JPH07336939A - 直線送り装置 - Google Patents

直線送り装置

Info

Publication number
JPH07336939A
JPH07336939A JP7091688A JP9168895A JPH07336939A JP H07336939 A JPH07336939 A JP H07336939A JP 7091688 A JP7091688 A JP 7091688A JP 9168895 A JP9168895 A JP 9168895A JP H07336939 A JPH07336939 A JP H07336939A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnet
linear
feeding device
drive source
magnetoresistive sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7091688A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihito Nakayama
明仁 中山
Satoshi Sakamoto
敏 坂本
Eiji Oshima
英司 大嶋
Kazuhiro Tanaka
和洋 田中
Shuji Moro
修司 茂呂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP7091688A priority Critical patent/JPH07336939A/ja
Publication of JPH07336939A publication Critical patent/JPH07336939A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単且つ小型の構成により、低コストで、D
Cモータを使用して、高速度で且つ高精度の送りが行な
われるようにした、直線送り装置を提供すること。 【構成】 ブラシ付きDCモータ11と、このDCモー
タの回転軸11aに一体的に備えられたリードスクリュ
ー12と、このリードスクリューに螺合されたナット部
材13とを含んでいる、直線送り装置10において、上
記DCモータの回転軸に取り付けられ且つ周方向に交互
にN極,S極が着磁されたマグネット14と、このマグ
ネットに対向して固定配置されたMRセンサ15とを備
えるように、直線送り装置10を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばビデオカメラ用
レンズ鏡筒のズームレンズ送り装置等に使用される直線
送り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような直線送り装置は、例え
ばブラシ付きのDCモータや、ステッピングモータ等を
駆動源として使用している。
【0003】上記直線送り装置には、駆動源の外側に光
学式エンコーダを結合させて、この駆動源の回転を高精
度で制御するようにしたシステムもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな直線送り装置においては、以下のような問題があ
る。即ち、駆動源として上記ブラシ付きDCモータを用
いる場合には、DCモータを高速回転させて、ギヤによ
り回転速度を落とす方式が採用されている。このような
方式においては、ギヤによるバックラッシュが発生する
ことにより、送り精度が低下してしまうと共に、ギヤに
よるノイズが比較的大きくなってしまう等の問題があっ
た。
【0005】また、駆動源としてDCモータ用い、光学
式エンコーダにより制御する方式では、外付けのエンコ
ーダであることから、結合部に精度が要求され、部品コ
スト及び組立コストが高くなってしまうという問題があ
る。また、小型のDCモータでは、トルクが小さいこと
から、外付けのエンコーダを直接結合させて駆動するこ
とが困難であるという問題もあった。
【0006】さらに、駆動源としてステッピングモータ
を用いる場合は、駆動制御がオープンループであるため
に、停止位置精度が悪い等の問題がある。また、ステッ
ピングモータでは、脱調した際にそれが検出されず、性
能不良を起こすという問題があった。特にステッピング
モータによりマイクロステップを行う場合には、1ステ
ップの間、被駆動部がどの位置にあるのかがわからず、
正確な位置決めが困難であった。
【0007】本発明は、以上の点に鑑み、簡単且つ小型
の構成により、低コストで且つ高精度の送りが行われる
ようにした、直線送り装置を提供することを目的として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、駆動源と、この駆動源の回転軸に一体的に備えら
れたリードスクリューと、このリードスクリューに螺合
されたナット部材とを含んでいることを特徴とする、直
線送り装置において、上記駆動源の回転軸に取り付けら
れ且つ周方向に交互にN極,S極が着磁されたマグネッ
トと、このマグネットに対向して固定配置された磁気抵
抗効果型センサとを備えている、直線送り装置により、
達成される。
【0009】
【作用】上記構成によれば、駆動源の回転軸に取り付け
られた円筒状,円柱状または円板状のマグネットの周囲
に交互に着磁されたN極,S極の磁界が、これに対向し
て配設された磁気抵抗効果型センサに作用することによ
り、この駆動源の回転の方向及び速度が検出される。こ
の場合、マグネットの各磁極のピッチに対応した高精度
の位置検出が行われることになる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例を図1乃至図
24を参照しながら、詳細に説明する。尚、以下に述べ
る実施例は、本発明の好適な具体例であるから、技術的
に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲
は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載
がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0011】図1は、本発明による直線送り装置の一実
施例を示している。即ち、図1において、直線送り装置
10は、ブラシ付きDCモータ11と、このDCモータ
11の回転軸11aに一体的に備えられたリードスクリ
ュー12と、このリードスクリュー12に螺合されたナ
ット部材13と、上記DCモータ11の回転軸11aに
取り付けられ且つ周方向に交互にN極,S極が着磁され
たマグネット14と、このマグネット14に対向して固
定配置された角度検出用の磁気抵抗効果型センサ15
と、リードスクリュー12の、DCモータ11に対して
反対側の端部近傍に、ナット部材13が図1上、リード
スクリュー12の左端部に到達したか否かを検出する端
点センサ16とを有している。本実施例では、端点セン
サ16の出力は、ナット部材13がこの端点センサ16
に接触することにより立ち下がる。
【0012】上記ブラシ付きDCモータ11は、公知の
構成であり、外部から直流電流を供給することにより、
回転軸11aが回転駆動されるようになっている。
【0013】上記リードスクリュー12は、図示の場
合、回転軸11aに直接にネジを形成することによっ
て、構成されているが、例えば回転軸11aに圧入,螺
着等によって取り付けられていてもよい。
【0014】上記ナット部材13は、このリードスクリ
ュー12に螺合していることから、このリードスクリュ
ー12の回転によって、矢印で示す方向に直線移動され
るようになっていると共に、図示しない移動対象物に連
結されている。これにより、このナット部材13の矢印
方向への直線移動に伴って、上記移動対象物が矢印方向
に移動されるようになっている。ここで、上記移動対象
物は、例えばビデオカメラ用レンズ鏡筒のズームレンズ
支持枠やフォーカス用レンズ支持枠、あるいは光学ピッ
クアップ支持部材である。
【0015】上記マグネット14は、図2に示すよう
に、DCモータ11の回転軸11aに対して同軸上に取
り付けられたマグネットであって、例えば射出成形によ
り、一体成形されている。図示の場合、マグネット14
は、円板状であるが、円筒状または円柱状のマグネット
であってもよい。円周方向に沿って多極着磁できるもの
であれば、他の態様でも利用が可能である。
【0016】さらに、上記マグネット14は、図3に示
すように、周方向に沿って、交互にN極,S極に着磁さ
れている。
【0017】上記磁気抵抗効果型センサ15は、このマ
グネット14の半径方向外側にて、このマグネット14
の外周面に対向するように固定配置されている。ここ
で、この磁気抵抗効果型センサ15は、強磁性薄膜素子
と呼ばれるもので、例えばNiFe,CoNi等の強磁
性体の薄膜に、磁界を作用させると、その抵抗値が変化
することを利用して、磁界の変化を計測するものであ
り、例えばVTRのキャプスタンモータの角速度検出等
のために一般に使用されている。
【0018】上記磁気抵抗効果型センサ15の動作原理
を、以下に説明する。磁気抵抗効果型センサ15は、図
4の上部に示すように、磁極幅λでN極,S極が交互に
並ぶマグネットに対向して、幅λ/2のパターンを形成
することにより構成されている。このパターンの両端に
それぞれ定電圧VccとアースGNDが接続され、この
パターンの中点電位Vsが出力として取り出される(図
6参照)。
【0019】上記マグネット14が矢印方向に移動した
とき、このマグネット14に対する相対位置に基づい
て、磁気抵抗効果型センサ15からは、中点電位Vsと
して、図4の下部のグラフに示すように、Vcc/2を
中心とし、1磁極幅λに対して1周期のサイン波または
擬似サイン波が得られるようになっている。
【0020】磁気抵抗効果型センサ15が、互いにλ/
4だけずれた位置に二つのパターンを有する場合には、
磁気抵抗効果型センサ15の各パターンの出力は、図5
の上段に示すように、Vcc/2を中心とするサイン波
及びコサイン波になり、
【0021】
【数1】
【数2】 で表わされる。
【0022】この場合、磁気抵抗効果型センサ15は、
図6に示すように構成されている。図6において、磁気
抵抗効果型センサ15は、Vcc側パターンとGND側
パターンが、1磁極幅λに対して、夫々λ/2だけ離れ
ていると共に、隣合う二つのパターンが、互いにλ/4
だけ離れている。このパターンにより、磁気抵抗効果型
センサ15は、図7に示す等価回路を有することにな
る。各抵抗のうち、R1とR2,R3とR4,R5とR
6は、それぞれ同じ抵抗値を有している。
【0023】この抵抗のうち、抵抗R1とR2,R3と
R4は、図4のマグネット14の位置により作用する磁
界の強さが変化すると抵抗値がする。従って、出力端子
A及びBの出力は、マグネット14の位置に基づいて、
図5の上段のグラフに示すように、それぞれVcc/2
を中心とするAsinθ,Acosθとなる。
【0024】これに対して、抵抗R5,R6は、磁界の
影響を受けない位置に配設されているので、マグネット
14の位置に関係無く、出力端子S0は、常にVcc/
2の一定電圧を出力することになる。
【0025】図8は、図1の直線送り装置の電気的構成
を示している。図8において、直線送り装置10は、磁
気抵抗効果型センサ15の出力端子A,S0がそれぞれ
反転入力,非反転入力に接続された第一のコンパレータ
21と、磁気抵抗効果型センサ15の出力端子B,S0
がそれぞれ反転入力,非反転入力に接続された第二のコ
ンパレータ22と、各コンパレータ21,22の出力が
入力される位相弁別回路23と、端点センサ16からの
出力信号が入力される立ち下がり検出回路28と、位相
弁別回路23からの信号と立ち下がり検出回路28から
の信号とが入力されるアップダウンカウンタ24と、立
ち下がり検出回路28からの信号が入力されるラッチ回
路24aとを有している。
【0026】そして、このアップダウンカウンタ24と
ラッチ回路24aからの信号はCPU25に入力され、
このCPU25によりD/Aコンバータ26を介してド
ライバ27が制御されるようになっている。
【0027】上記磁気抵抗効果型センサ15は、回転軸
11aの回転方向及び回転速度により決まる上記ナット
部材13の移動方向及び移動速度を、マグネット14の
回転方向及び回転速度により検出する。
【0028】上記コンパレータ21,22は、それぞれ
MRセンサ15の出力端子A,BのAsinθ,Aco
sθと出力端子S0のVcc/2とを比較して、図5の
中段及び下段に示すデジタル信号PA,PBを出力す
る。
【0029】上記位相弁別回路23は、コンパレータ2
1,22からのデジタル信号PA,PBに基づいて、回
転軸11aの回転方向及び信号のエッジを検出し、一方
向である場合には、アップパルスを、また他方向である
場合には、ダウンパルスを、アップダウンカウンタ24
に出力する。この場合、アップパルスは、例えばデジタ
ル信号PAまたはPBに同期している。
【0030】上記アップダウンカウンタ24は、位相弁
別回路23からのアップパルスまたはダウンパルスをカ
ウントすることにより、DCモータ1の回転軸11aの
角度を検出する。
【0031】上記CPU25は、アップダウンカウンタ
24から出力されるカウンタ値に基づいて、回転軸11
aの角度情報(現在値)を算出し、この角度情報と、移
動対象物の所望の移動位置に対応する回転軸11aの角
度(目標値)との差から、ドライブ指令値を出力する。
【0032】この場合、CPU25は、図9に示すよう
に、外側の位置ループにて、アップダウンカウンタ24
からのカウンタ値に基づいて、移動対象物の所望の移動
位置(目標値)と現在位置(現在値)とを比較して、そ
の差分に位置比例ゲインkpを掛けて、比例制御を行な
う。また、このCPU15は、内側の速度ループにて、
カウンタ値の微分情報から速度を求め、その速度情報と
位置ループの結果を比較して、その差分に対して、比例
−積分制御するようになっている。かくして、CPU2
5は、上記比例制御及び比例−積分制御の結果を、D/
Aコンバータ26によりアナログ信号に変換して、ドラ
イバ回路27に出力する。これにより、このドライブ回
路27は、このアナログ信号をバッファし、モータ11
に電流を供給する。
【0033】そして、図示の場合には、kp:位置比例
ゲイン,k1:速度積分ゲイン,k2:速度比例ゲイ
ン,s:ラプラス演算子,kt:モータトルク定数,
J:モータイナーシャ,D:粘性項として、
【数3】 の演算が行なわれる。これにより、ドライバ27により
駆動制御されるDCモータ11においては、
【数4】 となる。かくして、
【数5】 により、移動後のカウンタ値が得られることになる。
【0034】立下り検出回路28は、端点センサ16の
出力立下りを検出したとき、信号を出力する。この出力
により、アップダウンカウンタ24のカウント値はクリ
アされて、絶対位置化され、且つラッチ回路24aによ
って、CPU25が初期化されるようになっている。
【0035】本実施例による直線送り装置10は、以上
のように構成されており、DCモータ11は、CPU2
5からD/Aコンバータ26を介してドライバ27によ
り駆動制御されることにより、回転される。これによ
り、回転軸11aが回転され、この回転軸11aのリー
ドスクリュー12に螺合するナット部材13がこの回転
軸11aの軸方向に沿って移動される。
【0036】図10は、本発明による直線送り装置の第
二の実施例を示している。図において、直線送り装置4
0は、駆動源としてのステッピングモータ41と、この
ステッピングモータ41の回転軸41aに一体的に備え
られたリードスクリュー42と、このリードスクリュー
42に螺合されたナット部材43と、上記ステッピング
モータ41の回転軸41aに取りつけられ且つ周方向に
交互にN極、S極が着磁されたマグネット44と、この
マグネット44に対向して固定配置された角度検出用の
磁気抵抗効果型センサ45と、リードスクリュー42
の、ステッピングモータ41に対して反対側の端部近傍
に、ナット部材43が図10上、リードスクリュー42
の左端部に到達したか否かを検出する端点センサ46と
を有している。
【0037】上記ステッピングモータ41は以下のよう
に構成されている。図10において、ステッピングモー
タ41の支持枠体56は、当該モータの回転軸の軸方向
に延出されており、その軸方向断面は、図示されている
ように上方が開放されたフレーム状になっている。この
支持枠体56に一端部には、ケース体51が固定されて
いる。ケース体51内には、円筒体状を呈するヨークア
センブリ52(ステータ)が収納されている。このヨー
クアセンブリ52は例えば、4組の極歯ヨークを樹脂に
より一体成形して形成されている。そして、このヨーク
アセンブリ52に例えば、2個のコイル53a、53b
が形成され、その外周は上記ケース体51により覆われ
ている。
【0038】さらに、このヨークアセンブリ52内に
は、回転軸41aにマグネット54が取りつけられて成
るロータ55が配設されている。マグネット54の周囲
には、上記ヨークアセンブリ52の内周面との間に所定
のギャップGが設けられている。従って、上記コイル5
3a、53bに流す電流を順番に切り換えることによっ
て発生する回転磁界により上記回転軸41aが回転され
ることになる。
【0039】この実施例の構成は、駆動源11がステッ
ピングモータであることを除き、第一の実施例と同様で
ある。ただし、ステッピングモータはオープンループ制
御であるため、図8に示される、駆動源としてDCモー
タを使用した場合の電気的構成におけるD/Aコンバー
タ26は、CPUからの送り指令をマイクロステップ信
号としてドライバに入力するプリドライバとなる。
【0040】次に、駆動源をステッピングモータとして
利用した直線送り装置の変形例について、その要部を示
す図11乃至図23を参照して説明する。図11の直線
送り装置60では、モータの回転軸61が、支持枠体6
3の内側で延びている一端側に対して、マグネット67
を取付けた構造を示している。この図11の例ではマグ
ネット67は、支持枠体63内であって、リードスクリ
ュー62とモータケース64の間に配置されている。
【0041】磁気抵抗効果型センサ65は、支持枠体6
3の内側に対して、取付け部材66を介して、取付けら
れており、しかも、マグネット67に対向する位置に固
定されている。これにより、支持枠体63を予め適宜に
設計することで、合成樹脂による成形品を用いれば、支
持枠体63の長手方向に沿った中心と、回転軸61の軸
中心Oとを正確に位置決めできる。したがって、この支
持枠体63に対して、所定の厚みに調整した取付け部材
66を介して図示のように磁気抵抗効果型センサ65を
固定することにより、マグネット67の周面上の着磁面
と、磁気抵抗効果型センサ65との間に適切な間隔を形
成することができる。これにより、マグネット67の着
磁状態に応じて、適切な磁束密度となる位置に磁気抵抗
効果型センサ65を、容易に配置することができる。
【0042】図12の直線送り装置70では、支持枠体
73を大きく形成し、この支持枠体73内にステッピン
グモータのモータケース74を収容した構成を示してい
る。この直線送り装置70にあっても、磁気抵抗効果型
センサ75は、取付け部材76を介して支持枠体73の
内側に取付けられている。このため、磁気抵抗効果型セ
ンサ75は、図11の場合と同様に、支持枠体73を基
準として固定されることになり、マグネット67との間
に適切な距離を設定することができる。
【0043】図13の直線送り装置80は、マグネット
87が、支持枠体83の内側にて、図11の場合と異な
り、回転軸81の他端側に固定されている。したがっ
て、このマグネット87と対向する位置を選んで、図1
3のように、支持枠体83の内側に磁気抵抗効果型セン
サ85を固定すれば、図11の場合と同様の効果を得る
ことができる。
【0044】ところで、この種の直線送り装置では、そ
の組立工程において、回転軸を図において左側から、支
持枠体に通して、モータケース内に嵌入させる必要があ
る。ところが、図11乃至図13の直線送り装置では、
マグネットがモータケースより図において左側に配置さ
れる。このため、組立工程において、上記回転軸の組み
込みの際に、回転軸を支持枠体内に挿通させながら、マ
グネットを所定位置に保持して、さらにこのマグネット
に挿通させた上で、モータケース内に通さなければなら
ない。
【0045】そこで、図14及び図15では、マグネッ
ト97,117は、回転軸91,111の先端側に挿通
して固定するようにしている。これにより、各回転軸9
1,11は、支持枠体93,113及びモータケース9
4,114に先に通し、最後にマグネット97,117
に通されるため、組立がより簡単になる。尚、図14,
図15の直線送り装置では、支持枠体93,113が、
中間付近を折り返すことにより構成されている。これら
の直線送り装置90,110では、支持枠体93,11
3の図面にてマグネット97,117が収容された箇所
に、磁気抵抗効果型センサ95,115が図11の場合
と同じように固定されている。したがって、図11の直
線送り装置60と同様の効果を有する。
【0046】図16においては、直線送り装置120の
回転軸121の左端側にマグネット127を固定するよ
うにしているため、図14,15の場合と同様に組立が
簡単となる。また、図17の直線送り装置130では、
回転軸131の右端部側にマグネットを固定しているた
め、図16の直線送り装置120と、同様の効果があ
る。尚、図16の場合、磁気抵抗効果型センサ125
は、支持枠体123に対して、断面が略アングル状の固
定部材128を設けて、これに取付け部材126を固定
し、この取付け部材126を介して固定されている。ま
た、図17の場合磁気抵抗効果型センサ135は、モー
タケース134に対して、断面が略アングル状の固定部
材138を設けて、これに取付け部材136を固定し、
この取付け部材136を介して固定されている。
【0047】図18は、直線送り装置のさらに他の変形
例を示している。図において、この直線送り装置140
は、支持枠体143及びリードスクリュー142側と、
モータケース144側とを別に構成し、回転軸141の
先端をジョイント部141bにて、例えば溶接等により
結合している。これにより、例えばピッチの異なるリー
ドスクリュー142を適宜選定して、モータ本体側に取
付けることができ、汎用性に優れている。尚、この場
合、磁気抵抗効果型センサ145は、モータケース14
4に取付けられた固定部材148に、取付け部材146
を設け、これに固定するようになっている。
【0048】図19の直線送り装置150では、図にお
いて、左側にリードスクリュー152、支持枠体15
3、モータケース154を配し、その回転軸151の先
端にジョイント部151bを介して他の回転軸151a
を接続している。この他の回転軸151aには、マグネ
ット157が固定されている。この他の回転軸151a
は、別体の固定部材158に挿通されている。この固定
部材158の下面には、取付け部材156を介して、磁
気効抵抗効果型センサ155がマグネット157と対向
するように固定されている。したがって、この直線送り
装置150においても、図18の場合と同様に他の大き
さのマグネット等と適宜組み合わせることができ、汎用
性に優れている。
【0049】尚、図11乃至図19の直線送り装置の回
転軸では、その一部にネジを形成してリードスクリュー
としているが、全長にわたってリードスクリューとして
もよい。
【0050】図20は、磁気抵抗効果型センサとマグネ
ットとの間隔の調整構造の例を示している。図20
(a)はその要部の正面図、図20(b)は底面図、図
20(c)は側面図である。この間隔調整構造は、例え
ば図14に示した磁気抵抗効果型センサの取付け構造に
適用される。図20(a),図20(c)は、説明の便
宜のため図14とは上下を反対にして示している。図に
おいて、取付け部材161は、支持枠体93に対して固
定される水平部161aと、この水平部161aの一端
から垂直にのびる垂直部161bとから構成されてい
る。垂直部161bのマグネット97側の側面には、磁
気抵抗効果型センサ95が固定されている。水平部16
1aの下面には突起163が形成され、予め支持枠体9
3に形成された取付け孔に挿入されている。水平部16
1aの上記突起163と反対側の端部には、図20
(b)に示すように、略R形状でなる長孔164が設け
られている。この長孔164には、支持枠体93の上面
に形成された突起93aがはめ込まれるようになってい
る。
【0051】これにより、長孔164内で突起93aを
相対的に移動させることで、取付け部材96を、突起1
63を中心として矢印方向に回動させることができる。
このため、取付け部材96に固定された磁気抵抗効果型
センサ95が、マグネット97に対して接近,離間す
る。このようにして、磁気抵抗効果型センサ95とマグ
ネット97の間隔を調整でき、適切な磁束密度の箇所を
選んで、取付け部材96の水平部161aを、支持枠体
93に対して接着等により、固定することができる。
【0052】図21は、磁気抵抗効果型センサとマグネ
ットとの間隔の調整構造の別の例を示している。この例
では、マグネット97と磁気抵抗効果型センサ95との
方向が図21と異なるが、その他の構造は図21のもの
と同じである。
【0053】図22は、磁気抵抗効果型センサとマグネ
ットとの間隔の調整構造のさらに別の例を示している。
図22は、図11の支持枠体63に磁気抵抗効果型セン
サ65を取り付ける場合の要部を示しており、例えば取
付け部材66は、第一の取付け部材66aと第二の取付
け部材66bとでなっている。第一の取付け部材66a
の上面は傾斜面66cとされており、この傾斜面66c
の上に第二の取付け部材66bが載置され、この第二の
取付け部材66bの上に磁気抵抗効果型センサ65が固
定されている。
【0054】第二の取付け部材66bを傾斜面66c上
で矢印の方向に移動させると、磁気抵抗効果型センサ6
5とマグネット67との間隔が接近,離間する。これに
より、マグネット67の適切な磁束密度の位置に、これ
と対向する磁気抵抗効果型センサ65を合わせ、第一の
取付け部材66aに対して第二の取付け部材66bを接
着等により固定することができる。
【0055】図23は、図10のステッピングモータの
要部につき表しており、マグネットの形成方法が異な
る。この実施例では、ロータマグネット245と、移動
検出用のマグネット244は、一体に形成している。即
ち、ロータマグネット245は、コイル53a,53b
に対応して、周方向に沿ってS極,N極が交互に着磁さ
れている。移動検出用のマグネット244は、上記ロー
タマグネット245をさらに延長して、くびれ部242
を介してロータマグネットと一体に形成されている。こ
の移動検出用マグネット244は、ロータマグネット2
45より大きな径に形成されている。移動検出用マグネ
ット244には、周方向に沿ってS極,N極がロータマ
グネット245とは異なるピッチにて交互に着磁されて
いる。したがって、本実施例では、ロータマグネット2
45と移動検出用のマグネット244とを一体に構成し
たので、両者を回転軸241aに同時に挿入固定するこ
とができ、組立が容易となる。しかもロータマグネット
245と移動検出用のマグネット244との間にはくび
れ部242を設けているから、両マグネットの着磁状態
が異なっていても、これらの互いに異なる磁界が相互に
影響しにくくなっている。
【0056】図24は、本実施例による直線送り装置を
ズームレンズ送り機構として組み込んだビデオカメラ用
レンズ鏡筒を示している。即ち、図24において、ビデ
オカメラ用レンズ鏡筒30は、順次にそれぞれレンズを
支持する対物レンズ枠31,第二レンズ枠32,絞り枠
33,第三レンズ枠34及び第四レンズ枠35と、これ
らレンズ枠及び絞り枠が取り付けられるフレーム36と
から構成されている。
【0057】上記対物レンズ枠31は、第二レンズ枠3
2,絞り枠33,第三レンズ枠34及び第四レンズ枠3
5と共に一体的にレンズ群を構成している。第四レンズ
枠35はムービングコイル35aを具え、その周りに固
定配置されたマグネット35b内に嵌挿されている。こ
のムービングコイル35aが通電されると、このムービ
ングコイル35aとマグネット35bが所謂リニアモー
タとして作用して、全体に光軸方向に移動されるように
なっている。
【0058】また、第二レンズ枠32は、図1または図
10に示される直線送り装置と同様に磁気抵抗効果型セ
ンサ付き直線送り装置37により、対物レンズ枠31に
対して、光軸方向に沿って移動可能に支持されている。
この場合、磁気抵抗効果型センサ37aは、フレーム3
6に固定保持されていると共に、この直線送り装置37
のナット部材37aが、第二レンズ枠32に連結されて
いる。これにより、この直線送り装置37の駆動源に通
電することで、第二レンズ枠32が対物レンズ31,第
三レンズ枠34,第四レンズ枠35に対して、相対的に
移動されるようになっている。
【0059】このように構成されたビデオカメラ用レン
ズ鏡筒30によれば、ムービングコイル35aに適宜に
通電することにより、対物レンズ枠31,第二レンズ枠
32,第三レンズ枠34,第四レンズ枠35が一体的に
光軸方向に移動され、フォーカシングが行われる。ま
た、直線送り装置37の駆動源に適宜に通電することに
より、第二レンズ枠32が、対物レンズ枠31,第三レ
ンズ枠34,第四レンズ枠35に対して相対的に光軸方
向に移動され、ズーミングが行われる。
【0060】例えば駆動源としてDCモータを使用した
直線送り装置37において、DCモータの直径を10m
mφとし、磁気抵抗効果型センサ用マグネットの直径8
mmφ,着磁ピッチλを200μm,リードスクリュー
のピッチを0.5mmとすると、1λ当たり4パルスの
磁気抵抗効果型センサ出力が得られる。従って、1パル
ス当たりの位置分解能は、
【数5】により、1μmとなる。これに対して、例えば
従来の磁気抵抗効果型センサを備えていない、ステッピ
ングモータを使用した送り装置の場合には、極数10の
場合、1回転20パルスであるから、1パルス当たりの
分解能は25μmとなる。かくして、本発明による直線
送り機構37を使用することによって、従来のステッピ
ングモータに比較して、25倍の分解能が実現される。
従って、より高精度の送りが可能となる。
【0061】かくして、直線送り装置37を使用するこ
とにより、ズーミングの際の第二レンズ枠32の移動に
関する分解能が、一桁程度改善されることになり、合焦
性能が改善される。
【0062】このように、上述の実施例によれば、駆動
源の回転軸に取り付けられた円筒状,円柱状または円板
状のマグネットの周囲に交互に着磁されたN極,S極の
磁界が、これに対向して配設された磁気抵抗効果型セン
サに作用することにより、この駆動源の回転の方向及び
速度が、高精度で検出される。かくして、ナット部材の
所望位置への移動が高精度で行われる。
【0063】さらに、駆動源の回転軸に取り付けられた
マグネット及びこのマグネットに対向して配設された磁
気抵抗効果型センサそしてこの磁気抵抗効果型センサの
出力信号の処理回路という簡単な構成によって、回転軸
の回転方向及び回転速度が検出される。従って、部品コ
ストや組立コストが低減されると共に、小型に構成され
ることになる。上記マグネットが、射出成形により、一
体成形されている場合には、このマグネットが容易に且
つ高精度で形成されるので、さらにコストが低減される
ことになる。
【0064】また、上記磁気抵抗効果型センサが、マグ
ネットのN極またはS極の1磁極幅にて、1周期の擬似
サイン波及び擬似コサイン波から成る出力と中点電位を
発生するパターン構造を有している場合には、磁気抵抗
効果型センサの出力と中点電位との差分を取ることによ
り、駆動源の回転の検出が容易に行われることになる。
上記磁気抵抗効果型センサが、互いにマグネットのN極
またはS極の1磁極幅の1/4だけずれた二つのパター
ンを有している場合には、駆動源の回転軸の回転方向が
容易に判別されることになる。
【0065】さらに、上記磁気抵抗効果型センサの出力
と中点電位とを比較するコンパレータと、このコンパレ
ータの出力に基づいて、駆動源の回転の方向及び角度を
検出する制御回路とを備えている場合には、このコンパ
レータからの出力信号のパルスエッジを検出することに
よって、駆動源の回転の検出が容易に行われると共に、
この駆動源の駆動制御が容易に行われることになる。
【0066】レンズ送り機構を有するビデオカメラ用レ
ンズ鏡筒において、レンズ送り機構として、上述した直
線送り装置が備えられている場合には、レンズ送りが、
高精度で且つ高速度で、而も低コストで行われることに
なる。ズームレンズ送り機構及びフォーカス用レンズ送
り機構を有するビデオカメラ用レンズ鏡筒において、ズ
ームレンズ送り機構として、上述した直線送り装置が備
えられている場合には、ズーミングが、高精度で且つ高
速度で、而も低コストで行われることになる。
【0067】尚、上述した実施例において、フォーカシ
ング送り装置にも、このような直線送り装置を組み込む
ことが可能である。これにより、フォーカシングの速度
及び性能が共に改善されることになる。さらに、図24
の実施例においては、ズーミング用のモータとしてリニ
アモータが使用されているので、本発明による直線送り
装置をズーミングに利用することによって、従来のステ
ッピングモータを使用する場合に比較して、約10倍程
度の高速化が行われる。
【0068】また、上記実施例においては、本発明によ
る直線送り装置をビデオカメラ用レンズ鏡筒30に適用
した場合について説明したが、これに限らず、軸送り機
構により光学ディスクの半径方向に移動される光学ピッ
クアップを有する光学ピックアップシステムにおいて、
光学ピックアップの軸送り機構として、本発明による直
線送り装置を適用することも可能である。この場合に
は、光学ピックアップの光学ディスクに対する所望位置
へのアクセスが、高速且つ高精度で行なわれ、アクセス
時間が大幅に短縮されると共に、コストが低減され、而
も小型化が可能である。
【0069】さらに、本発明による直線送り装置は、プ
リンタにおけるプリンタヘッドの送り機構に適用するこ
とも可能である。この場合、プリンタヘッドの移動が、
高速度且つ高精度で行われることになり、印字速度及び
印字精度が向上されることになる。
【0070】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、簡
単且つ小型の構成により、低コストで且つ高精度の送り
が行われるようにした、直線送り装置が提供されること
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による直線送り装置の一実施例を示す側
面図である。
【図2】図1の直線送り装置における回転軸とマグネッ
トを示す側面図である。
【図3】図1の直線送り装置におけるマグネットと磁気
抵抗効果型センサとの関係を示す部分拡大斜視図であ
る。
【図4】マグネットの各磁極と磁気抵抗効果型センサの
出力の関係を示す概略図である。
【図5】図1の直線送り装置における磁気抵抗効果型セ
ンサの各出力を示すグラフである。
【図6】図1の直線送り装置における磁気抵抗効果型セ
ンサのパターン構成を示す拡大平面図である。
【図7】図6の磁気抵抗効果型センサの等価回路図であ
る。
【図8】図1の直線送り装置の電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【図9】図8のカウンタによるカウンタ値に基づく制御
を示すブロック図である。
【図10】本発明による直線送り装置の他の実施例を示
す側面図である。
【図11】本発明の好適な実施例に係る直線送り装置の
マグネットと磁気抵抗効果型センサの取付け構造の一例
を示す概略図である。
【図12】本発明の好適な実施例に係る直線送り装置の
マグネットと磁気抵抗効果型センサの取付け構造の一例
を示す概略図である。
【図13】本発明の好適な実施例に係る直線送り装置の
マグネットと磁気抵抗効果型センサの取付け構造の一例
を示す概略図である。
【図14】本発明の好適な実施例に係る直線送り装置の
マグネットと磁気抵抗効果型センサの取付け構造の一例
を示す概略図である。
【図15】本発明の好適な実施例に係る直線送り装置の
マグネットと磁気抵抗効果型センサの取付け構造の一例
を示す概略図である。
【図16】本発明の好適な実施例に係る直線送り装置の
マグネットと磁気抵抗効果型センサの取付け構造の一例
を示す概略図である。
【図17】本発明の好適な実施例に係る直線送り装置の
マグネットと磁気抵抗効果型センサの取付け構造の一例
を示す概略図である。
【図18】本発明の好適な実施例に係る直線送り装置の
マグネットと磁気抵抗効果型センサの取付け構造の一例
を示す概略図である。
【図19】本発明の好適な実施例に係る直線送り装置の
マグネットと磁気抵抗効果型センサの取付け構造の一例
を示す概略図である。
【図20】本発明の好適な実施例に係る直線送り装置の
マグネットと磁気抵抗効果型センサの間隔調整構造の一
例を示す概略図である。
【図21】本発明の好適な実施例に係る直線送り装置の
マグネットと磁気抵抗効果型センサの間隔調整構造の一
例を示す概略図である。
【図22】本発明の好適な実施例に係る直線送り装置の
マグネットと磁気抵抗効果型センサの間隔調整構造の一
例を示す概略図である。
【図23】本発明の好適な実施例に係る直線送り装置の
マグネットの形成例を説明するための概略図である。
【図24】本発明の実施例による直線送り装置を組み込
んだビデオカメラ用レンズ鏡筒のズームレンズ送り機構
の一実施例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
10 直線送り装置 11 ブラシ付きDCモータ 11a 回転軸 12 リードスクリュー 13 ナット部材 14 マグネット 15 磁気抵抗効果型センサ 16 端点センサ 21 コンパレータ 22 コンパレータ 23 位相弁別回路 24 アップダウンカウンタ 24a ラッチ回路 25 CPU 26 D/Aコンバータ 27 ドライバ 28 立下り検出回路 30 ビデオカメラ用レンズ鏡筒 31 対物レンズ枠 32 第二レンズ枠 33 絞り枠 34 第三レンズ枠 35 第四レンズ枠 36 フレーム 37 直線送り装置 37a 磁気抵抗効果型センサ
【数6】
【数7】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 和洋 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 茂呂 修司 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動源と、 この駆動源の回転軸に一体的に備えられたリードスクリ
    ューと、 このリードスクリューに螺合されたナット部材とを含ん
    でいる直線送り装置において、 前記駆動源の回転軸に取り付けられ且つ周方向に交互に
    N極,S極が着磁されたマグネットと、 このマグネットに対向して固定配置された磁気抵抗効果
    型センサとを備えていることを特徴とする直線送り装
    置。
  2. 【請求項2】 前記駆動源が、DCモータであることを
    特徴とする請求項1に記載の直線送り装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動源が、ステッピングモータであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の直線送り装置。
  4. 【請求項4】 前記マグネットが、円筒状,円柱状また
    は円板状であることを特徴とする請求項1から3の何れ
    かに記載の直線送り装置。
  5. 【請求項5】 前記マグネットが、射出成形により、一
    体成形されていることを特徴とする請求項1から4の何
    れかに記載の直線送り装置。
  6. 【請求項6】 前記磁気抵抗効果型センサが、マグネッ
    トのN極またはS極の1磁極幅にて、1周期の擬似サイ
    ン波及び擬似コサイン波から成る出力と中点電位を発生
    するパターン構造を有していることを特徴とする請求項
    1から5の何れかに記載の直線送り装置。
  7. 【請求項7】 前記磁気抵抗効果型センサが、互いにマ
    グネットのN極またはS極の1磁極幅の1/4だけずれ
    た二つのパターンを有していることを特徴とする請求項
    6に記載の直線送り装置。
  8. 【請求項8】 前記磁気抵抗効果型センサの出力と中点
    電位とを比較するコンパレータと、このコンパレータの
    出力に基づいて、駆動源の回転の方向及び角度を検出す
    る制御回路とを備えていることを特徴とする請求項6に
    記載の直線送り装置。
  9. 【請求項9】 駆動源と、 この駆動源の回転軸に一体的に備えられたリードスクリ
    ューと、 このリードスクリューに螺合されたナット部材とを含ん
    でいる直線送り装置において、 上記駆動源の回転軸に取り付けられ且つ周方向に交互に
    N極,S極が着磁された円筒状,円柱状または円板状の
    マグネットと、 このマグネットに対向して固定配置され且つマグネット
    のN極またはS極の1磁極幅にて、1周期の擬似サイン
    波及び擬似コサイン波から成る出力と中点電位とを発生
    するパターン構造を有している磁気抵抗効果型センサ
    と、 上記磁気抵抗効果型センサの出力と中点電位とを比較す
    るコンパレータと、 このコンパレータの出力に基づいて、駆動源の回転の方
    向及び角度を検出する制御回路とを備えていることを特
    徴とする直線送り装置。
  10. 【請求項10】 レンズ送り機構を有するビデオカメラ
    用レンズ鏡筒において、レンズ送り機構として、請求項
    1から8の何れかに記載の直線送り装置が備えられてい
    ることを特徴とするビデオカメラ用レンズ鏡筒。
  11. 【請求項11】 ズームレンズ送り機構及びフォーカス
    用レンズ送り機構を有するビデオカメラ用レンズ鏡筒に
    おいて、 ズームレンズ送り機構として、請求項1から8の何れか
    に記載の直線送り装置が備えられていることを特徴とす
    るビデオカメラ用レンズ鏡筒。
  12. 【請求項12】 軸送り機構により光学ディスクの半径
    方向に移動される光学ピックアップを有する光学ピック
    アップシステムにおいて、 光学ピックアップの軸送り機構として、請求項1から8
    の何れかに記載の直線送り装置が備えられていることを
    特徴とする光学ピックアップシステム。
JP7091688A 1994-04-11 1995-03-24 直線送り装置 Pending JPH07336939A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7091688A JPH07336939A (ja) 1994-04-11 1995-03-24 直線送り装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6-96971 1994-04-11
JP9697194 1994-04-11
JP7091688A JPH07336939A (ja) 1994-04-11 1995-03-24 直線送り装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07336939A true JPH07336939A (ja) 1995-12-22

Family

ID=26433132

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7091688A Pending JPH07336939A (ja) 1994-04-11 1995-03-24 直線送り装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07336939A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006223043A (ja) * 2005-02-09 2006-08-24 Nidec Copal Corp ステッピングモータ
WO2017213450A1 (ko) * 2016-06-09 2017-12-14 엘지이노텍 주식회사 로터 조립체, 모터 및 이를 포함하는 액츄에이터
WO2022064961A1 (ja) * 2020-09-24 2022-03-31 Ntn株式会社 電動アクチュエータ

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006223043A (ja) * 2005-02-09 2006-08-24 Nidec Copal Corp ステッピングモータ
JP4738009B2 (ja) * 2005-02-09 2011-08-03 日本電産コパル株式会社 ステッピングモータ
WO2017213450A1 (ko) * 2016-06-09 2017-12-14 엘지이노텍 주식회사 로터 조립체, 모터 및 이를 포함하는 액츄에이터
KR20170139361A (ko) * 2016-06-09 2017-12-19 엘지이노텍 주식회사 로터 조립체, 모터 및 이를 포함하는 액츄에이터
US11011950B2 (en) 2016-06-09 2021-05-18 Lg Innotek Co., Ltd. Motor that includes a yoke having a flange portion
WO2022064961A1 (ja) * 2020-09-24 2022-03-31 Ntn株式会社 電動アクチュエータ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100373295B1 (ko) 비디오 카메라용 렌즈 경통 및 그 직선 이송 장치.
US5859733A (en) Apparatus for detecting and displaying position of a lens on an optical axis
KR100965133B1 (ko) 모터 구동장치
JP3246241B2 (ja) 光学装置
JP3259316B2 (ja) 位置検出装置、レンズ装置、ビデオカメラ
WO1999066291A1 (fr) Detecteur de position et barillet
JPH07336939A (ja) 直線送り装置
JPH11289743A (ja) リニアアクチュエータとこれを用いたレンズ駆動装置及びレンズ鏡筒
JPH08248292A (ja) 駆動装置とカメラおよび光学機器
JP3893701B2 (ja) リニアアクチュエータとこれを用いたレンズ鏡筒
JP3489470B2 (ja) レンズ鏡筒
JP2003177298A (ja) 変位検出装置、該変位検出装置を用いたレンズ装置および撮像装置
JP3438416B2 (ja) 直線送り装置
JPH08266093A (ja) ステッピングモータシステム
JP3693059B2 (ja) レンズ鏡筒
JP4773621B2 (ja) 光学装置
JPH10300763A (ja) 磁気センサ
JP4785432B2 (ja) レンズ鏡筒
JP3136921B2 (ja) 磁気センサおよび磁気センサを搭載したモータ
JPH09106314A (ja) 駆動装置およびそれを用いた光学機器
JP3120454B2 (ja) Mr形位置検出装置
JP3093010B2 (ja) レボルバの定位置停止装置
JPH0974779A (ja) 駆動制御装置
JP2000266984A (ja) カメラのレンズ移動装置
JP3013140B2 (ja) エンコーダ