JPH0743613Y2 - 計器筺体の取付け装置 - Google Patents

計器筺体の取付け装置

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JPH0743613Y2
JPH0743613Y2 JP1991013298U JP1329891U JPH0743613Y2 JP H0743613 Y2 JPH0743613 Y2 JP H0743613Y2 JP 1991013298 U JP1991013298 U JP 1991013298U JP 1329891 U JP1329891 U JP 1329891U JP H0743613 Y2 JPH0743613 Y2 JP H0743613Y2
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JP
Japan
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JP1991013298U
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JPH04104526U (ja
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敏昭 浅見
忠吉 吉本
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RKC INSTRUMENT Inc
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RKC INSTRUMENT Inc
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、計器筺体(計器ケー
ス)の計器取付けパネルへの取付けにあたって、取扱い
が容易で、かつパネル側からの浸入水に対して防水性の
高い計器筺体の取付け装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の計器筺体の取付け装置に
あっては、例えば図5〜図6に示した如き構造のものが
提案されている。
【0003】この取付け装置の場合、一方の先端にロッ
ク部1aを有しかつ底面に長尺の透孔1bを有するスラ
イダー枠1と、このスライダー枠1の内側に摺動自在に
装着される角枠状で、計器筺体3側の係合穴3a,3a
に係止される係止片2a,2aを底面に有すると共に、
枠先端側にネジ螺着部2bと枠後端側に透孔2cとを有
するクランプ枠部材2と、このクランプ枠部材2の透孔
2cに通され、そのネジ部4aがクランプ枠部材2のネ
ジ螺着部2bに螺着される締付けネジ4とからなり、そ
の使用にあたっては、計器取付けパネル5の取付け穴5
aに挿通された計器筺体3の上面に、先ず、上記スライ
ダー枠1を置き、このスライダー枠1の内側にクランプ
枠部材2を入れ、さらに、このクランプ枠部材2の係止
片2a,2aを計器筺体3側の係合穴3a,3aに係止
させ、この状態を片手などで維持しながら、予めクラン
プ枠部材2に螺着しておいた締付けネジ4を他方の手な
どで回動させて、スライダー枠1を進行させ、その先端
ロック部1aを計器取付けパネル5の内側(裏面)に当
接させて、計器筺体3を取付けるものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記取
付け装置にあっては、次のような解決すべき問題点があ
った。
【0005】(1)少なくとも使用時において、スライ
ダー枠1とクランプ枠部材2とは、バラバラの状態にあ
るため、その装着が面倒であると同時に、この装着され
た状態を、上述したように片方の手で押さえるなどして
維持し、他方の手で締付けネジ4を回動させなければな
らず、取り扱いが面倒であった。また、スペースのない
(狭い)設置場所によっては、スライダー枠1およびク
ランプ枠部材2を押さえることが不可能の場合がある。
【0006】(2)計器の使用環境によっては、計器取
付けパネル5の外側(図5のB側)に水が付着し、その
水がパネル5内側に浸入することがあるわけであるが、
このとき、計器筺体3の上記係合穴3aが、当該パネル
5と余り離れていない位置に形成されている場合、浸入
水が簡単に係合穴3aに達して、矢印Cの計器筺体3内
に入り、内部の電子部品などに悪影響を与えることがあ
った。本考案は、このような従来の問題点に鑑みなされ
たものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】かゝる目的を達成する本
考案の特徴とする点は、一方の先端にロック部を有しか
つ他端に透孔を有するスライダー部材と、該スライダー
部材が摺動自在に装着され、かつ計器筺体側の係合穴に
係止される係止片を有すると共にネジ螺着部を有するク
ランプ部材と、前記スライダー部材の透孔に頭部を外側
として通され、そのネジ部が前記クランプ部材のネジ螺
着部に螺着される締付けネジとが一体化されてなり、さ
らに、前記計器筺体側の係合穴を計器取付けパネル基部
から相当離間させると共に、この間に屋根型の傾斜部を
有する防水領域を設け、前記計器取付けパネルの取付け
穴に挿通された計器筺体の前記係合穴に前記クランプ部
材の係止片を係止させ、前記締付けネジ頭部の回動によ
り前記スライダー部材を進退させて、その先端ロック部
を前記計器取付けパネルの内側に当接ないし離間させる
計器筺体の取付け装置にある。
【0008】
【作用】このように本考案では、スライダー部材、クラ
ンプ部材および締付けネジが予め一体化されているた
め、取扱いが容易で、片手での操作も可能である。ま
た、計器筺体側の係合穴と計器取付けパネル基部との間
に防水領域があり、しかも、この防水領域には傾斜部が
設けてあるため、浸入水が迅速に排除され、内部電子部
品などに対する悪影響が効果的に防止される。
【0009】
【実施例】図1〜図4は、本考案に係る計器筺体の取付
け装置の一実施例を示したものである。
【0010】図中、11は左右に上向き部を備えたコ字
型のスライダー部材、12は断面コ字型の枠体からな
り、計器筺体(計器ケース)13に係止されるクランプ
部材、14はクランプ部材12に螺着される締付けネジ
である。
【0011】上記スライダー部材11において、その先
端の上向き部は、計器取付けパネル15の内側(裏面)
に当脱(当接ないし離間)されるロック部11aをな
し、他方の上向き部には、透孔11bが穿設され、さら
に、その長手方向の中央部には、補強用の***部11c
が形成されている。
【0012】上記クランプ部材12は、組付け時、下向
きに位置され、その内側には上記スライダー部材11が
摺動自在に装着されるもので、その枠体先端の下向き側
壁部には、計器筺体13側の係合穴13a,13aに係
止される、一対の係止片12a,12aが鉤型として形
成され、また、上面の後端寄りには、上記締付けネジ1
4のネジ部14aが螺着されるネジ螺着部12bが形成
されている。このネジ螺着部12bの前方には、締付け
ネジ14の進退用スペースをなす長めの開口12cが長
手方向に穿設されている。また、このクランプ部材12
の最先端には、上記スライダー部材11の上面を押さえ
てその浮き上がりを規制するための、浮上り規制片12
dが下向きに形成してある。この浮上り規制片12dの
下端中央には、好ましくは上記スライダー部材11の補
強用***部11cと嵌合するガイド凹部12eを設けて
おくとよい。
【0013】このようにしてなる、クランプ部材12
と、上記スライダー部材11および締付けネジ14との
一体化は、次のようにして行われる。先ず、上記一対の
係止片12a,12aの途中部分などに、内側に突出す
る屈曲部や凸部などからなる保持部12f、12f設
け、この保持部12f、12f間の間隔を、上記スライ
ダー部材11の幅より狭く設定する。
【0014】次に、この保持部12f、12f間に上記
スライダー部材11を傾けて通し、この後、図3に示し
たようにスライダー部材11を水平にし、この状態で、
このスライダー部材11の他端の透孔11bに、その頭
部14bを外側として、締付けネジ14を通し、そのネ
ジ部14aをクランプ部材12のネジ螺着部12bに螺
着させればよい。
【0015】これにより、スライダー部材11の途中部
分は上記保持部12f、12fにより挟持され、その他
端は透孔11bを介して、締付けネジ14により保持さ
れるため、このスライダー部材11は、クランプ部材1
2内で自由に摺動でき、かつこのスライダー部材11、
クランプ部材12および締付けネジ14の3者は、一体
化され、あたかも一つの部品として取り扱うことが可能
となる。
【0016】このようにして組み付けられた本考案の取
付け装置の使用にあたっては、図4に示したように、計
器取付けパネル15の取付け穴15aに挿入された計器
筺体13の上面の係合穴13a,13aに、図1の如
く、クランプ部材12の一対の係止片12a,12aを
挿入して係止させると共に、クランプ部材12の枠体後
方寄りの下向き側壁部12g,12gを、上記係合穴1
3,13aに連設された計器筺体13のガイド溝13
b,13bに嵌め込む。
【0017】この後、締付けネジ14を、図4に示した
ようにドライバなどを用いて回動させれば、スライダー
部材11の先端ロック部11aが、計器取付けパネル1
5側に進行し、図2に示したように、このパネル15の
内側(裏側)に当接して、計器筺体13が強固に取付け
られる。
【0018】このときの作業は、上記取付け装置が上述
したように一つの部品として取り扱え、単にガイド溝1
3b,13b側から滑り込ませ、クランプ部材12の係
止片12a,12aを係合穴13a,13aに落とし込
み、締付けネジ14を回動させるのみでよいため、簡単
に行うことができる。もちろん、解除にあたっては、単
に締付けネジ14を、上記とは逆の方向に回動させるの
みでよい。これにより、スライダー部材11が後退し、
先端ロック部11aが計器取付けパネル15の内側から
離間し、取付けが解除される。
【0019】この取付けにおいて、本考案では、計器筺
体13側の係合穴13a,13aを計器取付けパネル1
5基部から相当離間させ、この間に幅広い防水領域A
(不要な貫通穴などのない充実部)を設けてあるため、
計器取付けパネル15から水が浸入してきても、この浸
入水が計器筺体13内の電子部品側に達することは殆ど
なく、効果的な防水性が得られる。なお、この離間距離
は、筺体の大きさにもよるが、奥行きが100m程度の
筺体の場合、20mm以上に設定するとよい。
【0020】さらに、この防水領域A部分には、筺体中
央から幅方向の左右にかけて屋根型に傾斜する傾斜部1
3c,13cを設けてある。この傾斜部13c,13c
の設定により、仮に水が防水領域Aに進入してきても、
傾斜に沿って左右に流れるため、浸入水は迅速に筺体側
面に排除され、上記係合穴13a,13a側などに達す
るのを効果的に防止することができる。さらに、この傾
斜部13c,13cは、一方のみを長くした片流れ屋根
型のものであってもよい。
【0021】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように本考案に
係る計器筺体の取付け装置によれば、次のような効果が
得られる。
【0022】(1)スライダー部材、クランプ部材およ
び締付けネジの3者が、一体化されるため、あたかも一
つの部品として取り扱うことができる。この結果、計器
筺体への金具の取付け作業を、簡単な操作で行うことが
できる。また、計器筺体上にあまりスペースがない場合
にも使用可能となる。
【0023】(2)また、このスライダー部材、クラン
プ部材および締付けネジの3者の一体化自体も、スライ
ダー部材の傾けてのクランプ部材への嵌め込み、このス
ライダー部材の透孔への締付けネジの挿通とクランプ部
材への螺着により、極めて簡単に行うことができる。
【0024】(3)さらに、計器筺体側の係合穴を計器
取付けパネル基部から相当離間させ、この間に幅広い防
水領域を設けてあるため、極めて高い防水性が得られ
る。
【0025】(4)また、この防水領域に屋根型の傾斜
部を設けてあるため、仮に水が当該防水領域に進入して
も、迅速な排除ができ、かつまた、筺体の係合穴側など
への到達を効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る取付け装置と計器筺体との関係を
示した斜視図である。
【図2】本考案に係る計器筺体の取付け装置の使用状態
を示した部分縦断面図である。
【図3】上記図2におけるIII−III線部分縦断面
図である。
【図4】本考案に係る計器筺体の取付け装置の取付け作
業を示した斜視図である。
【図5】従来の計器筺体の取付け装置の使用状態を示し
た部分縦断面図である。
【図6】上記図6の計器筺体の取付け装置を示した分解
斜視図である。
【符号の説明】
11 スライダー部材 11a ロック部 11b 透孔 12 クランプ部材 12a 係止片 12b ネジ螺着部 13 計器筺体 13a 係合穴 13c 傾斜部 14 締付けネジ 14a ネジ部 14b 頭部 15 計器取付けパネル 15a 取付け穴 A 防水領域

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の先端にロック部を有しかつ他端に
    透孔を有するスライダー部材と、該スライダー部材が摺
    動自在に装着され、かつ計器筐体側の係合穴に係止され
    る係止片を有すると共にネジ螺着部を有するクランプ部
    材と、前記スライダー部材の透孔に頭部を外側として通
    され、そのネジ部が前記クランプ部材のネジ螺着部に螺
    着される締付けネジとが一体化されてなり、さらに、前
    記計器筺体側の係合穴を計器取付けパネル基部から相当
    離間させると共に、この間に屋根型の傾斜部を有する防
    水領域を設け、前記計器取付けパネルの取付け穴に挿通
    された計器筺体の前記係合穴に前記クランプ部材の係止
    片を係止させ、前記締付けネジ頭部の回動により前記ス
    ライダー部材を進退させて、その先端ロック部を前記計
    器取付けパネルの内側に当接ないし離間させることを特
    徴とする計器筺体の取付け装置。
JP1991013298U 1991-02-16 1991-02-16 計器筺体の取付け装置 Expired - Lifetime JPH0743613Y2 (ja)

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JPH04104526U JPH04104526U (ja) 1992-09-09
JPH0743613Y2 true JPH0743613Y2 (ja) 1995-10-09

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JPS5715816A (en) * 1980-07-02 1982-01-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd Apparatus for oxygen pump

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