JP3013140B2 - エンコーダ - Google Patents

エンコーダ

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JP3013140B2
JP3013140B2 JP6066102A JP6610294A JP3013140B2 JP 3013140 B2 JP3013140 B2 JP 3013140B2 JP 6066102 A JP6066102 A JP 6066102A JP 6610294 A JP6610294 A JP 6610294A JP 3013140 B2 JP3013140 B2 JP 3013140B2
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JP
Japan
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magnetic
magnetized
magnetic stripe
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magnetic recording
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恵延 小泉
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Nidec Sankyo Corp
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Nidec Sankyo Corp
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録部が磁気セン
サに対向して配置され、磁気記録部及び磁気センサの相
対的移動による変位に応じて電気信号を出力するエンコ
ーダに関する。
【0002】
【従来の技術】例えばブラシレスモータの回転位置、回
転速度等を検出する装置として、磁気式のエンコーダが
広く普及してきている。このエンコーダは、モータの回
転軸と一体に回転可能なドラムの円周面に所定の間隔で
N、S極を交互に着磁記録した磁気ストライプからなる
磁気記録部と、この磁気記録部と対向して一定のスペー
シングを保って配置された磁気抵抗体からなる磁気セン
サとから構成されている。
【0003】このような構成で、モータの回転軸と一体
に磁気記録部を回転することにより、磁気ストライプか
ら発生する磁界が変化することで、この磁界が作用して
いる磁気抵抗体の抵抗値も変化するようになる。これに
応じて磁気センサから出力される検出信号としての電気
信号が出力するので、この電気信号を回転位置、回転速
度等を制御する制御信号として用いることができる。こ
のようなエンコーダにおいて、磁気信号入力を充分大き
くして安定した出力を得るには、磁気記録部と磁気セン
サとのスペーシングを狭く設定することが条件となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のエン
コーダでは、安定した出力を得るため磁気記録部と磁気
センサとのスペーシングを狭く設定すると、磁気センサ
からの出力信号に高調波成分が多く含まれて歪んでしま
うので、高精度の動作が不可能になるという問題があ
る。例えばブラシレスモータの場合、回転位置、回動速
度等の制御信号として用いるFG信号波形は、正弦波が
理想的であるが、正弦波が得られるように比較的広いス
ペーシングに設定すると、磁気信号入力が小さくなるた
め、出力変動が大きくなって出力波形が波打ってしまう
という不都合が生じる。
【0005】本発明は以上のような問題に対処してなさ
れたもので、安定した出力を得るため磁気記録部と磁気
センサとのスペーシングを狭く設定しても、磁気センサ
の出力波形の歪みを抑えて、高精度の動作を可能にした
エンコーダを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に係わる本発明は、磁気記録部が磁気センサ
に対向して配置され、磁気記録部及び磁気センサの相対
的移動による変位に応じて電気信号を出力するエンコー
ダにおいて、上記磁気記録部は、所定の間隔でN、S極
を交互に着磁記録した第1の磁気ストライプと、上記所
定の間隔を3分割し、この3分割のなかの中央部を無着
磁部となし、両側を上記第1の磁気ストライプの磁極と
同極に着磁した第2の磁気ストライプとを有することを
特徴とするものである。
【0007】
【作用】請求項1に係わる本発明の構成によれば、磁気
センサと対向して配置される磁気記録部を、所定の間隔
でN、S極を交互に着磁記録した第1の磁気ストライプ
と、上記所定の間隔を3分割し、この3分割のなかの中
央部を無着磁部となし、両側を上記第1の磁気ストライ
プの磁極と同極に着磁した第2の磁気ストライプとを有
するように構成したことにより、第2の磁気ストライプ
は第1の磁気ストライプによる出力波形の歪みを補正す
るように働く。これによって、安定した出力を得るため
に磁気記録部と磁気センサとのスペーシングを狭く設定
しても、磁気センサの出力波形の歪みを抑えて、高精度
の動作を可能にしたエンコーダを実現することができ
る。
【0008】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明のエンコーダの実施例を示す斜視図
で、1はモータの回転軸2と一体に回転可能なドラム3
の円周面に形成された磁気記録部、4はこの磁気記録部
1と対向して一定のスペーシングを保って配置された磁
気抵抗体5からなる磁気センサである。磁気記録部1と
磁気センサ4とは、磁気記録部1がモータの回転軸2と
一体に回転することにより相対的に移動したときは、磁
気センサ4から検出信号が出力可能に構成されている。
【0009】磁気記録部1は、図2に示したように、所
定の周期TでN、S極を交互に着磁記録した第1の磁気
ストライプ(メイン着磁列)6と、上記所定の周期Tを
T1、T2、T3の3つに分割し、この3分割のなかの
中央部の周期T2の領域を無着磁部7となし、両側の周
期T1、T3の領域を上記第1の磁気ストライプ6の磁
極と同様に着磁した第2の磁気ストライプ(補正用着磁
列)8とを有している。ここで、第2の磁気ストライプ
(補正用着磁列)8の無着磁部7を形成するには、着磁
ヘッドが中央部の周期T2の領域を通過するとき流す着
磁電流を停止すれば良い。この第2の磁気ストライプ8
は後述のように、磁気記録部1の磁気ストライプを磁気
センサ4の磁気抵抗体5に作用させて検出信号を出力さ
せるとき、出力波形の歪みを補正するように働く。な
お、着磁パターンは説明を理解し易くするため、横軸は
極端に拡大して示してある。
【0010】磁気センサ4の磁気抵抗体5は、磁気記録
部1の第1の磁気ストライプ(メイン着磁列)6及び第
2の磁気ストライプ(補正用着磁列)8の両方の着磁パ
ターンが同時に作用するように配置されており、第1の
磁気ストライプ6と第2の磁気ストライプ8の両方の着
磁パターンを跨ぐように構成されている。
【0011】図3は本実施例のエンコーダにおける、磁
気記録部1の第1の磁気ストライプ(メイン着磁列)6
及び第2の磁気ストライプ(補正用着磁列)8が作用し
て各々磁気センサ4から出力される正弦波の出力波形を
示すものである。(a)は第2の磁気ストライプ(補正
用着磁列)8が作用して得られる出力波形を示し、
(b)は第1の磁気ストライプ(メイン着磁列)6が作
用して得られる出力波形を示している。(a)のように
第2の磁気ストライプ(補正用着磁列)8からはA,
A’の2種類の出力波形が得られる。(b)から明らか
なように、第1の磁気ストライプ(メイン着磁列)6か
ら得られる出力波形には第3高調波が含まれて歪んだ電
気信号となる。
【0012】しかしながら、本実施例のエンコーダによ
れば、磁気記録部1の第1の磁気ストライプ(メイン着
磁列)6からの出力波形の歪みは、第2の磁気ストライ
プ(補正用着磁列)8からの出力波形が合成されること
により、補正されるようになる。図4は第1の磁気スト
ライプ(メイン着磁列)6からの出力波形Bに第2の磁
気ストライプ(補正用着磁列)8からの出力波形Aが合
成されて得られた出力波形、図5は第1の磁気ストライ
プ(メイン着磁列)6からの出力波形Bに第2の磁気ス
トライプ(補正用着磁列)8からの出力波形A’が合成
されて得られた出力波形を示している。図4及び図5の
いずれにおいても、第1の磁気ストライプ(メイン着磁
列)6からの出力波形の凹みは第2の磁気ストライプ
(補正用着磁列)8からの出力波形によって埋められ
て、歪みの抑えられた正弦波に近い出力波形となってい
る。
【0013】以上述べたように本実施例によれば、磁気
センサ4と対向する磁気記録部1は、所定の周期Tで
N、S極を交互に着磁記録した第1の磁気ストライプ
(メイン着磁列)6と、上記所定の周期TをT1、T
2、T3の3つに分割し、この3分割のなかの中央部の
周期T2の領域を無着磁部7となし、両側の周期T1、
T3の領域を上記第1の磁気ストライプ6の磁極と同極
に着磁した第2の磁気ストライプ(補正用着磁列)8と
を有するように構成したので、第1の磁気ストライプ
(メイン着磁列)6からの歪みを含んだ出力波形は、第
2の磁気ストライプ(補正用着磁列)8からの出力波形
によって補正されるので、安定した出力を得るために磁
気記録部1と磁気センサ4とのスペーシングを狭く設定
しても、磁気センサ4の出力波形は歪みが抑えられて正
弦波に近くなるため、高精度の動作を可能にしたエンコ
ーダを実現することができる。
【0014】これにより例えばブラシレスモータの場合
でも、回転位置、回動速度等の制御信号として用いるF
G信号波形は、理想的な正弦波に近い波が得られるの
で、磁気信号入力は小さくはならず、出力変動も小さく
なって出力波形が波打ってしまうような不都合は生じな
い。よって、安定で精度の良いのサーボがかけられるの
で、安定的な一定速度の回転を得ることができる。
【0015】
【発明の効果】請求項1に係わる本発明によれば、磁気
センサと対向して配置される磁気記録部を、所定の間隔
でN、S極を交互に着磁記録した第1の磁気ストライプ
と、上記所定の間隔を3分割し、この3分割のなかの中
央部を無着磁部となし、両側を上記第1の磁気ストライ
プの磁極と同極に着磁した第2の磁気ストライプとを有
するように構成したので、安定した出力を得るために磁
気記録部と磁気センサとのスペーシングを狭く設定して
も、磁気センサの出力波形の歪みを抑えて、高精度の動
作を可能にしたエンコーダを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエンコーダの実施例を示す斜視図であ
る。
【図2】本実施例のエンコーダの磁気記録部の着磁パタ
ーンである。
【図3】本実施例のエンコーダの磁気記録部の第1及び
第2の磁気ストライプから得られる出力波形である。
【図4】本実施例のエンコーダの磁気記録部から得られ
る出力波形である。
【図5】本実施例のエンコーダの磁気記録部から得られ
る出力波形である。
【符号の説明】
1 磁気記録部 3 ドラム 4 磁気センサ 5 磁気抵抗体 6 第1の磁気ストライプ(メイン着磁列) 7 無着磁部 8 第2の磁気ストライプ(補正用着磁列)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録部が磁気センサに対向して配置
    され、磁気記録部及び磁気センサの相対的移動による変
    位に応じて電気信号を出力するエンコーダにおいて、上
    記磁気記録部は、所定の間隔でN、S極を交互に着磁記
    録した第1の磁気ストライプと、上記所定の間隔を3分
    割し、この3分割のなかの中央部を無着磁部となし、両
    側を上記第1の磁気ストライプの磁極と同極に着磁した
    第2の磁気ストライプとを有することを特徴とするエン
    コーダ。
JP6066102A 1994-04-04 1994-04-04 エンコーダ Expired - Lifetime JP3013140B2 (ja)

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