流れ、吐出
側での流れの剥離を抑え、従って、羽根車の送風性能の
劣化とともに羽根車内で発生する送風騒音の増加を抑え
ることができる。
【００２５】また、モータと、前記モータに取り付けら
れたハブと、前記ハブの周囲に設けられた複数の羽根と
で構成された羽根車と、前記羽根の吐出側の外周を囲む
オリフィスとで構成され、前記羽根の外周部の圧力面側
に半径方向断面形状が略三角形状、あるいは、略円弧状
の凸部を有し、前記凸部の大きさがオリフィスに囲まれ
ている羽根外周部では、吐出側に向かうほど小さくする
ことにより、オリフィスに囲まれていない羽根外周部に
おいて、半径方向成分の強い気流の流れを抑え込み、羽
根の外周部の圧力面側近傍から外周に吹き出す気流を抑
制し、圧力面側の気流が外周部の負圧面側近傍から外周
に吹き出す気流を阻害するのを防止し、外周側での流れ
の乱れも抑えることができ、かつ、凸部と羽根の間の角
部がないため、死水域ができず、羽根外周の圧力面側で
流れが吐出方向にスムーズに流れ、吐出側での流れの剥
離を抑え、従って、羽根車の送風性能の劣化とともに羽
根車内で発生する送風騒音の増加を抑えることができ
る。さらに、オリフィスに囲まれているため、羽根の外
周部の圧力面側近傍から外周に吹き出す気流ほとんどな
い羽根外周部において、圧力面側表面近傍の流れが、吐
出方向に向かって流れ、後縁から吐出する際、負圧面側
からの流れとの間の断差が小さくなり、羽根の後縁後の
流れの剥離を抑え、羽根車から吐出した気流が乱れるの
を防ぐ。従って、羽根車直後の流れの乱れで発生する送
風騒音の増加を抑えることができる。
れたハブと、前記ハブの周囲に設けられた複数の羽根と
で構成された羽根車と、前記羽根の吐出側の外周を囲む
オリフィスとで構成され、前記羽根の外周部の圧力面側
に半径方向断面形状が略三角形状、あるいは、略円弧状
の凸部を有し、前記凸部の大きさがオリフィスに囲まれ
ている羽根外周部では、吐出側に向かうほど小さくする
ことにより、オリフィスに囲まれていない羽根外周部に
おいて、半径方向成分の強い気流の流れを抑え込み、羽
根の外周部の圧力面側近傍から外周に吹き出す気流を抑
制し、圧力面側の気流が外周部の負圧面側近傍から外周
に吹き出す気流を阻害するのを防止し、外周側での流れ
の乱れも抑えることができ、かつ、凸部と羽根の間の角
部がないため、死水域ができず、羽根外周の圧力面側で
流れが吐出方向にスムーズに流れ、吐出側での流れの剥
離を抑え、従って、羽根車の送風性能の劣化とともに羽
根車内で発生する送風騒音の増加を抑えることができ
る。さらに、オリフィスに囲まれているため、羽根の外
周部の圧力面側近傍から外周に吹き出す気流ほとんどな
い羽根外周部において、圧力面側表面近傍の流れが、吐
出方向に向かって流れ、後縁から吐出する際、負圧面側
からの流れとの間の断差が小さくなり、羽根の後縁後の
流れの剥離を抑え、羽根車から吐出した気流が乱れるの
を防ぐ。従って、羽根車直後の流れの乱れで発生する送
風騒音の増加を抑えることができる。
【図１】本発明の第１の実施例の軸流型の送風機の断面
図
図
【図２】同実施例の軸流型の送風機の平面図
【図３】同実施例の軸流型の送風機の気流の状態を示す
要部拡大図
要部拡大図
【図４】本発明の第２の実施例における軸流型の送風機
の断面図
の断面図
【図５】同実施例における軸流型の送風機の平面図
【図６】図４の送風機を矢印（横方向）からみた要部側
面図
面図
【図７】同実施例の軸流型の送風機の気流の状態を示す
要部拡大図
要部拡大図
【図８】図７のＡ−Ａ’断面図
【図９】従来の軸流型の送風機の断面図
【図１０】従来の軸流型の送風機の平面図
【図１１】従来の軸流型の送風機の気流の状態を示す要
部拡大図
部拡大図
１ 送風機 ２ モータ ３ 羽根車 ４ ハブ ５ 羽根 ５ｂ 外周部 ５ｂ１ 圧力面側 ５ｃ，５ｃｂ 吐出側 ６，６ａ オリフィス ８，９ 凸部
Claims (2)
- 【請求項１】 モータと、前記モータに取り付けられた
ハブと、前記ハブの周囲に設けられた複数の羽根とで構
成された羽根車と、前記羽根の外周を囲むオリフィスと
で構成され、前記羽根の外周部の圧力面側に半径方向断
面形状が略三角形状、あるいは、略円弧状の凸部を有す
る送風機。 - 【請求項２】 モータと、前記モータに取り付けられた
ハブと、前記ハブの周囲に設けられた複数の羽根とで構
成された羽根車と、前記羽根の吐出側の外周を囲むオリ
フィスとで構成され、前記羽根の外周部の圧力面側に半
径方向断面形状が略三角形状、あるいは、略円弧状の凸
部を有し、前記凸部の大きさがオリフィスに囲まれてい
る羽根外周部では、吐出側に向かうほど小さくなる送風
機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14345593A JPH074392A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 送風機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14345593A JPH074392A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 送風機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH074392A true JPH074392A (ja) | 1995-01-10 |
Family
ID=15339107
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14345593A Pending JPH074392A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 送風機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH074392A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20120007613A (ko) * | 2010-07-15 | 2012-01-25 | 엘지전자 주식회사 | 팬 어셈블리 |
| EP1750014A3 (en) * | 2005-08-03 | 2013-03-13 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Axial fan for heat exchanger of in-vehicle air conditioner |
-
1993
- 1993-06-15 JP JP14345593A patent/JPH074392A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1750014A3 (en) * | 2005-08-03 | 2013-03-13 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Axial fan for heat exchanger of in-vehicle air conditioner |
| KR20120007613A (ko) * | 2010-07-15 | 2012-01-25 | 엘지전자 주식회사 | 팬 어셈블리 |
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