JPH07307921A - 記録装置および再生装置 - Google Patents

記録装置および再生装置

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Publication number
JPH07307921A
JPH07307921A JP6124656A JP12465694A JPH07307921A JP H07307921 A JPH07307921 A JP H07307921A JP 6124656 A JP6124656 A JP 6124656A JP 12465694 A JP12465694 A JP 12465694A JP H07307921 A JPH07307921 A JP H07307921A
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JP
Japan
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image signal
encryption
recording
circuit
signal
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Application number
JP6124656A
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English (en)
Inventor
Yasuhide Suzuki
康秀 鈴木
Masaaki Ogawa
公明 小川
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Publication date
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】電子スチルカメラ1は、撮像部2、信号処理回
路7、切換スイッチ8、15、フレームメモリー12、
14、暗号化回路13、カウンタ18、記録・読出部1
9、制御手段20、切換スイッチ21、28、フレーム
メモリー25、27、復号化回路26、カウンタ31お
よび出力回路32を有している。制御手段20には、レ
リーズスイッチ33、再生スイッチ34および繰り返し
回数入力スイッチ35が接続されている。画像を記録す
る際は、繰り返し回数入力スイッチ35により入力され
た回数だけ暗号化処理を行って記録し、暗号化回数情報
を併せて記録する。画像を再生する際は、暗号化回数情
報を読み出し、その読み出した回数だけ復号化処理を行
って再生する。 【効果】画像の秘匿性が高い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像信号を記録媒体に
記録する記録装置および記録媒体から再生する再生装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】記録媒体に記録された内容の秘密を保持
するため、特殊な鍵部材を用いて記録媒体のハウジング
に鍵部材を着脱し得るよう構成した装置が知られてい
る。この装置によれば、鍵部材を取り外さない限り、再
生装置等に記録媒体をセットすることができず、このた
め第三者はその記録媒体に記録された内容を確認するこ
とができなくなる。
【0003】しかしながら、この装置の場合、機械的な
構成によって、単純に記録媒体が再生装置にセットされ
るのを阻止しているにすぎないため、例えば、鍵部材が
破壊された場合等、何らかの方法で鍵部材が取り外され
てしまうと、記録内容の秘匿性が失われる恐れがあっ
た。さらに、施錠のし忘れにより秘匿性が失われる恐れ
もある。
【0004】また、前記の装置の場合には、記録媒体に
納められている複数の記録内容のうち、特定のものだけ
を選択して秘密保持することはできず、このため記録媒
体の利用効率が低下してしまうといった問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、記録
媒体に記録された画像の秘匿性が高い記録装置および再
生装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(9)の本発明により達成される。
【0007】(1) 入力された信号を処理して画像信
号を得る信号処理回路と、前記画像信号を所定のアルゴ
リズムに基づいて暗号化された画像信号に変換する暗号
化回路と、記録媒体に前記画像信号を記録する記録部
と、前記信号処理回路からの画像信号を前記暗号化回路
にて所定回数暗号化処理を行わせ、これによって得られ
た画像信号を前記記録媒体に記録させる制御手段とを有
することを特徴とする記録装置。
【0008】(2) さらに、前記暗号化処理の回数を
設定する設定手段を有し、前記暗号化回路は、前記信号
処理回路からの画像信号を前記設定手段により設定され
た回数暗号化処理する上記(1)に記載の記録装置。
【0009】(3) 前記設定手段によって設定される
暗号化処理の回数には0が含まれている上記(2)に記
載の記録装置。
【0010】(4) 前記記録媒体に記録する際、その
記録される画像信号の暗号化処理の回数を示す暗号化回
数情報を併せて記録する上記(1)ないし(3)のいず
れかに記載の記録装置。
【0011】(5) 暗号化された画像信号を記録媒体
から読み出して再生し得る再生装置であって、前記記録
媒体に記録された画像信号を前記記録媒体から読み出す
読出部と、暗号化された画像信号を所定のアルゴリズム
に基づいて元の画像信号に変換する復号化回路と、前記
読出部にて前記記録媒体から暗号化された画像信号を読
み出し、この画像信号を前記復号化回路にて所定回数復
号化処理を行わせ、これによって得られた画像信号を再
生信号として出力させる制御手段とを有することを特徴
とする再生装置。
【0012】(6) さらに、前記復号化処理の回数を
設定する設定手段を有し、前記復号化回路は、前記記録
媒体から読み出された画像信号を前記設定手段により設
定された回数復号化処理する上記(5)に記載の再生装
置。
【0013】(7) 前記設定手段によって設定される
復号化処理の回数には0が含まれている上記(6)に記
載の再生装置。
【0014】(8) 前記記録媒体には、該記録媒体に
記録された画像信号の暗号化処理の回数を示す暗号化回
数情報が併せて記録されており、再生する際、その再生
される画像信号の前記暗号化回数情報を読み出し、前記
復号化処理の回数を前記読み出した回数に設定する上記
(6)または(7)に記載の再生装置。
【0015】(9) 前記設定手段は、前記復号化処理
の回数を入力する入力手段を有している上記(6)また
は(7)に記載の再生装置。
【0016】
【実施例】以下、本発明の記録装置および再生装置を添
付図面に示す好適実施例に基づいて詳細に説明する。な
お、本実施例では代表的に、本発明の記録装置および再
生装置を電子スチルカメラに適用した場合について説明
する。
【0017】図1は、電子スチルカメラの構成例を示す
ブロック図である。同図に示すように、第1実施例にお
ける電子スチルカメラ(以下、カメラという)1は、記
録装置(記録系)および再生装置(再生系)を併有して
おり、撮像部2と、信号処理回路7と、切換スイッチ8
と、暗号化処理を繰り返し行い得る暗号化手段11と、
切換スイッチ15と、暗号化処理した回数をカウントす
るカウンタ18と、記録・読出部19と、制御手段20
と、切換スイッチ21と、復号化処理を繰り返し行い得
る復号化手段24と、切換スイッチ28と、復号化処理
した回数をカウントするカウンタ31と、出力回路32
とを有している。
【0018】この場合、前記撮像部2、信号処理回路
7、切換スイッチ8、暗号化手段11、切換スイッチ1
5、記録・読出部19、切換スイッチ21、復号化手段
24、切換スイッチ28および出力回路32は、この順
序で電気的に接続されている。
【0019】カメラ1における撮像部2は、絞り4を有
する撮影光学系3、固体撮像素子(CCD)5および駆
動回路6により構成されている。また、暗号化手段11
は、第1のフレームメモリー12と、画像信号を所定の
アルゴリズムに基づいて暗号化された画像信号に変換す
る暗号化回路13と、第2のフレームメモリー14によ
り構成されており、前記第1のフレームメモリー12、
暗号化回路13および第2のフレームメモリー14は、
この順序で接続されている。
【0020】この場合、暗号化回路13は、撮影した画
像を分割し、その分割画像(分割領域)の順番(配列)
を入れ替えるよう構成されている。この暗号化回路13
の動作、すなわち暗号化処理については後に詳述する。
【0021】また、復号化手段24は、第3のフレーム
メモリー25と、暗号化された画像信号を所定のアルゴ
リズムに基づいて元の画像信号に変換する復号化回路2
6と、第4のフレームメモリー27により構成されてお
り、前記第3のフレームメモリー25、復号化回路26
および第4のフレームメモリー27は、この順序で接続
されている。
【0022】この場合、復号化回路26は、前記暗号化
回路13によって入れ替えられた各分割画像(分割領
域)の順番(配列)を元に戻し、適正な配列にするよう
構成されている。例えば、暗号化回路13により暗号化
処理が1回行われた場合には、復号化回路26により復
号化処理を1回行うと適正な画像を構成するようになっ
ており、以下、同様に、暗号化処理の回数(繰り返し
数)と同じ回数だけ復号化処理を行うと適正な画像を構
成するようになっている。この復号化回路26の動作、
すなわち復号化処理については後に詳述する。
【0023】なお、前記第1のフレームメモリー12、
第2のフレームメモリー14、第3のフレームメモリー
25および第4のフレームメモリー27は、それぞれ、
該フレームメモリーに対して、外部からデータ(画像信
号)の読み出しおよび書き込みを行うことが、非常に困
難であるように構成されている。
【0024】また、記録・読出部19は、ICメモリー
カード41に画像信号を記録する記録部と、ICメモリ
ーカード41から画像信号を読み出す読出部とを兼ねて
おり、コネクタと、暗号化手段11と前記コネクタとの
間の通信および復号化手段24と前記コネクタとの間の
通信を行う通信回路(メモリーカード制御回路)とを備
えている。
【0025】前記ICメモリーカード41は、カメラ1
により撮影された画像を記録するための記録媒体であ
り、IC(Integrated Circuit)メモリーが組み込まれ
たカードである。
【0026】カメラ1における制御手段20は、通常、
マイクロコンピュータで構成され、駆動回路6、信号処
理回路7、切換スイッチ8、15、第1のフレームメモ
リー12、第2のフレームメモリー14、暗号化回路1
3、記録・読出部19、切換スイッチ21、28、第3
のフレームメモリー25、第4のフレームメモリー2
7、復号化回路26、カウンタ18、31および出力回
路32の各回路、メモリーおよびスイッチの制御を行う
他、シーケンス制御等のカメラ1全体の制御を行う。
【0027】この場合、制御手段20は、後述する繰り
返し回数入力スイッチ35から入力される回数(繰り返
し数)Nを記憶するメモリーを有している。制御手段2
0には、レリーズスイッチ33、再生スイッチ34およ
び繰り返し回数入力スイッチ35がそれぞれ接続されて
いる。
【0028】なお、記録系では、切換スイッチ8と、切
換スイッチ15と、暗号化処理の回数(繰り返し数)を
入力する入力手段である繰り返し回数入力スイッチ35
とにより、暗号化処理の回数(0を含む)を設定する設
定手段が構成されている。また、再生系では、切換スイ
ッチ21および切換スイッチ28により、復号化処理の
回数(0を含む)を設定する設定手段が構成されてい
る。
【0029】次に、カメラ1の動作について説明する。
撮影者(使用者)が、繰り返し回数入力スイッチ35に
より暗号化処理の回数N(整数)を入力し、レリーズス
イッチ33をオンすると撮影が行われる。すなわち、レ
リーズスイッチ33がオンすると、絞り4が作動すると
ともに、制御手段20からの指令に基づいて駆動回路6
が作動し、これによりCCD5が駆動する。この場合、
CCD5には、電子シャッターの作動(電荷蓄積時間の
制御)により、電荷蓄積時間の間、被写体像に対応する
光量に応じた電荷が蓄積される。
【0030】撮影が完了すると、記録・読出部19に
て、ICメモリーカード41のメモリーの所定のアドレ
スに、暗号化回数情報が書き込まれる。前記暗号化回数
情報は、ICメモリーカード41に記録される画像信号
が暗号化回路13により何回暗号化処理されたものであ
るかを示す情報であり、例えば、繰り返し回数入力スイ
ッチ35から入力された暗号化処理の回数「N」で構成
される。
【0031】図1に示すように、前記撮影によりCCD
5に蓄積された電荷は、CCD信号として信号処理回路
7に入力される。信号処理回路7は、制御手段20から
の指令に基づいて作動する。この信号処理回路7では、
前記CCD5からのCCD信号に対して所定の信号処理
を行い、撮影された被写体像のアナログ画像信号を得
る。このアナログ画像信号は、信号処理回路7に内蔵さ
れているA/D変換器(図示せず)によりデジタル画像
信号に変換され、さらに信号処理回路7において所定の
信号処理が行われる。このようにして、信号処理回路7
から、R(レッド)、G(グリーン)およびB(ブル
ー)のデジタル画像信号(以下、画像信号という)が出
力される。
【0032】ここで、切換スイッチ8および切換スイッ
チ15の接続(切換)は、それぞれ繰り返し回数入力ス
イッチ35から入力された暗号化処理の回数Nに応じて
制御される。なお、ここでは、代表的に、N=0の場合
と、N=2の場合について説明する。
【0033】N=0の場合は、切換スイッチ8は端子
9、切換スイッチ15は端子17に接続される。このた
め、信号処理回路7からの画像信号は、暗号化処理され
ずにそのまま記録・読出部19に入力され、この記録・
読出部19にて、ICメモリーカード41のメモリーの
所定のアドレスに書き込まれる。
【0034】また、N=2の場合は、切換スイッチ8は
端子10、切換スイッチ15は端子16に接続される。
このため、信号処理回路7からの画像信号は、記録・読
出部19へは入力されず、第1のフレームメモリー12
の所定のアドレスに一旦書き込まれる。そして、この
後、切換スイッチ8は端子9に接続される。
【0035】次に、画像信号は、第1のフレームメモリ
ー12の所定のアドレスから読み出され、暗号化回路1
3に入力され、この暗号化回路13により1回目の暗号
化処理がなされた後、第2のフレームメモリー14の所
定のアドレスに書き込まれる。
【0036】次に、画像信号は、第2のフレームメモリ
ー14の所定のアドレスから読み出され、第1のフレー
ムメモリー12の所定のアドレスに再度書き込まれる。
次に、画像信号は、第1のフレームメモリー12の所定
のアドレスから読み出され、暗号化回路13に再度入力
され、この暗号化回路13により2回目の暗号化処理が
なされた後、第2のフレームメモリー14の所定のアド
レスに再度書き込まれる。
【0037】そして、このようにして暗号化された画像
信号(暗号化信号)は、第2のフレームメモリー14の
所定のアドレスから読み出され、記録・読出部19に入
力され、この記録・読出部19にて、ICメモリーカー
ド41のメモリーの所定のアドレスに書き込まれる。
【0038】次に、撮影時におけるカメラ1の制御手段
20の動作について説明する。図2および図3は、撮影
(記録)時におけるカメラ1の制御手段20の動作を示
すフローチャートである。以下、このフローチャートを
説明する。まず、繰り返し回数入力スイッチ35により
入力された暗号化処理の回数Nを読み取る(ステップ1
01)。
【0039】次いで、レリーズスイッチ33がオンした
か否かを判断し(ステップ102)、レリーズスイッチ
33がオフと判断した場合には、ステップ101に戻
り、ステップ101および102を再度実行する。ま
た、ステップ102においてレリーズスイッチ33がオ
ンと判断した場合には、撮像部2により撮影を行う(ス
テップ103)。
【0040】次いで、記録・読出部19にて、ICメモ
リーカード41のメモリーの所定のアドレスに、暗号化
回数情報「N」を書き込む(ステップ104)。次い
で、N=0か否かを判断する(ステップ105)。ステ
ップ105においてN=0と判断した場合には、切換ス
イッチ8を端子9に接続し、切換スイッチ15を端子1
7に接続する(ステップ106)。
【0041】次いで、CCD5からCCD信号を読み出
し、信号処理回路7においてCCD信号に対し所定の信
号処理およびA/D変換を行い、記録・読出部19に
て、ICメモリーカード41のメモリーの所定のアドレ
スに、信号処理回路7からの画像信号をそのまま書き込
む(ステップ107)。
【0042】また、ステップ105においてN=0では
ないと判断した場合には、切換スイッチ8を端子10に
接続し、切換スイッチ15を端子16に接続する(ステ
ップ108)。
【0043】次いで、カウンタ18をリセットし、カウ
ント値C=0にする(ステップ109)。次いで、CC
D5からCCD信号を読み出し、信号処理回路7におい
てCCD信号に対し所定の信号処理およびA/D変換を
行い、信号処理回路7からの画像信号を第1のフレーム
メモリー12の所定のアドレスに書き込む(ステップ1
10)。
【0044】次いで、切換スイッチ8を端子9に接続す
る(ステップ111)。次いで、第1のフレームメモリ
ー12の所定のアドレスから画像信号を読み出し、暗号
化回路13において暗号化処理し、暗号化回路13から
の画像信号を第2のフレームメモリー14の所定のアド
レスに書き込む(ステップ112)。
【0045】次いで、カウンタ18のカウント値を1つ
インクリメントし、C=C+1とする(ステップ11
3)。次いで、C=Nか否かを判断する(ステップ11
4)。ステップ114においてC=Nではないと判断し
た場合には、第2のフレームメモリー14の所定のアド
レスから画像信号を読み出し、その画像信号を第1のフ
レームメモリー12の所定のアドレスに書き込み(ステ
ップ115)、ステップ112に戻り、再度ステップ1
12〜114を実行する。
【0046】また、ステップ114においてC=Nと判
断した場合には、第2のフレームメモリー14の所定の
アドレスから画像信号を読み出し、記録・読出部19に
て、その暗号化された画像信号をICメモリーカード4
1のメモリーの所定のアドレスに書き込む(ステップ1
16)。以上でこのプログラムは終了する。
【0047】なお、本実施例では、暗号化回数情報を記
録した後、画像信号を記録するように構成されている
が、この他、例えば、画像信号を記録した後に暗号化回
数情報を記録するような構成であってもよい。
【0048】次に、カメラ1の再生時の動作について説
明する。使用者が、再生すべき画像を選択して、再生ス
イッチ34をオンすると再生が行われる。この場合、再
生スイッチ34がオンすると、記録・読出部19にて、
ICメモリーカード41のメモリーの所定のアドレスか
ら暗号化回数情報が読み出される。
【0049】次に、記録・読出部19にて、ICメモリ
ーカード41のメモリーの所定のアドレスから画像信号
(暗号化された画像信号または暗号化されていない画像
信号)が読み出される。
【0050】ここで、切換スイッチ21および切換スイ
ッチ28の接続(切換)は、それぞれ再生すべき画像と
ともに記録されている暗号化回数情報「N」に応じて制
御される。なお、ここでは、代表的に、N=0の場合
と、N=2の場合について説明する。
【0051】N=0の場合は、切換スイッチ21は端子
22、切換スイッチ28は端子30に接続される。この
ため、前記読み出された画像信号は、復号化処理されず
に、記録・読出部19からそのまま出力回路32に入力
される。そして、この出力回路32において、所定の信
号処理および出力回路32に内蔵されているD/A変換
器(図示せず)によりD/A変換され、さらに標準テレ
ビジョン方式に沿った信号、例えば、NTSC信号に変
換されて出力回路32から出力される。
【0052】また、N=2の場合は、切換スイッチ21
は端子23、切換スイッチ28は端子29に接続され
る。このため、前記読み出された画像信号は、出力回路
32へは入力されず、第3のフレームメモリー25の所
定のアドレスに一旦書き込まれる。そして、この後、切
換スイッチ21は端子22に接続される。
【0053】次に、画像信号は、第3のフレームメモリ
ー25の所定のアドレスから読み出され、復号化回路2
6に入力され、この復号化回路26により1回目の復号
化処理がなされた後、第4のフレームメモリー27の所
定のアドレスに書き込まれる。
【0054】次に、画像信号は、第4のフレームメモリ
ー27の所定のアドレスから読み出され、第3のフレー
ムメモリー25の所定のアドレスに再度書き込まれる。
次に、画像信号は、第3のフレームメモリー25の所定
のアドレスから読み出され、復号化回路26に再度入力
され、この復号化回路26により2回目の復号化処理が
なされた後、第4のフレームメモリー27の所定のアド
レスに再度書き込まれる。
【0055】そして、このようにして復号化された画像
信号(復号化信号)は、第4のフレームメモリー27の
所定のアドレスから読み出され、出力回路32に入力さ
れて、所定の信号処理およびD/A変換され、さらに標
準テレビジョン方式に沿った信号、例えば、NTSC信
号に変換されて出力回路32から出力される。
【0056】次に、再生時におけるカメラ1の制御手段
20の動作について説明する。図4および図5は、再生
時におけるカメラ1の制御手段20の動作を示すフロー
チャートである。以下、このフローチャートを説明す
る。まず、再生スイッチ34がオンか否かを判断し(ス
テップ201)、再生スイッチ34がオンと判断した場
合には、記録・読出部19にて、ICメモリーカード4
1のメモリーの所定のアドレスから、暗号化回数情報
「N」を読み出す(ステップ202)。
【0057】次いで、前記暗号化回数情報N=0か否か
を判断する(ステップ203)。ステップ203におい
てN=0と判断した場合には、切換スイッチ21を端子
22に接続し、切換スイッチ28を端子30に接続する
(ステップ204)。次いで、記録・読出部19にて、
ICメモリーカード41のメモリーの所定のアドレスか
ら画像信号を読み出し、その画像信号をそのまま出力回
路32に入力し、所定の信号処理およびD/A変換を行
い、さらに標準テレビジョン方式に沿った信号、例え
ば、NTSC信号に変換して出力する(ステップ20
5)。
【0058】また、ステップ203においてN=0では
ないと判断した場合には、切換スイッチ21を端子23
に接続し、切換スイッチ28を端子29に接続する(ス
テップ206)。
【0059】次いで、カウンタ31をリセットし、カウ
ント値C=0にする(ステップ207)。次いで、記録
・読出部19にて、ICメモリーカード41のメモリー
の所定のアドレスから画像信号を読み出し、その画像信
号を第3のフレームメモリー25の所定のアドレスに書
き込む(ステップ208)。
【0060】次いで、切換スイッチ21を端子22に接
続する(ステップ209)。次いで、第3のフレームメ
モリー25の所定のアドレスから画像信号を読み出し、
復号化回路26において復号化処理し、復号化回路26
からの画像信号を第4のフレームメモリー27の所定の
アドレスに書き込む(ステップ210)。
【0061】次いで、カウンタ31のカウント値を1つ
インクリメントし、C=C+1とする(ステップ21
1)。次いで、C=Nか否かを判断する(ステップ21
2)。ステップ212においてC=Nではないと判断し
た場合には、第4のフレームメモリー27の所定のアド
レスから画像信号を読み出し、その画像信号を第3のフ
レームメモリー25の所定のアドレスに書き込み(ステ
ップ213)、ステップ210に戻り、再度ステップ2
10〜212を実行する。
【0062】また、ステップ212においてC=Nと判
断した場合には、第4のフレームメモリー27の所定の
アドレスから画像信号を読み出し、その復号化された画
像信号を出力回路32に入力し、所定の信号処理および
D/A変換を行い、さらに標準テレビジョン方式に沿っ
た信号、例えば、NTSC信号に変換して出力する(ス
テップ214)。以上でこのプログラムは終了する。
【0063】次に、前述した暗号化手段11の暗号化回
路13および復号化手段24の復号化回路26の動作、
すなわち暗号化処理および復号化処理について、アルゴ
リズムの一例を挙げてさらに詳細に説明する。なお、こ
こでは、代表的に、暗号化処理および復号化処理の回数
が、それぞれ1回の場合について説明する。
【0064】図6は、暗号化回路13および復号化回路
26の動作を説明するための図である。同図に示すよう
に、撮影された画像(元の画像)の画像信号は、第1の
フレームメモリー12に一旦書き込まれ、第1のフレー
ムメモリー12から読み出されて、暗号化回路13に入
力される(図中参照)。
【0065】暗号化回路13は、画像を水平方向(図6
中横方向)に6つの領域に分割し(図中参照)、分割
された各領域の位置(順番)を図6に示すように入れ替
える。これにより暗号化回路13による暗号化処理1回
分が完了する(図中参照)。すなわち、各分割領域を
上から順に、領域1、2、3、4、5および6とする
と、1回の暗号化処理後の画像は、上から順に、領域
3、6、5、1、4、2のように入れ替わる。
【0066】この暗号化回路13からの画像信号は、第
2のフレームメモリー14に一旦書き込まれる。暗号化
された画像信号は、第2のフレームメモリー14から読
み出され、ICメモリーカード41に記録される(図中
参照)。
【0067】再生の際は、ICメモリーカード41から
前記暗号化された画像信号が読み出され、その画像信号
は、第3のフレームメモリー25に一旦書き込まれ、第
3のフレームメモリー25から読み出されて、復号化回
路26に入力される(図中参照)。
【0068】復号化回路26は、各分割領域の位置(順
番)を図6に示すように入れ替える。すなわち、前記暗
号化処理とは逆の入れ替えを行うことによって正しい配
列に並び替える。これにより元の画像に戻る、すなわち
復号化回路26による復号化処理1回分が完了する(図
中参照)。
【0069】この復号化回路26からの画像信号は、第
4のフレームメモリー27に一旦書き込まれる。復号化
された画像信号は、第4のフレームメモリー27から読
み出され、出力回路32に入力される(図中参照)。
【0070】なお、暗号化処理を2回行う場合には、前
記1回目の暗号化処理が完了した後、画像信号は、上か
ら領域3、6、5、1、4、2の順で、第2のフレーム
メモリー14に書き込まれ、第2のフレームメモリー1
4から読み出され、同様に上から領域3、6、5、1、
4、2の順で、第1のフレームメモリー12に書き込ま
れ、第1のフレームメモリー12から読み出されて暗号
化回路13に入力される。そして、暗号化回路13で
は、1回目の暗号化処理の場合と同様に各分割領域の入
れ替えが行われる。これにより暗号化回路13による2
回目の暗号化処理が完了する。2回目の暗号化処理後の
画像は、上から順に領域5、2、4、3、1、6のよう
に入れ替わる。
【0071】以下、暗号化処理を3回以上行う場合に
は、暗号化処理の回数に応じて前述した動作が繰り返さ
れる。また、復号化処理を2回以上行う場合にも、前記
暗号化処理の場合と同様に、復号化処理の回数に応じて
所定の動作が繰り返される。
【0072】ここで、前述した暗号化方法(暗号化処理
および復号化処理)の場合、画像を分割する方向は任意
であり、また、1つの分割画像(分割領域)の画素数、
分割数および分割画像(分割領域)の入れ替えパターン
は、本来の画像を認識できない程度のものであればよ
い。なお、本発明における暗号化の方法は、前述の分割
画像(分割領域)の入れ替えによる方法には限定されな
い。
【0073】このように本実施例のカメラ1によれば、
画像信号を暗号化して記録するので、ICメモリーカー
ド41に記録された内容の秘密を保持することができ
る。特に、暗号化処理を繰り返して行うことができるの
で、装置側に暗号化のためのアルゴリズムを複数設けな
くても、使用者が暗号化処理の回数を選択することによ
り複数の暗号化パターンが得られる。このため画像の秘
匿性が高い。
【0074】ここで、本発明の装置は、予め設定された
パスワードを入力することにより画像信号の再生を可能
とする秘密保持機能を有する装置と比べ、次のような利
点がある。
【0075】すなわち、前記パスワード方式のカメラの
場合には、例えば、パスワードが解読されたり、パスワ
ードが偶然に合ってしまった場合等、何らかの方法でプ
ロテクトが解除されると、ICメモリーカードから画像
信号が読み出され、その画像が再生されてしまい、秘匿
性が失われる。これに対し、本発明の装置(カメラ1)
のように、画像信号を暗号化してICメモリーカード4
1に記録した場合には、復号化回路を有していない他の
再生装置で再生されても、暗号化された画像信号がその
まま再生され、本来の画像を構成しない画像が再生され
るだけであり、また、暗号化された画像信号を他の再生
装置で適正に復号化して再生することも困難である。こ
のため撮影した画像の秘匿性が非常に高い。
【0076】また、本実施例のカメラ1によれば、記録
時においてN=0とするか否か、すなわち、画像信号を
暗号化して記録するか、暗号化せずにそのまま記録する
かを選択し得る。これにより、秘密にする画像と、秘密
にしなくてもよい画像とを区別して記録することができ
る。
【0077】また、本実施例のカメラ1によれば、画像
信号を記録する際、暗号化回数情報を併せて記録し、画
像信号を再生する際、その再生される画像信号の暗号化
回数情報を読み出し、復号化処理の回数を前記読み出し
た回数に自動的に設定するので、再生時の操作が簡略化
するとともに、常に、復号化処理の回数が適正に設定さ
れ、これにより撮影した画像を適正に再生することがで
きるといった利点を有する。
【0078】次に、本発明の記録装置および再生装置を
有する電子スチルカメラの第2実施例について説明す
る。なお、前述した第1実施例のカメラ1との共通点に
ついては説明を省略する。
【0079】図1に示すように、電子スチルカメラ(以
下、カメラという)1は、記録装置(記録系)および再
生装置(再生系)を併有しており、撮像部2と、信号処
理回路7と、切換スイッチ8と、暗号化手段11と、切
換スイッチ15と、カウンタ18と、記録・読出部19
と、制御手段20と、切換スイッチ21と、復号化手段
24と、切換スイッチ28と、カウンタ31と、出力回
路32とを有している。
【0080】制御手段20には、レリーズスイッチ33
と、再生スイッチ34と、暗号化処理の回数(繰り返し
数)を入力する入力手段および復号化処理の回数(繰り
返し数)を入力する入力手段を兼ねる繰り返し回数入力
スイッチ35とがそれぞれ接続されている。
【0081】なお、記録系では、切換スイッチ8、切換
スイッチ15および繰り返し回数入力スイッチ35によ
り、暗号化処理の回数(0を含む)を設定する設定手段
が構成されている。
【0082】また、再生系では、切換スイッチ21、切
換スイッチ28および繰り返し回数入力スイッチ35に
より、復号化処理の回数(0を含む)を設定する設定手
段が構成されている。
【0083】この第2実施例のカメラ1は、撮影(記
録)の際、使用者が繰り返し回数入力スイッチ35によ
り暗号化処理の回数M1 (整数)を入力し、その入力に
より暗号化処理の回数が設定、実行され、再生の際も、
使用者が繰り返し回数入力スイッチ35により復号化処
理の回数M2 (整数)を入力し、その入力により復号化
処理の回数が設定、実行されるように構成されている。
【0084】従って、画像信号(暗号化された画像信号
または暗号化されていない画像信号)を適正な回数復号
化処理して再生するには、再生の際、繰り返し回数入力
スイッチ35により、暗号化処理の回数と同数の復号化
処理の回数(M2 =M1 )を入力する必要がある。すな
わち、再生の際、繰り返し回数入力スイッチ35によ
り、暗号化処理回数と同じ回数が入力されると適正な画
像(元の画像)が得られ、暗号化処理回数と異なった回
数が入力されると元の画像を構成しない。
【0085】次に、カメラ1の動作について説明する。
使用者が、繰り返し回数入力スイッチ35により暗号化
処理の回数M1 (整数)を入力し、レリーズスイッチ3
3をオンすると撮影が行われる。この場合、切換スイッ
チ8および切換スイッチ15の接続(切換)は、それぞ
れ、前記繰り返し回数入力スイッチ35から入力された
暗号化処理の回数M1 に応じて制御される。
【0086】なお、第1実施例とは異なり、ICメモリ
ーカード41への暗号化回数情報の書き込みはなされな
い。また、使用者が、再生すべき画像を選択し、繰り返
し回数入力スイッチ35により復号化処理の回数M2
(整数)を入力し、再生スイッチ34をオンすると再生
が行われる。
【0087】この場合、切換スイッチ21および切換ス
イッチ28の接続(切換)は、それぞれ、前記繰り返し
回数入力スイッチ35から入力された復号化処理の回数
2に応じて制御される。
【0088】次に、撮影時におけるカメラ1の制御手段
20の動作について説明する。図7および図8は、撮影
(記録)時におけるカメラ1の制御手段20の動作を示
すフローチャートである。以下、このフローチャートを
説明する。まず、繰り返し回数入力スイッチ35により
入力された暗号化処理の回数M1を読み取る(ステップ
301)。
【0089】次いで、レリーズスイッチ33がオンした
か否かを判断し(ステップ302)、レリーズスイッチ
33がオフと判断した場合には、ステップ301に戻
り、ステップ301および302を再度実行する。
【0090】また、ステップ302においてレリーズス
イッチ33がオンと判断した場合には、撮像部2により
撮影を行う(ステップ303)。次いで、M1 =0か否
かを判断する(ステップ304)。ステップ304にお
いてM1 =0と判断した場合には、切換スイッチ8を端
子9に接続し、切換スイッチ15を端子17に接続する
(ステップ305)。
【0091】次いで、CCD5からCCD信号を読み出
し、信号処理回路7においてCCD信号に対し所定の信
号処理およびA/D変換を行い、記録・読出部19に
て、ICメモリーカード41のメモリーの所定のアドレ
スに、信号処理回路7からの画像信号をそのまま書き込
む(ステップ107)。
【0092】また、ステップ304においてM1 =0で
はないと判断した場合には、切換スイッチ8を端子10
に接続し、切換スイッチ15を端子16に接続する(ス
テップ307)。
【0093】次いで、カウンタ18をリセットし、カウ
ント値C=0にする(ステップ308)。次いで、CC
D5からCCD信号を読み出し、信号処理回路7におい
てCCD信号に対し所定の信号処理およびA/D変換を
行い、信号処理回路7からの画像信号を第1のフレーム
メモリー12の所定のアドレスに書き込む(ステップ3
09)。
【0094】次いで、切換スイッチ8を端子9に接続す
る(ステップ310)。次いで、第1のフレームメモリ
ー12の所定のアドレスから画像信号を読み出し、暗号
化回路13において暗号化処理し、暗号化回路13から
の画像信号を第2のフレームメモリー14の所定のアド
レスに書き込む(ステップ311)。
【0095】次いで、カウンタ18のカウント値を1つ
インクリメントし、C=C+1とする(ステップ31
2)。次いで、C=M1 か否かを判断する(ステップ3
13)。ステップ313においてC=M1 ではないと判
断した場合には、第2のフレームメモリー14の所定の
アドレスから画像信号を読み出し、その画像信号を第1
のフレームメモリー12の所定のアドレスに書き込み
(ステップ314)、ステップ311に戻り、再度ステ
ップ311〜313を実行する。
【0096】また、ステップ313においてC=M1
判断した場合には、第2のフレームメモリー14の所定
のアドレスから画像信号を読み出し、記録・読出部19
にて、その暗号化された画像信号をICメモリーカード
41のメモリーの所定のアドレスに書き込む(ステップ
315)。以上でこのプログラムは終了する。
【0097】次に、再生時におけるカメラ1の制御手段
20の動作について説明する。図9および図10は、再
生時におけるカメラ1の制御手段20の動作を示すフロ
ーチャートである。以下、このフローチャートを説明す
る。まず、繰り返し回数入力スイッチ35により入力さ
れた復号化処理の回数M2を読み取る(ステップ40
1)。
【0098】次いで、再生スイッチ34がオンしたか否
かを判断し(ステップ402)、再生スイッチ34がオ
フと判断した場合には、ステップ401に戻り、ステッ
プ401および402を再度実行する。
【0099】また、ステップ402において再生スイッ
チ34がオンと判断した場合には、前記復号化処理の回
数M2 =0か否かを判断する(ステップ403)。ステ
ップ403においてM2 =0と判断した場合には、切換
スイッチ21を端子22に接続し、切換スイッチ28を
端子30に接続する(ステップ404)。
【0100】次いで、記録・読出部19にて、ICメモ
リーカード41のメモリーの所定のアドレスから画像信
号を読み出し、その画像信号をそのまま出力回路32に
入力し、所定の信号処理およびD/A変換を行い、さら
に標準テレビジョン方式に沿った信号、例えば、NTS
C信号に変換して出力する(ステップ405)。
【0101】また、ステップ403においてM2 =0で
はないと判断した場合には、切換スイッチ21を端子2
3に接続し、切換スイッチ28を端子29に接続する
(ステップ406)。
【0102】次いで、カウンタ31をリセットし、カウ
ント値C=0にする(ステップ407)。次いで、記録
・読出部19にて、ICメモリーカード41のメモリー
の所定のアドレスから画像信号を読み出し、その画像信
号を第3のフレームメモリー25の所定のアドレスに書
き込む(ステップ408)。
【0103】次いで、切換スイッチ21を端子22に接
続する(ステップ409)。次いで、第3のフレームメ
モリー25の所定のアドレスから画像信号を読み出し、
復号化回路26において復号化処理し、復号化回路26
からの画像信号を第4のフレームメモリー27の所定の
アドレスに書き込む(ステップ410)。
【0104】次いで、カウンタ31のカウント値を1つ
インクリメントし、C=C+1とする(ステップ41
1)。次いで、C=M2 か否かを判断する(ステップ4
12)。ステップ412においてC=M2 ではないと判
断した場合には、第4のフレームメモリー27の所定の
アドレスから画像信号を読み出し、その画像信号を第3
のフレームメモリー25の所定のアドレスに書き込み
(ステップ413)、ステップ410に戻り、再度ステ
ップ410〜412を実行する。
【0105】また、ステップ412においてC=M2
判断した場合には、第4のフレームメモリー27の所定
のアドレスから画像信号を読み出し、その復号化された
画像信号を出力回路32に入力し、所定の信号処理およ
びD/A変換を行い、さらに標準テレビジョン方式に沿
った信号、例えば、NTSC信号に変換して出力する
(ステップ414)。以上でこのプログラムは終了す
る。
【0106】このように、第2実施例のカメラ1によれ
ば、記録の際、暗号化処理の回数を任意に設定すること
ができ、再生の際、暗号化の回数と同数の復号化処理の
回数(M2 =M1 )を入力しなければ元の画像を構成し
ない。従って、M1 、M2 を例えば、3桁以上の整数と
することにより、暗証番号としての機能を発揮し、画像
の秘匿性がさらに向上する。
【0107】以上、本発明の記録装置および再生装置
を、それぞれ、図示の構成例に基づいて説明したが、本
発明はこれに限定されるものではない。例えば、本発明
では、暗号化処理および復号化処理の回数には、それぞ
れ、0が含まれなくてもよい。すなわち、画像信号を記
録する際は必ず暗号化して記録し、画像信号を再生する
際は必ず復号化して再生するような構成であってもよ
い。
【0108】また、前記各実施例のカメラ1には、記録
装置および再生装置が設けられているが、例えば、本発
明を電子スチルカメラに適用する場合、再生装置を省略
してもよい。すなわち、本発明は、記録専用の電子スチ
ルカメラに適用することもできる。
【0109】また、前記各実施例は撮像部2を有するカ
メラ1であるが、本発明では、撮像部は省略されていて
もよい。この場合、本発明は、記録および再生が可能な
記録再生装置、記録のみ可能な記録装置および再生のみ
可能な再生装置のうちのいずれであってもよい。
【0110】また、前記各実施例では、ICメモリーカ
ード41に記録するように構成されているが、本発明に
おける記録媒体はICメモリーカードに限定されず、こ
の他、例えば、装置自体に内蔵されたメモリーや、磁気
記録媒体、光磁気記録媒体および光記録媒体等のような
他の種類の記録媒体に記録するような構成であってもよ
い。
【0111】なお、本発明の記録装置および再生装置
は、それぞれ、本実施例の電子スチルカメラの他、例え
ば、ビデオカメラやスキャナー等の各種の装置に適用可
能である。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の記録装置
および再生装置によれば、画像信号を暗号化して記録媒
体に記録し得るので、その記録した内容の秘密を確実に
保持することができ、また、再生時には複合化して再生
し得るので、元の画像を適正に再生することができる。
【0113】特に、暗号化処理および復号化処理を繰り
返して行うことができるので、装置側に暗号化および複
号化のためのアルゴリズムを複数設けなくても、複数の
暗号化パターンが得られ、このため画像の秘匿性が高
い。
【0114】この場合、画像信号を再生する際、使用者
が入力手段により復号化処理の回数を入力するよう構成
した本発明の記録装置および再生装置によれば、その回
数が暗証番号としての機能を持つので、画像の秘匿性は
さらに向上する。
【0115】また、画像信号を記録する際、暗号化回数
情報を併せて記録し、画像信号を再生する際、その再生
される画像信号の暗号化回数情報を読み出し、復号化処
理の回数を前記読み出した回数に自動的に設定する機構
を有する本発明の記録装置および再生装置の場合には、
再生の際、画像毎にマニュアル操作で復号化処理の回数
を入力する必要がないので、再生時の操作を簡略化する
ことができ、誤操作を生じることなく、常に適正な画像
を再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録装置および再生装置を有する電子
スチルカメラの構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明における制御手段の撮影時の動作を示す
フローチャートである。
【図3】本発明における制御手段の撮影時の動作を示す
フローチャート(図2の続き)である。
【図4】本発明における制御手段の再生時の動作を示す
フローチャートである。
【図5】本発明における制御手段の再生時の動作を示す
フローチャート(図4の続き)である。
【図6】本発明における暗号化回路および復号化回路の
動作を説明するための図である。
【図7】本発明における制御手段の撮影時の動作を示す
フローチャートである。
【図8】本発明における制御手段の撮影時の動作を示す
フローチャート(図7の続き)である。
【図9】本発明における制御手段の再生時の動作を示す
フローチャートである。
【図10】本発明における制御手段の再生時の動作を示
すフローチャート(図9の続き)である。
【符号の説明】
1 電子スチルカメラ 2 撮像部 3 撮影光学系 4 絞り 5 固体撮像素子(CCD) 6 駆動回路 7 信号処理回路 8、15 切換スイッチ 9、10、16、17 端子 11 暗号化手段 12 第1のフレームメモリー 13 暗号化回路 14 第2のフレームメモリー 18 カウンタ 19 記録・読出部 20 制御手段 21、28 切換スイッチ 22、23、29、30 端子 24 復号化手段 25 第3のフレームメモリー 26 復号化回路 27 第4のフレームメモリー 31 カウンタ 32 出力回路 33 レリーズスイッチ 34 再生スイッチ 35 繰り返し回数入力スイッチ 41 ICメモリーカード 101〜116 ステップ 201〜214 ステップ 301〜315 ステップ 401〜414 ステップ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された信号を処理して画像信号を得
    る信号処理回路と、前記画像信号を所定のアルゴリズム
    に基づいて暗号化された画像信号に変換する暗号化回路
    と、記録媒体に前記画像信号を記録する記録部と、前記
    信号処理回路からの画像信号を前記暗号化回路にて所定
    回数暗号化処理を行わせ、これによって得られた画像信
    号を前記記録媒体に記録させる制御手段とを有すること
    を特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記暗号化処理の回数を設定す
    る設定手段を有し、前記暗号化回路は、前記信号処理回
    路からの画像信号を前記設定手段により設定された回数
    暗号化処理する請求項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記設定手段によって設定される暗号化
    処理の回数には0が含まれている請求項2に記載の記録
    装置。
  4. 【請求項4】 前記記録媒体に記録する際、その記録さ
    れる画像信号の暗号化処理の回数を示す暗号化回数情報
    を併せて記録する請求項1ないし3のいずれかに記載の
    記録装置。
  5. 【請求項5】 暗号化された画像信号を記録媒体から読
    み出して再生し得る再生装置であって、 前記記録媒体に記録された画像信号を前記記録媒体から
    読み出す読出部と、暗号化された画像信号を所定のアル
    ゴリズムに基づいて元の画像信号に変換する復号化回路
    と、前記読出部にて前記記録媒体から暗号化された画像
    信号を読み出し、この画像信号を前記復号化回路にて所
    定回数復号化処理を行わせ、これによって得られた画像
    信号を再生信号として出力させる制御手段とを有するこ
    とを特徴とする再生装置。
  6. 【請求項6】 さらに、前記復号化処理の回数を設定す
    る設定手段を有し、前記復号化回路は、前記記録媒体か
    ら読み出された画像信号を前記設定手段により設定され
    た回数復号化処理する請求項5に記載の再生装置。
  7. 【請求項7】 前記設定手段によって設定される復号化
    処理の回数には0が含まれている請求項6に記載の再生
    装置。
  8. 【請求項8】 前記記録媒体には、該記録媒体に記録さ
    れた画像信号の暗号化処理の回数を示す暗号化回数情報
    が併せて記録されており、 再生する際、その再生される画像信号の前記暗号化回数
    情報を読み出し、前記復号化処理の回数を前記読み出し
    た回数に設定する請求項6または7に記載の再生装置。
  9. 【請求項9】 前記設定手段は、前記復号化処理の回数
    を入力する入力手段を有している請求項6または7に記
    載の再生装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009302869A (ja) * 2008-06-12 2009-12-24 Fujitsu Ltd 暗号化プログラム、復号プログラム、暗号化装置、及び暗号化方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009302869A (ja) * 2008-06-12 2009-12-24 Fujitsu Ltd 暗号化プログラム、復号プログラム、暗号化装置、及び暗号化方法

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