JPH07334309A - 記憶装置 - Google Patents

記憶装置

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JPH07334309A
JPH07334309A JP6126031A JP12603194A JPH07334309A JP H07334309 A JPH07334309 A JP H07334309A JP 6126031 A JP6126031 A JP 6126031A JP 12603194 A JP12603194 A JP 12603194A JP H07334309 A JPH07334309 A JP H07334309A
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JP6126031A
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雅裕 水野
Masao Futamura
正生 二村
Yukiyoshi Muto
幸好 武藤
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用者の記憶媒体へのデータの書き込み作業
の簡単化をはかる。 【構成】 フラッシュカードメモリのデータを記憶可能
な残容量が、算出された書き込みデータサイズに満たな
いときには(S3:YES)、不足する容量が算出され
(S4)、引続きその不足容量が液晶ディスプレイに表
示される(S5)。またその時、フラッシュカードメモ
リ内に記憶されている既存データのサイズ及び形象が表
示されるので、使用者はその表示を参照してデータを消
去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】パーソナルコンピュータシステム
等における、各種データ作成または編集装置を用いて作
成または編集されたデータを、記憶媒体に記憶させるた
めの記憶装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】作成または編集したデータを、フロッピ
ーディスク等の記憶媒体に記憶させるワードプロセッサ
や、パーソナルコンピュータシステム等の各種データ作
成及び記憶装置が一般に知られている。そのような記憶
装置において、記憶媒体の残容量が、書き込みデータの
大きさに対して不足する場合には、使用者は記憶媒体内
に予め記憶されているデータのうち、不要なデータを消
去した後、再び記憶装置に対してデータの書き込み命令
を実行している。またこの不要なデータの消去に際し
て、記憶媒体に既に記憶されているデータのサイズが表
示装置に表示される各種データ作成及び記憶装置も知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の記憶装置では、記憶媒体の残容量が、書き込み
データの大きさに対して不足する場合において不要なデ
ータを消去する際には、書き込みデータのサイズと記憶
媒体の残容量との大小関係等が不明瞭であるために、ど
のデータを消去したら書き込み可能になるのか把握でき
なかった。そのため、記憶媒体の残容量が書き込み可能
な容量までに達していなくても、使用者は記憶媒体への
記憶命令を無駄に発してしまい、作業効率が低下すると
共に使い勝手が悪いという問題点があった。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、使用者の、データの記憶媒体への書
き込み作業の簡略化を図ることができる記憶装置を提供
するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の記憶装置は、記憶媒体に書
き込むデータのサイズを算出する書き込みデータサイズ
算出手段と、書き込みデータが記憶媒体に書き込み可能
か否かを判定する判定手段と、判定手段によって書き込
み不可能であると判定された場合、書き込みデータサイ
ズ算出手段によって算出された書き込みデータサイズに
基づき、書き込みデータサイズあるいは記憶媒体の書き
込み不可能な容量に関する情報を表示する書き込み情報
表示手段と、記憶媒体に記憶されている少なくとも1つ
のデータの各々のサイズ等の情報を表示する既存データ
情報表示手段と、既存データ情報表示手段の表示に基づ
き記憶媒体に記憶されているデータの中から消去するデ
ータを選択するための消去データ選択手段とを備えてい
る。
【0006】また、請求項2記載の記憶装置は、記憶媒
体にデータを追加して記憶可能な残容量を算出する残容
量算出手段と、書き込みデータサイズと残容量とを比較
して判定する判定手段とを備えている。
【0007】更に、請求項3記載の記憶装置は、記憶媒
体にデータを追加して記憶可能な残容量を算出する残容
量算出手段と、書き込みデータサイズに対して残容量の
不足している容量を表示する書き込み情報表示手段を備
えている。
【0008】
【作用】上記の構成を有する本発明の請求項1記載の記
憶装置によれば、書き込みデータサイズ算出手段は記憶
媒体に書き込むデータのサイズを算出する。判定手段
は、書き込みデータが記憶媒体に書き込み可能か否かを
判定する。書き込み情報表示手段は、判定手段によって
書き込み不可能であると判定された場合、書き込みデー
タサイズ算出手段によって算出された書き込みデータサ
イズに基づき、書き込みデータサイズあるいは記憶媒体
の書き込み不可能な容量に関する情報を表示する。よっ
て、書き込みデータを記憶するための情報が自動的に表
示される。既存データ情報表示手段は、記憶媒体に記憶
されている少なくとも1つのデータの各々のサイズ等の
情報を表示する。消去データ選択手段は、既存データ情
報表示手段の表示に基づき記憶媒体に記憶されているデ
ータの中から消去するデータを選択する。
【0009】また、請求項2記載の記憶装置によれば、
残容量算出手段は記憶媒体にデータを追加して記憶可能
な残容量を算出する。判定手段は、書き込みデータサイ
ズと残容量とを比較して判定する。
【0010】更に、請求項3記載の記憶装置によれば、
残容量算出手段は記憶媒体にデータを追加して記憶可能
な残容量を算出する。書き込み情報表示手段は、書き込
みデータサイズに対して残容量の不足している容量を表
示する。よって、書き込みデータサイズを記憶するため
に不足している容量が自動的に表示される。
【0011】
【実施例】以下、本発明を家庭用刺繍ミシン用の刺繍デ
ータ作成装置内の記憶装置に適用した一実施例につい
て、図1ないし図6を参照して説明する。
【0012】図2は刺繍データ作成装置の外観を示し、
図3は電気的構成を示しており、ここで、作成装置本体
1は、マイコンを主体として成り、CPU2、ROM
3、RAM4、フラッシュメモリ装置(FMD)5、入
出力インターフェイス6(I/O)をバスを介して相互
に接続して構成されている。また、ROM3には、後述
する記憶処理の制御を行うプログラムが格納されてい
る。
【0013】この作成装置本体1の上面部には、図4な
いし図5にも示すように、記憶媒体としてのフラッシュ
カードメモリ10に記憶されているデータの情報やメッ
セージ等を画面7aに表示するための液晶ディスプレイ
(LCD)7が設けられている。この液晶ディスプレイ
7は表示制御装置(LCDC)8により制御されるよう
になっており、この表示制御装置8には表示記憶装置
(VRAM)9が接続されている。また、前記フラッシ
ュメモリ装置5には、記憶媒体としてのフラッシュカー
ドメモリ10が着脱可能にセットされるようになってい
る。さらに、作成装置本体1には、使用者が処理の選択
や実行指示等を行うための操作キー11が設けられ、入
出力インターフェイス6を介してCPU2に接続されて
いる。
【0014】そして、作成装置本体1には、刺繍模様の
基となる原画の図柄画像データを読み込むための二値の
イメージスキャナ12が、前記入出力インターフェイス
6を介して接続されており、読み取られた図柄画像デー
タは、画素毎に、白あるいは黒の濃度値(0あるいは
1)を備え、RAM4に記憶されるようになっている。
ここで読み取られたデータを基にして、刺繍ミシンで縫
製するための縫製データが作成されるのである。本実施
例では、この作成された縫製データを記憶媒体であるフ
ラッシュカードメモリ10に書き込むものとする。
【0015】以下図6を参照しながら、本実施例の記憶
装置の処理について説明する。ここで、書き込む縫製デ
ータのサイズは28,400バイトであるものとし、フ
ラッシュカードメモリ10の容量は512,000バイ
トであるものとする。そしてフラッシュカードメモリ1
0には、既に10個のデータが記憶されているものとす
る。
【0016】使用者によって、作成された縫製データの
書き込み要求が入力されると、ROM3内に格納された
データの書き込み処理のためのプログラムが起動され、
まずステップS1において、書き込み要求のあったデー
タのサイズ28,400バイトが算出される。そしてス
テップS2において、記憶媒体であるフラッシュカード
メモリ10の残容量が算出される。これはフラッシュカ
ード10の総容量512,000バイトから、既に記憶
されている10個のデータ各々のサイズを差し引くこと
で算出される。次に、ステップS1とステップS2にお
いて算出された書き込みデータサイズと残容量とが、ス
テップS3において比較される。ここでは後述するよう
に、書き込みデータサイズに対して十分な残容量がない
ので、YESと判断され、ステップS4の処理に進む。
【0017】次に、ステップS4においては、書き込み
データをフラッシュカードメモリ10に書き込むのに不
足する容量が算出される。これは先に算出された残容量
から書き込みデータサイズを差し引くことで算出され
る。即ちこの不足容量の値は負の値として算出されるの
である。そしてステップS5において、図4に示すよう
な画面、即ち容量不足を使用者に伝えるメッセージ画面
が液晶ディスプレイ7に表示される。この画面において
使用者が、操作キー11を押下することによって、確認
した旨を伝えると、ステップS6において、フラッシュ
カードメモリ10内の既存データに関する各々のサイズ
等の情報が液晶ディスプレイ7に表示されるとともに、
ステップS7において、先に算出された不足容量があわ
せて表示される。この時の画面7aの様子を図5に示
す。
【0018】この時の画面7a右部には、操作キー11
の機能を表す表示がなされ、画面7a中央部には、既存
データ10個の各々のデータサイズが表示され、画面7
a下部には、先に算出された不足容量の値が、その絶対
値で表示される。
【0019】ここで、6番目のデータが反転表示されて
いるのは、書き込みデータサイズに対する不足容量を満
たす最小のサイズを持つデータとして、つまりはこのデ
ータを消去すれば、書き込みに必要な容量を確保できる
データとして、使用者の消去データの選択の助けとなる
べく表示されているのである。また、画面7a左上部に
表示されている文字「あ」の表示は、現在反転表示され
ている6番目のデータが、文字「あ」を形成するような
刺繍データであることを使用者に知らせるためのもので
ある。
【0020】この画面の既存データに関する情報と不足
容量の表示とを参考にしながら、ステップS8におい
て、使用者は消去するデータの選択を行う。これは画面
上の矢印機能に相当する操作キー11を押下し、消去し
たいデータの箇所に反転表示されているカーソルをあわ
せてから、画面上の消去機能に相当する操作キー11を
押下することにより行われる。
【0021】消去選択されたデータはステップS9にお
いて、フラッシュカードメモリ10から消去され、ステ
ップS2の処理に戻る。ここで、再びフラッシュカード
メモリ10の残容量が算出され、ステップS3におい
て、書き込みデータサイズに対する残容量チェックが行
われる。この時、残容量が書き込みデータサイズよりも
小さければ、再びステップS4ないしステップS9の処
理が行われることになるが、十分な残容量が確保されて
いれば、ステップS10の処理に進み、書き込みデータ
をフラッシュカードメモリ10に書き込む処理が行われ
て、一連のデータ書き込みのためのプログラムが終了す
る。
【0022】このようにして、図5に示すように、ひと
つの画面上に、既存のデータのサイズ等の情報と書き込
みデータに対する不足容量とが同時に表示されるので、
使用者が書き込みデータに対する容量確保のために、消
去データを選択する作業が行い易くなるため、作成した
データをフラッシュカードメモリ10に書き込む作業が
簡略化される。
【0023】尚、上記した実施例では、図5に示す表示
画面において、書き込みデータサイズに対する不足容量
を満たす最小のサイズを持つデータとして、6番目に記
憶されているデータが反転表示されているが、そのよう
なデータが存在しない場合は、例えば4番目と5番目の
2つのデータ部分が、使用者の消去データの選択の助け
となるべく反転表示されるようにしてもよいことは明ら
かである。
【0024】更に、不足容量を満たすサイズを持つ全デ
ータの番号、名称並びに容量などにに下線が表示される
ようにしても良い。また、データのサイズが不足容量を
満たすことに加えて、そのデータの作成日が最も古いも
の、使用頻度の最も低いもの等を識別するためのデータ
をフラッシュカードメモリ10に記憶させておき、その
データに基づき、最初に反転表示させるデータを決定し
ても良い。消去するデータを決定する際に、フラッシュ
カードメモリ10に記憶されているデータをサイズの大
きさの順に並べて表示すれば、どのデータを消去するべ
きかを一層簡単に決定できる。
【0025】ここで、ステップS1の処理が本発明の記
憶装置における書き込みデータサイズ算出手段に相当
し、ステップS2の処理が請求項2或いは請求項3に記
載の残容量算出手段に相当し、ステップS3の処理が請
求項2記載の判定手段に相当し、液晶ディスプレイ7と
ステップS7の処理が請求項3記載の書き込み情報表示
手段に相当するものである。また、操作キー11が消去
データ選択手段に相当し、液晶ディスプレイ7とステッ
プS6の処理とが既存データ情報表示手段に相当するも
のである。
【0026】上述した実施例においては、書き込みデー
タの大きさに対して残容量が不足する場合、その不足す
る容量が既に記憶されているデータのサイズと共に表示
されるので、どのデータを消去すれば良いのかを容易に
認識することができる。即ち、消去する際に、書き込み
に対して不足する容量を使用者自身が計算する手間が低
減され、使い勝手が飛躍的に向上している。
【0027】また、記憶容量の不足分が表示によって認
識できるので、不足分をよりも小さい不要なデータを消
去した場合でも、即座に他の不要データの消去操作を行
うことができ、迅速に書き込みに必要な残容量を確保す
ることができる。そして、不足容量を満たす最小のサイ
ズを持つデータが、消去されるデータを決定する際に、
自動的に選択されるので、使用者は容量を確保するため
に消去するデータを簡単に決定できる。
【0028】また、上述した実施例においては、不足し
ているフラッシュカードメモリ10の残容量が表示され
ているが、書き込むデータのサイズを既に記憶されてい
るデータのサイズと共に表示するようにしても、消去す
るデータを決定する際の手助けとなる。更に、既に記憶
されているデータのサイズではなく、書き込むデータサ
イズに対する既に記憶されているデータのサイズと大小
関係を、「大」、「小」「等(しい)」というように表
示しても良い。
【0029】本発明は上記した実施例に限定されるもの
ではなく、ワードプロセッサや汎用のパーソナルコンピ
ュータシステム等の記憶装置として構成するようにして
もよく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実施
し得るものである。
【0030】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
の記憶装置によれば、使用者は、作成したデータを記憶
媒体に記憶させるにあたって、書き込むデータのサイズ
に対して記憶媒体の残容量が不足する場合には、記憶媒
体内の既存データに関する情報と、書き込み不可能な容
量に関する情報とが表示されるので、不要なデータを選
択して消去する作業が行い易く、従って使用者の、デー
タの記憶媒体への書き込み作業の簡略化を図ることがで
きるという優れた実用的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記憶装置を構成する各手段の構成を表
す図である。
【図2】本発明の記憶装置を適用した一実施例である、
刺繍データ作成装置の外観を示す斜視図である。
【図3】実施例における刺繍データ作成装置の電気的構
成を示すブロック図である。
【図4】実施例における刺繍データ作成装置を構成する
液晶ディスプレイに表示される画面を表す図である。
【図5】実施例における刺繍データ作成装置を構成する
液晶ディスプレイに表示される画面を表す図である。
【図6】本発明の一実施例を示すもので、データの記憶
処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 CPU 3 ROM 4 RAM 7 液晶ディスプレイ 10 フラッシュカードメモリ 11 操作キー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを記憶媒体に書き込み記憶する記
    憶装置において、 記憶媒体に書き込む書き込みデータのサイズを算出する
    書き込みデータサイズ算出手段と、 前記書き込みデータが記憶媒体に書き込み可能か否かを
    判定する判定手段と、 前記判定手段によって書き込み不可能であると判定され
    た場合、前記書き込みデータサイズ算出手段によって算
    出された書き込みデータサイズに基づき、前記書き込み
    データサイズあるいは前記記憶媒体の書き込み不可能な
    容量に関する情報を表示する書き込み情報表示手段と、 前記記憶媒体に記憶されている少なくとも1つのデータ
    の各々のサイズ等の情報を表示する既存データ情報表示
    手段と、 前記既存データ情報表示手段の表示に基づき前記記憶媒
    体に記憶されているデータの中から消去するデータを選
    択するための消去データ選択手段とを備えることを特徴
    とする記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶媒体にデータを追加して記憶可
    能な残容量を算出する残容量算出手段を備え、 前記判定手段は前記書き込みデータサイズと前記残容量
    とを比較して判定することを特徴とする請求項1記載の
    記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶媒体にデータを追加して記憶可
    能な残容量を算出する残容量算出手段を備え、 前記書き込み情報表示手段は前記書き込みデータサイズ
    に対して前記残容量の不足している容量を表示すること
    を特徴とする請求項1記載の記憶装置。
JP6126031A 1994-06-08 1994-06-08 記憶装置 Pending JPH07334309A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6126031A JPH07334309A (ja) 1994-06-08 1994-06-08 記憶装置
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Applications Claiming Priority (1)

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JP6126031A JPH07334309A (ja) 1994-06-08 1994-06-08 記憶装置

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