JPH07277232A - 多目的用途車両 - Google Patents

多目的用途車両

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JPH07277232A
JPH07277232A JP10207794A JP10207794A JPH07277232A JP H07277232 A JPH07277232 A JP H07277232A JP 10207794 A JP10207794 A JP 10207794A JP 10207794 A JP10207794 A JP 10207794A JP H07277232 A JPH07277232 A JP H07277232A
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JP
Japan
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traveling
wheels
vehicle
wheel
braking
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JP10207794A
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English (en)
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Kunihiko Kamei
邦彦 亀井
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  • Non-Deflectable Wheels, Steering Of Trailers, Or Other Steering (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】走行機構等の簡単な着脱で、タイヤ走行を行う
通常車両と、クローラ走行可能な特殊車両とに変更でき
る多目的用途車両を提供する。 【構成】駆動源、舵取り機構、全輪同時制動をなす制動
機構を備えた通常車両Aに於いて、走行車輪14,15
と誘導輪12,13とにクローラ16を捲回し、解除自
在の舵取り機構の固定機構を備えると共に、走行機構の
左右格別に制動を行う方向制御機構とを備えてクローラ
走行可能に車両に変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通常の車輪走行と、車
輪走行のできない場所でのクローラ(無限軌道)走行を
適宜選択できる多目的用途車両に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車輪走行による通常の車両では、雪上、
荒れ地等を走行することが不可能である。そこでこのよ
うな場所での車両運行には、クローラを装着した特殊車
両が使用されている。特殊車両としては、専用車両とし
て製造される場合もあるが、特に通常の車両を改良し、
走行部分をゴムのクローラとすることで、所定の特殊車
両を製出することも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の特殊車両は、特
定の目的にしか使用できない。例えば雪上車の場合には
冬季期間しか使用できず、非積雪時期には使用できな
い。而も通常車両を改良した特殊車両でも、従前の改良
が、元の足回り(走行機構、制動機構)を全く取り外し
新たな走行機構を組み込んだものであるから、単にクロ
ーラの駆動輪にタイヤを履かせても通常使用ができな
い。勿論ゴムクローラを採用すると、道路走行は可能で
あるが、タイヤ走行のような高速走行は不可能であり、
通常車両と同様の使用はできない。そこで本発明は、走
行機構等の簡単な着脱で、タイヤ走行を行う通常車両
と、クローラ走行可能な特殊車両とに変更できる多目的
用途車両を提案したものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る多目的用途
車両は、駆動源、舵取り機構、全輪同時制動をなす制動
機構を備えた通常車両を改良したもので、走行機構を、
走行車輪若しくは走行車輪に着脱可能とした駆動輪と車
体側に装着した誘導輪とに捲回したクローラからなり、
走行車輪との選択装着可能とし、解除自在の舵取り機構
の固定機構を備え、更にクローラを備えた走行機構を採
用した際に走行機構の左右各別に制動を行う方向制御機
構とを備えたものである。
【0005】また特に前記の車両に於いて、通常車両の
制動機構の各走行車輪装着部に、少なくとも2個の各独
立した制動動作用シリンダーを設けると共に、一方のシ
リンダーの動作制御を全輪同時作動の動作制御用マスタ
ーシリンダーを備えたの制動系とし、他方のシリンダー
の動作制御を、左右車輪各別に制動動作を行う2個の動
作制御用マスターシリンダーを備えた制動系として方向
制御機構を組み込んだことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】走行機構に走行車輪(タイヤ)を選択し、舵取
り機構の固定を解除し、方向制御機構を非動作とする
と、通常車両として使用できる。走行機構を、走行車輪
若しくは走行車輪の代わりに装着した駆動輪と、車体側
に装着した誘導輪とに捲回したクローラとで構成し、舵
取り機構を固定し、走行機構の左右各別に制動を行う
と、クローラ走行の方向制御を行うことができるので、
通常車両が特殊車両に変わる。
【0007】
【実施例】次に本発明の実施例について説明する。 <第一実施例>図1及び図2は本発明の第一実施例を示
すもので、第一実施例の車両Aは、市販されている4輪
駆動車を使用したもので、この車両に特殊車両として使
用できる改良を加えたものである。改良は、従前の車体
に走行機構の組み込み可能構造と、制動機構への別の制
動系(方向制御機構)の付加と、舵取り固定機構の付加
である。
【0008】走行機構1は、通常車両の車体における前
後輪の中間に、ショックアブソーバー11を介して前後
誘導輪12,13を垂設した走行用部材aを着脱自在に
設け、前後走行車輪(通常のタイヤ)14,15と前記
誘導輪12,13との間に、ゴム製のクローラ16を捲
回する。尚クローラ16は、両側内方に突出部を備え、
車輪14,15並びに誘導輪12,13からの離脱が防
止されている。方向制御機構2は、従前の制動機構3を
利用するものである。従前の制動機構3は、例えば油圧
作動のディスクブレーキを採用しているとすれば、ブレ
ーキ部(31a,31b,31c,31d)の構造は、
ディスク32を挟んで対向するパッド33及びパット部
分を動作せしめる制動動作用シリンダー34を具備した
反作用型キャリバ35を採用すると共に、対向パット側
に前記制動動作用シリンダー34と異なる独立した油圧
系の制動動作用シリンダー21を設けておくものであ
る。そして前記制動動作用シリンダー34は、ブレーキ
ペダル36で動作せしめられるマスターシリンダ37か
らの作動油が、ブレーキパイプ38を通って供給加圧さ
れることによって通常の制動動作(車両のブレーキ作
動)がなされるものである。
【0009】方向制御機構2は、前記の各ブレーキ部3
1a,31b,31c,31dに設けた対向側の制動動
作用シリンダー21と、ハンドルレバー等の操作体22
を備えた方向指示部23と、方向指示部23の選択的動
作で制動油圧を発生する2個マスターシリダー部24
a,24bとを備え、右側の前後車輪のブレーキ部31
a,31cに付設した対向側の制動動作用シリンダー2
1a,21cとマスターシリンダー24aとをパイプ2
5aで接続し、左側の前後車輪のブレーキ部31b,3
1dに付設した制動動作用シリンダー21b,21dと
マスターシリンダー24bとをパイプ25bで接続す
る。
【0010】舵取り機構の固定機構は、通常の車両が具
備しているハンドルロック機構をその儘用いるものであ
るが、その動作制御は、イグニションスイッチの動作と
連動させずに、選択的に固定できるようにする。
【0011】而して走行部材aを車体Aに装着して前記
走行機構1を組み込み、舵取り機構を直進方向で固定し
て、車両Aを走行させると、各前後走行車輪14,15
の回転駆動で、接地状態のクローラ16が作動して、車
両Aのクローラ走行が可能となり、車両Aは特殊車両と
して使用できるものである。また方向制御機構の操作体
(ハンドルレバー等)22の操作によって、マスターシ
リンダー24a,24bのいずれかが作動して各ブレー
キ部31の対向側の制動動作用シリンダー21に作動油
が送られ、右側車輪若しくは左側車輪の一方がブレーキ
部による制動を受けて車体Aの方向転換が行えるもので
あり、特に前記走行中にブレーキペダル36を踏み込む
と、方向制御機構の動作と係わらず独立して動作するも
ので、全輪の制動が行われる。
【0012】そして走行部材aを取り外し、クローラ1
6を取り外し、舵取りの固定を解除すると通常の車両と
して使用できるものである。勿論走行部材aは着脱自在
としても良いが、予め車体Aに組み込み、飛行機のラン
ディングギヤーのように車体の底部に抱き込むように
し、使用時(クローラ走行)にのみ突出させるようにし
ても良いものであり、またブレーキ部はディスクブレー
キに限定されず、リーディングタイプのブレーキでも、
各ブレーキ部にそれぞれ独立作動の2シリンダーを具備
していれば、前記と同様に構成できるものである。
【0013】<第二実施例>図3乃至図5は、本発明の
第二実施例を示すもので、この第二実施例は、走行機構
が車体Bの下方に収納できない場合の例を示したもので
ある。この場合の走行機構4は、通常の走行車輪輪装着
部41に着脱自在にして、且つ先部に駆動輪42の装着
部を設けた延長部材43を用いて、駆動輪42を車体B
の外側に突出形成し、更に駆動輪42の前後の車体外側
に突出して装着した誘導輪44とに、クローラ45を捲
回したものである。
【0014】従って走行機構を車体Bの下方に形成する
ことができなくとも、通常車両をクローラ走行車両に変
換でき、走行機構を取り外して、走行車輪を組み込むと
通常車両として使用できるものである。勿論前記第二実
施例に於いても、舵取り機構の固定機構並びに方向制御
機構を具備せしめてなるものである。更に前記各実施例
は4輪駆動車についての例を示したが必ずしも4輪駆動
車のみに適用できるものではなく、図6に例示するよう
に、クローラ44を前後走行軸に装着した駆動輪に捲回
すると、2輪駆動車にも本発明を適用できるものであ
る。
【0015】本発明は前記各実施例に限定されるもので
はなく、通常の車両に所定の走行機構、舵取り機構の固
定機構、方向制御機構を具備せしめれば良いものであ
り、各機構も前記実施例に限定されず、例えばクローラ
はゴム製でなく金属製でも良く、而もその構造も一体ベ
ルトでも分割可能な組み合わせベルトでも良いし、更に
は特定の駆動輪と噛み合う構造としても良い。またクロ
ーラに対応して走行車輪をその儘使用したり、特別な駆
動輪を採用しても良い。勿論誘導輪も適宜なクッション
部材を介して車体に装着すれば良い。
【0016】舵取り機構固定機構も、車体自体のハンド
ルロックを使用せずに、前後車輪(走行車輪若しくは駆
動輪)の駆動軸間を一本のステー45(図6参照)で連
結して舵取り車輪の動作を抑止しても良い。方向制御機
構も左右の走行機構を各個に制動可能であれば良いもの
で、特に車体自体が具備している制動機構を利用せず
に、独自の制動機構による方向制御機構を採用しても良
く、勿論油圧作動とせずに空気圧作動としても良い。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明は、通常車両に、従
前の車両駆動機能をその儘採用してのクローラ装着可能
とした走行機構と、舵取り機構の固定機構と、走行機構
の左右各別に制動を行う方向制御機構とを着脱自在若し
くは解除自在に具備せしめたもので、走行機構の装着並
びに舵取り機構の固定、方向制御機構の作動によってク
ローラ走行可能な特殊車両として使用でき、前記各機構
の取り外し解除によって通常車両として使用できるもの
で、特殊車両の稼働率を高めることができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の側面図。
【図2】同制動機構と方向制御機構の油圧管路構成図。
【図3】同ブレーキ部の構造説明図
【図4】同第二実施例の側面図。
【図5】同正面図。
【図6】同走行機構の延長部材の説明図。
【図7】同第三実施例の側面図
【符号の説明】
1 走行機構 11 ショックアブソーバー 12,13 前後誘導輪 14,15 走行車輪(通常のタイヤ) 16 クローラ 2 方向制御機構 21 制動動作用シリンダー 22 操作体 23 方向指示部 24a,24b マスターシリンダー 25a,25b パイプ 3 制動機構 31a,31b,31c,31d ブレーキ部 32 ディスク 33 パッド 34 制動動作用シリンダー 35 キャリバ 36 ブレーキペタル 37 マスターシリンダー 38 ブレーキパイプ 4 走行機構(第二実施例) 41 走行車輪輪装着部 42 駆動輪 43 延長部材 44 誘導輪 45 クローラ 46 ステー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行車輪を有する所定の車体に、駆動
    源、舵取り機構、全輪同時制動をなす制動機構を備えた
    車両に於いて、走行車輪若しくは走行車輪に着脱可能と
    した駆動輪と車体側に装着した誘導輪とに捲回したクロ
    ーラからなり、走行車輪との選択装着可能とした走行機
    構と、解除自在の舵取り機構の固定機構と、前記クロー
    ラを備えた走行機構を採用した際に、走行機構の左右各
    別に制動を行う方向制御機構とを備えてなることを特徴
    とする多目的用途車両。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の多目的用途車両に於い
    て、各走行車輪の装着部に設けた制動動作を行う制動動
    作用シリンダーを、少なくとも2個独立して設けると共
    に、一方のシリンダーの動作制御を全輪同時作動の制動
    系とし、他方のシリンダーの動作制御を、左右車輪各別
    に独立して制動動作を行う制動系とした方向制御機構を
    組み込んだことを特徴とする多目的用途車両。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の多目的用途用車両
    に於いて、4輪駆動車の前後輪の中間にショックアブソ
    ーバーを介して前後誘導輪を垂設し、各前後走行車輪と
    各誘導輪間にクローラを捲回して走行機構を形成したこ
    とを特徴とする多目的用途車両。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の多目的用途車両に
    於いて、走行車輪装着部に着脱自在にして、且つ先部に
    走行車輪若しくは駆動輪の装着部を設けた延長部材を用
    いて、車体外側に突出形成した走行車輪若しくは駆動輪
    と、車体への着脱が自在にして車体外側に突出して設け
    た誘導輪とに、クローラを捲回して走行機構としたこと
    を特徴とする多目的用途車両。
JP10207794A 1994-04-14 1994-04-14 多目的用途車両 Pending JPH07277232A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100321779B1 (ko) * 1999-12-13 2002-01-23 노수업 휠 겸용 궤도주행장치
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WO2022124159A1 (ja) * 2020-12-11 2022-06-16 株式会社クボタ 作業車

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