JPH0731381Y2 - 軸受け構造 - Google Patents

軸受け構造

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JPH0731381Y2
JPH0731381Y2 JP1988156526U JP15652688U JPH0731381Y2 JP H0731381 Y2 JPH0731381 Y2 JP H0731381Y2 JP 1988156526 U JP1988156526 U JP 1988156526U JP 15652688 U JP15652688 U JP 15652688U JP H0731381 Y2 JPH0731381 Y2 JP H0731381Y2
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JP
Japan
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shaft
bush
bearing
substrate
engaging
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JP1988156526U
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和仁 栗田
俊幸 加瀬
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は例えばカセットテープデッキのキャプスタン等
の軸の軸受け構造に関する。
〔考案の概要〕
本考案による軸受け構造は、樹脂製基板の軸孔に嵌着さ
れるブシュを被覆する被覆部の端面に、先端内側に係合
縁を有する支持片を軸方向に複数突設するとともに、こ
の支持片間のスリットに連続する開口部を被覆部の周面
に形成し、一方、軸支される軸のブシュの端面に近い部
分の周面に支持片の係合縁が係合される係合溝を形成し
たことにより、軸を基板の軸孔にブシュを介して挿通す
ると支持片の係合縁が軸の係合溝に弾性的に係合され、
いわゆるパッチン止めされて軸は軸方向に係止され、ま
た被覆部の開口部から露出されるブシュの表面に導電部
材を当接する。
この軸受け構造によれば止めリング等の止め部品を用い
ることなく軸を係止できて構成の簡単化,組立て作業能
率の向上を図ることができ、また、導電部材をブシュに
簡単な構成により確実に当接することができてアースを
確実に取ることができる。
〔従来の技術〕
従来、例えばカセットテープデッキのキャプスタン等の
軸の軸受け構造は軸受け部において軸の軸方向の移動、
いわゆる抜けを阻止するには軸の周面に円周状の溝を形
成してこの溝に止めリングを嵌着するか、或いは軸に軸
方向と直交する方向に貫通孔を穿設してこの貫通孔に割
りピンを挿通係合するように成し、このように軸に取付
けられる止めリング或いは割りピンを軸受け部の端面に
当接させることにより軸受け部に対する軸の移動を阻止
するように構成されていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の軸受け構造は止めリング,割りピン等の係止部品
を必要とするので部品点数が多く、組立てに手数を要
し、特にカセットテープデッキのキャプスタンの如き細
径の軸の場合は係止部品も小形であるため軸への取付け
が困難で、この係止部品の取付けを、軸を軸受け部に挿
通した状態で行なう場合は係止部品を軸受け部の端面に
当接するように行なうことになるのでこの作業が一層困
難となり組立作業能率が悪くなる等の問題点があった。
本考案はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目
的とするところは、部品点数が少なく、構成が簡単で軸
を軸受け部に対してきわめて簡単な作業によりはずれに
くく確実に係止でき、また、軸受け部のアースを確実に
取ることができるようにした軸受け構造を提供しようと
するものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案における軸受け構造
は、樹脂製基板に穿設される軸孔に軸を受ける金属製ブ
シュが嵌着され、基板にブシュを被覆する被覆部が一体
に設けられ、被覆部の端面に軸方向に、先端内側に係合
縁を有する複数の支持片が所要間隔を置いて突設される
とともに、支持片間のスリットに連続する開口部が被覆
部の周面に形成され、基板の軸孔にブシュを介して挿通
される軸のブシュの端面に近い部分の周面に支持片の係
合縁が係合される円周状の係合溝が形成されて構成さ
れ、軸を基板の軸孔にブシュを介して挿通し、係合溝に
支持片の係合縁を弾性的に係合させて軸方向に係止し、
被覆部の開口部から露出されるブシュの表面に導電部材
を当接するようにして成るものである。
〔作用〕
本考案による軸受け構造によれば、軸を基板の軸孔にブ
シュを介して挿入してその端面を支持片の係合縁に突当
て、軸をさらに押込むと支持片は係合縁が押圧されて外
方に逃げるように弾性的に撓み、この状態で係合縁は軸
の周面に摺接し、この係合縁に係合溝が対応すると、係
合縁は支持片の反発力により係合溝に噛み込むように係
合され、いわゆるパッチン止めされて軸は軸方向に係止
され、衝撃が加わってもはずれることなく、回転自在に
軸支される。また、被覆部に形成した開口部から露出さ
れるブシュの表面に導電部材を当接することにより、軸
受け部のアースを確実に取ることができる。
〔実施例〕
以下、本考案をカセットテープデッキのキャプスタンの
軸受け部に適用した一実施例を図面を参照して説明す
る。
(1)は基板としてのカセットテープデッキのメインシ
ャシで樹脂材により成形される。(2)はメインシャシ
(1)に軸方向に係止された状態で回転自在に軸支され
るキャプスタンで下端部にフライホイール(3)が固定
されている。
メインシャシ(1)のキャプスタン(2)が挿通されて
軸支される軸受け部(1a)の軸孔(4)には金属製ブシ
ュ(5)を表裏両面側に突出させて埋設してあり、この
軸受けブシュ(5)の表裏両面から突出される外周面を
樹脂材により一体に被覆し、表面側の被覆部(6)の端
面に軸方向に一体に、先端内側に係合縁(7a)を有する
一対の支持片(7)を所要間隔で離隔して突設し、この
支持片(7)(7)間のスリットに連続して被覆部
(6)の周面の一部分を切除して開口部(8)を形成し
て軸受けブシュ(5)を露出させて構成してある。な
お、係合縁(7a)の内側下面(7a1)はテーパ面状に形
成されている。
一方、キャプスタン(2)には軸受け部側の支持片
(7)の係合縁(7a)と対応するブシュ(5)の端面に
近い部分の周面部に円周状の係合溝(9)を形成してあ
る。
このようにメインシャシ(1)の軸受け部(1a)とキャ
プスタン(2)を形成することにより、組立てにおいて
キャプスタン(2)をメインシャシ(1)の裏面側から
軸受け部(1a)の金属製ブシュ(5)に挿入するとその
先端面が表面側の支持片(7),(7)の係合縁(7
a),(7a)に突当り、キャプスタン(2)をさらに押
込むと支持片(7),(7)は係合縁(7a),(7a)が
押圧されて外方に逃げるように弾性的に撓み、キャプス
タン(2)は容易に挿入できて、所定の位置まで挿入さ
れて係合溝(9)が支持部(7),(7)の係合縁(7
a),(7a)に対応すると、その係合縁(7a),(7a)
が支持片(7),(7)の反発力により係合溝(9)に
噛み込むように係合してキャプスタン(2)は軸方向に
係止され、いわゆるパッチン止めされて回転自在に軸支
される。
そして、被覆部(6)の開口部(8)から露出される金
属製ブシュ(5)の表面に板金或いはバネ材等の導電部
材(10)を当接することにより軸受けのアースを取るこ
とができる。
以上、本考案をカセットテープデッキのキャプスタンの
軸受け部に適用した実施例を説明したが、本考案はこの
キャプスタンの軸受けに限ることなく各種機器に用いら
れる軸の軸受けに適用できることは勿論である。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案によれば軸は基板側の軸受けに挿
入するだけで軸受け側の支持片の係合縁と軸側の係合溝
との係合により軸受けに対して軸方向に係止されること
になるので、従来の如き止めリング,割りピン等の係止
部品を必要としないため部品点数が少なく構成が簡単化
され、また軸を挿入するだけの簡単な作業によりはずれ
にくく確実に係止できる。そして、軸受け側のブシュを
被覆する被覆部に突設された支持片間のスリットに連続
して開口部を形成し、この開口部からブシュの一部を露
出させて導電部材を当接させるようにしたことにより、
樹脂製基板と一体の被覆部により被覆されたブシュから
アースを取るため取出部を簡単に形成できてアースを確
実に取ることができ、本考案は特に細径の軸の軸受けに
適用してその効果が大である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案をカセットテープデッキのキャプスタンの
軸受けに適用した一実施例を示したものであって、第1
図は分解斜視図、第2図は平面図、第3図は一部省略し
た第2図のA-A線断面図である。 図中、(1)は基板としてのメインシャシ、(2)は軸
としてのキャプスタン、(4)は軸孔、(5)はブシ
ュ、(6)は被覆部、(7)は支持片、(7a)は係合
縁、(8)は開口部、(9)は係合溝、(10)は導電部
材である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂製基板に穿設される軸孔に軸を受ける
    金属製ブシュが嵌着され、 上記基板に上記ブシュを被覆する被覆部が一体に設けら
    れ、 上記被覆部の端面に軸方向に、先端内側に係合縁を有す
    る複数の支持片が所定間隔を置いて突設されるととも
    に、 上記支持片間のスリットに連続する開口部が上記被覆部
    の周面に形成され、 上記基板の軸孔に上記ブシュを介して挿通される上記軸
    の上記ブシュの端面に近い部分の周面に上記支持片の係
    合縁が係合される円周状の係合溝が形成されて成り、 上記軸を上記基板の軸孔に上記ブシュを介して挿通し、
    上記係合溝に上記支持片の係合縁を弾性的に係合させて
    軸方向に係止し、上記被覆部の開口部から露出される上
    記ブシュの表面に導電部材を当接するようにしたことを
    特徴とする軸受け構造。
JP1988156526U 1988-11-30 1988-11-30 軸受け構造 Expired - Lifetime JPH0731381Y2 (ja)

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JP1988156526U JPH0731381Y2 (ja) 1988-11-30 1988-11-30 軸受け構造

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JP1988156526U JPH0731381Y2 (ja) 1988-11-30 1988-11-30 軸受け構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0276338U JPH0276338U (ja) 1990-06-12
JPH0731381Y2 true JPH0731381Y2 (ja) 1995-07-19

Family

ID=31435144

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988156526U Expired - Lifetime JPH0731381Y2 (ja) 1988-11-30 1988-11-30 軸受け構造

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6222734U (ja) * 1985-07-23 1987-02-12
JPH0614294Y2 (ja) * 1986-05-21 1994-04-13 忠男 荒田 磁気テ−プ駆動装置

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JPH0276338U (ja) 1990-06-12

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