JPH0732744Y2 - 直貼り床材 - Google Patents

直貼り床材

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JPH0732744Y2
JPH0732744Y2 JP1990091868U JP9186890U JPH0732744Y2 JP H0732744 Y2 JPH0732744 Y2 JP H0732744Y2 JP 1990091868 U JP1990091868 U JP 1990091868U JP 9186890 U JP9186890 U JP 9186890U JP H0732744 Y2 JPH0732744 Y2 JP H0732744Y2
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JP
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adhesive
floor
thin film
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cushioning material
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JP1990091868U
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JPH0448348U (ja
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義一 藤原
敏夫 石原
正光 石井
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、コンクリート床スラブ等の床下地の上に直接
敷設される直貼り床材の改良に関する。
(従来の技術) 直貼り床材としては、コンクリート床スラブ等からなる
床下地の上面の凹凸を吸収して平坦な床面を形成すると
共に床面の歩行感を向上させるため、床板の下面に緩衝
材を設けてなるものが知られている。
そして、近時は、直貼り床材の防音性能を向上させるた
め、上記の緩衝材として、繊維製シートや連続気泡型の
発泡シート等からなる通気性緩衝材を用いてなるものが
提案されている。
この通気性緩衝材を備えた直貼り床材を採用すると、床
板に床衝撃力が加わった際、床衝撃力が作用した床板下
方の通気性緩衝材中の空気が水平方向に流動して該緩衝
材中の圧縮空気による空気ばねが増加せず、いわゆる太
鼓現象が防止されるので、床板に作用した床衝撃力が床
下地に伝達され難くなるのである。
しかるに、上記の直貼り床材を接着剤によって床下地上
に貼着すると、通気性緩衝材が空隙を有しているため、
通気性緩衝材と床下地との間に介在する接着剤が通気性
緩衝材の空隙に侵入した後、該空隙内で硬化するため、
通気性緩衝材の衝撃吸収性が低下してしまうので、直貼
り床材の防音性能が十分に発揮できない場合があるとい
う問題がある。
(考案が解決しようとする課題) そこで、本願考案者は、通気性緩衝材の下面に接着剤の
浸透を阻止する柔軟な薄膜層を設けることを考慮した。
このようにすると、接着剤が通気性緩衝材の内部に侵入
する事態は防止できるが、薄膜層と床下地上面との間に
介在する接着剤が該薄膜層に侵入しないため、薄膜層の
接着剤に対するタック力つまり薄膜層と接着剤との結合
力が十分に得られないので、直貼り床材の床下地に対す
る接着力が低下してしまうという新たな問題が発生し
た。
上記に鑑みて、本考案は、直貼り床材の防音性能を維持
しつつ直貼り床材の床スラブに対する接着力を向上させ
ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本考案は、該薄膜層の下面
に接着剤が浸透可能な多孔質シートを一体に設けて接着
剤を多孔質シートに侵入せしめることにより、薄膜層と
床下地との接着力を向上させるものである。
具体的に本考案が講じた解決手段は、床板と、該床板の
下面に設けられた繊維製シートや連続気泡型発泡シート
等の通気性緩衝材とからなり、コンクリート床スラブ等
の床下地上に接着剤によって貼着される直貼り床材を対
象とし、上記通気性緩衝材の下面に接着剤の浸透を阻止
する柔軟な薄膜層が設けられ、該薄膜層の下面に接着剤
が浸透可能な多孔質シートが該薄膜層と一体に設けられ
ている構成とするものである。
(作用) 上記の構成により、通気性緩衝材の下面に接着剤の浸透
を阻止する柔軟な薄膜層が設けられ、該薄膜層の下面に
接着剤が浸透可能な多孔質シートが該薄膜層と一体に設
けられているため、多孔質シートと床下地との間に介在
する接着剤は、多孔質シートの内部に侵入して多孔質シ
ートと床下地との接着力を向上させる一方、薄膜層によ
って通気性緩衝材の内部への侵入を阻止されて通気性緩
衝材の通気性の悪化ひいては通気性緩衝材中の空気のば
ね定数を増大させることがない。
また、薄膜層が柔軟性を有しているため、通気性緩衝材
の有する床下地に対する凹凸吸収性は阻害されない。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例に係る直貼り床材Aを示し、
該直貼り床材Aは、床板1と、該床板1の下面に接着剤
により貼着された通気性緩衝材2と、該通気性緩衝材2
の下面に接着剤により貼着された薄膜層3と、該薄膜層
3の下面に該薄膜層3と一体に設けられた多孔質シート
4とから構成されている。
床板1としては、合板、MDF(中比重木質繊維板)或い
はパーティクルボード等の木質材からなり、床面に加わ
る荷重に耐える強度を有しているものを用いることがで
きる。
通気性緩衝材2としては、ポリプロピレン等の合成繊維
や天然繊維の不織布からなる繊維製シート、或いは軟質
発泡ポリウレタン等の連続気泡型の発泡シートを用いる
ことができるが、繊維製シートは弾力性及び復元性に富
むと共にコンクリート床スラブとのなじみ性が良いので
好ましい。そして、通気性緩衝材2の厚さとしては、防
音性及び床面歩行感の観点から3mm〜8mm程度が好まし
い。
薄膜層3としては、厚さが10μm〜100μmのポリエチ
レンシート等からなる接着剤の浸透を阻止する柔軟なシ
ートを用いることができる。この薄膜層3としては、通
気性緩衝材2に床下地の凹凸を吸収させ得るため、柔軟
性を有している必要があり、また、通気性緩衝材2の防
音性能を維持するため、通気性を有していることが好ま
しい。
多孔質シート4としては、接着剤が浸透可能なもの、例
えばレーヨン繊維等の合成繊維や天然繊維の不織布から
なる繊維製シート、或いは連続気泡タイプの発泡プラス
チックシートを用いることができる。
該多孔質シート4を薄膜層3と一体に設けられる方法と
しては、該多孔質シート4の上面に樹脂を塗着させるコ
ーティング法により薄膜層3を形成してもよいし、多孔
質シート4と薄膜層3とを別々に製造した後、これらを
接着剤によって接着してもよい。
また、多孔質シート4の厚さとしては0.5mm〜2mmの範囲
内が好ましい。その理由は、厚さが0.5mm未満であると
接着剤が多孔質シート4の内部に十分に侵入しないので
多孔質シート4のタック力が得られないためである。ま
た、厚さが2mmを超すと、通気性緩衝材2及び多孔質シ
ート4の合計厚さが厚くなり床面が沈み込み易くなって
歩行感や安定感が低下するためである。第2図は上記直
貼り床材Aの施工状態を示す断面構造であって、直貼り
床材Aは、コンクリート床スラブからなる床下地Bの上
に櫛目状に塗布されたエポキシ系やウレタン系の接着剤
Cの上に押圧されて敷設されている。この場合、第2図
に示すように、接着剤Cは、多孔質シート4の内部には
侵入している(図中において、接着剤は点々で示してい
る)が、薄膜層3によって浸透を阻止されて通気性緩衝
材2の内部には侵入していない。
尚、上記直貼り床材Aの床板1には突条1aと条溝1bとか
らなる実加工部が設けられており、床板1同士の実接合
を介して直貼り床材A同士の接合が図られている。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案に係る直貼り床材による
と、通気性緩衝材の下面に接着剤の浸透を阻止する柔軟
な薄膜層を設け、該薄膜層の下面に接着剤が浸透可能な
多孔質シートを該薄膜層と一体に設けたため、多孔質シ
ートと床下地との間に介在する接着剤は、多孔質シート
の内部に侵入して多孔質シートと床下地との接着力を向
上させる一方、薄膜層によって通気性緩衝材の内部への
侵入を阻止されて通気性緩衝材中の空気のばね定数を増
大させない。
このため、本考案によると、直貼り床材の防音性能を維
持しつつ該直貼り床材の床スラブに対する接着力を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の一実施例である直貼り床材の一部切截
斜視図、第2図は上記直貼り床材の施工状態を示す断面
図である。 A……直貼り床材 B……床下地 C……接着剤 1……床板 2……通気性緩衝材 3……薄膜層 4……多孔質シート

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】床板と、該床板の下面に設けられた繊維製
    シートや連続気泡型発泡シート等の通気性緩衝材とから
    なり、コンクリート床スラブ等の床下地上に接着剤によ
    って貼着される直貼り床材であって、上記通気性緩衝材
    の下面に接着剤の浸透を阻止する柔軟な薄膜層が設けら
    れ、該薄膜層の下面に接着剤が浸透可能な多孔質シート
    が該薄膜層と一体に設けられていることを特徴とする直
    貼り床材。
JP1990091868U 1990-08-31 1990-08-31 直貼り床材 Expired - Lifetime JPH0732744Y2 (ja)

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JPH0448348U JPH0448348U (ja) 1992-04-24
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JPS63308154A (ja) * 1987-06-10 1988-12-15 ゼオン化成株式会社 防音床材
JPH0623644Y2 (ja) * 1987-10-31 1994-06-22 永大産業株式会社 遮音性床材

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