JPH0739020B2 - プライヤー等の挾着作業工具の製造法 - Google Patents

プライヤー等の挾着作業工具の製造法

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JPH0739020B2
JPH0739020B2 JP2410481A JP41048190A JPH0739020B2 JP H0739020 B2 JPH0739020 B2 JP H0739020B2 JP 2410481 A JP2410481 A JP 2410481A JP 41048190 A JP41048190 A JP 41048190A JP H0739020 B2 JPH0739020 B2 JP H0739020B2
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clamp
press
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pliers
width
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JP2410481A
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Inventor
義晃 山川
Original Assignee
株式会社山川製作所
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、量産出来るプライヤー
等の挾着作業工具の製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プライヤーは型鍛造と機械加工を
併用して製造しているから量産が出来ず、それだけ製品
コスストが高くなっている。
【0003】そこで最近、第7図に示すように板材を素
材にして、プレス加工によるプライヤーが量産されてい
るが、このプレス製品はクランプ部(挾着部)のクラン
プ巾が板混と同じであるから巾が狭く、(鍛造品の1/2
以下)、このためにクランプした時にぐらついて物を確
実に安定良くクランプすることが出来ない。
【0004】またクランプ巾が狭いと商品価値をそこな
う欠点があった。
【0005】そこで更に、従来例えば特開昭60−76
235号公報に示すように、プレス製品であり乍らクラ
ンプ巾を広くして鍛造品と変わりないクランプ力を発揮
するプライヤー、ペンチ、ニッパー等の挾着作業工具を
量産する製造法が開発されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のプレス加工によ
る製法は、第8図に示すようにプレス型にクランプ部の
背面側を底にして挿入し、上方から加圧して素材板厚よ
り肉厚のクランプ巾を有するクランプを膨出形成するも
のである。
【0007】しかしながら、この際素材板の一面方向の
み略2倍の寸法に膨出させなければならないため、プレ
ス成型されたクランプ部の組成組織が不均一となる欠点
があり、またプレスされるためどうしても成型したクラ
ンプ部の正面側へ第8図の想像線で示すようにU字状に
折れ曲がり、第9図に示すようにこの折り曲がりの痕跡
として亀裂K(合わせ目断層)がクランプ部の正面に残
存し、商品価値が劣ってしまう欠点があった。
【0008】そのため、前記した特開昭60−7623
5号公報のようにこのようなプレスによる「一方向膨出
手段」をあきらめ、工程が厄介となるが素材板のハンド
ル部に対してクランプ部を素材板中央よりプレスによる
膨出する度合の1/2だけ折曲偏位形成し、このクラン
プ部内側,背面側の両方向に押圧膨出せしめて素材板厚
より肉厚のクランプ巾を有するクランプ部を形成してい
た。
【0009】本発明は、このような現状に鑑み、単に所
定形状のクランプ部より少し巾の大きめの形状に型抜き
した部分を一方向にわずかに折曲傾斜せしめて底面R状
のプレス型でプレス成型することにより、前記した特開
昭60−76235号とは全く異なる「一方向膨出手
段」と同様な手段でプレス成型し、組織が不均一となる
こともなく、成型後クランプ部分の正面側に全く亀裂K
(合わせ目断層)を生じることのないプライヤー等の挾
着作業工具の製造法を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】素材板よりハンドル部1
とクランプ部2とが一体となった2本一組のプレス半製
品aを型抜きする時に、クランプ部2を素材板厚よりも
肉厚のクランプ巾Lを求めるため、所定形状のクランプ
部2よりも少し巾の大きい形状に型抜きし、かかるプレ
ス半製品aのハンドル部1をプレス加工により所定形状
のハンドル部2と素材板厚よりも肉厚のクランプ巾Lを
有するクランプ部2を形成してプレス完成品bに仕上
げ、かかる2本一組のプレス完成品bを常法通り開閉自
在に組み立てて製品Aにするプライヤー等の挾着作業工
具の製造法において、前記プレス半製品aのクランプ部
2の背面2aを挿入当接するプレス型Bの挿入底部3を
R面状に形成し、前記所定形状のクランプ部よりも少し
巾の大きい形状に型抜きしたプレス半製品aのクランプ
部2の内側部2bを折曲傾斜せしめ、このクランプ部2
の折曲傾斜部4を上側にし、クランプ部2の背面2aを
挿入底部3に当接して上方よりプレスして素材板厚より
も肉厚のクランプ巾Lを有するクランプ部2を形成する
ことを特徴とするプライヤー等の挾着作業工具の製造法
に係るものである。
【0011】
【作用】第5図に示すようにプレス型Bの挿入底部3に
プレス半製品aのクランプ部2の背面2aを当接し、ク
ランプ部2の折曲傾斜部4を上側にして、第6図に示す
ように上方よりプレスして素材板厚よりも肉厚のクラン
プ巾Lを有すクランプ部2を形成する。
【0012】このプレスの際、上側には折曲傾斜部4が
形成されているため、傾斜している側へ押圧折曲され、
下側はR面状の挿入底部3に当接しているため、このR
面状の挿入底部3に沿って押圧折曲されて行く。
【0013】この上側・下側双方の押圧折曲作用のた
め、まるめられるような状態でプレスされて行くことと
なるため、前述した第8図に示すような単なるU字状に
折り畳まれることがなく、第9図のような亀裂Kを残さ
ないで所定形状のクランプ部2にきれいに仕上がること
となる。
【0014】
【実施例】第1図に示すように型抜きの際、予めクラン
プ部2の内側に折曲傾斜部4が形成されるように型抜き
することが望ましい。
【0015】このように折曲傾斜部4を形成したプレス
半製品aを第2図に示すようなプレス完成品bに仕上げ
(滑止歯5も一緒にプレス成型している)、軸孔6など
を付設して第4図に示すような製品Aに仕上げる。
【0016】尚、プレス型Bの挿入底部3の形状、折曲
傾斜部4の折曲度合・形状などは適宜実験を繰り返して
最適な寸法に設定することが望ましい。
【0017】また、本実施例に示したプレス型Bはプレ
ス完成品bを取り出す際取り出し易いように側方の型を
スライド自在に設けている。
【0018】
【発明の効果】本発明は、従来、製品劣化(亀裂による
商品価値の低下)などにより断念されていた一方向膨出
手段と同様に単に型に挿入してプレスするだけで良い方
法となるため、極めて量産性に秀れたプライヤー等の挾
着作業工具の製造法となる。
【0019】また、本発明は、このクランプ部のプレス
の際、上側には折曲傾斜部が形成されているため傾斜し
ている側へ押圧折曲され、下側はR面状の挿入底部に当
接しているためこのR面状の挿入底部に沿って押圧折さ
れて行き、上側・下側双方の押圧折曲作用のために、ま
るめられるような状態でプレスされて行くこととなるた
め、前述した第8図に示すような単なるU字状に折り畳
まれることがなく、第9図のような亀裂Kを残さないで
所定形状のクランプ部にきれいに仕上がることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プライヤー半製品の斜視図
【図2】プライヤー完成品の斜視図
【図3】軸孔を付設したプライヤー完成品の斜視図
【図4】プライヤー製品の斜視図
【図5】プレス型に挿入した状態の説明図
【図6】プレスした状態の説明図
【図7】従来例のプレス品の説明図
【図8】従来例の一方向膨出手段で行う場合のプレス説
明図
【図9】従来例の一方向膨出手段で行う場合の亀裂を示
すプレス完成品の平面図
【符号の説明】
A 製品 B プレス型 L クランプ巾 a プレス半製品 b プレス完成品 1 ハンドル部 2 クランプ部 2a クランプ部の背面 2b クランプ部の内側部 3 挿入底部 4 折曲傾斜部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】素材板よりハンドル部とクランプ部とが一
    体となった2本一組のプレス半製品を型抜きする時に、
    クランプ部を素材板厚よりも肉厚のクランプ巾Lを求め
    るため、所定形状のクランプ部よりも少し巾の大きい形
    状に型抜きし、かかるプレス半製品のハンドル部をプレ
    ス加工により所定形状のハンドル部と素材板厚よりも肉
    厚のクランプ巾Lを有するクランプ部を形成してプレス
    完成品に仕上げ、かかる2本一組のプレス完成品を常法
    通り開閉自在に組み立てて製品にするプライヤー等の挾
    着作業工具の製造法において、前記プレス半製品のクラ
    ンプ部の背面を挿入当接するプレス型の挿入底部をR面
    状に形成し、前記所定形状のクランプ部よりも少し巾の
    大きい形状に型抜きしたプレス半製品のクランプ部の内
    側部を折曲傾斜せしめ、このクランプ部の折曲傾斜部を
    上側にし、クランプ部の背面を挿入底部に当接して上方
    よりプレスして素材板厚よりも肉厚のクランプ巾Lを有
    するクランプ部を形成することを特徴とするプライヤー
    等の挾着作業工具の製造法。
JP2410481A 1990-12-13 1990-12-13 プライヤー等の挾着作業工具の製造法 Expired - Lifetime JPH0739020B2 (ja)

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JPH04210844A JPH04210844A (ja) 1992-07-31
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US5701779A (en) * 1995-03-23 1997-12-30 Power Tool Holders Incorporated Chuck having formed jaws
CN1077466C (zh) * 1999-01-08 2002-01-09 宋达华 钳类、拉马等手工工具坯体的加工工艺
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JPS62230449A (ja) * 1986-03-31 1987-10-09 Yamakawa Seisakusho:Kk プライヤ−等挾着作業工具の製造法

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