JPH07290752A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH07290752A
JPH07290752A JP8454194A JP8454194A JPH07290752A JP H07290752 A JPH07290752 A JP H07290752A JP 8454194 A JP8454194 A JP 8454194A JP 8454194 A JP8454194 A JP 8454194A JP H07290752 A JPH07290752 A JP H07290752A
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toner
recording material
back electrode
forming apparatus
image forming
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JP8454194A
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達哉 ▲よし▼田
Tatsuya Yoshida
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録ヘッドと記録材料のギャップを一定にす
ることで、形成されるドットの位置ずれ、ドット抜け等
を防止する。 【構成】 画像情報に応じた制御電界を利用して選択的
にトナー通過孔33にトナー22を通過させる記録ヘッ
ド23と、表面にトナー22を担持し、記録ヘッド23
の位置に供給するトナー供給手段24と、背面電極29
とを備え、トナー通過孔33を通過したトナー22を記
録材料28に転移可能に構成した画像形成装置におい
て、背面電極29に開口部34を設け、空気吸引手段3
5により開口部34から空気を吸引し記録材料28を密
着させることにより、記録ヘッド23と記録材料28と
の間のギャップを一定に保つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドットにより画像デー
タに応じた印字を行うページプリンタ、複写機等の画像
形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より原稿像若しくは画像情報に応じ
たドットパターン状の変調光を利用して感光ドラム等の
潜像担持体に担持させた静電潜像を、現像器を利用して
可視像化した後、この可視像化したトナー像を記録材料
に転写させるようにした一般に電子写真方式と呼ばれる
方式は、プリンタ、複写機その他の画像形成装置に多用
されている。
【0003】しかしながら、かかる電子写真方式は、静
電形成手段からなる転写手段により潜像担持体上のトナ
ー像を記録材料に転写せしめることを基本とするため
に、画像情報を光情報に変換する手段、潜像担持体、転
写手段等に加えて、潜像担持体に付着している残存トナ
ーを除去する手段、潜像担持体に書き込まれた電荷の除
去や再帯電を行う手段を必要とし、装置の大型化、高コ
スト化につながっている。
【0004】これらの問題点を解決するものとして、静
電印刷技術のなかでトナー飛翔記録方式として知られる
印刷技術がある。トナー飛翔記録方式は、トナー供給手
段上に担持させたトナーを直接、画像情報に応じたドッ
トパターンで記録材料上に転移させるもので、米国特許
第3689935号公報等に開示されている。
【0005】この米国特許第3689935号公報には
絶縁層と、絶縁層の一方側に設けられた導電性の材料か
らなる連続層(以下、導電連続層と略)と、絶縁層の他
方側に設けられた導電性の材料からなる部分層(以下、
導電部分層と略)とを有し、少なくとも1列のトナー通
過孔が導電部分層の中央部を貫通する積層粒子モジュレ
ータを内蔵した静電ラインプリンタが開示されている。
【0006】この静電ラインプリンタは、導電連続層に
は、一定の電位が印加され、導電部分層には、画像情報
に応じて選択的に電位が加えられることにより、トナー
をトナー通過孔より通過させ、画像を形成する。
【0007】以下、従来のトナー飛翔記録方式による画
像形成装置について説明する。図9は従来の画像形成装
置の概略構成図、図10は従来の画像形成装置のトナー
飛翔部の拡大図、図11は従来の画像形成装置の記録ヘ
ッドの平面図である。図9、図10においてトナー貯留
槽1内部に配設されたトナー供給ローラ2には、スポン
ジローラ3が圧接されており、トナー供給ローラ2の周
動方向の下流側には一定の圧力で層厚規制部材4が圧接
されている。また、トナー供給ローラ2に対向して背面
電極5が記録ヘッド6を間に挟んで配設されている。記
録ヘッド6は、導電連続層7とポリイミドの中間絶縁層
8と導電部分層9の3層より構成され、導電連続層7を
トナー供給ローラ2側にして配設されている。トナー供
給ローラ2と記録ヘッド6のギャップは、100〜50
0μm、記録ヘッド6と背面電極5のギャップは400
〜1000μmに保たれるよう構成されている。21は
記録材料11に飛翔し付着したトナー10を加熱、圧着
する定着ローラである。
【0008】以上のように構成された画像形成装置の動
作について、以下説明する。トナー貯留槽1内部のトナ
ー10はスポンジローラ3とトナー供給ローラ2が圧接
し、スポンジローラ3はトナー供給ローラ2と逆方向に
回転するため、摩擦帯電した状態でトナー供給ローラ2
上に供給される。トナー供給ローラ2に付着したトナー
10は、トナー供給ローラ2により層厚規制部材4の位
置まで搬送され、層厚規制部材4により10〜50μm
の一定の層厚に規制され、同時に再度帯電され、トナー
供給ローラ2により記録ヘッド6と対向する位置まで搬
送される。
【0009】記録ヘッド6の導電連続層7には、トナー
10と逆極性の一定の電位が印加されており、導電部分
層9には画像情報に応じて、ドットを形成する場合は導
電連続層7よりも高く、トナー10と逆極性の電位を印
加し、ドットを形成しない場合はトナー10と同極性の
電位が印加される。背面電極5にはドット形成時に導電
部分層9に印加されるよりも更に高いトナー10とは逆
極性の電位が印加されている。記録ヘッド6の対向部ま
で搬送されたトナー10は、ドットを形成する場合には
導電連続層7と導電部分層9および背面電極5に電位が
印加されることにより発生する電界によって、トナー供
給ローラ2から背面電極5に向かう方向に生じる力が作
用し、記録材料11上に飛翔する。また、ドットを形成
しない場合には、導電部分層9にトナー10の帯電極性
と同極の電位を印加することによりトナー通過孔12内
部の電界方向を逆転させ、トナー通過孔12の導電部分
層9部をトナー10が通過しないようにする。
【0010】図10、図11において、記録ヘッド6は
画像情報に応じて信号を生成する制御回路13、制御回
路13からの信号に基づいて電位を印加する駆動回路1
4に接続されている。トナー通過孔12の配列は、ドッ
トを連続した線状の画像として表すために、複数列配設
されており、トナー通過孔群15〜19毎に制御タイミ
ングを変更し、線画像20を形成している。
【0011】以上の動作を連続して行ない、トナー10
の飛翔した記録材料11を図9に示す定着ローラ21に
より定着することで、所望の画像を得ることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、図12に示すようにトナー供給ローラ2と
記録ヘッド6と背面電極5の間のギャップは管理できる
が、記録材料11に反り、しわ等が生じた場合に記録ヘ
ッド6と記録材料11表面のギャップに変動が生じてし
まい、記録材料11上に形成されるドットの記録材料1
1の先端からの距離がDからdにずれたり、ドットサイ
ズの変動等の不具合が発生し、印字品質の低下を招いて
いた。また、環境変化や埃等によりトナー通過孔12に
飛翔したトナー10の一部が付着し、トナー通過孔12
を塞いでしまい、その結果、記録材料11上に形成され
るドットが小さくなったり、あるいは全く形成されずに
ドット抜けが発生し、印字品質の低下を招いていた。
【0013】本発明は、上記した課題を解決するもの
で、印字品質の良好な画像形成装置を提供することを目
的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の画像形成装置は、背面電極に記録材を密着さ
せる密着手段を備えたことを第一の特徴とするものであ
る。
【0015】ここで、密着手段は、背面電極に設けられ
た開口部と、この開口部を通して空気を吸引する空気吸
引手段とから構成されているものである。
【0016】また、密着手段の別の構成としては、記録
材の搬送方向上流側に設けられた記録材を背面電極に印
加される電圧とは異なる極性に帯電させる記録材帯電手
段を備えたものである。
【0017】さらに第二の特徴としては、記録材がトナ
ー制御手段のトナー通過孔と背面電極に設けられた開口
部との間に存在していない場合、または、記録材の搬送
動作開始後、記録材の先端がトナー通過孔と開口部との
間に搬送される前に空気吸引手段により開口部を通して
空気の吸引を行うものである。
【0018】ここで、背面電極の開口部はトナー制御手
段のトナー通過孔に対向するように設けることができ
る。
【0019】さらに第三の特徴としては背面電極に設け
られた空気吸引手段により空気の吸引を行う開口部の形
状を、記録材の搬送方向に対して垂直方向に長いスリッ
ト形状とするとともに背面電極を記録材の搬送方向に移
動可能とし、複数個のトナー通過孔のうち開口部と対向
する位置のトナー通過孔による印字を行わないよう印字
動作のタイミングを制御する制御手段を備えたものであ
る。
【0020】さらに第四の特徴としては背面電極を記録
材の搬送方向に対して垂直方向に長い回転可能な円柱形
状とし、その表面に開口部を設け、円周方向のトナー通
過孔と対向する部分で空気吸引手段による空気の吸引を
行うものである。
【0021】
【作用】本発明は上記第一の特徴の構成により、背面電
極と記録材とを密着させて印字動作を行うことができる
ため、トナー制御手段と記録材間のギャップを一定に保
つことが可能となる。
【0022】また、背面電極と記録材とを密着させる密
着手段として空気吸引手段により、背面電極に設けた開
口部より空気を吸引するようにするか、或いは記録材を
搬送する経路でトナー通過孔と対向する位置よりも上流
側に設けた記録材帯電手段により、記録材表面に電荷を
保持させ、記録材と背面電極間に静電的な吸引力を作用
させるようにすることで、記録材の先端部においてもギ
ャップを一定に保つことが可能となる。
【0023】さらに、本発明は上記第二の特徴の構成に
より、記録材がトナー通過孔と開口部との間に存在して
いない場合に、背面電極に設けられた開口部より空気吸
引手段により空気の吸引を行うことで、環境変化や埃等
によりトナー通過孔に付着したトナーや埃等を除去する
ことができる。
【0024】また、背面電極に設けられた開口部より空
気吸引手段により空気の吸引を行うタイミングを記録材
の搬送動作開始後、記録材の先端がトナー通過孔と対向
する位置に到達するよりも早いタイミングとすること
で、印字動作毎にトナー通過孔のクリーニングを行うこ
とができる。
【0025】ここで、背面電極の開口部をトナー制御手
段のトナー通過孔に対向するように設けることで、空気
の吸引速度を速くすることができる。
【0026】さらに、本発明は上記第三の特徴の構成に
より、複数個のトナー通過孔のうち開口部と対向する位
置のトナー通過孔による印字を行わないよう印字動作の
タイミングを制御することで、トナー通過孔と背面電極
間で発生する電界の分散を抑え、記録材上に形成される
ドットを収束させることが可能となる。
【0027】さらに、本発明は上記第四の特徴の構成に
より、円周方向のトナー通過孔と対向する部分で空気の
吸引を行うことにより、記録材がトナー通過孔と対向し
ている部分では背面電極に記録材が吸引され、記録材が
トナー通過孔と対向している部分を過ぎると記録材が吸
引されなくすることができる。
【0028】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1の実施例における画像
形成装置について図面を参照しながら説明する。図1は
本発明の第1の実施例における画像形成装置のトナー飛
翔部の拡大図で、図1において22はトナーで、このト
ナー22は電子写真方式の画像形成装置に使用される一
般の粉体トナーで良い。23は画像情報に応じてトナー
22の飛翔を制御する記録ヘッド、24はトナー22を
記録ヘッド23と対向する位置まで搬送するためのトナ
ー供給手段、25はトナー供給手段24の表面に付着し
たトナー22の層厚を一定にするための層厚規制部材、
26は画像情報に応じて信号を生成する画像処理回路、
27は画像処理回路26から出力される信号に応じて記
録ヘッド23に印加する電圧を制御する駆動回路、28
は紙や樹脂シート等の記録材料、29は記録ヘッド23
とのギャップを確保して固定され、記録ヘッド23のト
ナー通過孔33を通過したトナー22を記録材料28に
導くための背面電極であり、トナー供給手段24と記録
ヘッド23、記録ヘッド23と背面電極29とのギャッ
プは支持部材によってそれぞれ100μm、500μm
に保たれており、記録ヘッド23はトナー供給手段24
の長手方向に平行な5本の行電極30と厚さ25μmの
ポリイミドの絶縁層31を介して行電極30に交差する
複数列の列電極32を備え、行電極30と列電極32と
が交差した部分にトナー供給手段24の長手方向に平行
にトナー通過孔33を配設し、行電極30と列電極32
には画像情報に応じて画像処理回路26、駆動回路27
により、ドットを形成する場合は行電極30に90V、
列電極32に70Vの電圧が、ドットを形成しない場合
は行電極30に−50V、列電極32に−50Vの電圧
が印加される。背面電極29には表面から裏面まで貫通
した開口部34が設けられ、背面電極29の裏面側に密
着して設けられた電動ファン或いはポンプ等を利用した
空気吸引手段35により、開口部34を通して背面電極
29の表面側の空気を裏面側に向かって吸引すること
で、記録材料28は記録ヘッド23のトナー通過孔33
と対向する位置に搬送されてきた時に背面電極29に密
着する。以上によって記録ヘッド23と記録材料28と
のギャップを一定に保つことができ、記録材料28上に
形成されるドットの位置ずれ等の不具合を防止できる。
【0029】(実施例2)図2は本発明の第2の実施例
における画像形成装置のトナー飛翔部の拡大図で、図2
において、36は一般に電子写真方式の画像形成装置の
帯電器として用いられるスコロトロンのような帯電手段
で、搬送されてくる記録材料28の記録面と反対側の面
に一様なトナー22と同極性の静電荷を与える。37は
背面電極で、トナー22と逆極性で約1kVの電圧が印
加されており、記録材料28の記録面と反対側の面に一
様に存在している電荷を引き寄せることで記録材料28
は記録ヘッド23のトナー通過孔33と対向する位置に
搬送されてきた時に背面電極37に密着する。以上によ
って記録ヘッド23と記録材料28とのギャップを一定
に保つことができ、記録材料28上に形成されるドット
の位置ずれ等の不具合を防止できる。
【0030】(実施例3)以下、本発明の第3の実施例
における画像形成装置について説明する。図3は本発明
の第3の実施例における画像形成装置のトナー飛翔部の
拡大図で、図3において、38はフォトインタラプタ
で、記録材料28が記録ヘッド23と対向する位置に存
在するかどうかを認識し、記録材料28が存在する場合
はディジタル信号の”0”を、記録材料28が存在しな
い場合は”1”を認識信号として出力する。39は駆動
回路で、フォトインタラプタ38から出力される認識信
号に従って、記録材料28が存在しないとき(認識信号
が”1”の時)空気吸引手段35の電動ファン或いはポ
ンプ等をONにし、記録材料28が存在するとき(認識
信号が”0”の時)空気吸引手段35の電動ファン或い
はポンプ等をOFFにする。以上によって環境変化や埃
等によりトナー通過孔33に付着したトナー22や埃等
を除去することができ、記録材料28上に形成されるド
ットが小さくなったり、あるいは全く形成されないドッ
ト抜けが発生したりすることを防止することができる。
【0031】ここで、背面電極29に設けられる開口部
34の形状を図4に示すように、記録ヘッド23のトナ
ー通過孔33と対向する部分にすると、さらに環境変化
や埃等によりトナー通過孔33に付着したトナー22や
埃等を効率良く除去することができる。また、図5に示
すように第1のフォトインタラプタ40と第2のフォト
インタラプタ41とOR回路42とを備えることによ
り、空気吸引手段35をONにするタイミングを記録材
料28が第1,第2のフォトインタラプタ40,41の
間に存在する期間のみとすることができ、印字動作中以
外には空気吸引手段35の動作騒音を無くすことが可能
となるとともに、記録材料28が記録ヘッド23のトナ
ー通過孔33と対向する位置に到達する以前に空気吸引
を行うため、環境変化や埃等によりトナー通過孔33に
付着したトナー22や埃等を予め除去することができ
る。
【0032】(実施例4)以下、本発明の第4の実施例
における画像形成装置について説明する。図6は本発明
の第4の実施例における画像形成装置の背面電極の開口
部の平面図、図7は本発明の第4の実施例における画像
形成装置のトナー飛翔部の拡大図で、図6、図7におい
て、背面電極43は第1の実施例等で説明したトナー供
給手段24の長手方向に長い円柱形状に形成され、その
表面にはトナー供給手段24の長手方向に平行に細長い
スリット状の開口部34が外側と内側を貫通して設けら
れており、モータ(図示せず)により、印字動作中矢印
A方向に記録材料28の搬送速度と同じ速度で回転され
る。
【0033】開口部34は記録ヘッド23上に5本ある
行電極44〜48と一本おきに対向するような間隔で背
面電極43に設けられており、背面電極43が回転して
も常に行電極44〜48のうち最低一本は開口部34と
対向しないようになっている。一方、記録ヘッド23上
の行電極46の延長線上には記録ヘッド23を貫通する
検出孔49が設けられ、この検出孔49の上方に対向し
て発光手段50が設けられている。背面電極43の裏側
(記録ヘッド23と対向しない側)には、検出孔49と
背面電極43の開口部34が重なった時に発光手段50
からの光が受光できる位置に受光手段51が設けられ、
検出孔49と背面電極43の開口部34が重なった時、
発光手段50からの光が受光手段51に到達し、受光手
段51は開口部34の位置検出信号としてディジタル信
号の”0”を駆動回路27に出力する。また、検出孔4
9と背面電極43の開口部34が重なっていない時、発
光手段50からの光は背面電極43によって遮られ、受
光手段51には到達せず受光手段51は開口部34の位
置検出信号としてディジタル信号の”1”を駆動回路2
7に出力する。
【0034】受光手段51から出力される位置検出信号
を受けた駆動回路27は、位置検出信号が”0”の場合
は行電極45,47で、位置検出信号が”1”の場合は
行電極44,46,48で印字動作を行うように制御す
ることで、記録ヘッド23と背面電極43によって形成
される制御電界が拡散することを防止して、記録材料2
8上に形成されるドットが拡散して印字品質が劣化する
ことを防止できる。
【0035】(実施例5)以下、本発明の第5の実施例
における画像形成装置について説明する。図8は本発明
の第5の実施例における画像形成装置のトナー飛翔部の
拡大図で、図8において、背面電極52はトナー供給手
段24の長手方向に長い円柱形状に形成され、その表面
には外側と内側を貫通する開口部が設けられており、モ
ータ(図示せず)により、印字動作中、矢印A方向に記
録材料28の搬送速度と同じ速度で回転される。53は
樹脂製の平板の先端に柔らかいゴム製のブレードが取り
付けられた領域制限手段、54は電動ファン或いはポン
プ等(図示せず)を利用した空気吸引手段である。
【0036】図8において空気吸引手段54を作動させ
ると、背面電極52の外側から内側に空気が吸引される
が、領域制限手段53によって空気吸引に有効な領域を
図8の斜線で示す領域55のみに制限することができ
る。領域制限手段53は柔らかいゴム製のブレードを介
して背面電極52と接するように固定されているため、
背面電極52が回転しても領域55は常に記録ヘッド2
3と対向する位置から移動しない。
【0037】以上によって、背面電極52を用紙搬送ロ
ーラとして兼用する目的等で円柱形状として回転させて
も、空気を吸引する領域を、記録ヘッド23のトナー通
過孔33と対向する部分のみに制限でき、記録材料28
がトナー通過孔33と対向する部分を通過した後に背面
電極52に巻き付くことを防止できる。
【0038】
【発明の効果】本発明の画像形成装置は、第一の特徴に
より、背面電極と記録材とを密着させて印字動作を行う
ことができるため、トナー制御手段と記録材間のギャッ
プを一定に保つことが可能となり、記録材に反り等が発
生してトナー制御手段と記録材との間のギャップに変動
が生じるような場合においても、背面電極と記録材とが
確実に密着するため、記録材上に形成されるドットの位
置ずれ、ドットサイズの変動等の不具合の発生を抑える
ことができる。
【0039】また、背面電極と記録材とを密着させる密
着手段として空気吸引手段により、背面電極に設けた開
口部より空気を吸引するようにするか、或いは記録材を
搬送する経路でトナー通過孔と対向する位置よりも上流
側に設けた記録材帯電手段により、記録材表面に電荷を
保持させ、記録材と背面電極間に静電的な吸引力を作用
させるようにすることで、ローラ等の記録材支持部材を
使用した場合と比較して、記録材の先端部においてもギ
ャップを一定に保つことが可能となる。
【0040】さらに、本発明の第二の特徴により、記録
材がトナー通過孔と開口部との間に存在していない場合
に、背面電極に設けられた開口部より空気吸引手段によ
り空気の吸引を行うことで、環境変化や埃等によりトナ
ー通過孔に付着したトナーや埃等を除去することがで
き、記録材上に形成されるドットが小さくなったり、あ
るいは全く形成されないドット抜けが発生したりするこ
とを防止することができる。
【0041】また、背面電極に設けられた開口部より空
気吸引手段により空気の吸引を行うタイミングを記録材
の搬送動作開始後、記録材の先端がトナー通過孔と対向
する位置に到達するよりも早いタイミングとすること
で、印字動作毎にトナー通過孔のクリーニングができ、
印字品質の低下を防ぐことができる。
【0042】ここで、背面電極の開口部をトナー制御手
段のトナー通過孔に対向するように設けることで、空気
の吸引速度を速くすることができ、トナー通過孔に付着
したトナーや埃等の除去を効果的に行うことができる。
【0043】さらに、本発明の第三の特徴により、複数
個のトナー通過孔のうち開口部と対向する位置のトナー
通過孔による印字を行わないよう印字動作のタイミング
を制御することで、トナー通過孔と背面電極間で発生す
る電界の分散を抑え、記録材上に形成されるドットを収
束させることが可能となり、印字品質の向上を図ること
ができる。
【0044】さらに、本発明の第四の特徴により、円周
方向のトナー通過孔と対向する部分で空気の吸引を行う
ことにより、記録材がトナー通過孔と対向している部分
では背面電極に記録材が吸引され、記録材がトナー通過
孔と対向している部分を過ぎると記録材が吸引されなく
なり、背面電極に記録材が巻き付くのを防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における画像形成装置の
トナー飛翔部の拡大図
【図2】本発明の第2の実施例における画像形成装置の
トナー飛翔部の拡大図
【図3】本発明の第3の実施例における画像形成装置の
トナー飛翔部の拡大図
【図4】本発明の第3の実施例における画像形成装置の
背面電極の開口部の平面図
【図5】本発明の第3の実施例における画像形成装置の
トナー飛翔部の拡大図
【図6】本発明の第4の実施例における画像形成装置の
背面電極の開口部の平面図
【図7】本発明の第4の実施例における画像形成装置の
トナー飛翔部の拡大図
【図8】本発明の第5の実施例における画像形成装置の
トナー飛翔部の拡大図
【図9】従来の画像形成装置の概略構成図
【図10】従来の画像形成装置のトナー飛翔部の拡大図
【図11】従来の画像形成装置の記録ヘッドの平面図
【図12】従来の画像形成装置の不具合が発生した場合
のトナー飛翔部の拡大図
【符号の説明】
22 トナー 23 記録ヘッド 24 トナー供給手段 25 層厚規制部材 26 画像処理回路 27 駆動回路 28 記録材料 29 背面電極 30 行電極 31 絶縁層 32 列電極 33 トナー通過孔 34 開口部 35 空気吸引手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像情報に応じて電磁気的に開閉可能なト
    ナー通過孔を複数備えたトナー制御手段と、表面にトナ
    ーを担持して前記トナー制御手段の前記トナー通過孔と
    対向する位置にトナーを供給するトナー担持体と、前記
    トナー制御手段を間に挟んで前記トナー担持体と対向す
    る位置に設けられた背面電極とを備え、記録材を前記ト
    ナー制御手段と前記背面電極との間に搬送し、前記背面
    電極に電圧を印加することにより前記トナー担持体に担
    持されたトナーをトナー制御手段を介して記録材へ転移
    させる画像形成装置であって、前記背面電極に記録材料
    を密着させる密着手段を備えたことを特徴とする画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】前記密着手段が前記背面電極に設けられた
    開口部と、前記開口部を通して空気を吸引する空気吸引
    手段とから構成されていることを特徴とする請求項1記
    載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記密着手段が記録材の搬送方向上流側に
    設けられた記録材を前記背面電極に印加される電圧とは
    異なる極性に帯電させる記録材帯電手段であることを特
    徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】記録材が前記トナー通過孔と前記開口部と
    の間に存在していない場合に前記空気吸引手段により前
    記開口部を通して空気の吸引を行うことを特徴とする請
    求項2記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】記録材の搬送動作開始後、記録材の先端が
    前記トナー通過孔と前記開口部との間に搬送される前に
    前記空気吸引手段により前記開口部を通して空気の吸引
    を行うことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】前記開口部を前記トナー通過孔に対向する
    位置に設けたことを特徴とする請求項4または請求項5
    記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】前記開口部の形状を記録材の搬送方向に対
    して垂直方向に長いスリット形状とするとともに前記背
    面電極を記録材の搬送方向に移動可能とし、複数個の前
    記トナー通過孔のうち前記開口部と対向する位置の前記
    トナー通過孔による印字を行わないよう印字動作のタイ
    ミングを制御する制御手段を備えたことを特徴とする請
    求項2記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】前記背面電極を記録材の搬送方向に対して
    垂直方向に長い回転可能な円柱形状とし、円周方向の前
    記トナー通過孔と対向する部分で前記空気吸引手段によ
    る空気の吸引を行うことを特徴とする請求項2記載の画
    像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6030069A (en) * 1996-12-25 2000-02-29 Sharp Kabushiki Kaisha Image forming apparatus, using suction to keep distance between recording medium and control electrode uniform while forming image
WO2000069636A1 (fr) * 1999-05-19 2000-11-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Technique de formation d'images et dispositif correspondant

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