JPH10214273A - 寄り寸法表示装置 - Google Patents

寄り寸法表示装置

Info

Publication number
JPH10214273A
JPH10214273A JP9015604A JP1560497A JPH10214273A JP H10214273 A JPH10214273 A JP H10214273A JP 9015604 A JP9015604 A JP 9015604A JP 1560497 A JP1560497 A JP 1560497A JP H10214273 A JPH10214273 A JP H10214273A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cursor
deviation
dimension
graphic
offset dimension
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9015604A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Nakamura
隆 中村
Naoki Mizoguchi
直樹 溝口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DAITETSUKU KK
Original Assignee
DAITETSUKU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DAITETSUKU KK filed Critical DAITETSUKU KK
Priority to JP9015604A priority Critical patent/JPH10214273A/ja
Publication of JPH10214273A publication Critical patent/JPH10214273A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易かつ効率良くカ−ソルと寄り寸法対象図
形との間の寄り寸法を認識することができる寄り寸法表
示装置を提供する。 【解決手段】 寄り寸法属性情報設定・格納手段2は、
寄り寸法対象図形の指定情報、寄り寸法表示単位等の寄
り寸法属性情報が格納されている。カ−ソル制御手段3
は、カ−ソルの現在位置を演算するとともに、寄り寸法
対象図形の図形情報を対象図形検出手段4から得、そし
てカ−ソルの直交する2つの線分の一方と寄り寸法対象
図形との交点と2つの線分の交点との間の寄り寸法を寄
り寸法演算手段5から得る。寄り寸法表示手段6は、カ
−ソル制御手段3から寄り寸法を入力し、カ−ソルの近
傍に表示する。カ−ソル制御手段3は、寄り寸法対象図
形にカ−ソルの2つの線分のいずれかが直交するように
2つの線分を回転させる機能も備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、設備設計用CAD
等において、設備図面等の作成時に現在のカ−ソル位置
と所定の図形との距離、すなわち寄り寸法を常時表示す
ることができる寄り寸法表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】設備設計用CADにおいて設備図面等を
作成する際には、建築図面上に設備用図形である配線、
配管、ダクト及び設備機器などを建築構造物に基づいて
適宜配置して作成している。この場合、施工作業及びメ
ンテナンス作業のためのスペ−ス確保、建築構造物を設
備機器による振動や熱等から回避する等のために、配管
や設備機器等を建築構造物から所定距離を隔てて整然と
配置する必要がある。そのため、設備用図形の配置位置
を決定する指定点と建築構造物との間の寄り寸法を認識
する必要がある。
【0003】従来、図12に示すように、壁C20〜2
3、柱D20〜30や通り芯X1〜X4、Y1〜Y3等
から所定距離隔てた位置に作図補助線(仮の基準線)E
1〜E6、F1〜F4を作成して表示させ、この作図補
助線に基づいて指定点と建築構造物との間の距離を認識
する方法がある。しかしながら、この方法は、配管やダ
クト等のル−トを作成する際に事前に設計者がル−トと
なる可能性がある全ての経路に作図補助線を作成してお
かなければならず、ル−トが変わる場合には再度作図補
助線を作成しなければならないため、非常に煩雑で、効
率が良くない。また、作図補助線が邪魔になって画面が
見難い等の問題点がある。別の方法としては、画面上に
所定間隔で線グリッドや点グリッドを表示させ、この線
グリッドや点グリッドに基づいて指定点と所定点との間
の距離を認識する方法や、カ−ソルに目盛りを表示さ
せ、この目盛りに基づいて指定点と所定点との間の距離
を認識する方法がある。しかしながら、これらの方法
は、オペレ−タが線グリッドあるいは点グリッドやカ−
ソルの目盛り等を読み取って指定点と所定点との間の距
離を認識しなければならないため、作業効率が良くな
い。また、線グリッドや点グリッドが邪魔になって画面
が見難い等の問題点がある。また、相対座標を入力する
方法がある。これは、基準点を指示し、その基準点から
のX、Y方向の距離を入力することにより指定点を指定
する方法である。しかしながら、この方法は、指定点を
指定する毎に距離の算出及び距離の入力等のオペレ−タ
の操作が必要であるため、作図途中で処理中断が発生
し、作業効率が良くないという問題点がある。さらに、
いずれの方法も、特定の図形と指定点との間の距離を認
識することを意図したものでないため、設備図面等の作
図を行うには使い勝手の良いものではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記問題点
を解決するために創案されたものであり、容易にかつ効
率良く設備図面等を作図することができる寄り寸法表示
装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、カ−ソルの位置と指定さ
れた図形との間の寄り寸法を演算する演算手段と、前記
演算手段によって演算した寄り寸法を表示する表示手段
とにより寄り寸法表示装置を構成する。請求項1に記載
の寄り寸法表示装置を用いれば、作図補助線の作成、距
離入力、距離を読み取る操作等を行うことなく現在のカ
−ソルの位置と指定された図形との間の寄り寸法が常時
表示されるので、処理を中断することなく連続的に設備
用図形等の位置決めが可能となり、容易にかつ効率良く
設備図面等を作図することができる。また、請求項2に
記載の発明は、請求項1に記載の寄り寸法表示装置にお
いて、前記カ−ソルは直交する2つの線分を有し、前記
演算手段は前記2つの線分のいずれかと指定された図形
との交点と前記2つの線分の交点との間の距離を寄り寸
法として演算するように構成する。請求項2に記載の寄
り寸法表示装置を用いれば、寄り寸法を容易に演算する
ことができる。また、請求項3に記載の発明は、請求項
2に記載の寄り寸法表示装置において、前記演算手段は
指定された図形が前記2つの線分のいずれかと直交する
場合に寄り寸法を演算するように構成する。請求項3に
記載の寄り寸法表示装置を用いれば、カ−ソルの2つの
線分のいずれかと直交する図形に対する寄り寸法のみを
演算して表示するので、演算手段や表示手段の処理が簡
略化され、また寄り寸法の認識が容易となる。また、請
求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の寄り寸
法表示装置において、図形を選択する選択手段と、前記
2つの線分のいずれかが前記選択手段により選択された
図形と直交するように前記2つの線分を回転させるカ−
ソル制御手段とを設ける。請求項4に記載の寄り寸法表
示装置を用いれば、カ−ソルの2つの線分を所望の図形
に合わせて回転させることができるので、所望の図形に
対する寄り寸法を容易に認識することができる。また、
請求項5に記載の発明は、請求項2又は3に記載の寄り
寸法表示装置において、指定された図形を順次検索する
検索手段と、前記2つの線分のいずれかが前記検索手段
により検索された図形と直交するように前記2つの線分
を回転させるカ−ソル制御手段とを設ける。請求項5に
記載の寄り寸法表示装置を用いれば、所望の図形に対す
る寄り寸法を容易に認識することができるとともに、所
望の図形を容易に選択することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は、本発明の寄り寸法表示
装置の一実施の形態の概略構成図である。図1におい
て、1は、カ−ソルの位置の指示及び寄り寸法対象図形
の指定等の寄り寸法属性の入力等を行う入力手段であ
り、マウスやキ−ボ−ド等により構成されている。2
は、入力手段1より入力された寄り寸法属性に基づいて
寄り寸法属性情報を設定し、格納する寄り寸法属性情報
設定・格納手段である。3は、カ−ソルの現在位置を検
出するとともに、寄り寸法対象図形の図形情報を対象図
形検出手段4から得、また、寄り寸法対象図形とカ−ソ
ルの現在位置との間の寄り寸法を寄り寸法演算手段5か
ら得て寄り寸法表示手段6に出力するカ−ソル制御手段
である。4は、カ−ソル制御手段3から入力される寄り
寸法対象図形情報に基づき、図形情報記憶手段から寄り
寸法対象図形の図形情報を検出して出力する対象図形検
出手段である。5は、カ−ソル制御手段3から入力され
る寄り寸法対象図形の図形情報及びカ−ソルの現在位置
に基づき、寄り寸法を演算して出力する寄り寸法演算手
段である。6は、カ−ソル制御手段3から入力されるカ
−ソルの現在位置及び寄り寸法に基づいて画面上の所定
位置に寄り寸法を表示する寄り寸法表示手段である。ま
た、カ−ソル制御手段3は、カ−ソルの位置を直行する
2つの線分で表示することもでき、この場合には、指定
された寄り寸法対象図形の図形情報に応じて2つの線分
の一方が寄り寸法対象図形と直行するように2つの線分
を回転させる。なお、本実施の形態では、演算手段は寄
り寸法演算手段5により構成され、表示手段は寄り寸法
表示手段6により構成され、選択手段は入力手段1によ
り構成され、カ−ソル制御手段はカ−ソル制御手段3に
より構成され、検索手段は対象図形検出手段4により構
成されている。
【0007】次に、本発明の寄り寸法表示装置による寄
り寸法表示動作を図2に示すフロ−チャ−ト図に基づい
て説明する。入力手段1の操作等によって寄り寸法表示
処理が開始されると、カ−ソルの現在座標値を取得する
(ステップA1)。そして、取得した今回のカ−ソル座
標値が前回のカ−ソル座標値と一致するか否かを判断す
る(ステップA2)。今回のカ−ソル座標値が前回のカ
−ソル座標値と一致していればステップA1に戻り、カ
−ソルが移動して今回のカ−ソル座標値と前回のカ−ソ
ル座標値とが不一致であれば今回のカ−ソル座標値を記
憶手段に格納する(ステップA3)。次に、寄り寸法属
性情報設定・格納手段2から寄り寸法属性情報を読み出
し、対象図形検出手段4により寄り寸法対象図形の図形
情報を取得する(ステップA4)。次に、カ−ソルと寄
り寸法対象図形との交点を抽出する(ステップA5)。
カ−ソルと寄り寸法対象図形との交点を抽出した後、寄
り寸法演算手段5によりカ−ソルと寄り寸法対象図形と
の交点とカ−ソルとの間の寄り寸法を演算して格納する
とともに(ステップA6)、旧寄り寸法を消去し(ステ
ップA7)、寄り寸法表示手段6により新寄り寸法を表
示する(ステップA8)。
【0008】ここで、寄り寸法属性情報を設定する操作
の例を説明する。寄り寸法属性を設定する際には、例え
ば入力手段1を操作して寄り寸法属性設定画面を表示さ
せる。そして、寄り寸法表示有無、寄り寸法対象図形、
寄り寸法表示単位、丸め補正値等の寄り寸法属性情報を
設定する。寄り寸法属性情報の寄り寸法表示有無は寄り
寸法を表示するか否かを設定するものであり、寄り寸法
対象図形は通り芯、壁、任意の図形のいずれか、あるい
はこれらの複数を寄り寸法対象図形として指定するもの
であり、寄り寸法表示単位は寄り寸法を表示する単位を
指定するものであり、丸め補正値は画面上のカ−ソルを
移動させる条件を設定するものである。寄り寸法対象図
形として任意の図形を指定する場合には、図形名や図形
番号等を入力して指定するようにしてもよいし、カ−ソ
ルで図形を指示して指定するようにしてもよいし、いず
れかを切り換え可能に構成してもよい。
【0009】図2のステップA5におけるカ−ソルと寄
り寸法対象図形との交点を抽出する動作を図3に示すフ
ロ−チャ−ト図に基づいて説明する。まず、カ−ソルの
X軸と交差する寄り寸法対象図形を抽出する(ステップ
B1)。そして、抽出した寄り寸法対象図形の中からカ
−ソルのX軸の両方向に最短距離にある寄り寸法対象図
形を特定し(ステップB2)、X軸方向寄り寸法対象図
形として記憶手段に一時格納する(ステップB3)。次
に、カ−ソルのY軸と交差する寄り寸法対象図形を抽出
する(ステップB4)。そして、抽出した寄り寸法対象
図形の中からカ−ソルのY軸の両方向に最短距離にある
寄り寸法対象図形を特定し(ステップB5)、Y軸方向
寄り寸法対象図形として記憶手段に一時格納する(ステ
ップB6)。なお、カ−ソルのX軸あるいはY軸と交差
する寄り寸法対象図形としては、カ−ソルのX軸あるい
はY軸と直交する寄り寸法対象図形を抽出する。この場
合、必ずしも厳密に直交する寄り寸法対象図形を抽出す
る必要はなく、ほぼ直交する寄り寸法対象図形を抽出す
るようにしてもよい。
【0010】図2に示した寄り寸法表示動作を図4によ
り具体的に説明する。いま、寄り寸法対象図形として通
り芯が指定され、寄り寸法表示単位としてmmが設定さ
れているものとする。寄り寸法表示処理が開始される
と、画面上のカ−ソルの現在位置Oの座標値を取得し
(ステップA1)、現在位置OよりX軸方向の線分P及
びY軸方向の線分Q(直交する2つの線分)を表示す
る。次に、今回のカ−ソル座標値と前回のカ−ソル座標
値が一致するか否かを判断する。寄り寸法表示処理の開
始時には前回のカ−ソル座標値は初期化されているか
ら、今回のカ−ソル座標値を記憶手段に格納する(ステ
ップA3)。次に、カ−ソルのX軸、すなわち線分P及
びカ−ソルのY軸、すなわち線分Qと交差(直交)する
寄り寸法対象図形である通り芯のうち、X軸及びY軸の
両方向に最短距離にある通り芯X1、X2及びY1、Y
2を記憶手段に一時格納する(ステップA5)。次に、
カ−ソルの現在位置Oと通り芯X1、X2、Y1、Y2
との間の距離、例えば線分Pと通り芯X1、X2との交
点、線分Qと通り芯Y1、Y2との交点を求め、各交点
とカ−ソルの現在位置Oとの間の距離を演算し(ステッ
プA6)、カ−ソルの現在位置Oの近くに表示する(ス
テプA8)。図4では、カ−ソルの左部に通り芯X1に
対する寄り寸法「2100」mmが、カ−ソルの右部に
通り芯X2に対する寄り寸法「2900」mmが、カ−
ソルの下部に通り芯Y1に対する寄り寸法「3200」
mmが、カ−ソルの上部に通り芯Y2に対する寄り寸法
「1800」mmがそれぞれ表示されている。寄り寸法
の表示位置は適宜変更可能である。
【0011】オペレ−タは、画面上に表示される寄り寸
法により設備用図形の配置位置、例えば壁C1やC2か
らの距離を認識しながらマウス等によってカ−ソルを移
動させ、所定の配置位置で指定点入力操作、例えばマウ
スのクリック操作等を行うことによってその時のカ−ソ
ルの座標値を設備用図形の配置位置を決定する指定点と
して入力する。
【0012】以上は寄り寸法対象図形として指定された
図形がX軸あるいはY軸と直交する場合(X軸あるいは
Y軸と平行な場合)について説明したが、寄り寸法対象
図形として指定された図形がX軸あるいはY軸と直交し
ていない(X軸あるいはY軸と平行でない)場合にも本
発明を適用することができる。図5は、寄り寸法対象図
形である通り芯M1はX軸と直交し、通り芯M2および
N1はX軸あるいはY軸と直交していない場合の例であ
る。図5aにおいては通り芯M1はX軸と直交している
ので、線分Pと通り芯M1との交点を求め、この交点と
カ−ソルの中心点Oとの間の距離を演算して通り芯M1
に対する寄り寸法、例えば「1500」mmを表示す
る。このような状態にあるとき、通り芯N1に対する寄
り寸法を認識したい場合には、カ−ソルの現在位置Oを
保持させる保持操作を行った後、カ−ソルZ1を通り芯
N1上に移動させて通り芯N1を指示して選択する操
作、例えばマウスのクリック操作を行う。これにより、
図5bに示すように、線分P及びQのいずれか(図では
線分Q)が選択された通り芯N1と直交するように線分
P及びQを中心点Oを中心に回転させる。そして、回転
した線分Qと通り芯N1との交点を求め、この交点と中
心点Oとの間の距離を演算して通り芯N1に対する寄り
寸法、例えば「1200」mmを表示する。その後、自
動的にあるいは保持解除操作を行うことによって、カ−
ソルの現在位置の保持が解除され、線分P及びQの回転
角度を保持した状態でマウスの移動等に応じてカ−ソル
の現在位置Oが移動する。通り芯M2に対する寄り寸法
を認識したい場合には、同様にカ−ソルの現在位置を保
持させる保持操作を行った後、カ−ソルZ2を通り芯M
2上に移動させて通り芯M2を指示して選択する操作を
行う。これにより、図5cに示すように、線分P及びQ
のいずれか(図では線分P)が選択された通り芯M2と
直交するように線分P及びQを中心点Oを中心に回転さ
せる。そして、回転した線分Pと通り芯M2との交点を
求め、この交点と中心点Oとの間の距離を演算して通り
芯M2に対する寄り寸法、例えば「2300」mmを表
示する。なお、カ−ソルの線分PあるいはQと直交する
図形が複数ある場合には、それらの図形に対する寄り寸
法が同時に表示される。以上のような処理を行うことに
よって、所望の図形に対する寄り寸法を容易に認識する
ことができる。
【0013】以上は所望の図形を直接指示して選択する
場合を説明したが、候補図形の検索処理、カ−ソルの2
つの線分のいずれかが検索した図形と直交するように2
つの線分を回転させる処理を順次行わせ、所望の図形が
検索された時に選択するように構成することもできる。
すなわち、図5aの状態において、オペレ−タにより例
えば自動設定キ−が操作されると、カ−ソルの中心点O
の位置を保持するとともに、時計方向あるいは反時計方
向に寄り寸法対象図形である通り芯の候補を検索する。
この寄り寸法対象図形の候補の検索は対象図形検出手段
4によって行われる。ここで、候補として通り芯N1を
検索した場合には、図5bに示すように、カ−ソルの線
分PあるいはQのいずれか(図では線分Q)が検索した
通り芯N1と直交するように線分P及びQを中心点Oを
中心に回転させる。この時、通り芯N1に対する寄り寸
法も表示する。この通り芯N1が寄り寸法を表示させた
い所望の通り芯であれば、オペレ−タは例えば自動設定
解除キ−を操作する。これにより、カ−ソルの位置の保
持を解除するとともに線分P及びQの回転角度を保持す
る。通り芯N1が所望の通り芯でなければ、オペレ−タ
は再度自動設定キ−を操作する。これにより、次の通り
芯の候補の検索を行う。そして、候補として通り芯M2
を検索した場合には、図5cに示すように、線分Pある
いはQのいずれか(図では線分P)が検索した通り芯M
2と直交するように線分P及びQを中心点Oを中心に回
転させる。この時、通り芯M2に対する寄り寸法も表示
する。通り芯M2が所望の通り芯であればオペレ−タは
自動設定解除キ−を操作してカ−ソルの位置の保持操作
を解除し、所望の通り芯でなければオペレ−タは再度自
動設定キ−を操作して通り芯の候補の検索を行わせる。
なお、候補として検索した通り芯が現在のカ−ソル回転
角度と同一である場合には、スキップして次の候補の検
索を行うようにしてもよい。また、検索した候補に直交
するようにカ−ソルの線分を回転させた時に寄り寸法も
表示するようにしたが、寄り寸法の表示は自動設定解除
キ−が操作された後に行うようにしてもよい。この場合
には、オペレ−タは回転した線分のいずれかと直交する
図形を判別することにより検索された候補を判断する。
また、オペレ−タが検索された候補を容易に判断できる
ようにするために、例えば寄り寸法の表示位置を検索し
た図形に近い位置に表示したり、検索した図形の色や線
種等の表示方法を変えたり、回転させた線分Pあるいは
Qと検索した候補との交点に×印を表示する等種々の方
法が可能である。また、通り芯がXY軸のいずれとも直
交しない場合でも、デフォルトのカ−ソルとして水平垂
直のカ−ソルを次候補で選択できるようにしてもよい。
以上のように、自動設定キ−が操作される毎に寄り寸法
対象図形の中から候補となる図形を順次検索して2つの
線分のいずれかが検索した図形と直交するように2つの
線分を回転させ、自動設定解除キ−が操作された時の候
補が選択された所望の図形であると判別するので、所望
の図形を直接指示する操作が不要となり、操作性が向上
する。
【0014】次に、寄り寸法を表示する場所がない場合
の動作を図6により説明する。カ−ソルが画面上の隅等
に位置する場合には、カ−ソルと寄り寸法対象図形との
間の寄り寸法を表示する場所がなくなる。このような場
合には、例えば図6に示すように、線分Pに沿って左側
にカ−ソルと通り芯X2との間の寄り寸法「1400」
を、右側にカ−ソルと通り芯X3との間の寄り寸法「2
600」を、線分Qに沿って上側にカ−ソルと通り芯Y
3との間の寄り寸法「3100」を、下側にカ−ソルと
通り芯Y2との間の寄り寸法「900」を表示する。
【0015】本発明の寄り寸法表示装置を用いて建築構
造物との間の寄り寸法を確認しながら機器や配管等を配
置する場合の動作を説明する。まず、図7に示すよう
に、設備機器30をドラッギング表示(仮表示)し、通
り芯X1(あるいは壁C8)、通り芯Y3(あるいは壁
C9)との間の寄り寸法を確認しながらカ−ソルを移動
させ、所定の配置位置で指定点入力操作を行う。これに
より、カ−ソルで指定される指定点に設備機器30の配
置基準点が一致するように設備機器30が確定表示され
る。次に、図8に示すように、設備機器30の配管接続
口S1をカ−ソルで指示して配管ル−トの始点を指示す
る。なお、予め設備機器30に各配管の接続口を設備機
器30の属性情報として設定しておき、配置する配管の
属性情報を指示することによって設備機器30の対応す
る配管接続口S1に自動的にカ−ソルを位置させるよう
にしてもよい。次に、図9に示すように、カ−ソルを移
動させて配管ル−トの始点S1から直管31をドラッギ
ング表示し、通り芯Y3(あるいは壁C9)及び通り芯
X2(あるいは壁C10)との間の寄り寸法を確認しな
がら配管ル−トの通過点S2の指示、例えばマウスの右
クリック操作を行う。次に、図10に示すように、配管
ル−トの通過点S2からカ−ソルを移動させて直管31
に接続された90度エルボ32及び直管33をドラッギ
ング表示し、通り芯X2(あるいは壁C10)及び通り
芯Y2(あるいは壁C11)との間の寄り寸法を確認し
ながら配管ル−トの通過点S3の指示を行う。次に、図
11に示すように、カ−ソルを移動させて配管ル−トの
通過点S3から直管33に接続された90度エルボ34
及び直管35をドラッギング表示し、通り芯Y2(ある
いは壁C11)からの寄り寸法を確認しながら配管ル−
トの端点である指定点S4の指定、例えば左クリック操
作を行う。これにより、ドラッギング表示されていた直
管31、33、35及び90度エルボ32、34が確定
表示される。なお、配管ル−トの通過点を指定点として
指定することにより、通過点を指定する毎に各配管を確
定表示することもできる。
【0016】以上の実施の形態では、寄り寸法対象図形
として線である通り芯を指定した場合について説明した
が、寄り寸法対象図形として壁や任意の図形等を指定し
た場合も同様にして寄り寸法が表示される。壁や任意の
図形等を指定した場合には、カ−ソルと図形の中心との
間の距離あるいはカ−ソルと図形のカ−ソル側の面との
間の距離を寄り寸法として表示し、あるいはいずれかを
選択可能に構成してもよい。また、寄り寸法対象図形が
カ−ソルの2つの線分PあるいはQと直交していない場
合には寄り寸法の表示を行わないようにしたが、寄り寸
法対象図形がカ−ソルの2つの線分のいずれかと直交し
ていない場合でもカ−ソルの2つの線分のいずれかと寄
り寸法対象図形との交点と2つの線分の交点との間の距
離を寄り寸法として表示するようにしてもよい。また、
寄り寸法表示装置は図1に示した構成以外にも、本発明
の要旨を変更しない範囲で種々変更可能である。また、
寄り寸法の表示位置はカ−ソルの近傍に限定されず、画
面の枠外等種々変更可能であり、表示位置を選択可能に
構成することもできる。
【0017】なお、本発明は、カ−ソルの位置と指定さ
れた図形との寄り寸法を演算し、演算した寄り寸法を表
示する寄り寸法表示方法としても構成することができ
る。また、カ−ソルを直交する2つの線分で表示し、2
つの線分の一方と指定された図形との交点と2つの線分
の交点との間の距離を寄り寸法として演算して表示する
寄り寸法表示方法、指定された図形が2つの線分のいず
れかと直交する場合に寄り寸法を演算して表示する寄り
寸法表示方法、2つの線分のいずれかが選択された図形
と直交するように2つの線分を回転させる寄り寸法表示
方法、指定された図形を順次検索し、2つの線分のいず
れかが検索された図形と直交するように2つの線分を回
転させる寄り寸法表示方法としても構成することができ
る。
【0018】さらに、本発明は、コンピュ−タに、カ−
ソルの位置と指定された図形との寄り寸法を演算させ、
演算した寄り寸法を表示手段に表示させる処理を行わせ
るプログラムを記録した媒体として構成することができ
る。また、コンピュ−タに、カ−ソルを直交する2つの
線分で表示させ、2つの線分の一方と指定された図形と
の交点と2つの線分の交点との間の距離を寄り寸法とし
て演算させるプログラムを記録した媒体、コンピュ−タ
に、指定された図形が2つの線分のいずれかと直交する
場合に寄り寸法を演算して表示させるプログラムを記録
した媒体、コンピュ−タに、2つの線分のいずれかが選
択された図形と直交するように2つの線分を回転させる
プログラムを記録した媒体、コンピュ−タに、指定され
た図形を順次検索させ、2つの線分のいずれかが検索し
た図形と直交するように2つの線分を回転させるプログ
ラムを記録した媒体として構成することもできる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
寄り寸法表示装置を用いれば、容易にかつ効率良く設備
図面等を作図することができる。また、請求項2に記載
の寄り寸法表示装置を用いれば、寄り寸法を容易に演算
することができる。また、請求項3に記載の寄り寸法表
示装置を用いれば、処理が簡略化されるとともに、寄り
寸法の認識が容易となる。また、請求項4に記載の寄り
寸法表示装置を用いれば、所望の図形に対する寄り寸法
を容易に認識することができる。また、請求項5に記載
の寄り寸法表示装置を用いれば、所望の図形に対する寄
り寸法を容易に認識することができるとともに、所望の
図形を容易に選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の寄り寸法表示装置の一実施の形態の概
略構成図である。
【図2】寄り寸法表示装置の動作を説明するためのフロ
−チャ−ト図である。
【図3】カ−ソルと寄り寸法対象図形との交点を抽出す
る動作を説明するためのフロ−チャ−ト図である。
【図4】本発明の寄り寸法表示装置の動作を説明するた
めの図である。
【図5】本発明の寄り寸法表示装置の動作を説明するた
めの図である。
【図6】本発明の寄り寸法表示装置の動作を説明するた
めの図である。
【図7】本発明の寄り寸法表示装置の動作を説明するた
めの図である。
【図8】本発明の寄り寸法表示装置の動作を説明するた
めの図である。
【図9】本発明の寄り寸法表示装置の動作を説明するた
めの図である。
【図10】本発明の寄り寸法表示装置の動作を説明する
ための図である。
【図11】本発明の寄り寸法表示装置の動作を説明する
ための図である。
【図12】従来技術を説明する図である。
【符号の説明】
1 入力手段 2 寄り寸法属性情報設定・格納手段 3 カ−ソル制御手段 4 対象図形検出手段 5 寄り寸法演算手段 6 寄り寸法表示手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カ−ソルの位置と指定された図形との間
    の寄り寸法を演算する演算手段と、前記演算手段により
    演算した寄り寸法を表示する表示手段とを備えることを
    特徴とする寄り寸法表示装置。
  2. 【請求項2】 前記カ−ソルは直交する2つの線分を有
    し、前記演算手段は前記2つの線分のいずれかと指定さ
    れた図形との交点と前記2つの線分の交点との間の距離
    を寄り寸法として演算することを特徴とする請求項1に
    記載の寄り寸法表示装置。
  3. 【請求項3】 前記演算手段は指定された図形が前記2
    つの線分のいずれかと直交する場合に寄り寸法を演算す
    ることを特徴とする請求項2に記載の寄り寸法表示装
    置。
  4. 【請求項4】 図形を選択する選択手段と、前記2つの
    線分のいずれかが前記選択手段により選択された図形と
    直交するように前記2つの線分を回転させるカ−ソル制
    御手段とを備えることを特徴とする請求項2又は3に記
    載の寄り寸法表示装置。
  5. 【請求項5】 指定された図形を順次検索する検索手段
    と、前記2つの線分のいずれかが前記検索手段により検
    索された図形と直交するように前記2つの線分を回転さ
    せるカ−ソル制御手段とを備えることを特徴とする請求
    項2又は3に記載の寄り寸法表示装置。
JP9015604A 1997-01-29 1997-01-29 寄り寸法表示装置 Pending JPH10214273A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9015604A JPH10214273A (ja) 1997-01-29 1997-01-29 寄り寸法表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9015604A JPH10214273A (ja) 1997-01-29 1997-01-29 寄り寸法表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10214273A true JPH10214273A (ja) 1998-08-11

Family

ID=11893338

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9015604A Pending JPH10214273A (ja) 1997-01-29 1997-01-29 寄り寸法表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10214273A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10254941A (ja) * 1997-03-07 1998-09-25 Shinryo Corp 設備施工用cadの作図方法
JP2007122102A (ja) * 2005-10-24 2007-05-17 Daikin Ind Ltd 作図処理プログラム、作図処理プログラムを記録した記録媒体、作図処理方法及び作図処理システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10254941A (ja) * 1997-03-07 1998-09-25 Shinryo Corp 設備施工用cadの作図方法
JP2007122102A (ja) * 2005-10-24 2007-05-17 Daikin Ind Ltd 作図処理プログラム、作図処理プログラムを記録した記録媒体、作図処理方法及び作図処理システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2146323A2 (en) Drawing generation device, method and program for electric cable housing components
JP2015001874A (ja) 情報処理装置、情報処理方法およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JPH10214273A (ja) 寄り寸法表示装置
JP4824611B2 (ja) タッチパネルを備えたナビゲーション装置
JP2018142312A (ja) 見積り支援装置、見積り支援方法、及び見積り支援プログラム
JP2008298740A (ja) ナビゲーション装置
JP3595060B2 (ja) 図形操作装置
JP6161110B2 (ja) 航空機状況表示システム、航空機状況表示方法および航空機状況表示プログラム
JP2000321976A (ja) 地図表示装置
JP4512045B2 (ja) 図形作成装置及び図形作成プログラム
JP2656484B2 (ja) 図面管理方法および装置
JPH07296023A (ja) Cadシステムにおける寸法作画方法
JP4324166B2 (ja) スクロール機能を提供する移動通信端末機を用いた経路提供方法およびシステム
JP3053108B2 (ja) 図面管理装置
JP3470581B2 (ja) 図面作成装置
JP2777628B2 (ja) 図形処理方法及び装置
JP2022130461A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理用プログラム
JP2004213195A (ja) 家屋図面作成装置及び作成方法
JP2016033715A (ja) 情報共有システム
JPH0863620A (ja) 図形処理方法及び図形処理装置
JPH0399368A (ja) 図面作成支援装置
JP2753227B2 (ja) 図面管理方法および装置
JPH02103672A (ja) パニング方式
JPH05233738A (ja) Cadシステムにおける寸法記入方法
JPH06195193A (ja) アイコンを有する表示装置