JPH0740745A - 自動車用ドアのウエストシール構造 - Google Patents

自動車用ドアのウエストシール構造

Info

Publication number
JPH0740745A
JPH0740745A JP5185756A JP18575693A JPH0740745A JP H0740745 A JPH0740745 A JP H0740745A JP 5185756 A JP5185756 A JP 5185756A JP 18575693 A JP18575693 A JP 18575693A JP H0740745 A JPH0740745 A JP H0740745A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lip
door glass
seal
door
holding lip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5185756A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Takahashi
高橋  功
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Original Assignee
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd filed Critical Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Priority to JP5185756A priority Critical patent/JPH0740745A/ja
Publication of JPH0740745A publication Critical patent/JPH0740745A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドアガラスの上昇不良をなくしつつ、ストッ
パ機能を発揮できるウエストシールを提供する。 【構成】 ウエストシール18はトリム材17に固定さ
れる芯材19と芯材19の上部に設けたシールリップ2
0とシールリップ20の下方の保持リップ21とで構成
されている。両者ともドアガラス4側に斜めに立ち上が
る形状となっており、保持リップ21は、中空部21c
を囲み下側部から先端部に至る厚肉部21cと上側部の
薄肉部の21bとで構成されている。厚肉部21aの中
空部21cに面した付け根部には保持リップ21の回動
を許容する切欠部23が設けられている。保持リップ2
1の先端の厚肉部21aにはドアガラス4に向かって傾
く傾斜面24が設けられ、この傾斜面24に対応してシ
ールリップ20の付け根部の下側に保持リップ21の傾
斜面24に当接する規制面25が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車用ドアのウエ
ストシール構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8に示すように自動車のフロントサイ
ドドア1にはドア本体2の上部開口部3からドアガラス
4が昇降するようになっており、このドアガラス4は図
6に示すように(車室外側のみを示す)、上部開口部3
の側縁に設けられたウエストモール8のウエストシール
5によってシールするようになっている。
【0003】図6において、ウエストモール8はドアア
ウタパネル6にクリップ7を介して取り付けられ、この
ウエストモール8の車室内側に上側からゴム製の2つの
シールリップ9,10とその下にゴム製の保持部材11
を備えたウエストシール5が付帯成形されている。
【0004】上記シールリップ9,10は昇降するドア
ガラス4の外側面に密接して、シールし保持部材11は
ドアガラス4の車室外側への変位を抑えるようになって
いる。尚、シールリップ9,10及び保持部材11には
ドアガラス4の当接部位に植毛12が施されている(こ
の構造は実開昭61−54921号公報に示されてい
る)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のウエストシール構造にあっては、ドアガラス4が全
開状態等にあって車幅方向に振れを生じていた場合に、
同ガラス4を上昇させると、ドアガラス4の上端部が保
持部材11の下面に衝接し、スムーズにドアガラス4を
上昇させることができない場合があるという問題があ
る。
【0006】また、上記ウエストシール5にドアガラス
4が車幅方向から衝接する場合の荷重−たわみ特性を図
7に示すが、ドアガラス4が保持部材11に衝接する時
点から特性グラフが急激に立ち上がってしまうため、ド
アを閉じたときにドアガラス4が保持部材11に衝接す
る衝撃が大きく、場合によっては打音が発生してしまう
という問題がある。
【0007】そこで、この発明はドアガラスのスムーズ
な昇降を確保しつつ、ドア閉時等における打音発生を抑
えることができる自動車用ドアのウエストシール構造を
提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】ドア本体の上部開口部の
側縁に芯材を介して取り付けられ、昇降するドアガラス
のガラス面に密接する自動車用ドアのウエストシール構
造において、上部にドアガラスに密接するシールリップ
を設け、このシールリップの下方に、斜め上方に立ち上
がる弓形で中空状の保持リップを設け、この中空部に面
した保持リップの下側部の付け根に保持リップの上方へ
の回動を許容する易曲折部を設け、保持リップの先端部
にドアガラス側に向かって上方に傾いた傾斜面を形成
し、この傾斜角に対応して、シールリップの付け根の下
方に保持リップの傾斜面を受け止める規制面を設けた。
【0009】
【作用】ドアガラスが全開状態にあり、このドアガラス
が例えば車幅方向に変位していた場合でもこの状態でド
アガラス4が上昇しても保持リップが斜め上方に立ち上
がって形成してあるため、この保持リップがドアガラス
の上昇を阻害することはない。
【0010】また、ドアガラスが例えば、半開状態にお
いてドアを強く閉じた場合には、保持リップが易曲折部
において曲がることで回動しドアガラスをソフトに受け
止め、次いで、保持リップの先端の傾斜面がシールリッ
プの付け根の下方の規制面に当接しその位置で保持リッ
プの下側部は弓形となって付っ張るためドアガラスの変
位はそこで阻止される。
【0011】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図8を援用し図
面と共に説明する。
【0012】図1に示すようにドアアウタパネル6とド
アインナパネル13とによってドア本体2が構成され、
これらドアアウタパネル6とドアインナパネル13の上
部開口部3からドアガラス4が昇降するようになってい
る点は、上記従来と同様である。
【0013】ここで、ドアアウタパネル6の上端にはク
リップ14を介してウエストモール15が取り付けら
れ、このウエストモール15にはウエストシール16が
付帯成形されている。また、ドアインナパネル13の上
部にはトリム材17が取り付けられ、このトリム材17
の上部外側面にウエストシール18が取り付けられてい
る。ここで、上記ドアアウタパネル6に取り付けられた
ウエストモール15のウエストシール16とドアインナ
パネル13のウエストシール18とは構成が同様である
のでドアインナパネル13のウエストシール18につい
て説明する。
【0014】図1に示すようにウエストシール18は芯
材19の上部にシールリップ20を備え、シールリップ
20の下方には芯材19上に斜め上方に立ち上がる弓形
で中空状の保持リップ21を備えたものである。芯材1
9は図2に示すようにトリム材17の上部外側面に対応
する取付面19aに引き起こし爪19bを有しており、
この引き起こし爪19bをトリム材17側の挿入孔に入
れて折り曲げウエストシール18をトリム材17に固定
してある。
【0015】ウエストシール18のシールリップ20は
ドアガラス4の内側面に密接するもので、シールリップ
20のドアガラス4に対する密接部分には植毛22が設
けられている。
【0016】シールリップ20の下方の保持リップ21
は、下側部から先端部にかけて設けられた、シールリッ
プ20と同様の厚さの下側部としての厚肉部21aを、
上側部の薄肉部21bとによって中空部21cを形成す
るもので、この中空部21cに面した厚肉部21aの付
け根に保持リップ21の上方への回動(図1中矢印で示
す)を許容する易曲折部としての切欠部23が形成され
ている。尚、厚肉部21aの外側面には植毛22が設け
られている。
【0017】保持リップ21の先端部、具体的には厚肉
部21aの薄肉部21bとの連結部分にはドアガラス4
側に向かって上方に傾いた傾斜面24が形成され、この
傾斜面24に対応して、保持リップ21が図1の矢印方
向に回動した場合に傾斜面24を受け止めるための規制
面25がシールリップ20の付け根の下方の芯材19上
に設けられている。尚、規制面25には、植毛22が設
けられている。
【0018】上記実施例構造によれば、ドアガラス4が
車幅方向の適正な位置で上昇すると、図1に示すように
保持リップ21とシールリップ20はともに上方に回動
してドアガラス4にスムーズに密接するため、仮に組付
誤差等によって保持リップ21にドアガラス24が早当
たりしたとしてもドアガラス4はスムーズに上昇するこ
とができる。
【0019】また、ドアガラス4が例えば半開状態にあ
ってドアを閉めた場合は、図3に示すようにドアガラス
4が車室内側に変位するため、シールリップ20、保持
リップ21はともに上方に回動してトリム材17側に押
し付けられる。ここで、保持リップ21は厚肉部21a
に設けられた切欠部23によってスムーズに回動するた
めドアガラス4をソフトに受け止めることができ、図3
に示すように厚肉部21aがドアガラス4に対面した状
態となる。
【0020】このとき、保持リップ21の傾斜面24は
芯材19の規制面25に当接するため、これ以降保持リ
ップ21の先端は上方に変位しなくなる。よって上記厚
肉部21aは弓状となって付っ張りドアガラス4を受け
止めることになる(図5におけるaの位置)。
【0021】次いで、更に押し付けられるドアガラス4
に対して保持リップ21の厚肉部21aは圧縮変形する
ことで衝撃エネルギを吸収し、最終的に図4に示すよう
につぶれた状態でドアガラス4の変位を阻止するストッ
パ機能を発揮する(図5におけるbの位置)。
【0022】このようにして、保持リップ21により反
力の急激な立ち上がりをなくしつつ、(図5における緩
和ゾーン)、保持リップ21にストッパ機能を付与する
のである。
【0023】尚、この実施例においては、ドアアウタパ
ネル6側にもウエストモール15にウエストシール16
が設けられておりこのウエストシール16も上記ウエス
トシール18と同様の構成のシールリップ26と保持リ
ップ27を備えているので、ドアパネル4が車外側に変
位した場合でも車内側に変位した上記の場合と同様の機
能を発揮する。
【0024】
【発明の効果】以上説明してきたようにこの発明によれ
ば保持リップは、ドアガラスが変位した位置から上昇し
ても易曲折部によって容易に回動してこれに対抗できる
ため、ドアガラスの上昇を阻害することはない。
【0025】また、ドアガラスが半開状態でドアを閉じ
た場合にはドアガラスの当接初期においては保持リップ
は易曲折部によって曲がることで回動してスムーズにド
アガラスを受け止めるため、打音の発生を防止できる。
そして、保持リップの傾斜面が芯材側の規制面に当接し
た後は保持リップ下側部の圧縮変形によりドアガラスの
変位を受け止めるため、ストッパ機能が発揮され、確実
にドアガラスの変位を阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の図8のA−A線に沿う拡
大断面図。
【図2】同ウエストシールの取付状況を示す斜視図。
【図3】同ドアガラス当接初期の図1に相当する断面
図。
【図4】同ドアガラス当接終期の図1に相当する断面
図。
【図5】同荷重−たわみ線図。
【図6】従来技術の図8のB−B線に沿う断面図。
【図7】従来技術の図5に相当する荷重−たわみ線図。
【図8】ドアの斜視図。
【符号の説明】
2…ドア本体 3…上部開口部 4…ドアガラス 19…芯材 20…シールリップ 21…保持リップ 21c…中空部 23…切欠部(易曲折部) 24…傾斜面 25…規制面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドア本体の上部開口部の側縁に芯材を介
    して取り付けられ、昇降するドアガラスのガラス面に密
    接する自動車用ドアのウエストシール構造において、上
    部にドアガラスに密接するシールリップを設け、このシ
    ールリップの下方に、斜め上方に立ち上がる弓形で中空
    状の保持リップを設け、この中空部に面した保持リップ
    の下側部の付け根に保持リップの上方への回動を許容す
    る易曲折部を設け、保持リップの先端部にドアガラス側
    に向かって上方に傾いた傾斜面を形成し、この傾斜角に
    対応して、シールリップの付け根の下方に保持リップの
    傾斜面を受け止める規制面を設けたことを特徴とする自
    動車用ドアのウエストシール構造。
JP5185756A 1993-07-28 1993-07-28 自動車用ドアのウエストシール構造 Pending JPH0740745A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5185756A JPH0740745A (ja) 1993-07-28 1993-07-28 自動車用ドアのウエストシール構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5185756A JPH0740745A (ja) 1993-07-28 1993-07-28 自動車用ドアのウエストシール構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0740745A true JPH0740745A (ja) 1995-02-10

Family

ID=16176320

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5185756A Pending JPH0740745A (ja) 1993-07-28 1993-07-28 自動車用ドアのウエストシール構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0740745A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003529488A (ja) * 2000-03-31 2003-10-07 ベーテーエール、シーリング、システムズ、フランス 自動車の車体の開口部フレームの気密継手
JP2010083406A (ja) * 2008-10-01 2010-04-15 Nishikawa Rubber Co Ltd 自動車用ウェザーストリップの取付構造
JP2012187936A (ja) * 2011-03-08 2012-10-04 Tokai Kogyo Co Ltd モールディング

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS522816B2 (ja) * 1973-05-17 1977-01-24 Electrolux Ab
JPH0325027A (ja) * 1989-06-22 1991-02-01 Nissan Motor Co Ltd 乗物用サンルーフウエザーストリップ構造

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS522816B2 (ja) * 1973-05-17 1977-01-24 Electrolux Ab
JPH0325027A (ja) * 1989-06-22 1991-02-01 Nissan Motor Co Ltd 乗物用サンルーフウエザーストリップ構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003529488A (ja) * 2000-03-31 2003-10-07 ベーテーエール、シーリング、システムズ、フランス 自動車の車体の開口部フレームの気密継手
JP2010083406A (ja) * 2008-10-01 2010-04-15 Nishikawa Rubber Co Ltd 自動車用ウェザーストリップの取付構造
JP2012187936A (ja) * 2011-03-08 2012-10-04 Tokai Kogyo Co Ltd モールディング

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0212908B1 (en) Window frame weatherseal for a motor vehicle
JP7356305B2 (ja) グラスラン
US5042200A (en) Door glass run structure for automobile
JPH0740745A (ja) 自動車用ドアのウエストシール構造
US5072545A (en) Weather strip for door glass
JP3879420B2 (ja) ウエザーストリップ及びその取付構造
JP3329106B2 (ja) 自動車のドアシール部構造
JP2943871B2 (ja) 自動車用ドアウインドウパネルのシール構造
JP3695599B2 (ja) 自動車用ドアウエザストリップ
JPS592971Y2 (ja) 車両用窓のウエザ−ストリツプ
JP3440651B2 (ja) 自動車用ドアグラスランの取付構造
JP2605755Y2 (ja) 自動車用ドアサッシュ部構造
JP2557629Y2 (ja) サッシュレスドア構造
JP2597537Y2 (ja) ウェザストリップ
JP2524260Y2 (ja) 車両のエアアウトレット用開閉部材
KR20090044773A (ko) 선루프 웨더스트립의 구조
JPH078269Y2 (ja) 自動車用ウエザストリップ
JP2575918Y2 (ja) サッシュレスドア構造
JPH081949Y2 (ja) テールゲートのシール構造
JP2006347325A (ja) ウエザストリップ
JPH04189624A (ja) 自動車用ドアガラスラン
JP2019064527A (ja) 見切りシール装置
JPH045366Y2 (ja)
JPH10264655A (ja) 自動車用ウエザストリップ
JPH0630514Y2 (ja) 自動車用サツシユレス窓のシ−ル装置