JPH07314233A - 開先加工機におけるワークセット装置 - Google Patents

開先加工機におけるワークセット装置

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JPH07314233A
JPH07314233A JP14128494A JP14128494A JPH07314233A JP H07314233 A JPH07314233 A JP H07314233A JP 14128494 A JP14128494 A JP 14128494A JP 14128494 A JP14128494 A JP 14128494A JP H07314233 A JPH07314233 A JP H07314233A
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JP
Japan
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ruler plate
passive
plate
cutter
installing
Prior art date
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Pending
Application number
JP14128494A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoaki Matsunaga
知明 松永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinx Ltd
Original Assignee
Shinx Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Shinx Ltd filed Critical Shinx Ltd
Priority to JP14128494A priority Critical patent/JPH07314233A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 定規板の昇降機構を簡単化してコストダウン
を図ること。 【構成】 回動アーム21によって、テーブル3の後側
に定規板22を昇降自在に配設する。この定規板22に
は、第1の受動片23と第2の受動片24によって構成
した受動部材Eを設ける。一方、テーブル3の後側に左
右方向に走行移動する左右移動ベース6を配設し、この
左右移動ベース6に転動コロ28からなる作動部材Fを
設ける。この転動コロ28を上記第1及び第2の受動片
23、24に当接し、定規板22の昇降操作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、加工材を所定の切削
位置にセットする開先加工機におけるワークセット装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばプレート部材を溶接する場合は、
その部材の端縁部にレ形、K形などの開先加工を行う。
この開先加工は、溶接品質向上の観点から、近年、カッ
ター削りで行うことが多くなっているが、そのためには
加工材が所定位置に正確にセットされることが大切な要
件となる。この要請に基づいて、本発明者は先に実公昭
61−17791号に係る「開先加工機における材料の
位置決め固定装置」を提案したものである。
【0003】この従来の考案では、加工材を正確に位置
決めするために、テーブルの後側に昇降自在(出没自
在)に定規板を備えたものであり、この定規板をワーク
セット位置と退避位置に切換的に動作するために、定規
板に駆動機器(油圧シリンダ)を配設したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の駆動機器は積極
的な作動手段からなり、動作を行うためには格別の電気
操作回路を必要とする。したがって、タイミング良く作
業を行うためには、常に作業者の介入が求められること
になる。また、上記の機器、電気回路を要することは、
それだけ機械のコストアップを招くことになる。
【0005】本発明は、上記した従来技術の問題点に着
目してなされたもので、作業者による操作が不要であ
り、かつ構成が簡単である開先加工機におけるワークセ
ット装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明に係るワークセット装置は次のように構
成したものである。すなわちその要旨とするところは、
定規板を昇降自在に設けて、この定規板に受動部材を備
えると共に、上記カッターを保持して移動する左右移動
ベースを設けて、この左右移動ベースに作動部材を備
え、この作動部材を受動部材に係合して定規板の昇降操
作を行うようにしたことにある。
【0007】また本発明に係るワークセット装置の第2
の発明は、前記の要件に加えてセット位置の定規板を下
降動作して、退避位置に設定するようにしたことを要旨
とする。
【0008】
【作用】左右移動ベースが移動方向の始端にあって、カ
ッターが非切削位置にあるときは、定規板が加工材をセ
ットするに好適な高さにあるように作動部材が受動部材
を規制する。また左右移動ベースが走行方向の中間にあ
って、カッターが切削位置にあるときは、定規板がセッ
ト位置から退避するように作動部材が受動部材を規制す
る。
【0009】
【実施例】本発明に係るワークセット装置を一実施例に
ついて具体的に説明する。図1はこの装置を備えた開先
加工機の側面図、図2は同じく正面図を示すもので、1
はベースフレーム 2はベースフレーム1の前側上部に
配設したベッド 3はベッド2の上側に設けたテーブル
4はベースフレーム1の後側上部に設けた支持フレー
ム 5は支持フレーム4上に設けた左右方向のガイドレ
ール 6はガイドレール5に走行自在に設けた左右移動
ベースである。
【0010】上記の左右移動ベース6は、受動ナット6
aに螺合する送りねじ軸6bと、送りねじ軸6bを駆動
する可逆モータMaによって始端(右端)と終端(左
端)との間を往復的に走行移動する。またこの左右移動
ベース6には、前後方向に移動する刃物台7を介して切
削ヘッド8を搭載する。切削ヘッド8には、前方すなわ
ちテーブル3側へ向けて突出するスピンドル9を設け、
このスピンドル9の先端にカッター10を取りつける。
【0011】また上記の切削ヘッド8には、以下の角度
調整手段Aを関連する。11は刃物台7の上部に上向き
に配設した円弧ギヤ 12は円弧ギヤ11の中心部にし
て横向きに設けた支軸 13は支軸12により回動可能
とした軸受筒で、上部一側のウォーム14を前記円弧ギ
ヤ11に噛み合わせる。Mbはウォーム14を駆動する
モータ なお前記スピンドル9は、軸受筒13に支持さ
れており、その回動によってカッター10の傾斜角度を
調整する。
【0012】上記のカッター10は、その切削面を斜め
上方からテーブル3の後端に臨むように配置するもの
で、このためにカッター10には前記の角度調整手段A
の他に前後調整手段Bを関連する。この前後調整手段B
は、刃物台7を前後方向に案内するスライドガイド1
5、ガイド方向の送りねじ軸(図示省略)及び送りねじ
軸を回転駆動するモータMcによって構成する。
【0013】次にテーブル3の上方に配設したクランプ
手段Cについて説明する。16は両側の支脚17、17
によってテーブル3の上部に架設した取付ビーム 18
は取付ビーム16に間隔的に取りつけた下向きの油圧シ
リンダ 19は各油圧シリンダ18のピストンロッド端
に設けた押圧板 この押圧板19は、ピストンロッドが
伸長作動するとき加工材Wをテーブル3にクランプ固定
する。
【0014】Dは加工材Wの供給位置を規制するワーク
セット手段を示し、20はテーブル3の内側にして左右
両側に設けた一対の軸受メタル 21は軸受メタル20
によって回動自在に支持した後ろ向きの回動アーム 2
2は回動アーム21の自由端部を連結するようにして左
右に配設した長尺の定規板 この定規板22は、その重
量によって下降傾向になっている。Eは定規板22の背
面部に取りつけたカム板状の受動部材である。
【0015】上記の受動部材Eは、図4に示すように第
1の受動片23と第2の受動片24によって構成する。
第1の受動片23は、左右両端に低い受動部a、bを中
間部に高い受動部cを形成する。また第2の受動片24
は、ほぼ第1の受動片23の高い受動部cに相当する長
さを有するもので、全長にわたって低い受動部dを形成
する。
【0016】25は第2の受動片24の一端部に配設し
たレバー状の一方の切換片で、常時は垂下傾向にあり、
第1及び第2の受動片23、24の隙間25を開放す
る。26は他端部に配設したレバー状の他方の切換片
で、常時は反時計方向に回動傾向にあり、隙間25を閉
塞する。上記の切換片25、26は第2の受動片24の
受動部dと第1の受動片23の受動部a、bとを接続す
るものである。
【0017】Fは受動部材Eに対応して左右移動ベース
6側に備えた作動部材 この作動部材Fは、左右移動ベ
ース6に固定して設けた取付ステイ27と、取付ステイ
27に設けた転動コロ28によって構成する。上記の転
動コロ28が低い受動部a、b、dに当接するとき、定
規板22をテーブル3上に突出する。また、高い受動部
cに当接するとき、定規板22をテーブル3内に没入す
る。
【0018】一実施例に係る開先加工機の構成は上記の
通りであり、次のようにして切削加工を行うものであ
る。まず最初の状態において、左右移動ベース6は始端
位置にあって待機させる。この位置においてカッター1
0は、テーブル3上の加工材の取付位置から外れて対応
する。また、押圧板19はテーブル3の上方位置に退避
している。(図2参照)
【0019】この状態において、テーブル3に加工材W
を供給し、その後端を定規板22に当接して位置決めす
る。加工材Wが短尺のものにあっては、これを左右方向
に並べてセットする。セット終了後は、押圧板19を下
降作動して加工材Wをクランプ固定する。なお、切削ヘ
ッド8側においては、その傾斜調整と前後調整によりカ
ッター10の切込み位置を設定する。
【0020】以上の各操作が終了したならば、カッター
10を回転すると共に可逆モータMaを駆動し、左右移
動ベース6を他端へ向けて走行移動する。この移動によ
って、転動コロ28が低い受動部aから高い受動部cに
移って行く。このため、定規板22が下降動作し、テー
ブル3内に没入する。従って、この定規板22に干渉す
ることなく切削加工をスムーズに行うことができる。
【0021】加工材Wの開先加工は、転動コロ28が高
い受動部cに係合する間に行われ、そして終了する。左
右移動ベース6が他端位置に到達したならば、押圧板1
9によるクランプを解除して加工済みの製品をテーブル
3から搬出する。他端位置においては、定規板22はテ
ーブル3の上部に突出する。一方においては、可逆モー
タMaが逆転して左右移動ベース6を始端位置に向けて
走行移動する。
【0022】この戻り走行時に、切換片26の作用によ
って転動コロ28が第2の受動片24の低い受動部dに
係合する。このため、定規板22が突出位置に保持され
ることになり、この戻り時に次の加工材Wをセットする
ことができる。また始端に至る直前には、他方の切換片
25が作用するものであり、定規板22を安定して突出
位置に保持する。
【0023】なお、第1の受動片23における高い受動
部cから脱出しない間に切削加工が終了したときは、転
動コロ28は、この高い受動部cに当接した状態で始端
方向へ戻されることになる。従ってこの場合は、定規板
22が没入したままであり、戻り時に直ちに次の加工材
Wをセットすることはできない。
【0024】上記の一実施例では、カッター10を加工
材Wの上面側に位置して切削加工を行ったものであり、
このために定規板22を下方へ没入して退避したもので
ある。しかし、加工材Wの下面側にカッターを位置して
切削加工を行うものにおいては、定規板を上方へ退避す
るのが有利である。
【0025】この場合においては、図5のようにカッタ
ー10が始端位置にあるとき、転動コロ28を受動片2
3aにおける高い受動部hに当接して、定規板22を突
出位置に設定し、また中間位置にあるとき、転動コロ2
8を受動片24aの低い受動部jに当接して定規板22
を上方の退避位置に設定するように設計すれば良い。な
おこの場合は、定規板22の下端部を使用して加工材W
をセットする。
【0026】また一実施例の定規板22は、回動アーム
21によって昇降自在としたが、上下方向の直線ガイド
(図示省略)によってスライド自在に支持しても良い。
また実施例では特に説明しないが、定規板22が長尺で
重量が大きいときは、転動コロ28への負荷を軽減する
ための措置をとることが推奨される。これには、バラン
スウェイト、ばねなどの周知の手段を用いる。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明に係るワークセット
装置は、定規板の昇降動作を積極的な駆動機器あるいは
格別な電気操作手段を用いることなく的確に行うことが
できるものである。このため、構成の簡単化さらにはコ
ストダウンを合理的に図ることができるという優れた効
果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るワークセット装置を備えた開先
加工機の側面図である。
【図2】同じく、正面図である。
【図3】要部の構成を示す一部縦断側面図である。
【図4】受動部材の構成を示す背面図である。
【図5】同じく、受動部材の他の実施例を示す背面図で
ある。
【符号の説明】
3 テーブル 6 左右移動ベース 8 切削ヘッド 10 カッター 19 押圧板 22 定規板 E 受動部材 23 第1の受動片 24 第2の受動片 F 作動部材 28 転動コロ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テーブルの後側に備えた定規板によって
    加工材を所定位置にセットすると共に、セットされた加
    工材をクランプし、左右方向に走行移動するカッターに
    よって切削加工する開先加工機において、 上記定規板を昇降自在に設けて、この定規板に受動部材
    を備えると共に、上記カッターを保持して移動する左右
    移動ベースを設けて、この左右移動ベースに作動部材を
    備え、この作動部材を上記受動部材に係合して定規板の
    昇降操作を行うようにしたことを特徴とする開先加工機
    におけるワークセット装置。
  2. 【請求項2】 セット位置の定規板を下降動作して、退
    避位置に設定するようにした請求項1の開先加工機にお
    けるワークセット装置。
JP14128494A 1994-05-30 1994-05-30 開先加工機におけるワークセット装置 Pending JPH07314233A (ja)

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JP14128494A JPH07314233A (ja) 1994-05-30 1994-05-30 開先加工機におけるワークセット装置

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JP14128494A JPH07314233A (ja) 1994-05-30 1994-05-30 開先加工機におけるワークセット装置

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JP (1) JPH07314233A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003011013A (ja) * 2001-07-02 2003-01-15 Misawa Homes Co Ltd 側面溝加工装置
CN103264186A (zh) * 2013-06-12 2013-08-28 蚌埠通宇机电技术发展有限公司 坡口加工机
KR101420816B1 (ko) * 2012-08-29 2014-07-17 서광기연 주식회사 에지 밀링머신의 밀링커터 모듈

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003011013A (ja) * 2001-07-02 2003-01-15 Misawa Homes Co Ltd 側面溝加工装置
KR101420816B1 (ko) * 2012-08-29 2014-07-17 서광기연 주식회사 에지 밀링머신의 밀링커터 모듈
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