JPH07311811A - 情報再生装置 - Google Patents

情報再生装置

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JPH07311811A
JPH07311811A JP6102516A JP10251694A JPH07311811A JP H07311811 A JPH07311811 A JP H07311811A JP 6102516 A JP6102516 A JP 6102516A JP 10251694 A JP10251694 A JP 10251694A JP H07311811 A JPH07311811 A JP H07311811A
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JP
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Withdrawn
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JP6102516A
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English (en)
Inventor
Toru Wada
徹 和田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ペン型情報再生装置を手動で走査させる際に、
当該再生装置が記録媒体に対して傾斜しても正しく情報
を再生できるようにすること。 【構成】鏡筒18をアクチュエータ20によって所定の
位置(18′の位置)まで移動させながら、その間にn
回撮像する。鏡筒18が元の位置にあるときはb点付近
が合焦し、18′の位置に来るとa点付近が合焦する。
その間に複数回撮像されるので、b点からa点までいず
れの点に於いても少なくとも一回は合焦した画像データ
が得られることになる。この合焦の位置の異なる複数枚
の画像データは、加算器26にて足し合わされ、フィル
タ30にて非合焦部分のぼけた成分が抑制されてドット
コードとして読み込まれた後、画像処理部32、データ
処理部36、データ出力部38を経て出力端子40より
外部に出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音声,音楽等のオーデ
ィオ情報、カメラ,ビデオ機器等から得られる映像情
報、及びパーソナルコンピュータ,ワードプロセッサ等
から得られるディジタルコードデータ、等を含めた所謂
マルチメディア情報を光学的に読み取り可能なコードと
して紙や各種樹脂フィルム、金属等の記録媒体に記録さ
れた情報を読み取るための情報再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、音声や音楽等を記録する媒体
として、磁気テープや光ディスク等、種々のものが知ら
れている。しかしこれらの媒体は、大量に複製を作った
としても単価はある程度高価なものとなり、またその保
管にも多大な場所を必要としていた。さらには、音声を
記録した媒体を、遠隔地にいる別の者に渡す必要ができ
た場合には、郵送するにしても、また直に持っていくに
しても、手間と時間がかかるという問題もあった。ま
た、オーディオ情報以外の、カメラ,ビデオ機器等から
得られる映像情報、及びパーソナルコンピュータ,ワー
ドプロセッサ等から得られるディジタルコードデータ、
等をも含めた所謂マルチメディア情報全体に関しても同
様であった。
【0003】そこで、本発明の出願人は、オーディオ情
報,映像情報,ディジタルコードデータの少なくとも一
つを含むマルチメディア情報を、ファクシミリ伝送が可
能で、また大量の複製が安価に可能な画像情報即ちドッ
トコードの形で、紙や各種樹脂フィルム、金属等の記録
媒体に記録するシステム及びそれを再生するためのシス
テムを発明し、特願平5−260464号として出願し
ている。
【0004】この特許出願の情報再生システムでは、一
例として、光学的にドットコードを読み取る情報再生装
置を手で保持し、記録されているドットコードに沿って
記録媒体上を手動で走査することによって読み取る方法
が示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記情報再生システム
に於ける情報再生装置では、光学レンズにより記録媒体
上のドットコードが撮像素子に結像するようになってい
る。この場合、レンズと撮像素子は、情報再生装置を記
録媒体上に読み取りのためにセットしたときに、ドット
コードが撮像素子面上に結像するような位置に配置され
ている。
【0006】しかしながら、上記情報再生装置を手動で
所定方向に走査させてドットコードを読み取る場合にそ
の再生装置が傾斜したりすることによってドットコード
が部分的に結像せず、撮像素子上にピントのぼけた(片
ぼけした)像が結ばれ、ドットコードが確認できなくな
るという恐れがある。
【0007】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、手動で走査させる際に当該情報再生装置が傾斜して
もコードを極力確認できる情報再生装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決し目的
を達成するために、本発明による情報再生装置は、オー
ディオ情報,映像情報,ディジタルコードデータの少な
くとも一つを含むマルチメディア情報が光学的に読み取
り可能なコードで記録されている部分を備える記録媒体
から、上記コードを光学的に読み取る読取手段と、この
読取手段で読み取ったコードを元のマルチメディア情報
に変換する復元手段と、この復元手段により復元された
マルチメディア情報を出力する出力手段とを具備する情
報再生装置に於いて、上記読取手段により上記コードを
光学的に読み取る際に、上記読取手段の少なくともその
一部を所定量だけ移動させる移動手段と、上記読取手段
からの画像信号を一時的に保存する信号保持手段と、該
信号保持手段の出力と上記読取手段からの出力とを足し
合わせる加算手段と、該加算手段からの出力の上記所定
の周波数成分を強調して上記復元手段に出力するフィル
タ手段とをさらに備えることを特徴とする。
【0009】また、本発明による情報再生装置は、オー
ディオ情報,映像情報,ディジタルコードデータの少な
くとも一つを含むマルチメディア情報が光学的に読み取
り可能なコードで記録されている部分を備える記録媒体
から、上記コードを光学的に読み取る読取手段と、この
読取手段で読み取ったコードを元のマルチメディア情報
に変換する復元手段と、この復元手段により復元された
マルチメディア情報を出力する出力手段とを具備する情
報再生装置に於いて、上記読取手段により上記コードを
光学的に読み取る際に、上記読取手段の少なくともその
一部を所定量だけ移動させる移動手段と、上記読取手段
で読み取ったコードの所定の周波数成分を強調して上記
復元手段に出力するフィルタ手段とをさらに備えること
を特徴とする。
【0010】さらに、本発明による情報再生装置は、オ
ーディオ情報,映像情報,ディジタルコードデータの少
なくとも一つを含むマルチメディア情報が光学的に読み
取り可能なコードで記録されている部分を備える記録媒
体から、上記コードを光学的に読み取る読取手段と、こ
の読取手段で読み取ったコードを元のマルチメディア情
報に変換する復元手段と、この復元手段により復元され
たマルチメディア情報を出力する出力手段とを具備する
情報再生装置に於いて、上記読取手段が上記コードの読
取範囲の全領域で少なくとも一度は合焦状態を得られる
ように、上記読取手段の少なくともその一部を振動させ
る振動手段と、上記読取手段で読み取ったコードからぼ
け状態を除き合焦状態のみのコードを得るようにフィル
タリング処理を施して上記復元手段に出力するフィルタ
手段とをさらに備えることを特徴とする。
【0011】
【作用】即ち、本発明の情報再生装置によれば、読取手
段の少なくとも一部を可動とし、情報再生装置が傾いて
コードが部分的にぼけてしまうようなときにも、読取手
段の少なくとも一部を動かしながら読み取ることによっ
て、合焦した画像と非合焦の画像が足し合わされた映像
信号が得られ、この映像信号をフィルタリングすること
により、1画面全体にわたって合焦したコードの画像が
得られる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。 [第1実施例]図1の(A)は、本発明の第1実施例の
構成を説明するためのブロック図である。
【0013】本実施例の情報再生装置は、ペン型の筐体
10に、情報の読み取り部と再生部とを一体化した構成
としてある。読み取り部は、照明光源12、レンズ1
4、撮像素子16、鏡筒18、アクチュエータ20、前
置増幅器22、A/D変換器24、加算器26、フレー
ムメモリ28、フィルタ30、画像処理部32、及びコ
ントローラ34からなる。また、再生部は、データ処理
部36、データ出力部38、及びデータ出力端子40か
らなる。さらに、筐体10内には、バッテリ42が内蔵
されている。
【0014】上記撮像素子16は、情報記録媒体44上
に記録されているコードの一例であるドットコードがレ
ンズ14により結像される位置に配置される。この場
合、レンズ14と撮像素子16とは、鏡筒18によって
固定され一体化されている。また、アクチュエータ20
は、この鏡筒18を光軸方向に微小範囲にわたって移動
(振動)させることが可能なように取り付けられている
もので、例えば圧電素子等でなる。
【0015】前置増幅器22は、撮像素子16からの映
像信号を増幅し、A/D変換器24は、この前置増幅器
22より出力される映像信号をディジタル信号に変換す
る。加算器26は、このA/D変換器24とフレームメ
モリ28からのデータを加算し、フレームメモリ28は
その加算された出力を記憶する。フィルタ30は、フレ
ームメモリ28の出力をフィルタリングし、画像処理部
30は、このフィルタ30の出力を画像処理する。そし
て、データ処理部36は、この画像処理部32の出力を
処理し、データ出力部38は、このデータ処理部36で
処理されたデータをデータ出力端子40から外部に出力
する。
【0016】なお、撮像素子16、アクチュエータ2
0、A/D変換器24、フレームメモリ28、フィルタ
30、画像処理部32、及びデータ処理部36はそれぞ
れコントローラ34によって制御される。また、バッテ
リ42は、各部に電力を供給する。
【0017】次に、上記の構成に於ける本実施例の動作
を説明する。ただし、画像処理部32以降の詳細な動作
及びドットコードの詳細については、本発明の出願人に
よる特願平5−260464号に詳細に説明されている
ので、ここでは省略する。
【0018】即ち、本実施例の情報再生装置に於いて
は、レンズ14で結像した画像としてのコード情報は、
撮像素子16でアナログ電気信号に変換され、前置増幅
器22で所定のレベルに増幅された後、A/D変換器2
4でディジタル画像データに変換される。A/D変換器
24から出力されるディジタル画像データは、フレーム
メモリ28の出力と加算器26にて足し合わされ、この
加算器26の出力は、フレームメモリ28に上書きされ
る。これをコントローラ34により所定回数繰り返すこ
とにより、数フレーム分の画像データを足し合わせたデ
ータが得られる。ここで、所定回数をn回とする。この
ようなn回の撮像をしている間、鏡筒18はアクチュエ
ータ20によって光軸上を移動する。従って、n枚の画
像データはそれぞれ筐体10の先端からの距離が異なる
面が合焦していることになる。つまり、n回撮影後にフ
レームメモリ28に書き込まれている画像データは、n
枚の合焦距離の異なる画像データそれぞれを足し合わせ
たものと同じことになる。
【0019】フレームメモリ28の出力であるn回足し
合わされた画像データは、フィルタ30によりその所定
の成分が強調される。即ち、フレームメモリ28の出力
であるn回足し合わされた画像データは合焦している成
分とぼけている成分が足し合わされた画像になっている
が、ぼけている成分は低周波成分であるので、これをフ
ィルタ30により取り除くことにより、合焦成分のみの
画像が得られる。この画像データが画像処理部32によ
りドットコードデータとして読み出され、データ処理部
36で復号され、データ出力部38から出力端子40を
介して外部に出力される。
【0020】実際に情報再生装置が傾いている状態に於
ける本実施例の動作を図1の(B)を参照して説明す
る。なお、この図は、図1の(A)の情報再生装置が傾
いた状態で情報記録媒体44上のドットコードを撮像し
ているところを表しており、情報再生装置の先端部分の
みを簡略に描いてある。また、図1の(A)と同じ部分
には同じ参照番号を付してある。
【0021】情報記録媒体44に対して筐体10が傾い
ているので、従来の情報再生装置では、破線dで示した
面上にしか合焦しない。従って、図中にbで示す部分の
付近は合焦する(被写界深度が或る程度あるので、b点
だけでなくその付近も合焦する)が、図中にaで示す付
近は合焦せず、ぼけてしまう。
【0022】これに対し、本実施例では、鏡筒18をア
クチュエータ20によって図中18′の位置まで移動さ
せながら、その間にn回撮像する。鏡筒18が元の位置
にあるときはb点付近が合焦し、18′の位置に来ると
a点付近が合焦する。その間に複数回撮像されるので、
b点からa点までいずれの点に於いても少なくとも一回
は合焦した画像データが得られることになる。
【0023】この合焦の位置の異なる複数枚の画像デー
タは、前述のように加算器26にて足し合わされ、フィ
ルタ30にて非合焦部分のぼけた成分が抑制されてドッ
トコードとして読み込まれた後、画像処理部32、デー
タ処理部36、データ出力部38を経て出力端子40よ
り外部に出力される。
【0024】以上のように、本実施例では、レンズ14
と撮像素子16とが固定された鏡筒18を光軸方向に移
動させながら撮像し、得られた画像データを加算した後
にフィルタ30で所定の周波数成分を強調する構成とし
たことにより、ドットコード読み取り時に情報再生装置
が傾いてしまっても、フィルタ30の出力からはぼけの
ない鮮明なドットコードの画像が得られる。これによ
り、画像処理部32で誤ることなくドットコードを解読
することができる。
【0025】[第2実施例]次に、本発明の第2実施例
を説明する。図2の(A)は、第2実施例の構成を説明
するためのブロック図である。なお、同図に於いて、図
1の(A)と同じ部分には同じ参照番号を付してある。
【0026】本実施例の情報再生装置も前述の第1実施
例と同様に、ペン型の筐体10にデータ処理部36及び
データ出力部38を内蔵し、読み取り部と情報再生部と
が一体となった構成になっている。
【0027】この情報再生装置は、照明光源12と、レ
ンズ14と、情報記録媒体44上に記録されているドッ
トコードがレンズ14により結像される位置にある撮像
素子16と、撮像素子16を光軸方向に微小範囲にわた
って移動(振動)させることが可能なように取り付けら
れたアクチュエータ46と、撮像素子16からの映像信
号を増幅する前置増幅器22と、前置増幅器22より出
力される映像信号をディジタル信号に変換するA/D変
換器24と、A/D変換器24とフレームメモリ28か
らのデータを加算する加算器26と、加算された出力を
記憶するフレームメモリ28と、フレームメモリ28の
出力をフィルタリングするフィルタ30と、フィルタ3
0の出力を画像処理する画像処理部32と、画像処理部
32の出力を処理するデータ処理部36と、データ処理
部36で処理されたデータを出力するデータ出力部38
と、データ出力部38に接続されたデータ出力端子40
と、上記撮像素子16,A/D変換器24,フレームメ
モリ28,フィルタ30,画像処理部32,データ処理
部36及びアクチュエータ46をそれぞれ制御するコン
トローラ34と、各部に電力を供給するバッテリ42と
からなる。
【0028】即ち、本実施例の情報再生装置は、前述の
第1実施例に於ける鏡筒18及びアクチュエータ20を
廃してレンズ14と撮像素子16とを別体とすると共
に、撮像素子16を移動させるアクチュエータ46を配
したものである。
【0029】次に、このような構成に於ける本実施例の
動作について説明する。レンズ14で結像した画像は、
撮像素子16でアナログ電気信号に変換され、前置増幅
器22で所定のレベルに増幅された後、A/D変換器2
4でディジタル画像データに変換される。A/D変換器
24から出力されるディジタル画像データは、フレーム
メモリ28の出力と加算器26にて足し合わされ、加算
器26の出力はフレームメモリ28に上書きされる。こ
れをコントローラ34により所定回数繰り返すことによ
り、数フレーム分の画像データを足し合わせたデータが
得られる。ここで所定回数をn回とする。n回の撮像を
している間、撮像素子16はアクチュエータ46によっ
て光軸上を移動する。従って、n枚の画像データはそれ
ぞれ筐体10の先端からの距離が異なる面が合焦してい
ることになる。従って、n枚の合焦距離の異なる画像デ
ータそれぞれを足し合わせたのと同じことになる。
【0030】フレームメモリ28の出力であるn回足し
合わされた画像データはフィルタ30によりその所定の
周波数成分が強調される。ここで、フレームメモリ28
の出力であるn回足し合わされた画像データは合焦して
いる成分とぼけている成分が足し合わされた画像になっ
ている。ぼけている成分は低周波成分であるのでこれを
取り除くことにより合焦成分のみの画像が得られる。こ
の画像データが画像処理部32によりドットコードデー
タとして読み出され、データ処理部36で復号され、デ
ータ出力部38から出力端子40を介して外部に出力さ
れる。
【0031】実際に情報再生装置が傾いている状態に於
ける本実施例の動作を図2の(B)を参照して説明す
る。同図は図2の(A)の情報再生装置が傾いた状態で
情報記録媒体44上のドットコードを撮像しているとこ
ろを表しており、情報再生装置の先端部分のみを簡略に
描いてある。また、図2の(A)と同じ部分には同じ参
照番号を付けてある。
【0032】情報記録媒体44に対して筐体10が傾い
ているので、従来の情報再生装置では、破線dで示した
面上にしか合焦しない。従って図中bで示す部分の付近
は合焦する(被写界深度が或る程度あるのでb点だけで
なくその付近も合焦する)が、図中にaで示す付近は合
焦せずぼけてしまう。
【0033】これに対し、本実施例では、撮像素子16
を16′の位置まで移動させながら、その間にn回撮像
する。撮像素子16が元の位置にあるときはa点付近が
合焦し、図中に16′で示すような位置に来るとb点付
近が合焦する。その間に複数回撮像されるので、a点か
らb点までいずれの点に於いても少なくとも一回は合焦
した画像データが得られることになる。
【0034】この合焦の位置の異なる複数枚の画像デー
タは前述のように足し合わされ、フィルタ30にて非合
焦部分のぼけた成分が抑制されてドットコードとして読
み込まれた後、画像処理部32、データ処理部36、デ
ータ出力部38を経て出力端子40より外部に出力され
る。
【0035】以上のように、本実施例では、撮像素子1
6を光軸方向に移動させながら撮像し、得られた画像デ
ータを加算した後にフィルタ30で所定の周波数成分を
強調する構成としたことにより、ドットコード読み取り
時に情報再生装置が傾いてしまっても、フィルタ30の
出力からはぼけのない鮮明なドットコードの画像が得ら
れる。これにより、画像処理部32で誤ることなくドッ
トコードを解読することができる。また、本実施例によ
れば、撮像素子のみを移動させるため、第1実施例と比
べ、アクチュエータを小型化でき、駆動電力を小さくで
きる。
【0036】[第3実施例]次に、本発明の第3実施例
を説明する。図3の(A)は、その構成を説明するため
のブロック図であり、図1の(A)と同じ部分には同じ
参照番号を付してある。
【0037】本実施例の情報再生装置も前述の第1実施
例と同様に、ペン型の筐体10にデータ処理部36及び
データ出力部38を内蔵し、読み取り部と情報再生部と
が一体となった構成になってある。
【0038】この情報再生装置は、照明光源12と、レ
ンズ14と、情報記録媒体44上に記録されているドッ
トコードがレンズ14により結像される位置にある撮像
素子16と、レンズ14を光軸方向に微小範囲にわたっ
て移動(振動)させることが可能なように取り付けられ
たアクチュエータ48と、撮像素子16からの映像信号
を増幅する前置増幅器22と、前置増幅器22より出力
される映像信号をディジタル信号に変換するA/D変換
器24と、A/D変換器24とフレームメモリ28から
のデータを加算する加算器26と、加算された出力を記
憶するフレームメモリ28と、フレームメモリ28の出
力をフィルタリングするフィルタ30と、フィルタ30
の出力を画像処理する画像処理部32と、画像処理部3
2の出力を処理するデータ処理部36と、データ処理部
36で処理されたデータを出力するデータ出力部38
と、データ出力部38に接続されたデータ出力端子40
と、撮像素子16,A/D変換器24,フレームメモリ
28,フィルタ30,画像処理部32,データ処理部3
6及びアクチュエータ48をそれぞれ制御するコントロ
ーラ34と、各部に電力を供給するバッテリ42とから
なる。
【0039】即ち、本実施例の情報再生装置は、前述の
第1実施例に於ける鏡筒18及びアクチュエータ20を
廃してレンズ14と撮像素子16とを別体とすると共
に、レンズ14を移動させるアクチュエータ48を配し
たものである。
【0040】次に、このような構成に於ける本実施例の
動作について説明する。レンズ14で結像した画像は、
撮像素子16でアナログ電気信号に変換され、前置増幅
器22で所定のレベルに増幅された後、A/D変換器2
4でディジタル画像データに変換される。A/D変換器
24から出力されるディジタル画像データは、フレーム
メモリ28の出力と加算器26にて足し合わされ、加算
器26の出力はフレームメモリ28に上書きされる。こ
れをコントローラ34により所定回数繰り返すことによ
り、数フレーム分の画像データを足し合わせたデータが
得られる。ここで所定回数をn回とする。n回の撮像を
している間、レンズ14はアクチュエータ48によって
光軸上を移動する。従って、n枚の画像データはそれぞ
れ筐体10の先端からの距離が異なる面が合焦している
ことになる。従って、n枚の合焦距離の異なる画像デー
タそれぞれを足し合わせたのと同じことになる。
【0041】フレームメモリ28の出力であるn回足し
合わされた画像データは、フィルタ30によりその低周
波成分が取り除かれる。ここで、フレームメモリ28の
出力であるn回足し合わされた画像データは、合焦して
いる成分とぼけている成分が足し合わされた画像になっ
ている。ぼけている成分は低周波成分であるので、これ
を取り除くことにより合焦成分のみの画像が得られる。
この画像データが画像処理部32によりドットコードデ
ータとして読み出され、データ処理部36で復号され、
データ出力部38から出力端子40を介して外部に出力
される。
【0042】以上のように、本実施例では、レンズ14
を光軸方向に移動させながら撮像し、得られた画像デー
タを加算した後にフィルタ30で所定の周波数成分を強
調する構成としたことにより、ドットコード読み取り時
に情報再生装置が傾いてしまっても、フィルタ30の出
力からはぼけのない鮮明なドットコードの画像が得られ
る。これにより、画像処理部32で誤ることなくドット
コードを解読することができる。
【0043】なお、本実施例では、アクチュエータ48
でレンズ14を動かしているが、レンズ14が多群構成
のレンズの場合は、その中の1群のみを動かすようにし
ても良い。
【0044】本実施例によれば、可動部はレンズのみな
ので、アクチュエータを小型化、省電力化が図れ、さら
に、化動部に給電する必要がないので、構成が簡略化で
きる。
【0045】[第4実施例]次に、本発明の第4実施例
を説明する。図3の(B)は、本実施例の構成を説明す
るためのブロック図であり、図1の(A)と同じ部分に
は同じ参照番号を付してある。
【0046】本実施例の情報再生装置も前述の第1実施
例と同様にペン型の筐体10にデータ処理部36、デー
タ出力部38を内蔵し、読み取り部と再生部とが一体と
なった構成になっている。
【0047】この情報再生装置は、照明光源12と、レ
ンズ14と、情報記録媒体44上に記録されているドッ
トコードがレンズ14により結像される位置にある撮像
素子16と、レンズ14と撮像素子16とを固定し一体
化する鏡筒18と、鏡筒18を光軸方向に微小範囲にわ
たって移動(振動)させることが可能なように取り付け
られたアクチュエータ20と、撮像素子16からの映像
信号を増幅する前置増幅器22と、前置増幅器22より
出力される映像信号をディジタル信号に変換するA/D
変換器24と、A/D変換器24の出力をフィルタリン
グするフィルタ30と、フィルタ30の出力を画像処理
する画像処理部32と、画像処理部32の出力を処理す
るデータ処理部36と、データ処理部36で処理された
データを出力するデータ出力部38と、データ出力部3
8に接続されたデータ出力端子40と、アクチュエータ
20,撮像素子16,A/D変換器24,フィルタ3
0,画像処理部32,及びデータ処理部36をそれぞれ
制御するコントローラ34と、各部に電力を供給するバ
ッテリ42とからなる。
【0048】次に、このような構成に於ける本実施例の
動作について説明する。レンズ14で結像した画像は、
撮像素子16でアナログ電気信号に変換され、前置増幅
器22で所定のレベルに増幅された後、A/D変換器2
4でディジタル画像データに変換される。
【0049】ここで、撮像の際の1フレームの露光時間
(撮像素子16に於ける電荷の蓄積時間)をT秒とする
(Tは例えば0.01秒)。このT秒の間にも鏡筒18
はアクチュエータ20によって光軸上を所定の距離だけ
移動する。いま、T秒の中のある瞬間Tn とその次の瞬
間Tn+1 について考察する。Tn に於ける鏡筒18の位
置は任意に決定されるので、この位置をDn とする。こ
の瞬間に、撮像素子16の受光面上に結像した映像の各
画素に於ける光強度に応じて発生した電荷は、撮像素子
16の各画素の電荷蓄積部に蓄積される。次の瞬間T
n+1 に於いては、鏡筒18はアクチュエータ20によっ
て位置Dn+1 に移動されている。この瞬間に於いても、
撮像素子16の受光面上に結像した映像の各画素に於け
る光強度に応じて発生した電荷は、撮像素子16の各画
素の電荷蓄積部に蓄積される。撮像素子16の電荷蓄積
部では、瞬間Tn に於ける画像データに相当する電荷
と、瞬間Tn+1 に於ける画像データに相当する電荷が足
し合わされた量の電荷が蓄積される。このように、T秒
間の各瞬間ごとに、撮像素子16の電荷蓄積部には、筐
体10の先端からの距離がそれぞれ異なる面が合焦して
いる画像データに相当する電荷が順次蓄積されていく。
即ち、撮像素子16からは、筐体10の先端からの距離
がそれぞれ異なる面が合焦している複数の画像データを
足し合わせたデータが得られる。
【0050】このようにして撮像素子16から得られる
合焦面の異なる複数の画像が足し合わされた画像データ
は、前置増幅器22で所定のレベルに増幅され、さらに
A/D変換器24でディジタル画像データに変換された
後、フィルタ30によりその低周波成分が取り除かれ
る。ここで、撮像素子16から得られる合焦面の異なる
複数の画像が足し合わされた画像データは、合焦してい
る成分とぼけている成分を含んだ画像になっている。ぼ
けている成分は低周波成分であるので、フィルタ30で
これを取り除くことにより、合焦成分のみの画像が得ら
れる。この画像データが画像処理部32によりドットコ
ードデータとして読み出され、データ処理部36で復号
され、データ出力部38から出力端子40を介して外部
に出力される。
【0051】実際に情報再生装置が傾いている状態に於
ける本実施例の動作を、図1の(B)を参照して説明す
る。即ち、情報記録媒体44に対して筐体10が傾いて
いるの場合、本実施例では、一回の露光時間(T)中に
鏡筒18を18′の位置まで移動させる。鏡筒18が元
の位置にあるときはb点付近が合焦し、18′の位置に
来るとa点付近が合焦する。その間に連続的に撮像され
続けるので、b点からa点までいずれの点においても少
なくとも一回は合焦した画像データを足し合わせた画像
データが得られることになる。
【0052】この合焦の位置の異なる複数の画像データ
は足し合わせた画像データは、前述のようにフィルタ3
0にて非合焦部分のぼけた成分が除去されてドットコー
ドとして読み込まれた後、画像処理部32、データ処理
部36、データ出力部38を経て出力端子40より外部
に出力される。
【0053】以上のように、本実施例では、露光時間中
にレンズ14と撮像素子16とが固定された鏡筒18を
光軸方向に移動させながら撮像し、得られた画像データ
をフィルタ30で所定の周波数成分を強調する構成とし
たことにより、ドットコード読み取り時に情報再生装置
が傾いてしまっても、フィルタ30の出力からはぼけの
ない鮮明なドットコードの画像が得られる。これによ
り、画像処理部32で誤ることなくドットコードを解読
することができる。
【0054】さらに、撮像素子16の電荷蓄積部で画像
データの加算を行うため、加算のためのフレームメモリ
や加算器を必要とせず、簡単な構成とすることができ
る。 [第5実施例]次に、本発明の第5実施例を説明する。
【0055】図4の(A)は、本第5実施例の構成を説
明するためのブロック図であり、図1の(A)と同じ部
分には同じ参照番号を付してある。本実施例の情報再生
装置も第1実施例と同じ様にペン型の筐体10にデータ
処理部36とデータ出力部38とを内蔵し、読み取り部
と情報再生部が一体となった構成になっている。
【0056】この情報再生装置は、照明光源12と、レ
ンズ14と、情報記録媒体44上に記録されているドッ
トコードがレンズ14により結像される位置にある撮像
素子16と、撮像素子16を光軸方向に微小範囲にわた
って移動(振動)させることが可能なように取り付けら
れたアクチュエータ46と、撮像素子16からの映像信
号を増幅する前置増幅器22と、前置増幅器22より出
力される映像信号をディジタル信号に変換するA/D変
換器24と、A/D変換器24の出力をフィルタリング
するフィルタ30と、フィルタ30の出力を画像処理す
る画像処理部32と、画像処理部32の出力を処理する
データ処理部36データ処理部36で処理されたデータ
を出力するデータ出力部38と、データ出力部38に接
続されたデータ出力端子40と、撮像素子16,A/D
変換器24,フレームメモリ28,フィルタ30,画像
処理部32,データ処理部36,及びアクチュエータ4
6をそれぞれ制御するコントローラ34と、各部に電力
を供給するバッテリ42とからなる。
【0057】次に、このような構成の本実施例に於ける
動作について説明する。レンズ14で結像した画像は、
撮像素子16でアナログ電気信号に変換され、前置増幅
器22で所定のレベルに増幅された後、A/D変換器2
4でディジタル画像データに変換される。
【0058】ここでは、撮像の際の1フレームの露光時
間(撮像素子16に於ける電荷の蓄積時間)の間に、撮
像素子16はアクチュエータ46によって光軸上を所定
の距離だけ移動するこれにより、露光時間中の各瞬間ご
とに撮像素子16の電荷蓄積部には、筐体10の先端か
らの距離がそれぞれ異なる面が合焦している画像データ
に相当する電荷が順次蓄積されていく。即ち、撮像素子
16からは、筐体10の先端からの距離がそれぞれ異な
る面が合焦している複数の画像データを足し合わせたデ
ータが得られる。
【0059】撮像素子16から得られる合焦面の異なる
複数の画像が足し合わされた画像データは、前置増幅器
22で所定のレベルに増幅された、さらにA/D変換器
24でディジタル画像データに変換された後、フィルタ
30により、そのぼけている成分である低周波成分が取
り除かれ、合焦成分のみの画像が得られる。この画像デ
ータが画像処理部32によりドットコードデータとして
読み出され、データ処理部36で復号され、データ出力
部38から出力端子40を介して外部に出力される。
【0060】以上のように、本実施例では、一回の露光
時間中に撮像素子16を光軸方向に移動させながら撮像
し、得られた画像データをフィルタ30で所定の周波数
成分を強調する構成としたことにより、ドットコード読
み取り時に情報再生装置が傾いてしまっても、フィルタ
30の出力からはぼけのない鮮明なドットコードの画像
が得られる。これにより画像処理部32で誤ることなく
ドットコードを解読することができる。
【0061】本実施例によれば、撮像素子16の電荷蓄
積部で画像データの加算を行うため、加算のためのフレ
ームメモリや加算器を必要とせず、簡単な構成とするこ
とができる。さらに、撮像素子16のみを動かすもので
あるので、アクチュエータを小型化、省電力化が図れ
る。
【0062】次に、本発明の第6実施例について説明す
る。図4の(B)は、本第6実施例の構成を説明するた
めのブロック図であり、図1の(A)と同じ部分には同
じ参照番号を付してある。
【0063】本実施例の情報再生装置も前述の第1実施
例と同様に、ペン型の筐体10にデータ処理部36とデ
ータ出力部38を内蔵しており、読み取り部と情報再生
部とが一体となった構成になっている。
【0064】この情報再生装置は、照明光源12と、レ
ンズ14と、情報記録媒体44上に記録されているドッ
トコードがレンズ14により結像される位置にある撮像
素子16と、レンズ14を光軸方向に微小範囲にわたっ
て移動(振動)させることが可能なように取り付けられ
たアクチュエータ48と、撮像素子16からの映像信号
を増幅する前置増幅器22と、前置増幅器22より出力
される映像信号をディジタル信号に変換するA/D変換
器24と、A/D変換器24の出力をフィルタリングす
るフィルタ30と、フィルタ30の出力を画像処理する
画像処理部32と、画像処理部32の出力を処理するデ
ータ処理部36と、データ処理部36で処理されたデー
タを出力するデータ出力部38と、データ出力部38に
接続されたデータ出力端子40と、撮像素子16,A/
D変換器24,フレームメモリ28,フィルタ30,画
像処理部32,データ処理部36,並びにアクチュエー
タ48をそれぞれ制御するコントローラ34と、各部に
電力を供給するバッテリ42とからなる。
【0065】次に、以上のような構成の本実施例の情報
再生装置の動作を説明する。レンズ14で結像した画像
は、撮像素子16でアナログ電気信号に変換され、前置
増幅器22で所定のレベルに増幅された後、A/D変換
器24でディジタル画像データに変換される。
【0066】ここでは、撮像の際の1フレームの露光時
間(撮像素子16に於ける電荷の蓄積時間)の間に、レ
ンズ14は、アクチュエータ20によって光軸上を所定
の距離だけ移動する。これにより、露光時間中の各瞬間
ごとに撮像素子16の電荷蓄積部には、筐体10の先端
からの距離がそれぞれ異なる面が合焦している画像デー
タに相当する電荷が順次蓄積されていく。即ち、撮像素
子16からは、筐体10の先端からの距離がそれぞれ異
なる面が合焦している複数の画像データを足し合わせた
データが得られる。
【0067】撮像素子16から得られる合焦面の異なる
複数の画像が足し合わされた画像データは、前置増幅器
22で所定のレベルに増幅され、さらにA/D変換器2
4でディジタル画像データに変換された後、フィルタ3
0により、そのぼけている成分である低周波成分が取り
除かれ、合焦成分のみの画像が得られる。この画像デー
タが画像処理部32によりドットコードデータとして読
み出され、データ処理部36で復号され、データ出力部
38から出力端子40を介して外部に出力される。
【0068】以上のように、本実施例では、一回の露光
時間中にレンズ14を光軸方向に移動させながら撮像
し、得られた画像データをフィルタ30で所定の周波数
成分を強調する構成としたことにより、ドットコード読
み取り時に情報再生装置が傾いてしまっても、フィルタ
30の出力からはぼけのない鮮明なドットコードの画像
が得られる。これにより、画像処理部32で誤ることな
くドットコードを解読することができる。
【0069】本実施例では、撮像素子16の電荷蓄積部
で画像データの加算を行うため、加算のためのフレーム
メモリや加算器を必要とせず、簡単な構成とすることが
できる。
【0070】また、可動部がレンズのみであるため、使
用するアクチュエータを小型化、省電力化がすることが
可能となり、さらに、化動部に給電する必要がないの
で、構成が簡単になる。また、本実施例では、アクチュ
エータ48でレンズ14を動かしているが、レンズ14
が多群構成のレンズの場合はその中の1群のみを動かす
ようにしても良い。
【0071】以上第1乃至第6実施例により説明したよ
うに、本発明の情報再生装置は、光学系の一部または全
部を可動とし、光学系を動かしながら撮像し、得られた
映像信号をフィルタリングするような構成にした結果、
情報再生装置が記録媒体に対して傾くことにより撮像素
子に結像する画像が部分的にぼけてしまうようなときに
も、光学系を動かすことによって合焦した画像と非合焦
の画像が足し合わされた映像信号が得られ、この映像信
号をフィルタリングすることにより、1画面全体にわた
って合焦したドットコードの画像が得られる。従って、
情報再生装置が傾斜したときにも合焦したドットコード
の画像が得られ、コードが認識できなくなったり誤って
認識されることが無くなる。
【0072】以上実施例に基づいて本発明を説明した
が、本発明は上述した実施例に限定されるものではな
く、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能で
ある。ここで、本発明の要旨をまとめると以下のように
なる。
【0073】(1) オーディオ情報,映像情報,ディ
ジタルコードデータの少なくとも一つを含むマルチメデ
ィア情報が光学的に読み取り可能なコードで記録されて
いる部分を備える記録媒体から、上記コードを光学的に
読み取る読取手段と、この読取手段で読み取ったコード
を元のマルチメディア情報に変換する復元手段と、この
復元手段により復元されたマルチメディア情報を出力す
る出力手段とを具備する情報再生装置に於いて、上記読
取手段により上記コードを光学的に読み取る際に、上記
読取手段の少なくともその一部を所定量だけ移動させる
移動手段と、上記読取手段からの画像信号を一時的に保
存する信号保持手段と、該信号保持手段の出力と上記読
取手段からの出力とを足し合わせる加算手段と、該加算
手段からの出力の上記所定の周波数成分を強調して上記
復元手段に出力するフィルタ手段とをさらに具備するこ
とを特徴とする情報再生装置。
【0074】即ち、読取手段の少なくとも一部を移動さ
せながら撮像し、得られた画像データを加算した後にフ
ィルタ手段で所定の周波数成分を強調する構成としたこ
とにより、コード読み取り時に情報再生装置が傾いてし
まっても、フィルタ手段の出力からはぼけのない鮮明な
コードの画像が得られる。これにより、復元手段で極力
誤ることなくコードを解読することができる。
【0075】(2) オーディオ情報,映像情報,ディ
ジタルコードデータの少なくとも一つを含むマルチメデ
ィア情報が光学的に読み取り可能なコードで記録されて
いる部分を備える記録媒体から、上記コードを光学的に
読み取る読取手段と、この読取手段で読み取ったコード
を元のマルチメディア情報に変換する復元手段と、この
復元手段により復元されたマルチメディア情報を出力す
る出力手段とを具備する情報再生装置に於いて、上記読
取手段により上記コードを光学的に読み取る際に、上記
読取手段の少なくともその一部を所定量だけ移動させる
移動手段と、上記読取手段で読み取ったコードの所定の
周波数成分を強調して上記復元手段に出力するフィルタ
手段とをさらに具備することを特徴とする情報再生装
置。
【0076】即ち、露光時間中に読取手段の少なくとも
一部を移動させながら撮像し、得られた画像データをフ
ィルタ手段で所定の周波数成分を強調する構成としたこ
とにより、コード読み取り時に情報再生装置が傾いてし
まっても、フィルタ手段の出力からはぼけのない鮮明な
ドットコードの画像が得られる。これにより、復元手段
で極力誤ることなくコードを解読することができる。
【0077】さらに、読取手段内の撮像素子の電荷蓄積
部で画像データの加算を行うため、加算のためのフレー
ムメモリや加算器を必要とせず、簡単な構成とすること
ができる。
【0078】(3) 上記読取手段は、撮像素子と、該
撮像素子の受光面上にコードを結像させるための光学系
と、上記撮像素子と上記光学系を固定するための鏡筒と
を有し、上記移動手段は、上記鏡筒を上記所定量だけ移
動させる駆動手段を有することを特徴とする(1)又は
(2)に記載の情報再生装置。
【0079】即ち、鏡筒を移動させることで、撮像素子
と光学系とを一体的に移動させることができ、撮像素子
と光学系とを一定の位置関係を保ったまま移動させて複
数の画像データを得ることができる。
【0080】(4) 上記読取手段は、撮像素子と、該
撮像素子の受光面上にコードを結像させるための光学系
とを有し、上記移動手段は、上記撮像素子を上記所定量
だけ移動させる駆動手段を有することを特徴とする
(1)又は(2)に記載の情報再生装置。
【0081】即ち、撮像素子を移動させるだけで複数の
画像データを得ることができ、また、アクチュエータの
小型化、省電力化が図れる。 (5) 上記読取手段は、撮像素子と、該撮像素子の受
光面上にコードを結像させるための光学系とを有し、上
記移動手段は、上記光学系又は光学系の一部を上記所定
量だけ移動させる駆動手段を有することを特徴とする
(1)又は(2)に記載の情報再生装置。
【0082】即ち、光学系又は光学系の一部を移動させ
るだけで複数の画像データを得ることができ、また、使
用するアクチュエータの小型化、省電力化が図れる。 (6) オーディオ情報,映像情報,ディジタルコード
データの少なくとも一つを含むマルチメディア情報が光
学的に読み取り可能なコードで記録されている部分を備
える記録媒体から、上記コードを光学的に読み取る読取
手段と、この読取手段で読み取ったコードを元のマルチ
メディア情報に変換する復元手段と、この復元手段によ
り復元されたマルチメディア情報を出力する出力手段と
を具備する情報再生装置に於いて、上記読取手段が上記
コードの読取範囲の全領域で少なくとも一度は合焦状態
を得られるように、上記読取手段の少なくともその一部
を振動させる振動手段と、上記読取手段で読み取ったコ
ードからぼけ状態を除き合焦状態のみのコードを得るよ
うにフィルタリング処理を施して上記復元手段に出力す
るフィルタ手段とをさらに具備することを特徴とする情
報再生装置。
【0083】従来、手持ち型の情報再生装置では、手に
よる保持の状態が安定しないため、読み込んだコードの
画像データが部分的に、例えば右端とか左端とかがぼけ
てしまう。これに対して、積極的に読取手段を動かすこ
とで、合焦状態の情報を、領域全体に於いて得ることが
できる。また、同時に重なって得られる非合焦の状態
(ぼけ)の情報はフィルタ手段によりキャンセルするこ
とができるので、全体にぼけの無い画像データが得られ
る。
【0084】(7) 上記フィルタ手段は、上記コード
の周波数成分に応じて、フィルタリングを制御すること
を特徴とする(6)に記載の情報再生装置。即ち、本来
のコード以外の周波数をキャンセルすることができ、全
体にぼけの無い画像データが得られる。
【0085】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
手動で走査させる際に当該情報再生装置が傾斜してもコ
ードを極力確認できる情報再生装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の第1実施例の全体の構成を示
すブロック図であり、(B)は第1実施例の動作を説明
するための図である。
【図2】(A)は本発明の第2実施例の全体の構成を示
すブロック図であり、(B)は第2実施例の動作を説明
するための図である。
【図3】(A)は本発明の第3実施例の全体の構成を示
すブロック図であり、(B)は本発明の第4実施例の全
体の構成を示すブロック図である。
【図4】(A)は本発明の第5実施例の全体の構成を示
すブロック図であり、(B)は本発明の第6実施例の全
体の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10…ペン型筐体、12…照明光源、14…レンズ、1
6…撮像素子、18…鏡筒、20,46,48…アクチ
ュエータ、22…前置増幅器、24…A/D変換器、2
6…加算器、28…フレームメモリ、30…フィルタ、
32…画像処理部、34…コントローラ、36…データ
処理部、38…データ出力部、40…データ出力端子、
42…バッテリ、44…情報記録媒体。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オーディオ情報,映像情報,ディジタル
    コードデータの少なくとも一つを含むマルチメディア情
    報が光学的に読み取り可能なコードで記録されている部
    分を備える記録媒体から、前記コードを光学的に読み取
    る読取手段と、この読取手段で読み取ったコードを元の
    マルチメディア情報に変換する復元手段と、この復元手
    段により復元されたマルチメディア情報を出力する出力
    手段とを具備する情報再生装置に於いて、 前記読取手段により前記コードを光学的に読み取る際
    に、前記読取手段の少なくともその一部を所定量だけ移
    動させる移動手段と、 前記読取手段からの画像信号を一時的に保存する信号保
    持手段と、 該信号保持手段の出力と前記読取手段からの出力とを足
    し合わせる加算手段と、 該加算手段からの出力の前記所定の周波数成分を強調し
    て前記復元手段に出力するフィルタ手段と、 をさらに具備することを特徴とする情報再生装置。
  2. 【請求項2】 オーディオ情報,映像情報,ディジタル
    コードデータの少なくとも一つを含むマルチメディア情
    報が光学的に読み取り可能なコードで記録されている部
    分を備える記録媒体から、前記コードを光学的に読み取
    る読取手段と、この読取手段で読み取ったコードを元の
    マルチメディア情報に変換する復元手段と、この復元手
    段により復元されたマルチメディア情報を出力する出力
    手段とを具備する情報再生装置に於いて、 前記読取手段により前記コードを光学的に読み取る際
    に、前記読取手段の少なくともその一部を所定量だけ移
    動させる移動手段と、 前記読取手段で読み取ったコードの所定の周波数成分を
    強調して前記復元手段に出力するフィルタ手段と、 をさらに具備することを特徴とする情報再生装置。
  3. 【請求項3】 前記読取手段は、撮像素子と、該撮像素
    子の受光面上にコードを結像させるための光学系と、前
    記撮像素子と前記光学系を固定するための鏡筒とを有
    し、 前記移動手段は、前記鏡筒を前記所定量だけ移動させる
    駆動手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記
    載の情報再生装置。
  4. 【請求項4】 前記読取手段は、撮像素子と、該撮像素
    子の受光面上にコードを結像させるための光学系とを有
    し、 前記移動手段は、前記撮像素子を前記所定量だけ移動さ
    せる駆動手段を有することを特徴とする請求項1又は2
    に記載の情報再生装置。
  5. 【請求項5】 前記読取手段は、撮像素子と、該撮像素
    子の受光面上にコードを結像させるための光学系とを有
    し、 前記移動手段は、前記光学系又は光学系の一部を前記所
    定量だけ移動させる駆動手段を有することを特徴とする
    請求項1又は2に記載の情報再生装置。
  6. 【請求項6】 オーディオ情報,映像情報,ディジタル
    コードデータの少なくとも一つを含むマルチメディア情
    報が光学的に読み取り可能なコードで記録されている部
    分を備える記録媒体から、前記コードを光学的に読み取
    る読取手段と、この読取手段で読み取ったコードを元の
    マルチメディア情報に変換する復元手段と、この復元手
    段により復元されたマルチメディア情報を出力する出力
    手段とを具備する情報再生装置に於いて、 前記読取手段が前記コードの読取範囲の全領域で少なく
    とも一度は合焦状態を得られるように、前記読取手段の
    少なくともその一部を振動させる振動手段と、 前記読取手段で読み取ったコードからぼけ状態を除き合
    焦状態のみのコードを得るようにフィルタリング処理を
    施して前記復元手段に出力するフィルタ手段と、 をさらに具備することを特徴とする情報再生装置。
  7. 【請求項7】 前記フィルタ手段は、前記コードの周波
    数成分に応じて、フィルタリングを制御することを特徴
    とする請求項6に記載の情報再生装置。
JP6102516A 1994-05-17 1994-05-17 情報再生装置 Withdrawn JPH07311811A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014007268A1 (ja) * 2012-07-02 2014-01-09 Yoshida Kenji レンズユニット
JP2014029486A (ja) * 2012-07-02 2014-02-13 Kenji Yoshida レンズユニット

Cited By (4)

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WO2014007268A1 (ja) * 2012-07-02 2014-01-09 Yoshida Kenji レンズユニット
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CN104641380A (zh) * 2012-07-02 2015-05-20 吉田健治 镜头单元
JPWO2014007268A1 (ja) * 2012-07-02 2016-06-02 吉田 健治 レンズユニット

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