JP2000224458A - 電子カメラ - Google Patents

電子カメラ

Info

Publication number
JP2000224458A
JP2000224458A JP11027684A JP2768499A JP2000224458A JP 2000224458 A JP2000224458 A JP 2000224458A JP 11027684 A JP11027684 A JP 11027684A JP 2768499 A JP2768499 A JP 2768499A JP 2000224458 A JP2000224458 A JP 2000224458A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
image
still image
focus
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11027684A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Inoue
晃 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP11027684A priority Critical patent/JP2000224458A/ja
Publication of JP2000224458A publication Critical patent/JP2000224458A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Focusing (AREA)
  • Cameras In General (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】常に適切な合焦状態で動画と静止画とを同時に
撮影記録し得る電子カメラを提供することである。 【解決手段】AFレンズ群14を含む撮影光学系を有す
る撮影レンズユニット15と、第1の撮像素子46を含
む第1の撮像手段55と、第1の撮像素子より多い画素
数の第2の撮像素子28を含む第2の撮像手段30と、
動画データを記録媒体に記録する第1の記録手段39
と、静止画データを記録媒体に記録する第2の記録手段
36と、AFレンズ群を移動させる合焦駆動手段26
と、合焦状態の検出結果によりAFレンズ群を所定位置
に移動させる合焦制御手段と、静止画の記録動作実行信
号を生じさせる静止画記録操作手段と、動画と静止画と
の記録動作を制御する記録制御手段とを備え、合焦制御
手段は動画の記録実行中は連続的な合焦動作を行ない、
動画の記録動作実行中に静止画の記録動作が開始される
と実行中の連続的な合焦動作を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子カメラ、詳
しくは撮影光学系により結像される被写体像を光電変換
する撮像素子を利用して、動画像及び/又は静止画像を
表わす画像データを記録媒体に記録し得る電子カメラに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、撮影レンズ等の撮影光学系によっ
て結像される被写体像をCCD(Charge Coupled De
vice;電荷結合素子)等からなる撮像素子を利用して電
気信号に光電変換し、これにより得られた電気的な画像
信号をデジタルデータ等の画像データとして記録媒体等
に記録し得るように構成されたデジタルスチルカメラや
デジタルビデオカメラ等(以下、単に電子カメラとい
う)が広く普及している。
【0003】このような従来の電子カメラにおいては、
動画像を表わす画像データを記録媒体に記録し得ると共
に、静止画像を表わす画像データを記録媒体に記録し得
るように構成したものが、例えば特開平7−28400
5号公報、特開平7−7647号公報等によって種々提
案されており、また一般的に実用化されている。
【0004】上記特開平7−284005号公報によっ
て開示されている電子カメラは、撮影光学系により結像
された被写体像を光電変換する撮像素子を一つ備え、こ
の単一の撮像素子を用いて生成された画像信号に基づい
て動画像を表わす画像データ(以下、動画像データとも
いう)と静止画像を表わす画像データ(以下、静止画像
データともいう)とを同時に生成し、これらの画像デー
タを所定の記録媒体に記録するようにしている。そし
て、動画像データを生成するための画像信号を扱う動画
像専用記録系と、静止画像データを生成するための画像
信号を扱う静止画像専用記録系とをそれぞれ独立させて
設けることにより、動画像データ及び静止画像データと
を同時に記録することができるようにしているというも
のである。
【0005】また、上記特開平7−7647号公報に開
示されている電子カメラは、複数の記録動作モード、例
えば静止画像を記録するための静止画像記録モード、音
声を記録するための音声記録モード、動画像を記録する
ための動画記録モード等、複数の記録動作モードを有す
ると共に、これらの動作モードを切り換えるモード切換
スイッチ等からなる切換手段を備えて構成したものであ
る。
【0006】しかし、上記特開平7−7647号公報に
開示されている手段においては、単一の撮像素子のみを
用いて動画像や静止画像を記録するようにしており、さ
らに記録を行なうために各種の動作モードを選択し切り
換えるようにしているので、動画像データと静止画像デ
ータとを同時に記録することはできない構成になってい
る。
【0007】一方、撮像素子等を有するカメラ部を複数
備えてなる電子カメラシステムについての提案が、例え
ば特開平8−237648号公報等によって従来よりな
されている。
【0008】上記特開平8−237648号公報に開示
されている電子カメラは、動体を撮影するのに最適化さ
れた動体優先カメラと、静物を撮影するのに最適化され
た静物優先カメラとの二つのカメラ部を有して構成され
ている。そして、これにより撮影を行なう場合には、被
写体に応じてこれら二つのカメラのいずれか一方を使用
するように所定の切り換え操作を行なうことで、最適な
画質の画像データを得るようにしたものである。
【0009】しかし、上記特開平8−237648号公
報に開示されている手段によれば、動体を撮影するのに
最適化された動体優先カメラと、静物を撮影するのに最
適化された静物優先カメラとの二つのカメラを有して構
成されていることから、システムが大きくなってしま
い、携帯して使用するような用途には適したものではな
い。また、使用するカメラを切り換える操作に連動させ
て選択されたカメラに適した信号処理を行なうように電
気的な切り換えを行なうようにしているので、動画像と
静止画像とを同時に記録することはできない構成であ
る。
【0010】さらに、従来においては、撮影光学系によ
り結像された被写体像を写真フイルムに露光することに
より所望の画像を取得すると同時に、同被写体像を受け
てこれを光電変換することで電気的な画像信号を取得す
る撮像素子を設け、これによって得られた動画像信号に
より生成される動画像データを所定の記録媒体に記録す
るようにした、いわゆる複合カメラについての提案が、
例えば特開平8−125895号公報等によってなされ
ている。
【0011】しかし、上記特開平8−125895号公
報に開示されている手段は、写真フイルムに静止画像を
記録し、撮像素子によって取得される画像信号からは、
動画像データのみを生成し記録するようにしたものであ
って、撮像素子を利用して静止画像データを取得するこ
とについての記載はない。
【0012】ところで、従来の電子カメラにおいて、撮
影光学系により結像された被写体像を撮像素子を用いて
光電変換し、これにより動画像データを取得する場合に
は、次のような手段が用いられるのが普通である。即
ち、撮像素子は、撮影光学系により結像された被写体像
を順次光電変換し、これにより得られる静止画像を表わ
す画像信号を順次出力するようになっている。そして、
この撮像素子からの出力信号に対して所定の信号処理を
施した後、その一連の画像信号を動画像データとして記
録媒体に記録するようにしている。つまり、動画像デー
タは、複数の静止画像データにより構成されているもの
である。
【0013】このようにして記録された動画像データを
構成する複数の静止画像データは、所定のレート(例え
ば30画像毎秒;fps)によって連続的に表示される
ように所定の信号処理がなされた上で表示装置等に出力
され、これにより動画像として表示することができるよ
うになる。
【0014】また、従来の電子カメラでは、上述のよう
にして記録される動画像データとは別に、撮影動作時に
おける撮像素子からの出力を信号処理回路を介して表示
装置に出力することで、これにより動画像の表示を行な
うようにしているのが普通である。
【0015】つまり、従来の電子カメラにおける表示装
置は、観察用の画像を表示することで撮影時における構
図や画像の状態等を確認するための電子ビューファイン
ダーの役目をしていると共に、記録済みの画像を表示さ
せる画像再生装置としての役目を兼ね備えているもので
ある。
【0016】したがって、動画像の撮影を実行する場合
には、この動画像データを構成する個々の静止画像デー
タを取得する際にその都度、焦点調節動作を行なう必要
がある。つまり、動画像データの撮影記録時には、連続
的な自動焦点調節動作が行われる。
【0017】その一方で、静止画像の撮影を実行する場
合には、所望する被写体に対し実際の撮影動作の直前に
焦点調節動作を実行した後、所定の時間、例えば撮影動
作が完了するまで、その合焦状態を維持しておく必要が
ある。
【0018】この場合において、動画像の撮影記録動作
と静止画像の撮影記録動作とをそれぞれ単独で実行する
場合には、それぞれの撮影記録動作に適した焦点調節動
作に切り換えるようにすれば問題なく所望の画像を取得
することができる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特開平
7−284005号公報等により開示されている従来の
電子カメラであって、動画像と静止画像とを同一の撮影
光学系を利用して撮影記録し得るように構成したものに
おいて、動画像の撮影記録動作と静止画像の撮影記録動
作とを同時に実行するようにした場合には、以下に示す
ような問題が生じる。
【0020】即ち、例えば動画像の撮影記録動作の実行
中には、上述したように連続的な自動焦点調節動作が行
われている。したがって、動画像の撮影記録動作の実行
を中断させずに静止画像の撮影記録動作を並行して同時
に行なう場合には、このとき取得される静止画像は、適
切な合焦状態のものにならないことが考えられる。
【0021】つまり、動画像の撮影記録動作のために連
続的な焦点調節動作が実行されているときに、静止画像
の撮影記録動作を並行して実行すると、この静止画記録
のための積分実行中にも焦点調節動作がなされて合焦状
態がずれてしまういわゆる像ぶれが生じてしまう虞があ
る。また、所望の被写体が合焦状態からずれてしまうい
わゆるピンぼけ画像となることも考えられる。よって、
この場合には鮮明な被写体像(静止画像)を取得するこ
とができないという問題点がある。
【0022】そこで、静止画像の撮影記録動作を実行す
る間は、動画像の撮影記録動作の実行中において連続的
に行われている焦点調節動作を停止させる等の手段が考
えられる。しかし、この場合において焦点調節動作を長
時間停止させてしまうと、静止画像と同時に取得される
動画像がピンぼけ状態となってしまうことになる。この
ような問題点については、上記特開平7ー284005
号公報等には、何等の示唆もなされていない。
【0023】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、動画像と静止画
像とを同一の撮影光学系を利用して撮影記録し得るよう
に構成した電子カメラにおいて、動画像の撮影記録動作
と静止画像の撮影記録動作とを同時に実行する場合に
は、常に適切な自動焦点調節動作が行なわれるようにし
て、同時に取得される動画像データと静止画像データに
より表わされるそれぞれの画像の合焦状態を常に最適な
ものとし得る電子カメラを提供することである。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明による電子カメラは、被写体像が合焦状
態となるように結像させるフォーカスレンズを含む撮影
光学系を有する撮影レンズユニットと、上記撮影光学系
により結像される被写体像を受けて電気的な画像信号に
光電変換する第1の撮像素子を有する動画用の第1の撮
像手段と、上記撮影光学系により結像される被写体像を
受けて電気的な画像信号に光電変換する撮像素子であっ
て、上記第1の撮像素子よりも多い画素数からなる第2
の撮像素子を有する静止画用の第2の撮像手段と、上記
第1の撮像手段の出力信号を受けて記録するのに最適な
形態の動画像データを生成し記録媒体に記録する動画用
の第1の記録手段と、上記第2の撮像手段の出力信号を
受けて記録するのに最適な形態の静止画像データを生成
し記録媒体に記録する静止画用の第2の記録手段と、上
記フォーカスレンズを上記撮影光学系の光軸方向に移動
させる合焦駆動手段と、被写体像の合焦状態を検出し、
その検出結果に応じて上記合焦駆動手段を制御して上記
フォーカスレンズを所定の位置に移動させるよう制御す
る合焦制御手段と、静止画像の記録動作を実行するため
の信号を発生させる静止画記録操作手段と、上記第1の
記録手段による動画像の記録動作と上記第2の記録手段
による静止画像の記録動作とを制御する記録制御手段と
を具備し、上記合焦制御手段は、上記記録制御手段の制
御によって動画像の記録動作が実行されている場合に
は、その動画像の記録動作の実行中は、連続的な合焦動
作を行なうよう上記合焦駆動手段を制御すると共に、こ
の動画像の記録動作の実行中に上記静止画記録操作手段
が操作されて上記記録制御手段の制御による静止画像の
記録動作が開始されると、実行中の連続的な合焦動作を
停止するよう制御することを特徴とする。
【0025】したがって、第1の発明による電子カメラ
は、フォーカスレンズを含む撮影光学系を有する撮影レ
ンズユニットは、被写体像が合焦状態となるように結像
させ、第1の撮像素子を有する動画用の第1の撮像手段
は、上記撮影光学系により結像される被写体像を受けて
電気的な画像信号に光電変換し、上記第1の撮像素子よ
りも多い画素数からなる第2の撮像素子を有する静止画
用の第2の撮像手段は、上記撮影光学系により結像され
る被写体像を受けて電気的な画像信号に光電変換し、動
画用の第1の記録手段は、上記第1の撮像手段の出力信
号を受けて記録するのに最適な形態の動画像データを生
成し記録媒体に記録し、静止画用の第2の記録手段は、
上記第2の撮像手段の出力信号を受けて記録するのに最
適な形態の静止画像データを生成し記録媒体に記録し、
合焦駆動手段は、上記フォーカスレンズを上記撮影光学
系の光軸方向に移動させ、合焦制御手段は、被写体像の
合焦状態を検出し、その検出結果に応じて上記合焦駆動
手段を制御して上記フォーカスレンズを所定の位置に移
動させるよう制御し、静止画記録操作手段は、静止画像
の記録動作を実行するための信号を発生させ、記録制御
手段は、上記第1の記録手段による動画像の記録動作と
上記第2の記録手段による静止画像の記録動作とを制御
する。そして、上記合焦制御手段は、上記記録制御手段
の制御によって動画像の記録動作が実行されている場合
には、その動画像の記録動作の実行中は、連続的な合焦
動作を行なうよう上記合焦駆動手段を制御すると共に、
この動画像の記録動作の実行中に上記静止画記録操作手
段が操作されて上記記録制御手段の制御による静止画像
の記録動作が開始されると、実行中の連続的な合焦動作
を停止するよう制御する。
【0026】また、第2の発明は、上記第1の発明によ
る電子カメラにおいて、上記静止画記録操作手段は、静
止画像の記録動作の予備動作を実行させる旨の指示信号
を発生させる第一段階と、実質的な静止画像の記録動作
を実行させる旨の指示信号を発生させる第二段階との二
段階操作によって構成されており、上記合焦制御手段
は、上記静止画記録操作手段の第一段階の操作がなされ
ている間は、その第一段階の操作の開始時点における合
焦状態を維持するよう上記合焦駆動手段を制御すること
を特徴とする。
【0027】したがって、第2の発明による電子カメラ
は、上記静止画記録操作手段の第一段階では、静止画像
の記録動作の予備動作を実行させる旨の指示信号を発生
させ、上記静止画記録操作手段の第二段階では、実質的
な静止画像の記録動作を実行させる旨の指示信号を発生
させる。上記合焦制御手段は、上記静止画記録操作手段
の第一段階の操作がなされている間は、その第一段階の
操作の開始時点における合焦状態を維持するよう上記合
焦駆動手段を制御する。
【0028】そして、第3の発明は、上記第1の発明に
よる電子カメラにおいて、上記静止画記録操作手段は、
静止画像の記録動作の予備動作を実行させる旨の指示信
号を発生させる第一段階と、実質的な静止画像の記録動
作を実行させる旨の指示信号を発生させる第二段階との
二段階操作によって構成されており、上記合焦制御手段
は、静止画像を単独で記録する際には、上記静止画記録
操作手段の第一段階の操作によって生じる予備動作指示
信号を受けて合焦動作を一回だけ行なった後、その合焦
状態を維持すると共に、動画像の記録動作の実行中に上
記静止画記録操作手段が操作されたときには、第二段階
の操作によって生じる記録実行指示信号を受けて所定の
時間だけ連続的に実行中の合焦動作を停止させるよう制
御することを特徴とする。
【0029】したがって、第3の発明による電子カメラ
は、上記静止画記録操作手段の第一段階では、静止画像
の記録動作の予備動作を実行させる旨の指示信号を発生
させ、上記静止画記録操作手段の第二段階では、実質的
な静止画像の記録動作を実行させる旨の指示信号を発生
させる。上記合焦制御手段は、静止画像を単独で記録す
る際には、上記静止画記録操作手段の第一段階の操作に
よって生じる予備動作指示信号を受けて合焦動作を一回
だけ行なった後、その合焦状態を維持すると共に、動画
像の記録動作の実行中に上記静止画記録操作手段が操作
されたときには、第二段階の操作によって生じる記録実
行指示信号を受けて所定の時間だけ連続的に実行中の合
焦動作を停止させるよう制御する。
【0030】第4の発明は、上記第1の発明による電子
カメラにおいて、二段階の操作によって静止画像の記録
動作を実行させる静止画記録操作手段と、合焦動作の形
態を切り換える合焦切換操作手段とをさらに具備し、上
記合焦制御手段は、動画像の記録動作の実行中に上記静
止画記録操作手段の第一段階の操作がなされた場合に
は、上記合焦切換操作手段の出力信号を検出し、その検
出結果に応じて、上記合焦駆動手段を制御して新たに合
焦動作を一回だけ行なった後に合焦動作を停止するか又
は改めて合焦動作を実行せずに上記静止画記録操作手段
の第一段階の操作された時点において合焦動作を停止す
るかのいずれか一方の制御を行なうことを特徴とする。
【0031】したがって、第4の発明による電子カメラ
は、静止画記録操作手段が二段階の操作によって静止画
像の記録動作を実行させ、合焦切換操作手段が合焦動作
の形態を切り換える。上記合焦制御手段は、動画像の記
録動作の実行中に上記静止画記録操作手段の第一段階の
操作がなされた場合には、上記合焦切換操作手段の出力
信号を検出し、その検出結果に応じて、上記合焦駆動手
段を制御して新たに合焦動作を一回だけ行なった後に合
焦動作を停止するか又は改めて合焦動作を実行せずに上
記静止画記録操作手段の第一段階の操作された時点にお
いて合焦動作を停止するかのいずれか一方の制御を行な
う。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図示の実施の形態によって
本発明を説明する。図1、図2は、本発明の一実施形態
の電子カメラの内部構成を示すブロック構成図であっ
て、図1は前半部を、図2は後半部を示している。
【0033】図1、図2に示すように、本電子カメラ1
は、所望の被写体像を光学的な手段(光学系)で結像さ
せ、これにより結像された被写体像を電気的な信号に光
電変換する撮像系を構成するブロックと、被写体からの
光束(以下、被写体光束という)を受けて焦点検出動作
や測光動作を行なってAF処理、AE処理等を行なうA
F系、AE系を構成するブロックと、光学系及び撮像系
によって得られた画像信号に対して所定の処理を施し
て、記録処理、再生処理等を行なう信号処理系を構成す
るブロックと、電源に関する構成部材等からなる電源系
のブロック等によって構成されており、本電子カメラ1
を構成する全ての電気回路は、制御手段である制御回路
61によって制御されるようになっている。
【0034】本電子カメラ1における光学系及び撮像
系、AF系、AE系等からなる前半部のブロック(図1
参照)は、以下のように構成される。即ち、被写体光束
を集光し被写体像を結像させ得る光学系である撮影光学
系及びこの撮影光学系を構成する各部材を駆動する各種
の駆動部及び駆動手段等からなる撮影レンズユニット1
5と、撮影光学系により結像される被写体像を光電変換
し主に動画像を表わす画像信号を取得する第1の撮像手
段55と、同様に被写体像を光電変換し主に静止画像を
表わす画像信号を取得する第2の撮像手段30と、撮影
光学系により結像される被写体像の焦点位置を検出し合
焦動作等を行なうAF系を構成するAFユニット54
と、撮影光学系を透過した被写体光束に基づいて所望の
被写体について測光動作を行なうAE系を構成するAE
ユニット23と、所望の被写体像を光学的に観察するた
めに例えば対物及び接眼レンズ等からなる観察光学系に
より構成される光学ファインダーユニット73と、撮影
光学系を透過した被写体光束を分割し第1の撮像手段5
5及び第2の撮像手段30の双方に導く光束分割手段で
ある第1ミラー16と、この第1ミラー16により第1
の撮像手段55の側へと導かれた被写体光束の光路を折
り曲げてその照射方向を変更する第2ミラー17と、被
写体光束の一部をAFユニット54へと導く第3ミラー
18と、被写体光束を分割し第1の撮像手段55の側と
AEユニット23及び光学ファインダーユニット73の
側の双方に導くファインダー光束分割手段である第4ミ
ラー19と、第2ミラー17及び第3ミラー18の間に
あって被写体光束の光路上に固設され被写体像を拡大す
るレンズ等からなる拡大リレー光学系71等の各構成部
材からなり、これらの各構成部材が本電子カメラ1の内
部においてそれぞれ所定の位置に配置されている。
【0035】撮影レンズユニット15は、撮影光学系を
構成する各種の光学レンズ、即ち変倍光学系であるズー
ムレンズ群12や合焦光学系(AF光学系)でありフォ
ーカスレンズであるAFレンズ群14等と、撮影光学系
により集光される被写体光束の光量を制限する光量制限
手段である絞り部13と、ズームレンズ群12を駆動す
るズームモータ24と、AFレンズ群14を駆動して撮
影光学系の光軸方向に移動させる合焦駆動手段であるA
Fモータ26と、絞り部13を駆動する絞りアクチュエ
ータ25等によって構成されている。
【0036】なお、ズームモータ24、絞りアクチュエ
ータ25、AFモータ26は、制御回路61(図2参
照)からの指令を受けて制御される駆動手段である駆動
回路62によって制御されるようになっている。
【0037】第1ミラー16は、被写体光束の光路上に
おいて、撮影光学系の光軸Oに対して角度略45度の傾
斜を有して固設された半透過ミラー(以下、ハーフミラ
ーという)により形成されている。そして、その反射面
は、被写体光束を第1の撮像手段55の側に向けて被写
体光束の一部を導き得るように配置されている。
【0038】したがって第1ミラー16は、被写体光束
の光路上にあって、撮影光学系を透過した被写体光束を
二分割し、一方の光束を透過させて直進させることによ
り第2の撮像手段30へと導くと同時に、他方の光束を
角度略90度折曲げて第2ミラー17に向けて照射する
ことで第1の撮像手段55の側へと導くようにする光束
分割手段の役目をしている。
【0039】第2ミラー17は、第1ミラー16によっ
て角度略90度折り曲げられた被写体光束の光路上に配
置され、同光束の光軸Oに対して角度略45度の傾斜を
有するように固設された全反射ミラーにより構成されて
いる。したがって、この第2ミラー17は、第1ミラー
16により角度略90度折り曲げられた被写体光束を、
さらに角度略90度折り曲げて第3ミラー18に向けて
被写体光束を導くようになっている。
【0040】第3ミラー18は、第2ミラー17によっ
てさらに角度略90度折り曲げられた被写体光束の光路
上に配置され、同光束の光軸Oに対して角度略45度の
傾斜を有するように固設されたハーフミラー等により構
成されている。したがって、この第3ミラー18は、被
写体光束の一部を反射させることで同光束の光路を角度
略90度折り曲げてAFユニット54側へと導くと同時
に、他の一部を透過させて第4ミラー19及びAEユニ
ット23、光学ファインダーユニット73の側へと導く
ように構成されている。
【0041】第4ミラー19は、第3ミラー18を透過
した被写体光束の光路上に配置され、同光束の光軸Oに
対して角度略45度の傾斜を有するように固設されたハ
ーフミラー等により構成されている。したがって、第4
ミラー19は、被写体光束の一部を反射して、その光路
を角略度90度折り曲げて第1の撮像手段55へと導く
と同時に、同光束の他の一部を透過させてAEユニット
23及び光学ファインダーユニット73へと導くように
なっている。
【0042】第4ミラー19と光学ファインダーユニッ
ト73の間における被写体光束の光路上には、光学ファ
インダーユニット73により観察し得る被写体像の合焦
状態を確認し得るようにするためのフォーカシングスク
リーン20が配置されている。このフォーカシングスク
リーン20は、一般的な一眼レフレックスカメラ等に適
用されているものと同様のものであって、例えばすりガ
ラス状のマット面を有する板状の光学部材からなるもの
である。
【0043】第2の撮像手段30は、撮影光学系及び第
1ミラー16を透過した被写体光束によって結像される
被写体像を受けて、これを光電変換処理する光電変換素
子であって、比較的多画素タイプの電荷結合素子(Cha
rge Coupled Device;CCD)等からなる第2の撮像
素子28と、撮影光学系を透過した被写体光束のうち第
2の撮像素子28が受光する光束から高周波成分を取り
除くローパスフイルター(LPF)82と、同光束から
赤外光成分を取り除くためのIRカットフィルター83
と、第2の撮像素子28の受光面に照射される被写体光
束の光量を制限する機械式のシャッター手段であり、例
えばフォーカルプレーン方式の機械式シャッター等から
なるメカシャッター27と、制御回路61からの指令を
受けて第2の撮像素子28を駆動させる駆動手段である
と共に、この第2の撮像素子28からの出力信号を受け
て所定の信号処理を施すことにより主に静止画像を表わ
す画像信号を生成する信号処理手段である第2の撮像回
路31等によって構成されている。そして、メカシャッ
ター27は、制御回路61からの指令を受けて制御され
る駆動回路62を介してシャッターアクチュエータ29
によって駆動制御されるようになっている。
【0044】なお、本実施形態の電子カメラ1において
は、メカシャッター27をフォーカルプレーン方式のシ
ャッター等により構成するものとしている。これは、静
止画像を取得するための第2の撮像素子28の受光面が
受光する被写体光束をより効果的に制限するためには、
撮像素子の受光面近傍にシャッター手段を設けることが
望ましいことから、このような構成としているものであ
る。
【0045】つまり、一般的な電子カメラ等における静
止画像の撮影記録動作直後には、不必要な被写体光束が
撮像素子の受光面に照射されるのを防ぐために、シャッ
タ手段等を用いて被写体光束の光路を遮蔽するようにし
ている。即ち、シャッター手段を閉状態とすることで被
写体光束の光路を遮蔽し、これによって撮像素子により
取得されるべき画像信号に有害光等により生じるノイズ
成分等が混入するのを防いでいる。
【0046】従来の一般的な電子カメラにおいては、撮
影光学系と観察光学系とがそれぞれ別体となるように構
成されているのが普通である。このような構成のもので
は、撮影レンズユニット15の内部に設けられる絞り手
段をシャッター手段としても利用するようにしたり、絞
り手段の近傍にシャッター手段を設けるようにして、所
望の効果を得るようにしている。
【0047】しかし、この場合には、シャッター手段の
配設されている位置と撮像素子の受光面との間の距離が
長くなることから、効果的に有害光等を遮蔽することが
できない場合がある。そこで、シャッター手段と撮像素
子の受光面との間隔はできる限り短くするように配置す
るのが望ましい。
【0048】このことを考慮して、本実施形態の電子カ
メラ1においては、メカシャッター27を第2の撮像素
子28の受光面近傍に設けている。これによれば、第2
の撮像素子28によって取得される画像信号へのノイズ
成分等の混入をより効果的に抑止することができること
から、同画像信号に基づいて生成される静止画像の画質
をより良好なものとすることが容易にできるという効果
がある。
【0049】さらに、本実施形態の電子カメラ1は、撮
影光学系と観察光学系(ファインダー光学系)とを兼用
するようにしたいわゆる一眼レフレックス方式のもので
ある。したがって、従来の電子カメラのように、シャッ
ター手段を撮影レンズユニットの内部に配設する手段で
は、次に示すような問題が生じる。
【0050】即ち、上述したようにシャッター手段は、
撮像素子による撮影記録動作直後に撮像素子への入射光
(被写体光束)を遮蔽するために閉状態となるものであ
るが、この場合においては、撮影記録動作直後の所定の
時間、シャッター手段の閉動作によって被写体光束の光
路が遮断されることになる。
【0051】このとき、撮影光学系と観察光学系とがそ
れぞれ別体となるように構成されている従来の電子カメ
ラでは、撮影光学系から撮像素子への被写体光束の光路
が遮断されるのみであって、撮影光学系により被写体像
を観察することができる状態は確保されている。
【0052】しかし、本電子カメラ1のような一眼レフ
レックスカメラにおいて、シャッター手段を撮影レンズ
ユニットの内部に設けた場合には、撮影光学系を透過し
た被写体光束は、ここで遮断されてしまうので、第2の
撮像手段30のみならず、光学ファインダーユニット7
3又は後述する第1の撮像手段55へも到達することが
できないことになる。したがって、撮影レンズユニット
15の内部にシャッター手段を配置した場合には、同シ
ャッター手段が閉状態とされている所定の時間の間は、
被写体像の観察を行なう手段が全くないことになってし
まうという問題がある。
【0053】そこで、本電子カメラ1においては、第2
の撮像素子28の受光面の近傍にメカシャッター27を
配置することによって、このような問題を解消してい
る。これによれば、光学ファインダーユニット73又は
第1の撮像手段55及び表示装置53を利用する電子ビ
ューファインダーを使用することが常に可能となるの
で、静止画像の撮影記録動作の実行中にも常に所望の被
写体像を観察することができるという効果がある。
【0054】さらに、動画像と静止画像とを同時に撮影
記録する場合において、静止画像の撮影記録動作中にメ
カシャッター27が閉状態となったときにも、主に動画
像を扱う第1の撮像手段55側への被写体光束が途切れ
てしまうようなこともないので、何の問題もなく確実に
両画像データを記録することができることになる。
【0055】一方、第1の撮像手段55は、第2の撮像
素子28よりも少ない画素数からなるCCD等の光電変
換素子である第1の撮像素子46と、制御回路61から
の指令を受けて第1の撮像素子46を駆動させる駆動手
段であると共に、第1の撮像素子46からの出力を受け
て所定の信号処理を施して画像信号を生成する信号処理
手段である第1の撮像回路47と、第4ミラー19によ
って導かれた被写体光束を受けて縮小した被写体像を第
1の撮像素子46の受光面に結像させる縮小光学系45
と、この第1の撮像手段55への被写体光束の光路上の
開口部に設けられ、同光束を透過させ得ると共に、第1
の撮像手段55への塵埃、異物等の進入を防ぎ得る防塵
手段である保護ガラス等の透明部材75b等によって構
成されている。
【0056】なお、第1の撮像素子46においても、上
述の第2の撮像素子28と同様に、その受光面側にはI
Rカットフイルタ、ローパスフイルタ等が配設される
が、その図示は省略している。
【0057】第1の撮像素子46としては、CCD等の
ほかに、例えば相補型金属酸化膜半導体(CMOS:C
omplementary Metal Oxide Semiconductor)等を用
いることができる。このCMOSは、一般的なCCD等
と同等の役目をするものであるが、CCDと比較すると
より低消費電力で駆動させることができるというもので
ある。そして、CCDよりも安価に製造し得るものであ
るので、第1の撮像素子46に適用するのに好適な光電
変換素子である。
【0058】縮小光学系45は、撮影レンズユニット1
5、第1ミラー16、第2ミラー17、拡大リレー光学
系71、第3ミラー18、第4ミラー19を経て第1の
撮像手段55に到達した被写体光束を集光し、これによ
り第1の撮像素子46の受光面に被写体像を再結像させ
るものである。この縮小光学系45は、第1の撮像素子
46の受光面に結像される被写体像が、撮影光学系を透
過して第2の撮像素子28の受光面に結像される被写体
像と略同等の像、即ち撮像素子の画素数に対応した被写
体像となるように縮小して再結像させるためのものであ
る。
【0059】このようにして、第1の撮像手段55によ
り取得される画像信号に基づいて後述する画像表示手段
である表示装置53(図2参照)に表示される画像の画
角(視野角又は撮影範囲)と、第2の撮像手段30によ
り取得される画像信号に基づいて表示され得る画像の画
角(視野角又は撮影範囲)とが略一致するようにしてい
る。したがって、光学ファインダーユニット73とは別
に被写体像を観察するための電子的なファインダーとし
て表示装置53を利用することが問題なくできるように
なっている。
【0060】AFユニット54は、一般的な一眼レフレ
ックスカメラ等に利用されるAF機構であって、いわゆ
るセパレータレンズを利用した位相差検出方式の焦点検
出手段(TTL−AF)により構成されている。
【0061】このAFユニット54の構成を簡単に説明
すると、次のようになる。即ちAFユニット54は、上
述の第2の各撮像素子28の受光面に結像される被写体
像と略同等であって、拡大リレー光学系71により拡大
された被写体像の空中像を二分割して一対の被写体像を
結像させる瞳分割レンズ(セパレータレンズ)42と、
この瞳分割レンズ42により結像された一対の被写体像
を受光して光電変換するCCD等の撮像素子からなるA
Fセンサ43と、このAFセンサ43の出力を受けて焦
点検出のための所定の信号処理を施すAF回路44等に
よって構成されている。
【0062】AEユニット23も一般的な一眼レフレッ
クスカメラ等に利用される自動露出機構(AE機構)が
用いられており、被写体光束を集光する集光レンズ80
と、受光素子等からなるAEセンサ21と、このAEセ
ンサ21の出力を検出し所定の信号処理を行なうAE回
路22等によって構成されている。
【0063】一方、本電子カメラ1の信号処理系は、次
のような各部材によりに構成されている(図2参照)。
即ち、本電子カメラ1の信号処理系は、第1の撮像回路
47により生成された画像信号(アナログ信号)をデジ
タル信号に変換する第1のA/D変換回路49と、この
第1のA/D変換回路49の出力を受けてデジタル化さ
れた画像信号を一時的に記憶するバッファメモリ等の第
1のDRAM50と、第2の撮像回路31により生成さ
れた画像信号(アナログ信号)をデジタル信号に変換す
る第2のA/D変換回路32と、この第2のA/D変換
回路32の出力を受けてデジタル化された画像信号を一
時的に記憶するバッファメモリ等の第2のDRAM33
と、第1の撮像手段55により取得された画像信号に基
づいて生成される画像データ(主に動画像データ)を電
気的に記録する第1の記録媒体48と、第2の撮像手段
30により取得された画像信号に基づいて生成される画
像データ(主に静止画像データ)を電気的に記録する第
2の記録媒体40と、第1のDRAM50に一時的に記
憶されている画像信号を読み出して所定の信号処理(例
えば圧縮処理や符号化処理等)を施し第1の記録再生回
路39(後述する)へと出力すると共に、この第1の記
録再生回路39によって第1の記録媒体48から読み出
された画像データに対して所定の信号処理(例えば復号
化処理や伸長処理等)を施す第1の圧縮伸長回路38
と、第2のDRAM33に一時的に記憶されている画像
信号を読み出して所定の信号処理(例えば圧縮処理や符
号化処理等)を施し第2の記録再生回路36(後述す
る)へと出力すると共に、この第2の記録再生回路36
によって第2の記録媒体40から読み出された画像デー
タに対して所定の信号処理(例えば復号化処理や伸長処
理等)を施す第2の圧縮伸長回路35と、第1の圧縮伸
長回路38からの出力を受けて記録するのに最適な画像
データ(動画像データ)を生成し、これを所定の手順で
第1の記録媒体48の所定の領域に記録する第1の記録
手段であると共に、第1の記録媒体48に記録されてい
る画像データを読み出して、これを第1の圧縮伸長回路
38へと出力する第1の記録再生回路39と、第2の圧
縮伸長回路35からの出力を受けて記録するのに最適な
画像データ(静止画像データ)を生成し、これを所定の
手順で第2の記録媒体40の所定の領域に記録する第2
の記録手段であると共に、第2の記録媒体40に記録さ
れている画像データを読み出す第2の記録再生回路36
と、第1のDRAM50に一時的に記憶されている画像
信号を読み出して画像の再生表示等を実行するのに最適
な形態の画像信号を生成する第1の表示処理回路51
と、第2のDRAM33に一時的に記憶されている画像
信号を読み出して画像の再生表示等を実行するのに最適
な形態の画像信号を生成する第2の表示処理回路41
と、液晶ディスプレイ(LCD)等からなり画像信号か
ら生成される画像を表示させる画像表示手段である表示
装置53と、第1の表示処理回路51及び第2の表示処
理回路41からの出力信号を受けて、これに基づいて表
示装置53における所定の表示形態となるように所定の
処理を施す表示制御手段である選択合成回路52等によ
って構成されている。
【0064】なお、第1、第2の記録媒体48、40と
しては、例えばカード形状やスティック形状等からなる
半導体メモリ等や、フロッピーディスク、小型ハードデ
ィスク、磁気テープ等の磁気記録媒体やMO(Magneto
-Optical)ディスク、MD(Mini Disk)等の光磁気
記録媒体等が適用されるものである。
【0065】そして、本電子カメラ1の電源系は、この
電源系全体を制御する電源回路56と、本電子カメラ1
の全体に電力を供給する蓄電池等の電源電池92と、本
電子カメラ1に供給する電力を外部電源装置等(図示せ
ず)から取得するために本カメラ1と外部電源装置等と
を電気的に接続する接続手段である外部電源端子91
と、供給される電力の状態、例えば電池92の残存容量
等を検出する電池状態検出回路57等によって構成され
ている。
【0066】さらに、制御回路61には、各種の操作部
材等からなる操作系が接続されている。この操作系を構
成する操作部材(図示せず)に連動する各種のスイッチ
としては、電源のオン/オフ操作を行なうパワーSW5
8と、本電子カメラ1の動作モード、例えば撮影動作を
行なう記録モードと記録媒体に記録されている画像デー
タを読み込んで表示装置53に再生表示動作を行なう再
生モードとを選択的に切り換える記録/再生SW(RE
C/PLAY−SW)59と、画像再生時の形態(再生
モード)を切り換える再生モード切換SW60と、自動
焦点調節動作(合焦動作又はAF動作ともいう)の形態
を切り換える合焦切換操作手段であるAF切換SW69
と、静止画像の撮影動作を開始するに当ってAE、AF
動作の開始等、撮影記録動作の予備動作を実行させる旨
を指示する指令信号(予備動作指示信号)を発生させる
第一段階のスイッチとなるファースト(1st.)レリ
ーズSW65と、第2の撮像素子28やメカシャッター
27、絞り部13等を制御して静止画像のための露光動
作、即ち実質的な静止画像の記録動作を実行させる旨を
指示する指令信号(記録実行指示信号)を発生させる第
二段階のスイッチとなるセカンド(2nd.)レリーズ
SW66と、表示装置53に表示される画像の表示形態
を選択し指示するための信号を発生させるモードSW6
7と、ズームレンズ群12による撮影倍率を変更するた
めのズームSW68と、第1の撮像手段55を使用して
動画像の撮影動作を開始させるための指令信号を発生さ
せる動画記録SW74等の各種のスイッチ類がある。
【0067】上記1st.レリーズSW65及び2n
d.レリーズSW66は、上述のように第一段階と第二
段階との二段階操作によって構成される二段スイッチで
あって、この二段スイッチ(65、66)は、本電子カ
メラ1の外装部材(図示せず)の上面側に向けて一部が
露出するように配設されるレリーズボタン(図示せず)
に連動するようになっている。
【0068】つまり、このレリーズボタンは、主に静止
画像を表わす画像信号に基づいて生成される静止画像デ
ータを取得する際に使用される静止画記録操作手段であ
って、いわゆる位置復帰型のスイッチ部材からなるもの
である。なお、このレリーズボタン及びこれに連動する
二段スイッチ(65、66)の具体的な構成は、一般的
なカメラ等によって実用化されているものと同様であ
り、その作用も同様である。したがって、その詳細な説
明は省略する。また、レリーズボタンの近傍には、動画
記録SW74のオン/オフ状態を切り換える動画記録操
作手段である動画記録ボタン(図示せず)が設けられて
いる。
【0069】レリーズボタンと動画記録ボタンとは、静
止画像又は動画像の撮影記録動作を開始させ停止させる
ための記録操作部材であると共に、記録モード切換SW
(図示せず)にも連動している。つまり、レリーズボタ
ンと動画記録ボタンとを組み合わせて操作することによ
って、記録モード切換SWが所定のオン/オフ動作を行
なって撮影記録時の記録モードが自動的に切り換わるよ
うにしている。
【0070】本電子カメラ1における記録モードには、
第1の撮像手段55を使用して動画像記録を実行してい
るときに、特に切り換え操作を行なうことなく任意にレ
リーズ操作を行なうことにより、つまり動画記録ボタン
とレリーズボタンとを同時に操作することで、実行中の
動画像の記録動作を中断することなく、実行中の動画像
の記録動作に並行させて第2の撮像手段30を使用した
静止画像の記録動作を実行し得る通常記録モードと、第
2の撮像手段30を使用して静止画像のみの記録動作を
実行する静止画像記録モードとがある。
【0071】これについてさらに詳しく説明すると、次
のようになる。即ち、動画像のみの撮影記録動作を行な
う場合には、動画記録ボタンのみを操作する。このとき
動画記録SW74がオン状態となり制御回路61に向け
て動画像データの記録動作を開始する旨の指令信号が発
生する。これにより電子カメラ1は通常記録モードで動
作する。
【0072】また、静止画像のみの撮影記録動作を行な
う場合には、レリーズボタンのみを操作する。この場合
においては、レリーズボタンの第一段階の操作によって
1st.レリーズSW65が作動して静止画像の撮影記
録動作の予備動作を実行させる旨の指令信号が生じる。
次いで、レリーズボタンの第二段階の操作によって2n
d.レリーズSW66が動作して静止画像の実質的な記
録動作を実行させる旨の指令信号が発生する。この一連
の動作によって、本電子カメラ1は静止画像記録モード
で動作する。
【0073】そして、動画像の撮影記録を実行中に静止
画像の記録を並行して行なう場合には、まず動画記録ボ
タンを操作して、通常記録モードでの動画像の撮影記録
動作を開始させた後、所望するときにレリーズボタンを
操作する。これにより動画像の撮影記録動作を中断させ
ずに、所望の静止画像の撮影記録を行なうことができる
ようになっている。
【0074】また、本電子カメラ1においては、AF切
換SW69に連動する操作部材(図示せず)を操作する
ことによってAF動作の形態を切り換えることができる
ようになっている。このAF切換SW69によって切り
換えることのできるAF動作の形態としては、例えば次
のようなものがある。
【0075】即ち、AF動作を開始させるための指令信
号、例えば1st.レリーズSW65からの信号を受け
て、所定のAF動作を一回だけ行なうと共に、この1s
t.レリーズSW65の信号が生じている間は、その合
焦状態を維持する、いわゆるフォーカスロック状態とな
るように制御がなされる通常AFモードと、1st.レ
リーズSW65からの指令信号を受けて、この指令信号
が生じている間は、一連のAF動作を連続的に繰り返し
実行するようにしたいわゆるコンティニュアスAFモー
ド等がある。
【0076】さらに、本電子カメラ1では、上述したよ
うに静止画像と動画像とをそれぞれ単独で撮影記録する
ことができると共に、両者を同時に並行して撮影記録す
ることができるようになっている。このことから、1s
t.レリーズSW65及び2nd.レリーズSW66に
連動するレリーズボタンと、動画記録SW74に連動す
る動画像記録ボタンと、AF切換SW69に連動する操
作部材とをそれぞれ組み合わせて操作することによっ
て、AF動作の形態がそれぞれの場合において最適なも
のとなるようになっている(詳細は後述する)。
【0077】このように構成された本実施形態の電子カ
メラ1の作用を、以下に説明する。まず、パワーSW5
8に連動する操作部材が操作されると同パワーSW58
からは電力供給を開始させる旨の指令信号が制御回路6
1に伝送され、これを受けた制御回路61は、電源回路
56を制御して電池92又は外部電源端子91を介して
接続される外部電源から本電子カメラ1の各回路への電
力の供給を開始させる。これによって本電子カメラ1の
電力供給状態がオン状態にされる。
【0078】この場合において、REC/PLAY−S
W59が所定の記録位置に設定されているときには、本
電子カメラ1は記録モードで起動し、REC/PLAY
−SW59が所定の再生位置に設定されているときに
は、本電子カメラ1は再生モードで起動する。
【0079】なお、電子カメラ1が起動した状態におい
ては、REC/PLAY−SW59を操作して、その時
点において設定されている動作モード(記録モード又は
再生モード)を示す所定の位置から異なる動作モードを
示す所定の位置へと切り換えることによって、現在の動
作モードの設定を任意に切り換えることができる。ま
た、本電子カメラ1においては、記録モードに設定され
て起動すると動画像と静止画像とを同時に撮影記録し得
る通常記録モードが設定されている。
【0080】このようにして本電子カメラ1が起動する
と、撮影光学系を透過した被写体光束は、まず第1ミラ
ー16によって二分割され、一部が第1の撮像手段55
の側へ、他の一部が第2の撮像手段30の側へと導かれ
る。つまり、被写体光束の一部は、第1ミラー16によ
って角度略90度折り曲げられて第2ミラー17へと向
かい、この第2ミラー17によってさらに角度略90度
折り曲げられる。次いで同被写体光束は、拡大リレー光
学系71を透過した後、第3ミラー18へと向かう。
【0081】この第3ミラー18は、上述したようにハ
ーフミラーからなるものであるので、この第3ミラー1
8によって一部の光束がその反射面で反射されてAFユ
ニット54へと導かれる。また被写体光束の他の一部
は、第3ミラー18を透過して第4ミラー19へと向か
う。
【0082】上述のように第3ミラー18によりAFユ
ニット54へと導かれた被写体光束は、まず瞳分割レン
ズ42へと入射される。ここで一対の被写体像が形成さ
れて対応するAFセンサ43の受光面上に結像される。
【0083】AFセンサ43は、例えば1st.レリー
ズSW65(静止画像データの撮影記録時)や動画記録
SW74(動画像データの撮影記録時)等からの指令信
号等によって撮影動作を開始する旨の宣言がなされたと
きに、その受光面に受光されている被写体像を検出し、
これを電気的な信号に光電変換してAF回路44へと出
力する。これを受けてAF回路44は、焦点検出のため
の所定の信号処理を施した後、これを制御回路61へと
出力する。すると、これを受けて制御回路61は、駆動
回路62を介してAFモータ26等を駆動制御し、これ
によりAFレンズ群14を所定量だけ移動させるAF動
作を実行する。
【0084】一方、第3ミラー18を透過した被写体光
束は、第4ミラー19に到達し、この第4ミラー19に
よって被写体光束の一部が第1の撮像手段55へと導か
れる。この第1の撮像手段55へと導かれた被写体光束
は、透明部材75b及び縮小光学系45を透過して、こ
の縮小光学系45により第1の撮像素子46の受光面に
被写体像が再結像される。これを受けて第1の撮像素子
46は、被写体像の光電変換処理を行なって画像信号を
生成し第1の撮像回路47へと出力する。この第1の撮
像回路47は、同画像信号に対して所定の画像処理を施
して第1のA/D変換回路49へと出力する。そして、
この第1のA/D変換回路49でデジタル信号に変換さ
れた画像信号は、第1のDRAM50に対して順次出力
され、ここに一時的に記憶される。
【0085】第1のDRAM50に一時的に記憶された
画像信号は、第1の表示処理回路51に順次出力され
て、ここで表示装置53の表示部(特に図示せず)で表
示するのに最適な形態の所定の信号処理が施された後、
選択合成回路52を介して表示装置53に出力され、こ
れに所定の画像が所定の形態で表示される。このとき表
示装置53の表示部に表示される画像は、主に観察表示
用の動画像である。これにより表示装置53は、ファイ
ンダーとしての役目をする。
【0086】また、第4ミラー19に到達した被写体光
束のうち他の一部は、直進して第4ミラー19を透過
し、フォーカシングスクリーン20を経て光学ファイン
ダーユニット73及びAEユニット23の側へと向か
う。
【0087】そして、光学ファインダーユニット73に
おいては、入射された被写体光束に基づいて被写体像が
再結像され、撮影時の撮影範囲や被写体の状態の確認等
を行うための観察像として視認され得る状態となる。つ
まり、光学ファインダーユニット73は、常に被写体像
の観察を行なう光学的なファインダーとしての役目をす
る。
【0088】また、AEユニット23においては、被写
体光束が集光レンズ80を透過してAEセンサ21に入
射する。このAEセンサ21は、例えば1st.レリー
ズSW65(静止画像データの撮影記録時)や動画記録
SW74(動画像データの撮影記録時)等からの指令信
号を受けたときに、その時点において受光されている被
写体光束を光電変換し、その信号をAE回路22へと出
力する。これを受けてAE回路22は、検出した信号に
対して所定の信号処理を施した後、これを制御回路61
へと出力する。
【0089】これを受けて制御回路61は、駆動回路6
2を介して絞りアクチュエータ25等を駆動制御し、こ
れにより絞り部13を所定の大きさの開口となるように
駆動すると共に、第1の撮像素子46又は第2の撮像素
子28等を駆動させて、その受光面への受光光量を電気
的に調整することで、画像を記録する際のAE動作が実
行されることになる。
【0090】なお、制御回路61は、動画記録SW74
からの指令信号を受けてAF及びAE動作を一フレーム
毎に順次行なって、動画像データを生成するための一連
の静止画像を連続的に生成している。
【0091】そして、制御回路61は、動画像データの
みを単独で記録する際には、AF切換SW69の状態に
関らずコンティニュアスAF動作を行なうようにAFユ
ニット54等のAF系を制御し、静止画像データを撮影
記録する際には、AF切換SW69の状態に応じたAF
動作を行なうようにAF系を制御する合焦制御手段の役
目をしている。
【0092】次に、本電子カメラ1における合焦制御手
段としての制御回路61によるAF系の制御について、
以下に説明する。まず、本電子カメラ1が通常記録モー
ドで起動している状態にあるときに、動画記録SW74
からの指令信号が生じると、上述したように制御回路6
1は動画像データの単独記録動作を開始する。このとき
のAF動作は、コンティニュアスAF動作が実行され
る。
【0093】次いで、動画像データの撮影記録動作の実
行中において、1st.レリーズSW65からの指令信
号(静止画像データの撮影記録動作の開始信号)が生じ
た場合には、この指令信号を受けて制御回路61は、A
F切換SW69の出力信号を検出し、その検出結果に応
じた静止画像の撮影記録動作の予備動作を実行する。
【0094】ここで、例えばAF切換SW69の出力信
号が通常AFモードを指示する指令信号である場合に
は、制御回路61は、実行中の動画像データの撮影記録
動作によるコンティニュアスAF動作を一時的に所定の
時間だけ停止させ、1st.レリーズSW65の指令信
号が発生した時点における合焦状態を維持するように、
即ちフォーカスロック状態とするように駆動回路62を
介してAFモータ26等を制御する。そして、2nd.
レリーズSW66からの指令信号を待つ。なお、このフ
ォーカスロック状態は、1st.レリーズSW65から
の指令信号が発生している間は、継続して保持される。
【0095】この場合において、電子カメラ1の内部に
入射された被写体光束は、まず撮影レンズユニット15
の内部の絞り部13によって所定の光量に制限された
後、上述したように第1ミラー16によって二分割され
る。そのうちの一部は、上述した所定の光路を辿って第
1の撮像手段55へと導かれ、第1の撮像素子46の受
光面に被写体像を結像させる。また他の一部は、第1ミ
ラー16を透過して第2の撮像手段30へと導かれ、第
2の撮像素子28の受光面に被写体像を結像させる。
【0096】そして、両撮像素子46、28の受光面に
照射される被写体光束からは、ローパスフイルタ(8
2)によって高周波成分が取り除かれ、IRカットフイ
ルタ(83)によって赤外光成分が取り除かれる。な
お、両撮像素子46、28の受光面に結像される被写体
像は、略同等のものである。
【0097】次いで、2nd.レリーズSW66からの
指令信号が発生すると、その時点におけるAE動作の演
算結果に基づいて制御回路61は、駆動回路62を介し
て絞りアクチュエータ25、シャッターアクチュエータ
29等を駆動制御し、絞り部13、メカシャッター27
等を駆動させると共に、ズームSW68からのズーム指
示信号等が生じていれば、これに基づいてズームモータ
24等を駆動制御し、ズームレンズ群12を所定の位置
へと移動させて静止画像の実質的な撮影記録動作を実行
する。
【0098】即ち、第2の撮像手段30の側では、上述
したように第2の撮像素子28の受光面に被写体像が結
像されるが、このときメカシャッター27は、撮影動作
の開始と同時に開放状態となり、所定の露光時間の経過
後に閉状態となる。この動作は、2nd.レリーズSW
66からの指令信号を受けた制御回路61により駆動回
路62を介して駆動制御されるシャッターアクチュエー
タ29の作用によってなされる。これにより不要となる
ノイズ成分等の光成分が、第2の撮像素子28によって
取得されるべき画像信号に混入することを防いでいる。
【0099】このようにして第2の撮像素子28の受光
面に所定の時間照射された被写体像を形成する光成分
は、第2の撮像素子28によって光電変換がなされて画
像信号が生成される。この画像信号は、第2の撮像回路
31に出力されて所定の信号処理が施された後、第2の
A/D変換回路32へと出力され、ここでデジタル信号
に変換される。そして、このデジタル化された画像信号
は、第2のDRAM33へと出力されて、ここに一時的
に記憶される。
【0100】第2のDRAM33に一時的に記憶された
画像信号は、第2の表示処理回路41に出力されて、表
示装置53の表示部(特に図示せず)で表示するのに最
適な所定の形態の信号処理が施された後、選択合成回路
52を介して表示装置53に出力され、ここに所定の画
像(記録用の静止画像と同等の静止画像)が所定の形態
で表示される。
【0101】そして、このときの一連の動画像の撮影記
録動作は、動画記録SW74の指令信号が生じている
間、中断することなく連続的になされている。これによ
り動画像データの撮影記録動作の実行中には、AF動作
が連続的に実行される(コンティニュアスAF動作)。
【0102】つまり、第1の撮像手段55の側では、上
述した手順によって被写体像を表わす画像信号が順次、
第1のDRAM50へと出力されて、ここに一時的に記
憶され、観察表示用の動画像信号として第1の表示処理
回路51へと出力されている。これと同時に、第1のD
RAM50からは、一時的に記憶されている画像信号
が、後述するように記録用の動画像信号として第1の圧
縮伸長回路38へと出力される。
【0103】したがって、表示装置53には、既に第1
の表示処理回路51からの出力信号が選択合成回路52
を介して順次入力され、その表示部に動画像が表示され
ている状態となっている。この状態で第2の表示処理回
路41からの出力信号が選択合成回路52に入力される
と、この選択合成回路52では、予め設定されたモード
SW67からの指示に基づく所定の表示形態となるよう
に第1、第2の表示処理回路51、41からの各画像信
号に対して合成処理等の所定の画像処理が施される。そ
の後、この画像処理済みの信号を既に表示中の動画像の
みの信号に代えて表示装置53へと出力する。これによ
り表示装置53の表示部には、モードSW67により選
択し指示した所望の表示形態で、動画像及び静止画像が
表示される。
【0104】なお、本電子カメラ1においては、パワー
SW58により電源がオン状態とされ、REC/PLA
Y−SW59により動作モードが記録モードに設定され
た状態で起動されると、表示装置53の表示部に観察用
の動画像が全表示領域に表示されるようになる。
【0105】この状態にあるときに、例えば表示装置5
3の表示のオン/オフを行なうための操作部材等(図示
せず)によって所定の操作を行なうと、同表示装置53
の表示部への画像表示を行なわないようにすることもで
きる。
【0106】このように表示装置53の表示をオフ状態
とした場合には、光学ファインダーユニット73のみに
よって被写体像を観察することになる。この場合におい
ては、表示装置53の表示部には、記録中の画像と同等
の観察用の画像表示がなされないのであるが、撮影記録
動作が実行されている状態であれば、動画像データ及び
/又は静止画像データは、全く同様に所定の記録媒体に
記録される。
【0107】一方、第1のDRAM50及び第2のDR
AM33に一時的に記憶された画像信号は、上述のよう
に表示用の信号としてそれぞれ第1、第2の表示処理回
路51、41へと出力されるのとは別に、記録用の信号
としてそれぞれ第1の圧縮伸長回路38及び第2の圧縮
伸長回路35へと出力される。
【0108】即ち、第1のDRAM50から第1の圧縮
伸長回路38へと、順次出力される記録用の画像信号
は、この第1の圧縮伸長回路38において、所定の信号
処理が施されてデータ化された後、第1の記録再生回路
39に出力される。この画像データを受けて第1の記録
再生回路39は、記録するのに最適な形態の所定の動画
像データを生成し、これを第1の記録媒体48の所定の
領域に記録する。
【0109】また、第2のDRAM33から第2の圧縮
伸長回路35へと出力された記録用の画像信号は、この
第2の圧縮伸長回路35において、所定の信号処理が施
されてデータ化された後、第2の記録再生回路36に出
力される。この画像データを受けて第2の記録再生回路
36は、記録するのに最適な形態の所定の静止画像デー
タを生成し、これを第2の記録媒体40の所定の領域に
記録する。
【0110】そして、静止画像データの撮影記録動作が
完了すると、制御回路61は、駆動回路62を介してA
Fモータ26等を制御して、動画像データの撮影記録の
ためのコンティニュアスAF動作を再開する。なお、こ
の一連の動作中には、動画像データの記録動作は継続し
て行なわれている。
【0111】次に、動画記録SW74からの指令信号に
よって制御回路61による動画像の撮影記録動作が実行
されている状態において、1st.レリーズSW65か
らの指令信号が生じた場合であって、AF切換SW69
の出力信号がコンティニュアスAFモードを指示する指
令信号である場合には、制御回路61は、実行中の動画
像データの撮影記録動作によるコンティニュアスAF動
作を引き続き行ないながら2nd.レリーズSW66か
らの指令信号を待機する。
【0112】そして、2nd.レリーズSW66の指令
信号を受けると制御回路61は、駆動回路62を介して
所定の時間だけAFモータ26等を制御して、コンティ
ニュアスAF動作を一時的に所定の時間だけ停止させ、
2nd.レリーズSW66の指令信号が発生した時点に
おける合焦状態を維持するよう制御する。そして、実質
的な静止画像データの一連の撮影記録動作を実行する。
その後、静止画像の撮影記録動作が完了すると、動画像
データの撮影記録のためのコンティニュアスAF動作を
再開する。なお、この一連の動作中には、動画像データ
の記録動作は継続して行なわれている。
【0113】次に、本電子カメラ1が通常記録モードで
起動した直後の状態において、レリーズボタンのみを操
作することで、静止画像のみを単独で撮影記録すること
ができる静止画像記録モードに切り換わる。
【0114】この場合においては、レリーズボタンの第
一段階の操作によって1st.レリーズSW65の指令
信号を発生させると静止画像記録モードに切り換わる。
そして、静止画像データの撮影記録動作による一連の予
備動作(AF及びAE動作等)が実行される。このとき
制御回路61は、AF切換SW69の出力信号を検出
し、その検出結果に応じて次に示すようなAF動作の制
御を実行する。
【0115】即ち、AF切換SW69の出力信号が通常
AFモードを指示する指令信号である場合には、予備動
作によって設定された合焦状態等は、1st.レリーズ
SW65の指令信号が生じている間、継続して維持され
る。そして、この状態において制御回路61は、2n
d.レリーズSW66の指令信号の待機状態となる。
【0116】静止画像データの撮影記録動作時には、通
常の場合、1st.レリーズSW65の指令信号を受け
て実行される予備動作は一回のみを実行するようにして
おり、これにより設定された合焦状態等が、1st.レ
リーズSW65の指令信号が生じている間、継続して維
持され、2nd.レリーズSW66の指令信号を待機す
ることになる。
【0117】次いで、レリーズボタンの第二段階の操作
がなされると2nd.レリーズSW66の指令信号が発
生する。制御回路61は、これを受けて実質的な静止画
像の一連の撮影記録動作を実行する。その後、電子カメ
ラ1は初期状態に復帰して、制御回路61は、1st.
レリーズSW65からの指令信号の待機状態となる。
【0118】以上のようにして第1、第2の記録媒体4
8、40に記録された動画像データ及び静止画像データ
は、例えばREC/PLAY−SW59からの指令信号
を受けて本電子カメラ1が再生モードに設定されたとき
に、所定の手順を経て第1、第2の記録再生回路39、
36により読み出される。
【0119】即ち、本電子カメラ1が電源オン状態にあ
るときにREC/PLAY−SW59が操作されて再生
位置に設定されるか、又はREC/PLAY−SW59
が操作されて再生位置に設定された状態で本電子カメラ
1のパワーSW58がオン状態とされることによって、
本電子カメラ1は、再生モードで動作するように設定さ
れる。
【0120】この状態において、再生モード切換SW6
0等によって所望の画像を選択し再生するための所定の
操作がなされたときには、第1、第2の記録再生回路3
9、36によって該当する画像を表わす画像信号を形成
する所定の動画像データ又は静止画像データが第1、第
2の記録媒体48、40の所定の領域より読み出され
る。
【0121】こうして読み出された画像データは、第1
の圧縮伸長回路38又は第2の圧縮伸長回路35に出力
され、ここで所定の信号処理が施された後、第1のDR
AM50又は第2のDRAM33へと出力されて、これ
に一時的に記憶される。
【0122】つまり、本電子カメラ1が再生モードにあ
るときに所望の画像を選択し再生するための所定の操作
がなされると、選択された画像データが記録されている
記録媒体(第1の記録媒体48又は第2の記録媒体40
のいずれか一方)から第1、第2の記録再生回路39、
36へと読み出され、この第1、第2の記録再生回路3
9、36及び第1、第2の圧縮伸長回路38、35にお
いて、その画像データに適した信号処理が施された後、
第1のDRAM50又は第2のDRAM33のいずれか
一方へと出力される。
【0123】上述のようにして第1の表示処理回路51
又は第2の表示処理回路41へと出力された画像信号
は、選択合成回路52へと出力され、ここで所定の表示
形態となるように所定の信号処理が施された後、表示装
置53に出力され、その表示部に所定の画像が表示され
ることになる。
【0124】以上説明したように上記一実施形態によれ
ば、動画像データの記録動作を実行中している状態にあ
るときに、これと並行して同時に静止画像データAの記
録動作を実行する場合には、静止画像データの記録動作
に合わせてAF動作を一時的に停止させるようにしてい
る。したがって、フォーカスレンズ(AFレンズ群1
4)の移動が一時的に停止することから、合焦状態が変
化してしまうようなことがない。よって、取得される静
止画像(被写体像)の合焦状態がズレてしまうことに起
因したピンぼけ画像を生成したり、像ぶれ等が生じた画
像を生成してしまうようなことがなく、鮮明な静止画像
を取得することができる。
【0125】また、通常AFモードに設定した場合にお
いて、静止画像データの撮影記録動作を行なう場合に
は、1st.レリーズSW65の指令信号を受けて合焦
動作を停止させ、同指令信号が生じている間、設定され
た合焦状態を維持するようにしたフォーカスロック状態
とすることができるようにしている。したがって、撮影
画面領域内の任意の位置に合焦状態とした所望の被写体
を配置させて、自由な構図をとることができる。このよ
うに撮影の自由度を増大させることができるので、本電
子カメラ1自体の使用感を向上させることができる。
【0126】一方、本電子カメラ1においては、連続的
にAF動作を実行するコンティニュアスAFモードを設
け、AF切換SW69によってAF動作の形態を設定す
ることができるようになっている。
【0127】このコンティニュアスAFモードは、例え
ば所望する被写体が常に動いている等の理由によって極
めて短い時間内にその被写体までの距離が大きく変化し
てしまうような場合等に有効なものである。つまり、こ
のように動きの速い被写体の場合には、例えば上述の通
常AFモードのように、1st.レリーズSW65の指
令信号によってAF動作を実行した後、一時的にAF動
作を停止させるような制御とした場合、同時に並行して
実行されている動画像データの撮影記録動作に対するピ
ンぼけ等が生じてしまう虞がある。このことを考慮し
て、本電子カメラ1では、動画像の記録動作中に1s
t.レリーズSW65の指令信号が生じてもAF動作を
停止させず、2nd.レリーズSW66の指令信号を待
ってAF動作を所定の時間だけ停止させるようにしてい
る。したがって、ピンぼけや像ずれ等のないより鮮明な
静止画像及び動画像を表わす画像データを、同時にかつ
確実に取得することができる。
【0128】なお、上述の一実施形態の電子カメラ1に
おけるAF系としては、AFセンサ43等からなるAF
ユニット54によって構成した位相差検出方式のものに
ついて説明しているが、AF系の構成はこれに限らず、
例えばコントラスト検出方式のものを適用しても良い。
【0129】また、上述の一実施形態においては、上述
したように動画像の撮影記録動作の実行中にレリーズボ
タンが操作されて1st.レリーズSW65の指令信号
が生じた場合における合焦制御手段(制御回路61)に
よるAF制御は、次のようになる。
【0130】即ち、合焦切換操作手段(AF切換SW6
9)の出力信号が通常AFモードの場合は、実行中のコ
ンティニュアスAF動作を一時的に停止させてフォーカ
スロック状態とするように制御する一方、合焦切換操作
手段(AF切換SW69)の出力信号がコンティニュア
スAFモードの場合は、実行中のコンティニュアスAF
動作を引き続き行ないながら2nd.レリーズSW66
からの指令信号を待機し、この2nd.レリーズSW6
6の指令信号を受けた時点において、実行中のコンティ
ニュアスAF動作を一時的に所定の時間だけ停止するよ
う制御している。
【0131】これに代えて、例えば次のような制御を行
なうようにしても良い。即ち、合焦切換操作手段(AF
切換SW69)の出力信号が通常AFモードの場合に
は、1st.レリーズSW65の指令信号の発生を受け
て、新たに所定のAF動作を一回だけ実行し、そのAF
結果に基づく合焦状態を維持するようにAF動作を停止
するよう制御する。
【0132】その一方で、合焦切換操作手段(AF切換
SW69)の出力信号がコンティニュアスAFモードの
場合には、改めてAF動作を実行せず1st.レリーズ
SW65の指令信号の発生を受けて、その時点における
合焦状態を維持するようAF動作を所定の時間だけ停止
する。この所定の時間の間に静止画像データの実質的な
撮影記録動作が実行されることになる。このような合焦
制御を行なうようにしても、上述の一実施形態と同様の
効果を得ることができる。
【0133】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、動画
像と静止画像とを同一の撮影光学系を利用して撮影記録
し得るように構成した電子カメラにおいて、動画像の撮
影記録動作と静止画像の撮影記録動作とを同時に実行す
る場合には、常に適切な自動焦点調節動作が行なわれる
ようにして、同時に取得される動画像データと静止画像
データにより表わされるそれぞれの画像の合焦状態を常
に最適なものとし得る電子カメラを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の電子カメラの前半部の内
部構成を示すブロック構成図。
【図2】本発明の一実施形態の電子カメラの後半部の内
部構成を示すブロック構成図。
【符号の説明】
1……電子カメラ 15……撮影レンズユニット 16……第1ミラー(光束分割手段) 23……AEユニット 26……AFモータ(合焦駆動手段) 27……メカシャッター 28……第2の撮像素子(CCD;光電変換素子) 30……第2の撮像手段 31……第2の撮像回路 35……第2の圧縮伸長回路 36……第2の記録再生回路(第2の記録手段) 38……第1の圧縮伸長回路 39……第1の記録再生回路(第1の記録手段) 40……第2の記録媒体 41……第2の表示処理回路 46……第1の撮像素子(CCD;光電変換素子) 47……第1の撮像回路 48……第1の記録媒体 51……第1の表示処理回路 52……選択合成回路(表示制御手段) 53……表示装置(画像表示手段) 54……AFユニット 55……第1の撮像手段 58……パワーSW 60……再生モード切換SW 61……制御回路(制御手段、合焦制御手段、記録制御
手段) 65……ファーストレリーズSW(第2の記録操作手
段) 66……セカンドレリーズSW(第2の記録操作手段) 67……モードSW 69……AF切換SW(合焦切換操作手段) 73……光学ファインダーユニット 74……動画像記録SW(第1の記録操作手段) 92……電源電池

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体像が合焦状態となるように結像
    させるフォーカスレンズを含む撮影光学系を有する撮影
    レンズユニットと、 上記撮影光学系により結像される被写体像を受けて電気
    的な画像信号に光電変換する第1の撮像素子を有する動
    画用の第1の撮像手段と、 上記撮影光学系により結像される被写体像を受けて電気
    的な画像信号に光電変換する撮像素子であって、上記第
    1の撮像素子よりも多い画素数からなる第2の撮像素子
    を有する静止画用の第2の撮像手段と、 上記第1の撮像手段の出力信号を受けて記録するのに最
    適な形態の動画像データを生成し記録媒体に記録する動
    画用の第1の記録手段と、 上記第2の撮像手段の出力信号を受けて記録するのに最
    適な形態の静止画像データを生成し記録媒体に記録する
    静止画用の第2の記録手段と、 上記フォーカスレンズを上記撮影光学系の光軸方向に移
    動させる合焦駆動手段と、 被写体像の合焦状態を検出し、その検出結果に応じて上
    記合焦駆動手段を制御して上記フォーカスレンズを所定
    の位置に移動させるよう制御する合焦制御手段と、 静止画像の記録動作を実行するための信号を発生させる
    静止画記録操作手段と、 上記第1の記録手段による動画像の記録動作と上記第2
    の記録手段による静止画像の記録動作とを制御する記録
    制御手段と、 を具備し、 上記合焦制御手段は、上記記録制御手段の制御によって
    動画像の記録動作が実行されている場合には、その動画
    像の記録動作の実行中は、連続的な合焦動作を行なうよ
    う上記合焦駆動手段を制御すると共に、この動画像の記
    録動作の実行中に上記静止画記録操作手段が操作されて
    上記記録制御手段の制御による静止画像の記録動作が開
    始されると、実行中の連続的な合焦動作を停止するよう
    制御することを特徴とする電子カメラ。
  2. 【請求項2】 上記静止画記録操作手段は、静止画像
    の記録動作の予備動作を実行させる旨の指示信号を発生
    させる第一段階と、実質的な静止画像の記録動作を実行
    させる旨の指示信号を発生させる第二段階との二段階操
    作によって構成されており、 上記合焦制御手段は、上記静止画記録操作手段の第一段
    階の操作がなされている間は、その第一段階の操作の開
    始時点における合焦状態を維持するよう上記合焦駆動手
    段を制御することを特徴とする請求項1に記載の電子カ
    メラ。
  3. 【請求項3】 上記静止画記録操作手段は、静止画像
    の記録動作の予備動作を実行させる旨の指示信号を発生
    させる第一段階と、実質的な静止画像の記録動作を実行
    させる旨の指示信号を発生させる第二段階との二段階操
    作によって構成されており、 上記合焦制御手段は、静止画像を単独で記録する際に
    は、上記静止画記録操作手段の第一段階の操作によって
    生じる予備動作指示信号を受けて合焦動作を一回だけ行
    なった後、その合焦状態を維持すると共に、動画像の記
    録動作の実行中に上記静止画記録操作手段が操作された
    ときには、第二段階の操作によって生じる記録実行指示
    信号を受けて所定の時間だけ連続的に実行中の合焦動作
    を停止させるよう制御することを特徴とする請求項1に
    記載の電子カメラ。
  4. 【請求項4】 二段階の操作によって静止画像の記録
    動作を実行させる静止画記録操作手段と、合焦動作の形
    態を切り換える合焦切換操作手段とをさらに具備し、 上記合焦制御手段は、動画像の記録動作の実行中に上記
    静止画記録操作手段の第一段階の操作がなされた場合に
    は、上記合焦切換操作手段の出力信号を検出し、その検
    出結果に応じて、上記合焦駆動手段を制御して新たに合
    焦動作を一回だけ行なった後に合焦動作を停止するか又
    は改めて合焦動作を実行せずに上記静止画記録操作手段
    の第一段階の操作された時点において合焦動作を停止す
    るかのいずれか一方の制御を行なうことを特徴とする請
    求項1に記載の電子カメラ。
JP11027684A 1999-02-04 1999-02-04 電子カメラ Pending JP2000224458A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11027684A JP2000224458A (ja) 1999-02-04 1999-02-04 電子カメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11027684A JP2000224458A (ja) 1999-02-04 1999-02-04 電子カメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000224458A true JP2000224458A (ja) 2000-08-11

Family

ID=12227806

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11027684A Pending JP2000224458A (ja) 1999-02-04 1999-02-04 電子カメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000224458A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007043491A (ja) * 2005-08-03 2007-02-15 Olympus Imaging Corp デジタルカメラ
JP2007067708A (ja) * 2005-08-30 2007-03-15 Kyocera Corp 撮像装置およびその画像生成方法
KR100798230B1 (ko) 2005-09-30 2008-01-24 가시오게산키 가부시키가이샤 촬상장치, 촬상방법 및 컴퓨터 판독 가능 기록매체
CN100414975C (zh) * 2005-04-21 2008-08-27 佳能株式会社 成像设备及其控制方法
JP2009053721A (ja) * 2001-08-10 2009-03-12 Canon Inc レンズ鏡筒
US7796182B2 (en) 2005-04-21 2010-09-14 Canon Kabushiki Kaisha Image-taking apparatus and focusing method
JP2013083772A (ja) * 2011-10-07 2013-05-09 Nikon Corp カメラ
JP2014122957A (ja) * 2012-12-20 2014-07-03 Canon Inc 撮像装置
JP2016036141A (ja) * 2009-08-10 2016-03-17 ディーエックスオー・ラボ 撮像システム及び撮像方法
WO2017090233A1 (ja) * 2015-11-24 2017-06-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 撮像装置
US9848119B2 (en) 2012-12-20 2017-12-19 Canon Kabushiki Kaisha Image pickup apparatus comprising image sensors and a light beam splitter

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009053721A (ja) * 2001-08-10 2009-03-12 Canon Inc レンズ鏡筒
JP4630927B2 (ja) * 2001-08-10 2011-02-09 キヤノン株式会社 レンズ鏡筒
US7515200B2 (en) 2001-08-10 2009-04-07 Canon Kabushiki Kaisha Image sensing apparatus, focus adjustment method, and focus adjustment computer control program
US7796182B2 (en) 2005-04-21 2010-09-14 Canon Kabushiki Kaisha Image-taking apparatus and focusing method
CN100414975C (zh) * 2005-04-21 2008-08-27 佳能株式会社 成像设备及其控制方法
JP2007043491A (ja) * 2005-08-03 2007-02-15 Olympus Imaging Corp デジタルカメラ
JP2007067708A (ja) * 2005-08-30 2007-03-15 Kyocera Corp 撮像装置およびその画像生成方法
KR100798230B1 (ko) 2005-09-30 2008-01-24 가시오게산키 가부시키가이샤 촬상장치, 촬상방법 및 컴퓨터 판독 가능 기록매체
JP2016036141A (ja) * 2009-08-10 2016-03-17 ディーエックスオー・ラボ 撮像システム及び撮像方法
JP2013083772A (ja) * 2011-10-07 2013-05-09 Nikon Corp カメラ
JP2014122957A (ja) * 2012-12-20 2014-07-03 Canon Inc 撮像装置
US9848119B2 (en) 2012-12-20 2017-12-19 Canon Kabushiki Kaisha Image pickup apparatus comprising image sensors and a light beam splitter
WO2017090233A1 (ja) * 2015-11-24 2017-06-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 撮像装置
JPWO2017090233A1 (ja) * 2015-11-24 2018-09-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 撮像装置
US10234653B2 (en) 2015-11-24 2019-03-19 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Imaging device with focus lens stopped at each of focus positions during video capturing

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7747156B2 (en) Digital single-lens reflex camera
EP2340455A1 (en) Camera and camera system
JP5100410B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP2000224458A (ja) 電子カメラ
US20080018774A1 (en) Image capture device
JP2000165730A (ja) 電子カメラ
JP4941141B2 (ja) 撮像装置
JP4503741B2 (ja) 電子カメラ装置
JP2001133679A (ja) 電子カメラおよび自動合焦方法
JP4285860B2 (ja) 電子カメラ
JP2000201288A (ja) 電子カメラ
JP2000175100A (ja) 電子カメラ
JP4035491B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP2000209477A (ja) 電子カメラ
JP2005181456A (ja) 撮像装置及び遮蔽板駆動方法
JP2001136429A (ja) 電子カメラ
JP2003244537A (ja) デジタルカメラ
JP2000175153A (ja) 電子カメラ
JP2002171442A (ja) 電子カメラおよび光量制御方法
JP2006091252A (ja) 撮像装置及び撮像方法およびプログラム
JP2011120172A (ja) 撮像装置、その制御方法及びプログラム
JP5047907B2 (ja) 撮像装置及び撮像方法
JP4798654B2 (ja) デジタルカメラ
JPH10257369A (ja) 画像信号記録装置、記録再生装置および記録方法
JPH1010413A (ja) 撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051017

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080611

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080617

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081014