JPH07290755A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH07290755A
JPH07290755A JP9213294A JP9213294A JPH07290755A JP H07290755 A JPH07290755 A JP H07290755A JP 9213294 A JP9213294 A JP 9213294A JP 9213294 A JP9213294 A JP 9213294A JP H07290755 A JPH07290755 A JP H07290755A
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JP
Japan
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toner
film
aperture
image forming
carrying film
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JP9213294A
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English (en)
Inventor
Masaichi Tanabe
政一 田辺
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 常に一定量で一定の帯電量のトナーを供給で
き、画像濃度のばらつきや変動が少なく、必要な濃度、
コントラストの画像や印字速度を得ることができる画像
形成装置を提供すること。 【構成】 トナー搬送装置10は、トナー担持フィルム
13と、トナー担持フィルムを供給するフィルム供給ロ
ール15と、供給されたトナー担持フィルムを巻き取る
フィルム巻き取りロール17とから構成されている。ト
ナー担持フィルム13はトナー16を担持し、アパチャ
電極体1に向かって搬送する。印字に供されなかったト
ナーを担持したトナー担持ベルト13は、フィルム巻き
取りロール17に巻き取られる。従って、印字の際に
は、常に履歴のない一定の厚さ・帯電量のトナーがアパ
チャ電極体1に供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ、プ
ロッタ、ファクシミリなどに利用し得る画像形成装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置の1つとして、複数
の開口部(以下、アパチャと称する)が形成された電極
を用いて、その電極に対して画像データに基いて電圧を
印加し、トナー粒子が前記アパチャを通過し得るよう制
御して、通過したトナー粒子により支持体上に画像を形
成するものが、米国特許第3689935号の明細書に
おいて開示されている。
【0003】この画像形成装置は、絶縁体よりなる平板
と、この平板の一方の面に形成される連続した基準電極
と、他方の面に形成される互いに絶縁された複数の制御
電極とからなり、前記各制御電極毎に前記3者を貫いて
少なくも1列のアパチャが形成されたアパチャ電極体
と、前記基準電極と制御電極との間に選択的に電位を与
える手段と、印加された電位によってアパチャを通過す
るトナー粒子の流れが変調されるよう帯電したトナー粒
子を供給するトナー供給手段と、支持体とアパチャ電極
体とを相対的に移動させて支持体を粒子流路中に位置決
めする手段とから構成されている。
【0004】また、例えば米国特許第4743926
号、同4755837号、同4780733号、および
同4814796号の明細書には、アパチャ電極体が支
持体側に制御電極、トナー供給側に基準電極を向けて配
設された画像形成装置が開示されている。
【0005】これに対して、米国特許第4912489
号の明細書には、アパチャ電極体を支持体側に基準電
極、トナー供給側に制御電極を向けて配設することによ
り、オフ時に制御電極に対して印加される電圧を、上記
米国特許に開示される画像形成装置に比べて1/4程度
に抑えることができることが記載されている。
【0006】ここにおいて、前記オフ時とは、支持体上
にトナー粒子を付着させない時、すなわち画像の空白部
分を形成する時点を意味するものであり、逆にオン時と
言えば、支持体上にトナー像を形成する時点を意味する
ものである。
【0007】また、上述したような従来の画像形成装置
において、トナー供給手段としては、表面が平滑、或い
は適当な粗さをもった平面状、またはブラシ状で、前記
開口部付近まで搬送される途中の帯電したトナーを一時
的に担持するトナー担持体を備え、適当なトナー帯電手
段によって帯電されたトナーをこのトナー担持体上に担
持させ、このトナーを機械的、または電磁気的な力によ
って開口部近傍まで供給するような構成のものが一般的
に用いられていた。
【0008】例えば、本出願人は、トナーをアパチャま
で搬送するためのトナー担持部材と、このトナー担持部
材にトナーを供給するためのトナー供給部材を用い、ト
ナー担持部材表面に担持されたトナー層をアパチャ電極
体に近接、あるいは接触・圧接してトナーを供給する構
成の画像形成装置を、例えば特願平4−254494号
の願書に添付した明細書及び図面等で開示している。こ
の画像形成装置においては、開口を有する絶縁性平板上
に制御電極のみを設け、トナー担持部材の少なくともそ
の表面を導電性としてこの表面を接地して0V(ボル
ト)とし、制御電極と接地されたトナー担持部材表面と
の間に形成される電界、すなわち、トナー層の両端に直
接印加される電界によって、このトナーの飛翔のON/
OFFを制御する構成となっている。
【0009】ここで、制御電極を形成する部位は、前記
絶縁性平板上の、支持体に対向する面上でもよいし、ト
ナー担持部材に対向する面上でもよい。特に、後者の場
合は、制御電極からトナー担持部材表面までの距離が最
小化できるので、より小さな制御電極印加電圧で印字駆
動を行うことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の画像形成装置に於いては、印字操作を続
けていると、トナー担持部材の表面上に、印字に供され
ずに残留したトナーが付着したまま固着し、続いて担持
されるトナーの供給量や帯電量に変動を与える要因とな
っていた。このトナーの供給量や帯電量の変動により、
画像濃度がだんだん薄くなったり、高濃度ベタを出力し
た直後と一定時間の白地の後の出力画像の濃度に差が生
じるなどの問題が生じた。
【0011】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、常に一定量で一定の帯電量のト
ナーを供給でき、画像濃度のばらつきや変動が少なく、
必要な濃度、コントラストの画像や印字速度を得ること
ができる画像形成装置を提供することを目的としてい
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の画像形成装置は、帯電したトナーの流れを制
御するトナー流制御手段と、そのトナー流制御手段と対
向して配置され、少なくともトナー流制御手段と対向す
る表面が導電性もしくは半導電性の特性を有するトナー
担持フィルムと、前記トナー担持フィルムを供給するた
めのフィルム供給手段と、前記フィルム供給手段から供
給されるトナー担持フィルムを巻き取るためのフィルム
巻き取り手段と、前記フィルム供給手段から供給される
トナー担持フィルムに対してトナーを供給するためのト
ナー供給手段とを備えることを特徴とする。
【0013】また、この場合、前記トナー担持フィルム
とトナー流制御手段とが、前記トナーを介して圧接する
よう構成されていても良い。
【0014】
【作用】上記の構成を有する本発明の画像形成装置にお
いては、トナー供給手段により一度トナーを担持された
トナー担持フィルムは、トナー流制御手段の位置まで搬
送されてトナーを供給し、印字に供されなかったトナー
を担持したトナー担持フィルムは、そのまま搬送され、
フィルム巻き取り手段に巻き取られる。従って、印字の
際には、常に履歴のない一定の厚さ・帯電量のトナーが
トナー流制御手段に供給され、印字に供されなかった残
留トナーが次の印字の際に供されるトナー層の量や帯電
量に影響を与えることがない。
【0015】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照しながら説明する。
【0016】図1は、本発明の画像形成装置の概要を示
す図である。
【0017】図1において、トナー流制御手段としての
アパチャ電極体1の上側には、約1mmの間隙を有し
て、円柱状の、背面電極としての背面電極ローラ22が
シャーシ(図示せず)に回動可能に配設されており、前
記間隙に挿入される支持体20を搬送し得るように構成
されている。また、前記アパチャ電極体1の下側には、
そのアパチャ電極体1の長手方向に沿って、トナー搬送
装置10が配設されており、更には、前記背面電極ロー
ラ22によって搬送される支持体20の進行先には、定
着装置26が配設されている。また、後述する全ての可
動部材、電圧印加回路及び電源、検出手段等は、制御ユ
ニット40によって制御されている。
【0018】前記トナー搬送装置10は、このトナー搬
送装置10全体のハウジングを兼ねるトナーケース11
と、そのトナーケース11内に収納されるトナー16
と、トナー供給手段としての供給ローラ12と、トナー
担持フィルム13と、担持フィルム支持ローラ14と、
フィルム供給手段としてのフィルム供給ロール15と、
フィルム巻き取り手段としてのフィルム巻き取りロール
17と、前記トナーケース11内壁に着接された、トナ
ー層規制手段としてのトナー層規制ブレード18と、ニ
ップローラ19と、テンションローラ21から構成され
ている。
【0019】ここにおいて、前記トナー担持フィルム1
3はトナー16を担持し、アパチャ電極体1に向かって
搬送するものであり、PETやポリイミドなどのプラス
ティックフィルム基材の少なくとも一方の表面に、大地
に接続された、例えば金属などの導電性物質もしくは半
導電性物質から成る薄膜層が形成された積層フィルム状
部材、または、ステンレス等の適度な強度、剛性を持つ
金属フィルム状部材、等で構成されており、いずれにせ
よ、少なくとも一方の表面は、導電性表面(もしくは半
導電性)であることが必要である。
【0020】使用前のトナー担持フィルム13は、フィ
ルム保持ロール15に巻き取られており、印字操作が進
行するごとにこのフィルム保持ロール15より順次引き
出された後、ニップローラ19及びテンションローラ2
1によって担持フィルム支持ローラ14にテンションを
かけられながら巻き付けられながら搬送される。トナー
担持フィルム13の導電性表面部分には、供給ローラ1
2によって前記トナー16が供給され、アパチャ6の位
置で印字に供される。その後、印字に供されなかったト
ナーを担持したトナー担持フィルム13は、フィルム巻
き取りロール17に巻き取られる。前記テンションロー
ラ21は、金属などの導電性材料で形成されており、接
地されている。従って、トナー担持フィルム13の導電
性表面部分は、このテンションローラ21を介して接地
される。
【0021】前記トナー担持フィルム13が金属フィル
ム状部材で構成されている場合には、担持フィルム支持
ローラ14を接地された金属などの導電性材料で形成
し、それにより、トナー担持フィルム13を接地するよ
うにしてもよい。
【0022】また、前記供給ローラ12は、トナー担持
フィルム13に対してトナー16を供給するものである
と同時に、この供給ローラ12及び前記トナー担持フィ
ルム13との接触部においてトナー16を摩擦し、帯電
させるための部材である。
【0023】前記供給ローラ12及び担持フィルム支持
ローラ14は、トナーケース11に図示する矢印方向に
回転可能に支持されており、両者は、担持フィルム支持
ローラ14に巻き付けられたトナー担持フィルム13が
前記供給ローラ12に対して一定の圧力で押し付けなが
ら接した状態となるよう、平行に配設されている。
【0024】また、トナー担持フィルム13と担持フィ
ルム支持ローラ14とが接触している面は、担持フィル
ム支持ローラ14の回転によってトナー担持フィルム1
3がフィルム巻き取りロール15から引き出されるよ
う、一定の摩擦抵抗を持ち、担持フィルム支持ローラ
は、担持部材駆動モータ36に接続され、供給ローラ1
2もまた、供給ローラ駆動モータ37に接続され、使用
済みのトナー担持フィルム13を巻き取るためのフィル
ム巻き取りロール17も巻き取りロール駆動モータ38
に接続されており、それぞれのローラ及び担持フィルム
13は、制御ユニット40からの信号に基づき、前記の
各モータによって図1の矢印の方向に駆動されている。
【0025】そして、トナー担持フィルム13と供給ロ
ーラ12の図1に示す矢印方向の運動により、供給ロー
ラ12から送られてくるトナー16は、トナー担持フィ
ルム13に擦りつけられ、マイナスに帯電させられ、こ
の帯電電荷によってトナー担持フィルム13表面に対し
て誘起される鏡像力及びファンデルワールス力等の付着
力によってトナー担持フィルム13上に担持される。
【0026】前記トナー層規制ブレード18は、トナー
担持フィルム13に担持されるトナー16の量が均一に
なるよう調整するためのものであり、図1において、ト
ナーケース11内であって、トナー担持フィルム13の
移動方向、すなわちトナー16の供給方向に対して、ア
パチャ6の位置よりも上流側に配置されており、このト
ナー層規制ブレード18は、トナー担持フィルム13に
均一な圧力で圧接されるよう設置されている。なお、こ
のトナー層規制ブレード18は、前記トナー担持フィル
ム13上に担持されたトナー16を均一に帯電させるよ
う、適当な材質やコーティングを選択したり、電源(交
流・直流及びその重畳)の接続などの構成を行ってもよ
い。
【0027】前記アパチャ電極体1は、図2に示すよう
に厚さ12.5〜75μmのポリイミド製の絶縁シート
2に直径40〜100μmの円形若しくはこれと同等の
面積を有する楕円または長方形断面を有する複数のアパ
チャ6が1列に形成され、且つトナー担持フィルム13
と対向する面に厚さ1〜15μmの制御電極4が各アパ
チャ6毎に形成されたものであり、アパチャ6及び制御
電極4により制御部が構成される。
【0028】そして、前記アパチャ電極体1は、支持体
20側に制御電極4を対向させた状態で、図3に示すよ
うに、絶縁シート2のアパチャ位置でトナー16を介し
てトナー担持フィルム13に対して圧接されている。
【0029】ここにおいて、前記アパチャ電極体1のア
パチャ6と担持フィルム支持ローラ14との位置関係の
詳細を説明すると、図3に示すように、各アパチャ6は
各々の中心線30が担持フィルム支持ローラ14の周面
の最上部分と、担持フィルム支持ローラ14の中心軸3
2とを通過するように配置されている。これによれば、
各アパチャ6は、担持フィルム支持ローラ14の周面の
最上部分を基準として、左右に均等に配置されることに
より、各アパチャ6を通過するトナー16の分布をアパ
チャ内の全域で均一にすることができる。また、アパチ
ャ6の壁面とトナー16の飛翔方向とが平行であるた
め、安定してトナーを飛翔させることができる。
【0030】更には、アパチャ電極体1自体は、図3に
示すように担持フィルム支持ローラ14に対して、アパ
チャ6を中心として左右に同じ角度だけたわむように圧
接されている。これにより、アパチャ電極体1とトナー
担持フィルム13との接触面積を大きくすることができ
るとともに、アパチャ6の下部周辺を左右均一に圧接す
ることができるため、トナーの濃度むらが発生すること
を極力抑えることができる。
【0031】前記制御電極4とトナー担持フィルム13
の導電性表面との間には、制御電圧印加手段としての制
御電圧印加回路8が接続されている。この制御電圧印加
回路8は、画像信号に基いて制御電極4に対して0V、
もしくは+50Vの電圧を印加するように構成されてい
る。
【0032】更には、前記背面電極ローラ22とトナー
担持フィルム13の導電性表面との間には直流電源24
が接続されており、この直流電源は制御ユニット40か
らの信号に従って前記背面電極ローラ22に対して+1
kVの電圧を印加し得るようになっている。
【0033】次に、上述のように構成される画像形成装
置の動作を説明する。
【0034】まず始めに、トナー担持フィルム13と供
給ローラ12の図1に示す矢印方向の運動により、供給
ローラ12から送られてくるトナー16は、トナー担持
フィルム13に擦りつけられ、マイナスに帯電させられ
てトナー担持フィルム13上に担持される。担持された
トナー16は、層規制ブレード18によって薄層化され
た後、トナー担持フィルム13の移動によってアパチャ
電極体1に向かって搬送される。そして、トナー担持フ
ィルム13上のトナーはアパチャ電極体1の絶縁シート
2に擦られつつアパチャ6の下に供給される。
【0035】ここで、画像信号に応じて、その画像部分
に対応する制御電極4には、制御電圧印加回路8から+
50Vの電圧が印加される。その結果、画像部分に対応
するアパチャ6の近傍には、制御電極4とトナー担持フ
ィルム13の間の電位差により、制御電極4よりトナー
担持フィルム13に向かう電気力線が形成される。それ
により、マイナスに帯電されたトナーは電位の高い方向
に静電力を受け、トナー担持フィルム13上からアパチ
ャ6を通過して制御電極4側に引き出される。引き出さ
れたトナー16は、更に、背面電極22に印加されてい
る電圧によって支持体20とアパチャ電極体1との間に
形成される電界により、支持体20に向かって飛翔し、
支持体20上に堆積して画素を形成する。
【0036】また、非画像部分に対応する制御電極4に
は、制御電圧印加回路8から0Vの電圧が印加される。
その結果、トナー担持フィルム13と制御電極4との間
には電界が形成されないことにより、トナー担持フィル
ム13上のトナー16は静電力を受けないためアパチャ
6を通過しない。
【0037】更には、支持体20は、その面上にトナー
16により1列の画素が形成される間に、アパチャ列と
垂直の方向に1画素分送られる。そして、上記のプロセ
スを繰り返すことにより支持体20の全面にトナー像が
形成される。その後、形成されたトナー像は、定着装置
26によって支持体20上に定着される。
【0038】上記のプロセスにおいて、アパチャ電極体
1とトナー担持フィルム13上のトナー16とは、アパ
チャ6の入口部分で接触していることにより、アパチャ
6の入口部分に堆積するトナー16は、トナー担持フィ
ルム13により順次供給されるトナーにより押し流され
るため、トナー16が堆積、架橋してアパチャ6を塞ぐ
ことが無い。
【0039】また、制御電極4による制御電界は、制御
電極4とトナー担持フィルム13のトナー担持面との間
に形成するので、上記のような構成のアパチャ電極体1
を用いた場合、電界を形成するギャップは担持されたト
ナー16の層の厚さ分だけであり、この狭い間隙内に存
在するトナー16に直接、制御電界を印加できるため、
制御効率がよく、小さな制御電圧で所望の制御電界が得
られるので制御電極4に電圧を印加するための制御電圧
印加回路8に備えられたIC等の駆動素子を、耐圧の低
い安価なものを使用することができる。
【0040】上述したように、印字に供されたトナー担
持フィルム13の表面には、白地に対応する部分には供
給ローラ12から供給された量のトナー16がそのまま
残っており、濃い黒地を出力した部分においても、トナ
ー担持フィルム13上のトナー16がすべて支持体20
上に飛翔するわけではなく、粒子径の小さく単位体積当
たりの帯電量の大きいトナーは鏡像力によってトナー担
持フィルム13上に残留している。
【0041】このように、直前の出力結果の履歴の影響
を受けたトナー担持フィルム13表面は、そのまま図1
の矢印方向に搬送され、フィルム巻き取りロール17に
巻き取られ、アパチャ6直下における印字操作にあたっ
ては、常に清浄なトナー担持フィルム13上に新たに担
持されたトナー16の層がアパチャ6に対して供給され
ることになり、したがって、上述したような、出力結果
の履歴によって搬送されてくるトナーの搬送量・帯電量
が変動してしまうような問題は起こらず、常に一定の搬
送量・帯電量のトナー16をアパチャ6に供給すること
ができる。
【0042】ここで、トナー担持フィルム13上に残留
しているトナー16は、ニップローラ19において、ト
ナー16を加圧もしくは加熱してトナー担持フィルム1
3上に固着させてもよい。
【0043】尚、本発明は、以上詳述した実施例に限定
されるものではなく、その主旨を逸脱しない範囲におい
て、種々の変更を加えることが可能である。
【0044】例えば、上記実施例では非画像部分に対応
するアパチャの制御電圧を0Vとしたが、これは負の電
圧であっても良い。この場合、よりかぶりの少ない画像
を得ることができる。
【0045】また、上記実施例においては、トナー流制
御手段としてフレキシブル基板状のアパチャ電極体を用
いたが、例えば、米国特許第5036341号の明細書
に記載されるような編目状の電極体を用いることも可能
である。
【0046】また、トナー担持部材の表面上に、適当な
絶縁性スペーサを着接してもよい。これによって、トナ
ー担持部材と制御電極との短絡の防止をより確実にする
と同時に、トナー流制御手段上に付着したトナーを定期
的にはぎ取り、トナー供給手段内のトナーの循環を補助
することができる。
【0047】また、上記実施例においては、トナーの極
性を負極性としたが、他の部材の材質を適当に選択する
ことによっては正極性とすることも可能である。
【0048】また、上記実施例においては、トナー担持
部材表面は接地された導電性物質で構成されていたが、
この導電性物質を適当なバイアス電位を与える電源と接
続してもよい。この場合、制御電極に印加する電圧は、
このバイアス電位に対応して変化するものである。
【0049】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の画像形成装置は、トナー供給手段により一度トナ
ーを担持されたトナー担持フィルムは、トナー流制御手
段の位置まで搬送されてトナーを供給し、印字に供され
たトナーを担持したトナー担持フィルムは、そのまま搬
送され、フィルム巻き取りロールに巻き取られるので、
印字の際には、常に履歴のない一定の厚さ・帯電量のト
ナーがトナー流制御手段に供給されるので、印字に供さ
れなかった残留トナーが次の印字の際に供されることが
なく、トナー層の量や帯電量に影響を与えることがな
い。
【0050】したがって、常に一定量で一定の帯電量の
トナーを供給でき、画像濃度のばらつきや変動が少な
く、必要な濃度、コントラストの画像や印字速度を得る
ことができる画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の構成を具体化した一実
施例を示す図である。
【図2】本発明の画像形成装置に用いられるアパチャ電
極体の構成を示す斜視図である。
【図3】本発明の画像形成装置に用いられるアパチャ電
極体とトナー担持ローラとの構成を模式的に示す図であ
る。
【符号の説明】
1 アパチャ電極体 2 絶縁性シート 4 制御電極 6 アパチャ 8 制御電圧印加回路 10 トナー供給装置 12 供給ローラ 13 トナー担持フィルム 14 トナー担持ローラ 15 フィルム保持ロール 17 フィルム巻き取りロール 18 トナー層規制ブレード 19 ニップローラ 22 背面電極ローラ 24 直流電源 40 制御ユニット
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/08 504 A

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電したトナーの流れを制御するトナー
    流制御手段と、 そのトナー流制御手段と対向して配置され、少なくとも
    トナー流制御手段と対向する表面が導電性もしくは半導
    電性の特性を有するトナー担持フィルムと、 前記トナー担持フィルムを供給するためのフィルム供給
    手段と、 前記フィルム供給手段から供給されるトナー担持フィル
    ムを巻き取るためのフィルム巻き取り手段と、 前記フィルム供給手段から供給されるトナー担持フィル
    ムに対してトナーを供給するためのトナー供給手段とを
    備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記トナー供給手段は、トナー担持フィ
    ルムの、トナー流制御手段との対向部分よりもトナー担
    持フィルムの供給方向において上流側に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記トナー供給手段とトナー流制御手段
    との間のトナー担持フィルムには、トナー層規制手段が
    配置されていることを特徴とする請求項2に記載の画像
    形成装置。
  4. 【請求項4】 前記トナー担持フィルムとトナー流制御
    手段とが、前記トナーを介して圧接するよう配置されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
JP9213294A 1994-04-28 1994-04-28 画像形成装置 Pending JPH07290755A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9213294A JPH07290755A (ja) 1994-04-28 1994-04-28 画像形成装置

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JP9213294A JPH07290755A (ja) 1994-04-28 1994-04-28 画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001062501A1 (fr) * 2000-02-25 2001-08-30 Matsushita Electric Industrial Co. Ltd. Dispositif de commande du passage pour le toner, dispositif et procede de formation d'images

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