JPH0739136Y2 - フラットワイヤハーネスの分岐接続構造 - Google Patents

フラットワイヤハーネスの分岐接続構造

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JPH0739136Y2
JPH0739136Y2 JP1988074276U JP7427688U JPH0739136Y2 JP H0739136 Y2 JPH0739136 Y2 JP H0739136Y2 JP 1988074276 U JP1988074276 U JP 1988074276U JP 7427688 U JP7427688 U JP 7427688U JP H0739136 Y2 JPH0739136 Y2 JP H0739136Y2
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JP
Japan
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wire harness
flat wire
terminal insertion
connection structure
branch connection
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JP1988074276U
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毅 大島
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Yazaki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車等に使用されるワイヤハーネスを、分
岐する技術に関するものである。
〔従来の技術〕
ワイヤハーネスは、自動車1台分の配線等に使用される
電線をまとめて一体化したもので、多数の電線を収束し
た幹線部と、この幹線部から必要に応じて分岐させた分
岐線部とからなるものである。これらの各分岐線部は、
車内に配置された各電装品とコネクタ等によって接続さ
れる。第5図にこのワイヤハーネスの分岐部の従来例を
示す。同図において1はワイヤハーネスを構成する電線
の一本で、この電線1から二本の電線1′,1′を分岐さ
せている。分岐するには先ず、電線1の中間の被覆と、
分岐線1′,1′の先端部の被覆を剥いで導線を露出させ
る。次に、これら3本の導線を重ね合わせて、外側から
中間ジョイント端子6を被せ、圧着して接続する。この
あと導線の露出部分をテープ巻きし、さらに第6図に示
すように各電線1を収束してワイヤハーネス7を形成
し、分岐線1′を纏めて分岐束8として、テープ9を巻
いて分岐部分を形成している。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、このような分岐の仕方では、ワイヤハーネスの
分岐部分が肥大化し、配索のためにそれだけ多くのスペ
ースが必要となり、配索が困難になるという問題があっ
た。最近はワイヤハーネスのフラット化が進んでいる
が、フラットワイヤハーネスにおいても、同様の問題が
あった。
これに対して、ワイヤハーネスの分岐部分にコネクタハ
ウジングを設け、電装品との接続を行うことが考えられ
た。しかし、その場合でも、電装品の取付け位置が変更
されると、その都度ワイヤハーネスの分岐位置を設計変
更しなければならないという問題があった。
本考案は、上記の事実に鑑みてなされたものであり、分
岐部分が肥大化せず、また、電装品の位置の変更に追従
して分岐位置を簡単に変えられるワイヤハーネスを提供
することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本考案は、複数の電線を相
互に隙間を介して並べ、両側を絶縁板で挟んで固着した
フラットワイヤハーネスであって、上記絶縁板の一方を
貫通し、上記電線の一本以上を部分的に露出させる端子
挿入孔を穿設し、この端子挿入孔から露出した電線に圧
接端子が接続されている構成を採用した。
また、このフラットワイヤハーネスは、電線の長手方向
に沿って、複数の端子挿入孔を穿設するか、又は、端子
挿入孔が、電線の長手方向に沿った長孔として穿設され
ていることが望ましい。
〔実施例〕
以上に図面によって本考案の実施例を説明する。第1図
(a),(b)は、本考案によるフラットワイヤハーネ
スの分岐接続構造を示す。これらの図において、Aはフ
ラットワイヤハーネスで、複数の電線1を上下二枚の絶
縁板2でサンドイッチ状に挟んで接着固定している。電
線1は、1−1,1−2,……1−nのn本あり、電線相互
の間には若干の隙間が設けられている。第1図(b)に
示す上下の絶縁板2a,2bには複数の端子挿入孔3が穿設
され、電線1−1及び1−2の一部が露出している。4
は、コネクタハウジングで、内部に設けられた圧接端子
5aを端子挿入孔3に挿入し、電線1−1又は1−2と接
続して、フラットワイヤハーネスAの分岐部分を形成す
る。第2図に示すようにコネクタハウジング4は、端子
収容室4a内にタブ状端子5,5が設けられている。そして
このタブ状端子5の後端側は、L字状に屈曲して、先端
が二股になった圧接端子5aとなって、コネクタハウジン
グ4から外に突出している。この圧接端子5aが前述した
ように第1図の端子挿入孔3に挿入され、二つの圧接端
子のうち一方が電線1−1と、他方が電線1−2と圧接
する。
コネクタハウジング4とフラットワイヤハーネスAが接
続された後は、このコネクタハウジング4と不図示の電
装品側のコネクタハウジングとを嵌合させればよい。し
たがって、分岐部分が肥大化することなく分岐させるこ
とができる。
また、端子挿入孔3は、電線1−1,1−2に沿っていく
つか穿設されている。そして、コネクタハウジング4は
これらの任意の孔3に挿入することができる。故に、電
装品の位置が変更されても、ワイヤハーネスAを設計変
更することなく、使用できる。
端子挿入孔3は、絶縁板2a,2bの少なくとも一方側は貫
通して穿設されていなければ、電線1との接続ができな
い。しかし、もう一方の絶縁板の端子挿入孔3の方は貫
通している必要はなく、中間まで穿設されて圧接端子5a
の先端部分が挿入できれば、分岐部分の接続は可能であ
る。また、電線の被覆層が厚い場合等のように、導線が
もう一方の絶縁板から離れて固定されている場合には、
この孔はなくても圧接端子5aは、電線1−1,1−2と接
続できる。なお、第1図のように、両方の絶縁板2a,2b
を貫通して穿設されていれば、圧接端子5aを、上下どち
らからでも挿入できる。
第3図は、他の実施例で、端子挿入孔3′が露出された
電線1−1、1−2の長手方向に長孔として形成された
ものである。このような構成とすれば、コネクタハウジ
ング4は長孔3′内の任意の位置に挿入でき、きめ細か
な分岐位置の決定ができる。
第4図は、コネクタハウジング4とフラットワイヤハー
ネスAとの固定構造の例である。(a)に示す例では、
コネクタハウジング4に固定片4cを形成している。この
固定片4cは、ヒンジ4dによってコネクタハウジング4と
一体化して形成されている。一方コネクタハウジング4
にはクランプ突起4bが立設されている。コネクタハウジ
ング4の圧接端子5aと電線1が圧接すると、クランプ突
起4bもフラットワイヤハーネスAに穿設された穴と、固
定片4cに設けられた穴に嵌入して固定される。(b)は
コネクタハウジング4の固定片4cがない場合である。ク
ランプ突起4bは、フラットワイヤハーネスAに穴を貫通
して直接固定される。このようにすれば、分岐すると同
時にコネクタハウジング4の固定もでき、作業がより能
率的になる。
以上の実施例では、電線1として導体を樹脂等で被覆し
たものを示しているが、これは導体のみの裸線を直接絶
縁板に挟んだものをフラットワイヤハーネスとして用い
てもよい。なお、この場合、コネクタを接続しない端子
挿入孔は、絶縁物を塗布、接着等して覆うことが望まし
い。
〔考案の効果〕 以上に説明したように本考案によれば、フラットワイヤ
ハーネスに、その絶縁板の一方を貫通し、フラットワイ
ヤハーネスを構成する電線の一本以上を部分的に露出さ
せる端子挿入孔を穿設した構成としたので、分岐部分の
肥大化しないワイヤハーネスを得ることができる。
また端子挿入孔を複数個所に設けたり、長孔にすること
によって、電装品の位置が変更されても、ワイヤハーネ
スの設計変更をすることなく、分岐位置を電装品に追従
させて設けることができる。
また、フラットワイヤハーネスから分岐接続は上記端子
挿入孔から露出した電線に圧接端子を接続するだけの簡
単な作業で済む。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例を示し、(a)は上面図、
(b)は正面図、 第2図は分岐部に使用されるコネクタハウジングの斜視
図、 第3図は他の実施例の上面図、 第4図は(a),(b)はコネクタハウジングとフラッ
トワイヤハーネスの固定例を示す縦断面図、 第5図,第6図は従来例の斜視図である。 A…フラットワイヤハーネス、1…電線、2…絶縁板、
3,3′…端子挿入孔。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の電線を相互に隙間を介して並べ、両
    側を絶縁板で挟んで固着したフラットワイヤハーネスで
    あって、上記絶縁板の一方を貫通し、上記電線の一本以
    上を部分的に露出させる端子挿入孔を穿設し、この端子
    挿入孔から露出した電線に圧接端子が接続されているこ
    とを特徴とするフラットワイヤハーネスの分岐接続構
    造。
  2. 【請求項2】電線の長手方向に沿って、複数の端子挿入
    孔を穿設したことを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項記載のフラットワイヤハーネスの分岐接続構造。
  3. 【請求項3】端子挿入孔が、電線の長手方向に沿った長
    孔であることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項記載のフラットワイヤハーネスの分岐接続構造。
JP1988074276U 1988-06-06 1988-06-06 フラットワイヤハーネスの分岐接続構造 Expired - Lifetime JPH0739136Y2 (ja)

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JPH01177813U JPH01177813U (ja) 1989-12-19
JPH0739136Y2 true JPH0739136Y2 (ja) 1995-09-06

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ID=31299393

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5232947Y2 (ja) * 1972-10-16 1977-07-27
JPS5531682Y2 (ja) * 1976-02-17 1980-07-29
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JPS6360213U (ja) * 1986-10-08 1988-04-21

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