JP2009096735A - アルカリ性の風呂用温浴効果と温泉感触泉質の添加剤製造方法 - Google Patents

アルカリ性の風呂用温浴効果と温泉感触泉質の添加剤製造方法 Download PDF

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敬介 佐久間
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Abstract

【課題】水道水、地下水などの生活用水による、風呂の浴湯の場合に擬似的温泉水質とするための添加剤の提供。
【解決手段】天然温泉に近似的なアルカリ性の無機成分および有機多価カルボン酸塩を含有する風呂用添加剤。アルカリ性の無機成分としては、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム、または炭酸水素カリウム、炭酸カリウム、セスキ炭酸カリウムなどのいずれかの炭酸塩を単体もしくはそれらの混合体として使用し、それらの配合において、温浴時のpH値が9〜11の範囲となるように、配合比を調整する。 さらに上記アルカリ性の無機成分に加え、1分子内に2個以上のカルボン酸基をもつ有機多価カルボン酸のナトリウム塩もしくはカリウム塩を、最終的に使用される湯浴に重量比で、0.00005〜2%の範囲で使用する。
【効果】入浴時の温浴効果を高めることができるとともに温泉感触を現出せしめることができる。
【選択図】なし

Description

本発明は水道水、地下水などの生活用水において、風呂利用の場合に擬似的温泉水質とするための添加剤
であって、これを使用した入浴時の温浴効果を強化するとともに温泉感触を現出せしめることを特徴的と
することを目的とした添加剤である。
ここで言う温泉感触とは入浴時及び入浴後の感触であって、温泉に入った時、及び入浴後の感触である。
最近では、脳の物体の認知や記憶、運動のための脳の情報処理、脳の高次のはたらきのメカニズムから生
理学的に感触について考察できるようになった。
脳の高次機能システムの概念的観点から温泉を利用する人が得られる満足感には「温泉法」に基づく基準
値の情報を確認すること、温泉の立地、環境などの付加認識が重要な要素になっていること。
あるいは入浴時の五感によるフイーリング効果が実証されているなか、特に感触について温浴時のぬめり
感や入浴後のさらさら感から得られる充足感と安心感による満足感を温泉感触による体感として提示する
ことができる。
本発明の組成成分は天然温泉に近似的なアルカリ性の無機成分および有機多価カルボン酸塩を含有することによって、pH9〜11のアルカリ性の範囲となり、有機多価カルボン酸塩による硬度成分の軟化作用が働き、人体の表皮の感覚において優れたスベスベ感が得られるという特長がでてくる・
特に本剤は水質を温泉化することにより、温泉と同様の感触感を得ることが特徴的であるため、そのカテゴリーは泉質剤として区分される。
本発明の入浴剤に補完剤として、各種漢方生薬、微量の香料、顔料、着色剤を使用することが有効である。
本発明の添加剤のアルカリ性の無機成分としては、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム(二炭酸一水素三ナトリウム2水塩)、炭酸水素カリウム、炭酸カリウム、セスキ炭酸カリウムなどのいずれかの炭酸塩を単体もしくはそれらの混合体として配合されることによって、入浴時の湯浴において、そのpH値を9〜11の範囲となるように、濃度を調整して使用する。
これらの無機成分は無水の塩、結晶水を持つ塩、いずれも適用できる。
さらに上記アルカリ性の無機成分に加え、1分子内に2個以上のカルボン酸基をもつ有機多価カルボン酸のナトリウムもしくはカリウム塩を、入浴時の湯浴に、0,00005〜2%使用する。
本剤は他の入浴剤を添加することで効果を付加し、入浴剤そのものの補完剤としての活用にも有効である。
補完剤として、各種漢方生薬、微量の香料、顔料、着色剤を使用する。
本添加剤のアルカリ性の無機成分としての炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウ
ム、炭酸水素カリウム、炭酸カリウム、セスキ炭酸カリウムを使用するのは、炭酸塩が水に対する溶解
性が高いので濃度調整が容易であり、これらの添加剤をあらかじめ水溶液として使用する際に、寒冷季に
無機塩類の結晶を析出しないなどの保存安定性をあげるためである。
これらの無機成分塩類は生活用品、工業用品の原料として多用されているので経済性も優れている。
ここにおいて、炭酸塩の金属イオンとして、カルシウム、マグネシウムなどを使用すると、スケール生成
の原因となるとともに、アニオン系界面活性剤の石鹸の皮膚への沈着が起こり、感覚的に悪影響をおこし
たり、風呂あがりの暖まり効果を現出せしめるに悪影響を与える。
この泉質剤に配合する1分子内に2個以上のカルボン酸基を有する有機多価カルボン酸塩は、具体的に列挙すると、グルコン酸、クエン酸、アジピン酸、セバシン酸、リンゴ酸、ポリアクリル酸、EDTAのようなカルボン酸のナトリウム塩、カリウム塩であり、また、それらの有機物の誘導体も有効である。
もっとも好ましい有機多価カルボン酸としてはクエン酸ナトリウム、次いで好ましい有機高分子カルボン酸塩としては平均分子量が100〜3,000万のポリアクリル酸ナトリウムであり、湯浴時の水に、重量比で、0.00005〜2%を使用する。
本発明において、湯浴用添加剤として使用する際に、原水にカルシウム、マグネシウムなどの硬度成分を
含有する場合、それらの硬度成分を軟化し、浴槽の喫水線に付着するスケール、不溶性の脂肪酸石鹸の生成を防止するとともに、これらの不溶性固化物などが肌へ付着するのを防止する。
また、硬度成分は、アルカリ性の無機成分および、有機多価カルボン酸塩によって軟化されるため、入浴時の肌においてスベスベ感、温浴効果を向上させる。
炭酸塩類、硫酸ナトリウム、塩化ナトリウムと顔料、香料を組み合わせて含有する入浴剤は、現状
において、多種多様に市販されており、公知の技術である。
従来の浴用剤のほとんどが、重炭酸ナトリウムを含有するものであり、加えて硫酸ナトリウム、塩化
ナトリウムを混合したものに、香料、ハーブエキス、着色料、白濁剤を混合した粉体の入浴剤である。
その他、以下のような特殊な配合、特殊な用途での添加剤があり、従来の入浴剤と併用されている。
また、これらに加えて、漢方薬剤末、野菜、果物の乾燥物末もしくはそれらのエキスを含有する入浴剤
も多用されており、それらも公知の技術である。
これらの従来技術は以下に示す特許文献に代表されている。
特開平5−57164(発明の名称 無機質水性懸濁剤およびその用途)入浴剤として、無機塩類、懸濁剤とポリアクリル酸ナトリウムを使用した添加剤である。この入浴剤は、お風呂用水のなかで懸濁剤(ベントナイト)を沈殿しないように安定化できる技術である。 特開平6−271458(発明の名称 入浴剤用顔料組成物とその製造方法)入浴剤であって、酸化チタン顔料を安定にできるポリエチレングリコールとポリアクリル酸ナトリウムを使用した添加剤である。この入浴剤は、お風呂用水のなかで酸化チタン懸濁剤を沈殿しないように安定化できる技術である。 特開平8−119853(発明の名称 白濁入浴剤)入浴剤であって、無機顔料を安定にできるキサンタンガムを使用した添加剤である。この入浴剤は、お風呂用水のなかで懸濁剤を沈殿しないように安定化し、温浴効果がでる技術である。 特開平10−182424(発明の名称 入浴剤)入浴剤であって、無機塩類と海水および水溶性高分子およびヒノキチオールを使用した添加剤である。この入浴剤は、お風呂用水のなかにヒノキチオールを添加することにより、アトピー性皮膚炎等の治療効果、人体のリラックス向上の効果、温浴効果がでる技術である。 特開平10−305294(発明の名称 風呂釜用スケール抑制剤)スケール抑制剤であって、炭酸塩、重炭酸塩、および硫酸塩を含有する入浴剤であって、ポリアクリク酸またはその塩類、および酸性物質を使用した酸性の添加剤である。この薬剤は、お風呂用水の熱交換機に付着するスケールを抑制する技術である。 特開平11−189525(発明の名称 足湯用入浴剤)入浴剤であって、無機金属塩と高吸水性高分子よりなる足湯に使用する。この薬剤は、足湯お風呂用水に使用すると、特に足の疲れを癒す効果をだす技術である。 特開2000−95670(発明の名称 ジェリー型入浴剤用高吸水性樹脂の処理剤及び処理方法)処理剤であって、一般的な入浴剤を廃棄処理する際に、この処理剤に入浴剤を吸着せしめて脱水し、除去する技術である。 特開2001−288071(発明の名称 保湿剤、入浴剤、洗剤または吸着剤として使用される組成物の製造方法、及びその組成物を含浸した吸着剤)処理剤であって、アクリル酸類にアルコール及び水を加えて混合し、その混合物に放射線を照射してオリマーを含有したエマルジョンを得、これに尿素、ブドウ糖などを加え、組成物を得て、保湿剤、入浴剤、洗剤または吸着剤として使用される組成物の製造方法。 特開2003−2823(発明の名称 シート状入浴剤)入浴剤であって、水に不溶性のゲル膜基材にポリアクリル酸およびその塩類などを基材の表面に吸着させたシート状の添加剤である。 特開2003−2823(発明の名称 浴湯が粘性になる入浴剤)入浴剤であって、カチオン界面活性剤と非イオン界面活性剤と水溶性高分子を添加し、水に粘度を与える入浴剤である。 特開2003−286155(発明の名称 入浴剤用組成物)入浴剤であって、乳白色を安定した状態にするためにポリアクリル酸ナトリウムなどの水溶性高分子を添加した入浴剤用組成物である。
本発明の添加剤は、従来の浴用添加剤と比較して、湯浴をより強力な擬似的温泉水質とするための添加
剤であって、これを使用した入浴時の温浴効果を強化するとともに温泉感触を現出せしめることを特徴
とすることを目的としたものであり、以上に挙げた従来技術は本発明による泉質剤とは、技術の目的と
効果において相違する。
本発明の目的は、特に硬度の高い地方の水道水、地下水などの生活用水において、硬度成分高い湯浴への
悪影響、特に温浴効果に対する悪影響を減少せしめることにある。
その組成成分において、天然温泉に近いアルカリ性の無機成分すなわち、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸カリウム、セスキ炭酸カリウムなどのいずれかの炭酸塩を単体もしくはそれらの混合体、これらに加えて、天然温泉と同様の無機成分として塩化ナトリウム、硫酸ナトリウムを含有し、さらに1分子内に2個以上のカルボン酸基をもつ有機多価カルボン酸のナトリウム塩、もしくはカリウム塩を含有せしめることで温泉水質を保有せしめた入浴用添加剤を得ようとするものである。
その泉質剤のアルカリ性の無機成分としては、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリ
ウム(二炭酸一水素三ナトリウム)、炭酸水素カリウム、炭酸カリウム、セスキ炭酸カリウムは、無水塩、
結晶水を持つ塩、いずれでもよい。
同時に天然温泉に通常含有する塩化ナトリウム、硫酸ナトリウムを添加することで、温浴効果に相乗効果
を与える。
本発明の泉質剤は従来の炭酸塩類の湯浴剤と比較してpH9以上の高いpH値において実施される。
この場合、炭酸水素塩の比率を多くすると、湯浴用水のpHは9付近の微アルカリ性となりうる、また炭
酸ナトリウムおよび炭酸カリウムの比率を多くすると湯浴用水のpH値を9〜11付近のアルカリ性に調
整できる。
もっとも温浴効果の高いpHの範囲は9.5〜10.5であることを確認した。
pH11を越えることは、肌に作用する力が強すぎて、肌の損傷の危険性が出てくるため、好ましくない。
炭酸塩の金属イオンとしてナトリウムとカリウムを使用するのは水に対する溶解性をあげるためであり、
これらの塩類は生活用品、工業用品の原料として多用されているので経済性も優れている。
ここにおいて、炭酸塩の金属イオンとして、カルシウム、マグネシウムなどを使用すると、スケール生成
の原因となるとともに、アニオン系界面活性剤の不溶化物の皮膚への沈着が起こり、感覚的に悪影響を起し、風呂あがりの暖まり効果に悪影響を与える。
基本的に炭酸塩は、温泉において一般的に含有する成分である。
これに有機多価カルボン酸塩を加えてpH値を9〜11とすることにより、アルカリ性の成分が人体の表皮の汗線を広げ、有機多価カルボン酸のナトリウム、カリウム塩が汗線を通じて浸透し、表皮の神経が刺激されることで湯浴時及び湯浴後の温浴効果を強化すると考える。
特に、炭酸ナトリウムに代表される炭酸塩とポリアクリル酸の組み合わせは、人体の表皮に炭酸塩が微量浸透して人体の表皮に付着し、保湿効果を向上せしめ、泉質剤の微量を外皮皮膚に付着させることで、入浴時及び入浴後の温浴効果を強化するとともに温泉感触を現出せしめる効果をいっそう強化されるものである。
湯浴の間の全般の感触について100名の回答を得た。(単位=人数)
感触において温泉感触が感じられる場合は良好、感じられないものは悪いという回答である。









Figure 2009096735
温浴効果良否の比較表(100名中の人数)
上記の各実施例、比較例の内容は、本文において後述されているとうりである。
Figure 2009096735
湯浴中における温浴効果の良否・感覚の詳細の比較表(100名中の人数)
湯浴の間の浴湯の感触の詳細について100名の回答を得た。
ヌルヌル感は肌が滑る感覚、サラサラ感とは滑らない感覚、キシキシ感は肌がツッパルような感覚とした。
Figure 2009096735
湯浴後10分の浴湯後の肌の感触の詳細について100名の回答を得た。
湯浴後における温浴効果の良否・感覚の詳細の比較表(100名中の人数)
以上のような結果から、入浴中および入浴後の温泉感覚の評価を得た。
これらの評価は、各個人の環境の違い、個人感覚の違いから、個人の主観的評価であるが、おおむねの傾向として各実施例の特性傾向が読み取られる。
いずれの実施例においても無処理と比較して良好な評価が得られた。










粉末タイプ泉質剤
風呂用添加剤として湯水200リットルに、無機成分としての詳細は炭酸ナトリウム8.0g、炭酸水素ナトリウム4.0g、硫酸ナトリウム(乾燥物)1.0g、塩化ナトリウム1.0gを含有し、さらに有機カルボン酸塩としてクエン酸3ナトリウムを8.0gを均一となるように混合した粉末タイプ入浴剤である。
上記の成分の混合物のまま、200〜250リットルの湯水に1回19.0gを投入し、添加剤を浴湯に
溶解させる。
この湯水に入浴することにより、入浴時の温浴効果を強化するとともに温泉感触を現出せしめる。
比較例1
粉末タイプ泉質剤(実施例1の有機カルボン酸ナトリウムを使用しないタイプ)
風呂用添加剤として湯水200リットルに、無機成分としての詳細は炭酸ナトリウム8.0g、炭酸水素ナトリウム4.0g、硫酸ナトリウム(乾燥物)1.0g、塩化ナトリウム1.0gを均一となるように混合した粉末タイプ入浴剤である。
上記の成分の混合物のまま、200〜250リットルの湯水に1回11.0gを投入し、水溶性の無機成分を溶解させ、入浴する。
液状タイプの泉質剤
風呂用添加剤として湯水200リットルに、無機成分としての詳細は炭酸ナトリウム8.0g、炭酸水素ナトリウム4.0g、硫酸ナトリウム(乾燥物)1.0g、塩化ナトリウム1.0gを含有し、さらに有機カルボン酸塩としてクエン酸3ナトリウムを8.0gを均一となるように混合した粉末タイプを81.0gの水に溶解したタイプの液状入浴剤である。
上記の成分の混合物のまま、200〜250リットルの湯水に1回100.0gを投入し、使用する。
この浴湯に入浴することにより、入浴時の温浴効果を強化するとともに温泉感触を現出せしめる。


比較例2
粉末タイプ泉質剤(実施例2の有機カルボン酸ナトリウムを使用しないタイプ)
風呂用添加剤として湯水200リットルに、無機成分としての詳細は炭酸ナトリウム8.0g、炭酸水素ナトリウム4.0g、硫酸ナトリウム(乾燥物)1.0g、塩化ナトリウム1.0gを均一となるように混合した粉末タイプ入浴剤を81.0gの水に溶解させる。
上記の成分の混合物のまま、200〜250リットルの湯水に1回100.0gを投入し、この湯浴に入浴する。
無機成分および有機多価カルボン酸ナトリウム、漢方生薬末を使用した粉末状泉質剤。
お風呂用添加剤として湯水200リットルに、漢方薬剤末10g、炭酸塩主体の無機成分29.5g、
1分子内に2個以上のカルボン酸基を有機多価カルボン酸として分子量1,000万のポリアクリル
酸ナトリウムの粉体 0.5gをを含有する粉末タイプ泉質剤である。
本品は、漢方薬末として、トウキ 1g、センキュウ 1.5g、ドクカツ 1.5g、チンピ 4g
ヨクイニン 2gを含有し、無機成分として炭酸水素ナトリウム 21.5g、セスキ炭酸ナトリウム
2水塩 5g、硫酸ナトリウム(乾燥物) 2g、塩化ナトリウム 1gを含有する。
また、1分子内に2個以上のカルボン酸基を有機多価カルボン酸として分子量1,000万のポリアクリル酸ナトリウムの粉体 0.5gを加えて、全体を均一となるように混合し、不織布袋内に収納する。
上記の成分の混合物入りの不織布は、内部の成分が水中で固形のまま出ないように、ホットプレスでもって密封されていり、本品1袋を使用する場合は、添加剤の入った不織布入りの1袋を200〜250リットルの湯水に1回投入し、手で軽くもぎほぐすと湯水中に漢方薬のエキスと水溶性の無機成分を溶解させる。
この湯水に入浴することにより、入浴時の温浴効果を強化するとともに温泉感触を現出せしめる。





比較例3
無機成分および、漢方生薬末を使用した粉末状泉質剤。
(実施例3の有機多価カルボン酸ナトリウムを使用しないタイプ)
お風呂用添加剤として湯水200リットルに、漢方薬剤末10g、炭酸塩主体の無機成分30gを含有
する粉末タイプ入浴剤である。
本品は、漢方薬末として、トウキ 1g、センキュウ 1.5g、ドクカツ 1.5g、チンピ 4g
ヨクイニン 2gを含有し、無機成分として炭酸水素ナトリウム 21.5g、セスキ炭酸ナトリウム
2水塩 5g、硫酸ナトリウム(乾燥物) 2g、塩化ナトリウム 1gを含有させ、全体を均一とな
るように混合し、不織布袋内に収納する。
上記の成分の混合物入りの不織布は、内部の成分が水中で固形のまま出ないように、ホットプレスでもって密封されていり、本品1袋を使用する場合は、添加剤の入った不織布入りの1袋を200〜250リットルの湯水に1回投入し、手で軽くもぎほぐすと湯水中に漢方薬のエキスと水溶性の無機成分を溶解させる。















試験結果その1
各実施例における湯浴の基礎的な分析値
被験者 年齢 65歳 男性 1名
Figure 2009096735
各実施例、比較例の温度、pH、固形分濃度データ














試験結果その2
入浴後、通常の服装(肌着、パジャマ着用)し、所定時間後、衣料を脱いで直ぐに所定の測定部位について非接触型(レーザー光線式)温度計にて裸の肌表面体温(単位=℃)を30分毎に測定した。
測定時には室内気温25℃、湿度40%
被験者は所定時間(入浴後の試験中の2時間)は居間でテレビ鑑賞など、安静休憩の状態であった。
(2007年2月1日付け)の結果を以下に示す。
測定部位 a=顔の額中央 b=胸部中央 c=臍下中央 dR=正面右太股
eR=正面右下足 fR=右足指中央 gR=正面右腕中央 hR=正面右手甲
Figure 2009096735
入浴後30分毎における体の各測定部位の肌の表面温度比較表 無処理:実施例







Figure 2009096735
入浴後30分毎における体の各測定部位の肌の表面温度比較表 無処理:比較例1
Figure 2009096735

入浴後30分毎における体の各測定部位の肌の表面温度比較表 実施例2:比較例2

Figure 2009096735
入浴後120分後における体の各測定部位の肌の表面温度比較表 無処理:各比較例、各比較例
入浴後30分毎における体の各測定部位の肌の表面温度比較表 実施例3:比較例3
















試験結果の評価
試験結果を比較しやすいように測定部位を下記の部分のみ抽出し、2時間後の肌の表面温度を
列記すると以下の結果が得られる。
Figure 2009096735
いずれの実施例(有機カルボン酸ナトリウム使用)比較例(有機高分子カルボン酸ナトリウムなし)は、無処理と比較して、入浴時の温浴効果を強化するとともに温泉感触を現出せしめる効果が出ている。また、有機カルボン酸ナトリウムを添加する効果も明確に出ている。









Claims (3)

  1. 本発明は水道水、地下水などの生活用水において、風呂の浴湯に利用の場合において、擬似的温泉水質と
    するための添加剤であって、これを使用した入浴時及び入浴後の温浴効果を強化するとともにアルカリ性
    の水質で硬度成分を軟化せしめ、温泉感触を現出せしめることを特徴とする添加剤である。
    本発明の組成成分はアルカリ炭酸塩の天然温泉に近似的なアルカリ性の無機成分および有機多価カルボン
    酸ナトリウムもしくはカリウム塩を、同時に含有する。
    本発明におけるアルカリ性の無機成分としては、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム(二炭酸一水素三ナトリウム2水塩)、炭酸水素カリウム、炭酸カリウム、セスキ炭酸カリウムなどのいずれかの炭酸塩を単体もしくはそれらの混合体において、入浴時の湯浴に使用する時のpHが9〜
    11の範囲になるように調整して配合する。
    さらに上記のアルカリ性の無機成分に加え、1分子内に2個以上の有機多価カルボン酸のナトリウム塩もしくはカリウ塩を入浴時の湯浴に重量比で0.00005〜2%を配合した風呂用添加剤である。
    本剤に他の入浴剤を補完剤として添加することで、温浴効果の相乗効果を付加できる。
    補完剤としては、各種漢方生薬、微量の香料、顔料、着色剤が使用できる。
  2. 本発明で使用されるアルカリ性の無機成分の重量比の添加比率は、入浴時の湯浴において、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム(二炭酸一水素三ナトリウム2水塩)、炭酸水素カリウム、
    炭酸カリウム、セスキ炭酸カリウムなどのいずれかの炭酸塩を単体もしくはそれらの混合体として使用し、
    最終的に使用される湯浴のpH値が9〜11になるように調整する。
    これらのアルカリ性の無機成分は無水の塩、結晶水を持つ塩、いずれも適用できる。
  3. 本発明で使用される有機多価カルボン酸塩とは、1分子内に2個以上のカルボン酸基をもつカルボン酸塩であって、それらを具体的に列挙すると、グルコン酸、クエン酸、アジピン酸、セバシン酸、リンゴ酸、ポリアクリル酸、EDTAなどのナトリウム塩、カリウム塩であり、それらの有機物の誘導体も使用できる。
    もっとも好ましい有機多価カルボン酸塩としてはクエン酸ナトリウム、次いで好ましい有機高分子カルボン酸塩としては平均分子量が100〜3,000万のポリアクリル酸ナトリウムであり、最終的に使用される湯浴に重量比で、0.00005〜2%を使用する。
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