JPH0734166Y2 - 排気管継手 - Google Patents

排気管継手

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JPH0734166Y2
JPH0734166Y2 JP693189U JP693189U JPH0734166Y2 JP H0734166 Y2 JPH0734166 Y2 JP H0734166Y2 JP 693189 U JP693189 U JP 693189U JP 693189 U JP693189 U JP 693189U JP H0734166 Y2 JPH0734166 Y2 JP H0734166Y2
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JP
Japan
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pipe
gasket
inner pipe
bead
clamp
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JP693189U
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JPH0298292U (ja
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光郎 鈴木
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Futaba Industrial Co Ltd
Original Assignee
Futaba Industrial Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は自動車の内燃機関の排気管継手に関するもの
である。
[従来技術] 従来排気管を構成する内、外管の継手には次のような不
具合があった。
(イ)継手部に使用されるリング状のガスケットは断面
が矩形であるので、内、外管の組付け状態や寸法誤差の
影響を受け易く、又内管のビード部に近接するガスケッ
トの角部及び外管の段差部に近接するガスケットの角部
に圧力が集中し、ガスケットの全周、全幅に亘り均一な
気密性が得られなかった。
(ロ)内管の外周面に円周方向に形成されているビード
の断面は円弧状で断面の上端の幅が狭いので、内管に外
管を挿入してクランプで締めつけると、ビードと外管と
の間の面圧が大きくなり、内管を外管から手で引き抜く
のが困難であった。
(ハ)クランプを外管に嵌め、外管の円周方向に回動さ
せた後締め付けていたので実際の車での締め付け作業が
困難であった。又内管を外管内に挿入する際正規の挿入
量を正確に掴めなかった。
[考案が解決しようとする課題] この考案はガスケットと内、外管との間に均一で充分な
気密性が得られ、内、外管の組付け、取り外しが容易で
あり、又組付けの際内、外管の軸方向の正規の相対位置
が確保され、さらに相対回動が発生しない排気管継手の
提供を課題とする。
なお、本願の先行技術資料として本出願人の出願に係わ
る実願昭63-25859号がある。
[課題を解決するための技術的手段] 上記の課題を解決するためこの考案は内管の一端部の外
周面に設けた円周方向の上面フラットなビード上に外向
きの突起を設け、全周、全幅に亘り均一の圧力を受け易
い断面形状を有するリング状のガスケットをビードに近
接して内管に外嵌し、外管の一端部には、外管を内管及
びガスケット上に挿入する際に内管の前記突起に係合可
能の切欠きを設け、かつ外管の一端部を緊締するクラン
プを設けた構成を有している。
[作用] 外管を内管に挿入してクランプにより外管を内管に締め
付けた際、ビードはその上面がフラットであるのでクラ
ンプを締め付けても外管から受ける面圧が従来より小さ
い。このため内管と外管との離脱荷重が小さくなる。又
ガスケットはクランプを締め付けた時、その全周、全幅
に亘り均一の圧力を受け易い断面形状を有しているので
均一で充分な気密性を発揮する。さらに外管を内管に挿
入する際内管のビード上に設けた突起と外管に形成した
切欠きとが係合して外管への内管の挿入量の決定及び
内、外管相互の回動防止の機能を果す。
[実施例] 以下実施例を示す第1〜3図によりこの考案を説明す
る。排気管継手1は、内管2と、外管3と、ガスケット
4と、クランプ5とから構成されている。
内管2の一端部21の外周面22にはフラットな上面を有す
るビード23が形成されている。ビード23上には突起24が
設けられ、突起24とほぼ90度の位置に軸方向に延出する
凹み25が両側に設けられている。
外管3の一端部31は斜めの段差を介して2段階に外方向
に拡管された中径部32及び大径部33からなっている。大
径部33の開口端部34は外向きに緩く折曲されたフランジ
部35となっている。開口端部34には第3図に示すように
ほぼV形の切欠き36が設けられている。切欠き36からほ
ぼ90度の角度位置で大径部33の両側にはL形状のスリッ
ト37が設けられ、その長脚部37aが外管3の軸方向に延
出している。スリット37の位置は内管2の凹み25の位置
にほぼ対応している。
ガスケット4はリング状で内管2の一端部21に挿入可能
であり、その断面形状は第1図(ロ)に示すような菱形
か第1図(ハ)に示すように断面の両端部に凹み41を形
成した形状になっている。この様な形状にした理由はガ
スケット4を内管2の一端部21に挿入し、その外側に外
管3を挿入してクランプ5で締め付けた時ガスケット4
がその全周、全幅に亘り均一の圧力を受けるようにする
ためである。
クランプ5はバンド形状を有し、そのほぼ中央部51が切
欠き36の反対側の位置で外管3に予め溶着されている。
クランプ5にはクランプを外管3に締め付けた時外管3
のスリット37の折曲部37bに食い込むように内向きの係
止爪52が設けられている。クリンブ5はその両端部にお
いてボルト及びナット6により結合される。
排気管継手1を組み付けるには内管2の一端部21にガス
ケット4を嵌装した後、クランプ付きの外管3の切欠き
36を内管2の突起24に整合させた状態で外管3をガスケ
ット4側から内管2に挿入し、突起24を切欠き36の底部
に接触させる。これにより内、外管の軸方向の相対位置
が確定し、又円周方向の相対回動が防止される。この際
外管3の大径部33は内管2のビード23及びガスケット4
を覆い、中径部32は内管2の一端部21を覆う。この状態
でクランプ5をボルト6で締め付けると外管3はスリッ
ト37を有するので容易に内方に撓み内管2のビード23及
びガスケット4を締め付ける。この締め付けによりガス
ケット4はその全周の幅方向(第1図(イ)では左右方
向)に亘って外管3から均一の圧力を受け、内管2の一
端部21を均一に締め付ける。これによりガス漏れが完全
に防止される。又クランプ5の係止爪52の先端は内管2
の凹み25の端部に位置しており、これにより内管2の脱
落を防止している。
内管2を外す時はクランプ5のボルト6を緩める。この
時ビード23と外管3との接触面積は従来より充分大きい
ので面圧、従ってビード23と外管3間の摩擦力は小さく
なり、内管の取り外しは容易となる。
[効果] この考案は上記の構成を有するので次のような優れた効
果を有する。
(イ)ガスケットの断面形状をクランプによる内、外管
の締付けの際、ガスケットの全周、全幅に亘り均一の圧
力を受けるようにしたので継手の気密性が向上した (ロ)内管のビード上面をフラットとし、幅をもたせた
のでビードと外管との接触が従来の線接触から面接触と
なり、外管から内管を離脱させることが楽になり、サー
ビス性が向上した。
(ハ)内管のビード上に形成した突起と、外管に形成し
た切欠きとにより内管に外管を挿入する際、内、外管の
軸方向の相対位置決めと回転止めとが可能となり組付け
作業性が向上した。
【図面の簡単な説明】
第1図(イ)は一実施例の正面図を示す。第1図(ロ)
は第1図(イ)に使用したガスケットの断面図を示す。
第1図(ハ)は他のガスケットの断面図を示す。第2図
(イ)は内管の正面図を示す。第2図(ロ)はガスケッ
トの斜視図を示す。第2図(ハ)はクランプ付きの外管
の正面図を示す。第3図は第2図(ハ)のA矢視図を示
す。 2……内管 23……ビード 24……突起 3……外管、36……切込み 4……ガスケット、5……クランプ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内管の一端部の外周面に設けた円周方向の
    上面フラットなビード上に外向きの突起を設け、全周、
    全幅に亘り均一の圧力を受け易い断面形状を有するリン
    グ状のガスケットをビードに近接して内管に外嵌し、外
    管の一端部には、外管を内管及びガスケット上に挿入す
    る際に内管の前記突起に係合可能の切欠きを設け、かつ
    外管の一端部を緊締するクランプを設けたことを特徴と
    する排気管継手。
JP693189U 1989-01-24 1989-01-24 排気管継手 Expired - Lifetime JPH0734166Y2 (ja)

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JP693189U JPH0734166Y2 (ja) 1989-01-24 1989-01-24 排気管継手

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JP693189U JPH0734166Y2 (ja) 1989-01-24 1989-01-24 排気管継手

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Publication Number Publication Date
JPH0298292U JPH0298292U (ja) 1990-08-06
JPH0734166Y2 true JPH0734166Y2 (ja) 1995-08-02

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