JPH07329994A - 多連式並列チューブ及びその製造方法 - Google Patents
多連式並列チューブ及びその製造方法Info
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- JPH07329994A JPH07329994A JP6128705A JP12870594A JPH07329994A JP H07329994 A JPH07329994 A JP H07329994A JP 6128705 A JP6128705 A JP 6128705A JP 12870594 A JP12870594 A JP 12870594A JP H07329994 A JPH07329994 A JP H07329994A
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、複数個の薄肉押し出しチューブを並
列して相互に切断可能な如く構成する多連式並列チュー
ブ及びその製造方法を目的としている。 【構成】胴部３の上端に肩部４、頸部５及び頭部６を順
に設け、かつ胴部３の下端部に熱シール部８を設けてな
る複数個の押し出し式チューブ２よりなり、これ等の隣
接する複数個の押し出し式チューブ２が、頭部６と熱シ
ール部８とに於いて切り離し可能な如く一体的に連結さ
れて構成された多連式並列チューブ１の構造である。
列して相互に切断可能な如く構成する多連式並列チュー
ブ及びその製造方法を目的としている。 【構成】胴部３の上端に肩部４、頸部５及び頭部６を順
に設け、かつ胴部３の下端部に熱シール部８を設けてな
る複数個の押し出し式チューブ２よりなり、これ等の隣
接する複数個の押し出し式チューブ２が、頭部６と熱シ
ール部８とに於いて切り離し可能な如く一体的に連結さ
れて構成された多連式並列チューブ１の構造である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、複数個の合成樹脂の薄
肉押し出しチューブを、並列して相互に切断可能な如く
構成した多連式並列チューブ及びその多連式並列チュー
ブの製造方法に関するものである。
肉押し出しチューブを、並列して相互に切断可能な如く
構成した多連式並列チューブ及びその多連式並列チュー
ブの製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年になって、食品、化粧品等の容器に
収納する中身は、腐食防止剤を添加しない、所謂無公害
の品物が好まれるようになり、自然派指向が強まってい
る。従って、容器を一旦開封した際には、その中に収納
した中味を一回で使い終わってしまうか、或いは２〜３
回で使い終わる様な分包容器が求めらている。
収納する中身は、腐食防止剤を添加しない、所謂無公害
の品物が好まれるようになり、自然派指向が強まってい
る。従って、容器を一旦開封した際には、その中に収納
した中味を一回で使い終わってしまうか、或いは２〜３
回で使い終わる様な分包容器が求めらている。
【０００３】従来も、前述の目的を達成するために、例
えば実開昭６１ー３０６２２号公報或いは実公昭６３ー
５９４号公報等に示すような技術が開発されている。即
ち、前者の技術は、キャップ付容器を複数個並列すると
共に、隣接する容器の該キャップと胴部とを夫々翼片を
介して相互に切断可能な如く連結した構造の多連式容器
に関するものである。また、後者の技術は、キャップ付
の押出式チューブを複数個並列すると共に、隣接するチ
ューブのキャップ相互間及び胴部相互間に夫々連結紐を
介在させ、これ等の連結紐を介してチューブのキャップ
と胴部とを相互に連結するようにした並列された押し出
しチューブに関するものである。
えば実開昭６１ー３０６２２号公報或いは実公昭６３ー
５９４号公報等に示すような技術が開発されている。即
ち、前者の技術は、キャップ付容器を複数個並列すると
共に、隣接する容器の該キャップと胴部とを夫々翼片を
介して相互に切断可能な如く連結した構造の多連式容器
に関するものである。また、後者の技術は、キャップ付
の押出式チューブを複数個並列すると共に、隣接するチ
ューブのキャップ相互間及び胴部相互間に夫々連結紐を
介在させ、これ等の連結紐を介してチューブのキャップ
と胴部とを相互に連結するようにした並列された押し出
しチューブに関するものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】然るに、前者の多連式
容器に於いては、キャップと胴部とに夫々翼を突設し、
かつこれ等の翼を夫々切断可能な如く相互に連結しなけ
ればならないので、成形加工が複雑である問題があっ
た。かつ、容器のキャップと胴部とが連結されているに
過ぎないので、充填された中身の重量がかかる容器の下
部、即ち底部が連結されていないので、不安定である問
題があった。また、後者の並列された押出チューブも、
キャップ相互間及び胴部相互間に厚肉の連結紐を取り付
けて連結しなければならないので、成形加工が複雑であ
ると共に、各押出チューブを分離する際に、連結紐を切
断する作業が困難である問題があった。更に前者と同様
に充填された中身の重量がかかる容器の底部が連結され
ていないので不安定である問題があった。
容器に於いては、キャップと胴部とに夫々翼を突設し、
かつこれ等の翼を夫々切断可能な如く相互に連結しなけ
ればならないので、成形加工が複雑である問題があっ
た。かつ、容器のキャップと胴部とが連結されているに
過ぎないので、充填された中身の重量がかかる容器の下
部、即ち底部が連結されていないので、不安定である問
題があった。また、後者の並列された押出チューブも、
キャップ相互間及び胴部相互間に厚肉の連結紐を取り付
けて連結しなければならないので、成形加工が複雑であ
ると共に、各押出チューブを分離する際に、連結紐を切
断する作業が困難である問題があった。更に前者と同様
に充填された中身の重量がかかる容器の底部が連結され
ていないので不安定である問題があった。
【０００５】本発明に係る多連式並列チューブ及びその
製造方法は、前述のニーズに対処すると共に、携帯性、
中身の充填性、底部の熱シールの生産性、並列された多
数のチューブの連結安定性等を考慮した全く新しい技術
を提供するものである。
製造方法は、前述のニーズに対処すると共に、携帯性、
中身の充填性、底部の熱シールの生産性、並列された多
数のチューブの連結安定性等を考慮した全く新しい技術
を提供するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明に係る多連式並列
チューブは、前述の従来の問題点を根本的に改善した技
術であって、その発明の要旨は、頭部を旋回することに
よって頸部が破断されて注出口が開口する押し出し式の
チューブに於いて、前記複数個のチューブが頭部或いは
頸部又はその両方で切断可能な状態で相互に連結されて
おり、かつこれ等の複数個のチューブ底部のシール部も
切断可能な状態で相互に連結されていることを特徴とし
た多連式並列チューブである。
チューブは、前述の従来の問題点を根本的に改善した技
術であって、その発明の要旨は、頭部を旋回することに
よって頸部が破断されて注出口が開口する押し出し式の
チューブに於いて、前記複数個のチューブが頭部或いは
頸部又はその両方で切断可能な状態で相互に連結されて
おり、かつこれ等の複数個のチューブ底部のシール部も
切断可能な状態で相互に連結されていることを特徴とし
た多連式並列チューブである。
【０００７】本発明に係る多連式並列チューブの製造方
法の発明の要旨は、押し出し成形された複数個のチュー
ブ胴部用の薄肉スリーブを射出成形金型内に並列してイ
ンサートし、前記各薄肉スリーブの一端部に合成樹脂を
射出して該薄肉チューブの一端部の周りにチューブ用の
肩部と頸部と及び頭部とを夫々一体的に成形すると共
に、これ等の並列して成形された頸部或いは頭部又はそ
の両方を切断可能な状態で相互に連結し、前記薄肉スリ
ーブの他の一端から中身を薄肉スリーブ内に充填した
後、該一端部を熱シールして密閉する際に、隣接する底
部を熱シール部で切断可能な状態で相互に連結して構成
することを特徴とした多連式並列チューブの製造方法で
ある。
法の発明の要旨は、押し出し成形された複数個のチュー
ブ胴部用の薄肉スリーブを射出成形金型内に並列してイ
ンサートし、前記各薄肉スリーブの一端部に合成樹脂を
射出して該薄肉チューブの一端部の周りにチューブ用の
肩部と頸部と及び頭部とを夫々一体的に成形すると共
に、これ等の並列して成形された頸部或いは頭部又はそ
の両方を切断可能な状態で相互に連結し、前記薄肉スリ
ーブの他の一端から中身を薄肉スリーブ内に充填した
後、該一端部を熱シールして密閉する際に、隣接する底
部を熱シール部で切断可能な状態で相互に連結して構成
することを特徴とした多連式並列チューブの製造方法で
ある。
【０００８】
【作用】本発明に係る多連式並列チューブは、複数個の
チューブが並列されると共に、頭部或いは頸部又はその
両方で切断可能な状態で相互に連結されると共に、これ
等のチューブ底部のシール部も切断可能な状態で相互に
連結されているので、全体を一個の容器のように取り扱
うことが出来る。また、特に、重量のかかるチューブ底
部のシール部が相互に連結されているので、連結された
複数個のチューブを全体的に安定した状態で一体的に構
成することが出来る。更に個々のチューブは夫々切り離
して独立させた後で、使用することが出来る。
チューブが並列されると共に、頭部或いは頸部又はその
両方で切断可能な状態で相互に連結されると共に、これ
等のチューブ底部のシール部も切断可能な状態で相互に
連結されているので、全体を一個の容器のように取り扱
うことが出来る。また、特に、重量のかかるチューブ底
部のシール部が相互に連結されているので、連結された
複数個のチューブを全体的に安定した状態で一体的に構
成することが出来る。更に個々のチューブは夫々切り離
して独立させた後で、使用することが出来る。
【０００９】本発明に係る多連式並列チューブの製造方
法は、複数個のチューブ胴部用の薄肉スリーブを射出成
形金型内に並列してインサートし、各薄肉スリーブの一
端部に合成樹脂を射出してチューブ用の肩部と頸部と及
び頭部とを夫々一体的に成形するので、これ等の頸部及
び頭部を成形金型内で射出成形する際に隣接する夫々の
頸部或いは頭部又は両方を相互に連結することが出来
る。かつ、本発明の方法に於いては、隣接する各チュー
ブの底部のシール部を相互に連結するので、中身をスリ
ーブ内に充填してその底部を密閉のために熱シールする
際に、同時に熱シール部を相互に連結することが出来
る。
法は、複数個のチューブ胴部用の薄肉スリーブを射出成
形金型内に並列してインサートし、各薄肉スリーブの一
端部に合成樹脂を射出してチューブ用の肩部と頸部と及
び頭部とを夫々一体的に成形するので、これ等の頸部及
び頭部を成形金型内で射出成形する際に隣接する夫々の
頸部或いは頭部又は両方を相互に連結することが出来
る。かつ、本発明の方法に於いては、隣接する各チュー
ブの底部のシール部を相互に連結するので、中身をスリ
ーブ内に充填してその底部を密閉のために熱シールする
際に、同時に熱シール部を相互に連結することが出来
る。
【００１０】
【実施例】図により本発明に係る多連式並列チューブ及
びその製造方法の一実施例を具体的に説明すると、図１
は本発明に係る多連式並列チューブの正面図、図２は図
１のチューブの製造工程の一部を示す説明図、図３は図
１の多連式並列チューブの製造途中の正面図、図４は図
１の多連式並列チューブを分離して使用する状態の説明
図、図５（Ａ），（Ｂ），（Ｃ）は夫々第２実施例の多
連式並列チューブを示す説明図、図６は第３実施例の多
連式並列チューブを示す正面図、図７（Ａ），（Ｂ），
（Ｃ）は夫々第４実施例の多連式並列チューブを示す説
明図、図８（Ａ），（Ｂ），（Ｃ）は夫々第５実施例の
多連式並列チューブを示す説明図、図９（Ａ），
（Ｂ），（Ｃ）は第６実施例の多連式並列チューブを示
す説明図である。
びその製造方法の一実施例を具体的に説明すると、図１
は本発明に係る多連式並列チューブの正面図、図２は図
１のチューブの製造工程の一部を示す説明図、図３は図
１の多連式並列チューブの製造途中の正面図、図４は図
１の多連式並列チューブを分離して使用する状態の説明
図、図５（Ａ），（Ｂ），（Ｃ）は夫々第２実施例の多
連式並列チューブを示す説明図、図６は第３実施例の多
連式並列チューブを示す正面図、図７（Ａ），（Ｂ），
（Ｃ）は夫々第４実施例の多連式並列チューブを示す説
明図、図８（Ａ），（Ｂ），（Ｃ）は夫々第５実施例の
多連式並列チューブを示す説明図、図９（Ａ），
（Ｂ），（Ｃ）は第６実施例の多連式並列チューブを示
す説明図である。
【００１１】図１に於いて、１は本発明に係る多連式並
列チューブであって、複数個の押し出し式のチューブ２
が左右に並列されている。３はチューブ２の胴部であっ
て、０．３ｍｍ厚を有する合成樹脂製薄肉スリーブより
形成されている。該胴部３の上端部には肩部４と上端部
が細管状に狭さくされた頸部５と及び左右に偏平状に巾
広く突出した頭部６とが順に連続して形成されている。
これ等の頭部６は隣接する相互の頭部６と夫々連結され
ており、かつその両者間には切断可能な縦溝７が設けら
れている。８はチューブ２の底部の熱シール部であっ
て、隣接する相互の熱シール部８は、切断可能な薄肉部
を介して夫々連結されている。
列チューブであって、複数個の押し出し式のチューブ２
が左右に並列されている。３はチューブ２の胴部であっ
て、０．３ｍｍ厚を有する合成樹脂製薄肉スリーブより
形成されている。該胴部３の上端部には肩部４と上端部
が細管状に狭さくされた頸部５と及び左右に偏平状に巾
広く突出した頭部６とが順に連続して形成されている。
これ等の頭部６は隣接する相互の頭部６と夫々連結され
ており、かつその両者間には切断可能な縦溝７が設けら
れている。８はチューブ２の底部の熱シール部であっ
て、隣接する相互の熱シール部８は、切断可能な薄肉部
を介して夫々連結されている。
【００１２】図２及び図３に於いて、前記図１の多連式
並列チューブ１の製造方法について説明する。即ち、本
発明に係る多連式並列チューブ１の製造に当たっては、
図２に示す如く、０．３ｍｍ厚を有する合成樹脂製薄肉
スリーブより形成された複数個の胴部３を、射出成形金
型９内に並列してインサートする。この状態のまま、射
出成形金型９の湯道１０及び湯口１１を介してキャビテ
ィ内に合成樹脂を射出することによって、胴部３の上端
部に連設して肩部４、上端部が細管状に狭さくされた頸
部５及び左右に偏平状に巾広く突出し頭部６を夫々成形
する。
並列チューブ１の製造方法について説明する。即ち、本
発明に係る多連式並列チューブ１の製造に当たっては、
図２に示す如く、０．３ｍｍ厚を有する合成樹脂製薄肉
スリーブより形成された複数個の胴部３を、射出成形金
型９内に並列してインサートする。この状態のまま、射
出成形金型９の湯道１０及び湯口１１を介してキャビテ
ィ内に合成樹脂を射出することによって、胴部３の上端
部に連設して肩部４、上端部が細管状に狭さくされた頸
部５及び左右に偏平状に巾広く突出し頭部６を夫々成形
する。
【００１３】前記頭部６を成形するに当たっては、頭部
６を成形するための各キャビティ中央に夫々射出成形用
の湯口１１が設けられているので、各キャビティ内に射
出流入した溶融樹脂は、隣接する他のキャビティに夫々
射出流入した溶融樹脂と合流して不安定な状態で接合さ
れるので、この部分に縦溝７が自動的に形成される。こ
の縦溝７の部分は前述のように不完全な状態の接合であ
るので、切断が容易であり、隣接する頭部６を簡単に切
離すことが出来る。
６を成形するための各キャビティ中央に夫々射出成形用
の湯口１１が設けられているので、各キャビティ内に射
出流入した溶融樹脂は、隣接する他のキャビティに夫々
射出流入した溶融樹脂と合流して不安定な状態で接合さ
れるので、この部分に縦溝７が自動的に形成される。こ
の縦溝７の部分は前述のように不完全な状態の接合であ
るので、切断が容易であり、隣接する頭部６を簡単に切
離すことが出来る。
【００１４】次に、図３に示すような頭部６が相互に連
結された各チューブ２の胴部３の底部より、化粧品等の
中身を充填した後で、これ等の胴部３の底部を同時に過
熱プレスして底部に熱シール部８を形成して溶着密閉さ
せると共に、隣接する胴部３の底部を各熱シール部８を
介して相互に連結し、図１に示すような、頭部６と底部
の熱シール部８とが相互に連絡された多連式並列チュー
ブ１を構成することが出来る。
結された各チューブ２の胴部３の底部より、化粧品等の
中身を充填した後で、これ等の胴部３の底部を同時に過
熱プレスして底部に熱シール部８を形成して溶着密閉さ
せると共に、隣接する胴部３の底部を各熱シール部８を
介して相互に連結し、図１に示すような、頭部６と底部
の熱シール部８とが相互に連絡された多連式並列チュー
ブ１を構成することが出来る。
【００１５】前記胴部３の底部に形成された熱シール部
８は、隣接する胴部３の底部が同時に過熱溶解されると
共に偏平状に圧接されて、隣り同志が接合されるので、
これ等の接合中間点（図示せず）は不完全な状態で圧延
接合されており、前記頭部６の接合と同様に、この中間
点を指で容易に引き裂いて分離することが可能な状態に
構成されている。
８は、隣接する胴部３の底部が同時に過熱溶解されると
共に偏平状に圧接されて、隣り同志が接合されるので、
これ等の接合中間点（図示せず）は不完全な状態で圧延
接合されており、前記頭部６の接合と同様に、この中間
点を指で容易に引き裂いて分離することが可能な状態に
構成されている。
【００１６】本発明に係る多連式並列チューブ１は上述
の構造を有しているので、各チューブ２より中身を取り
出して使用する際には、各チューブ２の頭部６と底部の
熱シール部８とを夫々指で引き裂いて分離した後、各チ
ューブ２の頭部６を指で固定しながら胴部３を旋回する
ことにより、頭部６に連続する頸部５の上端に設けられ
た狭さくされた細管部を破断させ、この部分に中身を注
出する注出口を開口することが出来る。
の構造を有しているので、各チューブ２より中身を取り
出して使用する際には、各チューブ２の頭部６と底部の
熱シール部８とを夫々指で引き裂いて分離した後、各チ
ューブ２の頭部６を指で固定しながら胴部３を旋回する
ことにより、頭部６に連続する頸部５の上端に設けられ
た狭さくされた細管部を破断させ、この部分に中身を注
出する注出口を開口することが出来る。
【００１７】上記実施例に於いて、並列させる各チュー
ブ２のピッチ寸法は、チューブ２の胴部３の円周長の２
分の１より１ｍｍ程度長くし、隣接する各チューブ２の
底部が偏平状に圧着された際に重ならないようにするこ
とが望ましい。これによって、各チューブ２の底部が過
熱溶解した後にプレスされて、左右に延伸した際に隣接
する各チューブ２の延伸部と一体的に接合されるような
間隔を自動的にとることが出来る。
ブ２のピッチ寸法は、チューブ２の胴部３の円周長の２
分の１より１ｍｍ程度長くし、隣接する各チューブ２の
底部が偏平状に圧着された際に重ならないようにするこ
とが望ましい。これによって、各チューブ２の底部が過
熱溶解した後にプレスされて、左右に延伸した際に隣接
する各チューブ２の延伸部と一体的に接合されるような
間隔を自動的にとることが出来る。
【００１８】上記実施例に於いては、頭部６を頸部５で
破断させて、この部分に注出口を開口するチューブの技
術について説明したが、図５（Ａ），（Ｂ），（Ｃ）に
示すチューブ２は、これ等の頭部６が夫々鎖状にピンポ
イントＰで連結されて構成されている。従って特に同図
（Ｃ）で明らかな如く、頭部６を旋回して注出口を開口
した後では、頭部６に設けられたピンポイントＰを開口
した注出口に差し込んで、注出口の仮栓をすることが出
来るように構成されている。従って、この実施例の場合
には、開封後に中身を使い捨てしないで、最後まで数回
に分けて使用することが出来る。
破断させて、この部分に注出口を開口するチューブの技
術について説明したが、図５（Ａ），（Ｂ），（Ｃ）に
示すチューブ２は、これ等の頭部６が夫々鎖状にピンポ
イントＰで連結されて構成されている。従って特に同図
（Ｃ）で明らかな如く、頭部６を旋回して注出口を開口
した後では、頭部６に設けられたピンポイントＰを開口
した注出口に差し込んで、注出口の仮栓をすることが出
来るように構成されている。従って、この実施例の場合
には、開封後に中身を使い捨てしないで、最後まで数回
に分けて使用することが出来る。
【００１９】図６に示すチューブ２は、頸部５の周りに
雄ネジ１２が設けられており、かつ頭部６の上部中央の
凹所内周面には、この雄ネジ２に螺合し得る雌ネジ１３
が設けられている。この場合には、頭部６を切断して注
出口を開口した後は、頭部６を逆さにすることによっ
て、頭部６をキャップとして頸部５にネジ螺合すること
が出来るように構成されている。
雄ネジ１２が設けられており、かつ頭部６の上部中央の
凹所内周面には、この雄ネジ２に螺合し得る雌ネジ１３
が設けられている。この場合には、頭部６を切断して注
出口を開口した後は、頭部６を逆さにすることによっ
て、頭部６をキャップとして頸部５にネジ螺合すること
が出来るように構成されている。
【００２０】図７（Ａ），（Ｂ），（Ｃ）は各チューブ
２を頸部５と胴部３の底部の熱シール部８とで連結し
て、多連式並列チューブ１を構成した実施例の説明図で
ある。この場合には、前記図５に示した場合と異なり、
頭部６に突設されるピンポイントＰが上方に突設されて
構成されている。この実施例の場合にも、注出口にピン
ポイントＰを嵌入してこの部分を仮封することが出来
る。
２を頸部５と胴部３の底部の熱シール部８とで連結し
て、多連式並列チューブ１を構成した実施例の説明図で
ある。この場合には、前記図５に示した場合と異なり、
頭部６に突設されるピンポイントＰが上方に突設されて
構成されている。この実施例の場合にも、注出口にピン
ポイントＰを嵌入してこの部分を仮封することが出来
る。
【００２１】図８（Ａ），（Ｂ），（Ｃ）は夫々頸部５
と胴部３の底部の熱シール部８とで各チューブ２を連結
した構造である。本実施例に於いては、頭部６がネジキ
ャップとなっており、従って、このキャップ式頭部６は
頸部５に設けられた雄ネジ１２に螺合することが出来、
これによって注出口を密封することが出来るように構成
されている。
と胴部３の底部の熱シール部８とで各チューブ２を連結
した構造である。本実施例に於いては、頭部６がネジキ
ャップとなっており、従って、このキャップ式頭部６は
頸部５に設けられた雄ネジ１２に螺合することが出来、
これによって注出口を密封することが出来るように構成
されている。
【００２２】図９（Ａ），（Ｂ），（Ｃ）に示す実施例
は、既に図１で示した多連式並列チューブ１を更に改善
したものであり、本実施例の場合には、頭部６と胴部３
の底部で各チューブ２を相互に連結する上に、更に各チ
ューブ２の頸部５に於いても相互に連結しており、これ
によって各チューブ２の結合を強化している。
は、既に図１で示した多連式並列チューブ１を更に改善
したものであり、本実施例の場合には、頭部６と胴部３
の底部で各チューブ２を相互に連結する上に、更に各チ
ューブ２の頸部５に於いても相互に連結しており、これ
によって各チューブ２の結合を強化している。
【００２３】
【発明の効果】本発明に係る多連式並列チューブ及びそ
の製造方法は、上述の構造と作用とを有するので、次の
ような多大な効果を有している。
の製造方法は、上述の構造と作用とを有するので、次の
ような多大な効果を有している。
【００２４】（１）複数個のチューブを頭部或いは頸部
又はその両方と、及び底部とで相互に連結することが出
来る。（２）従って、特に底部の熱シール部で各チュー
ブを連結することが出来るので、底部を封緘する作業と
共に、各チューブの底部を連結をすることが出来る。
（３）上部の他に底部が連結されているので、全体が一
体となった安定した多連チューブを構成出来る。
又はその両方と、及び底部とで相互に連結することが出
来る。（２）従って、特に底部の熱シール部で各チュー
ブを連結することが出来るので、底部を封緘する作業と
共に、各チューブの底部を連結をすることが出来る。
（３）上部の他に底部が連結されているので、全体が一
体となった安定した多連チューブを構成出来る。
【００２５】（４）各チューブの切り離しは容易であ
り、個々のチューブを夫々使い捨て状にして使用するこ
とが出来る。（５）特に、各チューブの上部の連結部に
は縦溝を設けることが出来るので、この縦溝を使用する
ことによって各チューブの切り離しの為の切断を容易に
することが出来る。（６）射出成形金型内に合成樹脂製
スリーブを並列して挿入することによって、チューブの
肩部、頸部及び頭部を成形すると同時に、チューブの上
部を相互に連結することが出来る。（７）従って、安価
に大量生産することが出来る。
り、個々のチューブを夫々使い捨て状にして使用するこ
とが出来る。（５）特に、各チューブの上部の連結部に
は縦溝を設けることが出来るので、この縦溝を使用する
ことによって各チューブの切り離しの為の切断を容易に
することが出来る。（６）射出成形金型内に合成樹脂製
スリーブを並列して挿入することによって、チューブの
肩部、頸部及び頭部を成形すると同時に、チューブの上
部を相互に連結することが出来る。（７）従って、安価
に大量生産することが出来る。
【図１】本発明に係る多連式並列チューブの正面図であ
る。
る。
【図２】図１のチューブの製造工程の一部を示す説明図
である。
である。
【図３】図１の多連式並列チューブの製造途中の正面図
である。
である。
【図４】図１の多連式並列チューブを分離して使用する
状態の説明図である。
状態の説明図である。
【図５】図５（Ａ），（Ｂ），（Ｃ）は夫々第２実施例
の多連式並列チューブを示す説明図である。
の多連式並列チューブを示す説明図である。
【図６】第３実施例の多連式並列チューブを示す正面図
である。
である。
【図７】図７（Ａ），（Ｂ），（Ｃ）は夫々第４実施例
の多連式並列チューブを示す説明図である。
の多連式並列チューブを示す説明図である。
【図８】図８（Ａ），（Ｂ），（Ｃ）は夫々第５実施例
の多連式並列チューブを示す説明図である。
の多連式並列チューブを示す説明図である。
【図９】図９（Ａ），（Ｂ），（Ｃ）は第６実施例の多
連式並列チューブを示す説明図である。
連式並列チューブを示す説明図である。
１ 多連式並列チューブ ２ チューブ ３ 胴部 ４ 肩部 ５ 頸部 ６ 頭部 ７ 縦溝 ８ 熱シール
部 ９ 射出成形金型 10 湯道 11 湯口 12 雄ネジ 13 雌ネジ Ｐ ピンポイ
ント
部 ９ 射出成形金型 10 湯道 11 湯口 12 雄ネジ 13 雌ネジ Ｐ ピンポイ
ント
Claims (2)
- 【請求項１】頭部を旋回することによって頸部が破断さ
れて注出口が開口する押し出し式のチューブに於いて、
前記複数個のチューブが頭部或いは頸部又はその両方で
切断可能な状態で相互に連結されており、かつこれ等の
複数個のチューブ底部のシール部も切断可能な状態で相
互に連結されていることを特徴とした多連式並列チュー
ブ。 - 【請求項２】押し出し成形された複数個のチューブ胴部
用の薄肉スリーブを射出成形金型内に並列してインサー
トし、前記各薄肉スリーブの一端部に合成樹脂を射出し
て該薄肉チューブの一端部の周りにチューブ用の肩部と
頸部と及び頭部とを夫々一体的に成形すると共に、これ
等の並列して成形された頸部或いは頭部又はその両方を
切断可能な状態で相互に連結し、前記薄肉スリーブの他
の一端から中身を薄肉スリーブ内に充填した後、該一端
部を熱シールして密閉する際に、隣接する底部を熱シー
ル部で切断可能な状態で相互に連結して構成することを
特徴とした多連式並列チューブの製造方法。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6128705A JPH07329994A (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | 多連式並列チューブ及びその製造方法 |
| US08/448,182 US5577636A (en) | 1994-06-10 | 1995-05-23 | Multi-tube container having breakable connections at both ends thereof |
| FR9510137A FR2738224B1 (fr) | 1994-06-10 | 1995-08-28 | Recipient multitube et procede de fabrication de celui-ci |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6128705A JPH07329994A (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | 多連式並列チューブ及びその製造方法 |
| FR9510137A FR2738224B1 (fr) | 1994-06-10 | 1995-08-28 | Recipient multitube et procede de fabrication de celui-ci |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07329994A true JPH07329994A (ja) | 1995-12-19 |
Family
ID=26232177
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6128705A Pending JPH07329994A (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | 多連式並列チューブ及びその製造方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5577636A (ja) |
| JP (1) | JPH07329994A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007008543A (ja) * | 2005-06-30 | 2007-01-18 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 絞り出し容器 |
| CN102869583A (zh) * | 2010-05-13 | 2013-01-09 | 荷兰联合利华有限公司 | 注塑管 |
| JP2016033046A (ja) * | 2014-07-31 | 2016-03-10 | 株式会社吉野工業所 | キャップ |
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| GB9924464D0 (en) * | 1999-10-15 | 1999-12-15 | Bilaurand Lab Ltd | Container |
| US6247617B1 (en) | 1999-12-13 | 2001-06-19 | Richard Allen Clyde | Single use container for dispensing separately housed sterile compositions |
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| ATE419038T1 (de) * | 2002-10-30 | 2009-01-15 | Asat Ag Applied Science & Tech | Formulierungen enthaltend melatonin, ginkgo biloba und biotin |
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| US8701947B2 (en) | 2004-02-19 | 2014-04-22 | Pinar Holdings Llc | Easy-to-use conical container |
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1994
- 1994-06-10 JP JP6128705A patent/JPH07329994A/ja active Pending
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1995
- 1995-05-23 US US08/448,182 patent/US5577636A/en not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5577636A (en) | 1996-11-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040323 |