JPH0734489A - 建機の油圧回路構造 - Google Patents

建機の油圧回路構造

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JPH0734489A
JPH0734489A JP17866293A JP17866293A JPH0734489A JP H0734489 A JPH0734489 A JP H0734489A JP 17866293 A JP17866293 A JP 17866293A JP 17866293 A JP17866293 A JP 17866293A JP H0734489 A JPH0734489 A JP H0734489A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロードセンシンングシステムにおいて、エン
ジン回転を落とせば作業装置の駆動速度も遅くなるよう
にして操作性を向上させる。 【構成】 ブームや旋回用等のアクチュエータの負荷と
ポンプ吐出圧との差圧を一定に維持するロードセンシン
グ制御を行うバックホウにおいて、各制御弁内の絞り弁
に対する圧油供給下手側であり、かつ、アクチュエータ
に対する圧油供給上手側に圧力補償弁Gを配備してアフ
ターオリフィス構造を採る。圧力補償弁Gのバネ側油路
Gtに作用してバネ側油室Gxの分圧を調節する弁機構
Bを、バネ側油路Gtに作用する電磁高速応答弁21
と、その間欠作動時間のデューティー比を可変設定可能
な間欠制御装置18とで構成し、エンジン回転数の増減
に同調してアクチュエータの駆動速度を増減させる制御
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バックホウ等の建機の
油圧回路構造に係り、詳しくは、負荷の圧力を検出し、
負荷の必要とするだけの油圧動力をポンプに吐出させる
制御、所謂ロードセンシングを行うようにした油圧回路
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の油圧回路としては、先に出願し
た特願平5−9674号に示されるアフターオリフィス
型のものがある。つまり、制御弁内の絞りの圧油供給下
手側に圧力補償弁を配置してある構造であり、複数のア
クチュエータを同時駆動したときの合計要求流量が油圧
ポンプの最大吐出流量を上回る場合でも、特別な回路を
必要とすることなく制御弁内の絞りの開度に比例した流
量比が現出される利点(アンチサチュレーション機能)
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ロードセンシングシス
テムを使わない一般的なバックホウにおいて、壁際でゆ
っくりと旋回する等作業装置の駆動速度を遅める場合に
は、エンジン回転数を落とす操作を行うのが一般的であ
る。しかしながら、負荷圧とポンプ圧との差圧を一定に
維持制御するロードセンシングでは、エンジン回転数が
低下してポンプ吐出量が減っても、該ポンプ吐出量がア
クチュエータの要求流量よりも上回る範囲内であれば、
アクチュエータの設定駆動速度が維持されるように機能
する。このため、従来機種の操縦に慣れた作業者がロー
ドセンシングシステムを備えた建機を操縦すると、エン
ジン回転数を落としても作業装置の駆動速度が落ちない
ことに感覚が追いつかず、作業能率上好ましくないこと
が予測される。本発明の目的は、ロードセンシングシス
テムを採用しながら、エンジン回転を落とせば作業装置
の駆動速度も遅くなる、といった具合に、アクチュエー
タの駆動速度を調節できるようにして、より操作性を向
上させたロードセンシング用の油圧回路を得る点にあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のために
本発明は、(1) 油圧アクチュエータと、これに圧油を供
給する可変容量型の油圧ポンプと、油圧ポンプから吐出
される圧油の供給方向を制御してアクチュエータに供給
する制御弁と、この制御弁に内装されてアクチュエータ
への圧油供給経路に対して絞り作用する絞り弁と、油圧
ポンプの単位時間当たりの吐出油量を可変設定する流量
調節機構とを備え、この流量調節機構を、絞り弁に対す
る圧油供給下手側部分に連通する油路と、制御弁の圧油
供給ポートに連通する油路との差圧に基づいて油圧ポン
プに調節作用する状態に構成してある点と、(2) 絞り弁
に対する圧油供給下手側であり、かつ、アクチュエータ
に対する圧油供給上手側に圧力補償弁を配備し、この圧
力補償弁に対する圧油供給下手側であり、かつ、前記ア
クチュエータに対する圧油供給上手側部分と圧力補償弁
のバネ側油室とを連通する第2油路、及び圧力補償弁の
バネ側油室に対向する反バネ側油室と、圧力補償弁に対
する圧油供給上手側であり、かつ、絞り弁に対する圧油
供給下手側とを連通する第1油路を夫々設ける点と、
(3) 2油路に作用してバネ側油室に付与される圧を調節
可能な弁機構を設けてある点と、を備えてあることを特
徴とするものである。
【0005】そして、弁機構を、圧力補償弁のバネ側油
室に作用する2位置切換型の電磁高速応答弁と、これを
間欠作動させ、かつ、その間欠時間を可変設定可能な間
欠制御装置とで構成してあると好都合である。
【0006】又、電磁高速応答弁に、アクチュエータの
負荷圧を圧力補償弁のバネ側油室に供給する通常位置
と、アクチュエータの負荷圧よりも高い油圧を圧力補償
弁のバネ側油室に供給する高圧位置とを設け、エンジン
の回転数が高いと電磁高速応答弁の間欠作動を司るデュ
ーティー比が大になり、エンジンの回転数が低いとデュ
ーティー比が小になる状態に、エンジン回転数を検出す
る回転検出手段と間欠制御装置とを連係してあるもので
も良い。
【0007】又、弁機構を、アクチュエータの負荷圧と
油圧ポンプの吐出圧とから、これら負荷圧と吐出圧の中
間圧を現出させて圧力補償弁のバネ側油室に付与する状
態に構成すれば好都合である。
【0008】
【作用】請求項1の構成では、特徴構成(1),(2) によ
り、前提構成であるアフターオリフィス構造のロードセ
ンシング用油圧回路が形成されることになり、ロードセ
ンシングでは、制御基準である設定差圧、すなわち、ア
クチュエータの負荷圧とポンプ圧との差圧を設定値に維
持するものである。ところで、上記アフターオリフィス
構造では、設定された負荷圧とポンプ圧との差圧は、 (a) 絞り弁での圧損 (b) 圧力補償弁での圧損 とに分配され(実際には極僅かではあるが、差圧経路で
の管路抵抗による圧損も含まれる)、 (a)の圧損は、設
定差圧− (b)の圧損で求められる。しかして、上記特徴
構成(3) すなわち第2油路に作用して圧力補償弁のバネ
側油室に付与される圧を調節可能な弁機構を設けること
により、圧力補償弁への要求圧を、弁機構を持たない場
合に比べて高めたり低めたりすることができる。する
と、アクチュエータの要求総流量がポンプの最大吐出流
量以下である場合においては、(a) の圧損+(b) の圧損
=一定であるから、(a) の圧損が低められたり高められ
たりされて、その絞り抵抗を現出するように制御弁の開
度が自動的に調節されるようになり、その結果、アクチ
ュエータへの供給油量が増減されて駆動速度を増減調節
できるようになるのである。これにより、例えば、狭い
場所では圧力補償弁での分圧〔差圧における (b)の圧損
割合〕を高めることで (a)の圧損を低くし、制御弁の開
度を狭めて旋回速度を遅くするとか、エンジン回転数の
変動に応じてブームシリンダの駆動速度を変える、とい
った具合にロードセンシングシステムを採りながらアク
チュエータの駆動速度を調節設定できるようになる。
【0009】請求項2の構成では、上記分圧の変更作用
を高速電磁応答弁を間欠作動させる電気式の制御手段に
よって現出させるものである。
【0010】請求項3の構成では、エンジン回転数の増
減に合わせて制御弁の開度が同調して増減するから、エ
ンジン回転数が高くなると作業装置の駆動速度が速くな
るとともに、エンジン回転数が低下すると作業装置の駆
動速度も遅くなるよう自動的に制御されることになる。
これにより、ロードセンシング制御を行う建機を操縦し
た場合に、エンジン回転数を落とせば作業装置の駆動速
度も落ちるので、従来機種の操縦に慣れた作業者でも感
覚が狂うことなく操作できるようになる。
【0011】ところで、アクチュエータの駆動速度を遅
くするには、前述したように圧力補償弁のバネ側油室へ
付与する圧を負荷圧よりも高くすれば良いのであるが、
実際の作業中では負荷圧が絶えず変動しており、その変
動に応じて一定の差圧をバネ側油室へ付与する必要があ
る。しかして、請求項4の構成では、負荷圧との差圧が
一定に維持される(アクチュエータの要求総流量がポン
プの最大吐出流量以下の場合)ポンプ圧を利用するもの
であるから、作業中の負荷変動に同調してポンプ圧も変
動し、弁機構で設定された圧の調節作用を負荷変動に拘
らずに維持することができるようになる。
【0012】
【発明の効果】その結果、請求項1及び2記載の油圧回
路では、作業装置の駆動速度を所定値に維持できるロー
ドセンシングシステムを採用しながら、作業の種類に応
じて、或いは、エンジン回転数に見合った作業装置の駆
動速度を変更できるようになり、より便利で操作性に優
れるものとして提供できた。請求項3記載の油圧回路で
は、エンジン回転数と作業装置の駆動速度とを操縦感覚
に即するよう自動的に同調させることができ、より便利
で操作性に優れ、かつ、使い勝手も向上し得るようにな
った。又、請求項4記載の油圧回路では、負荷圧とポン
プ圧との差圧を一定に維持するロードセンシング機能の
利用により、特別な回路等を必要とすることなく負荷変
動に拘らずに変更した駆動速度を維持できる弁機構を提
供できた。
【0013】
【実施例】以下に、本発明の実施例を、建機の一例であ
るバックホウの場合について図面に基づいて説明する。
図5にバックホウが示され、1は掘削作業装置、2は旋
回台、3は走行機台、4はクローラ走行装置であり、掘
削作業装置1は、ブーム5、アーム6、バケット7を備
えて構成されている。このバックホウでは、ブームシリ
ンダ5c、アームシリンダ6c、バケットシリンダ7
c、並びに図示しない走行用油圧モータやスイングシリ
ンダ等のアクチュエータを駆動させるための油圧回路に
ロードセンシングシステムを用いており、以下に示す原
理図を基にその回路を説明する。
【0014】図1にブームシリンダ5cとアームシリン
ダ6cに関する回路を抜粋した原理回路図を示してあ
り、8はエンジンEnで駆動される可変容量型の油圧ポ
ンプ、Aは油圧ポンプ8の単位時間当たりの吐出油量を
可変設定する流量調節機構である。流量調節機構Aは、
油圧ポンプ8の斜板の角度を変更して単位時間当たりの
吐出量を調節する調節シリンダ13と、調節シリンダ1
3に対する圧力補償型の調節弁14とで構成されてい
る。9はブーム用制御弁、10はアーム用制御弁、11
はブーム用コンペンセータ(圧力補償弁)、12はアー
ム用コンペンセータであり、両制御弁9,10における
供給側油路には絞り弁9s,10sが装備されている。
【0015】各コンペンセータ11,12は、各絞り弁
9s,10sに対する圧油供給下手側であり、かつ、各
アクチュエータ5c,6cに対する圧油供給上手側に配
備されている。そして、各コンペンセータ11,12に
対する圧油供給下手側であり、かつ、各アクチュエータ
5c,6cに対する圧油供給上手側部分と各コンペンセ
ータ11,12のバネ側油室11x,12xとを連通す
る低圧側油路(第2油路Gtに相当)11t,12t、
及び各コンペンセータ11,12のバネ側油室11x,
12xに対向する反バネ側油室11y,12yと、各コ
ンペンセータ11,12に対する圧油供給上手側であ
り、かつ、各絞り弁9s,10sに対する圧油供給下手
側とを連通する高圧側油路(第1油路Gkに相当)11
k,12kを夫々設けてある。これにより、アフターオ
リフィス型のロードセンシング回路を構成してある。
【0016】調節弁14のバネ側油室14xと各絞り弁
9s,10sに対する圧油供給下手側部分とを連通する
第1低圧側油路14tを設けてある。つまり、コンペン
セータ11,12がわの各低圧側油路11t,12tと
第1低圧側油路14tとを電磁高速応答弁21を介して
接続させてある。又、各制御弁9,10の圧油供給ポー
ト(圧油供給ポートPに相当)9p,10pに連絡され
る連通油路15と、圧力調節弁14のバネ側油室14x
に対向する反バネ側油室14yとを専用の接続油路16
で連通してある。
【0017】電磁高速応答弁21は、通常位置bでは各
低圧側油路14t,11t,12tとを連通し、高圧位
置aではコンペンセータがわの両低圧側油路11t,1
2tと高圧がわの連通油路15とが連通油路21aによ
って連通される。従って、電磁高速応答弁21の作動に
よってコンペンセータ11,12の低圧側油路11t,
12tに作用する油圧をアクチュエータ5c,6cの負
荷圧とポンプの吐出圧との中間値に設定できて、コンペ
ンセータ11,12による差圧維持作用によってコンペ
ンセータ11,12への供給圧を、電磁高速応答弁21
が通常位置bにある場合よりも高めるようになる。する
と、第1低圧側油路14tと油圧ポンプ8の吐出圧との
差圧を一定に維持する機能上、コンペンセータ11,1
2の上手側にある絞り弁9s,10sでの差圧を低める
ように、すなわち制御弁9,10の開度を小さくするよ
うに制御され、その結果、アクチュエータ5c,6cへ
の供給油量が減じられて駆動速度が遅くなるのである。
この作用は、負荷圧とポンプ圧との差圧に基づく制御構
造上、負荷が変動しても維持される。
【0018】そして、エンジンEnの回転数を検出する
回転計(回転検出手段に相当)17と、前記電磁高速応
答弁21と、間欠作動時間のデューティー比を可変調節
する設定器19と、自動制御モードと手動制御モードと
の切換スイッチ20とを間欠制御装置18に接続して圧
力補償弁11,12での分圧を変更設定する調節制御装
置Cを構成してある。間欠制御装置18は、高圧位置a
に復帰付勢される電磁高速応答弁21を油圧ポンプ8の
吐出油路である高圧油路に接続させる通常位置bに操作
するための通電を間欠的に行う間欠作動と、その間欠時
間を可変設定可能な間欠制御を行う機能を有している。
尚、ここでは、電磁高速応答弁21と間欠制御装置18
とで弁機構Bが構成されている。
【0019】調節制御装置Cの作用を説明すると、先
ず、切換スイッチ20を自動制御モードに操作すると、
これによって電磁高速応答弁21への通電を間欠的に行
うとともに、その間欠時間の1サイクル中における通電
時間割合、すなわちデューティー比をエンジンEnの回
転数が高いと大にするとともに、エンジンEnの回転数
が低いと小にする状態に、回転計17と間欠制御装置1
8とが連係されるようになる。これにより、掘削作業中
に旋回速度を遅くしたいといった具合に、アクチュエー
タの駆動速度を遅くしたい場合にはエンジン回転数を低
めれば良く、駆動速度を速めたい場合にはエンジン回転
数を高くすれば良い。
【0020】次に、アクチュエータの駆動速度を意図的
に変更したい場合には、切換スイッチ20を手動制御モ
ードに操作する。すると、回転計17との連係が絶たれ
るとともに、デューティー比が設定器19によって決定
される制御状態になり、該設定器19の調節によってコ
ンペンセータ11,12への供給圧を、アクチュエータ
5c,6cの負荷圧とポンプの吐出圧との間の任意の値
に設定でき、アクチュエータ5c,6cの駆動速度をエ
ンジン回転数とは無関係に調節することができる。
【0021】尚、特許請求の範囲の項においては、ブー
ムシリンダ5cやアームシリンダ6c等を総称して油圧
駆動型のアクチュエータD、ブーム用制御弁9やアーム
用制御弁10等を総称して制御弁E、各制御弁内の絞り
弁9s,10s等を総称して絞り弁F、各圧力補償弁1
1,12等を総称して圧力補償弁Gと夫々表現するもの
である。
【0022】〔別実施例〕 (イ) 図1の仮想線で示すように、各第2油路11t,1
2tに絞り22,23を追加設定し、急激な負荷変動に
起因したハンチング現象を防止できるようにすれば好都
合である。
【0023】(ロ) 本実施例における電磁高速応答弁21
を、図2に示すように手動操作式の切換弁28に置換え
て弁機構Bを構成しても良い。この場合では、連通油路
21aの圧を、この圧とアクチュエータの負荷圧との間
の適当な中間圧に下げるための減圧用絞り27を装備す
る。
【0024】(ハ) 図3に示すように、図2の切換弁28
を電磁高速応答弁29に構成し、本実施例と同様にデュ
ーティー比を可変させる間欠制御を行うようにしたもの
でも良い。
【0025】(ニ) 本実施例では、2個の制御弁9,10
に対して単一の弁機構Bを装備したものとして説明した
が、各制御弁毎に弁機構Bを配置させる等、必要となる
制御弁毎に合わせて複数個設けて個別に制御するように
したものでも良い。すなわち、エンジン回転数に同調さ
せない場合や、エンジン回転数は最大にセットした状態
で旋回速度だけ遅くする場合に好都合である。又、エン
ジン回転数を最大にセットした状態で、ブームを上昇さ
せながら旋回してダンプトラックに土砂を積込むとき
に、旋回角度が90度ではブームを素早く上昇し、旋回
角度が180度ではブームを緩速で上昇させるといった
具合に、作業状況に応じて旋回操作とブーム上昇操作と
のマッチングを決める場合にも好都合である。
【0026】(ホ) 本実施例における設定器19は、有段
階に切換えるものでも、無段階に切換えるもののいずれ
でも良い。
【0027】(ヘ) 図4に示すように、ブーム用の第2油
路11tとにおける絞り22とコンペンセータ11との
間の部分と連通油路15との間に、第2電磁高速応答弁
26と絞り25とを直列に接続し、かつ、第2電磁高速
応答弁26とそれ専用の設定器24とを間欠制御装置1
8に接続した調節制御機構Cでも良い。この場合では、
第1設定器19で両コンペンセータ11,12全体の分
圧を調節し、第2設定器24ではブーム用シリンダ5c
に対する基準差圧のみを、さらに変更設定することが可
能になる。
【0028】(ト) 又、アクチュエータ5c,6cの負荷
圧からコンペンセータ11,12を閉じ位置に付勢する
バネ圧を減じた値よりも大きい圧であれば、例えば、連
通油路21aをドレン油路に接続する等して電磁高速応
答弁21の作動でコンペンセータ11,12への供給圧
を減じられるようにし、アクチュエータ5c,6cの駆
動速度を速める、ということも理論上可能である。
【0029】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロードセンシングの原理を示す部分油圧回路図
【図2】弁機構の第1別構造を示す部分油圧回路図
【図3】弁機構の第2別構造を示す部分油圧回路図
【図4】弁機構の第3別構造を示す部分油圧回路図
【図5】バックホウの側面図
【符号の説明】
8 可変容量型油圧ポンプ 14t 油路 15 油路 17 回転検出手段 18 間欠制御装置 21 電磁高速応答弁 A 油圧調節機構 B 弁機構 D 供給ポート E 出手段 F 絞り弁 G 圧力補償弁 Gk 第1油路 Gt 第2油路 Gx バネ側油室 Gy 反バネ側油室 P 供給ポート En エンジン a 高圧位置 b 通常位置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧アクチュエータ(D)と、これに圧
    油を供給する可変容量型の油圧ポンプ(8)と、該油圧
    ポンプ(8)から吐出される圧油の供給方向を制御して
    前記アクチュエータ(D)に供給する制御弁(E)と、
    この制御弁(E)に内装されて前記アクチュエータ
    (D)への圧油供給経路に対して絞り作用する絞り弁
    (F)と、前記油圧ポンプ(8)の単位時間当たりの吐
    出油量を可変設定する流量調節機構(A)とを備え、 この流量調節機構(A)を、前記絞り弁(F)に対する
    圧油供給下手側部分に連通する油路(14t)と、前記
    制御弁(E)の圧油供給ポート(P)に連通する油路
    (15)との差圧に基づいて前記油圧ポンプ(8)に調
    節作用する状態に構成し、 前記絞り弁(F)に対する圧油供給下手側であり、か
    つ、前記アクチュエータ(D)に対する圧油供給上手側
    に圧力補償弁(G)を配備し、この圧力補償弁(G)に
    対する圧油供給下手側であり、かつ、前記アクチュエー
    タ(D)に対する圧油供給上手側部分と前記圧力補償弁
    (G)のバネ側油室(Gx)とを連通する第2油路(G
    t)、及び前記圧力補償弁(G)の前記バネ側油室(G
    x)に対向する反バネ側油室(Gy)と、該圧力補償弁
    (G)に対する圧油供給上手側であり、かつ、前記絞り
    弁(F)に対する圧油供給下手側とを連通する第1油路
    (Gk)を夫々設けるとともに、 前記第2油路(Gt)に作用して前記バネ側油室(G
    x)に付与される圧を調節可能な弁機構(B)を設けて
    ある建機の油圧回路構造。
  2. 【請求項2】 前記弁機構(B)を、前記バネ側油室
    (Gx)に作用する2位置切換型の電磁高速応答弁(2
    1)と、これを間欠作動させ、かつ、その間欠時間を可
    変設定可能な間欠制御装置(18)とで構成してある請
    求項1記載の建機の油圧回路構造。
  3. 【請求項3】 前記電磁高速応答弁(21)に、前記ア
    クチュエータ(D)の負荷圧を前記バネ側油室(Gx)
    に供給する通常位置(b)と、前記アクチュエータ
    (D)の負荷圧よりも高い油圧を前記バネ側油室(G
    x)に供給する高圧位置(a)とを設け、エンジン(E
    n)の回転数が高いと前記電磁高速応答弁(21)の間
    欠作動を司るデューティー比が大になり、前記エンジン
    (En)の回転数が低いと前記デューティー比が小にな
    る状態に、エンジン回転数を検出する回転検出手段(1
    7)と前記間欠制御装置(18)とを連係してある請求
    項2記載の建機の油圧回路構造。
  4. 【請求項4】 前記弁機構(B)を、前記アクチュエー
    タ(D)の負荷圧と前記油圧ポンプ(8)の吐出圧とか
    ら、これら負荷圧と吐出圧の中間圧を現出させて前記バ
    ネ側油室(Gx)に付与する状態に構成してある請求項
    1〜3のいづれか一つに記載の建機の油圧回路構造。
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