JPH07291835A - メイクアップ化粧料 - Google Patents

メイクアップ化粧料

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JPH07291835A
JPH07291835A JP10766094A JP10766094A JPH07291835A JP H07291835 A JPH07291835 A JP H07291835A JP 10766094 A JP10766094 A JP 10766094A JP 10766094 A JP10766094 A JP 10766094A JP H07291835 A JPH07291835 A JP H07291835A
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JP
Japan
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iron
color
titanium dioxide
pigment
extender pigment
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JP10766094A
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Yasuyuki Yamamoto
泰之 山本
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Noevir Co Ltd
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Noevir Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】白く浮き上がったような塗布色が改善され、外
観色と塗布色の差が小さく自然な肌色を再現でき、さら
にはフラッシュ撮影により顔が白く浮かび上がることを
防ぐメイクアップ化粧料を提供する。 【構成】鉄処理体質顔料と鉄含有二酸化チタンを併用し
て配合することを特徴とするメイクアップ化粧料に関す
るものである。鉄処理体質顔料は、例えば塩化第二鉄オ
ルガノゾル中若しくは塩化第二鉄の酸性水溶液中に体質
顔料を浸漬した後乾燥、焼成、粉砕して焼成したものを
用いることができる。鉄含有二酸化チタンは、例えば四
塩化チタンを加水分解する際塩化第二鉄を添加し、チタ
ニア表面に含水酸化鉄を沈殿させた後、焼成、粉砕して
調製したものを用いることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、鉄処理体質顔料と鉄
含有二酸化チタンを併用して配合することにより、白く
浮き上がったような塗布色が改善され、外観色と塗布色
の差が小さく自然な肌色を再現でき、さらにはフラッシ
ュ撮影により顔が白く浮かび上がることを防ぐメイクア
ップ化粧料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のメイクアップ化粧料、例えばパウ
ダーファンデーションは、主にタルク、セリサイト、マ
イカなどの体質顔料、二酸化チタン、酸化亜鉛などの白
色顔料、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、有機色素など
の着色顔料、その他金属石ケン、油性成分などから構成
された混合物である。そのため外観に現れる色調は、そ
れぞれの反射光が等分化されて現れるものであり、それ
ぞれの粉体が持つ特徴は失われていない。よって、フラ
ッシュ光や蛍光灯のような短波長の青みの強い光源下で
は、処方中に占める割合の大きい体質顔料や白色顔料の
散乱光が増幅され、白く浮いたような色調が際だってし
まう白浮きという現象が生ずる。
【0003】特に白色顔料として汎用されている二酸化
チタンは、白浮きの最も大きな原因であると考えられて
いる。またパウダーファンデーションのような油性成分
の含量が10%前後で、濡れの低い粉体を多く含有する
メイクアップ化粧料では、白浮きが顕著にみられること
が知られている。
【0004】そこで、白浮き現象を抑えるためにフォト
クロミック性を有する酸化チタンを配合する試みがなさ
れている。しかしながら白色顔料がメイクアップ化粧料
中に占める割合は通常20重量%以下であり、白色顔料
にフォトクロミック性顔料を使用するだけでは、白浮き
を完全に抑えることは困難であった。
【0005】また、消費者が通常メイクアップ化粧料を
購入する際は、実際に使用しないで外観色だけを見て購
入することが多い。しかし、通常メイクアップ化粧料中
に使用される体質顔料のタルク、セリサイト類は、板状
結晶のため平行方向に配向し、反射光が散乱光となり白
くなるが、未使用の外観は、顔料の配向がなく、塗布時
よりも暗く、濃い色に見えてしまう。そのため、購入時
に見た色と実際使用したときの色調が異なる結果とな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、白
く浮き上がったような塗布色が改善され、外観色と塗布
色の差が小さく自然な肌色を再現でき、さらにはフラッ
シュ撮影により顔が白く浮かび上がることのないメイク
アップ化粧料を提供することにある。
【0007】体質顔料として一般に用られているタル
ク、セリサイト、マイカなどは偏平な結晶形態をとって
おりその表面は反射率が高く、光源の反射光によって光
を散乱し白浮きや外観色と塗布色の差が大きくなる原因
となりうる。しかも体質顔料は、一般的なメイクアップ
化粧料の中でも固型粉体化粧料に多用されており、多い
ものでは90%以上を占める。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明におけるメイク
アップ化粧料は、鉄含有二酸化チタン及び鉄処理体質顔
料を必須成分として含有することを特徴とするものであ
る。つまり屈折率が大きく、白色度に影響する白色顔料
である二酸化チタンと、メイクアップ化粧料中で二酸化
チタンよりも配合割合の大きい体質顔料を鉄処理するこ
とにより散乱光の発生を抑えることができるため、外観
色と塗布色の差が小さく自然な肌色を再現でき、白浮き
がなくなる。
【0009】従来のフォトクロミック性を有する二酸化
チタンを使用する場合と比べて、鉄処理体質顔料及び鉄
含有二酸化チタンを併用することにより、散乱光の発生
が飛躍的に少なくなり、外観色と塗布色の差が小さく自
然な肌色を再現でき、白浮き現象が抑制された。
【0010】この発明で用いる鉄処理体質顔料で使用す
る体質顔料は、化粧料で使用される体質顔料であれば特
に限定されず、タルク、カオリン、マイカ、セリサイ
ト、軽質炭酸マグネシウム、軽質炭酸カルシウム等の無
機顔料、ナイロン末、ポリメチルメタアクリレート、ポ
リエチレン末、絹粉末、アミノ酸系粉末、オルガノシロ
キサン系粉末等の有機顔料、ステアリン酸マグネシウ
ム、ステアリン酸アルミニウム等の金属石ケンなど種
類、粒子形状、粒径を問わない。
【0011】体質顔料の鉄処理方法は、乾式方法、湿式
方法など処理方法は問わない。
【0012】鉄処理体質顔料は、オルガノゾルを用いて
調製することもできる。塩化第二鉄を低級アルコールな
どの溶媒を用いてオルガノゾルとした後、体質顔料を浸
漬させる。これを乾燥し、300〜1000℃好ましく
は、300〜800℃で焼成後、粉砕することにより鉄
処理体質顔料が得られる。確実には、オルガノゾルに体
質顔料を浸漬し、これにナトリウムエチラートのような
金属アルコキシドを加え還流し反応させる。この操作に
より塩化第二鉄からトリエトキシ鉄と塩化ナトリウムが
得られる。これはナトリウム法と呼ばれる方法である。
次に水を加えて、加水分解し、表面のトリエトキシ鉄は
酸化鉄へと変化する。これを水洗、乾燥後300〜10
00℃好ましくは350〜850℃で焼成し、粉砕する
ことにより鉄処理体質顔料が得られる。
【0013】鉄処理体質顔料は、塩化第二鉄の酸性水溶
液に体質顔料を浸漬させ、中和した後乾燥し、300〜
1000℃好ましくは350〜850℃で焼成後、粉砕
することによっても調製できる。
【0014】鉄処理体質顔料は、メカノケミカル的手法
を用いて、例えば、ホソカワミクロン社製オングミルで
体質顔料と酸化鉄又は水酸化鉄を処理することによって
得られる。
【0015】この発明において使用される二酸化チタン
は、ルチル型、アナターゼ型いずれの結晶タイプでもよ
く、また粒子径も特に限定されず、微粒子でも通常の酸
化チタンでもよい。また二酸化チタンの調製方法は種類
を問わず、硫酸法、塩素法どちらの方法を用いて調製し
てもよい。
【0016】また、二酸化チタンの鉄処理方法は種類を
問わず、乾式、湿式いずれの方法でもよい。また、鉄処
理は、二酸化チタン粉体に直接行っても、二酸化チタン
合成過程において行ってもよい。
【0017】鉄含有二酸化チタンは、メカノケミカル的
手法を用いて、例えば、ホソカワミクロン社製オングミ
ルで二酸化チタンと酸化鉄又は水酸化鉄を処理すること
によって得られる。
【0018】鉄含有二酸化チタンは四塩化チタンを加水
分解する際塩化第二鉄を添加し、チタニア表面に含水酸
化鉄又は酸化鉄を沈殿させた後、300〜850℃で焼
成、粉砕して得ることができる。
【0019】鉄含有二酸化チタンは、特開平5−330
825に記載されるように、ルチル核を有するチタニア
ゾルの存在下に鉄の水溶性塩好ましくは塩化第二鉄を中
和して、該チタニア表面に含水酸化鉄又は酸化鉄をFe
換算で二酸化チタンに対して1〜15重量%に成るよう
沈殿させ、分別し、300〜850℃で焼成、粉砕後、
必要に応じて表面改質処理を行い製造する。
【0020】この発明においては鉄処理体質顔料及び/
又は鉄含有二酸化チタン顔料を更にシリコーン処理、界
面活性剤処理、表面アルコキシル化、金属石ケン処理、
脂肪酸処理、フッ素樹脂処理、ワックス処理などの表面
処理、或いはこれらの二種類以上を用いた複合処理を行
ったものを用いてもよい。
【0021】なおこの発明におけるメイクアップ化粧料
とは、白色顔料及び体質顔料を含有するメイクアップ化
粧料であれば特に限定されず、ファンデーション、頬
紅、アイシャドウ、アイライナー、マスカラ、口紅、ア
イブロウ等特に種類を問わない。更にメイクアップ化粧
料の形態も限定されず、粉末状、ケーキ状、ペンシル
状、スティック状、軟膏状、液状、乳液状、クリーム
状,ゲル状などとすることができる。
【0022】本発明におけるメイクアップ化粧料には、
鉄処理体質顔料及び鉄含有二酸化チタンに加えて、通常
化粧料組成物に用いられる他の成分を必要に応じて適宜
配合することができる。
【0023】
【作用】メイクアップ化粧料において、従来のフォトク
ロミック性を有する二酸化チタンを使用する場合と比べ
て、鉄処理体質顔料及び鉄含有二酸化チタンを併用する
ことにより、散乱光の発生が飛躍的に少なくなり、外観
色と塗布色の差が小さく自然な肌色を再現でき、白浮き
現象を抑制することができる。
【0024】
【実施例】以下、実施例に基づきこの発明を更に詳細に
説明する。なお、この発明はこれにより限定されるもの
ではない。また、以下の説明において、配合量は、重量
%で示してある。
【0025】実施例1:パウダーファンデーション
【表1】 表1に示した処方でプレス成型形態のパウダーファンデ
ーションを調製した。A相をヘンシェルミキサーに投入
し、混合均一化する。これにB相を加え更に混練均一化
しC相を加える。アトマイザーにて整粒処理後プレス成
型を行いパウダーファンデーションを調製した。体質顔
料及び白色顔料を全て鉄処理体質顔料及び鉄含有二酸化
チタンとして配合したものを実施例1とした。比較例1
は、鉄処理体質顔料及び鉄含有二酸化チタンを通常の体
質顔料及び二酸化チタンに代替したものである。比較例
2は、実施例1において鉄含有二酸化チタンを通常の二
酸化チタンに代替したものである。比較例3は、実施例
1において鉄処理体質顔料を通常の体質顔料に代替した
ものである。比較例1,2,3と実施例1は、予めプレ
ス時の外観色がほぼ一致するよう調製した。
【0026】外観色の比較 パフでほぐされた面の状態は、肌に塗布された面の状態
に近く、未使用、使用後の外観色の差が小さいほど外観
色と塗布色の差が小さく、自然な肌色が再現できるメイ
クアップ化粧料といえる。また、L値は、明度を示し、
未使用、使用後の明度差が小さいほど白く浮き上がった
ような塗布色が改善されているといえる。実施例1及び
比較例1,2,3の、未使用のプレス面と、パフでほぐ
した使用後の面の外観色を比較して表2に示した。
【表2】
【0027】未使用のプレス面と、パフでほぐした使用
後の面との色差は、比較例の方が大きく特に明度が高め
にあらわれた。実施例1では、明度差が0.84であっ
たのに対し、鉄処理体質顔料及び鉄含有二酸化チタンを
全く配合していない比較例1では、2.15と明度の差
が大きくなっている。鉄処理顔料又は鉄含有二酸化チタ
ンのいずれか一方を含有する比較例2,3では、明度差
が1.80,1.71と比較例1よりは小さな値で、白
浮きが改善されてはいるが、実施例1ほどの飛躍的な改
善には至っていない。よって、鉄処理体質顔料、鉄含有
二酸化チタンを併用することにより白浮きが著しく改善
されているといえよう。
【0028】赤みの度合いをを示すa値の未使用、使用
後の差をみると、実施例では−0.27で誤差の範囲で
あるのに対し、比較例1,2,3は、−1.06,−
0.73,−0.92と、a値が減少し赤みが減少し
た。鉄処理体質顔料又は鉄含有二酸化チタンのいずれか
一方を配合した比較例2,3は、鉄処理体質顔料及び鉄
含有二酸化チタンを全く配合しない比較例1より若干赤
みの減少が抑えられているが、大幅な改善には至ってい
ない。鉄処理体質顔料、鉄含有二酸化チタンを併用する
ことにより、外観色と塗布色の赤みの差が小さくなり、
自然な肌色が再現できる。
【0029】総合的な色調の差を示す色差を見てみる
と、実施例と比較例の相違が顕著である。実施例1で
は、色差が0.88であるのに対し、比較例では、1.
96から2.45と色差が2倍以上大きな値となってい
る。鉄処理体質顔料又は鉄含有二酸化チタンのいずれか
一方を配合した比較例2,3は、色差が1.97,1.
96で、鉄処理体質顔料及び鉄含有二酸化チタンを全く
配合しない比較例1の色差2.45より改善が認められ
るが、顕著な改善ではない。この傾向は、各試料につい
て色差を図示した図1においてより明確に認められる。
以上のように、鉄処理体質顔料と鉄含有二酸化チタンを
併用することにより、白く浮き上がったような塗布色が
大幅に改善され、外観色と塗布色の差が小さく、自然な
肌色を良好に再現できることが明らかに認められた。
【0030】光沢の比較 粘着テープの粘着面に実施例1及び比較例1,2,3を
塗布し、その面の光沢をグロスメーターを用いて測定し
た。測定時の入射角、反射角はともに75度である。結
果を表3に示した。
【表3】 実施例の方が、光沢が低くなっており、反射光が少ない
ことが明らかである。反射光が少ないと、不自然な光沢
がなくなり、自然な肌色が再現できる。更にフラッシュ
光での反射が少なくなり、写真に写った際に白く浮き上
がったような顔色になるのを抑制できる。
【0031】実施例2:油性ファンデーション
【表4】 表4に示す処方により油性ファンデーションを調製し
た。A相を75〜80℃にて溶解均一化した後、予め混
合均一化したB相を加え攪拌しながら室温まで冷却す
る。C相を添加後3本ローラーにて均一化し、容器に充
填する。鉄含有二酸化チタンを二酸化チタンに、鉄処理
タルク,鉄処理マイカをそれぞれタルク,マイカに代替
し、未使用面の外観色が実施例2と同様になるよう調色
した比較例4を同時に調製した。
【0032】実施例3:乳化型ファンデーション
【表5】 表5に示す処方により乳化型ファンデーションを調製し
た。A相を80〜85℃にて均一混合化し、予め混合均
一化したB相を加えホモミキサーにて均一に分散させ
る。これに80〜85℃で溶解均一化したC相を添加
し、ホモミキサーにて乳化する。室温付近まで冷却し、
D相を加え均一化して調製した。鉄含有二酸化チタンを
二酸化チタンに、鉄処理タルクをタルクに代替し、外観
色が実施例3と同様になるよう調色した比較例5を同時
に調製した。
【0033】塗布色の官能評価 上記で得られた実施例1〜3,比較例1〜5のファンデ
ーションを実際に塗布して外観色と塗布色の差に関する
官能評価を行った。女性20名に各ファンデーションを
塗布してもらい、外観色と塗布色の差が気にならない、
少し気になる、気になる、かなり気になるの4段階で評
価し、各評価を行ったパネラーの人数を集計した。結果
を表6に示す。
【表6】 この結果から、実際例のファンデーションは、比較例の
ものよりも外観色と塗布色の差が気にならないことが明
らかであり、自然な肌色が再現できることがわかる。鉄
処理体質顔料又は鉄含有二酸化チタンのいずれか一方を
配合した比較例2,3は、鉄処理体質顔料及び鉄含有二
酸化チタンを全く配合しない比較例1より外観色と塗布
色の差が気にならなくなっているが、大幅な改善には至
っていない。鉄処理体質顔料、鉄含有二酸化チタンを併
用することにより、外観色と塗布色の差が小さく、自然
な肌色を再現できるメイクアップ化粧料が得られた。
【0034】フラッシュ光による撮影 上記で得られた実施例1〜3,比較例1〜5のファンデ
ーションを実際に塗布し、太陽光の入らない室内にてフ
ラッシュ撮影を行った。一名の女性に実施例,比較例あ
わせて8種類のファンデーションを塗布し、ファンデー
ション毎にフラッシュ光による写真撮影を行った。これ
で得られた写真を用いてファンデーションの白浮きが気
になるかどうか、20名に聞き取り調査を行った。白浮
きが顕著である、ややある、ないの3段階で聞き取りを
行い、各評価を行った人数を集計した。結果を表7に示
す。
【表7】 この結果から、実施例のファンデーションは、比較例の
ものよりもフラッシュ撮影による白浮きが抑制されてい
ることは明らかである。鉄処理体質顔料又は鉄含有二酸
化チタンのいずれか一方を配合した比較例2,3は、鉄
処理体質顔料及び鉄含有二酸化チタンを全く配合しない
比較例1よりフラッシュ撮影による白浮きが若干抑えら
れているが、大幅な改善には至っていない。鉄処理体質
顔料、鉄含有二酸化チタンを併用することにより、フラ
ッシュ撮影による白浮きが大幅に抑制された。
【0035】
【発明の効果】鉄処理体質顔料と鉄含有二酸化チタンを
併用して配合することにより、白く浮き上がったような
塗布色が改善され、外観色と塗布色の差が小さく自然な
肌色を再現でき、さらにはフラッシュ撮影により顔が白
く浮かび上がることを防ぐメイクアップ化粧料が得られ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1及び比較例1,2,3に係る
パウダーファンデーションの未使用のプレス面と、パフ
でほぐした使用後の面との色差を示す図である

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄処理体質顔料と鉄含有二酸化チタンを併
    用して配合することを特徴とするメイクアップ化粧料。
  2. 【請求項2】鉄処理体質顔料が、塩化第二鉄オルガノゾ
    ル中若しくは塩化第二鉄の酸性水溶液中に、体質顔料を
    浸漬した後乾燥、焼成、粉砕して得られる請求項1に記
    載のメイクアップ化粧料。
  3. 【請求項3】鉄含有二酸化チタンが、四塩化チタンを加
    水分解する際塩化第二鉄を添加し、チタニア表面に含水
    酸化鉄を沈殿させた後、焼成、粉砕して得られる請求項
    1又は請求項2に記載のメイクアップ化粧料。
JP10766094A 1994-04-21 1994-04-21 メイクアップ化粧料 Pending JPH07291835A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100348821B1 (ko) * 1999-01-25 2002-08-17 주식회사 태평양 흑색계 산화티탄 분말의 제조방법
JP2007291090A (ja) * 2006-03-31 2007-11-08 Kose Corp 粉末化粧料
JP2011526908A (ja) * 2008-07-01 2011-10-20 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 皮膚の粉っぽさ又は糊質の外観を低減するプロセス

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JP2007291090A (ja) * 2006-03-31 2007-11-08 Kose Corp 粉末化粧料
JP2011526908A (ja) * 2008-07-01 2011-10-20 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 皮膚の粉っぽさ又は糊質の外観を低減するプロセス

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