JPH07285889A - 光学異性体の分離方法 - Google Patents

光学異性体の分離方法

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JPH07285889A
JPH07285889A JP6081479A JP8147994A JPH07285889A JP H07285889 A JPH07285889 A JP H07285889A JP 6081479 A JP6081479 A JP 6081479A JP 8147994 A JP8147994 A JP 8147994A JP H07285889 A JPH07285889 A JP H07285889A
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fluid
polysaccharide
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carbon atoms
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JP6081479A
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Hirokazu Ikeda
浩和 池田
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Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、高価なシリカゲルを使用
せず、それ自体安価でしかも優れた光学活性体分離能を
有する充填剤を光学分割用充填剤として用い、効率的に
光学異性体混合物を光学分割することのできる光学異性
体の分離方法を提供することにある。 【構成】 この発明の光学異性体の分離方法は、光学分
割用充填剤として多糖誘導体の粒子、好ましくは多糖エ
ステル誘導体および/または多糖カルバメート誘導体の
粒子を用いることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は光学異性体の分離方法
に関し、更に詳しくは、擬似移動層式クロマト分離装置
を使用し、効率的に光学異性体混合物を光学分割するこ
とができる光学異性体の分離方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、二種以上の成分を含有する異性体混合溶液等の原料
中から、必要な成分を分離する工業的な方法としては、
クロマトグラフ法が広く採用されている。
【0003】この方法は、充填剤としてイオン交換樹
脂、ゼオライト、シリカゲル等の吸着剤を使用し、原料
中に含有される各成分間の前記吸着剤に対する吸着性能
の差を利用して分離する方法である。この方法において
は、溶離液として、水もしくは有機溶媒またはこれらの
混合物が使用される。そして、目的成分を含有する溶出
液を濃縮することにより高純度の目的成分を得ることが
できる。
【0004】このクロマトグラフ法としては、回分方式
および擬似移動層方式が知られている。
【0005】特に、擬似移動層方式のクロマトグラフ法
は、使用する溶離液量が回分方式と比べて少ないこと、
および、連続的に成分の分離が可能であること等の理由
から工業的規模での異性体の分離には大変有利な分離法
である。
【0006】しかしながら、光学異性体混合物を光学分
割する際には、高価なシリカゲル等を担体とする充填剤
を使用する必要があった。安価で優れた光学活性体分離
能を有する充填剤がないことが、設備自体が比較的高価
である擬似移動層方式のクロマト分離装置を光学異性体
混合物の光学分割に採用することへの大きな障害になっ
ていた。
【0007】したがって、高価なシリカゲルを使用せ
ず、それ自体安価で、しかも優れた光学活性体分離能を
有する吸着剤が望まれていた。
【0008】この発明は上記事情に基づいてなされたも
のである。すなわちこの発明の目的は、高価なシリカゲ
ルを使用せず、それ自体安価でしかも優れた光学活性体
分離能を有する充填剤を光学分割用充填剤として用いて
光学異性体混合物を効率的に光学分割することのできる
光学異性体の分離方法を提供することにある。
【0009】
【前記課題を解決するための手段】前記課題を解決すべ
く発明者が鋭意研究した結果、擬似移動層式クロマト分
離装置を使用した分離方法において、擬似移動層式クロ
マト分離装置に使用する光学分割用充填剤として多糖誘
導体の粒子を用いることにより、高価なシリカゲルを使
用しなくても、効率的に光学異性体混合物を光学分割す
ることができることを見出し、本発明を完成させた。
【0010】この発明の第1の態様は、光学分割用充填
剤が充填された複数のカラムを無端状に連結し、循環ポ
ンプを用いてカラム内に流体を一方向に循環させ、この
循環流路内に光学異性体混合溶液および溶離液を導入
し、同時に非吸着質に富む溶液および吸着質に富む溶液
を抜き出し、カラム内に導入される流体の導入口および
カラムから抜き出される流体の抜き出し口を、循環して
いる流体の流れ方向に沿って交互に配置し、かつ、カラ
ムを循環している流体の流れ方向に前記導入口および抜
き出し口の位置を間欠的に移動させるように構成した擬
似移動層式クロマト分離装置を使用した光学異性体の分
離方法において、前記光学分割用充填剤として、多糖誘
導体の粒子を使用することを特徴とする光学異性体の分
離方法であり、この発明の第2の態様は、前記第1の態
様において、前記多糖誘導体が、多糖エステル誘導体お
よび/または多糖カルバメート誘導体である光学異性体
の分離方法であり、この発明の第3の態様は、前記第1
の態様において、前記多糖誘導体が、多糖における水酸
基またはアミノ基上の水素原子の一部もしくは全部を下
記式(1)、(2)、(3)または(4)のいずれかで
示される原子団の少なくとも一種と置換してなる光学異
性体の分離方法であり、
【0011】
【化1】
【0012】
【化2】
【0013】
【化3】
【0014】
【化4】
【0015】(ただし、式中、Rはヘテロ原子を含んで
も良い芳香族炭化水素基であり、非置換であっても、ま
たは炭素数1〜12のアルキル基、炭素数1〜12のア
ルコキシル基、炭素数1〜12のアルキルチオ基、シア
ノ基、ハロゲン原子、炭素数1〜8のアシル基、炭素数
1〜8のアシルオキシ基、ヒドロキシル基、炭素数1〜
12のアルコキシカルボニル基、ニトロ基、アミノ基及
び炭素数1〜8のジアルキルアミノ基よりなる群から選
択される少なくとも一種の基もしくは原子によって置換
されていても良い。Xは炭素数1〜4の炭化水素基であ
り、二重結合または三重結合を含んでいても良い。) この発明の第4の態様は、前記第1の態様において、前
記多糖誘導体の粒子は、粒子径が10〜300μmであ
り、比表面積が0.5〜300m2 /gである以下、こ
の発明について詳細に説明する 本発明において光学分割の対象となる光学異性体混合物
としては、ラセミ体または不斉合成法で調製された一方
の光学異性体を過剰に含有する混合物等を挙げることが
できる。
【0016】この発明においては多糖誘導体の粒子を光
学分割用充填剤として使用する。この多糖誘導体の粒子
としては、特に制限はなく様々な多糖誘導体の粒子を使
用することができる。
【0017】前記多糖誘導体における多糖としては、天
然多糖、天然物変性多糖および合成多糖のいずれかを問
わず、光学活性であれば特に制限がない。
【0018】多糖の具体例としては、α−1,4−グル
カン(アミロース、アミロペクチン)、β−1,4−グ
ルカン(セルロース)、α−1,6−グルカン(デキス
トラン)、β−1,6−グルカン(プスツラン)、β−
1,3−グルカン(カードラン、ジソフィランなど)、
α−1,3−グルカン、β−1,2−グルカン(Cra
wn Gall多糖)、β−1,4−ガラクタン、α−
1,6−マンナン、β−1,4−マンナン、β−1,2
−フラクタン(イヌリン)、β−2,6−フラクタン
(レバン)、β−1,4−キシラン、β−1,3−キシ
ラン、β−1,4−キトサン、β−1,4−N−アセチ
ルキトサン(キチン)、プルラン、アガロース、アルギ
ン酸、シクロデキストリン等を挙げることができる。
【0019】これらの中でも、高純度の多糖を容易に得
ることができるので、セルロース、アミロース、β−
1,4−キトサン、β−1,4−N−アセチルキトサン
(キチン)、β−1,4−マンナン、β−1,4−キシ
ラン、カードラン、プルラン、デキストラン、シクロデ
キストリンが好ましい。
【0020】シクロデキストリンを除く、これらの多糖
の数平均重合度(1分子中に含まれるピラノースあるい
はフラノース環の平均数)は、通常5以上であり、好ま
しくは10以上である。一方、上限は特にないが、2,
000以下であるのが取扱いの容易さにおいて好まし
い。より好ましくは1,000以下であり、特に好まし
くは500以下である。
【0021】好適に使用できる多糖誘導体としては、多
糖エステル誘導体、および多糖カルバメート誘導体を挙
げることができる。
【0022】これらの中でも特に好ましい多糖エステル
誘導体または多糖カルバメート誘導体としては、多糖の
有する水酸基またはアミノ基上の水素原子の一部または
全部を下記の式(化1)、(化2)、(化3)または
(化4)のいずれかで示される原子団の少なくとも一種
と置換してなる化合物を挙げることができる。
【0023】
【化1】
【0024】
【化2】
【0025】
【化3】
【0026】
【化4】
【0027】ただし、式中、Rはヘテロ原子を含んでも
良い芳香族炭化水素基であり、非置換であっても、また
は炭素数1〜12のアルキル基、炭素数1〜12のアル
コキシ基、炭素数1〜12のアルキルチオ基、シアノ
基、ハロゲン原子、炭素数1〜8のアシル基、炭素数1
〜8のアシルオキシ基、ヒドロキシ基、炭素数1〜12
のアルコキシカルボニル基、ニトロ基、アミノ基および
炭素数1〜8のアルキルアミノ基よりなる群から選択さ
れる少なくとも一種の基もしくは原子によって置換され
ていても良い。これらの中でも好ましい基としては、前
記芳香族炭化水素基としては、フェニル基、ナフチル
基、フェナントリル基、アントラシル基、インデニル
基、インダニル基、フリル基、チオニル基、ピリル基、
ベンゾフリル基、ベンズチオニル基、インジル基、ピリ
ジル基、ピリミジル基、キノリル基、イシキノリル基な
どを挙げることができる。これらの中でも好ましいの
は、フェニル基、ナフチル基、ピリジル基などであり、
特に好ましいのはアルキルフェニル基である。
【0028】Xは炭素数1〜4の炭化水素基であり、二
重結合または三重結合を含んでいても良い。Xとして
は、メチレン基、メチルメチレン基、エチレン基、エチ
リデン基、エテニレン基、エチニレン基、1,2−また
は1,3−プロピレン基、1,1−または2,2−プロ
ピリジン基等を挙げることができる。
【0029】この発明で多糖誘導体として好適に採用す
ることができる多糖のカルバメート誘導体は下記式
(5)または(6)で示されるイソシアネートと多糖と
を反応させることにより、多糖のエステル誘導体は下記
式(7)または(8)で示される酸クロリドと多糖とを
反応させることにより、いずれも公知の方法により製造
することができる。
【0030】
【化5】
【0031】
【化6】
【0032】
【化7】
【0033】
【化8】
【0034】(ただし、式中、RおよびXは前記と同様
の意味を表す。) 本発明において、多糖誘導体における置換基の導入率
は、通常10%〜100%であり、好ましくは30%〜
100%であり、更に好ましくは80%〜100%であ
る。前記導入率が10%未満であると、光学分割能力を
ほとんど有さないことが多いので好ましくない。また、
前記前記導入率が30%未満であると、光学分割しよう
とする光学異性体混合物の種類、濃度によっては分離が
不十分となることがあるので好ましくない。前記導入率
が80%を超えると、特に光学異性体の分離能に優れた
粒子を得ることができるので好ましい。前記置換基の導
入率は、例えば、置換基導入の前後における炭素、水
素、および窒素の変化を元素分析により調べることによ
って求めることができる。
【0035】この発明の方法では、上記多糖エステル誘
導体、多糖カルバメート誘導体等の多糖誘導体は粒子と
して用いられる。この粒子は、上記多糖誘導体自体の粒
子であるのが好ましい。前記粒子としては球状であって
も、破砕状であっても良い。球状粒子の調製方法として
は、球状に多糖誘導体を得ることができれば特に限定は
なく、例えば、多糖誘導体を有機溶媒中に溶解し、界面
活性剤を添加してもよい水溶液中に分散した後、加熱ま
たは減圧することにより有機溶媒を留去する方法を採用
することができる。破砕状の粒子の調製方法としては、
例えば、多糖誘導体を有機溶媒中に溶解し、加熱または
減圧することにより有機溶媒を留去して得られる固形
物、または前記有機溶媒中に溶解した多糖誘導体と、多
糖誘導体の溶解度が著しく低い溶媒(貧溶媒)とを混合
することにより生成する固形物を、ミルグラインダー、
凍結粉砕機などの粉砕機で粉砕する方法を採用すること
ができる。
【0036】得られた粒子は、そのまま使用することも
できるが、好ましくは風速分級機、液体サイクロン、ブ
ローシフター、振動フルイなどの分級機により粒度を揃
え、またはスラリー沈降速度の差により粒度を揃えた後
に使用する。
【0037】前記粒子の大きさとしては、使用するカラ
ムの大きさ等によって相違するが、通常粒子径が10μ
m〜300μmであり、好ましくは50μm〜100μ
mである。また、粒度分布は狭い範囲であるのが好まし
い。前記粒子径が10μm未満であると溶離液を通液し
た時の圧力損失が大きいので好ましくない。一方、前記
粒子径が300μmを超えるとカラムの段数の低下から
分離が悪化するので好ましくない この発明において使用する溶離液としては、例えばn−
ヘキサン、n−ペンタン、ヘプタン、オクタン、シクロ
ヘキサン、イソヘキサン、イソオクタン、ヘキセン等の
炭素数5以上の炭化水素、メタノール、エタノール、n
−プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソ
ブタノール、タ−シャリーブタノール、ヘプタノール、
ヘキサノール等のアルコール類、水、その他の有機溶媒
を挙げることができる。これらの一種を単独で溶離液と
しても良いし、二種以上を混合した混合溶液を溶離液と
しても良い。但し、混合溶液は均一に混合された混合物
でなくてはならない。また、溶離液は、酸、塩基、緩衝
剤、塩を含んでいても良い。いずれの溶離液が好ましい
かは、光学分割しようとする光学異性体の種類等に応じ
て適宜に決定される。
【0038】この発明における光学異性体の分離方法
は、前記光学分割用充填剤が充填された複数のカラムを
無端状に連結して循環流路を形成し、この循環流路内で
流体を一方向に強制循環させ、循環している流体の流れ
方向に沿ってカラム内に流体を導入する導入口およびカ
ラム内から流体を抜き出す抜き出し口を交互に配置し、
かつ、循環流路内を循環している流体の流れ方向に前記
導入口および抜き出し口の位置を間欠的に移動させ、光
学異性体混合溶液および溶離液を導入口からこの循環路
に導入し、同時に非吸着質に富む溶液および吸着質に富
む溶液を抜き出し口から抜き出すことからなる。
【0039】この方法においては、例えば図1に示すよ
うに、液体を循環させる液体通路中に、複数の(例えば
12基の)単位カラムに区分されると共に各単位カラム
が直列に配列された擬似移動層が使用される。液体通路
中では一方向に液体が循環する。なお、擬似移動層にお
ける単位カラムの数については上記数に限定されるもの
ではなく、実施スケールや反応工学的見地等から任意に
選定することができる。
【0040】この擬似移動層には、液体の流通方向に沿
って、溶離液導入口、充填剤に吸着容易な光学異性体を
含有する液(エクストラクト)を抜き出すエクストラク
ト抜き出し口、原料である光学異性体混合溶液を導入す
る光学異性体混合溶液導入口および充填剤に吸着困難な
光学異性体を含有する液(ラフィネート)を抜き出すラ
フィネート抜き出し口がこの順に設けられると共に、こ
れらを充填層内の流体の流通方向にそれらの位置を間欠
的に逐次移動することができるようになっている。
【0041】図1に示す擬似移動層式クロマト分離装置
においては、3基の単位カラム毎に溶離液導入口、エク
ストラクト抜き出し口、光学異性体混合溶液導入口およ
びラフィネート抜き出し口が設けられている。これらの
導入口および抜き出し口を間欠的に逐次移動するには、
例えばロータリーバルブ、電磁弁、空気作動弁等が使用
される。
【0042】擬似移動層式クロマト分離装置による光学
異性体の吸着分離は、基本工程として、以下に示す吸着
工程、濃縮工程、脱着工程および溶離液回収工程を連続
的に循環して行われることにより実現される。
【0043】(1) 吸着工程 分離すべき2種以上の光学異性体を含有する光学異性体
混合溶液が光学分割用充填剤と接触し、光学分割用充填
剤に吸着容易な光学活性体(吸着質)が吸着され、吸着
困難な一方の光学活性体(非吸着質)がラフィネート分
として溶離液と共に回収される。
【0044】(2) 濃縮工程 吸着質を吸着した光学分割用充填剤は後述するエクスト
ラクトの一部と接触し、光学分割用充填剤に残存してい
る非吸着質が追い出され、吸着質が濃縮される。
【0045】(3) 脱着工程 濃縮された吸着質を含む光学分割用充填剤は溶離液と接
触させられ、吸着質が光学分割用充填剤から追い出さ
れ、溶離液を伴ってエクストラクト分として擬似移動層
から排出される。
【0046】(4) 溶離液回収工程 実質的に溶離液のみを吸着した光学分割用充填剤は、ラ
フィネート分の一部と接触し、光学分割用充填剤に含ま
れる溶離液の一部が溶離液回収分として回収される。
【0047】図面を参照して更に詳述すると以下の通り
である。
【0048】図1において1〜12で示すのは、光学分
割用充填剤が充填された単位カラムであり、相互に液体
通路で連結されている。13で示されるのは溶離液供給
ライン、14で示されるのはエクストラクト抜き出しラ
イン、15で示されるのは光学異性体混合溶液供給ライ
ン、16で示されるのはラフィネート抜き出しライン、
17で示されるのはリサイクルライン、18で示される
のは循環ポンプである。
【0049】図1に示される単位カラム1〜12と各ラ
イン13〜16の配置状態では、単位カラム1〜3によ
り脱着工程、単位カラム4〜6により濃縮工程、単位カ
ラム7〜9により吸着工程、単位カラム10〜12によ
り溶離液回収工程がそれぞれ行われる。
【0050】このような擬似移動層式クロマト分離装置
では、一定時間間隔毎に例えばバルブ操作により溶離液
供給ライン、光学異性体混合溶液供給ラインおよび各抜
き出しラインを溶媒の流通方向に単位カラム1基分だけ
移動させる。
【0051】したがって、第2段階では、単位カラム2
〜4により脱着工程、単位カラム5〜7により濃縮工
程、単位カラム8〜10により吸着工程、単位カラム1
1〜1により溶離液回収工程がそれぞれ行われるように
なる。このような動作を順次に行うことにより、各工程
が単位カラム1基づつずれていき、光学異性体間の分離
処理が連続的に効率よく達成される。
【0052】本発明の方法で使用される擬似移動層式ク
ロマト分離装置は前記図1に示されるものに限定され
ず、図2に示すような装置を使用することもできる。
【0053】図2に示される単位カラム1〜8と各ライ
ン13〜16の配置の状態では、単位カラム1で溶離液
回収工程、単位カラム2〜5で吸着工程、単位カラム6
〜7で濃縮工程、単位カラム8では脱着工程がそれぞれ
実行される。
【0054】このような擬似移動層では、一定時間間隔
毎にバルブ操作することにより各供給液および抜き出し
ラインを液流れ方向に単位カラム1基分だけそれぞれ移
動させる。したがって、次の単位カラムの配置状態で
は、単位カラム2で溶離液回収工程、単位カラム3〜6
で吸着工程、単位カラム7〜8で濃縮工程、単位カラム
1で脱着工程がそれぞれ実行される。このような工程を
順次に行うことによって光学異性体混合溶液の分離処理
が連続的に効率良く達成される。
【0055】なお、図1において、19で示すのは、エ
クストラクトを濃縮する第1の流下型薄膜蒸発器19で
あり、20で示すのはこの濃縮物を更に濃縮する第2流
下型薄膜蒸発器であり、21で示すのは更にこの濃縮物
を濃縮する強制型薄膜蒸発器であり、22で示されるの
は、回収された溶媒を一時貯留する回収槽であり、23
で示されるのは、蒸発器により濃縮された光学異性体含
有濃縮液を貯留する貯留槽であり、24で示すのは光学
異性体混合物のラセミ化を行なうラセミ化槽であり、2
5で示すのは回収槽22に貯留された溶媒を必要な純度
にまで高める蒸留装置である。
【0056】一方、ラフィネートには、エクストラクト
に含まれる光学活性体の対掌体である他の光学活性体と
溶媒とを含有している。このラフィネートからの溶媒の
回収も前記エクストラクトから溶媒を回収するのと同様
に行うことができる。
【0057】
【実施例】以下にこの発明の実施例について説明する
が、この発明はこれら実施例に限定されるものではな
く、この発明の要旨の範囲内において適宜に変形して実
施することができる。
【0058】(実施例1) セルロース トリス(3,5−ジメチルフェニルカルバ
メート)の球状粒子の調製 セルロース トリス(3,5−ジメチルフェニルカルバ
メート)500gを酸化メシチル12.5リットルとア
セトン2.5リットルとの混合溶液に溶解し、更にn−
ノナン2.5リットルを加えた。この混合溶液を、10
0rpmで撹拌している30リットルの0.75%のラ
ウリル硫酸ナトリウム水溶液中に注入し混合した。同速
度で撹拌を続けながら、温度40℃に加熱および減圧
し、有機溶剤を留去した。濾過して単離した残渣を、水
およびエタノールで洗浄した後、140℃で24時間真
空乾燥することにより、462gの粉末を得た。収率は
92.4%であった。次いで、得られた粒子を振るい分
けすることにより、平均粒子径52μmの粒子を得た。
この粒子の比表面積は4.3m2 /g(BET法)であ
った。
【0059】(実施例2) セルロース トリス(3,5−ジメチルフェニルカルバ
メート)の破砕状粒子の調製 セルロース トリス(3,5−ジメチルフェニルカルバ
メート)500gをアセトン3リットルに溶解した。こ
の溶液を、100rpmで撹拌している30リットルの
メタノール中に、ノズルの先端から注入することによっ
てメタノール中で固体化させた。生成した沈殿を濾過し
て単離し、140℃で24時間真空乾燥した。その結果
得られた固形物の収量は476gであり、収率は95.
2%であった。次いで、得られた固形物を粉砕機で粉砕
した。粉砕後に粒子の振るい分けを行ない平均粒子径4
6μmの破砕状粒子を得た。この粒子の比表面積は3.
5m2 /g(BET法)であった。
【0060】(実施例3) セルロース トリ(p−メチルベンゾエート)の球状粒
子の調製 セルロース トリ(p−メチルベンゾエート)500g
を塩化メチレン15リットルに溶解し、更にn−ノナン
2.5リットルを加えて混合した。この混合液を、10
0rpmで撹拌している30リットルの0.75%のラ
ウリル硫酸ナトリウム水溶液中に注入し撹拌混合した。
同速度で撹拌を続けながら、温度45℃に加熱して塩化
メチレンを留去した。濾過して単離した残渣を、水およ
びメタノールで洗浄した後、140℃で24時間真空乾
燥することにより、432gの粉末を得た。収率は8
6.4%であった。次いで、得られた粒子を振るい分け
することにより、平均粒子径47μmの粒子を得た。こ
の粒子の比表面積は5.2m2 /g(BET法)であっ
た。
【0061】(実施例4) 実施例1で得られた多糖誘導体の粒子を光学分割用充填
剤としたプロプラノロールの分離 実施例1で得られたセルロース トリス(3,5−ジメ
チルフェニルカルバメート)の球状粒子を充填した内径
1cm、長さ25cmのセミ分取用カラムを8本連結し
てなる擬似移動層式クロマト分離装置に、プロプラノロ
ールのラセミ体を0.3ml/分(ラセミ体濃度26.
6mg/ml)で供給した。
【0062】擬似移動層式クロマト分離装置の運転条件
を以下に示す 溶離液;n−ヘキサンと2−プロパノールとの混合液 n−ヘキサン/2−プロパノール容量比=8/2 溶離液の供給速度;2.9ml/分 吸着質に富む流体の抜き出し口の流量;2.5ml/分 非吸着質に富む流体の抜き出し口の流量;0.7ml/
分 回収溶離液の流量;0.3ml/分 カラムの切り替え時間;30.5分 温度;25℃ 上記条件により光学分割を行なった結果、吸着質に富む
流体の抜き出し口からは、濃度2350ppm、光学純
度95%ee.の(−)−プロプラノロールを、非吸着
質に富む流体の抜き出し口からは、濃度8290pp
m、光学純度96%eeの(+)−プロプラノロールを
得た。
【0063】(実施例5) 実施例3で得られた多糖誘導体の粒子を光学分割用充填
剤としたメチル−2−フェノキシプロピオネートの分離 実施例3で得られたセルロース トリ(p−メチルベン
ゾエート)の球状粒子を充填した内径1cm、長さ25
cmのセミ分取用カラムを8本連結してなる擬似移動層
式クロマト分離装置に、メチル−2−フェノキシプロピ
オネートのラセミ体を0.1ml/分(ラセミ体濃度1
0mg/ml)で供給した。
【0064】擬似移動層式クロマト分離装置の運転条件
を以下に示す 溶離液;n−ヘキサンと2−プロパノールとの混合液 n−ヘキサン/2−プロパノール容量比=9/1 溶離液の供給速度;3ml/分 吸着質に富む流体の抜き出し口の流量;1.5ml/分 非吸着質に富む流体の抜き出し口の流量;1.6ml/
分 回収溶離液の流量;0.1ml/分 カラムの切り替え時間;15.5分 温度;25℃ 上記条件により光学分割を行なった結果、吸着質に富む
流体の抜き出し口からは、濃度506ppm、光学純度
96%ee.の(−)−メチル−2−フェノキシプロピ
オネートを、非吸着質に富む流体の抜き出し口からは、
濃度460ppm、光学純度100%eeの(+)−メ
チル−2−フェノキシプロピオネートを得た。
【0065】
【発明の効果】この発明によると、高価なシリカゲルを
使用せず、それ自体安価で、しかも優れた光学活性体分
離能を有する吸着剤を光学分割用充填剤とする光学異性
体の分離方法を提供することができる。
【0066】この発明によると、ラセミ体または不斉合
成法で調製された一方の光学異性体を過剰に含有する混
合物等を光学分割することによって、必要とされる光学
活性体を高い光学純度で、しかも効率的に製造すること
ができる。
【0067】この発明によると、効率的に光学異性体の
分離を達成できるにもかかわらず、従来に比較してはる
かに溶離液の消費量が少ない光学異性体の分離方法を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の方法を実施する擬似移動層式ク
ロマト分離装置の一例を示す説明図である。
【図2】図2は本発明の方法を実施する擬似移動層式ク
ロマト分離装置の他の例を示す説明図である。
【符号の説明】
1〜12 単位カラム 13 溶離液供給ライン 14 エクストラクト抜き出しライン 15 光学異性体混合溶液供給ライン 16 ラフィネート抜き出しライン 17 リサイクルライン 18 循環ポンプ 19 第1流下型薄膜蒸発器 20 第2流下型薄膜蒸発器 21 強制型薄膜蒸発器 22 回収槽 23 貯留槽 24 ラセミ化槽 25 蒸留装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 213/10 217/16 G01N 30/44 30/48 W N 30/60 A

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学分割用充填剤が充填された複数のカ
    ラムを無端状に連結し、循環ポンプを用いてカラム内に
    流体を一方向に循環させ、この循環流路内に光学異性体
    混合溶液および溶離液を導入し、同時に非吸着質に富む
    溶液および吸着質に富む溶液を抜き出し、カラム内に導
    入される流体の導入口およびカラムから抜き出される流
    体の抜き出し口を、循環している流体の流れ方向に沿っ
    て交互に配置し、かつ、カラムを循環している流体の流
    れ方向に前記導入口および抜き出し口の位置を間欠的に
    移動させるように構成した擬似移動層式クロマト分離装
    置を使用した光学異性体の分離方法において、前記光学
    分割用充填剤として、多糖誘導体の粒子を使用すること
    を特徴とする光学異性体の分離方法。
  2. 【請求項2】 前記多糖誘導体が、多糖エステル誘導体
    および/または多糖カルバメート誘導体である前記請求
    項1に記載の光学異性体の分離方法。
  3. 【請求項3】 前記多糖誘導体が、多糖における水酸基
    またはアミノ基上の水素原子の一部もしくは全部を下記
    式(1)、(2)、(3)または(4)のいずれかで示
    される原子団の少なくとも一種と置換してなる前記請求
    項1または2に記載の光学異性体の分離方法。 【化1】 【化2】 【化3】 【化4】 ただし、式中、Rはヘテロ原子を含んでも良い芳香族炭
    化水素基であり、非置換であっても、または炭素数1〜
    12のアルキル基、炭素数1〜12のアルコキシル基、
    炭素数1〜12のアルキルチオ基、シアノ基、ハロゲン
    原子、炭素数1〜8のアシル基、炭素数1〜8のアシル
    オキシ基、ヒドロキシル基、炭素数1〜12のアルコキ
    シカルボニル基、ニトロ基、アミノ基及び炭素数1〜8
    のジアルキルアミノ基よりなる群から選択される少なく
    とも一種の基もしくは原子によって置換されていても良
    い。Xは炭素数1〜4の炭化水素基であり、二重結合ま
    たは三重結合を含んでいても良い。
  4. 【請求項4】 前記多糖誘導体の粒子は、粒子径が10
    〜300μmであり、比表面積が0.5〜300m2
    gである前記請求項1〜3のいずれかに記載の光学異性
    体の分離方法。
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