JPH0729423A - 導電体封入板における電極端子取り付け構造 - Google Patents

導電体封入板における電極端子取り付け構造

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JPH0729423A
JPH0729423A JP17301993A JP17301993A JPH0729423A JP H0729423 A JPH0729423 A JP H0729423A JP 17301993 A JP17301993 A JP 17301993A JP 17301993 A JP17301993 A JP 17301993A JP H0729423 A JPH0729423 A JP H0729423A
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electrode terminal
hole
plate
resin
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JP17301993A
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Kimihiro Taniguchi
仁啓 谷口
Hirotoshi Matsui
宏敏 松井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電極端子の取り付け位置の制約をなくし、信頼
性の高い良好な電気的接続状態を得るとともに、外観体
裁も良好にする。 【構成】多数の導体細線12が封入されている導電体封
入板10における透明な樹脂板母材11に機械加工によ
り下穴21,22が形成され、レーザー加工により薄肉
母材部分11aが除去されて貫通孔27が形成されると
ともに導体細線部分12aが切断されることなく露出さ
れる。露出導体細線部分12aの全体を覆う状態で導電
性ペースト25が貫通孔27内に充填され、裏側からそ
の導電性ペースト25に電極端子26の先端が埋め込ま
れる。表側から貫通孔27内に装飾板23が嵌合され、
さらにその上に透明樹脂24が充填されて仕上げられて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、導電体封入板における
電極端子取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図7に示すように、導電体封入板10
は、透明アクリル板に代表される樹脂板母材11の内部
に、複数の導体細線12と複数の不導体細線13とを直
交させて編んだ織物状の細線集合体14を封入する状態
で、全体を一体的に成形したものである。導体細線12
は平行であり、不導体細線13も平行である。特に、導
体細線12は相互に接触しないようになっている。導体
細線12を樹脂板母材11に封入するに当たって、相互
に接触しないようにするため、不導体細線13を直交さ
せて織物状の細線集合体14となし、その状態で樹脂板
母材11にインサート成形しているのである。導体細線
12も不導体細線13も直径が高々数10ミクロンであ
るため、目視ではそれらの存在はほとんど分からず、全
体として透明感がある。
【0003】このような導電体封入板10に電気部品や
電気機器本体を支持させ、導体細線12を介して電源を
供給したり信号を供給したりする。すなわち、導電体封
入板10は電気製品の一部をなすように利用される。そ
こで、導電体封入板10内の導体細線12からリード線
を導出する必要があり、リード線の端部の電極端子をど
のように取り付けるかについて従来より様々な方式が提
案されている。
【0004】導体細線12は、細いものであることから
電極端子の取り付けに際して細心の注意を払う必要があ
る。しかも、電極端子との電気的接続状態を良好なもの
にする必要がある。樹脂板母材11は、アクリルのよう
な樹脂材料であることから耐熱温度が低く、ハンダ付け
などの高温での処理や加工においては異常変形や形崩れ
などを起こさないよう充分な注意が必要である。また、
樹脂板母材11は必ずしも透明である必要はないが、透
明であることも商品価値の一部となっているので、樹脂
板母材11が透明である場合には電極端子の取り付けに
当たって外観上の体裁を損ねるようなことがあってはな
らない。
【0005】従来、提案されている導電体封入板におけ
る電極端子取り付け構造は次のようなものである。
【0006】(1)第1の方式(図示せず)は、導電体
封入板10に機械加工によって貫通孔を形成する。この
とき、導体細線12,不導体細線13は切断され、それ
らの切断端面が貫通孔の内周面に露出する。導電性ペー
ストを貫通孔に挿入し、その導電性ペーストに電極端子
の先端を埋設し、導電性ペーストの硬化をもって電極端
子を固定する。電極端子と導体細線の切断端面とは導電
性ペーストを介して電気的に接続される。
【0007】(2)第2の方式は、図8に示すように、
樹脂板母材11に機械加工によって上記と同様に貫通孔
15を形成すると、導体細線12,不導体細線13が切
断され、それらの切断端面が貫通孔15に露出する。そ
の貫通孔15の内周面にメッキ16を塗布する。貫通孔
15の内周面に露出している導体細線12の切断端面が
メッキ16に電気的に接続される。そのメッキ16に対
して電極端子をハンダ付けするか、コネクタピンを差し
込むかする。
【0008】(3)第3の方式は、図9に示すように、
導電体封入板10の端面において樹脂板母材11の一部
分を溶解し、導体細線12の長手方向端部を露出させ
る。その導体細線露出部12aに対して電極端子をハン
ダ付けする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記第1の方
式では、貫通孔に露出しているのが導体細線の切断端面
のみであり、この切断端面に対して導電性ペースト内の
導電性粒子を接触させるのであるが、導電性粒子の径が
導体細線の径と同程度であるため、接触する割合、接触
面積が不充分となりがちで、良好な電気的接続状態を得
ることがむずかしい。
【0010】また、第2の方式では、貫通孔15の内周
面にメッキ16を塗布することが困難で、結果として良
好な電気的接続状態を得ることがむずかしく、コストア
ップが避けられない。
【0011】第3の方式では、電極端子の取り付け箇所
が導電体封入板10の端面に限定され、端面以外の箇所
に電極端子を取り付けることが不可能である。また、樹
脂板母材11を溶解するので外観体裁が悪くなりがちで
ある。
【0012】本発明は、このような事情に鑑みて創案さ
れたものであって、電極端子の取り付け位置の制約をな
くし、信頼性の高い良好な電気的接続状態を得ることが
でき、外観体裁も良好にできるようにすることを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の導電
体封入板における電極端子取り付け構造は、樹脂板母材
に多数本の導体細線が封入されてなる導電体封入板の適
所において、前記導体細線を切断することなく露出させ
る状態で前記樹脂板母材にレーザー加工または機械加工
とレーザー加工により形成された孔があり、この孔内に
露出している導体細線部分のほぼ全体を覆う状態でこの
孔内に導電性接合材料が充填され、この導電性接合材料
に電極端子の先端部分が接合されていることを特徴とす
る。
【0014】本発明に係る第2の導電体封入板における
電極端子取り付け構造は、上記第1の構造において、前
記形成された孔が貫通孔となる場合に、電極端子取り出
し側と反対側において前記貫通孔内に固形樹脂を挿入ま
たは液状樹脂を充填したことを特徴とする。
【0015】本発明に係る第3の導電体封入板における
電極端子取り付け構造は、上記第1または第2の構造に
おいて、前記樹脂板母材が透明板である場合に、電極端
子取り出し側と反対側において前記孔内に挿入された固
形樹脂または充填された液状樹脂の奥側に装飾板を挿入
したことを特徴とする。
【0016】
【作用】第1の導電体封入板における電極端子取り付け
構造によると、樹脂板母材に孔を形成するのにレーザー
加工を用いているから、導体細線を切断することなく露
出させる状態で孔が形成される。導体細線を露出させる
のに樹脂板母材を溶解させるのではなくレーザー切断す
るから、孔を任意の箇所に形成することができる。孔内
に導電性接合材料を充填すると、孔内で露出している導
体細線部分のほぼ全体を覆う状態となり、導体細線部分
と導電性接合材料とを大きな接触面積で接触させること
ができ、その導電性接合材料に電極端子の先端部分を接
合させているので、導電性接合材料を介しての電極端子
と導体細線との電気的接続状態が信頼性の高いものとな
る。
【0017】第2の電極端子取り付け構造によると、孔
が貫通孔の場合に、電極端子取り出し側と反対側に樹脂
を挿入または充填する。貫通孔とすることでレーザー加
工が単純で容易なものとなり、それでいて樹脂で覆うの
で接合部の脱落が防止され、外観体裁も良いものにす
る。
【0018】第3の電極端子取り付け構造によると、樹
脂板母材が透明板の場合に、孔を封じる樹脂の奥側に装
飾板を挿入し、この装飾板で接合部を隠すので、外観体
裁が良好なものとなる。
【0019】
【実施例】以下、本発明に係る導電体封入板における電
極端子取り付け構造の実施例を図面に基づいて詳細に説
明する。
【0020】第1実施例 図7に示した導電体封入板10を用いて、図1の(a)
〜(d)に示す作業により電極端子取り付け構造を構成
するものである。導電体封入板10の電極端子取り付け
箇所において、図1の(a)のように、機械加工により
透明な樹脂板母材11の表裏に円形の下穴21,22を
形成する。このとき、各下穴21,22の深さは、内部
に封入されている導体細線12が露出しない深さとす
る。したがって、下穴21と下穴22との間には薄肉母
材部分11aが残っていることになる。
【0021】次に、図1の(b)のように、表側(下
面)の下穴21に対して金属製の装飾板23を奥底まで
嵌合し、その上から透明な樹脂24を充填し硬化させ
る。透明樹脂24としては、樹脂板母材11の耐熱温度
よりも低い温度で硬化する熱硬化型の樹脂を用いること
ができる。透明樹脂24は、充填硬化させることに代え
て、すでに硬化している円板状のものを埋め込んだ後に
研磨仕上げをしてもよい。
【0022】この場合は、樹脂板母材11と同じ材質の
樹脂を用いることができる。
【0023】次いで、裏側(上面)の下穴22を介して
レーザー加工を行うことにより、図1の(c)に示すよ
うに、薄肉母材部分11aを除去する。このとき、レー
ザーの出力調整により、薄肉母材部分11aのみを除去
するようにし、導体細線12を切断することなく、複数
本の導体細線12を露出させる。この露出部分を符号1
2aで示す。このレーザー加工の際、先に嵌合した金属
製の装飾板23がレーザー加工の障壁となるため、透明
樹脂24の部分には加工が及ばない。レーザー加工に先
立ち、機械加工により下穴21,22を形成しており、
レーザー加工すべき部分11aを薄肉としてあるので、
レーザー加工が短時間にしかも良好に行われる。
【0024】最後に、図1の(d)に示すように、裏側
の下穴22に導電性接合材料の一種である導電性ペース
ト25を充填して、露出している導体細線部分12aの
全体を覆わせ、さらに、裏側から電極端子26の先端部
分を導電性ペースト25に埋め込み、導電性ペースト2
5の硬化をもって電気的に接続する。導電性ペースト2
5が露出導体細線部分12aの全体を覆い両者の接触面
積を大きくしているので、この導電性ペースト25を介
しての電極端子26と導体細線12との電気的接続を信
頼性の高いものとすることができる。
【0025】導電性ペースト25および電極端子26
は、表側からは装飾板23によって隠され、また、その
装飾板23の上に透明樹脂24が存在するので、外観体
裁を良い状態に保つことができる。
【0026】第2実施例 図2の(a)に示すように、第1実施例と同様に、導電
体封入板10への電極端子取り付け箇所において機械加
工により樹脂板母材11の表裏に円形の下穴21,22
を形成する。このとき、導体細線12を覆う状態の薄肉
母材部分11aが残るようにする。
【0027】次に、図2の(b)のように、レーザー加
工により薄肉母材部分11aを除去し、両下穴21,2
2が連続した貫通孔27を形成する。このとき、レーザ
ーの出力調整によって、薄肉母材部分11aのみを除去
するようにし、導体細線12は切断することなく、複数
本の導体細線12を露出させる。12aが露出導体細線
部分である。
【0028】次いで、図2の(c)のように、貫通孔2
7内で露出している導体細線部分12aの全体を覆う状
態に導電性ペースト25を貫通孔27に充填する。この
とき、粘度の高い導電性ペースト25を用いることで、
導電性ペースト25が下方へ垂れ落ちることがないよう
にする。そして、裏側から電極端子26の先端部分を導
電性ペースト25に埋め込み、導電性ペースト25の硬
化をもって電気的に接続する。
【0029】最後に、図2の(d)のように、表側(下
面)から貫通孔27に金属製の装飾板23を嵌合し、こ
の装飾板23を導電性ペースト25に押し当てる。そし
て、その上から透明樹脂24を充填し硬化させる。
【0030】第3実施例 第2実施例と同様に、図3の(a)に示すように、導電
体封入板10への電極端子取り付け箇所において機械加
工により樹脂板母材11の表裏に円形の下穴21,22
を形成する。このとき、導体細線12を覆う状態の薄肉
母材部分11aを残す。そして、図3の(b)に示すよ
うに、レーザー加工により薄肉母材部分11aを除去し
て貫通孔27を形成する。このとき、導体細線12は切
断することなく、複数本の導体細線12を露出させる。
12aが露出導体細線部分である。
【0031】レーザー加工によって形成された貫通孔2
7の内周面が汚濁する場合があるが、そのようなときに
は、図3の(c)のように、再度の機械加工によりその
汚濁部分を除去する。これにより、元の貫通孔27より
少し径の大きな拡径孔部28が形成されることになる。
【0032】次いで、図3の(d)のように、貫通孔2
7内で露出している導体細線部分12aの全体を覆う状
態に比較的粘度の高い導電性ペースト25を貫通孔27
に充填する。そして、裏側から電極端子26の先端部分
を導電性ペースト25に埋め込み、電極端子26を導体
細線部分12aに対して導電性ペースト25を介して電
気的に接続する。
【0033】最後に、図3の(e)のように、表側から
拡径孔部28に装飾板23を嵌合し、導電性ペースト2
5に押し当てる。そして、その上から透明樹脂24を充
填し硬化させる。
【0034】第4実施例 この実施例は、図4の(a)に示すように、導電体封入
板10の端面を電極端子取り付け箇所とするものであ
る。導電体封入板10の端面において機械加工により樹
脂板母材11の表裏に矩形の凹所31,32を形成す
る。このとき、導体細線12を覆う状態の薄肉母材部分
11aが残るようにする。次いで、図4の(b)のよう
に、レーザー加工により薄肉母材部分11aを除去し、
両凹所31,32が連続した貫通凹所33とする。この
とき、薄肉母材部分11aのみを除去するようにし、導
体細線12は切断することなく、複数本の導体細線12
を露出させる。あとは、露出した導体細線部分12aに
対して、第1実施例ないし第3実施例の何れかの手法に
より、導電性ペーストを介して電極端子を電気的に接続
し、装飾板23を嵌合し透明樹脂24を充填して仕上げ
る。
【0035】上記した何れの実施例においても、レーザ
ー加工を行う前に機械加工によって下穴または凹所を樹
脂板母材に形成して導体細線を覆う薄肉母材部分を残
し、その薄肉母材部分に対してレーザー加工を行うよう
にしているが、これはレーザー加工の性状を良好なもの
にするためである。樹脂板母材として使用される透明ア
クリルなどの樹脂材料は、通常、レーザー加工による熱
の影響を受けて、本来の加工部分以外の箇所が溶融する
可能性があるので、レーザー加工を施す部分は薄い方が
好ましいのである。ただし、エキシマレーザーを用いる
場合には、被加工物の材質に応じたガスを使用すること
で、機械加工による前加工は不要になる場合もある。ま
た、導体細線と電極端子とを接続するための導電性接合
材料としては、導電性ペーストを用いる代わりに、低融
点ハンダを用いてもよい。
【0036】また、上記何れの実施例においても、装飾
板を嵌合しその上から透明な樹脂を充填しているが、こ
の樹脂は透明なものに限定される必要はなく、意匠設計
に応じて色の選択が可能である。さらに、樹脂の充填を
不要とし、装飾板自体の埋め込みで貫通孔や凹所の部分
を樹脂板母材と面一にするようにしてもよい。
【0037】さらに、上記何れの実施例においても、装
飾板23のあとに透明樹脂24を充填したが、これは固
形の樹脂を挿入してもよい。貫通孔が深い場合は、充填
または挿入した樹脂は棒状となる。また、充填もしくは
挿入する樹脂は不透明であってもよい。さらに、装飾板
23は省略することも考えられる。特に、樹脂板母材1
1は透明板でなくてもよく、その場合には、充填または
挿入する樹脂は樹脂板母材と同色の樹脂とすることも考
えられるし、装飾板は省略してもよい。
【0038】導電体封入板を用いて作られた電気製品の
一例として液晶表示装置を図5,図6に示す。図5は正
面図、図6は断面図である。図において、10は導電体
封入板、11は樹脂板母材、12は導体細線、13は不
導体細線、23は装飾板、24は透明樹脂、25は導電
性ペースト、26は電極端子である。導電体封入板10
に開口部10aを形成し、その開口部10aに液晶表示
装置本体41を嵌め込み、取り付け板42とアンカー部
材43とによって液晶表示装置本体41を導電体封入板
10に固定している。液晶表示装置本体41から導出さ
れた電源供給用のリード線44と信号入力用のリード線
45とが液晶表示装置本体41の近くの電極端子26,
26に接続される一方、ACアダプター46からの電源
供給用リード線47とビデオ端子48からの信号入力用
のリード線49とが導電体封入板10の端辺近くの電極
端子26,26に接続されている。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る第1の電極
端子取り付け構造によれば、孔の形成により導体細線を
切断せずに露出させるのに樹脂板母材のレーザー切断で
孔を形成するので、孔の形成位置すなわち電極端子の取
り付け位置の制約をなくすことができ、任意の位置に電
極端子を取り付けることが可能となる。また、孔内で切
断されずに露出している導体細線部分のほぼ全体を覆う
状態で導電性接合材料を貫通孔に充填するので、導体細
線部分に対する導電性接合材料の接触面積が大きく、導
電性接合材料に埋め込んだ電極端子と導体細線との電気
的接続状態を信頼性の高いものにすることができる。
【0040】また、本発明に係る第2の電極端子取り付
け構造によれば、貫通孔とすることでレーザー加工を単
純で容易なものとすることができ、それでいて、電極端
子取り出し側と反対側の貫通孔を樹脂で覆うので接合部
の脱落を防止し、外観体裁を良いものにすることができ
る。
【0041】さらに、本発明に係る第3の電極端子取り
付け構造によれば、樹脂板母材を透明板とした場合に、
孔を封じる樹脂の奥側に装飾板を挿入してこの装飾板で
接合部を隠すので、外観体裁の良い状態での端子接続が
行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の導電体封入板における電
極端子取り付け構造の形成過程を示す断面図である。
【図2】第2実施例の導電体封入板における電極端子取
り付け構造の形成過程を示す断面図である。
【図3】第3実施例の導電体封入板における電極端子取
り付け構造の形成過程を示す断面図である。
【図4】第4実施例の導電体封入板における電極端子取
り付け構造の形成過程の一部を示す斜視図である。
【図5】導電体封入板を用いて作られた液晶表示装置を
示す正面図である。
【図6】上記液晶表示装置の断面図である。
【図7】導電体封入板の構造を示す一部破断の斜視図で
ある。
【図8】電極端子取り付け構造の従来の方式を示す断面
図である。
【図9】電極端子取り付け構造の従来の別の方式を示す
平面図である。
【符号の説明】
10……導電体封入板 11……樹脂板母材 11a…薄肉母材部分 12……導体細線 12a…露出導体細線部分 13……不導体細線 14……細線集合体 21,22……下穴 23……装飾板 24……透明樹脂 25……導電性ペースト 26……電極端子 27……貫通孔 28……拡径孔部 31,32……凹所 33……貫通凹所 41……液晶表示装置本体 46……ACアダプター 48……ビデオ端子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂板母材に多数本の導体細線が封入さ
    れてなる導電体封入板の適所において、前記導体細線を
    切断することなく露出させる状態で前記樹脂板母材にレ
    ーザー加工または機械加工とレーザー加工により形成さ
    れた孔があり、この孔内に露出している導体細線部分の
    ほぼ全体を覆う状態でこの孔内に導電性接合材料が充填
    され、この導電性接合材料に電極端子の先端部分が接合
    されていることを特徴とする導電体封入板における電極
    端子取り付け構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記形成された孔が
    貫通孔となる場合に、電極端子取り出し側と反対側にお
    いて前記貫通孔内に固形樹脂を挿入または液状樹脂を充
    填してある導電体封入板における電極端子取り付け構
    造。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、前記
    樹脂板母材が透明板である場合に、電極端子取り出し側
    と反対側において前記孔内に挿入された固形樹脂または
    充填された液状樹脂の奥側に装飾板を挿入してある導電
    体封入板における電極端子取り付け構造。
JP17301993A 1993-07-13 1993-07-13 導電体封入板における電極端子取り付け構造 Pending JPH0729423A (ja)

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