JPH07281513A - 接触帯電装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 - Google Patents

接触帯電装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置

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JPH07281513A
JPH07281513A JP6095681A JP9568194A JPH07281513A JP H07281513 A JPH07281513 A JP H07281513A JP 6095681 A JP6095681 A JP 6095681A JP 9568194 A JP9568194 A JP 9568194A JP H07281513 A JPH07281513 A JP H07281513A
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JP
Japan
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charging
contact
charged
charging device
film
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Application number
JP6095681A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Ogata
寛明 緒方
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】帯電フィルムに溜る異物を除去して帯電不良を
なくす。 【構成】回転自在の保持部材22によって、帯電フィル
ム21の固定端21bを保持し、自由端21c側の帯電
面21aを感光ドラム1表面に接触させて帯電ニップ部
Nを形成する。クリーナ6をすり抜けて残留トナーが帯
電面21aに蓄積される。保持部材22を介して帯電フ
ィルム21の帯電面21aを矢印R22方向の回転駆動
する。これにより帯電面21aを、スポンジによって形
成されたクリーニング部材25に摺擦させて異物を払拭
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真複写機、レー
ザビームプリンタ等の画像形成装置に装着される接触帯
電装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真複写機等の画像形成装置
に装着される帯電装置は、被帯電体表面(被帯電面)に
対して帯電部材が非接触か接触かの別によって、非接触
帯電装置と接触帯電装置とに大別されている。後者の接
触帯電装置の利点としては、前者の非接触帯電装置を代
表するコロナ帯電器と比較して、帯電電圧が低いこと、
オゾンの発生量が少ないこと、したがってオゾンを除去
する装置が不要で構成の簡略化が図れること、メンテナ
ンスフリーの実現が容易であること、などがあげられて
いる。
【0003】接触帯電装置の帯電部材としては、その形
状がローラ状の帯電ローラ、板状の帯電ブレード、フィ
ルム状の帯電フィルムなどが知られている。このうち帯
電フィルムは、上述の接触帯電装置の一般的な長所に加
えて、帯電ローラや帯電ブレードに比して、当接圧が低
くて被帯電体を傷つけにくいこと、構成が簡単であるこ
となどの長所を有する。
【0004】図9に、帯電フィルムによって帯電を行う
画像形成装置の概略構成を示す。この画像形成装置は、
矢印R1方向に所定のプロセススピードで回転駆動され
る被帯電体としての感光ドラム1を備えている。感光ド
ラム1表面は、接触帯電装置2によって一様に帯電さ
れ、つづいて、露光手段3の画像情報に応じたレーザ光
の照射によって静電潜像が形成される。この静電潜像は
次の現像装置4の現像ローラによってトナーが付着され
てトナー像となる。この感光ドラム1上に形成されたト
ナー像は、不図示の給紙手段によって所定のタイミング
で給紙されてきた転写材P上に、転写装置5の転写ロー
ラによって転写される。トナー像転写後の転写材Pは、
不図示の定着装置によって、表面のトナー像が定着され
て画像形成が終了する。一方、トナー像転写後の感光ド
ラム1は、転写材Pに転写されずに表面に残った残留ト
ナーがクリーナ6によって除去され、帯電から始まる次
の画像形成プロセスに供される。
【0005】上述の接触帯電装置2は、感光ドラム1の
母線方向に長い長方形状の可撓性の帯電部材(以下「帯
電フィルム」21という。)と、帯電フィルム21の一
端を固定端として保持し、他方の自由端側の帯電面21
aを感光ドラム1表面に当接させて帯電ニップ部Nを形
成する保持部材22と、この保持部材22を介して帯電
フィルム21に、振動電圧VACと直流電圧VDCとを重畳
した帯電電圧を印加する電源23とを備えている。な
お、振動電圧VACは、感光ドラム1の帯電開始電圧の2
倍以上のピーク間電圧VPPを有する。感光ドラム1表面
に当接された帯電フィルム21は、このような帯電電圧
が印加され、感光ドラム1の矢印R1方向の回転によっ
て、感光ドラム1表面全体を均一に帯電する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、帯電部
材として上述のような帯電フィルム21を用いると、帯
電面に残留トナーや紙粉等の異物(以下単に「異物」と
いう。)が溜って帯電不良が発生するという問題があっ
た。
【0007】図9に示す画像形成装置では、転写後の残
留トナーや紙粉等の異物は、感光ドラム1の回転方向
(矢印R1方向)についての接触帯電装置2の上流側に
配設されたクリーナ6によって除去される。ところが、
クリーナ6で除去されずに、クリーナ6をすり抜けて接
触帯電装置2にまで搬送されてくる異物がある。この異
物が帯電フィルム21の帯電ニップ部Nに溜って徐々に
蓄積されて帯電面21aを汚染する。帯電面21aが汚
染されると、汚染された部分で帯電のための放電が妨げ
られ、帯電不良が発生する。また、高温高湿下では、蓄
積された異物が吸湿して、縦スジ状の帯電不良を引き起
こす原因となる。なお、これらの異物は、帯電部材が、
帯電ローラである場合はこれが回転するため、また帯電
ブレードである場合はこれが感光ドラム1表面に微小間
隙を介して非接触で近接されるために、それぞれ蓄積さ
れにくい。
【0008】そこで本発明は、フィルム状の帯電部材に
おいて、異物が溜ることを防止して帯電不良をなくすよ
うにした接触帯電装置、プロセスカートリッジ及び画像
形成装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みてなされたものであって、可撓性のフィルム状の帯電
部材を被帯電体に当接させ、前記帯電部材に帯電電圧を
印加して前記被帯電体を帯電する接触帯電装置におい
て、前記帯電部材を移動可能に保持するとともに、帯電
時の該帯電部材を帯電位置に配置し、該帯電部材の帯電
面を前記被帯電体表面に当接させて帯電ニップ部を形成
する保持部材と、該保持部材を介して前記帯電部材を移
動動作させたときの、記帯電面上における前記帯電ニッ
プ部に対応する部位の移動範囲内にクリーニング部材と
を備える、ことを特徴とする。
【0010】前記帯電部材は、前記保持部材によって保
持された固定端と前記帯電ニップ部が形成される自由端
とを有するようにしてもよい。
【0011】前記保持部材による前記帯電部材の移動動
作は、該帯電部材の非帯電時に行うことができる。
【0012】前記移動動作は、回転動作、または揺動動
作とすることができる。
【0013】前記クリーニング部材がマグネットを有す
るようにしてもよい。
【0014】また、前記クリーニング部材に、現像剤の
帯電極性と逆極性の電圧を印加するようにしてもよい。
【0015】次に、画像形成装置本体に対して着脱自在
に装着するプロセスカートリッジにおいて、上述のいず
れか記載の接触帯電装置と、少なくとも被帯電体とをカ
ートリッジ容器に一体的に組み込んでカートリッジ化す
ることを特徴とする。
【0016】次に、画像形成装置は、上述のプロセスカ
ートリッジを画像形成装置本体に装着することにより、
被帯電体と、該被帯電体を一様に帯電する接触帯電装置
と、該被帯電体に静電潜像を形成する潜像形成手段と、
静電潜像を現像する現像手段とが備わることを特徴とす
る。
【0017】他の画像形成装置は、上述のいずれか記載
の接触帯電装置と、該接触帯電装置によって表面が帯電
される被帯電体と、該被帯電体に静電潜像を形成する潜
像形成手段と、静電潜像を現像する現像手段と、を備え
ることを特徴とする。
【0018】
【作用】以上構成に基づき、保持部材を移動させること
によって、帯電部材の帯電面を移動させることができ、
またクリーニング部材がこのときの帯電面の移動範囲内
に配設されているので、帯電面は移動によってクリーニ
ング部材に摺擦される。したがって、帯電面に付着した
異物はクリーニング部材によって払拭される。
【0019】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の実施例につい
て説明する。 〈実施例1〉図1に、本発明に係る接触帯電装置、この
接触帯電装置を装着した画像形成装置の概略を図示す
る。
【0020】同図に示す画像形成装置は、円筒状に形成
された被帯電体としたの電子写真感光体(以下「感光ド
ラム」という。)1を備えている。感光ドラム1は、接
地されたアルミニウム製のドラム基体11と、ドラム基
体11の外周面に層状に形成された感光層12としての
有機光導電体(OPC)とを備えている。感光ドラム1
は、全体として外径30mmに構成され、不図示の駆動
手段によって矢印R1方向に回転駆動される。
【0021】感光ドラム1の上方には、接触帯電装置2
が配設されている。接触帯電装置2は、帯電部材として
可撓性を有するフィルム状の部材(以下「帯電フィル
ム」という。)21を備えている。帯電フィルム21を
構成する材質としては、金属箔、導電性プラスチック、
樹脂材料等を使用することができ、これらに素材中に、
カーボン等の導電材料を分散させて抵抗値を中抵抗(1
5 〜1010Ω・cm程度)となるように構成している。
帯電フィルム21は、形状としては、感光ドラム1の軸
1a方向に長い長方形状に形成されており、その長辺の
長さは、感光ドラム1の軸1a方向の帯電領域よりも長
く設定されているものとする。帯電フィルム21は、短
辺の一方が固定端21bとして保持部材22に固定さ
れ、他方の自由端21c側の帯電面21aが感光ドラム
1表面に当接されている。この当接は、帯電フィルム2
1自体の弾性によって軽く行われ、この当接によって、
帯電フィルム21には感光ドラム1表面との間に帯電ニ
ップ部Nを形成している。保持部材22は、軸22aを
中心に回転自在に配設され、不図示の駆動手段によって
矢印R22方向に所定のタイミング、例えば、非帯電時
に回転駆動される。この回転駆動によって帯電フィルム
21は、全体が矢印R22方向に回転される。なお、図
1のように、帯電フィルム21が感光ドラム1との間に
帯電ニップ部を形成する位置を帯電位置とする。
【0022】保持部材22は、電源23に接続されてお
り、電源23は、直流VDCに交流VACが重畳されたバイ
アス電圧(VDC+VAC)を、保持部材22を介して帯電
フィルム21に印加する。帯電フィルム21は、これに
より、感光ドラム1表面に接触または近接する帯電面2
1a(以下「帯電面」とは、帯電フィルム21が図1に
示す帯電位置に配置されてこれに電圧が印加されたとき
に実際に帯電に供せられる面をいう。つまり、帯電ニッ
プ部Nに対応する部分、及びその近傍をいうものとす
る。)を介して、矢印R1方向に回転する感光ドラム1
表面を所定の極性(本実施例では負極性)に均一に帯電
処理する。
【0023】保持部材22が矢印R22方向に回転され
たときの、帯電フィルム22の帯電面21aの回転範囲
内には、クリーニング部材25が配設されている。すな
わち、保持部材22の回転に伴う帯電フィルム21の回
転によって、帯電面21aがクリーニング部材25に接
触するように構成されている(後に詳述)。
【0024】上述の接触帯電装置2によって一様に帯電
された感光ドラム1表面は、露光手段3のレーザ光によ
って、静電潜像が形成される。画像情報に対応して照射
されたレーザ光は、画像情報に対応した部分の負の電荷
を除去して感光ドラム1表面に静電潜像を形成する。
【0025】静電潜像は、現像装置4によって現像され
る。現像装置4は、現像ローラによって担持搬送した負
極性の帯電トナーを現像位置にて静電潜像に付着させ
て、静電潜像をトナー像として顕像化する。
【0026】感光ドラム1上に形成されたトナー像は、
転写装置5によって転写材P上に転写される。感光ドラ
ム1には、不図示の給紙搬送手段から所定のタイミング
で転写材が供給され、供給された転写材Pには、上述の
感光ドラム1上のトナー像が、トナーと逆極性に帯電さ
れた転写装置5によって転写される。
【0027】トナー像転写後の記録材Pは、定着装置
(不図示)によって、表面のトナー像が溶融固着されて
定着され、画像形成が終了する。
【0028】一方、トナー像転写後の感光ドラム1は、
転写材Pに転写されずに表面に残った残留トナーや紙粉
等の異物が、クリーナ6のクリーニングブレードによっ
て掻き落とすようにして除去され、帯電から始まる次の
画像形成プロセスに供される。
【0029】ところで、感光ドラム1表面に付着した残
留トナーや紙粉等の異物は、クリーナ6によって完全に
除去することができず、クリーナ6をすり抜けた異物の
一部が、感光ドラム1の矢印R1方向の回転に伴って接
触帯電装置2にまで到達する。すると、到達した異物が
蓄積されて帯電フィルム21の帯電面21aを汚染す
る。この汚染により前述にように帯電不良が発生する。
【0030】そこで、本発明では、上述の異物を除去し
て帯電不良を防止するようにしている。すなわち、本発
明に係る接触帯電装置2には、異物を除去するための機
構が組み込まれている。
【0031】図1を参照して説明したように、帯電フィ
ルム21は、保持部材22によって一方の固定端21b
が保持され、他方の自由端21c側の帯電面21aが感
光ドラム1表面に接触して、感光ドラム1表面との間に
帯電ニップ部を形成している。また、保持部材22は、
軸22aを中心に画像形成装置本体側の駆動手段(不図
示)によって、矢印R22方向に回転駆動される。この
回転駆動によって帯電面21aも矢印R22方向に回転
移動する。このときの帯電面21aの回転範囲内に、前
述のクリーニング部材25が配設されている。クリーニ
ング部材25は、例えば発泡性のウレタン等のスポンジ
状のものによって構成されている。クリーニング部材2
5には、保持部材22の矢印R22方向の回転により、
帯電面21aが摺擦され、このとき、帯電面21aに付
着していた異物がクリーニング部材25によって払拭さ
れる。保持部材22の回転動作は、感光ドラム1を帯電
処理する必要がないとき、すなわち非画像形成時に行う
ものとする。非画像形成時とは、例えば、画像形成装置
の立上げ時、プリント間、ウエイトタイム等がある。保
持部材22は、これらのタイミングで1回または数回の
回転動作をい、回転後には、図1に示す位置に復帰する
ように制御される。なお、保持部材22の回転回数は、
異物の付着状況に応じて、適宜に設定すればよい。
【0032】次に、図2(a)〜(d)を参照して、異
物の除去動作を簡単に説明する。なお、同図(a)、
(b)、(c)、(d)は、それぞれ保持部材22の回
転角度が、0°、90°、180°、270°の場合を
図示している。
【0033】(a)の、回転角度が0°の場合、つまり
帯電フィルム21が帯電位置に配置されている場合、帯
電フィルム21は、感光ドラム1表面に当接されている
ので、帯電ニップ部Nの上流側の帯電面21には、クリ
ーナ6をすり抜けてきた異物Yが付着して徐々に蓄積さ
れる。この異物Yは、前述のように、特に、高温高湿下
では、縦スジ等の帯電不良の原因となる。
【0034】(b)のように、保持部材22がほぼ90
°回転すると、帯電フィルム21は、その弾性によっ
て、帯電面21aがクリーニング部材25に接触を開始
し、さらに回転をつづけると、帯電面21aに付着して
いる異物Yが、クリーニング部材25に摺擦され、
(c)のように、例えば180°回転すると、異物Yは
帯電フィルム21から完全に払拭される。帯電フィルム
21は、適度な弾性を有する可撓性のフィルムによって
構成されているので、この帯電フィルム21は、保持部
材22の矢印R22方向の回転に伴って同図(a)、
(b)、(c)のように、しなやかに撓みながら、帯電
面21a付近をまんべんなくクリーニング部材25に摺
擦させることができ、したがって異物Yを有効に払拭す
ることができる。
【0035】異物Yを払拭した後、保持部材22をさら
に回転させると、帯電フィルム21は、クリーニング部
材25から離れ、(d)の270°回転させた状態を経
由して、(a)に示すはじめの帯電位置に復帰する。こ
れにより、再び、感光ドラム1に対する帯電が可能とな
る。
【0036】以上の(a)〜(d)を経由して再び
(a)に復帰する動作を、非画像形成装置時に1回転な
いし数回転行うことで、帯電面21aの異物Yを除去し
て、異物Yによる帯電不良を防止することができる。
【0037】次に、図3を参照して、帯電フィルム21
とクリーニング部材25との位置関係等について説明す
る。同図のように、保持部材22を90°回転させて、
帯電フィルム21の固定端21bを上方に配置し、自由
端21a側を同図中、左方に水平に延ばしたときを状態
を基に考える。この状態において、帯電フィルム21の
固定端21bと帯電面21a(同図では、帯電面21の
うち、帯電ニップ部Nに対応する部分を図示してい
る。)との距離をDとすると、固定端21bとクリーニ
ング部材25の保持部材22側の側面25aとの間の距
離dを、上述の距離Dの2/3以下とすれば、異物の付
着しやすい帯電面21aをクリーニング部材25によっ
て確実に摺擦し、異物を良好に除去することができる。
さらに、上述の距離dを、D/2以下とするときは、ク
リーニング部材25によるクリーニング性能は一層向上
する。
【0038】以上説明したように、可撓性のフィルム状
の帯電フィルム21を感光ドラム1表面に当接させ、こ
の帯電フィルム21に帯電電圧を印加することにより感
光ドラム1を帯電処理する接触帯電装置2において、帯
電フィルム21を保持部材22によって回転させ、この
回転時の帯電面21aの回転範囲内にクリーニング部材
25を配置することにより、クリーニング部材25によ
って、帯電フィルム21の帯電面21aを摺擦すること
ができるので、帯電面21aに付着している異物をクリ
ーニング部材25によって有効に除去することができ
る。したがって、帯電フィルム21の帯電面21aに対
する異物の付着に起因する帯電不良を防止することがで
きる。 〈実施例2〉図4は、本発明の実施例2を示したもので
ある。本実施例は、感光ドラム1上に形成した静電潜像
の現像に使用するトナーが磁性トナーである場合に有効
な実施例であり、上述の実施例1のクリーニング部材2
5の中に、マグネット26を配設したものである。
【0039】このようにクリーニング部材25内にマグ
ネット26を設けることにより、帯電面21aを汚染す
る異物Yの主要部分である磁性の残留トナーを磁力の助
けでより効果的に除去することが可能となり、かつ帯電
フィルム21から一旦除去した残留トナーがクリーニン
グ部材25から離れての飛散するのを防止するという効
果もある。 〈実施例3〉図5は、本発明の実施例3を示したもので
ある。本実施例は、実施例1のクリーニング部材25
に、クリーニングを促進するための電圧を印加したもの
である。ここで言うクリーニングを促進する電圧とは、
現像に使用するトナーの帯電極性と逆極性の電圧のこと
であり、具体的に本実施例では、負帯電極性のトナーを
用いていることから、クリーニング動作時(保持部材2
2の回転動作時)に、電源27により、クリーニング部
材25に対し、+1kVの直流電圧を印加している。
【0040】このような電圧をクリーニング部材25に
印加することにより、帯電フィルム21に付着した負極
性のトナーを、効果的にクリーニングすることができ
た。
【0041】さらに、クリーニング部材25に印加する
電圧は、上述の直流電圧に1〜数kVの交流電圧を重畳
しても効果がある。また、クリーニング部材25を一定
電位とし(例えば接地し)、帯電フィルム21側にクリ
ーニング部材25に対しトナーの帯電極性と同極性の電
圧を印加してもよいのはもとろんである。 〈実施例4〉図6、図7に、本発明の実施例4を示す。
図6の実施例は、クリーニング部材25の、保持部材2
2に対向する側にエッジ部25bを形成し、このエッジ
部25bで、帯電フィルム21の帯電面21aを摺擦す
るようにしたものである。これによると、帯電面21a
に付着した異物をそぎ落とす効果がある。また図7の実
施例は、クリーニング部材25の、保持部材22に対向
する部分に、凹凸部25cを設けたものであり、これに
より帯電フィルム21の帯電面21aを数度にわたり摺
察することができ、効果的に異物を除去することが可能
である。
【0042】なお、図6、図7中の13で示す部材は、
帯電面21aから除去された異物が、クリーニング部材
25からこぼれ落ちて、再び感光ドラム1上に落下する
のを防止するための受け部材である。 〈実施例5〉図8は、本発明に係る接触帯電装置2をプ
ロセスカートリッジCに適用した例である。
【0043】プロセスカートリッジCは、カートリッジ
容器70に、感光ドラム1と、上述の接触帯電装置2
と、現像装置4と、クリーナ6とを一体的に組み込んで
構成している。上述の感光ドラム1は、カートリッジ容
器70によって矢印R1方向に回転自在に支持され、接
触帯電装置2は、前述のように、帯電フィルム21、保
持部材22、クリーニング部材25を有し、現像装置4
は、トナーを収納するトナー容器41、感光ドラム1上
の静電潜像にトナーを付着させる現像ローラ42、現像
ローラ42上のトナーの層厚を規制するドクターブレー
ド43を有し、そしてクリーナ6は、廃トナー容器6
1、クリーニングブレード62を有する。なお、本発明
に係るプロセスカートリッジCとしては、少なくとも感
光ドラム1等の被帯電体と、これを帯電する上述の接触
帯電装置2、すなわち、帯電フィルム21に付着した異
物を除去する機構を備えた接触帯電装置2を有するもの
であれば足る。
【0044】上述の構成のプロセスカートリッジCは、
帯電部材として帯電フィルム21を備えているので全体
としての構成が簡単で安価なものとなり、また帯電フィ
ルム21に付着した異物を除去するためのクリーニング
部材25を備えているので、異物が帯電面を汚染するこ
とによる起因する帯電不良を防止することができる。
【0045】さらに、上述構成のプロセスカートリッジ
Cを画像形成装置本体に対して着脱自在に装着する画像
形成装置は、帯電不良のない、したがって帯電不良に基
づく画像不良を有効に防止することができる。
【0046】なお、本発明に係る接触帯電装置2は、上
述構成のプロセスカートリッジCを介して装置本体に装
着する場合に限らず、プロセスカートリッジCを用いな
いで直接的に装置本体に装着するタイプの画像形成装置
に装着した場合であっても、簡単な構成で帯電不良に基
づく帯電不良を有効に防止することができる。
【0047】以上に実施例において、接触帯電装置2
は、帯電フィルム21の帯電面21a近傍に付着した異
物を、クリーニング部材25に摺擦させて有効に除去す
ることができる限り、帯電フィルム21、保持部材2
2、クリーニング部材25等の形状、配設位置等は、上
述のものに限定されるものではない。例えば、保持部材
22は、回転動作ではなくて、揺動動作するようにして
もよい。すなわち、設計上の制約等によって、帯電フィ
ルム21を回転させるに十分なスペースを確保すること
ができない場合は、例えば、時計周り方向に帯電フィル
ム21を移動して異物を摺擦除去した後、今度は帯電フ
ィルム21を反時計周り方向に戻す、いわゆる揺動動作
をさせて帯電いつに復帰させるようにしてもよい。ま
た、また帯電フィルム21を保持部材22に取りつける
に際し、帯電フィルム21に自由端21cを設けること
なく両端とも固定端とし、全体としてループ状に構成し
てもよい。この場合には、ループの中央部を感光ドラム
1表面に当接させて帯電面21aを形成するようにすれ
ばよい。このように構成することにより、感光ドラム1
表面に対する当接をより安定して行うことが可能とな
る。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
可撓性のフィルム状の帯電部材を被帯電体に当接させ、
この帯電部材に帯電電圧を印加することにより帯電処理
を行う接触帯電装置において、保持部材を介して帯電部
材の帯電面を移動させることにより、帯電面をクリーニ
ング部材に摺擦し、帯電面に付着した異物を払拭するこ
とができ、帯電面に対する異物の付着による帯電不良を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の、接触帯電装置及び感光ドラム周辺
の構成を示す縦断面図。
【図2】(a)、(b)、(c)、(d)は、実施例1
のクリーニング部材による異物の除去動作を示す図。
【図3】実施例1の、帯電フィルムの長さとクリーニン
グ部材の配設位置との関係を示す図。
【図4】実施例2の接触帯電装置の構成を示す縦断面
図。
【図5】実施例3の接触帯電装置の構成を示す縦断面
図。
【図6】実施例3の接触帯電装置の構成を示す縦断面
図。
【図7】実施例4の他の接触帯電装置の構成を示す縦断
面図。
【図8】実施例5のプロセスカートリッジの構成を示す
縦断面図。
【図9】従来の、接触帯電装置及び感光ドラム周辺の構
成を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 被帯電体(感光ドラム) 2 接触帯電装置 3 露光手段 4 現像装置 5 転写装置 6 クリーナ 11 ドラム基体 12 感光層 21 帯電部材(帯電フィルム) 21a 帯電面 21b 固定端 21c 自由端 22 保持部材 23 電源 25 クリーニング部材 26 マグネット C プロセスカートリッジ N 帯電ニップ部 P 転写材 Y 異物

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性のフィルム状の帯電部材を被帯電
    体に当接させ、前記帯電部材に帯電電圧を印加して前記
    被帯電体を帯電する接触帯電装置において、 前記帯電部材を移動可能に保持するとともに、帯電時の
    該帯電部材を帯電位置に配置し、該帯電部材の帯電面を
    前記被帯電体表面に当接させて帯電ニップ部を形成する
    保持部材と、 該保持部材を介して前記帯電部材を移動動作させたとき
    の、記帯電面上における前記帯電ニップ部に対応する部
    位の移動範囲内にクリーニング部材とを備える、 ことを特徴とする接触帯電装置。
  2. 【請求項2】 前記帯電部材は、前記保持部材によって
    保持された固定端と前記帯電ニップ部が形成される自由
    端とを有する、 ことを特徴とする請求項1記載の接触帯電装置。
  3. 【請求項3】 前記保持部材による前記帯電部材の移動
    動作は、該帯電部材の非帯電時に行う、ことを特徴とす
    る請求項1または請求項2記載の接触帯電装置。
  4. 【請求項4】 前記移動動作が回転動作である、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか記
    載の接触帯電装置。
  5. 【請求項5】 前記移動動作が揺動動作である、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか記
    載の接触帯電装置。
  6. 【請求項6】 前記クリーニング部材がマグネットを有
    する、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか記
    載の接触帯電装置。
  7. 【請求項7】 前記クリーニング部材に、現像剤の帯電
    極性と逆極性の電圧を印加する、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか記
    載の接触帯電装置。
  8. 【請求項8】 画像形成装置本体に対して着脱自在に装
    着するプロセスカートリッジにおいて、 請求項1ないし請求項7のいずれか記載の接触帯電装置
    と、少なくとも被帯電体とをカートリッジ容器に一体的
    に組み込んでカートリッジ化する、 ことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のプロセスカートリッジを
    画像形成装置本体に装着することにより、被帯電体と、
    該被帯電体を一様に帯電する接触帯電装置と、該被帯電
    体に静電潜像を形成する潜像形成手段と、静電潜像を現
    像する現像手段とが備わる、 ことを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし請求項7のいずれか記
    載の接触帯電装置と、該接触帯電装置によって表面が帯
    電される被帯電体と、該被帯電体に静電潜像を形成する
    潜像形成手段と、静電潜像を現像する現像手段と、を備
    える、 ことを特徴とする画像形成装置。
JP6095681A 1994-04-08 1994-04-08 接触帯電装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 Pending JPH07281513A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003140450A (ja) * 2001-11-01 2003-05-14 Fuji Xerox Co Ltd クリーニング部材及びこれを用いた画像形成装置

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JP2003140450A (ja) * 2001-11-01 2003-05-14 Fuji Xerox Co Ltd クリーニング部材及びこれを用いた画像形成装置

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