JPH0732656Y2 - アンカ−の固定構造 - Google Patents

アンカ−の固定構造

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JPH0732656Y2
JPH0732656Y2 JP40554790U JP40554790U JPH0732656Y2 JP H0732656 Y2 JPH0732656 Y2 JP H0732656Y2 JP 40554790 U JP40554790 U JP 40554790U JP 40554790 U JP40554790 U JP 40554790U JP H0732656 Y2 JPH0732656 Y2 JP H0732656Y2
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JP
Japan
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slit
collar
cotter
shaped
mounting cylinder
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JP40554790U
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JPH0594405U (ja
Inventor
博昭 小谷
Original Assignee
ヤヒロ興産株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はアンカ−の固定構造、よ
り詳細にはコンクリ−ト製の床に間仕切り固定用のアン
カ−などを固定するためのアンカ−の固定構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の固定構造としては、本願
考案者が先に開示したアンカ−の固定構造(実開昭63
−151615号公報参照)が知られており、これを図
4及び図5に基いて説明する。
【0003】即ち、同図中、51は異形差筋、52は該
異形差筋51の下端部に一体形成された略テ−パ状のヘ
ッド部、53は該ヘッド部52から異形差筋51の上端
方向に向けて形成された所要長のスリット、54は異形
差筋51の下端に嵌挿されたスリット付きカラ−、55
は該カラ−54の若干上方に位置して異形差筋51に固
着された抜止め部材、56はヘッド部52の下面よりス
リット53に差し込まれた略クサビ状のコッタ−であ
る。その他、Aはコンクリ−ト製床に形成された固定用
穴、Bはドリル粉を示す。
【0004】上述の如く構成された従来例は、ドリル粉
Bなどを除去した固定用穴A内に差し込んでコッタ−5
6の下端面を穴底面に当接したのち(図4参照)、異形
差筋51の上端部をハンマ−などで上方から打撃し、コ
ッタ−56をスリット53の内部深くまで圧入すること
によりスリット53を外方に拡開せしめる。かかるスリ
ット53の拡開作動によりヘッド部52及び異形差筋5
1の下端を両外側方に拡開せしめると共に、カラ−54
を外方に拡開せしめ、該カラ−54及びヘッド部52を
固定用穴Aの側壁に食いこませて固定するものである
(図5参照)。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記従来例は、アンカ
−などを確実に固定用穴Aに固定することができる反
面、固定用穴Aにドリル粉Bなどが残留する場合には充
分な固定力を発揮せしめることができないため、常に固
定用穴A内を確実に清掃する必要があり、ひいては、極
めて固定作業が面倒で作業能率が悪いものとなってい
た。
【0006】本考案は、従来の問題点を一挙に解決し、
固定用穴A内に残留するドリル粉Bなどを捕捉して固定
化することによりアンカ−などの固定作業を極めて簡便
に、しかも、確実に行うことができる便利なアンカ−の
固定構造を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、本考案は、スリッ
ト6を有する埋込み部2が下端に形成されてなる異形差
筋1と、上記の埋込み部2に強制的に嵌挿された略テ−
パ状の内周面を有するスリット付きカラ−7と、埋込み
部2の下端面に係止自在とされた中心に取付け筒部10
を有する略椀状のキャップ体9と、下方より上記取付け
筒部10を通して埋込み部2のスリット6に圧入しつつ
カラ−7の下端を外方へ 拡開する略棒状のコッタ−1
2とより構成されたものである。
【0008】
【作用】図2に示すように、カラ−7を埋込み部2に強
制的に嵌挿せしめると共に、下方より取付け筒部10を
介してコッタ−12の先部を埋込み部2のスリット6に
圧入することによりキャップ体9を下向きに取付けてア
ンカ−ユニットの状態にせしめる。しかるのち、固定用
穴A内に異形差筋1の埋込み部2を差し込み、キャップ
体9内にドリル粉Bなどを捕捉せしめたのち、異形差筋
1の上端部を打撃し、コッタ−12をスリット6に圧入
しつつヘッド部5及びカラ−7を外方へ拡開せしめるこ
とによりカラ−7の下端を固定用穴Aの側壁に食いこま
せて固定する(図3参照)。
【0009】
【実施例】以下に、本考案を図面に示す一実施例につい
て説明する。図1において、1は異形差筋、2は該異形
差筋1の下端に一体形成された所要長の埋込み部で、該
埋込み部2は小径状の軸部3と、該軸部3に続くテ−パ
部4及び大径状のヘッド部5とより構成されている。6
は上記埋込み部2のヘッド部5より軸部3方向に向けて
形成されたスリット、7は埋込み部2に強制的に嵌挿自
在とされた略テ−パ状の内周面を有するカラ−、8は該
カラ−7の長手方向に沿ってその下部に形成されたスリ
ットである。9は前記ヘッド部5の先端面に係止自在と
された略截頭円錐筒状のキャップ体、10は該キャップ
体9の中心に水平仕切壁11を介して内設された取付け
筒部、12は該取付け筒部10に強制的に挿通自在とさ
れた略釘状のコッタ−である。
【0010】次に、本考案の作動について説明する。ま
ず、図2に示すように、カラ−7を埋込み部2に強制的
に嵌挿せしめると共に、下方より取付け筒部10を介し
てコッタ−12の先部を埋込み部2のスリット6に圧入
することによりキャップ体9を下向きに取付け、アンカ
−ユニットの状態にする。しかるのち、所要の固定用穴
Aに差し込み、キャップ体9を穴底面に当接せしめる。
そして、キャップ体9内にドリル粉Bなどを捕捉せしめ
たのち、異形差筋1の上端部をハンマ−などで下方に打
撃する。すると、コッタ−12は取付け筒部10に支持
されつつ埋込み部2のスリット6内側面に沿って内部深
くまで圧入し、埋込み部2を構成するヘッド部5及びテ
−パ部4を外方へ次第に拡開せしめる。かかるヘッド部
5などの拡開作動に連動してカラ−7の下端が次第に拡
開し、固定用穴Aの内側壁に食い込んでアンカ−を固定
するものである(図3参照)。
【0011】
【考案の効果】本考案によれば以上の次第で、スリット
6を有する埋込み部2が下端に形成されてなる異形差筋
1と、上記の埋込み部2に強制的に嵌挿された略テ−パ
状の内周面を有するスリット付きカラ−7と、埋込み部
2の下端面に係止自在とされた中心に取付け筒部10を
有する略椀状のキャップ体9と、下方より上記取付け筒
部10を通して埋込み部2のスリット6に圧入しつつカ
ラ−7の下端を外方へ拡開する略棒状のコッタ−12と
より構成されているから、固定用穴A内に異形差筋1の
埋込部2を差し込み、キャップ体9内にドリル粉Bなど
を捕捉せしめたのち、異形差筋1の上端部を打撃し、コ
ッタ−12をスリット6に圧入しつつヘッド部及びカラ
−7を外方へ拡開せしめることによりカラ−7の下端を
固定用穴Aの側壁に食いこませて固定することが出来る
ものであって、従来のように一々固定用穴A内に残留す
るドリル粉Bなどを除去する必要が全くなく、ひいては
固定作業を迅速に、しかも簡便に行うことが出来、作業
能率を大幅にアップせしめることが出来る。しかも、キ
ャップ体9はその中心に取付け筒部10が形成されてい
るから、該取付け筒部10を通してコッタ−12により
異形差筋1に極めて簡単にセットせしめることが出来る
のみならず、異形差筋1の打撃時におけるコッタ−12
のブレ等を確実に防止することが出来る。また、本考案
は、釘等の略棒状とされたコッタ−12を使用すること
が出来るため、その製作を極めて容易に、しかも、安価
になしうるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すもので、一部を破断し
た分解斜視図である。
【図2】本考案の組立てた状態を示す断面図である。
【図3】本考案の施工後の状態を示す断面図である。
【図4】従来例の組立てた状態を示す断面図である。
【図5】従来例の施工後における状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 異形差筋 2 埋込み部 6 スリット 7 カラ− 9 キャップ体 10 取付け筒部 12 コッタ−

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スリット6を有する埋込み部2が下端に形
    成されてなる異形差筋1と、上記の埋込み部2に強制的
    に嵌挿された略テ−パ状の内周面を有するスリット付き
    カラ−7と、埋込み部2の下端面に係止自在とされた中
    心に取付け筒部10を有する略椀状のキャップ体9と、
    下方より上記取付け筒部10を通して埋込み部2のスリ
    ット6に圧入しつつカラ−7の下端を外方へ 拡開する
    略棒状のコッタ−12とよりなることを特徴とするアン
    カ−の固定構造。
JP40554790U 1990-12-27 1990-12-27 アンカ−の固定構造 Expired - Lifetime JPH0732656Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0594405U JPH0594405U (ja) 1993-12-24
JPH0732656Y2 true JPH0732656Y2 (ja) 1995-07-31

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ID=18515152

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