JPS63250317A - 牛乳を主材とする入浴剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ａ０発明の目的 ａ、ａ業−ヒの利用分野 本発明は牛乳中に含まれる蛋白賀、脂買。

炭水化物、ビタミン、酵素を有効成分とする入浴剤に関
するものである。

ｂ、従来の技術とその問題点 従来入浴に際し、ホウ砂１食塩、炭酸アルカリ類などの
無機塩類混合物に香料、色素等を添加した混合物、また
、硫黄剤を主材とする混合物を浴湯に混入、溶解して用
いることが知られている。

これら浴剤は、入浴者の皮膚面へ適度の刺激を与えて血
行を良くし、疲労の回復、新陳代謝の促進を図るもので
あるが、木浴剤は、さらに皮膚の保護、美容が目的で （１）適当な洗浄で肌の表面や毛穴から異物を取除く （２）肌に湿り気を与える （３）肌を薄く保つ 等の点で、従来このような入浴効果を奏するものがなか
った。

Ｂ９発明の構成 ａ９問題を解決しようとする手段 本発明では、下記の構成のものによフて上述した問題を
解決しようとするものである。

すなわち、本発明のものは 生牛乳パウダーあるいは脱脂乳パウダー３０．０〜５５
．０亀、炭酸水素ナトリウム４０．０〜２５．０零、無
水硫酸ナトリウム　３０．０〜２０．０零を組成する牛
乳を主材とする入浴剤である。

ｂ０発明の実施例 製造方法は生牛乳を濃縮し、乾燥させ、生牛乳パウダー
を作り、入浴剤の原料とするか、又は、生牛乳より乳脂
を脱脂し、濃縮し、乾燥させ、脱脂乳パウダーを作り入
浴剤の原料とする。

そして、その組成は下記の通りである。

生牛乳パウダーあるいは脱脂乳パウダー（Ｐｏｗｄｅｒ
　　Ｍｉｌｋｌ　　　　　　　　　　　　　　　３０．
０〜５５．Ｑ素炭酸水素ナトリウム （Ｓｏｄｉｕｍ　Ｂｌｃａｒｂｏｎａｔｅ）　　　　、
４０．０〜２５．０に無水硫酸ナトリウム （Ｓｏｄｌｕ＋＊　５ｕｌｆａｔｅ、＾ｎｈｙｄｒｏｕ
ｓ）　３０．０〜２０．０に硼砂　（Ｂｏｒａｘ）　　
　　　　　　　適量〜適量香料（Ｐａｒｆｕ■ｅ）　　
　　　　　通量〜適量以上の組成のものを粉末のままに
しても、公知の方法で顆粒にしてもよい。

なお、牛乳成分を増量した場合浴槽の汚れが生じるため
、白皮を増す目的で二酸化チタン（Ｔｉｔａｎｉｕｍ　
Ｄｉｏｘｉｄｅ）等の薬品、又は米。

澱粉等の自然品を使用することもある。

Ｃ１使用方法 この入浴剤の使用量は、家庭用浴槽（約１５０１）の浴
湯に２０〜２５ｇを添加するのが適当である。

Ｃ０発明の効果 本発明のものは、生牛乳パウダー、脱脂乳パウダーを主
材としているから、牛乳の有する下記の効果を発揮する
ものである。

（１）牛乳に含まれている蛋白質中のカゼインは肌に薄
い膜を形成し、肌の湿り気の喪失を防ぎ、はこりや汚染
物を肌表面に触れさせない効果があり、カゼインは熱に
強く太陽光より肌を守る効果がある。又、カゼインは簡
単な洗浄で肌より取り去ることが出来る。

（２）牛乳に含まれている脂質は肌をなめらかにし、き
め細かな肌を作るのに役立つ。

又、中性脂質（トリグリセリット）であり、はとんどが
飽和脂質で簡単な洗浄で肌より取り去ることが出来る。

尚、牛乳の脂質には肌に必要なビタミンＡを溶かし吸収
させ易くする作用を持っている。

（３）牛乳に含まれている炭水化物中の乳糖は甘味は薄
く牛乳中に含まれているビタミン、酵素の活動を助ける
作用がある。牛乳中には数多くのビタミン、酵素が存在
しており、それぞれが肌の健康と美を保つ働きをしてい
る。

（４）牛乳に含まれている無機質中にはカルシウム、リ
ン、鉄、ナトリウム、カリウム等のミネラルが含まれて
おり、肌の健康と英を保つ上に必要な成分であるミネラ
ル分の多い温泉が好まれるのは肌にミネラルが有効であ
ることの実証にすぎない。

（５）牛乳に含まれているビタミンはＡ。

８１、Ｂ２．Ｂ６．Ｂ１２．Ｃ，Ｄ、パントテン酸、ビ
オチン、葉酸、ナイアシン他と数多い。

ビタミンは単一のビタミンの補給だけではその量が多く
ても不十分であり、複合体でその効果が出ると言われて
おり、この点牛乳に含まれているビタミンは複合体であ
り、健康的な肌、英しい肌を保つ為には非常に有効であ
る。

イ、ビタミンＡ〜ビタミンＡは肌の荒れを防ぐ効果があ
る。

肌は新陳代謝によって表面の細胞がア カやフケになって剥がれ落ち、下の細胞が表面に表われ
る。この肌の更新現象を表皮細胞の角質化といい、所要
期間は約３０日で常に美しい肌が保たれている。

しかし、ビタミンＡが不足すると表皮細胞の角質化が不
調になり、肌が荒れてカサカサになる。これはビタミン
Ａの不足によって粘膜や粘液の主成分であるコンドロイ
チン硫酸の生産が出来なくなり、特に粘膜の表面を覆っ
ている粘液が少なくなる為である。又、ニキビは毛穴に
つまった老廃物等アカが細菌によって化膿して生じるも
ので、ビタミンＡは表皮の角質化現象を円滑化させる為
ニキビ防止にも役立つ、ビタミンＡによるニキビ特効薬
が出始めているのもこの効果がある為で、その他皮膚ガ
ンがビタミンＡで 治った話、さめ肌治療にビタミンＡが役立つ話等々種々
の肌の病気とビタミンＡの関係は今日注目を集めている
。

口、ビタミンＢの内、ビタミンＢ２．Ｂｅは皮膚炎予防
因子の１つであることは既に臨床実験で証明されている
。

ハ、ビタミンＣは、張りのある美しい肌を作り上げるこ
とは周知のことであるが、これはコラーゲンの生成が順
調に行なわれる為である。

二、パントテン酸は、従来皮膚炎を治すビタミンとして
ナイアシンやビタミンＢ２が知られていたが、これらの
ビタミンでは治すことが出来ない皮膚炎が存在すること
が判明し、１９３９年パントテン酸で治ることが証明さ
れ、今では皮膚炎治療のビタミンとして利用されている
。

ホ、ビオチン（ビタミンＨ）は１９３９年ビオチンが皮
膚炎治療に有効であることが実証され、この為皮膚（Ｈ
ＡＵＴ）の頭文字をとってビタミンＨと名付けられた。

又、ビオチンが不足すると皮膚炎が発生する事も実証さ
れている。

へ８葉酸は血球に活力を与える作用があり、血行を良く
する。

ト、ナイアシンはペアグラと云う病気治療に効用がある
。

皮膚で日光にあたる部分に対称的に経 済が表われ、次第に暗褐色となり皮膚が脱落してくるの
もこのベラグラと云う病気の表われで、ナイア゛シンは
これを防止する効果がある。

牛乳に含まれているビタミン類の殆ど は、肌に大切な効果があり、健康で美しい肌を保つ為に
は不可欠なものである。

（６）牛乳中に含まれている酵素は肌の角質を分解し、
肌にリンス効果を与え健康的な美しい肌を保たせる。

入浴の目的は、皮膚の保護にあり、第１は、適当な洗浄
で肌の表面や毛穴から異物を取除くこと、第２は肌に湿
り気を与えること、第３は肌を薄く保つことが考えられ
る。

以上から明らかなように、本発明のものによれば、皮膚
の保護、美容の目的を達することが出来る牛乳に含まれ
る有効な成分を皮膚に吸収させることが出来る。

牛乳の粉末入浴剤を試作し、官能テストを行ない、パネ
ラ−は女性（年齢別）６人で行なった。

入浴剤の使用方法は、家庭用浴槽（湯量約１５０ｊ２）
に本願による粉末状入浴剤を２０〜２５ｇ溶解させた浴
用渇を連続５日間試験入浴し、評価法に従りて本願によ
る粉末入浴剤の評価値を示した。

パネルテストに用いた評価法

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、生牛乳パウダーあるいは脱脂乳パウダー３０．０〜
   ５５．０％、炭酸水素ナトリウム４０．０〜２５．０％
   、無水硫酸ナトリウム３０．０〜２０．０％を組成する
   ことを特徴とする牛乳を主材とする入浴剤。 ２、必要に応じて二酸化チタンなどの薬品、又は米、澱
   粉などの自然品を添加した特許請求の範囲第１項記載の
   牛乳を主材とする入浴剤。