JPH07323772A - 収納可能な車両用シート - Google Patents

収納可能な車両用シート

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JPH07323772A
JPH07323772A JP14396394A JP14396394A JPH07323772A JP H07323772 A JPH07323772 A JP H07323772A JP 14396394 A JP14396394 A JP 14396394A JP 14396394 A JP14396394 A JP 14396394A JP H07323772 A JPH07323772 A JP H07323772A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
vehicle
arm
rotatably attached
attached
Prior art date
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Pending
Application number
JP14396394A
Other languages
English (en)
Inventor
Kengi Miki
健義 三木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Araco Co Ltd
Original Assignee
Araco Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Araco Co Ltd filed Critical Araco Co Ltd
Priority to JP14396394A priority Critical patent/JPH07323772A/ja
Publication of JPH07323772A publication Critical patent/JPH07323772A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シートを車室の天井面近傍に持ち上げられた
収納状態に保持させることにより、大きな貨物の積載ス
ペースを床面上に得る。 【構成】 車両の下部両側に可動アーム20の一端を回
動可能に取り付け、この回動アーム20の他端にシート
1の側面を回動可能に取り付ける。このためシート1を
持ち上げていくと、車両の下部側を回動中心としてシー
ト1を持ち上げて、シート1を車室の天井に沿う状態に
保持する。これによりシート1は収納状態となり、車室
の床面上に貨物の大きな収容スペースを確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、貨物を積載する際
に、リヤシートを移動して収納する収納可能な車両用シ
ートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、貨物を積載するために、リヤ
シート40を移動して収納することにより貨物を積載す
る空間を大きくする車両は周知である。ここで、シート
がベンチタイプの場合には、図4に示すように、シート
クッション41の前下部が床面に設けた取付軸に回動可
能に取付けられているものが知られている。この従来の
シートを収納する際には、シートバック42をシートク
ッション41上に倒して折り重ねた状態とした上で、回
動軸43を中心としてシート全体を前方に回転して倒立
する構成とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、このようにフ
ロントシート44の後側に収納する構成では、倒立した
状態に収納されているとはいえ、なお、床面上にリヤシ
ート40が存するために、貨物の積載スペースを十分に
大きくすることができなかった。特に、フロントシート
44の後側に収納されるために、長尺の貨物を積載する
場合にその前後方向に大きなスペースとすることができ
なかった。
【0004】また、図4に示すように、シートバック4
2の上端にヘッドレスト45が取付けられている場合に
は、シートバック42を倒立するために、ヘッドレスト
45を外さなければ床面に当接して収容できないという
煩わしさもあった。
【0005】そこで、この発明では、シートを車室の天
井に沿わせて収納することによって、貨物の収容スペー
スの大きな車両とすることのできる車両用シートとする
ことを目的としている。また、これと併せて、ヘッドレ
ストが取付けられているシートであっても、ヘッドレス
トを取り外すことなく収納できる車両用シートとするこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1の発
明では、一端が車両の下部両側に回動可能に取付けられ
た回動アームの他端にシートの側面がそれぞれ回動可能
に取付けられ、シートが車室の床面上に支持される使用
状態と、回動アームが回動されてシートが車室の天井面
近傍に持ち上げられた収納状態とに保持される構成とさ
れている。
【0007】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、一端が車両の下部両側に回動可能に取付けられた
回動アームの他端にシートの後部がそれぞれ回動可能に
取付けられるとともに、一端が回動アームを取付けた前
方部の車両の下部両側に回動可能に取付けられた支持ア
ームの他端に回動アームを取付けた前方部のシートの側
面にそれぞれ回動可能に取付けられて、回動アームと支
持アームが平行に設けられている。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明では、可動アームの一端が
車両の下部両側に回動可能に取付けられており、この回
動アームの他端はシートの側面に回動可能に取付けられ
ている。このため、シートを持ち上げていくと、車両の
下部側を回動中心としてシートを持ち上げて、シートが
車室の天井に沿う状態に保持する。これによりシートは
収納状態とされる。これによって車室の床面上には、貨
物の大きな収容スペースが確保される。
【0009】請求項2の発明では、請求項1の発明に加
えて、回動アームの前部に、回動アームと平行に支持ア
ームが車両の下部とシートの側面に回動可能に設けられ
ているため、このリンク機構によって、シートバックが
シートクッションの上に折り重ねられた状態とされたシ
ートは、床面の上に支持されている姿勢から回転(自
転)すること無く、床面(天井面)に平行に収納され
る。
【0010】
【発明の効果】請求項1の発明においてはシートが車室
の天井面近傍に持ち上げられた収納状態に保持されるた
めに、大きな貨物の積載スペースを床面上に得ることが
できる効果を奏する。
【0011】請求項2の発明では、請求項1の発明の効
果に加えて、シートバックがシートクッションの上に折
り重ねられた状態とされたシートが、天井面に平行に収
納されるので、高さ方向に大きな積載スペースとする効
果を奏する。また、たとえヘッドレストが取付けられた
シートであっても、これを取り外すこと無く収納するこ
とができるという効果を奏する。
【0012】
【実施例】以下、本発明をベンチタイプのリヤシートに
具体化した一実施例につき図1から図3を参照して説明
する。
【0013】図1に示すように、シート1は車室の左右
にほぼ接する横幅とされ、周知のように、シートクッシ
ョン2の後部にシートバック3が折り重ね可能に立設し
て設けられている。また、シートバック3の上端面には
ヘッドレスト4が取付けられている。そして、シートク
ッション2の下面には、後レッグ5と前レッグ6によっ
て床面Fに支持されている。なお、前レッグ6は、緩衝
性を有するゴム材によって形成され、又後レッグ5の先
端には、図示しないスイッチによってロック解除される
インナロック7が設けられて、車室の床面Fに固定され
たストライカ8に係脱可能にロックされるようになって
いる。また、シートクッション2後端面には、後述する
ようにこのシート1を収納する際に車室の壁面に固定さ
れているロック片15に係止される略コ字状の収納係止
片9が設けられている。
【0014】また、床面Fの下方の両側のシャーシ(図
示を省略した)には、正逆回転する駆動モータ10が取
付けられるとともに、減速ギヤ11が回動軸12よって
軸受機構13に回動可能に設けられ、この駆動モータ1
0の駆動軸の駆動によって減速ギヤ11が減速従動し
て、回動軸12を回動するようにされている。この回動
軸12に一端が固定されて回動軸12とともに回動する
回動アーム20が取付けられている。そしてこの回動ア
ーム20の他端は、シートクッション2の側端面に回動
可能に取付けられている。
【0015】また、この軸受機構13を取付けた前方に
は、取付ブラケット16が固定されて、回動アーム20
と同じ長さの支持アーム21の一端が回動可能に取付け
られている。この支持アーム21の他端は、回動アーム
20が取付けられ部位よりも前側のシートクッション2
の側端面に回動可能に取付けられていてる。これによ
り、駆動モータ10が駆動すると、減速ギヤ11によっ
て減速された回動軸12が回動して、回動アーム20を
回動するとともに、支持アーム21もこれに伴って回動
して、シート1が上方に持ち上げられる。この際、軸受
機構13と取付ブラケット16の取付間隔と、シートク
ッション2の側端面の取付間隔は同じ間隔に設けられて
いて、両アーム20,21は平行に配設されている。こ
のため、シートクッション2は両アーム20,21によ
るリンク機構によって、床面Fに対して常に平行状態を
保持しながら持ち上げられるようになっている。
【0016】なお、この後部シート1の後方の床面Fに
は、図3に二点鎖線によって示されているように、この
回動アーム20と支持アーム21が車室内に突出して配
設されるように、前後方向に長い左右一対の長孔Nが形
成されている。
【0017】また、車室の後端上部には、ロック片15
が固定されており、図4に示すように、シート1が持ち
上げられて、収納係止片9が係合して、この収納位置に
ロックできるようにされている。
【0018】駆動モータ10は、インナロック7又はロ
ック片のいずれかとロックしている際にはオフとされ、
インナロック7及びロック片の双方がロックしていない
ときには作動するように設けられている。すなわち、イ
ンナロック7には、ロックを解除すると、この解除され
たことを検知する検知手段が設けられていて、このロッ
ク解除信号によって、駆動モータ10が正回転駆動する
ようにされている。一方、ロック片には、このロックを
解除すると、この解除されたことを検知する検知手段が
設けられていて、このロック解除信号によって、駆動モ
ータ10が逆回転駆動するようにされている。
【0019】次に、このように構成されたこの実施例の
作用について説明する。今、図1に示すシートを使用す
る状態から、収容する状態にするには、まず、シートク
ッション2上にシートバック3を倒して折り重ねた上
で、インナロック7をストライカ8との係合を解除す
る。この解除されたことが検知手段によって検知され
て、正回転作動信号が発せられる。この正回転作動信号
によって駆動モータ10が正回転して、回動アーム20
が上方へ回動する。これにより、シート1は回動軸12
を回転中心として持ち上げられ、図3に示すように車室
の後方上部に持ち上げられる。このときシートバック3
は両回動アーム20及び両支持アーム21とによるリン
ク機構によって、床面Fに対して常に平行な状態で持ち
上げられる。そして、ロック片15に収納係止片9が係
合してロックされると、駆動モータ10は停止される。
これによって、シート1は車室内の天井面に沿う状態に
収納される。
【0020】また、この収納された状態から使用される
状態にシート1を移動する場合には、収納係止片9をロ
ック片15から外す。これにより、逆回転作動信号が発
せられて、駆動モータ10が逆回転して、再びインナロ
ック7がストライカ8と係合するまで回動される。な
お、前レッグ6は緩衝材により形成されているので、床
面Fにソフトに降ろされることになる。
【0021】なお、この実施例では、車両の左右にそれ
ぞれ駆動モータ10,10を設けているが、必ずしも両
側に設ける必要はなく、左右のいずれか一方にのみ設
け、他方と連結杆によって連結することによって左右の
回動アーム20を駆動する構成としてもよい。
【0022】また、この実施例では、駆動モータ10の
駆動力によってシート1を上下動する例を示したが、必
ずしも駆動モータ10は必要なく手動操作によってシー
ト1の上下動を行ってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 概略透視図
【図2】 要部の斜視図
【図3】 収納された状態を示す要部の斜視図。
【図4】 従来例を示す概略透視図
【符号の説明】
F…床面 1…シート 2…シートクッション 3…シートバック 4…ヘッドレスト 20…回動アーム 21…支持アーム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が車両の下部両側に回動可能に取付
    けられた回動アームの他端にシートの側面がそれぞれ回
    動可能に取付けられ、前記シートが車室の床面上に支持
    される使用状態と、前記回動アームが回動されて該シー
    トが車室の天井面近傍に持ち上げられた収納状態とに保
    持されることを特徴とする収納可能な車両用シート。
  2. 【請求項2】 一端が車両の下部両側に回動可能に取付
    けられた回動アームの他端にシートの後部がそれぞれ回
    動可能に取付けられるとともに、一端が前記回動アーム
    を取付けた前方部の車両の下部両側に回動可能に取付け
    られた支持アームの他端に前記回動アームを取付けた前
    方部のシートの側面にそれぞれ回動可能に取付けられ
    て、前記回動アームと前記支持アームが平行に設けられ
    ていることを特徴とする請求項1記載の収納可能な車両
    用シート。
JP14396394A 1994-06-01 1994-06-01 収納可能な車両用シート Pending JPH07323772A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14396394A JPH07323772A (ja) 1994-06-01 1994-06-01 収納可能な車両用シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14396394A JPH07323772A (ja) 1994-06-01 1994-06-01 収納可能な車両用シート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07323772A true JPH07323772A (ja) 1995-12-12

Family

ID=15351130

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14396394A Pending JPH07323772A (ja) 1994-06-01 1994-06-01 収納可能な車両用シート

Country Status (1)

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JP (1) JPH07323772A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019162978A (ja) * 2018-03-20 2019-09-26 有限会社たかぎ 長距離夜行バスのシート構造
JP2020059353A (ja) * 2018-10-09 2020-04-16 トヨタ自動車株式会社 車両用シート

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