JPH07289517A - 視線検出装置およびそれを備えた光学機器 - Google Patents

視線検出装置およびそれを備えた光学機器

Info

Publication number
JPH07289517A
JPH07289517A JP6091160A JP9116094A JPH07289517A JP H07289517 A JPH07289517 A JP H07289517A JP 6091160 A JP6091160 A JP 6091160A JP 9116094 A JP9116094 A JP 9116094A JP H07289517 A JPH07289517 A JP H07289517A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line
sight
detection
sight detection
detected
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6091160A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Akashi
彰 明石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP6091160A priority Critical patent/JPH07289517A/ja
Priority to US08/428,434 priority patent/US5694623A/en
Publication of JPH07289517A publication Critical patent/JPH07289517A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B13/00Viewfinders; Focusing aids for cameras; Means for focusing for cameras; Autofocus systems for cameras
    • G03B13/02Viewfinders
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2213/00Viewfinders; Focusing aids for cameras; Means for focusing for cameras; Autofocus systems for cameras
    • G03B2213/02Viewfinders
    • G03B2213/025Sightline detection

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Eye Examination Apparatus (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
  • Viewfinders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 成功率の高い視線検出を行なえる視線検出装
置およびそれを備えた光学機器を提供する。 【構成】 視線を検出する検出手段と、視線検出の可、
不可を判断する判断手段と、該判断手段が視線検出不可
と判断した場合に、視先検出不可の原因を推定する推定
手段と、該推定手段の推定した視線検出不可の原因を告
知する告知手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は観察者の視線を検出する
視線検出装置および視線検出装置を備えた光学機器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、観察者が観察面上(例えば、
一眼レフカメラのファインダ面)のどの位置を注視して
いるかを検出する、いわゆる視線(視軸)を検出装置は
種々提案されている。
【0003】例えば、本出願人による特開平1-241511号
公報では、赤外発光ダイオード(以下、「IRED」と
略記する)で照明された観察者の眼球の前眼部を、エリ
アセンサを用いて撮像し、その像信号を処理して観察者
のファインダ上での視線座標を検出し、その結果に基づ
いてカメラの複数の測距(焦点検出)領域や測光領域の
内の1つを選択するカメラが開示されている。
【0004】図13に眼球を撮像したときの、エリアセ
ンサから出力される像信号の一例を示す。図13(A)は
眼球像信号を視覚的に表したもので、図13(B)の信号6
0は(A)中のX-X'線位置での像信号の出力変化を表す。
【0005】50は瞳孔、51はIREDの角膜反射像(こ
の例では2つ)をそれぞれ表し、前記公知例の方法によ
れば、この信号から瞳孔中心と角膜反射像の相対位置関
係が判れば、観察者の視線座標を検出することができ
る。信号60中の2つのピークがIREDの角膜反射像に
対応している。
【0006】図14は視線検出装置を搭載したカメラの
従来のファインダの例である。
【0007】視野マスク23内に液晶表示(LCD)24があ
り、カメラの焦点検出装置の合焦表示や、ストロボの充
電完了表示、7セグメント表示からなるシャッタ(Tv)
値、絞り(Av)値、そして視線マーク24aなどが配され
ている。
【0008】この視線マーク24aは、カメラの視線検出
装置の視線検出可能(成功)/不能(失敗)状態を表示
するためにある。
【0009】何故このようなマークが必要かというと、
視線検出装置が対象とするのは人の目であるため、視線
をいつも確実に検出できるというわけではなく、例え
ば、使用者が目を閉じているときには当然のことながら
検出することは不可能である。目を閉じてなくても、い
わゆる薄目の場合には検出が困難になってくる。一般的
には、カメラの初心者の方が視線検出失敗の可能性が高
い。周知の焦点検出装置の場合と同様に、動作が100
%確実でない装置は、失敗したときにそれを表示するこ
とが必要である。
【0010】このマーク24aは、視線検出が成功した場
合には点灯し、失敗した場合には点滅することで、視線
検出の成功/失敗を表示する。
【0011】成功/失敗の判定には、視線検出結果の信
頼性を用いる。本発明の視線検出の原理は、眼球像中の
瞳孔情報、IREDの角膜反射像情報に基づいているか
ら、信号中の瞳孔と角膜反射像のそれぞれの信号の変化
(あるいはコントラスト)の大きさを、検出結果に対す
る信頼性の1つの目安とすることができる。即ち、瞳孔
部分や角膜反射像の部分の信号のコントラストが充分あ
れば視線検出結果の信頼性が高く、コントラストが低い
場合は信頼性が低いと考えるわけである。
【0012】従って、使用者はファインダ内にマーク24
aが点灯していれば視線検出は成功であり、点滅してい
れば失敗した、ということを知ることができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような表示の場合、視線検出が失敗であったとしても、
カメラの使用者はそのことを知るだけで、何の対処もす
ることができない。
【0014】即ち、視線検出失敗(不能)の場合、その
原因もいろいろとあり、その中には使用者がその原因を
知れば簡単に対処できるのものも多い。ところが従来例
の表示では、使用者(特にカメラの初心者)はその原因
が判らず、多くの場合あきらめるしかない。
【0015】このような従来例に鑑み本発明の目的は成
功率の高い視線検出を行なえる視線検出装置およびそれ
を備えた光学機器を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した不都合
を解消するために、視線を検出する検出手段と、視線検
出の可、不可を判断する判断手段と、該判断手段が視線
検出不可と判断した場合に、視線検出不可の原因を推定
する推定手段と、該推定手段の推定した視線検出不可の
原因を告知する告知手段とを有することによって、視線
検出が不可の場合、その原因、あるいは対処・改善方法
を視覚・聴覚的な手段で観察者もしくは使用者に告知す
るようにした。
【0017】
【実施例】図1は本発明の表示形態の第1の実施例であ
る。
【0018】図14と同じ要素には同一の番号を付して
いる。
【0019】本実施例では、観察面としてのファインダ
の中に告知手段としてのスーパーインポーズ表示70を出
している。ここでは、メガネを掛けた人がカメラを使用
し、眼球照明用のIREDの光がメガネで反射し、その
反射光によって視線検出が不能になった場合を想定して
いる。
【0020】そのときの眼球像信号の例を図2に示す。
本来の角膜反射像51に加えて、IREDのメガネによる
反射像52(以下「メガネ反射像」と称する)が多数発生
している。この図の状態よりもさらにメガネの掛け方を
悪くすると、メガネ反射像52が角膜反射像51に重なりこ
とがあり、そうなると本来の角膜反射像51が検出できな
くなり、従って原理的に視線を検出することが不可能と
なる。
【0021】これを解消するには、使用者にメガネを正
しく掛けなおしてもらえば良い。
【0022】本来の角膜反射像を抽出できずに視線検出
を失敗したと判断手段が判断した場合、像信号中にメガ
ネ反射像を検知したときには、図1のようにスーパーイ
ンポーズ70で「メガネヲキチントカケテクダサイ」と表
示する。この例ではカタカナで表示しているが、表示器
の事情が許せば、ひらがなやかな漢字混じりの表示が望
ましい。
【0023】このようなスーパーインポーズを実現する
には、例えば、カメラのピント板上に透過型の液晶表示
器を置けば良い。あるいはカメラの主ミラー2の下の、
通称ミラーボックス底面または側面に投光光学系を設
け、光学的に文字パターンをピント板上に投影する構成
でも良い。
【0024】次の図3は、使用者の目がカメラから離れ
すぎている場合の眼球像信号例である。カメラから距離
が離れているため、図13に比較して、瞳孔、角膜反射
像が相対的に小さくなっている。さらに距離が遠くなる
と、IREDによる照明が暗くなり、眼球像信号のコン
トラストが小さくなる。そうなると虹彩と瞳孔の区別が
困難となって、視線検出の結果の信頼性が低下する。
【0025】このような場合は、目を近づければ信頼性
が向上するので、スーパーインポーズ表示は「メヲチカ
ズケテクダサイ」とする。
【0026】逆に目が近づき過ぎて検出不能となるとき
もあるので、その場合は「メヲハナシテクダサイ」と表
示する。
【0027】信号中のコントラスト不足が原因で視線検
出が失敗したと判断手段が判断した場合に、真因が目と
カメラ間の距離不適切であるということを推定手段が推
定するには、2つの角膜反射像の間隔から距離を算出す
れば良い。2つの反射像の距離が所定以上の場合には目
を近づけすぎ、所定以下の場合には目を離しすぎ、と推
定することができる。
【0028】図4の例は、使用者のファインダの覗き方
が悪くて、眼球の前眼部の像の全域がエリアセンサ上に
結像しなかった場合の像信号である。
【0029】この場合、瞳孔を円形に抽出できないこ
と、即ち瞳孔中心が正確に判らないことが原因で視線検
出不能となる。
【0030】ファインダを正しく覗けばこの問題は解消
できると推定して、瞳孔が円形に抽出できない場合は、
例えば「タダシクノゾイテクダサイ」と表示する。
【0031】次の図5は、屋外でカメラを使用している
とき、太陽光がファインダ付近に直射した場合の像信号
例である。直射光がファインダを覗いている目に当たる
と、その部分の輝度が著しく上昇し、図5のように、直
射領域が54のようになる。そうなると像信号は60のよう
に飽和し、視線検出は全く不能になる。
【0032】像信号中に飽和した領域が広い面積で発生
したときには、このような原因が推定されるから、スー
パーインポーズで「チョクシャヲサケテクダサイ」など
と表示する。
【0033】図6はまぶたで瞳孔が正しく抽出できない
ときの像信号例である。この図のように瞳孔が円形では
なく、しかも画面中央付近に存在しないときには、図4
の場合と異なる状況であると推定することができ、この
場合は「メヲアケテクダサイ」と表示して、使用者に目
を大きく開けてもらえばよい。
【0034】図7は本発明を一眼レフ・カメラに適用し
たときの実施例の要部概略図である。
【0035】同図において、1は撮影レンズで、便宜上
2枚のレンズで示したが、実際にはさらに多数のレンズ
から構成されている。2は主ミラーで、撮影光路へ斜接
あるいは退去することで、ファインダ系による被写体像
の観察状態と撮影状態を切り換える。3はサブミラー
で、主ミラー2を透過した光束の一部をカメラボディの
下方の焦点検出ユニット6へ向けて反射する。
【0036】4はシャッタ、5は感光部材で、銀塩フィル
ム以外にもCCDやMOS型等の固体撮像素子あるいは
ビディコン等の撮像管を用いても良い。
【0037】6は焦点検出ユニットであり、結像面近傍
に配置されたフィールドレンズ6a、反射ミラー6bおよび
6cc、2次結像レンズ6d、絞り6e、ラインセンサ6f等か
ら構成されている。本実施例における焦点検出装置は、
周知の位相差検出方式を用いているが、本発明とは直接
の関係がないので、これ以上の説明は省略する。
【0038】7、8は周知のピント板とペンタプリズム、
9、10は各々観察画面内の被写体輝度を測定するための
結像レンズと測光センサである。結像レンズ9はペンタ
プリズム8内の反射光路を介してピント板7と測光センサ
10を共役に関係付けている。
【0039】次にペンタプリズム8の射出面後方には光
分割器11aを備えた接眼レンズ11が配され、撮影者眼15
によるピント板7の観察に使用される。光分割器11aは、
例えば可視光を透過し赤外光を反射するダイクロイック
ミラーより成っている。
【0040】12は受光レンズ、14はCCD等の光電素子
を2次元的に配したエリアセンサで、受光レンズ12に関
して所定の位置にある撮影者眼15の瞳孔近傍と共役にな
るように配置されている。13a〜13fは各々照明光源であ
るところの6つのIREDである。
【0041】接眼レンズ11、受光レンズ12、IRED13
a〜13f、エリアセンサ14が本実施例における視線を検出
する検出手段の構成要素である。
【0042】21はファインダ・スーパーインポーズ用L
EDで、発光された光は投光用プリズム22を介し、主ミ
ラー2で反射してピント板7の表示部に設けた微小プリズ
ム群7aで垂直方向に曲げられ、ペンタプリズム8、接眼
レンズ11を通って撮影者眼15に達する。
【0043】そこでピント板7上の複数の焦点検出領域
に対応する位置に、この微小プリズム群7aを枠状に形成
し、これを各々に対応した5つのスーパーインポーズ用
LED21によって照明する。
【0044】これによって不図示の5つの測距点マーク
がファインダ視野内で光り、焦点検出領域(測距領域)
を表示させることができるものである。
【0045】23はファインダ視野領域を形成する視野マ
スク。24はファインダ視野外に撮影情報を表示するため
のファインダ下部LCDで、照明用LED25によって後
方から照明されている。
【0046】LCD24を透過した光は三角プリズム26に
よってファインダ視野内に導かれ、図1の24で示したよ
うにファインダ視野下部に表示され、撮影者は撮影情報
を知ることができる。
【0047】31は撮影レンズ内に設けた絞り、32は後述
する絞り駆動回路111を含む絞り駆動装置、33はレンズ
駆動用モーター、34は駆動ギヤ等からなるレンズ駆動部
材、35はフォトインタラプタでレンズ駆動部材34で連動
するパルス板36の回転を検知してレンズ焦点調節回路11
0に伝えている。焦点調節回路110は、この情報とカメラ
側から送られるレンズ駆動量の情報に基づいてレンズ駆
動用モーターを所定量駆動し、撮影レンズ1を合焦位置
に移動させるようになっている。37は公知のカメラとレ
ンズとのインターフェースとなるマウント接点である。
【0048】図8に本発明のカメラの実施例の電気回路
図を示す。図7と同一の要素は同一の番号を付してい
る。
【0049】マイクロコンピュータ(以下、「CPU」
と略記する)100には視線検出エリアセンサ14、測光用
センサ10、焦点検出用センサ6f、信号入力回路104、L
CD駆動回路105、LED駆動回路106、IRED駆動回
路104、シャッタ制御回路108、モーター駆動回路109が
接続されている。また、撮影レンズとはレンズ通信回路
102を経由して、図7で示したマウント接点37を介して
信号の伝達がなされる。
【0050】測光用センサ10、焦点検出用センサ6f、信
号入力回路104、シャッタ制御回路108、モーター駆動回
路109、レンズ通信回路102の詳細は、本発明に直接関係
がないので、これ以上の説明は省略する。
【0051】CPU100内には、カメラ動作を実行する
プログラムを格納したROM、変数を記憶するためのR
AM、諸パラメータを記憶するためのEEPROM(電
気的消去・書き込み可能メモリ)が内蔵されている。
【0052】視線検出用エリアセンサ14は、視線検出用
光学系(図7の接眼レンズ11、受光レンズ12)によって
センサ面上に結像された使用者の眼球像を光電変換し、
その電気信号をCPU100に伝達する。CPU100は、伝
達された電気信号をA/D変換し、その像データをRA
Mに格納してゆく。さらにCPU100はROMに格納さ
れている所定のアルゴリズムに従って、像データを信号
処理し、視線検出に必要な眼球像の各特徴点(瞳孔、角
膜反射像)を抽出し、その後各特徴点の情報から撮影者
の視線を算出する。またその算出結果から視線検出の
可、不可を判断し、不可と判断した場合には不可の原因
を推定して、液晶駆動回路105にし時を出す。
【0053】信号入力回路104はカメラの各種スイッチ
の状態をカメラに伝達する回路で、スイッチには不図示
のレリーズ釦の第1、第2ストロークでオンするスイッ
チや、不図示のAEロック釦を押すことによってオンす
るAEロックスイッチ等がある。
【0054】LED駆動回路106は前述のスーパーイン
ポーズ用LED21を点灯、点滅制御する。IRED駆動
回路107は、図示はしていないが6個のIRED13を状
況に応じて選択的に点灯させる。
【0055】液晶駆動回路105はCPU100からの指示に
従って、カメラの外側に配されている外部LCD42、フ
ァインダ下部に配されているファインダ下部LCD24に
絞り値、シャッタ秒時、あるいは設定した撮影モード等
を表示させることができる。さらに、液晶駆動回路105
はファインダLCD70にも接続され、図1に示したよう
に、視線検出不能時に、状況に応じた表示をファインダ
中に表示させる。
【0056】以上の構成による本発明のカメラの、特に
視線検出に関した動作の概略を述べる。
【0057】不図示のレリーズ釦押下によりカメラの動
作が開始されると、CPU100は焦点検出動作、測光動
作、それに加えて視線検出動作を開始する。
【0058】視線検出のため、先ず使用者の眼球照明の
ために適切なIREDを点灯して、視線検出用エリアセ
ンサ14から眼球像データを得る。その像信号に対して信
号処理を行い、眼球像中の特徴点(瞳孔、角膜反射像)
を抽出し、その情報に基づいて視線座標を検出する。
【0059】抽出した特徴点の信頼性が充分高い場合
は、視線検出可能であるとし、図1のファインダ下部L
CD内の視線マーク24aを点灯し、そして検出した視線
座標に従って、焦点検出用センサの選択、測光用センサ
の選択を行う。
【0060】抽出した特徴点の信頼性が低い場合は、視
線検出不能であるとし、視線マーク24aを点滅させ、検
出失敗であったことを使用者に知らせ、さらに、失敗と
なった原因を判断して、その判断結果を図1の70如くフ
ァインダ内に表示し、使用者に対処を示唆することがで
きる。
【0061】表1に視線検出の不能原因とその判断方
法、さらに対処(表示)の一覧を示す。
【0062】本発明の第2の実施例を図9に示す。
【0063】図9は表示方法の他の例を示したもので、
第1実施例の図1ではファインダ中にスーパーインポー
ズで表示していたのに対して、ファインダ下部LCD24
のさらに下方に7セグメントの表示器71を設けたもので
ある。
【0064】表示がLCDの場合は、この背面には不図
示の照明が必要となる。
【0065】LCD以外にも、例えば、LEDの7セグ
メント表示器を配しても良い。
【0066】また、図9の実施例ではファインダ下部に
表示を配しているが、スペースが許せば、上方でも、あ
るいは左方、右方に配してもよい。それ以外の部分につ
いては第1の実施例と同一である。
【0067】本発明の第3の実施例を図10に示す。
【0068】図10は表示方法のさらに他の例を示した
もので、ファインダ下部LCD24のさらに下方に複数の
シンボル72a〜72eを表示するようにしたものである。
【0069】具体的な表示器はLCDでもLEDのいず
れでも、あるいは機械的にも実現できる。72a、72b、72
c、72d、72eはそれぞれ、「メガネをきちんと掛け
る」、「目を近づける」、「きちんと覗く」、「直射を
避ける」、「目を見開く」というメッセージに対応した
シンボルである。
【0070】図中ではファインダ下部にシンボル表示を
配しているが、位置としてはファインダ下部に限らず、
上部、左部、右部、あるいはスーパーインポーズでファ
インダ中に表示しても良い。それ以外の部分については
第1の実施例と同一である。
【0071】本発明の第4の実施例を図11に示す。
【0072】図11は視覚による表示の代わりに音声に
よる指示を行うカメラの電気回路図である。図8と同じ
要素には同一の番号を付してる。
【0073】CPU100には新たに音声発生回路120が接
続され、さらに音声発生回路120にはスピーカ121が接続
されている。CPU100には複数の音声データが予め記
憶されており、視線検出不能時には、表示の場合と同様
に、視線検出不能の原因を判断して、その対処方法に対
応する音声データを音声発生回路に送って発音させる。
【0074】音声の場合は語数に制限がないので、LC
D表示に比較して、より豊富な情報を使用者に提供する
ことが可能である。
【0075】以上の説明は、本発明を一眼レフカメラに
適用した場合の実施例についてであるが、本発明は一眼
レフに限らずレンズシャッタカメラにも有効であり、さ
らにビデオカメラ等の光学機器、あるいは視線検出装置
を搭載したマンマシーン・インターフェース機器、身障
者補助機器等にも有効であることは明らかである。
【0076】特にビデオカメラの場合は、そもそも電子
ビューファンダを内蔵しているから、本発明の第1、
2、第3実施例の様にファインダ内に文字メッセージや
シンボル等を表示するには、余分なデバイスを新たに追
加することなく実現可能である。
【0077】まとめとして、図12に本発明の構成ブロ
ックを示す。
【0078】眼球像受光手段は観察者の眼球を撮像し、
眼球像信号を出力する。
【0079】特徴抽出手段は眼球像受光手段からの像信
号を入力し、像信号中の瞳孔や照明用IREDの角膜反
射像等の特徴を抽出する。
【0080】視線算出手段は特徴抽出手段からの特徴情
報に基づいて、観察者の視線を算出する。
【0081】同時に、信頼性判定手段は特徴抽出手段か
らの特徴情報に基づいて、視線算出手段による視線算出
結果の信頼性を判定する。
【0082】この信頼性が充分、即ち視線検出が成功と
視線検出の可、不可を判断する判断手段によって判断さ
れる場合には、例えば、一眼レフカメラの実施例におい
て視線算出手段によって算出された観察者の視線情報
は、焦点検出領域決定手段で、複数の焦点検出領域のう
ちの1つの領域の決定に用いられ、焦点検出手段はその
結果に基づいて焦点検出動作を実行する。
【0083】信頼性が充分でない、即ち視線検出が失敗
(不可)と視線検出の可、不可を判断する判断手段によ
って判断される場合には、視線不可原因の推定手段は、
視線不可の判断を受けて、特徴抽出手段からの特徴情報
に基づいて、失敗(不可)の原因を判断する。
【0084】そして、告知手段は、判断結果に対応して
予め定められた告知を行い、観察者(使用者)に対して
対処方法を示唆する。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
視線を検出する検出手段と、視線検出の可、不可を判断
する判断手段と、該判断手段が視線検出不可と判断した
場合に、視線検出不可の原因を推定する推定手段と、該
推定手段の推定した視線検出不可の原因を告知する告知
手段とを有することによって、視線検出ができない場
合、ただ視線検出が不可であることを知らせるだけでは
なく、不可の原因、あるいは対処・改善方法を視覚・聴
覚的に知らせることで、観察者もしくは使用者に対して
何が視線検出不可の原因なのか、どうすれば視線検出可
能となるのかを示唆するようにしたので、視線検出が不
可の場合でも観察者もしくは使用者は速やかに対処で
き、視線検出の成功率を向上させることができる。
【0086】また、前記告知手段は、観察視野内に表示
する表示手段であることによって、観察面から目を動か
すことなく容易かつ確実に認識することができ、観察者
もしくは使用者を戸惑わせることがない。
【0087】一方、前記告知手段は、音および音声を用
いて告知することによって、LCD表示に比較して、よ
り豊富な情報を使用者に告知することが可能である。
【0088】さらに前記告知手段は、文字情報の表示で
あることによって、豊富な情報を確実に告知できる。
【0089】前記告知手段は、シンボル情報の表示であ
ることによって、よりわかりやすく告知できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表示形態(カメラのファインダ表示)
の第1実施例を説明する図
【図2】視線検出が不能となる可能性のある眼球像信号
例を説明する図
【図3】視線検出が不能となる可能性のある眼球像信号
例を説明する図
【図4】視線検出が不能となる可能性のある眼球像信号
例を説明する図
【図5】視線検出が不能となる可能性のある眼球像信号
例を説明する図
【図6】視線検出が不能となる可能性のある眼球像信号
例を説明する図
【図7】本発明のカメラの要部概略図
【図8】本発明の第1実施例の電気回路図
【図9】本発明の表示形態(カメラのファインダ表示)
の第2実施例を説明する図
【図10】本発明の表示形態(カメラのファインダ表
示)の第3実施例を説明する図
【図11】本発明の第3実施例の電気回路図
【図12】本発明の構成ブロック図
【図13】視線検出の原理を説明する眼球像信号例を説
明する図
【図14】視線検出装置を有するカメラのファインダ表
示の従来例を説明する図
【符号の説明】
6 焦点検出用ユニット 11,12 視線検出用光学系 13 眼球照明用IRED 14 視線検出用エリアセンサ 15 眼球 23 視野マスク 24 ファインダ下部LCD表示 24a 視線検出表示 50 瞳孔 51 IREDの角膜反射像 70 ファインダ内スーパーインポーズ表示 71 ファインダ下部視線表示用表示器 100 CPU 120 音声発生器 121 スピーカ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/225 A

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 視線を検出する検出手段と、 視線検出の可、不可を判断する判断手段と、 該判断手段が視線検出不可と判断した場合に、視線検出
    不可の原因を推定する推定手段と、 該推定手段の推定した視線検出不可の原因を告知する告
    知手段とを有する視線検出装置。
  2. 【請求項2】 前記告知手段は、観察視野内に表示する
    表示手段であることを特徴とする請求項1に記載の視線
    検出装置。
  3. 【請求項3】 前記告知手段は、観察視野内の観察像外
    に表示する表示手段であることを特徴とする請求項2に
    記載の視線検出装置。
  4. 【請求項4】 前記告知手段は、音および音声を用いて
    告知することを特徴とする、請求項1に記載の視線検出
    装置。
  5. 【請求項5】 前記検出手段は観察者の眼球像を受光す
    る受光手段と、該受光手段からの光電変換信号を処理す
    る処理手段であることを特徴とする請求項1記載の視線
    検出装置。
  6. 【請求項6】 観察者の眼球像を受光する受光手段と、 受光手段からの光電変換信号を処理して眼球像データ中
    の特徴を抽出する特徴抽出手段と、 該特徴に基づいて観察者の視線を算出する算出手段と、 該特徴に基づいて視線検出結果の信頼性を判定する判定
    手段と、 該信頼性から視線検出の可、不可を判断する判断手段
    と、 該判断手段が視線検出不可と判断した場合に、視線検出
    不可の原因を推定する推定手段と、 該推定手段の推定した視線検出不可の原因を告知する告
    知手段とを有する視線検出装置。
  7. 【請求項7】 前記特徴は瞳孔と角膜反射像であること
    を有することを特徴とする請求項6に記載の視線検出装
    置。
  8. 【請求項8】 前記告知手段は、文字情報の表示である
    ことを特徴とする請求項1、2、3、5、6および7記
    載の視線検出装置。
  9. 【請求項9】 前記告知手段は、シンボル情報の表示で
    あることを特徴とする請求項1、2、3、5、6および
    7記載の視線検出装置。
  10. 【請求項10】 視線を検出する検出手段と、 視線検出結果に従って、予め定められた動作を制御する
    制御手段と、 視線検出の可、不可を判断する判断手段と、 該判断手段が視線検出不可と判断した場合に、視線検出
    不可の原因を推定する推定手段と、 該推定手段の推定した視線検出不可の原因を告知する告
    知手段とを有する光学機器。
  11. 【請求項11】 前記告知手段は、ファインダ内に表示
    する表示手段であることを特徴とする、請求項10記載
    の光学機器。
  12. 【請求項12】 前記告知手段は、音および音声を用い
    て告知することを特徴とする、請求項10記載の光学機
    器。
  13. 【請求項13】 前記制御手段は、視線検出結果に基づ
    いて焦点調節動作を行うことを特徴とする請求項10記
    載の光学機器。
  14. 【請求項14】 前記制御手段は、視線検出結果に基づ
    いて測光動作を行うことを特徴とする請求項10記載の
    光学機器。
  15. 【請求項15】 前記告知手段は、文字情報の表示であ
    ることを特徴とする請求項10、11、13および14
    記載の光学機器。
  16. 【請求項16】 前記告知手段は、シンボル情報の表示
    であることを特徴とする請求項10、11、13および
    14記載の光学機器。
JP6091160A 1994-04-28 1994-04-28 視線検出装置およびそれを備えた光学機器 Pending JPH07289517A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6091160A JPH07289517A (ja) 1994-04-28 1994-04-28 視線検出装置およびそれを備えた光学機器
US08/428,434 US5694623A (en) 1994-04-28 1995-04-25 Line of sight detecting device, and equipment comprising the device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6091160A JPH07289517A (ja) 1994-04-28 1994-04-28 視線検出装置およびそれを備えた光学機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07289517A true JPH07289517A (ja) 1995-11-07

Family

ID=14018751

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6091160A Pending JPH07289517A (ja) 1994-04-28 1994-04-28 視線検出装置およびそれを備えた光学機器

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5694623A (ja)
JP (1) JPH07289517A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010505326A (ja) * 2006-09-29 2010-02-18 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド カメラ機能を持つデバイス、その表示方法及び記録媒体
JP2016157325A (ja) * 2015-02-25 2016-09-01 株式会社Jvcケンウッド 視線検出装置および視線検出方法
JP2016157326A (ja) * 2015-02-25 2016-09-01 株式会社Jvcケンウッド 視線検出装置および視線検出方法
JP2019161322A (ja) * 2018-03-08 2019-09-19 大日本印刷株式会社 写真撮影装置
US11829052B2 (en) 2020-12-18 2023-11-28 Canon Kabushiki Kaisha Gaze detection apparatus, gaze detection method, and non-transitory computer readable medium

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11259226A (ja) * 1998-03-13 1999-09-24 Canon Inc 視線入力意思伝達装置、視線入力意思伝達方法および記憶媒体
IT1397294B1 (it) * 2010-01-07 2013-01-04 3Dswitch S R L Dispositivo e metodo per il riconoscimento di occhiali per visione stereoscopica, e relativometodo di controllo della visualizzazione di un flusso video stereoscopico.
JP7431567B2 (ja) 2019-12-10 2024-02-15 キヤノン株式会社 電子機器およびその制御方法、プログラム、並びに記憶媒体

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59101129A (ja) * 1982-11-30 1984-06-11 キヤノン株式会社 眼科器械の位置合わせ精度判定装置
US5182443A (en) * 1990-09-29 1993-01-26 Canon Kabushiki Kaisha Optical apparatus having visual axis detector and determining whether eyeglasses are worn
DE4330265B4 (de) * 1992-09-07 2004-07-29 Canon K.K. Vorrichtung zum Erfassen der Sehachse eines Auges einer ein optisches Gerät bedienenden Person
US5402199A (en) * 1992-10-16 1995-03-28 Canon Kabushiki Kaisha Visual axis detecting apparatus

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010505326A (ja) * 2006-09-29 2010-02-18 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド カメラ機能を持つデバイス、その表示方法及び記録媒体
JP2016157325A (ja) * 2015-02-25 2016-09-01 株式会社Jvcケンウッド 視線検出装置および視線検出方法
JP2016157326A (ja) * 2015-02-25 2016-09-01 株式会社Jvcケンウッド 視線検出装置および視線検出方法
JP2019161322A (ja) * 2018-03-08 2019-09-19 大日本印刷株式会社 写真撮影装置
US11829052B2 (en) 2020-12-18 2023-11-28 Canon Kabushiki Kaisha Gaze detection apparatus, gaze detection method, and non-transitory computer readable medium

Also Published As

Publication number Publication date
US5694623A (en) 1997-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06304142A (ja) 視線検出装置
JPH08563A (ja) 光学装置及びカメラ
JPH07289517A (ja) 視線検出装置およびそれを備えた光学機器
US5402199A (en) Visual axis detecting apparatus
JPH07199042A (ja) 視線検出機能付カメラ
JP4054436B2 (ja) 光学装置
JP3256294B2 (ja) 視線検出装置および視線検出方法
JP2002301030A (ja) 視線検出機能付き機器
JP3304408B2 (ja) 視線検出装置および視線検出装置を有する機器
JP3176147B2 (ja) 視線検出装置
JP2003307774A (ja) 視線検出機能付き光学機器
JP2003339642A (ja) 視線検出装置及びそれを有した光学装置
JP3530647B2 (ja) 視線検出装置及び光学装置
JPH10148864A (ja) カメラの測光装置
JP3605080B2 (ja) 視線検出装置
JP3605081B2 (ja) 視線検出装置
JP3211427B2 (ja) 視線検出装置
JP3219491B2 (ja) 視線検出装置
JP3184634B2 (ja) 視線検出装置を有する光学装置
JP3391892B2 (ja) 視線検出装置、光学装置及び視線検出方法
JP3530648B2 (ja) 視線検出装置及び光学装置
JP3186249B2 (ja) 視線検出装置及び視線検出方法
JP2002341239A (ja) 視線検出装置
JP2004012501A (ja) 視線検出装置及びそれを有した光学装置システム
JPH08194154A (ja) 視線検出機能付き観察装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020108