JPH07285703A - 枚葉紙被印刷物を印刷機にずれ重ね状態で供給するための方法および装置 - Google Patents
枚葉紙被印刷物を印刷機にずれ重ね状態で供給するための方法および装置Info
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- JPH07285703A JPH07285703A JP7087251A JP8725195A JPH07285703A JP H07285703 A JPH07285703 A JP H07285703A JP 7087251 A JP7087251 A JP 7087251A JP 8725195 A JP8725195 A JP 8725195A JP H07285703 A JPH07285703 A JP H07285703A
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- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
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- B65H11/002—Feed tables incorporating transport belts
- B65H11/005—Suction belts
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
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- B65H5/22—Feeding articles separated from piles; Feeding articles to machines by air-blast or suction device
- B65H5/228—Feeding articles separated from piles; Feeding articles to machines by air-blast or suction device by air-blast devices
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
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- B65H5/00—Feeding articles separated from piles; Feeding articles to machines
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- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2406/00—Means using fluid
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- B65H2406/321—Suction belts integral in feed table
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 比較的高い印刷速度でも多重枚葉紙もしくは
ミスフィード枚葉紙、波形しわ形成または被印刷物の変
形を阻止して、安定した枚葉紙搬送を得る。 【構成】 フィードテーブル1を介してずれ重ね流で供
給される被印刷物16,17,18の搬送方向12とは
反対の方向で、連続的に圧縮空気を流す。
ミスフィード枚葉紙、波形しわ形成または被印刷物の変
形を阻止して、安定した枚葉紙搬送を得る。 【構成】 フィードテーブル1を介してずれ重ね流で供
給される被印刷物16,17,18の搬送方向12とは
反対の方向で、連続的に圧縮空気を流す。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、輪転印刷機に設けられ
たフィードテーブル、有利には吸込ベルトテーブルを備
えた印刷機に、枚葉紙被印刷物をずれ重ね状態で供給す
るための方法および装置に関する。
たフィードテーブル、有利には吸込ベルトテーブルを備
えた印刷機に、枚葉紙被印刷物をずれ重ね状態で供給す
るための方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このような枚葉紙フィード装置は、たと
えばドイツ連邦共和国特許第713529号明細書に基
づき公知である。この公知の枚葉紙フィード装置では、
枚葉紙走行方向で循環するエンドレスな吸込ベルトが、
吸込スリットを備えた位置固定の吸込容器を介して案内
される。
えばドイツ連邦共和国特許第713529号明細書に基
づき公知である。この公知の枚葉紙フィード装置では、
枚葉紙走行方向で循環するエンドレスな吸込ベルトが、
吸込スリットを備えた位置固定の吸込容器を介して案内
される。
【0003】別のフィード装置は、たとえばドイツ連邦
共和国特許第3331662号明細書およびドイツ連邦
共和国特許出願公開第3838078号明細書に基づき
公知である。
共和国特許第3331662号明細書およびドイツ連邦
共和国特許出願公開第3838078号明細書に基づき
公知である。
【0004】ドイツ連邦共和国特許出願公開第1033
225号明細書に基づき、エンドレスな吸込ベルトを備
えた枚葉紙フィード装置が公知である。この公知の枚葉
紙フィード装置の吸込ベルトはフィードテーブルを巡っ
て小幅の吸込通路を介して案内されて、印刷枚葉紙を負
圧によって印刷機に供給する。フィードテーブルにおい
て印刷枚葉紙の特に後端部にループが形成され、ひいて
はフィードテーブルによる供給時に枚葉紙が損傷を受け
ることを回避する目的で、フィードテーブルには吸込室
の吸込開口の他に、別のブロー開口が設けられている。
ブロー空気の供給により、個々に吸着された枚葉紙は僅
かに持ち上げられて、空気クッションに沿ってフローテ
ィングされるようになっている。このような手段によ
り、枚葉紙とフィードテーブルとの間の付着摩擦を減少
させようとしている。しかし、ずれ重ね状態で搬送され
る被印刷物の場合には、このことはコンベヤベルトの持
上がりを招いてしまう。なぜならば、各枚葉紙は前側の
範囲でしか吸込ベルトに沿って案内されないからであ
る。
225号明細書に基づき、エンドレスな吸込ベルトを備
えた枚葉紙フィード装置が公知である。この公知の枚葉
紙フィード装置の吸込ベルトはフィードテーブルを巡っ
て小幅の吸込通路を介して案内されて、印刷枚葉紙を負
圧によって印刷機に供給する。フィードテーブルにおい
て印刷枚葉紙の特に後端部にループが形成され、ひいて
はフィードテーブルによる供給時に枚葉紙が損傷を受け
ることを回避する目的で、フィードテーブルには吸込室
の吸込開口の他に、別のブロー開口が設けられている。
ブロー空気の供給により、個々に吸着された枚葉紙は僅
かに持ち上げられて、空気クッションに沿ってフローテ
ィングされるようになっている。このような手段によ
り、枚葉紙とフィードテーブルとの間の付着摩擦を減少
させようとしている。しかし、ずれ重ね状態で搬送され
る被印刷物の場合には、このことはコンベヤベルトの持
上がりを招いてしまう。なぜならば、各枚葉紙は前側の
範囲でしか吸込ベルトに沿って案内されないからであ
る。
【0005】ドイツ連邦共和国特許第4012948号
明細書に基づき、吸込開口を介して循環する孔付き吸込
ベルトを備えたフィードテーブルが公知である。この公
知のフィードテーブルは各吸込ベルトの縁部に沿って平
行に開口を有しており、この開口は吸込室とは別個に環
境周囲に接続されている。
明細書に基づき、吸込開口を介して循環する孔付き吸込
ベルトを備えたフィードテーブルが公知である。この公
知のフィードテーブルは各吸込ベルトの縁部に沿って平
行に開口を有しており、この開口は吸込室とは別個に環
境周囲に接続されている。
【0006】このような手段の欠点は、付着もしくは静
電荷に基づき互いに強固に付着した被印刷物、たとえば
フィルムの場合に、先行する被印刷物が印刷ユニットへ
の進入時に、ずれ重ね流で見て後続の被印刷物を連行し
てしまうことである。このことは、後続の被印刷物が多
重枚葉紙もしくはミスフィード枚葉紙として前当てを越
えて「ショットされて」、波形しわを形成し、前グリッ
パによる引取り時もしくは印刷区域への進入時に圧縮し
てしまうことを意味する。このことは変形や停止を招い
てしまう。
電荷に基づき互いに強固に付着した被印刷物、たとえば
フィルムの場合に、先行する被印刷物が印刷ユニットへ
の進入時に、ずれ重ね流で見て後続の被印刷物を連行し
てしまうことである。このことは、後続の被印刷物が多
重枚葉紙もしくはミスフィード枚葉紙として前当てを越
えて「ショットされて」、波形しわを形成し、前グリッ
パによる引取り時もしくは印刷区域への進入時に圧縮し
てしまうことを意味する。このことは変形や停止を招い
てしまう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭
で述べた方法を改良して、前記欠点が回避され、ひいて
は多重枚葉紙もしくはミスフィード枚葉紙、波形しわ形
成または被印刷物の変形が阻止されるような方法を提供
することである。
で述べた方法を改良して、前記欠点が回避され、ひいて
は多重枚葉紙もしくはミスフィード枚葉紙、波形しわ形
成または被印刷物の変形が阻止されるような方法を提供
することである。
【0008】さらに本発明の課題は、このような方法を
実施するための有利な装置を提供することである。
実施するための有利な装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の方法では、フィードテーブルを介してずれ重
ね流で供給される被印刷物の搬送方向とは反対の方向
で、連続的に圧縮空気を流すようにした。
に本発明の方法では、フィードテーブルを介してずれ重
ね流で供給される被印刷物の搬送方向とは反対の方向
で、連続的に圧縮空気を流すようにした。
【0010】さらに上記課題を解決するために本発明の
装置の第1の構成では、圧縮空気供給部に連通された少
なくとも1つのブロー装置が、フィードテーブルの、印
刷ユニット寄りの範囲で、しかもほぼフィードテーブル
の平面に配置されており、前記ブロー装置の空気透過性
の面が、微孔質構造に基づく多数の開口と、該開口より
も著しく大きな、搬送方向とは反対の方向に向けられ
た、隣接する少なくとも1つの開口とから形成されてい
るようにした。
装置の第1の構成では、圧縮空気供給部に連通された少
なくとも1つのブロー装置が、フィードテーブルの、印
刷ユニット寄りの範囲で、しかもほぼフィードテーブル
の平面に配置されており、前記ブロー装置の空気透過性
の面が、微孔質構造に基づく多数の開口と、該開口より
も著しく大きな、搬送方向とは反対の方向に向けられ
た、隣接する少なくとも1つの開口とから形成されてい
るようにした。
【0011】さらに上記課題を解決するために本発明の
装置の第2の構成では、位置調整ユニットの範囲に、圧
縮空気供給部に連通された少なくとも1つのブロー装置
が配置されており、該ブロー装置の空気透過性の面が、
微孔質構造に基づく多数の開口と、該開口よりも著しく
大きな、搬送方向とは反対の方向に向けられた、隣接す
る少なくとも1つの開口とから形成されているようにし
た。
装置の第2の構成では、位置調整ユニットの範囲に、圧
縮空気供給部に連通された少なくとも1つのブロー装置
が配置されており、該ブロー装置の空気透過性の面が、
微孔質構造に基づく多数の開口と、該開口よりも著しく
大きな、搬送方向とは反対の方向に向けられた、隣接す
る少なくとも1つの開口とから形成されているようにし
た。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、フィードテーブルまた
は位置調整ユニットの範囲において、ずれ重ね流の間
に、有利には印刷ユニット寄りの前側のずれ重ね流枚葉
紙被印刷物の間に、搬送方向とは反対の方向で圧縮空気
が規定の角度で吹き付けられる。これにより、ずれ重ね
状態の被印刷物がフィードテーブルを介して確実に印刷
ユニットに供給されると同時に、ずれ重ね流における付
着力が規定の範囲で解消されるか、または明らかに減じ
られるようになる。本発明による装置は、位置調整ユニ
ットの範囲か、またはフィードテーブルの印刷ユニット
寄りの範囲に配置されている。なぜならば、遅くとも前
当てへの被印刷物の当接時には、互いに隣接する被印刷
物の間の付着力の解消が行なわれなければならないから
である。
は位置調整ユニットの範囲において、ずれ重ね流の間
に、有利には印刷ユニット寄りの前側のずれ重ね流枚葉
紙被印刷物の間に、搬送方向とは反対の方向で圧縮空気
が規定の角度で吹き付けられる。これにより、ずれ重ね
状態の被印刷物がフィードテーブルを介して確実に印刷
ユニットに供給されると同時に、ずれ重ね流における付
着力が規定の範囲で解消されるか、または明らかに減じ
られるようになる。本発明による装置は、位置調整ユニ
ットの範囲か、またはフィードテーブルの印刷ユニット
寄りの範囲に配置されている。なぜならば、遅くとも前
当てへの被印刷物の当接時には、互いに隣接する被印刷
物の間の付着力の解消が行なわれなければならないから
である。
【0013】本発明によれば、比較的高い印刷機速度に
おいても安定した枚葉紙搬送が得られる。したがって、
前記欠点、たとえば多重枚葉紙もしくはミスフィード枚
葉紙、波形しわ形成または被印刷物の変形は排除されて
いる。
おいても安定した枚葉紙搬送が得られる。したがって、
前記欠点、たとえば多重枚葉紙もしくはミスフィード枚
葉紙、波形しわ形成または被印刷物の変形は排除されて
いる。
【0014】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面につき詳しく
説明する。
説明する。
【0015】図1に示したように、印刷ユニット2と給
紙機3との間には、吸込ベルトテーブルとして形成され
たフィードテーブル1が配置されている。このフィード
テーブル1は吸込室5を有している。この吸込室5の下
側には、軸方向通風機6が接続されている。吸込室5と
軸方向通風機6とは所要の負圧を形成するための1つの
共通の貯え室を形成している。フィードテーブル面10
では、孔付きの吸込ベルト7が案内される。この吸込ベ
ルト7はフィードテーブル1の下側では張設ローラ9を
介して案内され、端面側では駆動軸もしくは案内軸8を
介して案内される。フィードテーブル1は吸込ベルト7
の範囲で連続的な貫通孔を備えているので、フィードテ
ーブル1の全長にわたって吸込空気流が形成される。フ
ィードテーブル1と印刷ユニット2との間には、前当て
11を備えた位置調整ユニット4が配置されている。
紙機3との間には、吸込ベルトテーブルとして形成され
たフィードテーブル1が配置されている。このフィード
テーブル1は吸込室5を有している。この吸込室5の下
側には、軸方向通風機6が接続されている。吸込室5と
軸方向通風機6とは所要の負圧を形成するための1つの
共通の貯え室を形成している。フィードテーブル面10
では、孔付きの吸込ベルト7が案内される。この吸込ベ
ルト7はフィードテーブル1の下側では張設ローラ9を
介して案内され、端面側では駆動軸もしくは案内軸8を
介して案内される。フィードテーブル1は吸込ベルト7
の範囲で連続的な貫通孔を備えているので、フィードテ
ーブル1の全長にわたって吸込空気流が形成される。フ
ィードテーブル1と印刷ユニット2との間には、前当て
11を備えた位置調整ユニット4が配置されている。
【0016】図2には、フィードテーブル1と位置調整
ユニット4とを上側から見た図が示されている。位置調
整ユニット4の構成要素としては、当付け薄板15と複
数の前当て11とが示されている。吸込ベルト7はフィ
ードテーブル面10にガイド溝内で嵌め込まれていて、
均一に分配された吸込開口14を有している。各吸込ベ
ルト7の縁部に対して平行に、両側では通気開口23が
フィードテーブル1に配置されている。この通気開口2
3は吸込室5とは別個に環境周囲に接続されている。フ
ィードテーブル1には、位置調整ユニット4の近くで、
ずれ重ね流の搬送方向12に対して横方向で一列になっ
て複数のブロー装置13が配置されている。ずれ重ね流
はずれ重ね状態で配置された枚葉紙16,17,18に
よって示されている。
ユニット4とを上側から見た図が示されている。位置調
整ユニット4の構成要素としては、当付け薄板15と複
数の前当て11とが示されている。吸込ベルト7はフィ
ードテーブル面10にガイド溝内で嵌め込まれていて、
均一に分配された吸込開口14を有している。各吸込ベ
ルト7の縁部に対して平行に、両側では通気開口23が
フィードテーブル1に配置されている。この通気開口2
3は吸込室5とは別個に環境周囲に接続されている。フ
ィードテーブル1には、位置調整ユニット4の近くで、
ずれ重ね流の搬送方向12に対して横方向で一列になっ
て複数のブロー装置13が配置されている。ずれ重ね流
はずれ重ね状態で配置された枚葉紙16,17,18に
よって示されている。
【0017】図3には、フィードテーブル面10もしく
は位置調整ユニット4において枚葉紙16,17,18
によって形成されたずれ重ね流が示されている。第1の
枚葉紙16は前当て11に接触しており、その後端部は
搬送方向12で見て後続の枚葉紙17の枚葉紙前縁部の
上方に位置している。同じく、この枚葉紙17の後端部
は後続の枚葉紙18の枚葉紙前縁部にオーバラップして
いる。ブロー装置13はフィードテーブル面10に組み
込まれている。
は位置調整ユニット4において枚葉紙16,17,18
によって形成されたずれ重ね流が示されている。第1の
枚葉紙16は前当て11に接触しており、その後端部は
搬送方向12で見て後続の枚葉紙17の枚葉紙前縁部の
上方に位置している。同じく、この枚葉紙17の後端部
は後続の枚葉紙18の枚葉紙前縁部にオーバラップして
いる。ブロー装置13はフィードテーブル面10に組み
込まれている。
【0018】図4には、ブロー装置13が示されてい
る。このブロー装置13はフィードテーブル面10に嵌
め込まれている。ブロー装置13はさらにもう少しだけ
深く降下させることもできるが、ただしフィードテーブ
ル面10の平面から突出してはならない。ブロー装置1
3は主として基体21を有しており、この基体21はフ
ィードテーブル1に着脱可能に結合されている。基体2
1は空気透過性の面を有しており、この面は微孔質構造
20に基づき多数の開口から形成されている。微孔質構
造20は焼結金属から製造されていると有利である。微
孔質構造20には、開口19が設けられており、この開
口19は搬送方向12とは反対の方向で見てフィードテ
ーブル面10に対して鋭角な角度αで傾けられている。
傾けられた開口19の有利な角度範囲は、20〜40゜
である。この実施例では、開口19が搬送方向12に対
して横方向に延びるスリットとして形成されている。同
じく複数のスリットまたは孔が相並んで微孔質構造20
に配置されていて、所定の角度αで傾けられていてもよ
い。基体21は圧縮空気供給部22に接続されている。
る。このブロー装置13はフィードテーブル面10に嵌
め込まれている。ブロー装置13はさらにもう少しだけ
深く降下させることもできるが、ただしフィードテーブ
ル面10の平面から突出してはならない。ブロー装置1
3は主として基体21を有しており、この基体21はフ
ィードテーブル1に着脱可能に結合されている。基体2
1は空気透過性の面を有しており、この面は微孔質構造
20に基づき多数の開口から形成されている。微孔質構
造20は焼結金属から製造されていると有利である。微
孔質構造20には、開口19が設けられており、この開
口19は搬送方向12とは反対の方向で見てフィードテ
ーブル面10に対して鋭角な角度αで傾けられている。
傾けられた開口19の有利な角度範囲は、20〜40゜
である。この実施例では、開口19が搬送方向12に対
して横方向に延びるスリットとして形成されている。同
じく複数のスリットまたは孔が相並んで微孔質構造20
に配置されていて、所定の角度αで傾けられていてもよ
い。基体21は圧縮空気供給部22に接続されている。
【0019】図5には、図2と同様の実施例が示されて
いるが、しかしブロー装置13は微孔質構造20と開口
19、つまりスリットとに分割されて別個に配置されて
いる。微孔質構造20と、対応する開口19とは被印刷
物枚葉紙16,17,18の搬送方向12に対して横方
向に一列で数回導入されている。この実施例の全てのブ
ロー装置13は1つの共通の圧縮空気供給部22(全て
の微孔質構造20および対応する開口19のための)に
連通されている。
いるが、しかしブロー装置13は微孔質構造20と開口
19、つまりスリットとに分割されて別個に配置されて
いる。微孔質構造20と、対応する開口19とは被印刷
物枚葉紙16,17,18の搬送方向12に対して横方
向に一列で数回導入されている。この実施例の全てのブ
ロー装置13は1つの共通の圧縮空気供給部22(全て
の微孔質構造20および対応する開口19のための)に
連通されている。
【0020】さらに別の実施例(図示しない)では、圧
縮空気供給部22に接続された、微孔質構造20と開口
19とを備えたブロー装置13が、搬送方向12に対し
て横方向で複数列で配置されて、付加的に搬送方向12
に移動可能に配置されていてもよい。搬送方向に対して
横方向に延びるブロー装置13は、フィードテーブル1
の、印刷ユニット2寄りの範囲または位置調整ユニット
4の範囲に配置されている。前当て11の手前でずれ重
ね流を観察すると、ずれ重ね流状態の被印刷物における
付着の解離もしくは付着の減少は、第1の枚葉紙16と
第3の枚葉紙18との間の範囲において最適となること
が判った。
縮空気供給部22に接続された、微孔質構造20と開口
19とを備えたブロー装置13が、搬送方向12に対し
て横方向で複数列で配置されて、付加的に搬送方向12
に移動可能に配置されていてもよい。搬送方向に対して
横方向に延びるブロー装置13は、フィードテーブル1
の、印刷ユニット2寄りの範囲または位置調整ユニット
4の範囲に配置されている。前当て11の手前でずれ重
ね流を観察すると、ずれ重ね流状態の被印刷物における
付着の解離もしくは付着の減少は、第1の枚葉紙16と
第3の枚葉紙18との間の範囲において最適となること
が判った。
【0021】本発明による装置の作用形式は次の通りで
ある。
ある。
【0022】給紙機3からは、処理したい被印刷物がず
れ重ね流で搬送方向12で印刷ユニット2に供給され
る。被印刷物のそれぞれ下側の前部は吸込ベルト7によ
って強固に吸着されて、フィードテーブル面10に沿っ
て搬送される。位置調整ユニット4では、各被印刷物が
あらかじめ吸込ベルト7とフィードテーブル面10とか
ら解放された後に、各被印刷物の前縁部と側縁部とが位
置調整される。ずれ重ね状態の被印刷物、つまり枚葉紙
16,17,18が搬送方向12で前当て11に供給さ
れると、搬送方向12とは反対の方向で各ブロー装置1
3から連続的に圧縮空気がずれ重ね流の下に流れる。こ
の圧縮空気は適宜に調量され、この場合、各枚葉紙1
6,17,18が吸込ベルト7に確実に位置固定される
と同時に、フィードテーブル面10とずれ重ね流との間
および特にずれ重ね状態の各枚葉紙16,17,18の
間で付着力もしくは静電荷(フィルムの場合)が空気ク
ッションの形成により消滅されるか、もしくは著しく低
減される。ずれ重ね流の各枚葉紙16,17,18の間
の付着摩擦もしくは位置調整ユニット4における個々の
枚葉紙16,17,18の位置調整時における運動摩擦
が減じられるので、ずれ重ね状態の枚葉紙16,17,
18は正確に分離されて、印刷ユニット2に搬送され
る。
れ重ね流で搬送方向12で印刷ユニット2に供給され
る。被印刷物のそれぞれ下側の前部は吸込ベルト7によ
って強固に吸着されて、フィードテーブル面10に沿っ
て搬送される。位置調整ユニット4では、各被印刷物が
あらかじめ吸込ベルト7とフィードテーブル面10とか
ら解放された後に、各被印刷物の前縁部と側縁部とが位
置調整される。ずれ重ね状態の被印刷物、つまり枚葉紙
16,17,18が搬送方向12で前当て11に供給さ
れると、搬送方向12とは反対の方向で各ブロー装置1
3から連続的に圧縮空気がずれ重ね流の下に流れる。こ
の圧縮空気は適宜に調量され、この場合、各枚葉紙1
6,17,18が吸込ベルト7に確実に位置固定される
と同時に、フィードテーブル面10とずれ重ね流との間
および特にずれ重ね状態の各枚葉紙16,17,18の
間で付着力もしくは静電荷(フィルムの場合)が空気ク
ッションの形成により消滅されるか、もしくは著しく低
減される。ずれ重ね流の各枚葉紙16,17,18の間
の付着摩擦もしくは位置調整ユニット4における個々の
枚葉紙16,17,18の位置調整時における運動摩擦
が減じられるので、ずれ重ね状態の枚葉紙16,17,
18は正確に分離されて、印刷ユニット2に搬送され
る。
【図1】枚葉紙を処理する印刷機に設けられたフィード
テーブルの概略図である。
テーブルの概略図である。
【図2】フィードテーブルの平面図である。
【図3】位置調整ユニットの範囲とフィードテーブルの
範囲とにおけるずれ重ね流の概略図である。
範囲とにおけるずれ重ね流の概略図である。
【図4】ブロー装置の断面図である。
【図5】別の実施例によるフィードテーブルの平面図で
ある。
ある。
1 フィードテーブル、 2 印刷ユニット、 3 給
紙機、 4 位置調整ユニット、 5 吸込室、 6
軸方向通風機、 7 吸込ベルト、 8 案内軸、 9
張設ローラ、 10 フィードテーブル面、 11
前当て、 12搬送方向、 13 ブロー装置、 14
吸込開口、 15 当付け薄板、16,17,18
枚葉紙、 19 開口、 20 微孔質構造、 21
基体、 22 圧縮空気供給部、 23 通気開口、
α 角度
紙機、 4 位置調整ユニット、 5 吸込室、 6
軸方向通風機、 7 吸込ベルト、 8 案内軸、 9
張設ローラ、 10 フィードテーブル面、 11
前当て、 12搬送方向、 13 ブロー装置、 14
吸込開口、 15 当付け薄板、16,17,18
枚葉紙、 19 開口、 20 微孔質構造、 21
基体、 22 圧縮空気供給部、 23 通気開口、
α 角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アルノ ゲルトナー ドイツ連邦共和国 ミュールハイム ジャ ン−モネ−シュトラーセ 35 (72)発明者 ニコラ プーピク ドイツ連邦共和国 ホイゼンシュタム フ ランツ−ラウ−シュトラーセ 32 (72)発明者 ベルト カッペル ドイツ連邦共和国 ミュールハイム ベル ト−ブレヒト−シュトラーセ 6
Claims (10)
- 【請求項1】 フィードテーブルを使用して、枚葉紙被
印刷物を印刷機にずれ重ね状態で供給するための方法に
おいて、フィードテーブルを介してずれ重ね流で供給さ
れる被印刷物の搬送方向(12)とは反対の方向で、連
続的に圧縮空気を流すことを特徴とする、枚葉紙被印刷
物を印刷機にずれ重ね状態で供給するための方法。 - 【請求項2】 連続的な圧縮空気を、層流によるかまた
は層流と乱流との組合せにより形成する、請求項1記載
の方法。 - 【請求項3】 請求項1記載の方法を実施するための装
置において、圧縮空気供給部(22)に連通された少な
くとも1つのブロー装置(13)が、フィードテーブル
(1)の、印刷ユニット(2)寄りの範囲で、しかもほ
ぼフィードテーブル(1)の平面内に配置されており、
前記ブロー装置(13)の空気透過性の面が、微孔質構
造(20)に基づく多数の開口と、該開口よりも著しく
大きな、搬送方向(12)とは反対の方向に向けられ
た、隣接する少なくとも1つの開口(19)とから形成
されていることを特徴とする、枚葉紙被印刷物を印刷機
にずれ重ね状態で供給するための装置。 - 【請求項4】 比較的大きな前記開口(19)が、前記
ブロー装置(13)の微孔質構造(20)の空気透過性
の面に組み込まれている、請求項3記載の装置。 - 【請求項5】 比較的大きな前記開口(19)に、隣接
した別個の少なくとも1つの微孔質構造(20)が対応
しており、該微孔質構造(20)と前記開口(19)と
が、共通の圧力空気導管(22)に連通されている、請
求項3記載の装置。 - 【請求項6】 フィードテーブル(1)が、吸込開口
と、該フィードテーブル(1)を巡って循環する孔付き
の吸込ベルト(7)とを有している、請求項3記載の装
置。 - 【請求項7】 複数のブロー装置(13)が、一列また
は複数列で、かつ搬送方向(12)に対して横方向で、
第1〜第3の枚葉紙(16〜18)の間のずれ重ね流の
範囲に位置する各吸込ベルト(7)の間でフィードテー
ブル(1)に配置されている、請求項3から6までのい
ずれか1項記載の装置。 - 【請求項8】 比較的大きな前記開口(19)が、フィ
ードテーブル面(10)に対して鋭角な角度(α)で搬
送方向(12)とは反対の方向に向けられている、請求
項3から5までのいずれか1項記載の装置。 - 【請求項9】 比較的大きな前記開口(19)が、フィ
ードテーブル面(10)に対して鋭角な角度(α)でス
リットとして形成されている、請求項8記載の装置。 - 【請求項10】 請求項1または2記載の方法を実施す
るための装置において、位置調整ユニット(4)の範囲
に、圧縮空気供給部(22)に連通された少なくとも1
つのブロー装置(13)が配置されており、該ブロー装
置(13)の空気透過性の面が、微孔質構造(20)に
基づく多数の開口と、該開口よりも著しく大きな、搬送
方向(12)とは反対の方向に向けられた、隣接する少
なくとも1つの開口(19)とから形成されていること
を特徴とする、枚葉紙被印刷物を印刷機にずれ重ね状態
で供給するための装置。
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