JPH07310745A - 直動転がり案内ユニット - Google Patents

直動転がり案内ユニット

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JPH07310745A
JPH07310745A JP12467994A JP12467994A JPH07310745A JP H07310745 A JPH07310745 A JP H07310745A JP 12467994 A JP12467994 A JP 12467994A JP 12467994 A JP12467994 A JP 12467994A JP H07310745 A JPH07310745 A JP H07310745A
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seal
end cap
guide unit
track rail
linear motion
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Norimasa Agari
憲正 上利
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Nippon Thompson Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 直動転がり案内ユニットにおいて、組立完成
品としてのスライダに対して上面シールを簡単に取り付
け取り外しができるようにすること。 【構成】 エンドキャップ5の下面13Eに設けた係合
突起16に上面シール19に形成された係合孔24を位
置合わせし、上面シール19を下面13E側へ押し付け
るだけで係合突起16が係合孔24に嵌合し、上面シー
ル19はスライダにワンタッチで簡単に取り付けられ
る。係合孔24を係合突起16よりも長手方向に長く形
成したので、上面シール19の芯金板20が熱膨張して
も、長手方向の相対移動を許容し、無理な力が上面シー
ル19に作用することはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ケーシング、エンド
キャップ等から成るスライダを転動体を介して軌道レー
ル上で摺動可能に構成した直動転がり案内ユニットに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、直動転がり案内ユニットは、一例
として、図10に示すようなものが知られている。図1
0は従来の直動転がり案内ユニットの一例を示す斜視図
である。図10示すように、直動転がり案内ユニット
は、長手方向両側壁面11に軌道溝9を形成した軌道レ
ール1と、該軌道レール1上を跨架して摺動可能に装着
されたスライダ7から構成されている。
【0003】スライダ7は、軌道レール1に対して相対
摺動可能であり且つ各軌道溝9に対向する位置に軌道溝
8を形成したケーシング2、対向する軌道溝8,9間で
相対移動可能に転走する多数のボールからなる転動体
4、ケーシング2の摺動方向即ち長手方向両端にそれぞ
れ取り付けたエンドキャップ5、エンドキャップ5の端
面には側面シール6、及びケーシング2とエンドキャッ
プ5との下面に配置された下面シール3を有している。
ケーシング2から転動体4が脱落するのを防止するた
め、保持バンド17が多数の転動体4を囲むようにケー
シング2に取り付けられている。また、側面シール6の
端面には、軌道レール1とスライダ7間の摺動面に潤滑
剤を供給するためグリースニップル18が設けられてい
る。
【0004】スライダ7は、軌道レール1に跨架した状
態に載置され、軌道レール1の軌道溝9に沿って循環す
る多数のボールからなる転動体4の介在で自在に摺動す
るものである。即ち、軌道レール1の軌道溝9を走行す
る負荷域の転動体4は、エンドキャップ5に形成された
方向転換路(図示せず)に導かれ、更にケーシング2の
軌道溝8と平行にその上方に形成されたリターン通路孔
10に移動し、多数の転動体4は無限循環路内を無限循
環するものである。このように、スライダ7に形成され
た軌道溝8と軌道レール1の軌道溝9との間に位置する
負荷された転動体4の転走により、軌道レール1とスラ
イダ7とが摺動自在に相対運動することができる。
【0005】直動転がり案内ユニットにおいて、軌道レ
ール1の軌道溝9やスライダ7の軌道溝8にごみ、塵、
埃、切粉等の異物が付着すると、スライダ7が軌道レー
ル1上を摺動する際に転動体4の円滑な転走を妨げる原
因となることから、異物のスライダ7内への侵入を防止
するため、スライダ7と軌道レール1との間にシール装
置が設けられている。シール装置としては、エンドキャ
ップ5の外側端面に取り付けた側面シール6、スライダ
7の下面に設けた下面シール3、及び軌道レール1の上
面14に対向したスライダ7の下面に取り付けた上面シ
ール(図示せず)から構成されているのが一般的であ
る。
【0006】軌道レール1の上面14に付着した異物の
排除は側面シール6が効果的であるが、軌道レール1の
ボルト挿通孔33に溜まった異物はスライダ7の内部に
入り込んでしまう。即ち、直動転がり案内ユニットは、
軌道レール1をベース上の取り付けるため、軌道レール
1に形成したボルト挿通孔33に取付ボルトを挿通して
いる。そして、ボルト挿通孔33に挿通した取付ボルト
の上面に埋栓(図示せず)を埋め込んでボルト挿通孔3
3の開口部分が軌道レール1の上面14と同一面になる
ように構成しているが、必ずしもボルト挿通孔33の開
口部が正確に上面14と同一面になっていないことがあ
り、そのボルト挿通孔33の開口部に異物が溜まり易
い。このような開口或いは軌道レール1の上面14に溜
まった異物を側面シール6で完全に払拭することは困難
であり、側面シール6を潜り抜けた異物がスライダ7の
内部で飛散すると、転動体4が転走する軌道溝8,9に
侵入する可能性が発生する。そこで、従来の直動転がり
案内ユニットでは、側面シール6から侵入してきた異物
が軌道溝8,9に侵入するのを防ぐために上面シールが
設けられている。
【0007】上記シール装置を構成する上面シールの一
例として、従来、図7に示したようなものが知られてい
る(実公平6−2026号公報参照)。図7は従来の直
動転がり案内ユニットにおいて、エンドキャップの右半
分を切除して示した正面図である。上面シール50は、
横断面コ字状のスライダ51の下面52に軌道レール5
3の上面56と対向して取り付けられる。上面シール5
0は、ばね性能を備えるべく鋼板を上に凸に折り曲げて
形成したばね板54と、該ばね板54の両側縁にそれぞ
れ固着され且つ軌道レール53の長手方向に長く延びる
一対のシール板55とから構成されている。シール板5
5は横断面形状が長方形であり、シール板55の下面は
ばね板54によって軌道レール53の上面に押しつけら
れ、長手方向に面接触するものである。或いは、シール
板55は、下面に複数の突条を長手方向に沿って形成す
ることによって、シール板55の下面が軌道レール53
の上面56と長手方向に線接触するようにしたものであ
ってもよい。上面シール50は、ばね板54の部分をス
ライダ51の下面52に当ててねじ57で固定してスラ
イダ51の下面52に取り付けられる。
【0008】上記従来例の直動転がり案内ユニットで
は、シール装置を構成する側面シール45がエンドキャ
ップ46に小ねじ47を用いて取り付けられている。側
面シール45は半円形のシール突起48を有し、シール
突起48が軌道レール53の側壁に形成されて軌道溝4
9に付着した異物を払拭して除去する。また、エンドキ
ャップ46には側面シール45を介在させてグリースニ
ップル58が取り付けられており、グリースニップル5
8から供給されたグリースはスライダ51の軌道溝59
に供給される。
【0009】また、上面シールについての別の従来例と
して、例えば図8及び図9に示したようなものが知られ
ている(特開平5−26236号公報参照)。図8は従
来の直動転がり案内ユニットを示す拡大断面図であり、
図9は上面シールの平面図である。上面シール60は、
横断面コ字状のスライダ61内部の下面62に軌道レー
ル63の上面64と対向して取り付けられる。上面シー
ル60は、平板状のプレート65と、該プレート65の
両側縁にそれぞれ固着され且つ軌道レール63の長手方
向に長く延びる一対のシール板66とから構成されてい
る。
【0010】プレート65は軌道レール63に形成した
ボルト挿通孔67の開口径以上の幅方向寸法に設定され
た基部68と、基部68の両側縁を長手方向へ折り曲げ
て成形した折曲部69と、それぞれの折曲部69を長手
方向に延長して形成した弾性に富む細幅の挿入部70と
を有している。更にプレート65の長手方向両端には、
図9に示すように、プレート65の長手方向両端にそれ
ぞれ一対ずつ形成されている。上面シール60は、プレ
ート65の挿入部70をエンドキャップ(図示せず)の
側面に形成された挿入溝に差し込み、その後でエンドキ
ャップをケーシングにねじ止めすることによってスライ
ダ63に取り付けられる。
【0011】各シール板66は軌道レール63の上面6
4に当接する先端リップ71を有しており、各先端リッ
プ71,71は互いに接近する方向に傾斜している。即
ち各先端リップ71は軌道レール63の中央領域C側に
向けて傾斜する形状となっている。そして、シール板6
6自身の弾性力とプレート65の挿入部70の弾性力と
により、シール板66の先端リップ71は軌道レール6
3の上面64に対して所定の押圧力で押し付けられ、シ
ール面を形成している。
【0012】上記直動転がり案内ユニットでは、上面シ
ール60の先端リップ71は中央領域C側へと傾斜して
いるため、グリースニップルより供給路72を経由して
保留室73に供給されたグリースによって保留室73内
が高圧状態になると、先端リップ71が中央領域C側へ
と押し広げられ、その結果、軌道溝付近に侵入していた
異物があるとすれば、これは劣化したグリースと共に中
央領域C側へと排出されることとなる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
上面シールは以下のような点で問題がある。図7に示す
直動転がり案内ユニットでは、上面シール50はばね板
54の弾性力でもってシール板55を軌道レール53の
上面56に押し付けられるように構成されているので、
上面シール50のシール性能はばね板54の製作精度に
大きく左右される。従って、ばね板54の製作精度が悪
いと、軌道レール53の上面56へのシール板55の押
圧力が不足して、異物の侵入及びグリースの漏れを生じ
てしまう。また、上面シール50は、鋼板を凸状に形成
して製作したばね板54の凸部分を下面52に当てて取
り付けると共に、該ばね板54によってシール板55を
軌道レール53の上面56に押し付けるように構成され
ているので、スライダ51の下面52と軌道レール53
の上面56との間隔をある程度確保する必要があり、直
動転がり案内ユニットを薄型化することが困難である。
【0014】また、上面シール50は、ばね板54をね
じ57を用いてスライダ51の天井面52にねじ止めす
るように構成されているので、ねじ57の頭部が軌道レ
ール53の上面56側に向かって突出するから、この点
からも、直動転がり案内ユニットを薄型化することが困
難である。また、ねじ57の頭部が軌道レール53の上
面56と干渉するのを防ぐために、軌道レール53の上
面56の中央領域Cに長手方向に凹条56Aを形成する
方法もあるが、その場合、軌道レール53の凹条56A
に異物が溜まり易くなるという問題がある。更に、ねじ
止めは、製造時における組立作業が複雑になり、製造コ
ストの上昇を招く、等の問題がある。
【0015】更に、上面シール50はばね板54をねじ
57を用いてスライダ51の下面52にねじ止めするよ
うに構成されているので、各部品の製作誤差や熱影響等
によってばね板に無理な力が作用することがあり、シー
ル性能が低下するという問題がある。
【0016】また、図8に示す直動転がり案内ユニット
では、上面シール60のスライダ61への取付は、ケー
シングの長手方向両端にそれぞれエンドキャップ(図示
せず)を取り付ける際に、同時に行われる。即ち、プレ
ート65の挿入部70をエンドキャップの側面に形成さ
れた挿入溝に差し込んだ状態で、エンドキャップをケー
シングにねじ止めすることにより、上面シール60はス
ライダ61に固定される。また、上面シール60を取り
外して交換する場合には上記工程の逆の作業となる。従
って、上面シール60のスライダ61への組付作業が複
雑になり、製造コストの上昇を招く。
【0017】また、上面シール60のスライダ61への
取付けは、プレート65の挿入部70をエンドキャップ
(図示せず)の側面に形成された挿入溝に差し込んだ上
で、エンドキャップをケーシングにねじ止めすることに
よって行われるので、上面シール60を取り換える際に
は、ケーシングからエンドキャップを完全に取り外さな
ければ、上面シール60を取り換えることができない。
従って、上面シールの取り外しは面倒である。
【0018】また、シール板66は先端リップ71がプ
レート65の挿入部70の弾性力によって軌道レール6
3の上面64に押し付けられ、しかも、シール板66は
軌道レール63の上面64に当接する先端リップ71を
有しており、該先端リップ71は軌道レール63の中央
領域C側に向けて傾斜しているから、従来の直動転がり
案内ユニットでは異物が軌道溝74,75の方へ侵入し
難い構造になっている。しかしながら、グリースニップ
ルより供給されたグリースは、軌道溝74,75を潤滑
するために、供給路72を経由して保留室73内に供給
されるようになっており、保留室73が高圧状態になる
と、シール板66の先端リップ71が軌道レール63の
中央領域C側に押し広げられて、グリースが軌道レール
63の中央領域C側へと排出されることとなる。その結
果、保留室73内から漏れたグリースが軌道レール63
の上面64に残り、異物を軌道レール63の上面64に
粘着させる原因となる。このため、軌道レール63の上
面に粘着した異物を側面シール76によって払拭するこ
とは困難となってしまう。
【0019】この発明の目的は、上記課題を解決するこ
とであり、軌道溝への異物の侵入を防止できる上面シー
ルの構造及びその取付構造に特徴を有するものであり、
上面シールをスライダに取り付けるための固着手段とし
て、取付作業が簡単で、取付状態においては上面シール
から軌道レール側へ突出する部分が小さく且つ熱影響等
によって力が上面シールに作用してもその力を逃がすこ
とができる固着手段を採用すると共に、上面シールをス
ライダに取り付ける際に、まずケーシングの長手方向両
端にそれぞれエンドキャップを取り付けることによりス
ライダを組み立てておき、その後で上面シールをスライ
ダの下面に取り付けることができ、しかも上面シールを
スライダから取り外す場合にも、エンドキャップをケー
シングから取り外さなくても、上面シールをスライダか
ら取り外すことができる直動転がり案内ユニットを提供
することである。
【0020】
【課題を解決するため手段】この発明は、上記目的を達
成するため、次のように構成されている。即ち、この発
明は、長手方向両側壁面に軌道溝を形成した軌道レー
ル、該軌道レールに対して相対摺動可能であり且つ前記
各軌道溝に対向して軌道溝を形成したケーシング、該ケ
ーシングの長手方向両端に取り付けたエンドキャップ、
対向する前記軌道溝間を転走する転動体、前記各エンド
キャップの外側端面に設けた側面シール、及び前記軌道
レールの上面に対向する前記ケーシングの下面に配置さ
れた上面シールを有する直動転がり案内ユニットにおい
て、前記上面シールは芯金板の両側縁に固着され且つ前
記軌道レールの上面の両側部領域にそれぞれ摺接する一
対のリップシールを備えており、前記エンドキャップは
前記軌道レールの上面に対向する下面に係合突起を有し
ており、前記芯金板は前記係合突起が嵌合係止する係合
孔を有していることを特徴とする直動転がり案内ユニッ
トに関する。
【0021】また、この直動転がり案内ユニットにおい
て、前記係合孔は前記係合突起よりも長手方向に長く形
成されているものである。更に、前記係合突起は前記エ
ンドキャップの前記下面の中心線上に延びて設けられ、
前記係合孔は前記芯金板の中心線上に延びて形成されて
いる。
【0022】また、この直動転がり案内ユニットにおい
て、前記係合孔は前記芯金板の長手方向に平行な略四角
形であり、前記係合突起は前記エンドキャップの前記下
面に断面略四角形に形成され且つその両側面に長手方向
に延びる係止爪を有しており、前記係止爪は前記係合孔
の長手方向縁部に係止することによって前記上面シール
は前記エンドキャップに対して長手方向の変形を許容し
た状態に前記エンドキャップに前記上面シールが取り付
けられる。
【0023】或いは、この直動転がり案内ユニットにお
いて、前記係合突起は前記下面に平行な断面形状が略L
字状であり、前記係合孔は角穴の一組の対角部分から延
びた張出部を有しており且つ前記張出部に前記係合突起
に設けた係止爪が係止することによって前記上面シール
は前記エンドキャップに対して長手方向の変形を許容し
た状態に前記エンドキャップに前記上面シールが取り付
けられる。
【0024】
【作用】この発明による直動転がり案内ユニットは、上
記のように構成されているので、次のように作用する。
即ち、この直動転がり案内ユニットは、エンドキャップ
の下面に設けた係合突起を上面シールに形成された係合
孔に嵌め込むだけで上面シールをスライダに取り付けら
れるように構成されているので、上面シールのスライダ
への組付作業をワンタッチで簡単に行うことができる。
【0025】しかも、上面シールはエンドキャップの下
面に形成した係合突起に係合孔を嵌合することによって
エンドキャップの下面に取り付けられるものであるか
ら、上面シールはケーシングにエンドキャップと側面シ
ールとを組み付けた組立完成品としてのスライダに対し
て取り付けることができる。また、上面シールはエンド
キャップに係合突起と係合孔とで係合しているだけであ
るから、上面シールをエンドキャップから取り外す場合
にも、上面シールを係合突起から引き抜くだけでよく、
上面シールを取り外すために組立完成品としてのスライ
ダを分解する必要はない。
【0026】また、係合孔を係合突起よりも長手方向に
長く形成した場合には、たとえ上面シールの芯金板が熱
膨張したり、エンドキャップが膨潤したり、或いは製作
誤差があっても、エンドキャップに対する上面シールの
長手方向の相対移動を許容し、無理な力が上面シールに
作用することがなく、上面シールが撓み等の変形を起こ
すことがなく、シール性を低下させることがない。
【0027】また、係合突起の断面形状を略L字状と
し、係合孔の形状を角穴の一組の対角部分から張出部が
延びた形状とし、張出部に係合突起が係合するように構
成した場合には、上面シールの係合孔をエンドキャップ
の係合突起に係合させる際に、上面シールに加える力は
小さなもので済む。しかも、係合突起は張出部で係合す
るだけであるから、取り外しの際にも小さな力で簡単に
行うことができる。また、係合突起をエンドキャップの
中心線上に配置した場合には、上面シールが調芯性を有
することになるので、上面シールのシール性能はきわめ
て良好となる。
【0028】
【実施例】以下、図面を参照しながら、この発明による
直動転がり案内ユニットの実施例について説明する。図
1はこの発明による直動転がり案内ユニットの一実施例
を示し且つ図10に示した直動転がり案内ユニットのA
−A線に相当する部分における断面図、図2は図1の直
動転がり案内ユニットの側面断面図、図3は図1の直動
転がり案内ユニットの下面図、図4はエンドキャップ及
び上面シールを示す分解斜視図、及び図5は側面シール
を示す正面図である。この実施例では、図10に示す直
動転がり案内ユニットに比較して上面シールに関する以
外については同一の構成を有するので、同一部品には同
一符号を付している。また、この実施例では、図1にお
いて、転動体4としてボールを使用したタイプを示して
いるが、ボールに限らず、ローラを使用したタイプにも
適用できるものである。
【0029】この発明による直動転がり案内ユニット
は、図10に示す従来の直動転がり案内ユニットと基本
的には同一の構成を有するものであるから、図10に示
した直動転がり案内ユニットも併せて参照しながら説明
すると、この直動転がり案内ユニットは、ベース1A上
に固定された長手方向両側壁面11に軌道溝9を形成し
た軌道レール1、及び軌道レール1に跨架して相対摺動
可動なスライダ7から構成されている。
【0030】スライダ7は、軌道レール1に対して相対
摺動可能であり且つ各軌道溝9に対向する位置に軌道溝
8をそれぞれ形成したケーシング2、対向する軌道溝
8,9間で相対移動可能に転走する多数の転動体4、及
びケーシング2の長手方向両端に取り付けたエンドキャ
ップ5を有している。ケーシング2には、ケーシング2
から転動体4が脱落するのを防止するため、保持バンド
17が多数の転動体4を囲むように取り付けられてい
る。また、エンドキャップ5には、軌道レール1とスラ
イダ7間の摺動面に潤滑剤を供給するため、グリースニ
ップル18が取り付けられている。グリースニップル1
8から供給されたグリースは、ケーシング2内の保留室
12に保留され、対向する軌道溝8,9を潤滑する。ま
た、エンドキャップ5の下面13Eには中心線CL上に
係合突起16が形成されている。係合突起16はエンド
キャップ5と同じ材質で同時成形によって作製される。
係合突起16は弾性を有しており、後述する上面シール
19の係合孔24にスナップ嵌合可能である。
【0031】また、スライダ7は、軌道レール1に跨架
した状態に載置され、軌道レール1の軌道溝9に沿って
転走する複数のボールからなる転動体4の介在で自在に
摺動するものである。即ち、軌道レール1の軌道溝9を
転走する負荷域の転動体4は、エンドキャップ5内に形
成された方向転換路15に導かれ、更にケーシング2の
軌道溝8と平行にその上方に形成されたリターン通路孔
10に移動し、多数の転動体4は無限循環路内を無限循
環するものである。このように、ケーシング2に形成さ
れた軌道溝8と軌道レール1の軌道溝9との間に位置す
る負荷されたボール4の転動により、軌道レール1とス
ライダ7とが摺動自在に相対運動することができる。
【0032】更に、スライダ7は、ケーシング2の下面
13及びエンドキャップ5の下面13Eに配置された下
面シール3、スライダ7の内部のケーシング2の下面1
3(凹部30)とエンドキャップ5の下面13Eに配置
された上面シール19、及びエンドキャップ5の外側端
面27即ち反ケーシング側の端面に配置された側面シー
ル6を有している。下面シール3は、軌道レール1の側
壁面11に摺接するリップ21を備えており、ケーシン
グ2の下面に配置され、軌道レール1、ケーシング2及
びエンドキャップ5に対して上下方向にシールを行うも
のである。
【0033】上面シール19は、軌道レール1の上面1
4の側部領域Sに摺接する一対のリップシール22,2
2を備え、ケーシング2の下面13とエンドキャップ5
の下面13Eと軌道レール1の上面14との間をシール
し、軌道レール1の上面14から軌道溝8,9へ異物が
侵入するのを防止するものである。上面シール19は、
四角形状板からなる芯金板20と、芯金板20の両側縁
に沿って焼き付けによって固着された細長い一対のリッ
プシール22,22とから構成されている。各リップシ
ール22はゴム、プラスチック等の弾性材料から成り、
各リップシール22の先端リップは軌道レール1の上面
14の側部領域Sに摺接する。また、先端リップは軌道
レール1の中央領域C側に向かって傾斜している。
【0034】上面シール19の芯金板20は、平板状で
ある。芯金板20の両端部には、中心線上に係合孔24
が形成されている。上面シール19の係合孔24はエン
ドキャップ5の係合突起16に嵌合可能である。即ち、
芯金板20に形成した係合孔24は、芯金板20の長手
方向に平行な略四角形であり、エンドキャップ5に設け
た係合突起16は、エンドキャップ5の下面13Eに断
面略四角形に形成され且つその両側面に長手方向に延び
る係止爪41を有している。従って、係止爪41,41
が係合孔24の長手方向縁部に係止することによって、
上面シール19はエンドキャップ5に対して長手方向の
変形を許容した状態でエンドキャップ5に上面シール1
9が取り付けられる。
【0035】また、係合孔24の長さL2 は係合突起1
6の長さL1 よりも長手方向に長く形成されているの
で、係合孔24と係合突起16を嵌合した状態におい
て、上面シール19の芯金板20が熱膨張によって伸長
しても、上面シール19に無理な力が作用することはな
い。また、係合突起16はエンドキャップ5の中心線C
L上に配置されているので、上面シール19は調芯性を
有している。即ち上面シール19はスライダ7の中心線
CL上で支持されるので、スライダ7の走行中に、上面
シール19は軌道レール1の上面14に従って向きが自
動的に調整される。従って、上面シール19の一対のリ
ップシール22,22には均等な力が作用することにな
り、上面シール19は良好なシール性能を与えることが
できる。
【0036】上面シール19のリップシール22の両端
は側面シール6に当接して、側面シール6と上面シール
19との当接面が密封状態に維持される。また、上面シ
ール19をスライダ7へ取り付けた状態において、リッ
プシール22とスライダ7の下面13,13Eとの間隔
は芯金板20一枚分の大きさであるから、下面13,1
3Eと軌道レール1の上面14との間隙は従来のものに
比べてかなり小さなものになる。特に、図1に示すよう
に、ケーシング2の下面13に凹溝30を形成し、該凹
溝30に上面シール19を嵌め込んだ場合には、下面1
3と軌道レール1の上面14との間隙は一層小さなもの
にすることができる。
【0037】側面シール6は、平板状の鋼板を門型に打
ち抜いて形成した芯金板23Aと、芯金板23Aの片面
に焼き付けによって固着したリップシール23Bとから
成る。リップシール23Bは、ゴム、プラスチック等の
弾性材料から成り、軌道溝9に摺接する半円形のシール
突起25と、軌道レール1の上面14に摺接するシール
突起26とを有している。側面シール6には、該側面シ
ール6をエンドキャップ5及びケーシング2にねじ止め
する際に用いられるねじ孔28、及びグリースニップル
18を取り付けるための孔29が形成されている。
【0038】側面シール6のシール突起26には、図5
に示すように、軌道レール1のボルト挿通孔33が開口
している領域、即ち軌道レール1の中央領域Cに対応す
る箇所を切除して切除部34が形成されている。切除部
34の幅は、上面シール19に設けられた一対のシール
リップ22,22の間隔よりも狭く設定されている。こ
の切除部34は軌道レール1の上面14との間に隙間を
形成し、この隙間が異物通過空間として機能する。即
ち、シール突起26は軌道レール1の上面14に付着し
た異物を強制的に排除するのではなくて、そのまま通過
させてしまう。その通過中の異物が、スライダ7の内部
で飛散しても、スライダ7の下面13,13Eに配置さ
れた上面シール19が軌道溝8,9への異物の侵入を阻
止する。また、シール突起26に切除部34を形成した
ので、シール突起26が軌道レール1のボルト挿通孔3
3に引っかかり、損傷してシール性能が低下したり、シ
ール寿命が短くなるという問題は生じない。また、シー
ル突起26に切除部34を形成したので、シール抵抗の
変動によるスライダの走行機能の低下という現象も防止
できる。
【0039】次に、上面シール19のスライダ7への取
付方法について説明する。ケーシング2の軌道溝8並び
にエンドキャップ5のリターン通路孔10及び方向転換
路15に転動体4を組み込み、ケーシング2を挟んで長
手方向両端面にそれぞれエンドキャップ5を対向して配
置し、更に、エンドキャップ5の外側端面27即ち反ケ
ーシング側の端面に側面シール6を重ね合わせ、ケーシ
ング2にエンドキャップ5と側面シール6を共通のねじ
31でねじ止めすることによって、スライダ7を組み立
てる。
【0040】上面シール19をスライダ7に取り付ける
場合には、エンドキャップ5の係合突起16に上面シー
ル19の係合孔24を位置合わせすれば、上面シール1
9の取付位置が正確に決まるので、あとは上面シール1
9をエンドキャップ5の下面13E側に押し付けるだけ
で両者は嵌合する。従って、ワンタッチで上面シール1
9をエンドキャップ5に取り付けることができる。逆
に、上面シール19をスライダ7から取り外す場合に
は、上面シール19をエンドキャップ5の係合突起16
から引き抜けばよい。
【0041】次に、この直動転がり案内ユニットのシー
ル作用について説明する。この直動転がり案内ユニット
においては、軌道レール1に付着した異物は、各エンド
キャップ5の外側端面27にそれぞれ取り付けられた側
面シール6によって、軌道レール1の上面側部領域Sと
スライダ7の下面13,13Eとの間への侵入が阻止さ
れると共に、軌道レール1の両側壁面11,11とスラ
イダ7の内側面32との間への侵入が阻止される。
【0042】しかし、側面シール6はシール突起26に
切除部34が形成されているので、軌道レール1の上面
中央領域Cに付着した異物、特に軌道レール1の上面1
4に開口しているボルト挿通孔33に溜まった異物は切
除部34を通過してしまう。側面シール6を潜り抜けた
異物はスライダ7の内部で飛散しても、上面シール19
が設けられているので、軌道溝8,9への異物の侵入は
阻止される。即ち、上面シール19は軌道レール1の上
面14の両側部領域Sにそれぞれ摺接する一対のリップ
シール22,22を備えており、先端リップは軌道レー
ル1の中央領域C側に向けて傾斜しているので、側面シ
ール6と軌道レール1の上面14との間を通ってスライ
ダ7の内部12に侵入してきた異物が更に軌道溝8,9
側へ侵入しようとする時、先端リップは軌道レール1の
上面14に強く押し付けられることになり、異物の軌道
溝8,9側への侵入は阻止される。
【0043】上記実施例では、シール突起26に切除部
34が形成されている側面シール6について説明した
が、必ずしも切除部34を形成する必要はない。
【0044】次に、この発明による直動転がり案内ユニ
ットの別の実施例について説明する。図6はエンドキャ
ップ5の係合突起35と上面シール19の係合孔36に
ついての別の形態を示すもので、図6のうち、図(A)
はエンドキャップ5の係合突起35を示す下面図、図
(B)は上面シール19の係合穴36を示す平面図、図
(C)は図(A)のB−B線における断面図、図(D)
は図(B)のC−C線における断面図、図(E)は係合
突起35と係合孔36を嵌合させた状態を示す下面図で
ある。この実施例における直動転がり案内ユニットと先
に説明した実施例ものとを比較すると、両者は係合突起
及び係合孔の形状が異なる以外は同一の構成を備えてい
る。
【0045】エンドキャップ5に形成された係合突起3
5は、図(A)に示すように、下面13Eに平行な断面
形状が略L字状である。即ち、係合突起35は幅広部3
7と幅狭部38とから成り、幅狭部38は幅が狭いので
幅広部37に比べて弾性変形しやすい。一方、上面シー
ル19に形成された係合孔36は角穴の一組の対角部分
から張出部39,40が延びた形状のものである。ま
た、係合孔36の長さL2 は係合突起35の長さL1
りも長く形成されている。即ち、エンドキャップ5に設
けた係合突起35の両側部の係止爪41,41が上面シ
ール19に形成した係合孔36の張出部39,40に係
止することによって、上面シール19はエンドキャップ
5に対して長手方向の変形を許容した状態でエンドキャ
ップ5に上面シール19が取り付けられる。
【0046】次に、エンドキャップ5の係合突起35に
上面シール19の係合孔36を嵌合する方法について説
明する。まず、図(E)において、係合突起35の左側
を係合孔36に係合させる。即ち、係合突起35の幅狭
部38を張出部40に係合させる。次いで、係合突起3
5の右側を係合孔36に係合させるべく、芯金板20を
エンドキャップ5の下面13Eに向かって押し付ける。
その際、係合突起35の幅狭部38は幅広部37に比べ
て弾性変形しやすいので、小さな押付力で、係合突起3
5の幅狭部38がくの字状に変形して、係合突起35の
幅広部37が張出部39に係合し、図6(E)に示すよ
うな取付状態になる。また、係合突起35は係合孔36
の張出部39,40に係合しているだけであるから、上
面シール19をエンドキャップ5の係合突起35から取
り外す場合にも小さな力で容易に取り外すことができ
る。なお、係合突起35と係合孔36との係合順序は左
右どちらを先に係合させてもよい。
【0047】
【発明の効果】この発明は、上記のように構成されてい
るので、次のような効果を奏する。即ち、この発明によ
る直動転がり案内ユニットに組み込まれる上面シール
は、エンドキャップに形成された係合突起に係合孔を嵌
合するだけで、組立完成品としてのスライダに簡単にワ
ンタッチで取り付けることができるので、従来のように
スライダを組み立てる工程の途中で上面シールを組み込
むものと比べて、上面シールのスライダへの組み付けが
簡単であり、組立作業の効率化及び製造コストの低減を
図ることができる。
【0048】また、上面シールはエンドキャップに形成
された係合突起に係合孔を嵌合するだけでスライダに取
り付けられるので、ボルト或いはねじ等の固着用の部品
は一切不要であり、部品点数が少なくて済む。また、取
付のための特別な工具や装置も一切不要である。
【0049】また、上面シールを取り外す場合には、従
来の直動転がり案内ユニットのようにエンドキャップを
取り外すことをしなくても、エンドキャップの係合突起
に嵌合した上面シールを引き離すだけで、上面シールは
スライダから簡単に取り外すことができ、上面シールの
交換作業も簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による直動転がり案内ユニットの一実
施例を示し、図10のA−A線に相当する部分における
断面図である。
【図2】図1の直動転がり案内ユニットの側面断面図で
ある。
【図3】図1の直動転がり案内ユニットの下面図であ
る。
【図4】図1の直動転がり案内ユニットに組み込まれる
上面シール及びエンドキャップを示す分解斜視図であ
る。
【図5】図1の直動転がり案内ユニットに組み込まれる
側面シールを示す正面図ある。
【図6】この発明による直動転がり案内ユニットの別の
実施例を示す図面であり、図(A)はエンドキャップの
係合突起を示す下面図、図(B)は上面シールの係合穴
を示す平面図、図(C)は図(A)のB−B線における
断面図、図(D)は図(B)のC−C線における断面
図、及び図(E)は係合突起と係合穴を嵌合させた状態
を示す下面図である。
【図7】従来の直動転がり案内ユニットを示す正面図で
あって、ケーシングの右半分を切除して示した正面図で
ある。
【図8】従来の別の直動転がり案内ユニットを示す横断
面図である。
【図9】図8の直動転がり案内ユニットに組み込まれる
上面シールのプレートを示す平面図である。
【図10】従来の直動転がり案内ユニットの全体を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 軌道レール 2 ケーシング 3 下面シール 4 転動体 5 エンドキャップ 6 側面シール 7 スライダ 8,9 軌道溝 11 側壁面 13 ケーシングの下面 13E エンドキャップの下面 14 軌道レールの上面 16,35 係合突起 20 芯金板 19 上面シール 22 リップシール 24,36 係合孔 39,40 張出部 41 係止部 C 中央領域 S 側部領域 CL 中心線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向両側壁面に軌道溝を形成した軌
    道レール、該軌道レールに対して相対摺動可能であり且
    つ前記軌道溝に対向して軌道溝を形成したケーシング、
    該ケーシングの長手方向両端に取り付けたエンドキャッ
    プ、対向する前記軌道溝間を転走する転動体、前記各エ
    ンドキャップの外側端面に設けた側面シール、及び前記
    軌道レールの上面に対向する前記ケーシングの下面に配
    置された上面シールを有する直動転がり案内ユニットに
    おいて、前記上面シールは芯金板の両側縁に固着され且
    つ前記軌道レールの上面の両側部領域にそれぞれ摺接す
    る一対のリップシールを備えており、前記エンドキャッ
    プは前記軌道レールの上面に対向する下面に係合突起を
    有しており、前記芯金板は前記係合突起が嵌合係止する
    係合孔を有していることを特徴とする直動転がり案内ユ
    ニット。
  2. 【請求項2】 前記係合孔は前記係合突起よりも長手方
    向に長く形成されていることを特徴とする請求項1に記
    載の直動転がり案内ユニット。
  3. 【請求項3】 前記係合孔は前記芯金板の長手方向に平
    行な略四角形であり、前記係合突起は前記エンドキャッ
    プの前記下面に断面略四角形に形成され且つその両側面
    に長手方向に延びる係止爪を有しており、前記係止爪は
    前記係合孔の長手方向縁部に係止することによって前記
    上面シールは前記エンドキャップに対して長手方向の変
    形を許容した状態に前記エンドキャップに前記上面シー
    ルが取り付けられることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の直動転がり案内ユニット。
  4. 【請求項4】 前記係合突起は前記下面に平行な断面形
    状が略L字状であり、前記係合孔は角穴の一組の対角部
    分から延びた張出部を有しており且つ前記張出部に前記
    係合突起に設けた係止爪が係止することによって前記上
    面シールは前記エンドキャップに対して長手方向の変形
    を許容した状態に前記エンドキャップに前記上面シール
    が取り付けられることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の直動転がり案内ユニット。
  5. 【請求項5】 前記係合突起は前記エンドキャップの前
    記下面の中心線上に延びて設けられ、前記係合孔は前記
    芯金板の中心線上に延びて形成されていることを特徴と
    する請求項1〜4のいずれかに記載の直動転がり案内ユ
    ニット。
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