JPH07324833A - 冷凍サイクルおよびその制御方法 - Google Patents

冷凍サイクルおよびその制御方法

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JPH07324833A
JPH07324833A JP11682894A JP11682894A JPH07324833A JP H07324833 A JPH07324833 A JP H07324833A JP 11682894 A JP11682894 A JP 11682894A JP 11682894 A JP11682894 A JP 11682894A JP H07324833 A JPH07324833 A JP H07324833A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷凍サイクル内に非共沸混合冷媒を封入した
場合の冷凍サイクル内を循環する冷媒組成の変化を抑制
し、冷凍サイクルの運転限界の拡大を図るとともに、冷
凍サイクル内に封入する冷媒量を低減できる冷凍サイク
ルを提供すること。 【構成】 圧縮機1,室内熱交換器3,第1減圧装置
4,第2減圧装置6,室外熱交換器7を順次配管で接続
して成る冷凍サイクルに、沸点の異なる少なくとも二種
類の冷媒を混合して成る非共沸混合冷媒を封入し、室内
熱交換器3と室外熱交換器7の間に受液器5を設けて成
る冷凍サイクルにおいて、受液器5に付設する配管には
冷却流体の流れ方向に対して流出側に、ガスと液を混合
する気液混合装置10を設け、受液器5の入口側の冷却
流体がガスと液の混合状態となるか、もしくは受液器5
内の圧力が冷凍サイクルの高圧側圧力と低圧側圧力の間
の圧力となるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍サイクルとその制
御方法に係り、特に冷凍サイクル内に非共沸混合冷媒を
封入した場合の冷凍サイクル内を循環する冷媒組成の変
化を抑制し、かつ冷媒量の低減に好適な冷凍サイクルと
その制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、非共沸混合冷媒を用いた冷凍サイ
クルの制御技術としては、冷凍サイクルを循環する混合
冷媒の組成比を調整し、冷凍サイクルの容量制御を行う
技術が種々提案されている。
【0003】例えば、特開昭61−99066号公報に
記載の熱ポンプ装置によれば、非共沸混合冷媒を冷媒精
留塔へ導入する位置をその塔頂部または塔底部に切り替
え可能に設けた三方弁を経て冷媒精留塔に導入させるこ
とにより、主回路を流れる冷媒の組成を大きく変化させ
ることが可能となり、常に負荷に応じた好適な冷媒組成
を得ることができる。
【0004】また、特開平1−58964号公報に記載
のヒートポンプシステムによれば、室内熱交換器と室外
熱交換器の間に気液分離器を設け、吸入ガス管と熱交換
可能に設けた冷媒タンクを第1接続管で気液分離器の上
部に接続するとともに、冷媒タンクを開閉弁の介設され
た第2接続管で気液分離器の下部に接続して非共沸混合
冷媒サイクルを構成することによって、冷房運転時に前
記気液分離器の上部から流出する低沸点冷媒に富んだガ
ス冷媒が冷媒タンクに流入し、前記冷媒タンク内で凝縮
し、液冷媒として貯留することにより、冷凍サイクル内
を循環する混合冷媒の組成を高沸点冷媒が多い状態とす
ることが可能となる。
【0005】一方、冷凍サイクルのメンテナンス性を向
上させるため、接続配管の最大延長分の冷媒を冷凍サイ
クル内に初期封入する冷凍サイクルシステムがある。こ
の冷凍サイクルシステムでは、接続配管が短い場合、余
剰冷媒が発生し、前記余剰冷媒を貯留するタンクを必要
とする。従来の冷凍サイクルでは、この余剰冷媒の貯留
方法として二つの方法がある。その一つの方法は、凝縮
器として作用している熱交換器の後方側の高圧部に受液
器を設け、前記受液器内に余剰冷媒を貯留する方法であ
る。他の一つの方法は、平成5年度日本冷凍協会学術講
演会講演論文集p41に記載されている方法で、冷凍サ
イクルの吸入部に配設されるアキュムレータ内に余剰冷
媒を貯留する方法である。
【0006】次に、前述のごとき余剰冷媒を貯留する冷
凍サイクルに非共沸混合冷媒を封入した場合について説
明する。受液器内に余剰冷媒を貯留する場合は、凝縮器
から流出される高圧の冷媒が受液器内に流入し、余剰冷
媒として貯留される。受液器内に流入する冷媒は、乾き
度が非常に小さい冷媒であるため、封入組成に近い組成
として貯留され、冷凍サイクルを循環する混合冷媒の組
成は封入組成に近い組成となる。一方、アキュムレータ
内に余剰冷媒を貯留する場合は、蒸発器から流出される
低圧の冷媒がアキュムレータ内に流入し、余剰冷媒とし
て貯留される。アキュムレータ内に流入する冷媒は、乾
き度が非常に大きい冷媒であるため、封入組成に対して
高沸点冷媒が多い組成として貯留され、冷凍サイクルを
循環する混合冷媒の組成は封入組成よりも低沸点冷媒が
多い組成となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述のごと
き混合冷媒を封入した冷凍サイクルの循環冷媒組成を可
変する方法や、混合冷媒を封入した冷凍サイクルの余剰
冷媒を貯留する方法では、室内ユニットと室外ユニット
を接続する配管の長さが変化する場合や、地球環境保護
の面に対して考慮がなされていないため、次のような問
題を有する。
【0008】すなわち、精留塔を用いて冷凍サイクルの
循環冷媒組成を自由に可変できるシステムにおいて、接
続配管が長い場合等で余剰冷媒がなくなる場合は、組成
を可変するために冷媒を貯めるタンク内に冷媒を貯留で
きなくなり、混合冷媒の循環冷媒組成を可変することが
できなくなる問題が生じる。また、タンク内へ冷媒を貯
めて循環冷媒組成を可変させても、冷凍サイクル内の有
効冷媒量が減少し、冷凍サイクルの効率を低下させる問
題が生じる。さらに、冷凍サイクル内の有効冷媒量を適
正にするために冷媒量を増やした場合には、地球温暖化
現象が大きくなる等の問題が生じる。
【0009】また、気液分離器により冷凍サイクルの循
環冷媒組成を可変させる方法では、冷房運転時は循環冷
媒組成を高沸点冷媒が多くなる状態にできるが、暖房運
転時は冷媒タンク内の液冷媒が蒸発し、気液分離器内に
流入するため、循環冷媒組成は低沸点冷媒が多い状態と
なり、運転モードが異なると循環冷媒組成が変化し、圧
縮機が一定速モータを搭載している場合は、暖房時と冷
房時との間で能力が大きく異なったり、運転圧力が冷凍
サイクルの耐圧限界以上となる問題が生じる。
【0010】また、余剰冷媒を貯留する二つの方法に
は、次のような問題がある。
【0011】すなわち、凝縮器出口に設けた受液器によ
り余剰冷媒を貯留する方法では、高圧の液冷媒を貯留す
るため、循環冷媒組成の変化はほとんどないが、受液器
の入口および出口の配管が満液状態となるため、冷凍サ
イクルに必要な冷媒量が多くなり、地球温暖化現象を大
きくする問題が生じる。また、アキュムレータにより余
剰冷媒を貯留する方法では、低圧の乾き度の大きい冷媒
がアキュムレータに流入し、気液分離した高沸点冷媒に
富んだ液冷媒がアキュムレータに貯留されるため、循環
冷媒組成は低沸点冷媒が多くなり、冷凍サイクルの運転
圧力を上昇させ、運転限界が冷凍サイクルの耐圧限界以
上となる問題が生じる。
【0012】本発明の目的は、前記従来技術の問題を解
決し、冷凍サイクルを流れる混合冷媒の組成の変化を抑
制することができ、かつ冷凍サイクルの運転限界を拡大
することがことができ、しかも接続配管が長くなるよう
な場合でも、必要冷媒量を少なくすることができる冷凍
サイクルを提供することにある。
【0013】本発明の他の目的は、余剰冷媒を凝縮器出
口の冷媒乾き度が非常に小さい液冷媒の状態でより良く
貯留することが可能な冷凍サイクルを提供することにあ
る。
【0014】本発明のさらに他の目的は、冷凍サイクル
の運転領域を拡大するとともに、最適運転を可能とし、
また冷凍サイクルの運転モードを空調場に最適でかつユ
ーザの所望する運転を実行し得る冷凍サイクルの制御方
法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的は、室内熱交換
器と室外熱交換器の間に受液器を設け、この受液器に付
設する配管内を流れる冷却流体の流れ方向流出側に、ガ
スと液を混合する気液混合装置を設け、前記受液器の入
口側の冷却流体がガスと液の混合状態となるか、もしく
は前記受液器内の圧力が前記冷凍サイクルの高圧側圧力
と低圧側圧力の間の圧力としたことにより、達成され
る。
【0016】また、前記目的は前記受液器を前記冷凍サ
イクルの中間圧部に配設し、前記受液器から流入あるい
は流出する冷却流体がガスと液の混合状態となるよう
に、気液混合装置を配設したことによっても、達成され
る。
【0017】また、前記目的は前記気液混合装置とし
て、前記受液器の塔頂部より受液器内のガスを抽出する
ガス管と、前記受液器内の液を抽出する液管と、この液
管に設けられた減圧手段とを有して構成したものを用い
たことにより、さらには前記気液混合装置として、前記
受液器内からガスを抽出する口と、前記受液器内から液
を抽出する口と、前記抽出されたガスと液とを混合させ
て導出する冷媒導出管とを設けて構成したものを用いた
ことにより、さらには受液器の前後に設けられている第
1,第2の減圧装置の少なくとも一方を電子膨張弁とす
ることにより、より良く達成される。
【0018】さらに、前記目的は少なくとも圧縮機,四
方弁,室内熱交換器,第1減圧装置,受液器,第2減圧
装置,室外熱交換器を順次配管により接続して成る冷凍
サイクルに、沸点の異なる少なくとも二種類の冷媒を混
合して成る非共沸混合冷媒を封入し、前記第1減圧装置
または第2減圧装置により冷凍サイクルを制御する冷凍
サイクルの制御方法において、前記冷凍サイクルを流れ
る冷媒の流れ方向に対して、第1,第2減圧装置のうち
の受液器の前方に位置する減圧装置により、室内,室外
熱交換器のうちの凝縮器として作用している熱交換器の
冷媒液過冷却度または受液器内の圧力を制御し、受液器
の後方に位置する減圧装置により、吐出ガス過熱度また
は吸入ガス過熱度を制御することにより、達成される。
【0019】
【作用】本発明では、室内熱交換器と室外熱交換器の間
に受液器を設け、この受液器に付設する配管の冷却流体
の流れ方向に対して流出側に、気液混合装置を設けてい
る。そして、前記受液器の入口側の冷却流体がガスと液
の混合状態となるか、もしくは前記受液器内の圧力が前
記冷凍サイクルの高圧側圧力と低圧側圧力の間の圧力と
した。そこで、余剰冷媒が発生すると、気液混合装置に
より受液器に流入する冷媒の乾き度もしくは湿り液と同
じ状態かまたは乾いている状態の冷媒が受液器内から流
出するため、余剰冷媒が受液器内に貯留される。つま
り、封入冷媒組成に近い液冷媒が貯留されるため、冷凍
サイクルを循環する冷媒組成と封入冷媒組成との差が小
さくなり、冷媒組成の変化を抑制することができ、その
結果冷凍サイクルの運転圧力の上昇を抑制し、運転限界
を拡大することができる。また、受液器の前後の配管内
を流れる冷媒の状態が気液二相状態となるため、配管内
に占める冷媒の質量が低減され、したがって冷凍サイク
ル全体の冷媒量を低減することができるため、接続配管
が長くなる場合でも必要な冷媒量を少なくすることがで
き、ひいては運転効率の向上を図ることが可能となる。
【0020】また、本発明では前記受液器を冷凍サイク
ルの中間圧部に配設している。さらに、前記受液器から
流入または流出する冷却流体がガスと液の混合状態とな
るように、気液混合装置を配設している。その結果、こ
の発明においても、余剰冷媒を凝縮器出口の冷媒乾き度
が非常に小さい液冷媒として貯留することができるた
め、封入組成に近い組成の液冷媒が貯留されるので、冷
凍サイクルを循環する冷媒組成と封入冷媒組成との差が
小さくなり、冷媒組成の変化を抑制することができ、こ
れにより冷凍サイクルの運転圧力の上昇を抑制し、運転
限界を拡大することができる。また、受液器の前後の配
管内を流れる冷媒の状態が気液二相状態となるため、配
管内に占める冷媒の質量が低減され、したがって冷凍サ
イクル全体の冷媒量を低減することができるため、接続
配管が長くなる場合でも必要な冷媒量を少なくすること
ができ、これにより運転効率の向上を図ることが可能と
なる。
【0021】また、本発明では前記気液混合装置とし
て、受液器の塔頂部より受液器内のガスを抽出するガス
管と、受液器内の液を抽出する液管と、この液管に設け
られた減圧手段とを有するものを用いている。そして、
前記受液器内には気液二相状態の冷媒が流入する。一
方、気液混合装置のガス管を通じて受液器の塔頂部内の
ガス冷媒が流出し、液管を通じて受液器内の液冷媒が流
出し、これらガス冷媒と液冷媒とが混合される。このと
き、減圧手段により受液器内に流入する気液二相状態の
冷媒に対して、冷媒の乾き度もしくは湿り度が同じ状態
かまたは乾いている状態となるように調整される。した
がって、冷凍サイクル内に余剰冷媒が発生する場合は、
受液器内に封入組成に近い組成の液冷媒が貯留される
し、受液器から気液混合装置を通じて常に気液二相状態
の冷媒を導出することができる。
【0022】また、本発明では前記気液混合装置とし
て、受液器内からガスを抽出する口と、受液器内から液
を抽出する口と、前記抽出されたガスと液とを混合させ
て導出する冷媒導出管とを設けて構成したものを用いて
いる。その結果、この発明においても、受液器内に封入
組成に近い組成の液冷媒が貯留されるし、受液器から気
液混合装置を通じて常に気液二相状態の冷媒を導出する
ことができる。
【0023】また、本発明では前記第1,第2減圧装置
の少なくとも一方に、電子膨張弁を用いている。これに
より、冷凍サイクル内を的確に適応制御することができ
る。
【0024】さらに、本発明では冷凍サイクルを流れる
冷媒の流れ方向に対して、冷凍サイクルを制御する第
1,第2減圧装置のうちの受液器の前方に位置する減圧
装置により、室内,室外熱交換器のうちの凝縮器として
作用している熱交換器の冷媒液過冷却度または受液器内
の圧力を制御するようにしている。また、前記冷媒の流
れ方向に対して、第1,第2減圧装置のうちの受液器の
後方に位置する減圧装置により、吐出ガス過熱度または
吸入ガス過熱度を制御するようにしている。このよう
に、冷凍サイクルを流れる冷媒の流れ方向に対して、受
液器の前方に位置する減圧装置により凝縮器の冷媒液過
冷却度または受液器内の圧力を制御し、受液器の後方に
位置する減圧装置により吐出ガス過熱度または吸入ガス
過熱度を制御するようにしているため、空気条件が高い
場合には、受液器の前方に位置する減圧装置を制御する
ことによって吐出圧力の上昇を抑えることができ、さら
に受液器の後方に位置する減圧装置を制御することによ
って圧縮機への液戻り量を最適に制御できるので、冷凍
サイクルの運転領域の拡大を図ることができ、かつ最適
運転が可能となる。また、凝縮器出口冷媒液過冷却度の
設定値または受液器内の圧力の設定値を変更することに
より、冷凍サイクルの運転モードを省エネルギー重視タ
イプや能力重視タイプとすることができるため、これら
の運転モードを選択することにより、空調場に最適でか
つユーザの所望する運転を行うことができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。
【0026】図1は本発明冷凍サイクルの一実施例を示
す系統図である。
【0027】この図1に示す実施例の冷凍サイクルは、
圧縮機1と、四方弁2と、室内熱交換器3と、第1減圧
装置4と、受液器5と、第2減圧装置6と、室外熱交換
器7とがガス接続配管9aや液接続配管9bを介して順
次接続され、閉ループに構成されている。
【0028】前記圧縮機1には、液冷媒の戻り量を調整
するアキュムレータ8が接続されている。前記受液器5
は、室内熱交換器3側に付設された第1減圧装置4と、
室外熱交換器7側に付設された第2減圧装置6との間に
設けられており、冷凍サイクルの配管内で発生した余剰
冷媒を貯留するようになっている。前記受液器5には、
気液混合装置10が設けられている。この気液混合装置
10は、液冷媒とガス冷媒とをある一定の乾き度もしく
は湿り度に調整可能に構成されている。前記冷凍サイク
ル内には、少なくとも二種類の沸点の異なる冷媒が、最
大接続配管分封入され、図1に実線矢印および破線矢印
で示すように、冷凍サイクル内を流れるようになってい
る。
【0029】さらに、前記冷凍サイクルにはこれの制御
系統が連結されているが、その制御系統については後に
詳述する。
【0030】次に、前記冷凍サイクルにおける暖房運転
時および冷房運転時の作用について説明する。
【0031】(1)冷房運転時 四方弁2を実線表示のごとく切り替えることにより、冷
媒は実線矢印のように、圧縮機1−四方弁2−室外熱交
換器7−第2減圧装置6−受液器5−第1減圧装置4−
室内熱交換器3−四方弁2−アキュムレータ8と流れ
る。圧縮機1で高温高圧のガス冷媒に圧縮された混合冷
媒は、室外熱交換器7で前記室外熱交換器7を循環する
空気に放熱し、凝縮して液冷媒となる。前記室外熱交換
器7で凝縮した液冷媒は、第2減圧装置6により減圧さ
れ、気液二相状態となり、受液器5内に導かれる。つい
で、気液混合装置10により受液器5に流入する冷媒の
乾き度もしくは湿り度と同じ状態かまたは乾いている状
態で受液器5内から流出し、液接続配管9bに導かれ
る。液接続配管9bに導かれた冷媒は、第1減圧装置4
で減圧され、所定の圧力となり、室内熱交換器3に流入
し、前記室内熱交換器3を循環する空気から吸熱し、蒸
発して気液二相またはガス冷媒となり、四方弁2を経て
アキュムレータ8に流入する。そして、前記アキュムレ
ータ8では圧縮機1へ戻る冷媒の乾き度もしくは湿り度
が調整され、圧縮機1に吸入される。ここで、アキュム
レータ8内の混合冷媒の状態と、受液器5内の混合冷媒
の状態について説明する。
【0032】図2はアキュムレータ内の混合冷媒の状態
を表した気液平衡線図、図3は受液器内の混合冷媒の状
態を表した気液平衡線図である。ここでは、説明の便宜
上、沸点の異なる二種類の冷媒を混合した場合について
説明する。
【0033】前記アキュムレータ8に流入する冷媒は、
過熱ガス冷媒または乾き度の大きい気液二相状態の冷媒
である。このアキュムレータ8内では、液冷媒とガス冷
媒が分離して共存し、その混合比は封入冷媒組成Xに対
して、液冷媒は高沸点冷媒が多い冷媒組成XL1とな
り、ガス冷媒は封入冷媒組成Xに近い冷媒組成XG1と
なる。一方、受液器5に流入する冷媒は、乾き度の小さ
い気液二相状態の冷媒である。受液器5内では、液冷媒
とガス冷媒が分離して共存し、その混合比は封入冷媒組
成Xに対して、ガス冷媒は低沸点冷媒が多い冷媒組成X
G2となり、液冷媒は封入冷媒組成Xに近い冷媒組成X
L2となる。ここで、室内ユニットと室外ユニットを結
ぶ接続配管が短い場合は余剰冷媒が発生するが、気液混
合装置10により受液器5に流入する冷媒の乾き度もし
くは湿り度と同じ状態かまたは乾いている状態の冷媒が
受液器5内から流出するため、余剰冷媒は受液器5内に
貯留される。すなわち、受液器5内には封入冷媒組成に
近い液冷媒が貯留されるため、冷凍サイクルを循環する
冷媒組成と封入冷媒組成との差が小さくなり、冷媒組成
の変化を抑制することができる。また、液接続配管9b
を流れる冷媒の状態は、気液混合装置10により気液二
相状態となるため、液接続配管9bに占める冷媒の質量
が低減され、冷凍サイクル全体の冷媒量を低減すること
ができる。
【0034】(2)暖房運転時 四方弁2を破線表示のごとく切り替えることにより、冷
媒は破線矢印のように、圧縮機1−四方弁2−室内熱交
換器3−第1減圧装置4−受液器5−第2減圧装置6−
室外熱交換器7−四方弁2−アキュムレータ8と流れ
る。圧縮機1で高温高圧のガス冷媒に圧縮された混合冷
媒は、室内熱交換器3で前記室内熱交換器3を循環する
空気に放熱し、凝縮して液冷媒となる。前記室内熱交換
器3で凝縮した液冷媒は、第1減圧装置4により減圧さ
れ、気液二相状態となり、液接続配管9bを通り、受液
器5内に導かれる。ついで、気液混合装置10により受
液器5に流入する冷媒の乾き度もしくは湿り度と同じ状
態かまたは乾いている状態で受液器5内から流出し、第
2減圧装置6で減圧され、所定の圧力となり、室外熱交
換器7に流入する。前記室外熱交換器7に流入した気液
二相状態の冷媒は、前記室外熱交換器7を循環する空気
から吸熱して蒸発し、四方弁2を経てアキュムレータ8
に流入する。そして、前記アキュムレータ8では圧縮機
1へ戻る冷媒の乾き度もしくは湿り度が調整され、圧縮
機1に吸入される。ここで、アキュムレータ8内の混合
冷媒の状態と、受液器5内の混合冷媒の状態は、前述し
たところと同様である。ここで、室内ユニットと室外ユ
ニットを結ぶ接続配管が短い場合は余剰冷媒が発生する
が、気液混合装置10により受液器5に流入する冷媒の
乾き度もしくは湿り度と同じ状態かまたは乾いている状
態の冷媒が受液器5内から流出するため、余剰冷媒は受
液器5内に貯留される。すなわち、受液器5内には封入
冷媒組成に近い液冷媒が貯留されるため、冷凍サイクル
を循環する冷媒組成と封入冷媒組成との差が小さくな
り、冷媒組成の変化を抑制することができる。また、液
接続配管9bを流れる冷媒の状態は、第1減圧装置4に
より気液二相状態となるため、液接続配管9bに占める
冷媒の質量が低減され、冷凍サイクル全体の冷媒量を低
減することができる。
【0035】ここで、前記冷凍サイクルに付設される気
液混合装置の色々な実施例について、図4,図5および
図6により説明する。
【0036】まず、図4に示す気液混合装置は、前記受
液器5内に冷媒液を導入または導出する冷媒液導入出管
11a,11bと、受液器5の塔頂部より冷媒ガスを導
出する冷媒ガス導出管13a,13bとが設けられてお
り、これらの管は図1に示す液接続配管9bに接続され
ている。前記冷媒液導入出管11a,11bは、その先
端が受液器5の底面部まで伸びており、冷媒ガス導出管
13a,13bとの接続部の前方に、減圧手段である乾
き度調整用減圧装置12a,12bが設けられている。
【0037】そして、この図4に示す気液混合装置では
受液器5内に導かれる気液二相状態の冷媒は、冷媒液導
入出管11aを通り、受液器5内に流入する。ついで、
他の冷媒液導入出管11bを通り、乾き度調整用減圧装
置12bにより液量が調整され、受液器5より流出す
る。一方、冷媒ガス導出管13bにより受液器5内の塔
頂部にあるガス冷媒が流出し、前記冷媒液導入出管11
bを流れる液冷媒と混合される。ここで、乾き度調整用
減圧装置12bの減圧量は、冷媒液導入出管11aを流
れる気液二相状態の冷媒に対して、冷媒の乾き度もしく
は湿り度が同じ状態かまたは乾いている状態となるよう
に選定されているため、余剰冷媒が発生する場合は、受
液器5内に液冷媒を貯留することができる。
【0038】また、図5に示す気液混合装置は、先端部
を受液器5の塔頂部内に臨ませて設けられた冷媒導入出
管15a,15bと、一端部は当該冷媒導入出管15
a,15bの先端部に接続され、他端部は受液器5内の
底部に挿入された冷媒液導出管14a,14bとを有し
て構成されている。前記冷媒導入出管15a,15b
は、図1に示す液接続配管9bに接続されている。
【0039】この図5に示す気液混合装置では、冷媒導
入出管15a,15bのうちの一方の冷媒導入出管によ
り気液二相状態の冷媒を受液器5内に導入する。そし
て、他方の冷媒導入出管の端部開口であるガス抽出口に
より受液器5の塔頂部からガスを抽出し、また冷媒液導
出管14a,14bのうちの、ガス導出中の冷媒導入出
管側の冷媒液導出管の端部開口である液抽出口により受
液器5内の液を抽出し、当該冷媒導入出管内で前記ガス
と液とを混合させ、気液二相状態の冷媒として送り出す
ようになっている。
【0040】さらに、図6に示す気液混合装置は、受液
器5内にU字管16a,16bを挿入して構成されてい
る。各U字管16a,16bには、受液器5の塔頂部内
に臨む位置にガス抽出口であるガス穴17a,17bが
設けられ、受液器5内の底部に臨む位置に液抽出口であ
る液穴18a,18bが設けられている。また、各U字
管16a,16bにおける受液器5から突出された端部
は、図1に示す液接続配管9bに接続されている。
【0041】而して、この図6に示す気液混合装置で
は、U字管16a,16bのうちの一方のU字管より気
液二相状態の冷媒が受液器5内に導入され、また他方の
U字管のガス穴より受液器5の塔頂部内からガスが抽出
され、当該U字管の液穴より受液器5内の底部から液が
抽出され、これらガスと液とが当該U字管内で混合さ
れ、気液二相状態の冷媒として送り出される。
【0042】これら図5および図6に示す実施例の気液
混合装置の他の作用については、前記図4に示す実施例
の気液混合装置と同様である。
【0043】次に、本発明の冷凍サイクルの運転効率に
ついて説明する。
【0044】図7は冷凍サイクルを流れる混合冷媒の組
成と冷凍サイクルの運転効率との関係を示した図であ
る。
【0045】この図7において、アキュムレータ等の低
圧側に付設するタンク内に余剰冷媒を貯留した場合、余
剰冷媒として貯留される液冷媒は図2に示すごとく高沸
点冷媒が多い冷媒組成となるため、冷凍サイクルを流れ
る混合冷媒は低沸点冷媒が多い冷媒組成となり、このた
め吐出圧力の上昇を招き、冷凍サイクルの運転効率を低
下させる。一方、受液器に余剰冷媒を貯留した場合、余
剰冷媒として貯留される液冷媒は図3に示すごとく封入
冷媒組成に近いため、冷凍サイクルを流れる混合冷媒も
封入組成に近くなり、このため吐出圧力の上昇を抑え、
冷凍サイクルの運転効率の低下を抑えることが可能であ
る。
【0046】以上のように構成された冷凍サイクルは、
余剰冷媒を凝縮器出口の冷媒乾き度が非常に小さい液冷
媒の状態で貯留することができるために、封入組成に近
い組成の液冷媒が貯留されるので、冷凍サイクルを流れ
る混合冷媒の変化を抑制することができ、冷凍サイクル
の運転圧力の上昇を抑制し、運転限界を拡大することが
できる。また、受液器の前後の配管内を流れる冷媒の状
態が気液二相状態であるため、液冷媒の封入量を低減す
ることができるため、接続配管が長くなる場合でも、必
要冷媒量を少なくすることができる。
【0047】また、受液器に余剰冷媒を貯留し、冷凍サ
イクルを流れる混合冷媒の冷媒組成が封入組成に近くな
ることにより、冷凍サイクルの運転効率の低下を抑える
ことができる。
【0048】ここで、第1減圧装置,第2減圧装置とし
て、本実施例では電子膨張弁を用いているが、キャピラ
リチューブ,温度式膨張弁,もしくは減圧量を調整でき
る機構を備えたものであっても、また第1減圧装置と第
2減圧装置の種類が異なっている場合も、本実施例と同
様の効果がある。
【0049】ついで、本発明冷凍サイクルの制御方法の
一例を説明する。
【0050】図1は冷凍サイクルとその制御系統を示
し、図8および図9は暖房運転時および冷房運転時のフ
ローチャートである。
【0051】まず、図1に示す第1,第2減圧装置4,
6として、この実施例では電子膨張弁を用いている。
【0052】ところで、制御系統は図1に示すように、
マイクロコンピュータ20と、これに接続されたメモリ
部21と、熱交換器流入空気温度検出部22と、吐出ガ
ス過熱度検出部23と、暖房用凝縮器出口過冷却度検出
部24aと、冷房用凝縮器出口過冷却度検出部24b
と、電子膨張弁である第1,第2減圧装置4,6を各別
に駆動する膨張弁駆動回路25a,25bと、温度検出
器26a〜26eとを備えて構成されている。
【0053】前記冷凍サイクル内には、沸点の異なる少
なくとも二種類の冷媒が混合され、封入されているが、
ここでは二種類の冷媒を混合したものを用いるものとす
る。さらに、ここでは説明の便宜上、冷凍サイクルを制
御する状態量として、凝縮器出口過冷却度と吐出ガス過
熱度を制御する場合について説明する。
【0054】前記メモリ部21には、冷凍サイクルの状
態量を制御するための設定値が記憶され、マイクロコン
ピュータ20からの要求に応じてその設定値を送り込む
ようになっている。
【0055】前記熱交換器流入空気温度検出部22は、
温度検出器26a,26bから室内熱交換器3および室
外熱交換器7の流入空気温度の検出値を取り込み、電気
的信号に変換し、マイクロコンピュータ20に送り込
む。
【0056】前記吐出ガス過熱度検出部23は、温度検
出器26cより圧縮機1から吐出された吐出ガス温度の
検出値を取り込み、電気的信号に変換し、マイクロコン
ピュータ20に送り込む。
【0057】前記暖,冷房用凝縮器出口冷却度検出部2
4a,24bは、当該温度検出器26d,26eから凝
縮器として作用したときの室内熱交換器3および室外熱
交換器7よりその出口温度の検出値を取り込み、それぞ
れ電気的信号に変換してマイクロコンピュータ20に送
り込む。
【0058】前記マイクロコンピュータ20は、前述の
各部から検出値を取り込み、電子膨張弁である第1,第
2減圧装置4,6の開度を演算し、その演算値をそれぞ
れ膨張弁駆動回路25a,25bに送り込むようになっ
ている。
【0059】次に、暖房運転時および冷房運転時の制御
方法について説明する。
【0060】(1)暖房運転 この冷凍サイクルの暖房運転時には、図8に示すよう
に、所定の時間Δt秒経過後に吐出ガス過熱度検出部2
3により吐出ガス過熱度SHdを検出し、メモリ部21
に予め設定されている吐出ガス過熱度の設定値SHd0
からPID,ニューロ,ファジー等を用いてマイクロコ
ンピュータ20により電子膨張弁の開度PL1が演算さ
れる。前記演算された電子膨張弁への出力開度PL1
は、第2減圧装置6の膨張弁駆動回路25aに伝送さ
れ、第2減圧装置6の開度はPL1となる。一方、熱交
換器流入空気温度検出部22により室外熱交換器7へ流
入する空気温度Taoと室内熱交換器3へ流入する空気
温度Taiを検出し、メモリ部21に予め設定されてい
る凝縮器出口過冷却度の設定値SC0を室内熱交換器3
へ流入する空気温度Taiの関数fと室外熱交換器7へ
流入する空気温度Taoの関数gを用いてマイクロコン
ピュータ20で演算し、最適な凝縮器出口過冷却度の設
定値に変更し、メモリ部21に記憶する。そして、暖房
用凝縮器出口過冷却度検出部24aにより凝縮器出口過
冷却度SCを検出し、前述したメモリ部21に設定され
ている凝縮器出口過冷却度の設定値SC0からPID,
ニューロ,ファジー等を用いてマイクロコンピュータ2
0により電子膨張弁の開度PL2が演算される。前記演
算された電子膨張弁への出力開度PL2は、第1減圧装
置4の膨張弁駆動回路25bに伝送され、第1減圧装置
4の開度はPL2となる。
【0061】その結果、前記制御方法によれば、冷媒の
流れに対して受液器5の前方に配設された第1減圧装置
4で凝縮器出口過冷却度を制御することにより、受液器
5に流入する冷媒の乾き度もしくは湿り度を、前記受液
器5から流出する冷媒の乾き度もしくは湿り度と同等に
することができ、受液器5の液面が常に一定となり、冷
凍サイクルを循環する冷媒の組成を安定させることがで
きる。そして、受液器5の後方に配設された第2減圧装
置6で圧縮機1への液戻り量を制御するため、安定した
冷凍サイクルを提供できる。また、室内熱交換器3に流
入する空気の温度Taiが高くなる場合は、凝縮器出口
過冷却度の設定値SC0を小さくすることで吐出圧力を
低下させることが可能となり、冷凍サイクルの運転限界
を拡大することができる。また、室内熱交換器3に流入
する空気の温度Taiや室外熱交換器7に流入する空気
の温度Taoが低くなる場合は、凝縮器出口過冷却度の
設定値SC0を大きくすることで吐出圧力を上昇させる
ことができ、暖房能力の向上を図ることができる。さら
に、凝縮器出口過冷却度の設定値を小さくした場合は、
吐出圧力が低下し、圧縮機1への入力量が低下し、省エ
ネルギー運転が可能となり、凝縮器出口過冷却度の設定
値を大きくした場合は、吐出圧力が上昇し、暖房能力の
拡大を図ることができる。このため、空調場の温度が設
定値より離れている場合には、暖房能力を大きくするよ
うに凝縮器出口過冷却度の設定値を大きくし、設定値に
近づいた場合は凝縮器出口過冷却度の設定値を小さくし
て省エネルギー運転を行うようにすれば無駄のない空調
ができる。また、空調場の温度が設定値より離れている
場合でもユーザが省エネルギー運転を所望できるよう
に、リモコン等にスイッチを設けておけば、常に省エネ
ルギー運転を行うようにすることも可能となる。したが
って、これらの運転モードを選択することにより、空調
場に最適でかつユーザが所望する運転を行うことができ
る。
【0062】(2)冷房運転 この冷房運転時には、図9に示すように、所定時間Δt
秒経過後に吐出ガス過熱度検出部23により吐出ガス過
熱度SHdを検出し、メモリ部21に予め設定されてい
る吐出ガス過熱度の設定値SHd0からPID,ニュー
ロ,ファジー等を用いてマイクロコンピュータ20によ
り電子膨張弁の開度PL1が演算される。
【0063】前記演算された電子膨張弁への出力開度P
L1は、第1減圧装置4の膨張弁駆動回路25bに伝送
され、第1減圧装置4の開度はPL1となる。一方、熱
交換器流入空気温度検出部22により室外熱交換器7へ
流入する空気の温度Taoと室内熱交換器3へ流入する
空気の温度Taiを検出し、メモリ部21に予め設定さ
れている凝縮器出口過冷却度の設定値SC0を室内熱交
換器3へ流入する空気の温度Taiの関数fと室外熱交
換器7へ流入する空気の温度Taoの関数gを用いてマ
イクロコンピュータ20で演算し、最適な凝縮器出口過
冷却度の設定値に変更し、メモリ部21に記憶する。そ
して、冷房用凝縮器出口過冷却度検出部24bにより凝
縮器出口過冷却度SCを検出し、前述したメモリ部21
に設定されている凝縮器出口過冷却度の設定値SC0か
らPID,ニューロ,ファジー等を用いてマイクロコン
ピュータ20により電子膨張弁の開度PL2が演算され
る。前記演算された電子膨張弁への出力開度PL2は、
第2減圧装置6の膨張弁駆動回路25aに伝送され、第
2減圧装置6の開度はPL2となる。
【0064】その結果、前記制御方法によれば、冷媒の
流れに対して受液器5の前方に配設された第2減圧装置
6で凝縮器出口過冷却度を制御することにより、受液器
5に流入する冷媒の乾き度もしくは湿り度を前記受液器
5から流出する冷媒の乾き度もしくは湿り度と同等にす
ることができるため、受液器5の液面が常に一定とな
り、冷凍サイクルを循環する冷媒の組成を安定させるこ
とができる。そして、受液器5の後方に配設された第1
減圧装置4で圧縮機1への液戻り量を制御するため、安
定した冷凍サイクルを提供できる。また、室内熱交換器
3に流入する空気の温度Taiが高くなる場合は、凝縮
器出口過冷却度の設定値SC0を小さくすることで吐出
圧力を低下させることが可能となり、冷凍サイクルの運
転限界を拡大することができる。さらに、凝縮器出口過
冷却度の設定値を小さくした場合は、吐出圧力が低下
し、圧縮機1への入力量が低下し、省エネルギー運転が
可能となり、凝縮器出口過冷却度の設定値を大きくした
場合は、吐出圧力が上昇し、室外熱交換器7の廃熱量が
多くなり、冷房能力の拡大を図ることができる。このた
め、空調場の温度が設定値より離れている場合には、冷
房能力を大きくするように凝縮器出口過冷却度の設定値
を大きくし、設定値に近づいた場合は凝縮器出口過冷却
度の設定値を小さくして省エネルギー運転を行うように
すれば、無駄のない空調ができる。また、空調場の温度
が設定値より離れている場合でもユーザが省エネルギー
運転を所望できるようにリモコン等にスイッチを設けて
おけば、常に省エネルギー運転を行うようにすることも
可能となる。したがって、これらの運転モードを選択す
ることにより、空調場に最適でかつユーザが所望する運
転を行うことができる。
【0065】以上のように、この実施例の冷凍サイクル
の制御方法では、冷媒の流れに対して受液器5の前方に
配設された減圧装置で凝縮器出口過冷却度を制御し、受
液器5の後方に配設された減圧装置で圧縮機1への液戻
り量を制御するため、受液器5の液面を常に一定とする
ことができ、安定した冷凍サイクルを提供できる。ま
た、室内熱交換器3に流入する空気の温度Taiや室外
熱交換器7に流入する空気の温度Taoにより、凝縮器
出口過冷却度の設定値SC0を変更することで、吐出圧
力を低下させたり、上昇させることができるため、運転
限界の拡大や能力の向上を図ることができる。さらに、
凝縮器出口過冷却度の設定値を変更することにより、冷
凍サイクルの運転モードを省エネルギー重視タイプや能
力重視タイプにすることができるため、これらの運転モ
ードを選択することで、空調場に最適でかつユーザの所
望する運転を行うことができる。
【0066】ここで、冷凍サイクルの制御対象として凝
縮器出口過冷却度と吐出ガス過熱度を用いたが、凝縮器
出口過冷却度の代わりとして、受液器の圧力、凝縮器出
口部の冷媒の乾き度もしくは湿り度、受液器内の液面高
さ等、吐出ガス過熱度の代わりとして、吸入ガスの過熱
度または吸入冷媒の乾き度もしくは湿り度、室外熱交換
器出口の過熱度または冷媒の乾き度もしくは湿り度等を
用いた場合も、この実施例と同等の効果がある。
【0067】また、第1減圧装置,第2減圧装置とし
て、本実施例では電子膨張弁を用いているが、キャピラ
リチューブ,温度式膨張弁,もしくは減圧量を調整でき
る機構を備えたものであっても、また第1減圧装置と第
2減圧装置の種類が異なっている場合も、本実施例と同
様の効果がある。
【0068】
【発明の効果】以上説明した本発明の請求項1記載の発
明によれば、室内熱交換器と室外熱交換器の間に受液器
を設け、この受液器に付設する配管の冷却流体の流れ方
向流出側に、ガスと液を混合する気液混合装置を設け、
前記受液器の入口側の冷却流体がガスと液の混合状態と
なるか、もしくは前記受液器内の圧力が前記冷凍サイク
ルの高圧側圧力と低圧側圧力の間の圧力としたため、余
剰冷媒は凝縮器出口の冷媒乾き度が非常に小さい液冷媒
として貯留されるため、封入組成に近い組成の液冷媒が
貯留され、冷凍サイクルを流れる混合冷媒の組成の変化
を抑制することができる結果、冷凍サイクルの運転圧力
の上昇を抑制し、運転限界を拡大し得る効果を有する
外、受液器の前後の配管内を流れる冷媒の状態が気液二
相状態であるため、液冷媒の量を低減することができ、
したがって接続配管が長くなる場合でも、必要冷媒量を
少なくすることができるという効果があり、また運転効
率の向上を図り得る効果もある。
【0069】また、本発明の請求項2記載の発明によれ
ば、前記受液器を冷凍サイクルの中間圧部に配設し、前
記受液器から流入または流出する冷却流体がガスと液の
混合状態となるように、気液混合装置を配設している結
果、この発明においても、余剰冷媒を凝縮器出口の冷媒
乾き度が非常に小さい液冷媒として貯留することができ
るため、封入組成に近い組成の液冷媒が貯留されるの
で、冷凍サイクルを循環する冷媒組成と封入冷媒組成と
の差が小さくなり、冷媒組成の変化を抑制することがで
き、これにより冷凍サイクルの運転圧力の上昇を抑制
し、運転限界を拡大し得る効果を有する外、受液器の前
後の配管内を流れる冷媒の状態が気液二相状態となるた
め、配管内に占める冷媒の質量が低減され、したがって
冷凍サイクル全体の冷媒量を低減することができるの
で、接続配管が長くなる場合でも必要な冷媒量を少なく
し得る効果があり、また運転効率の向上を図り得る効果
もある。
【0070】また、本発明の請求項3記載の発明によれ
ば、前記気液混合装置として、受液器の塔頂部より受液
器内のガスを抽出するガス管と、受液器内の液を抽出す
る液管と、この液管に設けられた減圧手段とを有するも
のを用いており、この気液混合装置ではガス管を通じて
受液器の塔頂部内のガス冷媒が流出し、液管を通じて受
液器内の液冷媒が流出し、これらガス冷媒と液冷媒とが
混合され、さらに減圧手段により受液器内に流入する気
液二相状態の冷媒に対して、冷媒の乾き度もしくは湿り
度が同じ状態かまたは乾いている状態となるように調整
されるので、冷凍サイクル内に余剰冷媒が発生する場合
は、受液器内に封入組成に近い組成の液冷媒が貯留され
るし、受液器から気液混合装置を通じて常に気液二相状
態の冷媒を導出し得る効果がある。
【0071】また、本発明の請求項4記載の発明によれ
ば、前記気液混合装置として、受液器内からガスを抽出
する口と、受液器内から液を抽出する口と、前記抽出さ
れたガスと液とを合流させて導出する冷媒導出管とを設
けて構成したものを用いており、その結果この発明にお
いても、受液器内に封入組成に近い組成の液冷媒が貯留
されるし、受液器から気液混合装置を通じて常に気液二
相状態の冷媒を導出し得る効果がある。
【0072】また、本発明の請求項5記載の発明によれ
ば、前記第1,第2減圧装置の少なくとも一方に、電子
膨張弁を用いており、これにより冷凍サイクル内を的確
に適応制御し得る効果がある。
【0073】さらに、本発明の請求項6記載の発明によ
れば、少なくとも圧縮機,四方弁,室内熱交換器,第1
減圧装置,受液器,第2減圧装置,室外熱交換器を順次
配管により接続して成る冷凍サイクルを流れる冷媒の流
れ方向に対して、第1,第2減圧装置のうちの受液器の
前方に位置する減圧装置により、室内,室外熱交換器の
うちの凝縮器として作用している熱交換器の冷媒液過冷
却度または受液器内の圧力を制御し、受液器の後方に位
置する減圧装置により、吐出ガス過熱度または吸入ガス
過熱度を制御するようにしており、空気条件が高い場合
には、受液器の前方に位置する減圧装置を制御すること
によって吐出圧力の上昇を抑えることができ、さらに受
液器の後方に位置する減圧装置を制御することによって
圧縮機への液戻り量を最適に制御できるので、冷凍サイ
クルの運転領域の拡大を図り得る効果があり、かつ最適
運転を可能となし得る効果があり、また凝縮器出口過冷
却度の設定値を変更することにより、冷凍サイクルの運
転モードを省エネルギー重視タイプや能力重視タイプと
することができるため、これらの運転モードを選択する
ことにより、空調場に最適でかつユーザの所望する運転
を行い得る効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明冷凍サイクルの一実施例を示す系統図で
ある。
【図2】混合冷媒を用いた場合のアキュムレータ内の気
液平衡状態図である。
【図3】混合冷媒を用いた場合の受液器内の気液平衡図
である。
【図4】本発明にかかる冷凍サイクルに付設される気液
混合装置の一実施例を示す縦断面図である。
【図5】本発明にかかる冷凍サイクルに付設される気液
混合装置の他の実施例を示す縦断面図である。
【図6】本発明にかかる冷凍サイクルに付設される気液
混合装置のさらに他の実施例を示す縦断面図である。
【図7】冷凍サイクルを流れる混合冷媒の冷媒組成と冷
凍サイクルの運転効率の関係を示した図である。
【図8】本発明冷凍サイクルの制御方法の一実施例を示
すもので、暖房運転時のフローチャートである。
【図9】同制御方法の冷房運転時のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1…圧縮機、3…室内熱交換器、4…第1減圧装置、5
…受液器、6…第2減圧装置、7…室外熱交換器、8…
アキュムレータ、10…気液混合装置、11a,11b
…冷媒液導入出管、12a,12b…減圧手段である乾
き度調整用減圧装置、13a,13b…冷媒ガス導出
管、14a,14b…冷媒液導出管、15a,15b…
冷媒導入出管、16a,16b…冷媒導入出用のU字
管、17a,17b…ガス穴、18a,18b…液穴、
20…マイクロコンピュータ、21…メモリ部、22…
熱交換器流入空気温度検出部、23…吐出ガス過熱度検
出部、24a…暖房用凝縮器出口過冷却度検出部、24
b…冷房用凝縮器出口過冷却度検出部、25a,25b
…膨張弁駆動回路、26a〜26e…温度検出器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠藤 剛 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所空調システム事業部内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも圧縮機,室内熱交換器,第1
    減圧装置,第2減圧装置,室外熱交換器を順次配管によ
    り接続して成る冷凍サイクルに、沸点の異なる少なくと
    も二種類の冷媒を混合して成る非共沸混合冷媒を封入
    し、前記室内熱交換器と室外熱交換器の間に受液器を設
    けて成る冷凍サイクルにおいて、前記受液器に付設する
    配管内を流れる冷却流体の流れ方向流出側に、ガスと液
    を混合する気液混合装置を設け、前記受液器の入口側の
    冷却流体がガスと液の混合状態となるか、もしくは前記
    受液器内の圧力が前記冷凍サイクルの高圧側圧力と低圧
    側圧力の間の圧力としたことを特徴とする冷凍サイク
    ル。
  2. 【請求項2】 少なくとも圧縮機,室内熱交換器,第1
    減圧装置,第2減圧装置,室外熱交換器を順次配管によ
    り接続して成る冷凍サイクルに、沸点の異なる少なくと
    も二種類の冷媒を混合して成る非共沸混合冷媒を封入
    し、前記室内熱交換器と室外熱交換器の間に受液器を設
    けて成る冷凍サイクルにおいて、前記受液器を前記冷凍
    サイクルの中間圧部に配設し、前記受液器から流入ある
    いは流出する冷却流体をガスと液の混合状態とする気液
    混合装置を配設したことを特徴とする冷凍サイクル。
  3. 【請求項3】 前記気液混合装置として、前記受液器の
    塔頂部より受液器内のガスを抽出するガス管と、前記受
    液器内の液を抽出する液管と、この液管に設けられた減
    圧手段とを有して構成したものを用いたことを特徴とす
    る請求項1または2記載の冷凍サイクル。
  4. 【請求項4】 前記気液混合装置として、前記受液器内
    からガスを抽出する口と、前記受液器内から液を抽出す
    る口と、前記抽出されたガスと液とを混合させて導出す
    る冷媒導出管とを設けて構成したものを用いたことを特
    徴とする請求項1または2記載の冷凍サイクル。
  5. 【請求項5】 前記第1減圧装置と第2減圧装置の少な
    くとも一方に、電子膨張弁を用いたことを特徴とする請
    求項1または2記載の冷凍サイクル。
  6. 【請求項6】 少なくとも圧縮機,四方弁,室内熱交換
    器,第1減圧装置,受液器,第2減圧装置,室外熱交換
    器を順次配管により接続して成る冷凍サイクルに、沸点
    の異なる少なくとも二種類の冷媒を混合して成る非共沸
    混合冷媒を封入し、前記第1減圧装置または第2減圧装
    置により冷凍サイクルを制御する冷凍サイクルの制御方
    法において、前記冷凍サイクルを流れる冷媒の流れ方向
    に対して、第1,第2減圧装置のうちの受液器の前方に
    位置する減圧装置により、室内,室外熱交換器のうちの
    凝縮器として作用している熱交換器の冷媒液過冷却度ま
    たは受液器内の圧力を制御し、受液器の後方に位置する
    減圧装置により、吐出ガス過熱度または吸入ガス過熱度
    を制御することを特徴とする冷凍サイクルの制御方法。
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