JPH07296023A - Cadシステムにおける寸法作画方法 - Google Patents

Cadシステムにおける寸法作画方法

Info

Publication number
JPH07296023A
JPH07296023A JP6092224A JP9222494A JPH07296023A JP H07296023 A JPH07296023 A JP H07296023A JP 6092224 A JP6092224 A JP 6092224A JP 9222494 A JP9222494 A JP 9222494A JP H07296023 A JPH07296023 A JP H07296023A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dimension
data
line
design rule
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6092224A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuaki Horidome
光昭 堀留
Katsushi Machii
克司 町井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP6092224A priority Critical patent/JPH07296023A/ja
Publication of JPH07296023A publication Critical patent/JPH07296023A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 寸法作画時に、操作者が寸法の設計ルールを
意識せずに、入力装置からの入力に応じて、逐次この設
計ルールに基づいた最適な寸法線と寸法値の表示位置を
自動的に決定して寸法作画候補を画面に表示し、それに
基づき寸法の作画操作ができるようにする。 【構成】 現在のカーソル位置から、寸法形状生成部1
12で仮想的な寸法の形状が生成され、寸法の作画位置
の決定に影響を与える図形や寸法データ等が、図面デー
タ103よりデータ検索・登録部117を用いて検索さ
れる。また、設計ルールデータも検索される。その後、
設計ルールデータに基づき、寸法線作画位置決定部11
3において寸法線の作画位置、寸法値表示位置決定部1
14で寸法値の表示位置が求められ、寸法候補表示部1
15で入出力制御部111を用いて表示装置102に表
示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CADシステムにおけ
る寸法作画方法に係り、特に、寸法を作画するときにマ
ウス等の入力装置からの入力に応じて、逐次、最適な寸
法線や寸法値の作画候補を画面に表示するようにし、そ
れに基づき寸法の作画操作ができるようにしたCADシ
ステムにおける寸法作画方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CADシステムにおいて、寸法を
作画する方式として、寸法線の位置を入力する時に、
グリッドや電子定規等の座標補正機能を用いて、グリッ
ドの格子点の間隔あるいは電子定規の目盛間隔で、寸法
が整列する(グリッドの点や定規の目盛位置に合わせ
る)ようにして寸法を作画する方式、寸法線の位置を
入力する時に、既に作画している他の寸法線等を指示し
て位置合わせする位置を指定するか、あるいは、位置合
わせする位置を座標値で直接指定して寸法を整列しなが
ら寸法を作画する方式、並びに、ラフな位置に寸法を
作画し、その後寸法を整列コマンドで位置合わせする位
置等を指定して寸法を作画する方式が知られている。
【0003】寸法値表示位置については、予め寸法作画
前に、寸法値表示位置を指定して(例えば、寸法値表示
位置の候補がいくつかある場合に、その1つを指定し
て)作画する方式や、寸法作画後、寸法値表示位置を変
更する方式が知られている。
【0004】寸法の作画は、ある設計ルールに基づき整
列して作画するのが一般的であるが、従来の方式では、
寸法線位置等の入力時に、ある設計ルールに基づき整列
作画される点や、寸法線や寸法値等を確認しながら作画
する点について考慮されていなかった。
【0005】また、特開昭62ー187975号公報
(文献1)にの記載されているように、寸法を作画する
図形を領域指示等で指示し、ある設計ルールに基づき整
列して寸法を一括して作画する自動寸法作画方式が知ら
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の、グ
リッドや電子定規等の座標補正機能を用いて寸法を作画
する方式は、一定間隔の位置合わせしかできないだけで
なく、斜めに引き出す寸法線を作画する場合に斜めに引
き出す寸法の角度に合わせたグリッドや電子定規を定義
しなければならない等、作画する寸法線によって位置合
わせの適切な設計ルールを自動的に判断する点が考慮さ
れておらず、このため、操作者が寸法作画設計ルールを
意識しながらグリッドや電子定規定義または変更し寸法
の作画をしなければならなく、操作性が悪いという問題
があった。また、グリッドや電子定規の表示により、表
示データが多くなるという問題があった。
【0007】上記従来技術の、寸法線の位置を入力す
る時に、既に作画している他の寸法線等を指示し位置合
わせする位置を指定する寸法の作画方式は、操作者が寸
法作画設計ルールを意識しながらマウス等のポインティ
ングデバイスで、位置合わせする位置にカーソルを持っ
ていき指示しなければならないので、ポインティングデ
バイスの動きが多いというだけでなく、寸法線の位置を
入力する時に、同時に寸法値表示位置を指定する点が考
慮されておらず、寸法の作画後、寸法値表示位置を変更
する等の操作が発生する場合があり、操作性が悪いとい
う問題があった。
【0008】上記従来技術のラフな位置に寸法を作画
後、寸法を整列する方式も、多くの操作が必要で操作性
が悪いという問題があった。
【0009】また、上記文献1に示される従来技術の、
寸法を一括して作画する自動寸法作画方式は、不要な寸
法も作画される場合があり、自動寸法作画後、不要な寸
法を削除する等の修正が必要になる問題があった。
【0010】従って、本発明の目的は、上記従来技術の
問題点を解決し、寸法作画時に、操作者が設計ルールを
なにも意識することなく、入力装置からの入力及び既存
の図形・寸法データ等に応じて設計ルールを満たすよう
に最適な寸法線の作画位置及び寸法値の表示位置を自動
的に決定することができ、また、自動寸法作画後、不要
な寸法を削除する等の修正の必要のないCADシステム
における寸法作画方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、図形を作画する手段と、作画した図形に
寸法線及び寸法値を作画する手段とを有するCADシス
テムにおける寸法方法において、既に作画している他の
寸法線及びマウス等の入力装置からの入力に応じて最適
な寸法線の作画位置をある設計ルールに基づき自動的に
決定する手段と、寸法作画時に、入力装置からの入力に
応じて、逐次、最適な寸法線の作画候補を画面に表示
し、それに基づき寸法の作画操作を行なう手段とを備え
たものである。
【0012】また、作画しようとする寸法線及びマウス
等の入力装置からの入力に応じて最適な寸法値の表示位
置をある設計ルールに基づき自動的に決定する手段と、
寸法作画時に、入力装置からの入力に応じて、逐次、最
適な寸法値の作画候補を画面に表示し、それに基づき寸
法の作画操作を行なう手段とを備えたものである。
【0013】
【作用】上記構成に基づく作用を説明する。
【0014】図面に作画する寸法は、ある一定の基準
(設計ルール)に従って整列して作画するのが一般的で
ある。本発明によれば、寸法作画操作時に、予め定義し
ている設計ルール情報を基に、既に作画している(既存
の)他の寸法線や作画しようとする寸法線等の情報、並
びに、マウス等の入力装置からの入力に応じて、最適な
寸法線や寸法値の作画候補を逐次計算し、画面上にその
作画候補を表示する。
【0015】寸法作画操作時に、設計ルールに基づいて
(ある一定の基準に従って)整列した最適な寸法を、画
面上でその寸法の作画候補表示を確認しながら作画する
ことができる。これによって、寸法を迅速且つ、簡単に
作画することができる。また、寸法作画後に、移動や削
除等の修正操作を極力少なくすることができ寸法作画の
操作性を向上させることができる。
【0016】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面により説明す
る。
【0017】図1は、本発明の1実施例によるCADシ
ステムの寸法作画処理部の構成例である。同図におい
て、101は、キーボードやポインティングデバイス等
の入力装置、102は、図形や寸法を表示する表示装置
である。103は、図形や寸法等の図面データで、メモ
リ、あるいは、磁気ディスク装置に格納されている。ま
た、104は、寸法を作画するときの設計ルールデータ
で、寸法線や寸法値表示位置を決定する際に判断基準と
なるデータである。この設計ルールデータは、例えば、
「図形から寸法を引き出す場合は、寸法線の位置を引き
出す図形から間隔を何ミリ以上にし、基本的には、間隔
を何ミリとする。」「寸法から寸法を引き出す場合は、
寸法線と寸法線の間隔を何ミリとする。」「寸法線が水
平方向や垂直方向で整列するように位置を合わせる。」
「なるべく、寸法線と寸法線は、交差させない。」など
の情報である。なお、上記「寸法から寸法を引き出す場
合」とは、2つの寸法の表示と、両寸法の和の寸法を表
示する場合などである。また、様々な設計ルールの判断
の優先順位の情報ももつ。この設計ルールデータ104
は、メモリ、あるいは、磁気ディスク装置に格納する。
【0018】寸法を引き出す処理部110は、入力装置
101からの入力データの受け取り手段と、表示装置1
02への表示手段と、図面データ103や設計ルールデ
ータ104を検索する手段を持つ。処理部110は、入
出力データを処理する入出力制御部111と、寸法の引
き出し位置等から寸法形状を計算する寸法形状生成部1
12と、図面データ103の中の図形や寸法データを検
索・登録するデータ検索・登録部117と、入力装置1
01からの入力に応じて、設計ルールデータ104の情
報を基に最適な寸法線位置を決定する寸法線作画位置決
定部113と、入力装置101からの入力に応じて、設
計ルールデータ104の情報を基に最適な寸法値表示位
置を決定する寸法値表示位置決定部114と、寸法線作
画位置決定部113や寸法値表示位置決定部114で求
めた寸法(寸法線及び寸法値)の表示例の候補を、逐
次、表示装置102に表示する寸法候補表示部115
と、入力装置101からの寸法作画の決定指示の入力に
より、決定した寸法を表示装置102に表示し、その寸
法データを図面データ103に登録する寸法作画部11
6とから構成される。
【0019】特に、設計ルールデータ104の格納部
と、寸法線作画位置決定部113と、寸法値表示位置決
定部114とは、本発明の実施例に特有の構成である。
【0020】図2と図3は、ポインティングデバイスの
動き、すなわち、カーソルの動きに応じて、最適な寸法
線の作画位置を求め、その候補を表示する例を説明する
説明図である。
【0021】図2は、他の寸法の位置関係等に基づき、
最適な寸法線の作画位置を求め、その候補を表示する一
例である。寸法線は、一般に、同じ傾きを持つ他の寸法
線と、なるべく同じ方向の同じ位置になるように作画
し、寸法が整列するようにする。図2の20は、寸法を
引き出す図形(寸法作画対象図形)で、201から20
9は、図形20の構成要素である。22は、別の図形
(既作画済み図形)で、既に寸法23が引き出されてい
る。図形22は、図面データ格納部103から取り出す
ことができる。231から234は、寸法23の構成要
素で、231と232は寸法補助線、233は寸法線、
234は寸法値である。また、21は、ポインティング
デバイスの入力位置を表すカーソルである。
【0022】今、同図(a)のように、例えば、205
と206の要素の交点と、201と208の要素の交点
から寸法を引き出す場合を考える。まず、同図(b)の
ように、カーソル21の位置をこれから寸法線を表示し
ようとする大凡の位置に持って行く。このカーソル位置
21を基準として、寸法形状生成部112で、仮想的な
寸法線24の両端の位置である241と242の点の位
置(座標)や寸法線24の傾きを求める。なお、寸法線
には、寸法補助線243,244も含めて考える。次
に、設計ルールデータ104の情報を基に、寸法線の作
画位置の決定に影響を与える図形や寸法データを検索す
るための上下にある幅をもった検索領域25を作成す
る。この検索領域25の中に存在するデータを、図面デ
ータ格納部103に格納されている既存の図面データ及
び寸法データから抽出(検索)する。次にこの抽出した
図面・寸法データ(領域25中に存在する図面・寸法デ
ータ)から、寸法線作画位置決定部113で、設計ルー
ルデータ104の情報を基に、寸法線の傾きが同じで寸
法線同士が交差しない寸法23を検索し、寸法線の作画
位置を決定する。また、同様にして、寸法値表示位置決
定部114で、設計ルールデータ104の情報を基に、
カーソル21の位置から寸法値の表示位置を決定する。
(なお、寸法値自体は、寸法形状生成部112により、
寸法の引き出し位置等から正確に求めておく)。次に、
同図(c)に示すように、決定された寸法線の作画位置
と寸法値の表示位置の情報に従い、寸法候補表示部11
5で、寸法の作画候補26を表示装置102に表示す
る。この時点で入力装置101から寸法作画の決定指示
の入力があると、同図(d)に示すように、寸法作画部
116で、決定した寸法27を表示装置102に表示
し、その寸法データを図面データ103に登録する。
【0023】図3は、座標軸に対して傾きをもつ寸法を
作画する際に、他の寸法の位置関係等に基づき、最適な
寸法線の作画位置を求め、その候補を表示する一例であ
る。図3の30は、寸法を引き出す図形で、301から
308は、図形30の構成要素であり、既に寸法32が
引き出されている。また、31は、ポインティングデバ
イスの入力位置を表わすカーソルである。今、同図
(a)に示すように、例えば、301と308の要素の
交点と、307と308の要素の交点から寸法を引き出
す場合を考える。まず、同図(b)のように、カーソル
31の位置をこれから寸法線を表示しようとする大凡の
位置に持って行く。このカーソル位置31を基準に、寸
法形状生成部112で、仮想的な寸法線33の両端位置
である331と332の点の位置や寸法線の傾きを求め
る。なお、寸法線には、寸法補助線を含めて考える。次
に、図2の実施例と同様に、寸法線の作画位置の決定に
影響を与える図形や寸法データを検索するための検索領
域34を作成する。この検索領域34の中に存在するデ
ータを、図面データ格納部103に格納されている既存
の図面データ及び寸法データから抽出(検索)する。次
にこの抽出した図面・寸法データから、寸法線作画位置
決定部113で、設計ルールデータ104の情報を基
に、寸法線の傾きが同じで寸法線同士が交差しない寸法
32を検索し、寸法線の作画位置を決定する。また同様
にして、寸法値表示位置決定部114で、設計ルールデ
ータ104の情報を基に、カーソル31の位置から寸法
値の表示位置を決定する。(なお、寸法値自体は、寸法
形状生成部112により、寸法の引き出し位置等から正
確に求めておく)。次に、同図(c)に示すように、決
定された寸法線の作画位置と寸法値の表示位置の情報に
従い、寸法候補表示部115で、寸法の作画候補35を
表示装置102に表示する。この時点で入力装置101
から寸法作画の決定指示の入力があると、同図(d)に
示すように寸法作画部116で、決定した寸法36を表
示装置102に表示し、その寸法データを図面データ1
03に登録する。
【0024】位置を合わせる寸法が存在しない場合は、
図形からの距離を一定の間隔にしたり、寸法から引き出
した寸法は必ず等間隔で作画される等の設計ルールも考
えられる。また、設計ルールに従うかどうかを容易に切
り換えられる機能を設けることも考えられる。
【0025】図2と図3は、新たに寸法を作画する場合
の例を示しているが、既に作画している寸法を移動する
場合等にも、同様に候補を表示することができる。
【0026】図4は、JIS規格で規定されている寸法
値の表示位置を示したものである。40は、図形で、4
1と42は、図形から引き出された寸法の寸法補助線、
43は寸法線であり、440から449は、10通りあ
る寸法値の表示位置を示したものである。表示位置の選
択法として、カーソルの位置から自動的に決定する方法
の他に、キーボードの矢印キーやマウスのボタン等に切
り換え機能を付加する方法もある。また、補助線同士の
間隔が狭く、寸法値が表示できない場合は、440、4
41、448、及び449の中から選択される。
【0027】図5の(a)は、上記図2と図3の実施例
に使用することのできる寸法テーブルを示す図、同図
(b)及び(c)は、この寸法テーブルにより表示され
る画面の一例を示す図である。
【0028】図2と図3の例のように、既に作画してい
る寸法の中から、作画する寸法と同じ傾きをもち、カー
ソルの位置に近い寸法データを検索するためには、図5
(a)のテーブル50に示すように、寸法線の傾きを検
索キーとするテーブルを作成して寸法データを管理する
方法がある。例えば、図5の(b)の図形51から引き
出されている寸法53のデータを登録する場合、寸法の
傾きは0度であるので、座標軸58の傾きを0度とした
ときの原点から寸法線までのY軸方向の距離を求めて、
これを寸法の識別情報と共にテーブルに登録する。この
場合、傾き0度、位置10、寸法53として登録する。
次に、寸法52を登録する場合、寸法の傾きは30度で
あるので、同図(c)に示すように、座標軸58の傾き
を30度としたときの原点から寸法線までのY軸方向の
距離を求めて、寸法の識別情報と共にテーブルに登録す
る。この場合、傾き30度、位置30、寸法52として
登録する。残りの54から57の寸法についても同様に
して登録すると、50に示すようなテーブルになる。こ
のテーブルを用いて、作画する寸法と同じ傾きをもち、
カーソルの位置に近い寸法データを検索するときは、登
録時と同じ手順で傾きとカーソル位置までのY軸方向の
距離を求めて検索すればよい。
【0029】図6は、以上説明してきた実施例の処理フ
ローを示す図である。寸法の作画対象位置(寸法を測定
する位置)が入力(ステップ601)されると、現在の
カーソル位置を検知し(ステップ602)、その位置
に、作画される寸法の仮想的な形状を生成する(ステッ
プ603)。その形状をもとに、寸法の作画位置の決定
に影響を与える可能性のある既存の(既作画済みの)寸
法データまたは図形データを検索するための領域を生成
し(ステップ604)、検索する(ステップ605)。
検索領域内に既存のデータまたは図形データが存在する
かどうかを判定し(ステップ606)、もし、存在しな
い場合、現在のカーソル位置から寸法線の作画位置(ス
テップ607)と寸法値の表示位置(ステップ608)
を決定する。ステップ606で、既存の寸法データまた
は図形データが1以上存在する場合、設計ルールデータ
を検索し(ステップ609)、設計ルールに適合する図
面データや寸法データがあるかどうか判定する(ステッ
プ610)。この場合ステップ609及び610では、
登録してある全ての設計ルールの1つ1つを順に取り上
げて、各ルールに適合する既存の図面データまたは寸法
データが、ステップ606で検索されたデータ中に存在
するかどうかを判断するものである。このため、各設計
ルールと寸法データ及び図面データにそれぞれ識別番号
を付けた上、設計ルールとそれが使われている(それに
適合する)図面及び寸法データとを対応させる対応テー
ブルを設けておく必要がある。また、ステップ609及
び610で行なう設計ルールの検索・判断の順序に、予
め優先順位を付けておくことができる。
【0030】ステップ610で、適合する図面・寸法デ
ータが存在しない場合は現在のカーソル位置から寸法線
の作画位置と寸法値の表示位置を決定するが、ステップ
610で、適合する図面・寸法データが存在する場合、
その設計ルールに従い、寸法線の作画位置(ステップ6
11)と寸法値の表示位置(ステップ612)を自動的
に決定する。
【0031】このようにして決定された位置に寸法の候
補を表示する(ステップ613)。その後、寸法の作画
位置を確定するための入力を問い合わせ(ステップ61
4)、入力があるまで(ステップ615)、カーソル位
置の検知以降の処理を繰り返し、入力があったら、寸法
を作画してデータを登録する(ステップ616)。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
寸法作画操作時に、既に作画している他の(既存の)寸
法線や作画しようとする寸法線と、マウス等の入力装置
からの入力とに応じて、最適な寸法線の作画位置及び最
適な寸法値の表示位置を、ある設計ルールに基づき自動
的に決定するようにしたので、操作者は何も設計ルール
を意識せずに、この設計ルールに基づいて(ある一定の
基準に従って)整列した最適な寸法を、画面上でその寸
法の作画候補表示を確認しながら作画することができ
る。これによって、寸法を迅速且つ、簡単に作画するこ
とができる。また、寸法作画後に、移動や削除等の修正
操作を極力少なくすることができ寸法作画の操作性を向
上させることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるCADシステムの寸法
作画処理部の構成例を示す図である。
【図2】カーソルの動きに応じて寸法線の作画位置と寸
法値の表示位置の候補を表示する一実施例を示す図であ
る。
【図3】作画する寸法が傾いている場合に、カーソルの
動きに応じて寸法線の作画位置と寸法値の表示位置の候
補を表示する一実施例を示す図である。
【図4】JIS規格に準拠した寸法値の表示位置を示す
図である。
【図5】既に作画している寸法データを管理するテーブ
ルの一例とこのテーブルのデータ値に対応する画面の表
示例を示す図である。
【図6】本発明の一実施例による寸法作画の処理フロー
を示す図である。
【符号の説明】
20 図形 21 カーソル 22 図形 23 寸法 24 仮想的な寸法線の位置 25 データ検索領域 26 寸法の作画候補 27 作画した寸法 30 図形 31 カーソル 32 寸法 33 仮想的な寸法線の位置 34 データ検索領域 35 寸法の作画候補 36 作画した寸法 201,202,203,204,205,206,2
07,208 図形の構成要素 231,232 寸法補助線 233 寸法線 234 寸法値 241,242 仮想的な寸法線の端点 243,244 仮想的な寸法線の補助線 301,302,303,304,305,306,3
07,308 図形の構成要素 331,332 仮想的な寸法線の端点

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図形を作画する手段と、作画した図形に
    寸法線及び寸法値を作画する手段とを有するCADシス
    テムにおいて、既に作画している他の寸法線及びマウス
    等の入力装置からの入力に応じて最適な寸法線の作画位
    置をある設計ルールに基づき自動的に決定する手段と、
    寸法作画時に、入力装置からの入力に応じて、逐次、最
    適な寸法線の作画候補を画面に表示し、それに基づき寸
    法の作画操作を行なう手段とを備えたことを特徴とする
    CADシステムにおける寸法作画方法。
  2. 【請求項2】 作画しようとする寸法線及びマウス等の
    入力装置からの入力に応じて最適な寸法値の表示位置を
    ある設計ルールに基づき自動的に決定する手段と、寸法
    作画時に、入力装置からの入力に応じて、逐次、最適な
    寸法値の表示位置の作画候補を画面に表示し、それに基
    づき寸法の作画操作を行なう手段とを備えたことを特徴
    とするCADシステムにおける寸法作画方法。
JP6092224A 1994-04-28 1994-04-28 Cadシステムにおける寸法作画方法 Pending JPH07296023A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6092224A JPH07296023A (ja) 1994-04-28 1994-04-28 Cadシステムにおける寸法作画方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6092224A JPH07296023A (ja) 1994-04-28 1994-04-28 Cadシステムにおける寸法作画方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07296023A true JPH07296023A (ja) 1995-11-10

Family

ID=14048477

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6092224A Pending JPH07296023A (ja) 1994-04-28 1994-04-28 Cadシステムにおける寸法作画方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07296023A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010169584A (ja) * 2009-01-23 2010-08-05 Keyence Corp 画像計測装置及びコンピュータプログラム
JP2012118829A (ja) * 2010-12-02 2012-06-21 Babcock Hitachi Kk 図面作成支援システム
JP2019128843A (ja) * 2018-01-25 2019-08-01 三菱日立パワーシステムズ株式会社 作図支援システム、作図支援方法、及び作図支援プログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010169584A (ja) * 2009-01-23 2010-08-05 Keyence Corp 画像計測装置及びコンピュータプログラム
JP2012118829A (ja) * 2010-12-02 2012-06-21 Babcock Hitachi Kk 図面作成支援システム
JP2019128843A (ja) * 2018-01-25 2019-08-01 三菱日立パワーシステムズ株式会社 作図支援システム、作図支援方法、及び作図支援プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5483626A (en) Method and apparatus for transforming graphics
JP2932193B2 (ja) 図形処理装置
US5673067A (en) Information processing apparatus and method
JPH07296023A (ja) Cadシステムにおける寸法作画方法
JP3454906B2 (ja) ナビゲーション表示方法及び装置
JP3524143B2 (ja) 図形処理方法及びその装置
JP4386527B2 (ja) 作図支援方法及びcadプログラムを記憶してなる媒体
US20020049757A1 (en) Apparatus for processing data of overlapped facilities by means of virtual facility record and method therefor
JP3209561B2 (ja) Cadシステム
JP3058630B2 (ja) 図形処理装置
JP3000749B2 (ja) 文字編集装置
JP2593975B2 (ja) 電子組版装置における文字列抽出方法及び文字列抽出装置
JP3053108B2 (ja) 図面管理装置
JP2928513B2 (ja) 図面データの構造化と検索方法
JP2977360B2 (ja) 罫線選択方法
JPH1069520A (ja) 文字認識方法及びプログラムを記録した記録媒体
JP3591892B2 (ja) 文字列表示方法および文字列表示装置
JPH0816805A (ja) 図形作成装置
JP2002099924A (ja) 図形描画装置
JP2753226B2 (ja) 図面管理方法および装置
JPH10214273A (ja) 寄り寸法表示装置
JPH05314232A (ja) 図形作成装置
JPH07105245A (ja) Cadシステム
JP2002063545A (ja) 地図記号認識結果の確認支援方法及び装置並びに記録媒体
JP2536948B2 (ja) 3点指定円弧検出方法及び装置