JPH07283582A - プリント配線板 - Google Patents

プリント配線板

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JPH07283582A
JPH07283582A JP10193394A JP10193394A JPH07283582A JP H07283582 A JPH07283582 A JP H07283582A JP 10193394 A JP10193394 A JP 10193394A JP 10193394 A JP10193394 A JP 10193394A JP H07283582 A JPH07283582 A JP H07283582A
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JP
Japan
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line
wiring board
printed wiring
signal
radiation
Prior art date
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Pending
Application number
JP10193394A
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English (en)
Inventor
Toru Otaki
徹 大滝
Tomoyasu Arakawa
智安 荒川
Hideho Inagawa
秀穂 稲川
Yasushi Takeuchi
靖 竹内
Toru Aisaka
徹 逢坂
Yoshimi Terayama
芳実 寺山
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高い周波数領域における不要輻射をも抑えた
プリント配線板を提供する。 【構成】 輻射抑制部品10のコンデンサ15,16を
介して、信号線5−GND線7間と、信号線5−電源線
6間との双方に容量成分を付加するように構成する。こ
れにより、デジタルIC2から出力される高い周波数領
域の高周波電流Ihは、IC2→コンデンサ15→電源
線6→IC2という最短経路で流れるようになる。従っ
て、コンデンサ15,16の容量を適宜に設定すれば、
非常に高い周波数領域(500MHz以上)における不
要輻射をも抑えることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基板上にデジタル回路
等を構成したプリント配線板、特に信号線からの不要輻
射を抑える輻射抑制部品を設けて成るプリント配線板に
関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来のこの種のプリント配線板
の一例を示す要部配線図、図8は同じプリント配線板の
要部回路図である。
【0003】図のように、基板1上に、回路構成素子で
あるQFPタイプのデジタルIC2とSOPタイプのデ
ジタルIC3とがそれぞれバッファとして実装され、そ
の両IC2,3は、一方のIC2の信号出力ピン2a
と、他方のIC3の信号入力ピン3aとに接続された信
号線5によって結ばれている。また、各IC2,3の電
源ピン2b,3bにはそれぞれ電源線6が接続され、G
NDピン2c,3cにはそれぞれGND線7が接続され
ている。さらに、各IC2,3の電源ピン2b,3bと
GNDピン2c,3cとの間にはそれぞれ、バイパスコ
ンデンサCb1,Cb2が挿入されている。図8の電源
線6中のインダクタL1〜L4は、配線パターンのイン
ダクタンス成分を表している。
【0004】そして、このプリント配線板では、上記信
号線5からの不要輻射を抑えるために、チップ型コンデ
ンサ(輻射抑制部品)9が、デジタルIC2の信号出力
ピン2aおよびGNDピン2cの近傍で、信号線5とG
ND線7との間に挿入されている。
【0005】即ち、上記チップ型コンデンサ9を設ける
ことにより、デジタルIC2の信号出力ピン2aから出
力されるデジタル信号に含まれる高周波成分をGND線
7に逃がして、不要輻射を抑えるようにしている。
【0006】上記チップ型コンデンサ9と、信号線5に
直列に挿入するインダクタや抵抗,フェライトビーズと
を組み合わせてローパスフィルタを形成し、輻射抑制部
品としたものもある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】周波数の非常に高い領
域における不要輻射を抑えるには、高周波電流の流れる
経路をできるだけ短くし、その高周波電流が作るループ
面積をできるだけ小さくすることが必要である。
【0008】しかしながら、上述したような従来のプリ
ント配線板では、信号レベルがHigh→Lowの時は
良いが、非常に高い周波数成分(500MHz以上)を
含むLow→Highの過渡期においては、その高周波
電流Ihは、図8中に示したように、デジタルIC2→
チップ型コンデンサ9→GND線7→バイパスコンデン
サCb1→電源線6→デジタルIC2という長い経路を
流れる。このため、ノーマルモードの輻射が大きくなる
だけでなく、電源系が不安定となってコモンモードの輻
射も増加する。
【0009】このように、従来のプリント配線板では、
高い周波数領域(500MHz以上)における不要輻射
を抑えることが困難であった。
【0010】本発明は、この問題を解決するために提案
されたもので、高い周波数領域における不要輻射をも抑
えたプリント配線板を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るプリント配線板では、輻射抑制部品
(10)を、信号線(5)に直列に挿入されて回路構成
素子(2)からの信号を通過させる信号導体(11)
と、その信号導体の両端に設けられた信号線接続端子
(12,13)と、上記信号導体(11)を電源線
(6)とGND線(7)とにそれぞれコンデンサ(1
5,16)を介して接続させる複数の容量性端子(1
7,19)と、を備えたものとした。
【0012】
【作用】上記構成の輻射抑制部品(10)を設けたプリ
ント配線板では、輻射抑制部品(10)のコンデンサ
(15,16)によって、信号線(5)−GND線
(7)間と、信号線(5)−電源線(6)間との双方に
容量成分が付加されることになる。それにより、回路構
成素子(2)から出力される高い周波数領域の高周波電
流は、回路構成素子(2)→輻射抑制部品(10)のコ
ンデンサ(15)→電源線(6)→回路構成素子(2)
という最短経路で流れるようになる。従って、コンデン
サ(15,16)の容量を適宜に設定すれば、非常に高
い周波数領域(500MHz以上)における不要輻射を
も抑えることが可能となる。
【0013】なお、上記カッコ内の符号は、図面を参照
するためのものであり、何等本発明の構成を限定するも
のではない。
【0014】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。なお、実施例を示す図面において、図7,図8に
示した従来例と相違ない構成部品については、同一の符
号を付して説明を省略する。 〈実施例1〉図1は、実施例1におけるプリント配線板
の要部配線図、図2は同じプリント配線板に設けられた
輻射抑制部品の構成図、図3は同じプリント配線板の要
部回路図である。
【0015】図のように、このプリント配線板の従来例
との相違点は、信号線5からの不要輻射を抑える輻射抑
制部品10の構成、およびその輻射抑制部品10を含め
た配線構造にある。
【0016】このプリント配線板における輻射抑制部品
10は、図2に示すように、信号線5に直列に挿入され
てデジタルIC2からの信号を通過させる信号導体11
と、その信号導体11の両端に設けられた2つの信号線
接続端子12,13と、信号導体11を電源線6とGN
D線7とにそれぞれコンデンサ15,16を介して接続
させる2つの容量性端子17,19とを備えたものであ
る。また、この輻射抑制部品10には1ピンマーク20
が付けられている。
【0017】なお、上記輻射抑制部品10のコンデンサ
15,16については、いわゆる電子部品としてのコン
デンサを設ける必要はなく、容量性端子17,19が信
号導体11に対して、容量性の特性を持った状態で接続
されるようにすればよい。
【0018】そして上記輻射抑制部品10は、デジタル
IC2の信号出力ピン2aの近傍で、2つの信号線接続
端子12,13が信号線5に接続されて、その信号線5
に直列に挿入される。さらに、一方の容量性端子17は
電源線6および電源ピン2bに接続され、他方の容量性
端子19はGND線7およびGNDピン2cに接続され
る。
【0019】上記輻射抑制部品10を設けたプリント配
線板の回路は、図3のように表される。この回路図に示
すように、上記構成のプリント配線板では、輻射抑制部
品10のコンデンサ15,16によって、信号線5−G
ND線7間と、信号線5−電源線6間との双方に容量成
分が付加されることになる。それにより、デジタルIC
2から出力される高い周波数領域の高周波電流Ihは、
デジタルIC2→輻射抑制部品10のコンデンサ15→
電源線6→デジタルIC2という最短経路で流れるよう
になる。
【0020】従って、コンデンサ15,16の容量を適
宜に設定すれば、デジタルIC2の信号レベルがLow
→Highに立ち上がる過渡期に発生する、非常に高い
周波数領域(500MHz以上)における不要輻射をも
抑えることが可能となる。つまりノーマルモードの輻射
はもちろん、電源系が安定することによってコモンモー
ドの輻射も抑えることができる。 〈実施例2〉図4は、実施例2におけるプリント配線板
の要部配線図である。
【0021】図のようにこの実施例では、上記実施例1
における輻射抑制部品10に加えて、信号線5に直列に
チップ型のインダクタ21が挿入されている。
【0022】このインダクタ21のインダクタンスを適
宜に設定すれば、不要輻射を抑制し得る周波数領域を低
い方へ広げることができる。
【0023】なお、インダクタ21の代わりに、抵抗器
を挿入してもよい。 〈実施例3〉図5は、実施例3における輻射抑制部品の
構成図である。
【0024】図のようにこの実施例における輻射抑制部
品10Aでは、抵抗器22が、信号導体11に直列に挿
入されている。抵抗器22の代わりにインダクタでもよ
い。即ち、この輻射抑制部品10Aは、上記実施例2で
信号線5に直列に挿入したインダクタあるいは抵抗器を
内蔵させたものである。これにより、上記実施例2の場
合と同様の効果を得ることができる。 〈実施例4〉図6は、実施例4におけるプリント配線板
の要部配線図である。
【0025】図のようにこの実施例では、上記実施例1
の構成(実施例2あるいは3の構成でもよい)に加え
て、電源線6aとGND線7aとが、2つのデジタルI
C2,3間の信号線5に沿った状態で、言い換えれば、
その信号線5を挟むようにガードした状態で配線されて
いる。
【0026】上記信号線5に沿った電源線6aとGND
線7aとの一端はそれぞれ、輻射抑制部品10の近傍
で、一方のIC2の電源ピン2bとGNDピン2cとに
接続され、またその電源線6aとGND線7aとの他端
はそれぞれ、他方のIC3の信号入力ピン3aの近傍か
ら、そのIC3の下側を通って電源ピン3bとGNDピ
ン3cとに接続されている。
【0027】このように電源線6aとGND線7aとを
信号線5に沿って配線することにより、信号線5−電源
線6a間、および信号線5−GND線7a間に容量成分
を付加したことになり、輻射抑制部品10(あるいは1
0A)だけの場合より、さらに高い不要輻射抑制効果が
得られる。
【0028】なお、電源線6aとGND線7aとを信号
線5に沿って配線する長さについては、信号線5の全長
でなく、その一部分でもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るプリ
ント配線板では、複数の容量性端子を備えた輻射抑制部
品により、信号線−電源線間と、信号線−GND線間と
の双方に容量成分を付加して、高周波電流の経路を常に
最短とすることができ、そのため高い周波数領域(50
0MHz以上)における不要輻射をも抑えることが可能
となる。
【0030】さらに、電源線とGND線とを信号線に沿
った状態で配線すれば、上記複数の容量性端子を備えた
輻射抑制部品と共に、信号線−電源線間と、信号線−G
ND線間との双方に容量成分を付加することとなり、不
要輻射抑制効果を高めることができる。
【0031】即ち、本発明によれば、高い周波数領域に
おける不要輻射をも抑えた信頼性の高いプリント配線板
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1におけるプリント配線板の要
部配線図。
【図2】同じプリント配線板に設けられた輻射抑制部品
の構成図。
【図3】同じプリント配線板の要部回路図。
【図4】本発明の実施例2におけるプリント配線板の要
部配線図。
【図5】本発明の実施例3における輻射抑制部品の構成
図。
【図6】本発明の実施例4におけるプリント配線板の要
部配線図。
【図7】従来例におけるプリント配線板の要部配線図。
【図8】同じプリント配線板の要部回路図。
【符号の説明】
1 基板 2,3 デジタルIC(回路構成素子) 5 信号線 6,6a 電源線 7,7a GND線 10,10A 輻射抑制部品 11 信号導体 12,13 信号線接続端子 15,16 コンデンサ 17,19 容量性端子 21 インダクタ 22 抵抗器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹内 靖 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 逢坂 徹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 寺山 芳実 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に、回路構成素子と、該回路構成
    素子に接続される信号線,電源線,GND線と、上記信
    号線からの不要輻射を抑える輻射抑制部品とを設けて成
    るプリント配線板において、 上記輻射抑制部品は、上記信号線に直列に挿入されて上
    記回路構成素子からの信号を通過させる信号導体と、該
    信号導体の両端に設けられた信号線接続端子と、上記信
    号導体を上記電源線とGND線とにそれぞれコンデンサ
    を介して接続させる複数の容量性端子と、を備えたもの
    であることを特徴とするプリント配線板。
  2. 【請求項2】 上記輻射抑制部品に加えて、上記信号線
    に直列にインダクタあるいは抵抗器が挿入されたことを
    特徴とする請求項1記載のプリント配線板。
  3. 【請求項3】 上記輻射抑制部品の信号導体に直列にイ
    ンダクタあるいは抵抗器が挿入されたことを特徴とする
    請求項1記載のプリント配線板。
  4. 【請求項4】 上記電源線とGND線とが、上記信号線
    に沿った状態で配線されたことを特徴とする請求項1な
    いし3のいずれかに記載のプリント配線板。
JP10193394A 1994-04-14 1994-04-14 プリント配線板 Pending JPH07283582A (ja)

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JP10193394A JPH07283582A (ja) 1994-04-14 1994-04-14 プリント配線板

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JP10193394A JPH07283582A (ja) 1994-04-14 1994-04-14 プリント配線板

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ID=14313722

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JP10193394A Pending JPH07283582A (ja) 1994-04-14 1994-04-14 プリント配線板

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JP (1) JPH07283582A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017017470A (ja) * 2015-06-30 2017-01-19 三菱電機株式会社 ノイズフィルタ及びプリント基板

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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