JPH07324022A - 化粧品 - Google Patents

化粧品

Info

Publication number
JPH07324022A
JPH07324022A JP6115497A JP11549794A JPH07324022A JP H07324022 A JPH07324022 A JP H07324022A JP 6115497 A JP6115497 A JP 6115497A JP 11549794 A JP11549794 A JP 11549794A JP H07324022 A JPH07324022 A JP H07324022A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
hot water
cosmetic
natural
soluble base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6115497A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3428727B2 (ja
Inventor
Takahiro Ando
隆弘 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuinesu Kk
Original Assignee
Fuinesu Kk
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuinesu Kk filed Critical Fuinesu Kk
Priority to JP11549794A priority Critical patent/JP3428727B2/ja
Publication of JPH07324022A publication Critical patent/JPH07324022A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3428727B2 publication Critical patent/JP3428727B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 産業廃棄物である「湯」を有効利用すること
によって、皮膚の健康に良い天然材料の安全な化粧品を
提供する。 【構成】 油揚げの製造過程で得られる湯100 ミリリッ
トルに天然塩50g 及びゲル化剤(製品名 イナアガ−
L、製造 伊那食品工業株式会社)10g を加え、ミキサ
−を用いて混練することにより、乳白色の液体を得、こ
れを加熱容器に移し、攪拌しながら、70℃〜80℃に加熱
することにより液体をゲル化させた。液体がゲル化した
段階で特有の臭いが生じるので、この時、ヒバ油を0.01
ミリリットル加え、攪拌し、その後、常温にて1時間以
上保管し、除熱し、安定化する。その後更に攪拌して成
分を均一化することにより、本例の化粧品を得た。本例
の化粧品をヒトの皮膚に適量塗布し、マッサ−ジ後、洗
い流すことにより、すべすべの皮膚の状態が得られた。
また使用時にヒバ油の香りがするため、森林浴効果も得
られた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、豆腐製造過程で排出さ
れる産業廃棄物である湯を主原料とする化粧品に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、豆腐製造過程で排出される絞り
汁、いわゆる湯は産業廃棄物とされるため、その利用方
法が探求されていた。そして従来、湯は化粧品の原料と
はされていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の課題は
産業廃棄物である湯の有効な利用を可能にすることにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題解決のために請
求項1では、豆腐製造過程において豆乳から排出される
湯に塩及び水溶性基剤を加えて得られる化粧品であっ
て、クリ−ム形状であることを特徴とする化粧品を創作
した。また請求項2では、請求項1に記載の化粧品にお
いて、水溶性基剤は海草抽出成分であることを特徴とす
る化粧品を創作した。前記湯は豆乳にニガリを加え、圧
搾することによって産出される液体である。前記水溶性
基剤は人の皮膚に害のない種々の水溶性基剤を使用する
ことができ、例えば通常の化粧品の製造に使用される種
々の水溶性基剤を使用することができる。
【0005】
【作用】請求項1に記載の化粧品及び請求項2に記載の
化粧品によると、湯に含まれる成分及び塩の作用によ
り、皮膚の健康に良い化粧品とされる。またクリ−ム形
状であるため、皮膚上に塗布した場合、水溶液に比べて
より長く皮膚上に維持されるので、化粧品に含まれる成
分の皮膚に対する効果がより大きくされる。また水溶性
基剤を使用しているので、水で洗い流すことができる。
さらに請求項2に記載の化粧品によると、海草抽出成分
の作用により、皮膚の健康に良い化粧品とされる。
【0006】
【実施例】
実施例1 大豆250gに水2.5 リットルを加え、14〜16時間置き、吸
水して約2.2 倍量の重量となった大豆にその重量の5 倍
量の水を加え、これをミキサ−に入れ、磨砕することに
より「ご汁」を得た。このご汁を煮沸して直ちに木綿袋
を用いて絞り、豆乳とおからに分離した。この豆乳の1
0倍量になる水を沸騰させ、少量ずつ豆乳を添加し、豆
乳を全量加え終わったのち、攪拌しながら約3 〜5 分沸
騰させた後、75℃まで冷却した。凝固剤として、本例で
は天然のニガリ(商品名 中国青海特産 天然ニガリ、
発売元 株式会社 中島(大阪市淀川区豊里6 丁目1 番
17号)を使用した。その成分はMgCl2 ・6 H 2 O を96%
含むものである。この天然ニガリ(ニガリ結晶)を計量
カップに入れ、1000ミリリットルを計り採り、これに40
℃の温水を混合して2800ミリリットルの水溶液を作り、
前記の豆乳に混合した。5 〜10分放置後、ひしゃくです
くい、木綿の布を置いた穴の開いた箱型に移し、型詰め
した凝固豆乳を木綿の布で包み、ふたの上に重石をのせ
て、5g/cm 2 の圧をかけ、約20分間水分(本例で使用さ
れる「湯」)をきった。この際に得られる液体が「湯」
である。
【0007】前記の様に得られた湯100 ミリリットルに
天然塩50g 及び請求項中、水溶性基剤としてゲル化剤
(製品名 イナアガ−L、製造 伊那食品工業株式会
社)10gを加え、ミキサ−を用いて混練することによ
り、乳白色の液体を得た。
【0008】前記湯の成分はカルシウム2.3 mg/100g、
マグネシウム33mg/100g、カリウム130 mg/100g、ナト
リウム5.6 mg/100g、粗タンパク0.4 %(タンパク換算
係数6.25)であり、pH6.1 (19℃)であった。またイナ
アガ−Lはアガロ−スを主成分とする海草抽出物であ
る。
【0009】次に得られた乳白色の液体を加熱容器に移
し、攪拌しながら、70℃〜80℃に加熱することにより液
体をゲル化させた。液体がゲル化した段階で特有の臭い
が生じるので、この時、ヒバ油(販売 青森ヒバ油株式
会社、ヒノキチオ−ル1%含有)を0.01ミリリットル加
え、攪拌した。その後、常温にて1時間以上保管し、除
熱し、安定化した。その後更に攪拌して成分を均一化す
ることにより、クリ−ム形状である本例のボディケア用
化粧品を得た。ヒバ油はヒバの精油であり、抗菌、抗カ
ビ作用があるヒノキチオ−ルを含んでいる。
【0010】本例の化粧品を多数の人について、使用し
た結果を以下に記載する。使用方法は通常のボディケア
用化粧品と同様であり、本例のボディケア用化粧品を適
用部位に任意量付けてマッサ−ジしながら塗布し、その
後、水又はお湯で洗い流した。 A.24才(女) 食器洗い後に手に本例のボディケア
用化粧品を使用したところ、肌に潤いが出て、つやつ
や、すべすべとした肌となった。 B.22才(女) 入浴時、石鹸で体を洗った後に体に
使用したところ、肌がしっとりとし、マッサ−ジ効果も
あり、熟睡できた。その次の朝も肌がつやつやとしてい
て、化粧ののりも良好であった。 C.47才(男) 入浴時、石鹸で体を洗った後に体に
使用したところ、肌のガサ付きが無くなり、すべすべと
した。 D.21才(女) 手に本例のボディケア用化粧品を使
用したところ、使用時には塩の結晶の感触が心地良く、
洗い流した後は肌がつやつやになった。 E.23才(女) 入浴時、石鹸で体を洗った後に体に
使用したところ、ム−ス状なので良くのび使いやすく、
肌がすべすべになった。 F.21才(男) 手に本例のボディケア用化粧品を使
用したところ、肌がつるつるになり、指先がきれいにな
った。 G.28才(女) 入浴時、石鹸で体を洗った後に体に
使用したところ、荒れぎみの肌であったのが、すべすべ
になった。 H.33才(女) 入浴時、石鹸で体を洗った後に体に
使用したところ、肌がしっとりした。また手足のしもや
けが改善された。またヒノキの香りで気分が爽快になっ
た。 その他、多数の人が同様の効果を得た。本例の化粧品は
「湯」に含有される成分が皮膚に良好な効果を与えると
考えられ、この有効成分は明らかではないが、レチシ
ン、サポニン等の大豆に含まれる成分ではないかと考え
られる。本例の化粧品には「湯」に対して最大溶解量以
上の天然塩を加えているため、本例の化粧品使用時に塩
の結晶が皮膚を刺激し、血行を良好にするマッサ−ジ効
果が生じると考えられる。また塩による肌を引き締める
効果及び海水浴効果も得られると考えられる。本例のボ
ディケア用化粧品にはヒバ油が混合されているので、森
林の香りが良い気分を生じさせる、いわゆる森林浴効果
も得ることができ、従って精神を安定させる効果も有し
ている。またヒバ油は殺菌効果を有しているので、本例
のボディケア用化粧品は殺菌効果も有するものである。
さらに本例のボディケア用化粧品は天然材料である湯か
ら製造されるため、安心して使用できる。また本例のボ
ディケア用化粧品は天然のニガリ及び天然塩を用いて製
造されていることから、海水成分のマグネシウム、カル
シウム及び各種ミネラルが多く含まれ、皮膚の健康によ
り良いと考えられる。なお天然のニガリとは海水の濃縮
により、塩化ナトリウムを結晶化した後に残る臭素、マ
グネシウム、カルシウム塩の溶液を意味する。なおヒバ
油に変えて、アロエ原液又は他の芳香成分を添加するこ
とができ、また天然ニガリに変えて硫酸カルシウム又は
デルタ−グルコノラクトン等の凝固剤(人工のニガリ)
を使用しても良く、天然塩に変えて精製塩を使用するこ
ともできる。
【0011】
【発明の効果】請求項1又は請求項2に記載の化粧品に
よると、産業廃棄物である「湯」の有効利用が図られる
ため、環境保護に貢献する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 豆腐製造過程において豆乳から排出され
    る湯に塩及び水溶性基剤を加えて得られる化粧品であっ
    て、クリ−ム形状であることを特徴とする化粧品。
  2. 【請求項2】 水溶性基剤は海草抽出成分であることを
    特徴とする請求項1に記載の化粧品。
JP11549794A 1994-05-27 1994-05-27 化粧品 Expired - Fee Related JP3428727B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11549794A JP3428727B2 (ja) 1994-05-27 1994-05-27 化粧品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11549794A JP3428727B2 (ja) 1994-05-27 1994-05-27 化粧品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07324022A true JPH07324022A (ja) 1995-12-12
JP3428727B2 JP3428727B2 (ja) 2003-07-22

Family

ID=14663979

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11549794A Expired - Fee Related JP3428727B2 (ja) 1994-05-27 1994-05-27 化粧品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3428727B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10313941A (ja) * 1997-05-20 1998-12-02 Takaoka Shoji Kk 脂取り紙およびその製造法
KR20040082247A (ko) * 2003-03-18 2004-09-24 주식회사풀무원 두부 숨물로부터 항 엘라스테이즈(Anti-elastase) 활성함유 성분 분리 및 응용
WO2012115468A2 (ko) * 2011-02-24 2012-08-30 (주)아모레퍼시픽 두부 순물을 포함하는 피부 미백용 조성물
JP2014024825A (ja) * 2012-07-24 2014-02-06 Mitsuhiro Tomishige ボデイケア剤

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10313941A (ja) * 1997-05-20 1998-12-02 Takaoka Shoji Kk 脂取り紙およびその製造法
KR20040082247A (ko) * 2003-03-18 2004-09-24 주식회사풀무원 두부 숨물로부터 항 엘라스테이즈(Anti-elastase) 활성함유 성분 분리 및 응용
WO2012115468A2 (ko) * 2011-02-24 2012-08-30 (주)아모레퍼시픽 두부 순물을 포함하는 피부 미백용 조성물
WO2012115468A3 (ko) * 2011-02-24 2012-12-27 (주)아모레퍼시픽 두부 순물을 포함하는 피부 미백용 조성물
JP2014024825A (ja) * 2012-07-24 2014-02-06 Mitsuhiro Tomishige ボデイケア剤

Also Published As

Publication number Publication date
JP3428727B2 (ja) 2003-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100374039C (zh) 中药豆制品凝固剂及用中药豆制品凝固剂制作的豆腐
JP3428727B2 (ja) 化粧品
KR20010000706A (ko) 새로운 기능성 소금의 제조 방법과 용도의 개발
CN105342922A (zh) 一种沐浴露及其制备方法
US4970072A (en) Bath preparation
JP2014024825A (ja) ボデイケア剤
KR0163501B1 (ko) 욕용제 조성물
JP2500685B2 (ja) 酒粕入浴剤
CN106109312A (zh) 山楂珠光沐浴液
CN105106037A (zh) 橄榄泡沫浴盐
CN105796410A (zh) 具有保健效果的洗浴盐及制法
CN106491380A (zh) 一种洁面仪专用n‑酰基氨基酸阴离子表面活性剂型洁面乳/膏及其制备方法
CN104893867A (zh) 一种金银花沐浴手工皂
JP3030266B2 (ja) 養毛剤
WO2020053584A1 (en) Composition
CN105534795A (zh) 能温和去屑的洗发盐及制备方法
JPH026735B2 (ja)
JP3087162B2 (ja) 笹 塩
JP2000072656A (ja) 浴用化粧料
JP3534470B2 (ja) 入浴剤またはマッサージ剤の製造方法
KR20050092856A (ko) 녹용 추출물을 함유하는 미용비누
JP2009096735A (ja) アルカリ性の風呂用温浴効果と温泉感触泉質の添加剤製造方法
CN105878163A (zh) 一种洁面用盐及制备方法
JPS63250317A (ja) 牛乳を主材とする入浴剤
KR20040027184A (ko) 목욕용 겔화 조성물

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees