JPH07279258A - アンカ−の固定構造 - Google Patents

アンカ−の固定構造

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JPH07279258A
JPH07279258A JP9066694A JP9066694A JPH07279258A JP H07279258 A JPH07279258 A JP H07279258A JP 9066694 A JP9066694 A JP 9066694A JP 9066694 A JP9066694 A JP 9066694A JP H07279258 A JPH07279258 A JP H07279258A
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JP
Japan
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cotter
collar
slit
adhesive
fixing hole
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Pending
Application number
JP9066694A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Kotani
博昭 小谷
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YAHIRO KOSAN KK
Original Assignee
YAHIRO KOSAN KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、極めて簡単な操作でもって迅速か
つ確実に、しかも強固に固定出来るアンカ−の固定構造
を提供するものである。 【構成】 下端にクサビ部2を有する異形差筋1と、該
異形差筋1の下端に嵌装された拡開用スリット4付きカ
ラ−3と、該カラ−3内に圧入自在とされると共にクサ
ビ部圧入用スリット7を有する略筒状のコッタ−6と、
該コッタ−6に挿着された接着剤密封カプセル9とより
なる。そして、異形差筋1を固定用穴107に挿入して
上方より打撃しつつクサビ部2をスリット7内に圧入
し、接着剤密封カプセル9を破砕して接着剤10を流出
せしめると共に、コッタ−6を外方へ拡開せしめつつカ
ラ−3を拡開して固定用穴107の内周壁面に食い込ま
せ、かかるメカニカル的な食い込み作用と、接着剤10
のケミカル的な接着作用とが相まって強固に固定出来
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアンカ−の固定構造に関
し、更に詳細には、コンクリ−ト製床に間仕切り固定用
のアンカ−等を固定するためのアンカ−の固定構造に関
する。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】従来
より、この種アンカ−の固定構造としては、メカニカル
的な固定構造と、ケミカル的な固定構造とが知られてい
る。そして、上記のメカニカル的な固定構造としては、
例えば、本願発明者が先に開示したアンカ−の固定構造
(実開昭63−151615号)が知られており、これ
を図4および図5に基いて説明する。即ち、同図中、1
01は異形差筋、102は該異形差筋101の下端部に
一体形成された略大径状ヘッド部、103は該ヘッド部
102から異形差筋101の上端方向に向けて形成され
た所要長のスリット、104は異形差筋101の下端に
嵌挿されたスリット付きカラ−、105は該カラ−10
4の若干上方に位置して異形差筋101に固着された抜
止め部材、106はヘッド部102の下面よりスリット
103に差し込まれた略クサビ状のコッタ−、107は
コンクリ−ト製床に形成された固定用穴である。
【0003】上述の如く構成された従来例は、図4に示
すように、ドリル粉等を除去した固定用穴107内に挿
入してコッタ−106の下端面を穴底面に当接したの
ち、異形差筋101の上端部をハンマ−等で上方から直
接打撃し、コッタ−106をスリット103の内部深く
まで圧入することによりスリツト103を外方に拡開せ
しめる。かかるスリット103の拡開作動により、ヘッ
ド部102及び異形差筋101の下端を外方に拡開せし
めると共に、カラ−104を外方に拡開せしめ、該カラ
−104及びヘッド部102を固定用穴107の内周壁
面に食い込ませることによりメカニカル的に固定するも
のである(図5参照)。
【0004】上記従来例は、アンカ−等を確実に固定用
穴107に固定することが出来る反面、次の欠点を有す
るものである、まず第1に、コッタ−106をスリット
103に圧入して異形差筋101自体を拡開せしめるも
のであるから、極めて大きな打撃力を必要とし、固定作
業が非常に面倒で煩しいものである。第2に、カラ−1
04は異形差筋101を介してコッタ−106により間
接的に拡開作動せしめられるものであるから、常に均一
な幅の拡開作動がしずらく、ひいては、カラ−104の
拡開幅が不均一となって常に均質な内周壁面への食い込
みを確保しづらいものである。第3に、スリット103
及びヘッド部102を直接異形差筋101に形成しなけ
ればならないため、その製作が非常に面倒であり、しか
も、コストのアップを招来せしめるものである。第4
に、固定用穴107にドリル粉等が残留する場合には充
分な固定力を発揮せしめることができないため、常に固
定用穴107を確実に清掃する必要があり、ひいては、
極めて固定作業が面倒で作業能率が悪いものである。
【0005】また、ケミカル的なアンカ−の固定構造と
しては、接着剤密封カプセルと、先端を45度にカット
した異形差筋とにより構成されたものが知られている。
そして、かかるケミカル的なアンカ−の固定構造は、清
浄化せしめた固定用穴に接着剤密封カプセルを挿入した
のち、異形差筋をインパクトレンチ等にセットして回転
と打撃を与えながら埋込み、接着剤密封カプセルを破砕
して接着剤を流出せしめることによりケミカル的に接着
固定するものとされている。しかしながら、かかる従来
例は、削穴後の固定用穴を清浄化せしめなければならな
いのみならず、接着剤でもって異形差筋を固定用穴に接
着固定するものであるから、強度的に問題があり、確実
性に欠けるのみならず、比較的多量の接着剤が必要とさ
れ、全体としてコストのアップを招来せしめるものとな
っている。
【0006】本発明は、従来のメカニカル的なアンカ−
の固定構造とケミカル的なアンカ−の固定構造の欠点を
解決すると共に、その利点を活かしつつ、極めて簡単な
操作でもって迅速かつ確実に、しかも強固に固定するこ
とが出来るアンカ−の固定構造を提供しようとするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、下端に
クサビ部2を有する異形差筋1と、該異形差筋1の下端
に嵌装された拡開用スリット4付きカラ−3と、該カラ
−3内に圧入自在とされると共にクサビ部圧入用スリッ
ト7を有する略筒状のコッタ−6と、該コッタ−6に挿
着された接着剤密封カプセル9とより構成されてなるこ
とを要旨とするものである。
【0008】
【作用】異形差筋1を固定用穴107に挿入せしめたの
ち、上方より異形差筋1の上端部を打撃してクサビ部2
をコッタ−6のスリット7内に圧入せしめる。そして、
コッタ−6に挿着した接着剤密封カプセル9を破砕せし
めて接着剤10を流出せしめると共に、コッタ−6を外
方へ拡開せしめつつカラ−3を拡開して固定用穴107
の内周壁面に食い込ませ、かかるメカニカル的な食い込
み作用と、接着剤10のケミカル的な接着作用とが相ま
って、迅速かつ確実に、しかも、強固に固定することが
出来る。
【0009】
【実施例】以下に、本発明を図面に示す一実施例につい
て説明する。1は異形差筋、2は該異形差筋1の下端に
一体形成されたクサビ部、3は異形差筋1の下端に嵌装
された筒状のカラ−、4は該カラ−3の長手方向に沿っ
てその下端に形成された所要数のスリット、5はカラ−
3の円周方向に沿ってその下端外周面に所定ピンチ毎に
形成された折曲用環状溝である。6は上記カラ−3の下
端に圧入自在とされた略テ−パ筒状のコッタ−、7は該
コッタ−6の長手方向に沿ってその先部に対向形成され
た異形差筋1のクサビ部圧入用スリット、8はコッタ−
6の基端部に一体形成された外拡状のドリル粉用捕捉
部、9はコッタ−6に挿着自在とされた接着剤密封カプ
セルで、該接着剤密封カプセル9は細長状のガラス容器
に所要の接着剤10を密封することにより構成されてい
る。そして、かかる接着剤密封カプセル9としては、例
えば、エポキシアクリレ−ト樹脂を主材に、硬化剤およ
びマグネシアクリンカ−セラミック骨材を一定配合比率
でガラス管に密封したARケミカルセッタ−(登録商
標)等を好適に使用することが出来る。その他、11は
ドリル粉を示す。
【0010】次に、上述の如く構成された実施例の作動
について説明する。まず、図2に示すように、カラ−3
を異形差筋1の下端に嵌装せしめると共に、接着剤密封
カプセル9を挿着せしめたコッタ−6の先部をカラ−3
内に差込み、スリット7内に異形差筋1のクサビ部2を
一部圧入せしめた状態のアンカ−ユニットを固定用穴1
07に挿入せしめる。しかるのち、異形差筋1の上端部
をハンマ−等により下方に打撃せしめ、ドリル粉11を
捕捉部8に捕捉せしめると共に、接着剤密封カプセル9
を破砕して接着剤10を固定用穴107内に流出せしめ
つつ、クサビ部2をスリット7内に圧入せしめる。する
と、コッタ−6の先部は次第に外方へ拡開せしめられ、
これに連動してカラ−3もスリット4に沿って外方へ拡
開しつつその下端部が次第に固定用穴107の内周壁面
に食い込み始める。このさい、異形差筋1を打撃してそ
のクサビ部2を筒状コッタ−6のスリット7に圧入しつ
つカラ−3を外方へ拡開せしめるため、コッタ−106
をスリット103に圧入して異形差筋101自体を拡開
せしめつつカラ−104を外方へ拡開せしめる従来例に
比して、小さな打撃力でもって固定作業を簡便になし得
る。さらに異形差筋1を打撃し、カラ−3の下端部を固
定用穴107の内周壁面に食い込ませる。そして、固定
用穴107に対するカラ−3下端部のメカニカル的な食
い込み作用と、固定用穴107内に流出せしめた接着剤
10のケミカル的な接着作用とが相まって、アンカ−を
強固に固定せしめる(図3参照)。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、以上の次第で、下端に
クサビ部2を有する異形差筋1と、該異形差筋1の下端
に嵌装された拡開用スリット4付きカラ−3と、該カラ
−3内に圧入自在とされると共にクサビ部圧入用スリッ
ト7を有する略筒状のコッタ−6と、該コッタ−6に挿
着された接着剤密封カプセル9とより構成されているか
ら、異形差筋1を固定用穴107に挿入せしめたのち、
上方より異形差筋1の上端部を打撃してクサビ部2をコ
ッタ−6のスリット7内に圧入せしめるという簡単な操
作でもって、コッタ−6に挿着した接着剤密封カプセル
9を破砕せしめて接着剤10を流出せしめると共に、コ
ッタ−6を外方へ拡開せしめつつカラ−3を拡開して固
定用穴107の内周壁面に食い込ませ、かかるメカニカ
ル的な食い込み作用と、接着剤10のケミカル的な接着
作用とが相まって迅速、かつ、確実に、しかも、強固に
固定することが出来るものである。また、異形差筋1を
打撃してクサビ部2を筒状コッタ−6のスリット7に圧
入しつつカラ−3を外方へ拡開せしめるため、コッタ−
106をスリット103に圧入して異形差筋101自体
を拡開せしめつつカラ−104を外方へ拡開せしめる従
来例に比して、小さな打撃力でもって固定作業を非常に
簡便に行うことが出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】同組立てた状態を示す断面図である。
【図3】同施工後の状態を示す断面図である。
【図4】従来例の組立てた状態を示す断面図である。
【図5】同施工後の状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 異形差筋 2 クサビ部 3 カラ− 4 スリット 6 コッタ− 7 スリット 9 接着剤密封カプセル 10 接着剤 107 固定用穴

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下端にクサビ部2を有する異形差筋1と、
    該異形差筋1の下端に嵌装された拡開用スリット4付き
    カラ−3と、該カラ−3内に圧入自在とされると共にク
    サビ部圧入用スリット7を有する略筒状のコッタ−6
    と、該コッタ−6に挿着された接着剤密封カプセル9と
    より構成されてなることを特徴とするアンカ−の固定構
    造。
JP9066694A 1994-04-04 1994-04-04 アンカ−の固定構造 Pending JPH07279258A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005171570A (ja) * 2003-12-09 2005-06-30 Mugen Kankyo Kaihatsu:Kk ステップの取り付け方法及びステップとホルダー
KR100830080B1 (ko) * 2006-07-05 2008-05-16 황종민 천장용 인서트
KR101955120B1 (ko) * 2017-11-10 2019-05-23 중앙대학교 산학협력단 폴리머 소재 및 폴리머기반 섬유강화 복합재료 성형용 인서트 유닛

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