JP2006284035A - 空気調和装置およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 効率の低下を招くことなく適正な循環冷媒量を確保することができる空気調和装置を提供する。
【解決手段】 冷媒を圧縮する圧縮機2と、室外に配置され、冷房運転時に、圧縮機2によって圧縮された冷媒を凝縮させる室外熱交換器3と、冷房運転時に、室外熱交換器3によって凝縮された冷媒を膨張させる膨張弁7と、室内に配置され、冷房運転時に、膨張弁7によって膨張された冷媒を蒸発させる室内熱交換器9と、室外熱交換器3と膨張弁7との間に設けられた受液器5とを備えた空気調和装置1において、圧縮機2から吐出された冷媒を、室外熱交換器3をバイパスさせて受液器5の上部空間に導くバイパス管11と、バイパス管11を流れる冷媒流れを制御するバイパス弁とを備えていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、空気調和装置およびその制御方法に関するものである。
冬季のような低外気温とされたときに冷房運転を行うと、冷媒が室外機の凝縮器または受液器に凝縮して溜まり込んでしまい、高圧圧力を高く保つことが出来ないこともありシステムとして十分な循環冷媒量が確保できない(特許文献1参照)。
このような低外気温冷房運転時における循環冷媒量を確保する方法として、従来より、ヘッドマスタ方式が知られている。図8には、ヘッドマスタ方式を採用した空気調和装置が模式的に示されている。同図において、空気調和装置100は、冷媒を圧縮する圧縮機102と、圧縮された冷媒を凝縮させる凝縮器(室外熱交換器)103と、凝縮された液冷媒を貯留する受液器105と、受液器105からの液冷媒を膨張させる膨張弁107と、膨張された液冷媒を蒸発させる蒸発器(室内熱交換器)109と、を備えている。
さらに、空気調和装置100は、圧縮機102によって圧縮された高圧ガス冷媒を、凝縮器103をバイパスさせて受液器105へと導くバイパス管111と、凝縮器103と受液器105との間に位置し、バイパス管111の下流端に接続された三方弁110とを備えている。
なお、同図において点線で囲んで示したように、圧縮機102、凝縮器103、受液器105、バイパス管111及び三方弁110は、室外機115内に設けられている。これに対して、蒸発器109及び膨張弁107は、空気調和が行われる室内側に設けられている。
上記構成の空気調和装置100は、冷房運転時に、蒸発器109において低圧液冷媒が蒸発することによって得られる蒸発潜熱によって室内空気を冷却する。この場合に、外気温が低下すると、凝縮器103の凝縮能力が増大し、冷媒が過剰に凝縮するとともに凝縮圧力が低下する。凝縮圧力が低下すると、膨張弁107における前後の差圧が確保できず、膨張弁107の開度を最大にしても適正な循環冷媒量を確保できなくなる。
これを回避するために、バイパス弁111からの高圧ガス冷媒を、三方弁110を介して流すことにより高圧圧力(凝縮圧力)を所定値以上に維持する。つまり、圧縮機102から吐出された高圧ガス冷媒を、凝縮器103から流出した液冷媒と混合し、高圧ガス冷媒の顕熱によって液冷媒を暖めることにより、受液器105内に所望圧力の飽和液を作る。
特開平11−94377号公報(段落[0004])
上記構成のヘッドマスタ方式の空気調和装置100は、以下のような問題を有している。
凝縮器103において過冷却がつけられた液冷媒を、圧縮機102からの吐出ガスによって飽和液状態まで暖めてしまうので、凝縮器103によって得られた過冷却を無駄にすることになり、冷凍サイクルの効率の低下を招いていた。
つまり、受液器105内において生成される飽和液は、圧縮機102からの吐出ガスの顕熱を用いて得られるものなので、その顕熱分だけ入力熱量を無駄にすることになり、効率の低下を招いていた。
また、凝縮器103から流出した液冷媒を飽和温度まで上昇させるために必要な熱量に相当する量の高圧ガス冷媒を流す必要があるので、バイパス管111の径を大きくせざるを得ず、これに伴い、三方弁110のサイズも大きいものを採用せざるを得なかった。これにより、装置コストの増大を招いていた。
また、三方弁110は、低外気温時のみにバイパス管111から高圧ガス冷媒を導き、それ以外の通常外気温時にはバイパス管111からの高圧ガス冷媒を遮断する必要がある。これを実現するために、一般に、三方弁110として、予め設定された圧力に応じて動作する方式のものが採用される。このような方式の三方弁110が採用された場合、暖房運転を行う空気調和装置100に採用することが困難となる。なぜなら、暖房時の立ち上がり時のように高圧圧力が低い場合にも三方弁110が動作してしまうからである。したがって、暖房運転をも行う空気調和装置にヘッドマスタ方式を採用する場合には、三方弁が常に受液器の上流になるようなブリッジ回路を設けるか暖房運転時には三方弁110の動作を禁止する構成及び制御回路が別途必要となる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、効率の低下を招くことなく適正な循環冷媒量を確保することができる空気調和装置およびその制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の空気調和装置は以下の手段を採用する。
すなわち、本発明にかかる空気調和装置は、冷媒を圧縮する圧縮機と、室外に配置され、冷房運転時に、前記圧縮機によって圧縮された冷媒を凝縮させる室外熱交換器と、冷房運転時に、前記室外熱交換器によって凝縮された冷媒を膨張させる膨張弁と、室内に配置され、冷房運転時に、前記膨張弁によって膨張された冷媒を蒸発させる室内熱交換器と、前記室外熱交換器と前記膨張弁との間に設けられた受液器と、を備えた空気調和装置において、前記圧縮機から吐出された冷媒を、前記室外熱交換器をバイパスさせて前記受液器の上部空間に導くバイパス流路と、該バイパス流路を流れる冷媒流れを制御するバイパス冷媒制御手段と、を備えていることを特徴とする。
圧縮機から吐出された冷媒を、室外熱交換器をバイパスさせて受液器の上部空間に導くこととし、受液器内の液冷媒を押し出すこととした。これにより、受液器内の液冷媒をシステム内に供給することができる。
バイパス流路を流れる冷媒は、バイパス冷媒制御手段によって制御される。バイパス冷媒制御手段は、バイパス流路を流れる冷媒流れを停止させ、また流通させるようになっている。ヒートポンプ運転による暖房運転を行う空気調和装置の場合には、ヒートポンプ運転時に、バイパス冷媒制御手段によってバイパス流路を流れる冷媒を停止させ、冷房運転時でかつ低外気温時にバイパス流路を流れる冷媒を流通させる。
さらに、バイパス冷媒制御手段は、冷媒流れの流量を調整できるように構成しても良い。
バイパス冷媒制御手段としては、典型的には、電子膨張弁(EEV)、開閉弁、又は開閉弁に固定絞りを付加したものが用いられる。
なお、空気調和装置としては、冷房運転のみを行う冷房専用機、冷房運転に加えてヒートポンプ運転による暖房運転を行う冷暖房機、一つの室外熱交換器に対して複数の室内熱交換器を備えるマルチ冷暖房機、複数の室外熱交換器と複数の室内熱交換器を備える組合せマルチ冷暖房機、複数の室内熱交換器を備え、各室内熱交換器で独立に暖房・冷房運転を行う冷暖房フリーマルチエアコン等が挙げられる。
さらに、本発明の空気調和装置は、前記バイパス冷媒制御手段は、1以上の前記室内熱交換器を流通する冷媒量が所定値以下とされた場合に、前記バイパス管を介して前記圧縮機から吐出された冷媒を前記受液器へと流すことを特徴とする。
例えば、冬季のような低外気温(例えば5℃以下)とされた冷房運転時には、室外熱交換器である凝縮器の凝縮能力が高くなり、凝縮圧力すなわちシステムの高圧圧力が低下する。システムの高圧圧力が低下すると、膨張弁の前後の差圧が十分に確保できなくなり、膨張弁の開度を最大としてもシステムとして必要な冷媒流量を流すことが困難となる。これでは、室内熱交換器に十分な冷媒を流通させることができず、空気調和装置としての性能を確保できない。
本発明では、バイパス冷媒制御手段によって、バイパス流路を介して、圧縮機から吐出された高圧冷媒を、室外熱交換器をバイパスさせて受液器の上部空間に導入する。受液器の上部空間に高圧冷媒が導入されると、受液器に貯留されていた液冷媒が圧力差によって下方へと押し出され、代って余剰冷媒は凝縮器に滞留される。このように凝縮器に滞留された液冷媒によって凝縮器の下流側は液冷媒で満たされることとなり、液冷媒で満たされていない部分のみが凝縮器として機能することになる。このように室外熱交換器の凝縮器としての能力を低下させることにより、凝縮圧力すなわちシステムの高圧圧力を上げ、膨張弁に対して適正な開度を与えることができる高圧圧力を得ることとした。
バイパス流路を流す冷媒は、受液器内の冷媒液面を押圧するためだけに用いられるので、従来のヘッドマスタ方式に比べて、バイパス流路を流す流量を格段に少なくすることができる。したがって、バイパス流路を実現する冷媒配管の径を小さくすることができ、これに伴いバイパス冷媒制御手段として用いることができる弁も小さくすることができ、コストを抑えることができる。
また、バイパス流路を流れる冷媒は、受液器内の冷媒液面を押圧するだけなので、熱移動に関与する面積は液面の面積のみに限定される。したがって、液冷媒と高圧ガス冷媒とが混合される従来のヘッドマスタ方式比べて熱移動量を格段に少なくすることができ、空気調和装置の効率を向上させることができる。
さらに、本発明の空気調和装置は、前記室内熱交換器が複数設けられ、これら室内熱交換器は、それぞれ、低圧ガス管、高圧ガス管および液管によって前記室外熱交換器と接続されるとともに、冷房運転時には前記液管から、暖房運転時には前記高圧ガス管から冷媒が供給されて室内空気と熱交換を行い、前記バイパス冷媒制御手段によって、前記受液器に貯留された液冷媒を前記室内熱交換器側に供給することが出来る。
複数の室内熱交換器を備え、各室内熱交換器で独立に暖房・冷房運転を行ういわゆる冷暖房フリーマルチエアコンは、システム内を循環する冷媒圧力の高圧値(凝縮圧力)および低圧値(蒸発圧力)を維持するように(すなわち圧力制御によって)室外熱交換器の運転状態や運転台数を変更する。
蒸発器として運転される室内熱交換器の蒸発能力と、凝縮器として運転される室内熱交換器の凝縮能力とがつり合っている場合(冷暖バランス運転)には、室外熱交換器は、凝縮器としても蒸発器としても運転されずに運転停止させられる。このように運転停止された室外熱交換器は、例えば、圧縮機の吸入側に接続されかつ冷媒が流れない状態とされたいわゆるエバポレータ待機の状態とされる。しかしながら、例えば冬季のような低外気温の場合、エバポレータ待機とされた室外熱交換器は、外気温よりもシステムの吸入圧力(蒸発圧力)における飽和温度が低くなるようにするが、受液器での流れが無いため凝縮液化した冷媒が滞留してしまい、室内熱交換器を循環する冷媒量が不足し、室内熱交換器の能力不足となるおそれがある。
本発明では、このような事態を回避するため、バイパス冷媒制御手段によって、受液器に貯留された液冷媒を室内熱交換器側に流すこととし、室内熱交換器において必要な冷媒量を確保することとした。
受液器に貯留された液冷媒を室内熱交換器に流す場合には、例えば、凝縮器と受液器との間の流路を弁等により遮断して、室内熱交換器側に積極的に液冷媒を流すようにすると良い。
また、本発明の空気調和装置の制御方法は、冷媒を圧縮する圧縮機と、室外に配置され、冷房運転時に、前記圧縮機によって圧縮された冷媒を凝縮させる室外熱交換器と、冷房運転時に、前記室外熱交換器によって凝縮された冷媒を膨張させる膨張弁と、室内に配置され、冷房運転時に、前記膨張弁によって膨張された冷媒を蒸発させる室内熱交換器と、前記室外熱交換器と前記膨張弁との間に設けられた受液器と、を備えた空気調和装置の制御方法において、高圧圧力が低下した場合を含めて前記室内熱交換器を流通する冷媒量が所定値以下とされた場合に、前記圧縮機から吐出された冷媒を、前記室外熱交換器をバイパスさせて前記受液器の上部空間に導くことができる。
例えば、冬季のような低外気温(例えば5℃以下)とされた冷房運転時には、室外熱交換器である凝縮器の凝縮能力が高くなり、凝縮圧力すなわちシステムの高圧圧力が低下する。システムの高圧圧力が低下すると、膨張弁の前後の差圧が十分に確保できなくなり、膨張弁の開度を最大としてもシステムとして必要な冷媒流量を流すことが困難となる。これでは、室内熱交換器に十分な冷媒を流通させることができず、空気調和装置としての性能を確保できない。
本発明では、圧縮機から吐出された高圧冷媒を、室外熱交換器をバイパスさせて受液器の上部空間に導入する。受液器の上部空間に高圧冷媒が導入されると、受液器に貯留されていた液冷媒が圧力差によって下方へと押し出され、代って余剰冷媒は凝縮器に滞留される。このように凝縮器に滞留された液冷媒によって凝縮器の下流側は液冷媒で満たされることとなり、液冷媒で満たされていない部分のみが凝縮器として機能することになる。このように室外熱交換器の凝縮器としての能力を低下させることにより、凝縮圧力すなわちシステムの高圧圧力を上げ、膨張弁に対して適正な開度を与えることができる高圧圧力を得ることとした。
バイパスされる冷媒は、受液器内の冷媒液面を押圧するためだけに用いられるので、従来のヘッドマスタ方式に比べて、流量を格段に少なくすることができる。
また、バイパスされる冷媒は、受液器内の冷媒液面を押圧するだけなので、熱移動に関与する面積は液面の面積のみに限定される。したがって、液冷媒と高圧ガス冷媒とが混合される従来のヘッドマスタ方式比べて熱移動量を格段に少なくすることができ、空気調和装置の効率を向上させることができる。
さらに、本発明の空気調和装置の制御方法は、前記室内熱交換器が複数設けられ、これら室内熱交換器は、それぞれ、低圧ガス管、高圧ガス管および液管によって前記室外熱交換器と接続されるとともに、冷房運転時には前記液管から、暖房運転時には前記高圧ガス管から冷媒が供給されて室内空気と熱交換を行い、前記受液器に貯留された液冷媒を前記室内熱交換器側に供給することを特徴とする。
複数の室内熱交換器を備え、各室内熱交換器で独立に暖房・冷房運転を行ういわゆる冷暖房フリーマルチエアコンは、システム内を循環する冷媒圧力の高圧値(凝縮圧力)および低圧値(蒸発圧力)を維持するように(すなわち圧力制御によって)室外熱交換器の運転状態や運転台数を変更する。
蒸発器として運転される室内熱交換器の蒸発能力と、凝縮器として運転される室内熱交換器の凝縮能力とがつり合っている場合(冷暖バランス運転)には、室外熱交換器は、凝縮器としても蒸発器としても運転されずに運転停止させられる。このように運転停止された室外熱交換器は、例えば、圧縮機の吸入側に接続されかつ冷媒が流れない状態とされたいわゆるエバポレータ待機の状態とされる。しかしながら、例えば冬季のような低外気温の場合、エバポレータ待機とされた室外熱交換器は、外気温よりもシステムの吸入圧力(蒸発圧力)における飽和温度が低くなるようにするが、受液器での流れが無いため凝縮液化した冷媒が受液器に溜まり込んでしまい、室内熱交換器を循環する冷媒量が不足し、室内熱交換器の能力不足となってしまう。
本発明では、このような事態を回避するため、受液器に貯留された液冷媒を、凝縮器として作用している室内熱交換器をバイパスさせて受液器の上部空間に高温高圧のガス冷媒を導入することで下方へと押し出し、室内熱交換器側に流すこととし、室内熱交換器において必要な冷媒量を確保することとした。
また、本発明の空気調和装置は、前記室内熱交換器が複数設けられ、これら室内熱交換器は、それぞれ、低圧ガス管、高圧ガス管および液管によって前記室外熱交換器と接続され、前記低圧ガス管には、前記室内熱交換器側を上流とした入口側圧力に基づいた圧力調整を行う入口側圧力調整弁が設けられ、冷房運転時には前記液管から、暖房運転時には前記高圧ガス管から冷媒が供給されて室内空気と熱交換を行うことを特徴とする。
入口側圧力調整弁により、この弁の上流側である室内熱交換器側の蒸発圧力が所定値以下となって、室内熱交換器が凍結する事態に至らないように圧力制御が行われる。
本発明によれば、圧縮機から吐出された冷媒を、凝縮用熱交換器をバイパスさせて受液器の上部空間に導くこととし、受液器内の液冷媒を押出すだけで凝縮器として動作する熱交換器の能力を低下させてシステムの高圧圧力を維持することができる。このように、圧縮機から吐出された冷媒の顕熱を利用して高圧を維持する必要がないので、効率の低下を招くことがない。
また、熱交換器を複数有するような複雑な冷媒回路を持っているものでも、簡便な回路構成により受液器内に保持されている余剰冷媒をシステム内に供給し、システムとして安定した運転を継続することが出来る。
以下に、本発明にかかる実施形態について、図面を参照して説明する。
[冷房専用機]
図1には、冷房運転のみを行う冷房専用機(空気調和装置)1の概略構成が示されている。
冷房専用機1は、冷媒を圧縮する圧縮機2と、圧縮された冷媒を凝縮させる凝縮器(室外熱交換器)3と、凝縮された液冷媒を貯留する受液器5と、受液器5からの液冷媒を膨張させる膨張弁7と、膨張弁7によって膨張された液冷媒を蒸発させる蒸発器(室内熱交換器)9と、を備えている。
圧縮機2の吐出側と受液器5との間には、凝縮器3をバイパスして高温高圧の吐出ガス冷媒の一部を流すバイパス管(バイパス流路)11が設けられている。バイパス管11には、バイパス弁(バイパス冷媒制御手段)10が設けられている。
上記構成のうち、圧縮機2、凝縮器3、受液器5、バイパス管11及びバイパス弁10は、室外機15内に設けられている。一方、蒸発器9及び膨張弁7は、室内機17に設けられている。
なお、本実施形態では圧縮機2、受液器5、バイパス管11及びバイパス弁10は、室外機15にもうけられているが、これらは必ずしも室外機15内に設けられている必要は無い。
圧縮機2は、蒸発器9からの低温低圧ガス冷媒を圧縮して高温高圧のガス冷媒を作り出すものであり、好適にはスクロールコンプレッサが用いられる。圧縮機2の吸入側の冷媒配管には低圧センサP1が設けられ、吐出側の冷媒配管には高圧センサP2が設けられている。これら圧力センサP1.P2の出力は、室外機15に設けられた室外制御装置16の入力部16bへと出力される。さらに、圧縮機2の吐出側の冷媒配管には温度センサT7が設けられており、この出力は入力部16bへと送られるようになっている。
凝縮器3は、圧縮機2からの高温高圧のガス冷媒を外気である空気と熱交換させて凝縮させる熱交換器である。凝縮器3には、室外ファン3aが対向配置されており、この室外ファン3aによって送られる空気による強制対流によって熱交換が促進されるようになっている。室外ファン3aは、室外制御装置16の制御部16aによって起動・停止が行われ、あるいは回転数制御が行われる。
凝縮器3の上流側の冷媒配管には温度センサT3が、下流側には温度センサT4がそれぞれ設けられている。これら温度センサT3,T4の出力は室外制御装置16の入力部16bに送られる。
室外機15には、室外温センサT6が設けられており、この出力は入力部16bに送られるようになっている。後述するように、低外気温か否かの判断は、この室外温センサT6に基づいて判断される。
受液器5は、凝縮器3において凝縮された液冷媒が貯留される容器である。低外気温ではない通常の外気温時には、システムにおいて余剰とされた余剰冷媒が貯留されるようになっている。
受液器5の下流側の冷媒配管には、圧力センサP3が設けられている。この圧力センサP3の出力は、室外制御装置16の入力部16bへと送られる。圧力センサP3によって、高圧液冷媒の圧力すなわちシステムの高圧圧力が検出される。
受液器5の側壁には、受液器温度センサT8が設けられている。受液器温度センサT8の出力は、室外制御装置16の入力部16bへと送られるようになっており、この出力値に基づいて受液器5内の液面位置が推定される。
膨張弁7は、室外機15側から供給された液冷媒を略等エンタルピー的に膨張させるものである。膨張弁7は、好適には電子膨張弁(EEV)が用いられ、室内制御装置18の制御部18aによって開度が制御されるようになっている。この膨張弁7の開度によって、システム内を循環する循環冷媒量が決定される。また、所定の過熱度(例えば3deg)が維持されるように、制御部18aによって制御される。
蒸発器9は、膨張弁7からの低圧液冷媒を室内空気と熱交換させて蒸発させる熱交換器である。蒸発器9の上流側の冷媒配管には温度センサT1が、下流側の冷媒配管には温度センサT2がそれぞれ設けられている。これら温度センサT1,T2の出力は、室内制御装置18の入力部18bへと送られる。温度センサT2から温度センサT1を減じた温度によって過熱度が決定される。
蒸発器9には、室内ファン9aが対向配置されており、この室内ファン9aによって送られる空気による強制対流によって熱交換が促進されるようになっている。室内ファン9aは、室内制御装置18の制御部18aによって起動・停止が行われ、あるいは回転数制御が行われる。
室内機17には、室内温センサT5が設けられており、その出力は入力部18bへと送られる。この室内温センサT5によって得られる温度に基づいて、制御部18aから出された指令は室外制御装置16の入力部16bに送られる。その指令に基づいて室外制御装置16の制御部16aは圧縮機2の発停又はその回転数を制御することで冷凍能力を調整し、室内空気温度の制御を行う。
バイパス管11は、圧縮機2の吐出側と受液器5との間に設けられている。バイパス管11の下流端は受液器5の上部に接続され、ガス冷媒で満たされた上部空間にバイパスガス冷媒が導かれるようになっている。
バイパス弁10は、開度制御が可能な電子膨張弁(EEV)や、ON/OFF動作を行う電磁弁が用いられる。バイパス弁10は、室外制御装置16の制御部16aによって、その開度制御やON/OFF制御が行われる。なお、バイパス弁10として電磁弁を用いる場合には、流量調整のためにキャピラリチューブ(減圧管)をさらに備えた構成としても良い。また、キャピラリチューブに代えて、又は加えて、所定圧力以下で開放される圧力調整弁を設けても良い。
室外制御装置16は、マイコンを備え、室外機15内の各センサや室内制御装置18からの指令に基づいて、室外機15を制御する。
室内制御装置18は、マイコンを備え、室内機17内の各センサや室外制御装置16からのデータに基づいて、室内機17を制御する。
次に、上記構成の冷房専用機1の動作について説明する。先ず夏季のような通常外気温時の動作を説明し、その後に低外気温時の動作について説明する。
1.通常外気温時
圧縮機2によって圧縮された高温高圧のガス冷媒は、凝縮器3において凝縮して高圧液冷媒となる。高圧液冷媒は、一部の余剰冷媒が受液器5に貯留された後、膨張弁7へと送られて略等エンタルピー的に減圧させられる。低圧液冷媒は、蒸発器9において蒸発し、室内ファン9aによって送られる室内空気から熱を奪う。熱を奪われ冷却された空気は、室内へと送られ、室内温度を低下させることにより冷房を実現する。蒸発器9において蒸発した低圧ガス冷媒は、圧縮機2の吸入側へと導かれ、再び圧縮される。
このとき、バイパス弁10は閉じられており、高圧ガス冷媒がバイパス管11を通過して受液器5へと供給されることはない。
2.低外気温時
低外気温の場合は、冷凍サイクルを構成する基本的な冷媒流れは上記通常外気温の場合と同様なので、異なる部分についてのみ説明する。
室外温センサT6によって測定された温度が例えば5℃以下の低外気温となり、高圧圧力が低下し、膨張弁7による循環冷媒量の確保が困難となり、所望の冷房能力が得られなくなった場合、以下に説明する運転(受液器5に高圧ガス冷媒を導入する運転をいい、以下「ホットガス導入運転」という。)が行われる。なお、低外気温となっても、適正な膨張弁7の開度によって循環冷媒量が確保でき、所望の冷房能力が得られる場合は、ホットガス導入運転を行わずに上述した通常外気温時の運転を行う。
ホットガス導入運転を行うか否かの判断は、例えば、以下のように行う。
蒸発器9の過熱度(T2−T1)が所定値(例えば15deg)以上であり、かつ、膨張弁7の開度が通常運転時よりも大きな所定値を越えた場合に、ホットガス導入運転を行う。つまり、蒸発器9の過熱度が所定値以上になっていれば液冷媒が蒸発器9内に十分に流れ込んでいないことを意味し、この場合に膨張弁7開度が所定値以上となっていれば循環冷媒量が不足していることを意味するからである。
また、高圧圧力が所定の値を下回った場合にホットガス導入運転を行っても良い。つまり、従来技術同様に、高圧圧力が所定値を下回ったときは循環量不足が発生するとして、低外気温度時にも確実に高圧圧力を確保できるようにホットガスの導入量を調整しても良い。これにより循環量不足に至ることを未然に防止できる。
なお、膨張弁9が固定開度とされている場合には、上記膨張弁9の開度によって判断する制御に代えて、低圧圧力が所定値(0.47MPa)以下となった場合とする。低圧圧力が所定値を下回れば、蒸発器9において十分な冷媒が流れていないことを意味するからである。低圧圧力としては、圧縮機2の吸入側に設けた低圧センサP1の出力値が用いられる。
さらに、これらの判断基準に加えて、圧縮機2の吐出温度(温度センサT7によって測定される)を計測するようにしても良い。つまり、吐出温度が所定値(例えば120℃)以上となった場合にはホットガス導入運転を行うこととする。吐出温度が上がれば、それだけ過熱度が大きくなったことを意味するからである。ただし、吐出温度による判断は、冷房能力不足に対する一義的な理由とはならないので、他の判断基準と組み合わせる必要がある。
上記のようにホットガス導入運転が必要と判断されると、以下のように運転制御が行われる。
全閉状態のバイパス弁10を開け、圧縮機2からの高圧ガス冷媒の一部を受液器5へと導く。受液器5の上部空間へと導かれた高圧ガス冷媒は、受液器5内に貯留された液冷媒の液面を押圧し、押し下げる。受液器5内の液面が押し下げられると、受液器5内の液冷媒が押し出され、代って余剰冷媒は凝縮器3に滞留される。凝縮器3に滞留された液冷媒は、凝縮器3の冷媒流路の下方を部分的に満たす。液冷媒で満たされた部分は凝縮器として動作しないので、凝縮器3の凝縮能力は、液冷媒で満たされていない部分のみによって発揮されることになり、結果として見かけ上、凝縮器3の大きさが小さくなる。このように凝縮器3の凝縮能力を低下させることになるので、凝縮器3における凝縮圧力は上昇し、ひいては膨張弁7へと導かれる高圧冷媒の圧力が適正値に回復する。
バイパス弁10を急激に開けると、システムへの液冷媒の供給が急激に行われることになり、膨張弁7の開度制御が追いつかず、過剰の液冷媒が蒸発器9へと流され、蒸発できなかった液冷媒が圧縮機2へと吸い込まれる(液バック)おそれがある。これを回避するために、ホットガス導入運転時のバイパス弁10の開度は、例えば、以下のように制御される。
バイパス弁10として電子膨張弁が用いられている場合には、膨張弁7の応答を上回らない程度の時定数でバイパス弁10の開度を上げていく制御を行う。そして、膨張弁7の開度が通常運転時の適正範囲に入ったことを検知して、バイパス弁10の開度の上昇を停止する。それ以降は、膨張弁7の開度が適正範囲内となるようにバイパス弁10の開度を調整するか、または、バイパス弁10を閉とする。
また、受液器5と膨張弁7とを連結する冷媒配管に設けた圧力センサP3の測定圧力に基づいて、バイパス弁10の開度制御をするようにしても良い。具体的には、圧縮機2の吐出圧力よりも低い圧力値を上限圧力値としておき、この上限圧力値を超えないように制御する。そして、システムとして適正な高圧圧力(例えば2.9MPa程度)を維持するように、バイパス弁10の開度を上げていく。このときに、液バックを回避すべく、圧力センサP3の時間に対する変化率が所定値以下となるようにバイパス弁10の開度を制御する。また、バイパス回路に圧力調整弁を設けることでも同じ運転制御を実現できる。
バイパス弁10として、電磁弁が設けられている場合には、次のように制御する。なお、電磁弁に加えて、流量調整用の固定絞りとしてキャピラリチューブを設けても良い。
電磁弁の場合には、電子膨張弁のように開度制御ができないので、以下のようにON/OFF制御を行う。
受液器5に設けた受液器温度センサT8によってバイパス弁10のON/OFF制御を行う。つまり、バイパス弁10を開ける前の液面位置よりも下方の所定位置に受液器温度センサT8を取り付けておき、この受液器温度センサT8によって液面が検出されるまでバイパス弁10を開けることとする。液面検出は、受液器温度センサT8の温度変化によって行う。つまり、受液器温度センサT8の位置よりも上方に液面が存在するときには、受液器温度センサT8は外気温と同等の低温の液冷媒の温度を出力し、液面が受液器温度センサT8の位置よりも下方に位置したときには、受液器温度センサT8は圧縮機2からの高温の吐出ガス温度を出力するからである。
バイパス弁10を開ける前よりも下方にセンサT8を設けることとしたのは、液面が下がれば受液器5内の液冷媒が押し出されていることを意味するからである。センサT8の位置は、大幅に下方に位置させると過剰の液冷媒が膨張弁7へと流れて液バックを引き起こすおそれがあるので、液バックを生じさせない適切な位置に設定される。また、センサT8の位置を決定する際には、高圧ガス冷媒が凝縮して液面を上昇させる分を見込んで設定する必要がある。
また、定期的なバイパス弁10の開閉制御、すなわち、所定時間の開放と所定時間の閉止を繰り返し、室内機側の膨張弁7の開度が適正範囲となったら、閉止時間を長くすることでも目的を達することが出来る。
なお、ホットガス導入運転開始前から受液器5内に液冷媒が貯留されていない場合には、受液器温度センサT8の温度変化が得られないので、上述の制御ができない。この場合には、過冷却度をみておき、過冷却度が所定値以下または0の場合には冷媒が流れていないと判断して、バイパス弁10を閉じる制御を行う。
また、バイパス弁10として電子膨張弁を用いる場合であっても、電磁弁を用いる場合であっても、ホットガス導入運転開始から所定時間経過後(例えば数十秒〜数分)にバイパス弁10を閉じるという制御としても良く、前述の如くこの開閉を繰り返しても良い。これにより、簡便な制御が達成される。
以上説明したように、本実施形態にかかる冷房専用機1によれば、以下の作用効果を奏する。
バイパス管11を設け、圧縮機2から吐出された高圧ガス冷媒を、凝縮器3をバイパスさせて受液器5の上部空間に導入することとし、受液器5に貯留されていた余剰の液冷媒を、吐出配管と凝縮器及び受液器までの配管経路における冷媒の流れに伴う配管圧力損失によって生じる吐出圧力との圧力差によってシステム内へと流すこととしたので、凝縮器3の下流側が余剰冷媒である液冷媒で満たされることとなり、液冷媒で満たされていない部分のみが凝縮器として機能することになる。このように凝縮器としての能力を低下させることにより、凝縮圧力すなわちシステムの高圧圧力を上げ、膨張弁7に対して適正な開度を与えることができる高圧圧力を得ることとした。したがって、蒸発器9に必要な冷媒量を供給することができ、能力不足となることがない。
また、バイパス管11を流す冷媒は、受液器5内の冷媒液面を押圧するためだけに用いられるので、従来のヘッドマスタ方式に比べて、バイパス管11を流す流量を格段に少なくすることができる。したがって、バイパス管11を実現する冷媒配管の径を小さくすることができ、これに伴いバイパス弁10も小さくすることができ、コストを抑えることができる。
また、バイパス管11を流れる冷媒は、受液器5の液面を押圧するだけなので、熱移動に関与する面積は液面の面積のみに限定される。したがって、従来のヘッドマスタ方式比べて熱移動量を格段に少なくすることができ、冷凍サイクルの効率を向上させることができる。なお、高圧ガス冷媒と液冷媒との熱移動を最小にするために、受液器5を縦に細長い形状として液面の面積を小さくすると好適である。
[冷暖房機]
本発明は、冷房専用機1だけでなく、図2に示すようなヒートポンプ運転による暖房運転をも行う冷暖房機にも適用することができる。同図において、図1と同様の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
冷暖房機(空気調和装置)1Aは、図1の冷房専用機1に対して、四方弁19と、室外熱交換器側膨張弁20が設けられている点で異なる。
四方弁19は、冷房運転と暖房運転を切り換えるために用いるものである。図2では冷房運転が示されており、圧縮機2の吐出側と室外熱交換器3とが接続され、圧縮機2の吸入側と室内熱交換器9とが接続されている。このように、冷房運転時には、室外熱交換器3が凝縮器となり、室内熱交換器9が蒸発器となる。
暖房運転の場合には、四方弁19が切り替わり、圧縮機2の吐出側と室内熱交換器9とが接続され、圧縮機2の吸入側と室外熱交換器3とが接続される。このように、室外熱交換器3が蒸発器となり、室内熱交換器9が凝縮器となる。このときに、室外熱交換器側膨張弁20が絞り弁として動作する。
バイパス管11は、圧縮機2の吐出側と受液器5との間に接続されており、バイパス弁10を備えている点で、図1の冷房専用機1と同様である。
なお、図2では、室外制御装置16、室内制御装置18や各センサ類が示されていないが、単に省略されているだけであり、図1と同様に設けられている。これは、以下に説明する各空気調和装置1B〜1Fについても同様である。
バイパス弁10は、暖房運転時には閉じられたままである。このように、暖房運転時にはバイパス弁10を閉じるだけでよいので、従来のヘッドマスタ方式に比べて回路構成及びその制御が極めて簡便になる。
バイパス11およびバイパス弁10による他の作用効果は、図1の冷房専用機1と同様なので、その説明を省略する。
[マルチ冷暖房機]
本発明は、冷房専用機1だけでなく、図3に示すように、ヒートポンプ運転による暖房運転を行うとともに、複数の室内熱交換器を備えたマルチ冷暖房機にも適用することができる。同図において、図1及び図2と同様の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
マルチ冷暖房機(空気調和装置)1Bは、図2の冷暖房機に対して、室内熱交換器9及び膨張弁7を複数備えている点、及び、受液器5と膨張弁7との間に過冷却熱交換器22が設けられている点で異なる。それ以外の構成については同様である。
過冷却熱交換器22は、二重管式又はプレート式の熱交換器とされており、受液器5からの液冷媒に過冷却を付与するものである。つまり、受液器5から流出した液冷媒の一部を分岐して膨張弁22aによって減圧させて低温冷媒をつくり、この低温冷媒によって、分岐せずに過冷却熱交換器22を流れる液冷媒を冷却し、過冷却を付与する。これにより、室外機15と室内機17とを接続する冷媒配管が長く圧力損失が大きい場合であっても、気液二相状態とさせずに液冷媒として冷媒を膨張弁7まで輸送することができる。
この過冷却熱交換器22の液冷媒配管出口に設けた温度センサ(図示せず)によって、ホットガス導入運転の停止を判断することとしても良い。つまり、過冷却熱交換器22の液冷媒配管出口に設けた温度センサの温度が上昇すると、バイパス管11からの高圧ガス冷媒が流れ込んだことを意味するので、その場合にはバイパス弁10を閉じてホットガス導入運転を停止する。これにより、受液器5内に液冷媒がなくなり温度センサT8(図1参照)による液面検出が不可能となった場合であっても、ホットガス導入運転の停止制御が可能となる。
バイパス管11およびバイパス弁10による他の作用効果は、図1および図2の空気調和装置1,1Aと同様なので、その説明を省略する。
[マルチ冷暖房機]
本発明は、冷房専用機1だけでなく、図4に示すように、図3に示したマルチ冷暖房機1Bに加えて、室外機15を複数設けた組合せマルチ冷暖房機にも適用することができる。同図において、図1乃至図3と同様の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
組合せマルチ冷暖房機(空気調和装置)1Cは、複数の(図4では2つの)室外機15を備えている。
ぞれぞれの室外機15のバイパス弁10の上流側(圧縮機2の吐出側)は、連結管23によって連結されている。これにより、一方の室外機15の圧縮機2が停止している場合であっても、他方の室外機15の圧縮機2の吐出圧力を利用することができ、ホットガス導入運転が可能となる。
バイパス管11およびバイパス弁10による他の作用効果は、図1乃至図3の空気調和装置1,1A,1Bと同様なので、その説明を省略する。
[冷暖房フリーマルチエアコン]
本発明は、冷房専用機1だけでなく、図5に示すように、複数の室内熱交換器を備え、各室内熱交換器で独立に暖房・冷房運転を行う冷暖房フリーマルチエアコンにも適用することができる。同図において、図1乃至図4と同様の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
冷暖房フリーマルチエアコン(空気調和装置)1Dは、一つの室外機15に対して、複数の室内機17を有しており、各室内機17は独立して冷房運転および暖房運転を行うことができるようになっている。
室外機15は、圧縮機2、室外熱交換器3、受液器5、四方弁19、室外熱交換器側膨張弁20、過冷却熱交換器22、膨張弁22aを備えており、これらの機能は図3や図4に示した室外機15と同様なので、それらの説明は省略する。
室外機15と室内機17との間は、低圧ガス管24、高圧ガス管26及び液管28によって連結されている。
各室内機17には、分流コントローラ30が設けられている。分流コントローラ30は、四方弁32と、固定絞りであるキャピラリチューブ33とを備えている。四方弁32を切り替えることにより、冷房時には室内熱交換器(蒸発器)9からの低圧ガスを低圧ガス管24へと導くこととし、暖房時には高圧ガス管26からの高圧ガスを室内熱交換器(凝縮器)9へと導くこととしている。図5に示された各室内機17は、冷房運転とされている。
図5に示された室外機15は冷房主体運転時の設定とされており、この場合、圧縮機2からの吐出ガスは、四方弁19を介して室外熱交換器3に導かれ、さらに、高圧ガス管26を介して室内機17へと導かれる。高圧ガス管26によって導かれた高圧ガスは、暖房を行う室内機17(暖房運転の場合には分流コントローラ30の四方弁32が切り替わり、高圧ガス管26と室内熱交換器9とが接続される。)において用いられる。なお、図5に示した室内機17はすべて冷房運転とされているので、高圧ガス管26によって供給された高圧ガスは、分流コントローラ30の四方弁32を通りキャピラリチューブ33によって減圧された後、低圧ガス管24へと導かれる。これによって、高圧ガス管26内に冷媒が滞留し、放熱液化した冷媒が保持されてしまうことが防止される。
室外熱交換器3において凝縮した液冷媒は、受液器5を通り過冷却熱交換器22によって過冷却をつけられた後、液管28によって室内機17へと送られる。室内機17へと送られた液冷媒は、膨張弁7によって膨張させられた後、室内熱交換器9において蒸発させられて、室内空気から熱を奪い冷却する。室内熱交換器9において蒸発した低圧ガスは、分流コントローラ30の四方弁を通り、低圧ガス管24へと導かれ、室外熱交換器15の圧縮機2へと返送される。
上記構成の冷暖房フリーマルチエアコン1Dは、図1乃至図4に示した空気調和装置1,1A,1B,1Cと同様に、低外気温時にバイパス弁10を開くことによりホットガス導入運転を行う。この作用効果については同様なのでその説明を省略する。
冷暖房フリーマルチエアコン1Dの運転モードの一つとして、蒸発器として運転される室内熱交換器9の蒸発能力と、凝縮器として運転される室内熱交換器9の凝縮能力とがつり合っている場合(例えば蒸発器として動作している室内熱交換器9の台数と凝縮器として運転している室内熱交換器9の台数が同じ場合)には、室外熱交換器3は、凝縮器としても蒸発器としても運転されずに運転停止させられる運転モード(冷暖バランス運転)がある。
このように運転停止された室外熱交換器3は、四方弁19を切り替えることにより圧縮機2の吸入側に接続されかつ冷媒が流れない状態とされたいわゆる蒸発器待機の状態とされる。この状態で低外気温とされた場合、蒸発器待機とされた室外熱交換器3は、外気温よりもシステムの吸入圧力(蒸発圧力)における飽和温度が低くなるようにするが、受液器5での流れが無いため凝縮液化した冷媒が溜まり込んでしまい、システムとして冷媒不足に陥り、室内熱交換器9が能力不足となるおそれがある。
このような事態を回避するため、バイパス弁10を開けて受液器5に貯留された液冷媒を室内熱交換器9側に押し出すようにする。この場合には、室外熱交換器側膨張弁20は閉じているので、室内熱交換器9側に液冷媒が供給されることになる。
これにより、室内熱交換器9において必要な冷媒量を確保することができ、室内熱交換器9における能力不足を回避することができる。
[冷暖房フリー組合せマルチエアコン]
本発明は、冷房専用機1だけでなく、図6に示すように、図5の冷暖房フリーマルチエアコンの室外機を複数とした冷暖房フリー組合せマルチエアコンにも適用することができる。同図において、図1乃至図5と同様の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
冷暖房フリー組合せマルチエアコン(空気調和装置)1Eは、図5の冷暖房フリーマルチエアコン1Dに対して、室外機15が複数とされている点が異なり、その他は同様である。
したがって、バイパス弁10の動作によるホットガス導入運転の作用効果については同様なので、その説明は省略する。また、室内熱交換器9の蒸発能力と凝縮能力が釣り合い(冷暖バランス運転)、室内熱交換器9を循環する冷媒量が不足している場合に、バイパス弁10を開けて液冷媒を室内熱交換器9側に流す構成・作用・効果についても同様なので、その説明は省略する。
図7には、図6の冷暖房フリー組合せマルチエアコンに蒸発圧力調整弁を備えた構成が示されている。
図7の冷暖房フリー組合せマルチエアコン(空気調和装置)1Fは、低圧ガス管24に連結される室外機15側の冷媒配管に、蒸発圧力調整弁(EPR,入口側圧力調整弁)40が設けられている。この圧力調整弁40は、この弁の上流側である室内機側の蒸発圧力が所定値以下となって、室内機用熱交換器が凍結する事態に至らないように圧力制御を行うためのものである。これにより、前述の蒸発器待機を行った場合のシステムとしての吸入圧力が低くなっても、室内機側の蒸発圧力は適正に保つことが出来るため、室内熱交換器9を凍結させること無く冷房運転を継続することが出来る。このことは、蒸発器として運転される室内熱交換器9の蒸発能力と、凝縮器として運転される室内熱交換器9の凝縮能力とがつり合っている場合のみならず、凝縮器として運転される室内熱交換器9の凝縮能力が大きい、暖房主体運転で室外熱交換器3が蒸発器として使われるときも有用である。すなわち、外気温度が例えば0℃以下のような場合には、室外熱交換器の蒸発温度は当然その外気温度よりも低下し、蒸発圧力調整弁(EPR)40が無ければ室内熱交換器9での蒸発温度もほぼ同じ温度に降下し、この室内熱交換器9の温度が0℃以下となることで凝縮水が凍結に至るのであるが、蒸発圧力調整弁(EPR)40の上流側である室内熱交換器9での蒸発温度がこの弁の設定圧力以上に保たれることで凍結に至ることを回避出来る。この弁の設定圧力の飽和温度は5℃程度に設定することで冷房能力を損なうこと無く安定した運転を実現できる。
なお、図7のように各室外機15に一つの蒸発圧力調整弁40を設けずに、室外機15側の低圧ガス管同士を連結して、全体で一つの蒸発圧力調整弁40として、コストダウンを図っても良い。また、室外熱交換器に付着した霜を溶かすデフロスト運転のような場合には、この蒸発圧力調整弁40と並列に電磁弁を設け、その電磁弁を開放するなどして、蒸発圧力調整弁40の機能を停止させることも重要である。
以上の通り、バイパス管11及びバイパス弁10は、図1に示した冷房専用機1だけでなく、図2乃至図7に示した各空気調和装置1A〜Fに対しても簡便に取り付けることができる。しかも、ヒートポンプ運転時にはバイパス弁10を閉じるだけの制御で済むので、極めて簡便にシステムを構成することができる。
なお、図5乃至図7に示したような、各室内熱交換器9が独立して冷暖房を行う構成の場合には、各室内熱交換器9の運転モードが変化する際に、バイパス弁10を閉じるように制御することが好ましい。室内熱交換器9の運転モードが変化するときは、循環冷媒量に変動が生じ、適正な冷媒量を把握することが困難となるからである。
本発明のバイパス管およびバイパス弁を備えた冷房専用機を示した概略構成図である。 本発明のバイパス管およびバイパス弁を備えた冷暖房機を示した概略構成図である。 本発明のバイパス管およびバイパス弁を備えたマルチ冷暖房機を示した概略構成図である。 本発明のバイパス管およびバイパス弁を備えた組合せマルチ冷暖房機を示した概略構成図である。 本発明のバイパス管およびバイパス弁を備えた冷暖房フリーマルチエアコンを示した概略構成図である。 本発明のバイパス管およびバイパス弁を備えた冷暖房フリー組合せマルチエアコンを示した概略構成図である。 本発明のバイパス管およびバイパス弁を備えるとともに、蒸発圧力調整弁を備えた冷暖房フリー組合せマルチエアコンを示した概略構成図である。 従来のヘッドマスタ方式を採用した冷房専用機を示した概略構成図である。
符号の説明
1,1A,1B,1C,1D,1E,1F 空気調和装置
2 圧縮機
3 室外熱交換器
5 受液器
7 膨張弁
9 室内熱交換器
10 バイパス弁(バイパス冷媒制御手段)
11 バイパス管(バイパス流路)

Claims (6)

  1. 冷媒を圧縮する圧縮機と、
    室外に配置され、冷房運転時に、前記圧縮機によって圧縮された冷媒を凝縮させる室外熱交換器と、
    冷房運転時に、前記室外熱交換器によって凝縮された冷媒を膨張させる膨張弁と、
    室内に配置され、冷房運転時に、前記膨張弁によって膨張された冷媒を蒸発させる室内熱交換器と、
    前記室外熱交換器と前記膨張弁との間に設けられた受液器と、を備えた空気調和装置において、
    前記圧縮機から吐出された冷媒を、前記室外熱交換器をバイパスさせて前記受液器の上部空間に導くバイパス流路と、
    該バイパス流路を流れる冷媒流れを制御するバイパス冷媒制御手段と、
    を備えていることを特徴とする空気調和装置。
  2. 前記バイパス冷媒制御手段は、前記室内熱交換器を流通する冷媒量が所定値以下とされた場合に、前記バイパス管を介して前記圧縮機から吐出された冷媒を前記受液器へと流すことを特徴とする請求項1記載の空気調和装置。
  3. 前記室内熱交換器が複数設けられ、
    これら室内熱交換器は、それぞれ、低圧ガス管、高圧ガス管および液管によって前記室外熱交換器と接続されるとともに、冷房運転時には前記液管から、暖房運転時には前記高圧ガス管から冷媒が供給されて室内空気と熱交換を行い、
    前記バイパス冷媒制御手段によって、前記受液器に貯留された液冷媒を前記室内熱交換器側に供給することを特徴とする請求項1又は2に記載の空気調和装置。
  4. 冷媒を圧縮する圧縮機と、
    室外に配置され、冷房運転時に、前記圧縮機によって圧縮された冷媒を凝縮させる室外熱交換器と、
    冷房運転時に、前記室外熱交換器によって凝縮された冷媒を膨張させる膨張弁と、
    室内に配置され、冷房運転時に、前記膨張弁によって膨張された冷媒を蒸発させる室内熱交換器と、
    前記室外熱交換器と前記膨張弁との間に設けられた受液器と、を備えた空気調和装置の制御方法において、
    前記室内熱交換器を流通する冷媒量が所定値以下とされた場合に、前記圧縮機から吐出された冷媒を、前記室外熱交換器をバイパスさせて前記受液器の上部空間に導くことを特徴とする空気調和装置の制御方法。
  5. 前記室内熱交換器が複数設けられ、
    これら室内熱交換器は、それぞれ、低圧ガス管、高圧ガス管および液管によって前記室外熱交換器と接続されるとともに、冷房運転時には前記液管から、暖房運転時には前記高圧ガス管から冷媒が供給されて室内空気と熱交換を行い、
    前記受液器に貯留された液冷媒を前記室内熱交換器側に供給することを特徴とする請求項4記載の空気調和装置の制御方法。
  6. 前記室内熱交換器が複数設けられ、
    これら室内熱交換器は、それぞれ、低圧ガス管、高圧ガス管および液管によって前記室外熱交換器と接続され、
    前記低圧ガス管には、前記室内熱交換器側を上流とした入口側圧力に基づいた圧力調整を行う入口側圧力調整弁が設けられ、
    冷房運転時には前記液管から、暖房運転時には前記高圧ガス管から冷媒が供給されて室内空気と熱交換を行う請求項1に記載の空気調和装置。
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