JPH07312876A - インバ−タ装置及びエレベ−タの制御装置 - Google Patents
インバ−タ装置及びエレベ−タの制御装置Info
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- JPH07312876A JPH07312876A JP6101374A JP10137494A JPH07312876A JP H07312876 A JPH07312876 A JP H07312876A JP 6101374 A JP6101374 A JP 6101374A JP 10137494 A JP10137494 A JP 10137494A JP H07312876 A JPH07312876 A JP H07312876A
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Abstract
い、インバ−タ装置の起動時の突入電流を低減したイン
バ−タ装置を安価に提供する。 【構成】コンバ−タ2の出力電圧を平滑する平滑コンデ
ンサ3を予備充電する予備充電回路4と、予備充電回路
4に電源投入後、整流回路5の出力電圧VD と平滑コン
デンサの充電電圧VDCの差が所定値以下となると信号を
出力する比較回路16と、この信号が出力されてから所
定時間経過後にインバ−タ装置本体を起動する信号を出
力する開閉制御手段17をインバ−タ装置100に備え
るようにした。
Description
圧を平滑する平滑コンデンサを予備充電するインバ−タ
装置及びエレベ−タのかごを昇降する交流電動機を駆動
するインバ−タ装置に設けられたコンバ−タの出力電圧
を平滑する平滑コンデンサを予備充電するエレベ−タ制
御装置に関するものである。
公報に示された従来のエレベータの制御装置に用いられ
たインバ−タ装置を示す構成図である。図において、
R、S、Tは三相交流電源、1は交流電源R、S、Tに
接続された配線用遮断器、2はダイオ−ドによる三相全
波整流回路からなりコンタクタの接点18a〜18cを
介して遮断器1に接続されたコンバ−タ、3はコンバ−
タ2の直流側に接続され直流出力を平滑にする平滑コン
デンサ、4は平滑コンデンサ3を予備充電する充電回
路、5は交流側がコンタクタの接点18a〜18cの入
力側に接続され直流側の一線がインピ−ダンス6を介し
て平滑コンデンサ3の一端に接続され、他の一線が平滑
コンデンサ3の他端に接続された充電用の整流器、7は
平滑コンデンサ3の両端に接続され直流電圧を可変電
圧、可変周波数の三相交流電力に変換するインバ−タ、
8はインバ−タ7に接続されたエレベ−タ駆動用の誘導
電動機、9は誘導電動機8が駆動する巻上機、10はか
ご11と釣り合い重り12を接続するロ−プである。1
3、14はそれぞれインピ−ダンス6の両端に接続され
た電圧検出用抵抗、15は抵抗13の両端に接続され、
整流器5の出力をピ−クホ−ルドするコンデンサ、16
はそれぞれ抵抗13、14の電圧降下を利用した整流器
5の出力電圧を検出する電圧VD と平滑コンデンサ3の
出力電圧を検出する電圧VDC(以後、これらを電圧V
D 、電圧VDCと称す)を比較する比較回路、17は比較
回路16の出力を受けてコンタクタの接点18a〜18
cの開閉を制御する開閉制御手段である。尚、100は
エレベ−タ制御装置に設けられたインバ−タ装置であ
る。
す構成図である。図において、19はマイクロコンピュ
−タであり、CPU19A、メモリ19B、入力回路1
9C、出力回路19Dを有している。20は主回路との
絶縁を行う絶縁回路、21はエレベ−タの各安全をチエ
ックする安全チエック回路、22はマイクロコンピュ−
タ19の出力によりコンタクタの接点18a〜18cを
閉成する駆動回路である。
タ装置の動作を図10により説明する。図10は、遮断
器1が投入されてから起動までのマイクロコンピュ−タ
19が行う処理を示すフロ−チャ−トである。図におい
て、遮断器1が投入されると、整流器5とインピ−ダン
ス6を介してコンデンサ15及び平滑コンデンサ3はそ
れぞれ充電される。しかし、コンデンサ15の静電容量
は平滑コンデンサ3のそれより十分小さい値に選定され
ているので、電圧VD は電圧VDCよりも十分早く立ち上
がる。電圧VDCと電圧VD の差が所定値以上ある間、即
ち、充電中は比較回路16の出力は負となり、かご11
の起動指令が発生してもステップS3によってコンタク
タの接点18a〜18cは閉成されず、平滑コンデンサ
3への突入電流は阻止される。電圧VDCと電圧VD の差
が所定値未満となると、比較回路16の出力は正とな
り、かご11の起動指令が発生し、安全チエックがOK
ならば、ステップS4においてコンタクタの接点18a
〜18cの閉成信号を出力し、駆動回路22によって、
コンタクタの接点18a〜18cは閉成される。しか
し、このとき平滑コンデンサ3の両端電圧は、交流電源
R、S、Tの電圧に近接しているので、突入電流が流入
することなく、インバ−タ7によって変換された可変電
圧、可変周波数の三相交流電力が誘導電動機8に供給さ
れて、巻上機9を駆動し、かご11は走行する。
は以上のように構成されているので、平滑コンデンサ3
の予備充電中に交流電源R、S、Tの電圧が一時的に降
下すると、電圧VD は交流電源R、S、Tの電圧の変動
に伴い同じく変動するので、電圧VDCと電圧VDの差が
所定値よりも一時的に小さくなって、比較回路16の出
力は正となる。比較回路16の動作直後に起動指令が発
生し、交流電源R、S、Tの電圧が回復した場合、交流
電源R、S、Tの電圧と平滑コンデンサ3の電圧差は大
きい状態でコンタクタの接点18a〜18cは閉成され
るので、この電圧差による突入電流が流れることにな
る。特にエレベ−タ装置では併設されたエレベ−タ装置
の起動停止により電圧が変動するので上述の問題が発生
する機会が多く、経年的にコンタクタの接点18a〜1
8cやコンバ−タ2のダイオ−ドを劣化させるという問
題があった。この問題を解決するために、平滑コンデン
サ3と整流器5の電圧が等しくなった時に比較回路16
が動作するように設定すると、起動までにかなりの時間
が必要とし、場合によってはいつまで経っても起動でき
ない恐れがある。また、整流器5の入力側に昇圧トラン
スを挿入することも考えられるが、充電回路が大型化
し、且つ高価になるという問題があった。上述の問題は
従来のインバ−タ装置をエレベ−タの制御装置に用いた
例を基に説明したが、交流電源R、S、Tの電圧が変動
する他の用途においても同様の問題を生ずるものであ
る。
ためになされたもので、第1の目的は、信頼性の高い平
滑コンデンサの充電検出を行い、インバ−タ装置の起動
時の突入電流を低減したインバ−タ装置を安価に提供す
ること。
な充電時間で平滑コンデンサの充電検出を行い、エレベ
−タのかごの起動待ち時間を短縮できるエレベ−タの制
御装置を安価に提供することにある。
タ装置は、交流電力を直流電力に変換するコンバ−タ
と、該コンバ−タの出力電圧を平滑する平滑コンデンサ
と、上記交流電力の電源から上記コンバ−タへの電力供
給路を開閉する第1の開閉手段と、該第1の開閉手段と
上記コンバ−タの間の電力供給路を開閉する第2の開閉
手段と、該第2の開閉手段と上記第1の開閉手段の間の
電力供給路に接続され、上記平滑コンデンサをインピ−
ダンスを介して予備充電する予備充電回路と、上記平滑
コンデンサの充電電圧を可変電圧及び可変周波数の交流
電力に変換して出力するインバ−タと、上記第1の開閉
手段が閉成後に、上記平滑コンデンサの充電電圧と上記
予備充電回路の出力電圧の差が第1の所定値以下となる
と信号を出力する第1の比較回路と、該第1の比較回路
が信号を出力してから所定時間経過後に、上記第2の開
閉手段を閉成する開閉制御手段を備えるようにしたもの
である。
置は、交流電力を直流電力に変換するコンバ−タと、該
コンバ−タの出力電圧を平滑する平滑コンデンサと、上
記交流電力の電源から上記コンバ−タへの電力供給路を
開閉する第1の開閉手段と、該第1の開閉手段と上記コ
ンバ−タの間の電力供給路を開閉する第2の開閉手段
と、該第2の開閉手段と上記第1の開閉手段の間の電力
供給路に接続され、上記平滑コンデンサをインピ−ダン
スを介して予備充電する予備充電回路と、上記平滑コン
デンサの充電電圧を可変電圧及び可変周波数の交流電力
に変換して出力し、エレベ−タのかごを昇降する交流電
動機を駆動するインバ−タと、上記第1の開閉手段が閉
成後に、上記平滑コンデンサの充電電圧と上記予備充電
回路の出力電圧の差が第1の所定値以下となると信号を
出力する第1の比較回路と、該第1の比較回路が信号を
出力してから所定時間経過後であって、且つ、上記かご
の起動指令が出力されている場合に、上記第2の開閉手
段を閉成する開閉制御手段を備えるようにしたものであ
る。
置は、開閉制御手段が、第1の開閉手段が閉成してから
第1の比較回路が信号を出力するまでの時間を測定し、
該時間から第1の比較回路が信号出力後に平滑コンデン
サがほぼ充電完了するまでの充電時間を演算し、上記第
1の比較回路が信号を出力してから上記充電時間以上経
過した後であって、且つ、上記かごの起動指令が出力さ
れている場合に、第2の開閉手段を閉成するようにした
ものである。
置は、第1の所定値より小さい第2の所定値となると信
号を出力する第2の比較回路を備え、開閉制御手段が、
第1の比較回路が信号を出力するまでの時間と上記第2
の比較回路が信号を出力するまでの時間を測定し、上記
2つの時間から上記第2の比較回路が信号を出力後に平
滑コンデンサがほぼ充電完了するまでの充電時間を演算
し、上記第2の比較回路が信号を出力してから上記充電
時間以上経過した後であって、且つ、上記かごの起動指
令が出力されている場合に、第2の開閉手段を閉成する
ようにしたものである。
閉手段が閉成後に、平滑コンデンサの充電電圧と予備充
電回路の出力電圧の差が第1の所定値以下となると、第
1の比較回路は信号を出力し、第1の比較回路が信号を
出力してから所定時間経過後に、開閉制御手段が第2の
開閉手段を閉成して、コンバ−タに三相交流電源電圧を
印加するようにしたので、平滑コンデンサの充電電圧
が、第1の比較回路が信号を出力した時より更に昇圧し
た状態で三相交流電源電圧をコンバ−タに印加する。
装置は、第1の開閉手段が閉成後に、平滑コンデンサの
充電電圧と予備充電回路の出力電圧の差が第1の所定値
以下となると、第1の比較回路が信号を出力し、第1の
比較回路が信号を出力してから所定時間経過後であっ
て、且つ、エレベ−タのかごの起動指令が出力されてい
る場合に、開閉制御手段が第2の開閉手段を閉成して、
コンバ−タに三相交流電源電圧を印加するようにしたの
で、平滑コンデンサの充電電圧が、第1の比較回路が信
号を出力した時より更に昇圧した状態で、三相交流電源
電圧をコンバ−タに印加する。
装置は、開閉制御手段が、第1の開閉手段が閉成してか
ら第1の比較回路が信号を出力するまでの時間を測定
し、この時間から第1の比較回路が信号出力後に平滑コ
ンデンサがほぼ充電完了するまでの充電時間を演算し、
第1の比較回路が信号を出力してから充電時間以上経過
した後であって、且つ、エレベ−タのかごの起動指令が
出力されている場合に、第2の開閉手段を閉成するよう
にしたので、第1の比較回路が信号を出力してから、よ
り的確な充電時間を設定でき、平滑コンデンサがほぼ充
電完了した状態で、三相交流電源電圧をコンバ−タに印
加する。
装置は、第1の所定値より小さい第2の所定値となると
信号を出力する第2の比較回路を備え、開閉制御手段
が、第1の比較回路が信号を出力するまでの時間と上記
第2の比較回路が信号を出力するまでの時間を測定し、
上記2つの時間から上記第2の比較回路が信号を出力後
に平滑コンデンサがほぼ充電完了するまでの充電時間を
演算し、上記第2の比較回路が信号を出力してから上記
充電時間以上経過した後であって、且つ、エレベ−タの
かごの起動指令が出力されている場合に、第2の開閉手
段を閉成するようにしたので、上記の2つの比較回路が
信号を出力する時間から、より的確な充電時間を設定で
き、平滑コンデンサがほぼ充電完了した状態で、三相交
流電源電圧をコンバ−タに印加する。
する。この発明のインバ−タ装置の構成は図8、図9に
示したエレベ−タ装置に用いられたインバ−タ装置の構
成と同様の構成である。
明する。図1は充電時間と共に変化する電圧VDCと電圧
VD の関係を示す説明図であり、平滑コンデンサ3の充
電電圧に係る電圧VDCは回路の時定数により定まる曲線
で上昇することが示されている。図2は遮断器1が投入
されてからエレベ−タのかご11が起動するまでのマイ
クロコンピュ−タ19が行う処理を示すフロ−チャ−ト
である。図において、遮断器1が投入されると平滑コン
デンサ3は整流器5とインピ−ダンス6を介して徐々に
充電される。また、電圧VD は遮断器1の投入と同時に
立ち上がる。電圧VDCと電圧VD の差が所定値以上ある
間は比較回路16の出力は負となり、ステップS5にお
いて次のステップに進めない。電圧VDCと電圧VD の差
が所定値未満になると、比較回路16の出力は正とな
り、ステップS6において時間tが測定開始され、ステ
ップS7において図2に示す所定時間T以上経過するま
では、かご11の起動指令が発生してもコンタクタの接
点18a〜18cの閉成は禁止され、突入電流は阻止さ
れる。所定時間T以上経過後にステップS8においてか
ごの起動指令が発生されると、ステップS9において安
全チエックがOKならばステップS10においてコンタ
クタの接点18a〜18cの閉成信号を出力し、駆動回
路22によってコンタクタの接点18a〜18cは閉成
される。このとき平滑コンデンサ3の両端電圧は、交流
電源R、S、Tの電圧に十分接近しているので、突入電
流が流入することなく、インバ−タ7によって変換され
た可変電圧、可変周波数の三相交流電力が誘導電動機8
に供給されて、巻上機9を駆動し、かご11は走行す
る。尚、通常比較回路16が判定する電圧VDCと電圧V
D の差は、正規電圧変動に対する誤動作を避けるため、
正規電圧の変動の幅より小さくできない。
圧VDCと電圧VD を比較し、この差が所定値以下になっ
てかご11の起動指令が発生すると即座に起動できるよ
うに制御していたので、比較回路16の動作直後に起動
指令が発生した場合、交流電源R、S、Tと平滑コンデ
ンサ3の電圧差による突入電流が流れ、経年的にコンタ
クタの接点18a〜18cやコンバ−タ2のダイオ−ド
を劣化させるという問題があったが、この点を上述の簡
単な構成で解決することができる。尚、この実施例では
インバ−タ装置100をエレベ−タの制御装置に用いた
例について説明したが、交流電源R、S、Tが変動する
他の用途に適用しても同様な効果を奏するものである。
置の他の態様の実施例について説明する。この発明のイ
ンバ−タ装置の構成は図8、図9に示したエレベ−タ装
置に用いられたインバ−タ装置の構成と同様の構成であ
る。図3はこの発明のインバ−タ装置の一実施例の充電
時間と共に変化する電圧VDCと電圧VD の関係を示す説
明図であり、図4はは遮断器1が投入されてからエレベ
−タのかご11が起動するまでのマイクロコンピュ−タ
19が行う処理を示すフロ−チャ−トである。
3、図4に基づいて説明する。図において遮断器1が投
入されるとステップS11において図3に示す時間t1
の測定が開始され、ステップS12、S13において電
圧VDCと電圧VD の差が所定値未満になって比較回路1
6の出力が正となるまで時間t1 は計測される。 次
に、ステップS14において時間t1 を基に、平滑コン
デンサ3がほぼ充電完了するまでの、図3に示す充電完
了時間Tが演算される。ステップS15、S16におい
て充電完了時間T以上経過するまではかご11の起動は
禁止され、突入電流は阻止される。ステップS17にお
いて起動指令が発生されると、ステップS18において
安全チエックOKならば、S19においてコンタクタの
接点18a〜18cの閉成信号を出力し、駆動回路22
によってコンタクタの接点18a〜18cは閉成され
る。このとき平滑コンデンサ3の両端電圧は、交流電源
R、S、Tの電圧に十分接近しているので、突入電流が
流入することなく、インバ−タ7によって変換された可
変電圧、可変周波数の三相交流電力が誘導電動機8に供
給され、巻上機9を駆動し、かご11は走行する。
16の出力が正となるまでの時間t1 を計測し、この時
間t1 を基に、平滑コンデンサ3がほぼ充電完了するま
での充電完了時間Tを演算してコンタクタの接点18a
〜18cを開閉制御し、的確な充電時間でかご11を起
動するので、エレベ−タの制御装置は遮断機1の投入か
ら起動までの時間を短縮できる。
置の他の態様の実施例について説明する。図5はこの発
明のインバ−タ装置の構成を示す構成図であり、同一符
号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。図6
は充電時間と共に変化する電圧VDCと電圧VD の関係を
示す説明図である。図において、16aは電圧VDCと電
圧VD の差が図6に示す第1の所定値以下となると動作
する比較回路、16bは上記電圧差が第1の所定値より
小さく、図6に示す第2の所定値以下になると動作する
第2の比較回路、17Aは遮断器1が投入されてから第
1の比較回路が動作するまでの時間t2 と第2の比較回
路が動作するまでの時間t3 を計測し、平滑コンデンサ
3がほぼ充電完了するまでの、図6に示す充電完了時間
Tを演算してコンタクタの接点18a〜18cの開閉を
制御する開閉制御手段である。
7に基づいて説明する。図7はは遮断器1が投入されて
からエレベ−タのかご11が起動するまでのマイクロコ
ンピュ−タ19が行う処理を示すフロ−チャ−トであ
る。図において遮断器1が投入されるとステップS2
0、S21、S22において図6に示す第1の比較回路
16aが動作するまでの時間t2 が測定され、さらにス
テップS23、S24、S25において第2の比較回路
16bが動作するまでの時間t3 が計測される。次に、
ステップS26において上記時間t2 、t3 を基に平滑
コンデンサ3の充電がほぼ完了するまでの充電完了時間
Tが演算され、ステップS27、S28において充電完
了時間T以上経過するまでかご11の起動は禁止され、
突入電流は阻止される。ステップS29において起動指
令が発生されると、ステップS30において安全チエッ
クOKならば、S31において開閉制御手段17Aはコ
ンタクタの接点18a〜18cの閉成信号を出力し、駆
動回路22によってコンタクタの接点18a〜18cは
閉成される。このとき平滑コンデンサ3の両端電圧は、
交流電源R、S、Tの電圧に十分接近しているので、突
入電流が流入することなく、インバ−タ7によって変換
された可変電圧、可変周波数の三相交流電力が誘導電動
機8に供給されて、巻上機9を駆動し、かご11は走行
する。
較回路16a及び第2の比較回路16bの出力が正とな
るまでの時間t2 、t3 を計測し、この時間t2 、t3
をもとに、平滑コンデンサ3がほぼ充電完了するまでの
充電完了時間Tを演算してコンタクタの接点18a〜1
8cを開閉制御し、より的確な充電時間でかご11を起
動するので、エレベ−タの制御装置は遮断機1の投入か
ら起動までの時間を短縮できる。
バ−タ装置を、第1の開閉手段が閉成後に、平滑コンデ
ンサの充電電圧と予備充電回路の出力電圧の差が第1の
所定値以下となると、第1の比較回路は信号を出力し、
第1の比較回路が信号を出力してから所定時間経過後
に、開閉制御手段が第2の開閉手段を閉成して、コンバ
−タに三相交流電源電圧を印加するように構成すると、
平滑コンデンサの充電電圧が、第1の比較回路が信号を
出力した時より更に昇圧した状態で三相交流電源電圧が
コンバ−タに印加されるので、高い信頼性で平滑コンデ
ンサへの突入電流は抑制され、接点及びダイオ−ド等の
劣化を抑制したインバ−タ装置を簡単な構成で実現で
き、しかも安価に提供できる効果がある。
御装置を、第1の開閉手段が閉成後に、平滑コンデンサ
の充電電圧と予備充電回路の出力電圧の差が第1の所定
値以下となると、第1の比較回路が信号を出力し、第1
の比較回路が信号を出力してから所定時間経過後であっ
て、且つ、エレベ−タのかごの起動指令が出力されてい
る場合に、開閉制御手段が第2の開閉手段を閉成して、
コンバ−タに三相交流電源電圧を印加するように構成す
ると、平滑コンデンサの充電電圧が、第1の比較回路が
信号を出力した時より更に昇圧した状態で三相交流電源
電圧がコンバ−タに印加されるので、エレベ−タのかご
が起動しても高い信頼性で平滑コンデンサへの突入電流
は抑制され、接点及びダイオ−ド等の劣化を抑制し、所
定時間経過後に確実にかごを起動できるエレベ−タの制
御装置を簡単な構成で実現でき、しかも安価に提供でき
る効果がある。
御装置を、開閉制御手段が、第1の開閉手段が閉成して
から第1の比較回路が信号を出力するまでの時間を測定
し、この時間から第1の比較回路が信号出力後に平滑コ
ンデンサがほぼ充電完了するまでの充電時間を演算し、
第1の比較回路が信号を出力してから充電時間以上経過
した後であって、且つ、エレベ−タのかごの起動指令が
出力されている場合に、第2の開閉手段を閉成するよう
に構成すると、第1の比較回路が信号を出力してから、
より的確な充電時間を設定でき、平滑コンデンサがほぼ
充電完了した状態で、三相交流電源電圧がコンバ−タに
印加されるので、エレベ−タのかごが起動しても高い信
頼性で平滑コンデンサへの突入電流は抑制され、接点及
びダイオ−ド等の劣化を抑制し、第1の開閉手段が閉成
してから起動までの時間を短縮できるエレベ−タの制御
装置を簡単な構成で実現でき、しかも安価に提供できる
効果がある。
御装置を、第1の所定値より小さい第2の所定値となる
と信号を出力する第2の比較回路を備え、開閉制御手段
が、第1の比較回路が信号を出力するまでの時間と上記
第2の比較回路が信号を出力するまでの時間を測定し、
上記2つの時間から上記第2の比較回路が信号を出力後
に平滑コンデンサがほぼ充電完了するまでの充電時間を
演算し、上記第2の比較回路が信号を出力してから充電
時間以上経過した後であって、且つ、エレベ−タのかご
の起動指令が出力されている場合に、第2の開閉手段を
閉成するように構成すると、上記の2つの比較回路が信
号を出力する時間から、より的確な充電時間を設定で
き、平滑コンデンサがほぼ充電完了した状態で、三相交
流電源電圧がコンバ−タに印加されるので、エレベ−タ
のかごが起動しても高い信頼性で平滑コンデンサへの突
入電流は抑制され、接点及びダイオ−ド等の劣化を抑制
し、第1の開閉手段が閉成してから起動までの時間を短
縮できるエレベ−タの制御装置を簡単な構成で実現で
き、しかも安価に提供できる効果がある。
用いられたインバ−タ装置の平滑コンデンサの充電時間
と充電電圧の関係を示す説明図である。
用いられたインバ−タ装置の動作を示すフロ−チャ−ト
である。
用いられたインバ−タ装置の平滑コンデンサの充電時間
と充電電圧の関係を示す説明図である。
用いられたインバ−タ装置の動作を示すフロ−チャ−ト
である。
用いられたインバ−タ装置の構成を示す構成図である。
用いられたインバ−タ装置の平滑コンデンサの充電時間
と充電電圧の関係を示す説明図である。
用いられたインバ−タ装置の動作を示すフロ−チャ−ト
である。
御装置に用いられたインバ−タ装置の構成を示す構成図
である。
御装置に用いられたインバ−タ装置の開閉制御手段の構
成を示す構成図である。
ンバ−タ装置の動作を示すフロ−チャ−トである。
Claims (4)
- 【請求項1】 交流電力を直流電力に変換するコンバ−
タと、該コンバ−タの出力電圧を平滑する平滑コンデン
サと、上記交流電力の電源から上記コンバ−タへの電力
供給路を開閉する第1の開閉手段と、該第1の開閉手段
と上記コンバ−タの間の電力供給路を開閉する第2の開
閉手段と、該第2の開閉手段と上記第1の開閉手段の間
の電力供給路に接続され、上記平滑コンデンサをインピ
−ダンスを介して予備充電する予備充電回路と、上記平
滑コンデンサの充電電圧を可変電圧及び可変周波数の交
流電力に変換して出力するインバ−タと、上記第1の開
閉手段が閉成後に、上記平滑コンデンサの充電電圧と上
記予備充電回路の出力電圧の差が第1の所定値以下とな
ると信号を出力する第1の比較回路と、該第1の比較回
路が信号を出力してから所定時間経過後に、上記第2の
開閉手段を閉成する開閉制御手段を備えたことを特徴と
するインバ−タ装置。 - 【請求項2】 交流電力を直流電力に変換するコンバ−
タと、該コンバ−タの出力電圧を平滑する平滑コンデン
サと、上記交流電力の電源から上記コンバ−タへの電力
供給路を開閉する第1の開閉手段と、該第1の開閉手段
と上記コンバ−タの間の電力供給路を開閉する第2の開
閉手段と、該第2の開閉手段と上記第1の開閉手段の間
の電力供給路に接続され、上記平滑コンデンサをインピ
−ダンスを介して予備充電する予備充電回路と、上記平
滑コンデンサの充電電圧を可変電圧及び可変周波数の交
流電力に変換して出力し、エレベ−タのかごを昇降する
交流電動機を駆動するインバ−タと、上記第1の開閉手
段が閉成後に、上記平滑コンデンサの充電電圧と上記予
備充電回路の出力電圧の差が第1の所定値以下となると
信号を出力する第1の比較回路と、該第1の比較回路が
信号を出力してから所定時間経過後であって、且つ、上
記かごの起動指令が出力されている場合に、上記第2の
開閉手段を閉成する開閉制御手段を備えたことを特徴と
するエレベ−タの制御装置。 - 【請求項3】 開閉制御手段は、第1の開閉手段が閉成
してから第1の比較回路が信号を出力するまでの時間を
測定し、該時間から第1の比較回路が信号出力後に平滑
コンデンサがほぼ充電完了するまでの充電時間を演算
し、上記第1の比較回路が信号を出力してから上記充電
時間以上経過した後であって、且つ、上記かごの起動指
令が出力されている場合に、第2の開閉手段を閉成する
ものであることを特徴とする請求項第2項に記載のエレ
ベ−タの制御装置。 - 【請求項4】 第1の所定値より小さい第2の所定値と
なると信号を出力する第2の比較回路を備え、開閉制御
手段は、第1の比較回路が信号を出力するまでの時間と
上記第2の比較回路が信号を出力するまでの時間を測定
し、上記2つの時間から上記第2の比較回路が信号を出
力後に平滑コンデンサがほぼ充電完了するまでの充電時
間を演算し、上記第2の比較回路が信号を出力してから
上記充電時間以上経過した後であって、且つ、上記かご
の起動指令が出力されている場合に、第2の開閉手段を
閉成するものであることを特徴とする請求項第2項に記
載のエレベ−タの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10137494A JP3334329B2 (ja) | 1994-05-16 | 1994-05-16 | インバ−タ装置及びエレベ−タの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10137494A JP3334329B2 (ja) | 1994-05-16 | 1994-05-16 | インバ−タ装置及びエレベ−タの制御装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07312876A true JPH07312876A (ja) | 1995-11-28 |
JP3334329B2 JP3334329B2 (ja) | 2002-10-15 |
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ID=14299042
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10137494A Expired - Fee Related JP3334329B2 (ja) | 1994-05-16 | 1994-05-16 | インバ−タ装置及びエレベ−タの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3334329B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002045250A1 (en) * | 2000-11-30 | 2002-06-06 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Power conversion device |
US6654262B2 (en) | 2000-11-30 | 2003-11-25 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Inverter with pre-charging capacitor to reduce inrush current |
WO2006045231A1 (fr) * | 2004-10-26 | 2006-05-04 | Weiguang Li | Alimentation en puissance a onduleur rechargeable |
-
1994
- 1994-05-16 JP JP10137494A patent/JP3334329B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002045250A1 (en) * | 2000-11-30 | 2002-06-06 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Power conversion device |
US6654262B2 (en) | 2000-11-30 | 2003-11-25 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Inverter with pre-charging capacitor to reduce inrush current |
WO2006045231A1 (fr) * | 2004-10-26 | 2006-05-04 | Weiguang Li | Alimentation en puissance a onduleur rechargeable |
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