JPH0732913A - 車両用情報表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、運転者が車両を運転中に、
車両前方の安全を確認をしながら同時に視線の移動を伴
わないでも両速度やその他の安全走行上の必要な車両情
報を速やかに確認することができ、安全性の向上が図ら
れる車両情報表示装置を提供するものである。 【構成】上記目的を達成するため、本発明車両情報装置
によれば、車両の運転席から視認できる位置に配設され
ているフロントフェンダーミラーあるいはサイドミラー
に、その車両の走行に関する速度や燃料および制御系の
状況など車両の安全走行に必要な車両情報を表示するた
めの情報表示手段を装着した構成としたため、運転者が
車両を運転中に、車両前方の安全を確認をしながら同時
に視線の移動を伴わないでも両速度やその他の安全走行
上の必要な車両情報を速やかに確認することができ、安
全性の向上が図られることになる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、車両の運転中の安全
性を確保するために必要な車両情報を表示する車両情報
表示装置に係わり、特に、速やかに確認が必要とされる
車両情報を車両のフロントボディに表示し、運転中の視
界移動を極力防止することにより安全な運転がなされる
ようにした車両用情報表示装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来技術では、車両のスピードメータ
は、運転席のインストルメントパネルに設けられてお
り、ドライバーは車両の安全走行を確認する意味から運
転中であっても常にそのスピードメータを確認しながら
運転している。さらに、車両の停止ランプの付け忘れや
オイル切れなどの車両情報もインストルメントパネルや
その近傍に配設されているスイッチのオン・オフおよび
メータなどにより随時確認するように構成されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術によれば、ドライバーは、運転中に車両の安全走行
を確認する意味で幾度となく車両内のインストルメント
パネルに配設されているスピードメータや燃料計，水温
計，油圧計などの車両情報を表示する計器類に視線を移
動させて車両速度の確認をする必要があった。このよう
に、ドライバーは、常に車両情報を確認しておく必要が
あるため、車両走行中に幾度となく車両内のインストル
メントパネルを目を配る必要があり、それらの安全走行
に必要な車両情報を確認する際に、どうしても車両前方
への確認が散漫になり危険であるばかりではなく、事故
を引き起こす原因になるなどの問題があった。

【０００４】本発明装置は、上述してきた問題点を解決
するためになされたもので、その目的とするところは、
運転者が車両を運転中に、車両前方の安全を確認をしな
がら同時に視線の移動を伴わないでも両速度やその他の
安全走行上の必要な車両情報を速やかに確認することが
でき、安全性の向上が図られる車両情報表示装置を提供
するものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明車両情報装置は、車両の運転席から視認でき
る位置に配設されているフロントフェンダーミラーある
いは運転席の側部のサイドミラーに、その車両の走行に
関する速度や燃料および制御系の状況など車両の安全走
行に必要な車両情報を表示するための情報表示手段を装
着したことを特徴とする。

【０００６】

【作用】上記構成よりなる本発明車両情報装置によれ
ば、車両の運転席から視認できる位置に配設されている
フロントフェンダーミラーあるいはサイドミラーに、そ
の車両の走行に関する速度や燃料および制御系の状況な
ど車両の安全走行に必要な車両情報を表示するための情
報表示手段を装着した構成としたため、運転者が車両を
運転中に、車両前方の安全を確認をしながら同時に視線
の移動を伴わないでも両速度やその他の安全走行上の必
要な車両情報を速やかに確認することができ、安全性の
向上が図られることになる。

【０００７】

【実施例】以下に、本発明に係る車両情報装置の一実施
例を図面に基づいて説明する。図１は本発明の車両情報
装置の第１実施例を示す斜視図、図２は本発明装置の拡
大断面図、図３は本発明装置で使用するスピードセンサ
ー側の回路構成を示す回路ブロック図、図４は本発明装
置で使用する水温・オイル量などの車両情報を表示する
ための回路構成を示す回路ブロック図、図５は本発明装
置の概要を示す拡大斜視図、図６は本発明装置の内部構
造を示す拡大断面図、図７は本発明装置の第２実施例を
示す側面図である。図１及び図２で示すように、車両１
の運転席の側部から視認できるサイドミラー２ａ，２ｂ
の一部には、車両１の安全走行に必要な車両情報表示手
段３，４が装着される装着部５が形成されている。上記
車両情報表示手段３は、車速を表示するための液晶表示
体８とその表示体８を背後から照射するバックライト９
とから構成され、液晶表示体８とバックライト９とは、
表示回路１２に接続されている。同様に、車両情報表示
手段４も燃料および制御系の状況など車両の安全走行に
必要な車両情報を表示するための液晶表示体１０とバッ
クライト１１とから構成されており、表示回路３０に接
続されている。上記表示回路１２は、図２及び図３に示
すように、スピードメータ５０に設けられたスピードセ
ンサー１３側の回路系に接続される車速を表示するため
の液晶表示体８に接続されている。図２中５１はハンド
ル，５２は油圧計，５３はアクセルペタル，５７はブレ
ーキ・ペダル，２１は運転席近傍に設けられたモード切
替えスイッチ部である。なお、スピードセンサ１３は、
スピードセンサ１３からの情報を入力するため波形整形
回路１６，１／５分周回路を介してスピードセンサ１３
からの情報を入力するように接続されている。図中１５
は液晶表示体８の表示部，１８はタイミング回路，１７
はカウンタ，１９は記憶回路、２０は速度判定回路であ
る。一方、上記表示回路３０は、図４で示すように、オ
イル量及び水温計などの制御系回路に接続される回路系
に接続されている。このモード切替えスイッチ部２１
は、上記２つの回路系に指令を発することができるよう
に切替えボタンＳ１，Ｓ２が設けられていて、それぞれ
切替えボタンＳ１，Ｓ２を押す回数により必要とする車
両情報に切り替えるための制御信号をモード変換部２１
へ伝えるように接続されている。モード変換部２１は、
制御手段であるＣＰＵ２０に接続されている。ＣＰＵ２
０には、ブレーキオイルやオイル量及び水温計などの制
御系回路に接続される水温センサー３１ａ，オイル量セ
ンサー３１ｂが切替えスイッチを介して接続されるとと
もに、その情報を水温判定回路３２，オイル量判定回路
３３へ入力するように構成されている。また、水温判定
回路３２，オイル量判定回路３３は、上記切替えスイッ
チを介して波形整形回路３４，カウンタ３５，記憶回路
３６，表示回路３０に接続されている。一方ＣＰＵ２０
は、タイミング回路３７を介して上記記憶回路３６と表
示回路３０に接続され、表示回路３０は、液晶表示体１
０へ接続されている。すなわち、ＣＰＵ２０は、切替え
ボタンＳ１，Ｓ２を押す回数により予めプログラミング
されたソフト（順序）に基づいて、ＣＰＵ２０内の記憶
手段に順次書き込まれたオイル量及び水温計などの車両
情報を引出し、表示回路３０を介してオイル量及び水温
計などの車両情報を液晶表示体１０から表示するように
構成されている。

【０００８】

【作用】このように構成された本発明車両情報装置１の
作用を説明する。まず、車両の車速については、スピー
ドセンサー１３から常時スピード情報が入力されて、液
晶表示体８から車両の走行速度が時々刻々と表示され
る。そこで、車両を運転している人は、前方を確認しな
がらサイドミラー２ａに取り付けられている液晶表示体
８で現在の車両の走行速度を確認し、道路の指定されて
いる車両の走行速度にて安全運転が行われることにな
る。つぎに、モード切替えスイッチ部２１は、上記２つ
の回路系に指令を発することができるように切替えボタ
ンＳ１，Ｓ２が設けられており、それぞれ切替えボタン
Ｓ１，Ｓ２を押す回数により必要とする車両情報に切り
替えてオイル量及び水温計などの情報をもう一方のサイ
ドミラー２ｂに装着した液晶表示体１０にて確認するこ
とができる。この場合、液晶表示体８及び液晶表示体１
０が、運転席の側部から視認できるサイドミラー２ａ，
２ｂの一部に装着された車両情報表示手段３，４に装着
される構成なので、車両を運転している運転者は、例え
ば車両を運転中であっても、車両前方への注意を払いな
がら車両の走行速度やブレーキオイルやオイル量及び水
温計などの車両情報を確認できることになるので、安全
な走行ができることになる。図７は、本発明車両情報装
置の第２実施例を示したもので、サイドミラー２ａ，２
ｂの一部に車両情報表示手段３や車両情報表示手段４を
把持部材３８の締めつけネジ部３８ａを締めつけるだけ
で脱着可能に取り付けることができる。したがって、サ
イドミラー２ａ，２ｂの一部に装着部を形成する必要も
なくなり、従来使用している車両１に気軽に取り付ける
ことができる。

【０００９】

【発明の効果】上記構成よりなる（請求項１） 記載の
本発明装置によれば、車両の運転席から視認できる位置
に配設されているフロントフェンダ・ミラーあるいはサ
イドミラーに、その車両の走行に関する速度や燃料およ
び制御系の状況など車両の安全走行に必要な車両情報を
表示するための情報表示手段を装着した構成としたた
め、運転者が車両を運転中に、車両前方の安全を確認を
しながら同時に視線の移動を伴わないでも両速度やその
他の安全走行上の必要な車両情報を速やかに確認するこ
とができ、安全性の向上が図られることになる。また、
（請求項２）記載の本発明装置によれば、車両情報表示
手段が車両のフロントフェンダ・ミラーあるいはサイド
ミラーに脱着可能に装着される構成のため、フロントフ
ェンダ・ミラーあるいはサイドミラーに装着部を形成す
る必要もなくなり、従来使用している車両に気軽に取り
付けることができる。更に、（請求項３）記載の本発明
装置によれば、上記１対のフロントフェンダ・ミラーあ
るいはサイドミラーにあって、一側に取り付けられるミ
ラーには車両の速度を表示する表示手段が装着され、も
う一方のミラーには、燃料および制御系の状況など車両
に必要な車両情報を表示するための情報表示手段を装着
した構成のため、必要な情報が一度に両方に取り付けた
情報表示手段から確認することができるため使用勝手の
面で優れるなど諸々の効果を奏することになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】は本発明の車両情報装置の第１実施例を示す斜
視図である。

【図２】は本発明装置の拡大断面図である。

【図３】は本発明装置で使用するスピードセンサー側の
回路構成を示す回路ブロック図である。

【図４】は本発明装置で使用する水温・オイル量などの
車両情報を表示するための回路構成を示す回路ブロック
図である。

【図５】は本発明装置の概要を示す拡大斜視図である。

【図６】は本発明装置の内部構造を示す拡大断面図であ
る。

【図７】は本発明装置の第２実施例を示す側面図であ
る。

【符号の説明】

１… 車両 ２ａ，２ｂ… サイドミラー ３，４… 車両情報表示手段 ８，１０… 液晶表示体 １２，３０… 表示回路 １３ … スピードセンサ ３１ａ… 水温センサ ３１ｂ… オイル量センサ ３８ … 把持手段

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】車両の運転席から視認できる位置に配設さ
   れているフロントフェンダ・ミラーあるいは運転席サイ
   ドに設けられたサイドミラーに、その車両の走行に関す
   る速度や燃料および制御系の状況など車両の安全走行に
   必要な車両情報を表示するための情報表示手段を装着し
   たことを特徴とする車両用情報表示装置。
2. 【請求項２】上記フロントフェンダ・ミラーあるいはサ
   イドミラーに、上記情報表示手段を着脱可能に装着した
   ことを特徴とする 請求項１ 記載の車両用情報表示装
   置。
3. 【請求項３】上記１対のフロントフェンダ・ミラーある
   いはサイドミラーにあって、一側に取り付けられるミラ
   ーには車両の速度を表示する表示手段が装着され、もう
   一方のミラーには、燃料および制御系の状況など車両に
   必要な車両情報を表示するための情報表示手段を装着し
   たことを特徴とする 請求項１ 記載の車両用情報表示
   装置。